Operator's Manual
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5. ディップ スティック の F U L Lマ ー ク まで 所 定 量 のオイル を
入れる。手順については「油圧オイルの量を点検する」
を参照。
6. エンジンを始動して2分間運転し、システム内のエアを
パージする。エンジンを停止させ、オイル漏れがないか
点検する。
7. オイルが暖かいうちに量を再点検する。必要に応じて
補給する。入れすぎないように注意すること。
油 圧シ ステ ムの テ ストポート
油圧回路の検査用ポートが付いています。必要に応じ
Toro代理店にご相談ください。
テスト・ポートG2(図52):走行チャージ回路の故障探究
用
テ ス ト ・ ポ ー ト G 1( 図 5 2 ): 昇 降 回 路 の 故 障 探 究 用
1
2
図 52
1. テストポートG2
2. テストポートG1
走行ド ラ イブ のニ ュート ラル 調 整
走行レバーがニュートラル位置にあるときには本機は停止
していなければいけません。動きだすようでしたら調整が
必 要 で す。
1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車ブレ
ーキを掛 ける。
2. 機体をジャッキアップしてどちらか一方の前輪と後輪を
浮かす。機体をジャッキ・スタンドで支える。手順につい
て は「 ジ ャ ッ キ アップ 」の 項 を 参 照 。
3. トラクション調整カムのロックナットをゆるめる
( 図 5 3 )。
1
図 53
1 . トラクション調整カ ム
• 警告 •
トラクション調整カムの最終調整は、エンジンを回転さ
せながら行う必要がある。危険を伴う作業であるから、
マフラーなどの高温部分や回転部、可動部に顔や手足
を 近 づ けぬ よう十 分 注 意 すること 。
4. エンジンを始動し駐車ブレーキを解除する。
5. ホ イー ル がま わ らな くなる よう に カムを 回 転 させ て 調 整
する。
6. カムのロックナットを締める。
7. エンジンを止める。
8. ジャッキ を ゆ るめて 機 体 を 床 に下ろ す 。
9. 試験運転で調整を確認する。
油圧ラインの点検
油圧ライン・油圧ホースは毎回使用前に点検してください。
オイル漏れ、 ねじれ、 支持部のゆるみ、 磨耗、 フィッティン
グのゆるみ、 風雨や薬品による劣化などがないか十分に
点検してください。異常を発見したら必ず運転を行う前に
修 理してく だ さ い。
注: 油圧システムの周辺にゴミをためないようにしてくだ
さい。