Operator's Manual
これを解決するには、ウェイトを追加する必要がありま
す。鋳鉄製ウェイトは1個の重量が28.5kgあります。
全部で2個取り付けることができます。
パ ー ツ カ タ ロ
グ
でパーツ番号をご確認ください。
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(ACM)
エアレータコントロールモジュールは樹脂によって完全
封止された汎用制御モジュールです。電子回路により
機械の状態の制御と監視を行い、機械を安全に動作さ
せるために必要な電子制御を実現しています。
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図 図
図
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1.エアレータコントロールモジュール
モジュールは例えば、ヘッド降下、ヘッド上昇、移動走
行、エアレーション、芝面追従など各種の入力をモニ
タ。モジュール表面は入力表示部と出力表示部に分か
れています。入力側の情報も出力側の情報も回路基
盤に搭載された緑色のLEDで表示されます。電源は
赤いインジケータで表示されます。
エンジン始動回路のLEDはDC12Vの通電で点灯しま
す。その他の入力表示回路は回路が閉じてアースされ
た時に通電状態となります。どの入力表示LEDも、その
回路に通電があったときに点灯します。これらの入力表
示LEDは故障探究のときに利用することが出来ます。
出力回路はそれぞれ所定の入力がそろった時に通電
状態となります。出力表示用LEDとして、SVL,SVR,
SVQが用意されています。これらのLEDは3つの出
力端子に接続されたリレーの状態や電圧状態をモニ
タしています。
出力回路が健全でも、出力装置そのものが健全であ
ることは保証できません。ですから電気系統の故障探
究を行う時には、出力LEDのチェック以外に各機器の
通常のテストやワイヤハーネスの検査が必要になりま
す。各機器のインピーダンス測定、ワイヤハーネスを
つないだ状態ACMの部分で切り離した状態でのイン
ピーダンス測定、一時的な通電試験などを行ってみる
必要があるでしょう。
ACMは外部のコンピュータや診断機器に接続すること
はできません。また、再プログラミングもできません
し、発生した故障内容を記憶しておくこともできません。
ACM上のデカルは絵のみで文字はありません。枠で
囲まれた3つが出力です。それ以外のLEDはすべて入
力です。以下に記号とその意味を示します。
decal106-8835
図 図
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1.On/Off
7.ヘッド下降
2.出力
8.ヘッド上昇
3.ソレノイドバルブ下降
9.移動走行1
4.ソレノイドバルブ上昇
10.エアレーション4
5.ソレノイドバルブ、クイック
11.芝面追従
6.入力
12.下降OK
ACMを使った故障探究手順を示します。
1.どの出力の故障原因を探すのかを決める。
2.始動キーをONにして、赤い電源LEDが点灯す
るのを確認する。
3.全部の入力スイッチを操作して、対応する入力
LEDの点灯を確認する。
4.スイッチやレバーを操作して、調べたい出力に必
要な入力条件を作り出す。
5.出力LEDが点灯しているのにその機器が作動し
ない場合には、出力ハーネス、そこから先の接
続、機器そのものの故障が疑われる。必要時
応じて修理する。
6.出力側のLEDが点灯しない場合は、ヒューズ2
ヶ所を点検する。
7.入力が正常なのに出力LEDが点灯しない場合に
は、ACMを交換して症状が解消するかを試験
する。
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