Operator's Manual
固 固
固
い い
い
土 土
土
壌 壌
壌
土壌が固すぎると、コアリング・ヘッドが『バ
ウンド』するように動くことがあります。これ
は地中の固結層でタインが跳ね返されているた
めです。このような状態になった場合は、次の
ような措置をとってください:
•晴天が続いて土壌が固くなっている時には
エアレーションを行わない;雨の後や散水
の後など、土壌が柔らかい時を狙って作
業を行う。
•4タイン・ヘッドを使っている場合には3
タイン・ヘッドに交換してみる(アーム1
本あたりのタイン本数を減らす)。タイン
の配置が対称形になるようにしてアームに
掛かる負荷を平均化する。
•土壌の固結がひどい場合には、穴あけ深さ
の設定を浅くする。エアレーション後に
コアを回収し、散水を行ってから、穴あ
け深さを深く設定してもう一度コアリン
グを行う。
非常に固い下層土壌の上に盛り土をして造成し
た場所(岩の多い土地の上にサンドや土を盛り
上げたような場合)では、穴の形が悪くなる場
合があります。特に、盛り土(表層土)の厚さ
よりも深く穴をあけようとすると、この問題が
出やすくなります。これは、土層の境界部にタ
インが当たるときにエアレータが持ち上げられ
てしまい、そのために穴の上部の形が崩れるた
めです。このような場合には、深い層を叩かな
いように、穴あけ深さを浅くしてください。
穴 穴
穴
あ あ
あ
け け
け
の の
の
始 始
始
め め
め
と と
と
終 終
終
わ わ
わ
り り
り
穴あけの始めと終わりで穴の形状が崩れる時は
クラッチの接続が遅すぎる可能性があります。
以下の点を点検してください:
•HフレームについているNO.3スイッチの
場所
•クラッチの磨耗またはスリップ
穴あけの始まりで長穴になる(前に引っ張られ
ている)、あるいは、タインがターフに届く前
にコアリング・ヘッドのクラッチが外れてし
まう場合には、エンゲージ位置スイッチの調
整が必要な場合があります。
•Hフレームについているスイッチ・アセン
ブリとターゲット・プレートとの距離が
1.5mm以内であることを確認する。
•NO.3スイッチが正しく作動しているのを
確認する。
•必要に応じてスイッチ取り付けプレートを
ゆるめて一番高い位置に引っ張り上げて固
定しなおす。スイッチの位置が高いほどク
ラッチの入りが早くなる。
スイッチの位置が一番高い位置にあるのにク
ラッチが入らないのは、電気クラッチそのも
のの劣化が疑われる。Toro代理店に連絡する
か、
サ ー ビ ス マ ニ ュ ア ル
を参照してください。
ミ ミ
ミ
ニ ニ
ニ
・ ・
・
タ タ
タ
イ イ
イ
ン ン
ン
( (
(
ク ク
ク
ワ ワ
ワ
ッ ッ
ッ
ド ド
ド
・ ・
・
タ タ
タ
イ イ
イ
ン ン
ン
) )
)
Toroのミニ・タインは2列構成となっている
ため、高速で穴あけを行うことができます。こ
のコアリング・ヘッドを使用する場合には、穴
あけ間隔を6.3cmにセットしてください。
3.2cmの列間をきれいに維持するためには、
走行速度を適切にコントロールすることが重要
です。穴あけ間隔をすこし変えたい場合には、
「穴あけ間隔の調整」を参照してください。
ミニ・タインやむくタインを使用する場合、
ターフの根の構造によっては芝剥がれがおきや
すくなります。ミニ・タインやむくタインを使
用する場合、ターフの根の構造によっては芝剥
がれがおきやすくなります。中央の2本のアー
ムで芝剥ぎを起こす、あるいは根のいたみがひ
どいようなら、以下の措置をとってください:
•穴あけ間隔を広くする
•タインのサイズを小さくする
•タインの深さを小さくする
•タインを何本かはずす
このダメージはむくタインの特徴である引き抜
き動作が原因です。タインの密度や直径が大き
い場合にはダメージが大きくなります。
穴 穴
穴
の の
の
前 前
前
部 部
部
が が
が
く く
く
ぼ ぼ
ぼ
む む
む
、 、
、
ま ま
ま
た た
た
は は
は
押 押
押
し し
し
つ つ
つ
ぶ ぶ
ぶ
さ さ
さ
れ れ
れ
る る
る
( (
(
む む
む
く く
く
タ タ
タ
イ イ
イ
ン ン
ン
、 、
、
ま ま
ま
た た
た
は は
は
土 土
土
壌 壌
壌
が が
が
軟 軟
軟
ら ら
ら
か か
か
い い
い
場 場
場
合 合
合
) )
)
長いむくタイン(3/8"x4"=10mmx100mm)、
あるいはニードル・タイプのタインを使用する
と穴の前部が長くなったり持ち上がった感じに
なったりすることがあります。いつも通りのき
れいな穴にするにはエンジンのハイ・アイドル
を2800~2900rpmに落としてください。走行
速度とコアリング・ヘッドの運動はリンクして
いますから、エンジン速度の変更によって穴あ
け間隔が変わることはありません。
エンジン速度を落としても、太いタインを使っ
た時の穴あけの品質が向上しない場合には、ロ
タリンクのダンパを強い設定に変更すると解決
する可能性があります。ロタリンクの設定をよ
り硬くすることによって穴の前部の破損をなく
せる場合があります。しかし通常は、製造時の
設定が最もきれいな穴あけを行います。
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