Operator's Manual
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• 必 要 に 応じ てス イッ チ 取り 付 け プ レ ート を ゆ る めて一 番
高い位置に引っ張り上げて固定しなおす。スイッチの
位 置 が 高 い ほどク ラ ッ チ の入り が 早くな る 。
スイッチの位置が一番高い位置にあるのにクラッチが入ら
ないのは、電気クラッチそのものの劣化が疑われる。 代
理店に連絡するか、プロコア 648 のサービスマニュアル
を 参 照してく ださ い。
ミニ・タイン(クワッド・タイン)
Toro のミニ・タインは 2 列構成となっているため、高速で
穴あけを行うことができます。このコアリング・ヘッドを使
用する場合には、穴あけ間隔を 5 cm にセットしてくださ
い。25cm の列間をきれいに維持するためには、走行速
度を適切にコントロールすることが重要です。穴あけ間隔
をすこし変えたい場合には、「穴あけ間隔の調整」を参照
してく ださ い 。
ミニ・タインやむくタインを使用する場合、ターフの根の構
造 に よ っ て は 芝 剥 が れ が お き や す く な り ま す 。ミ ニ・ タ イ ン
や む く タ イ ン を 使 用 す る 場 合 、タ ー フ の 根 の 構 造 に よ っ て
は芝剥がれがおきやすくなります。中央の 2 本のアームで
芝剥ぎを起こす、あるいは根のいたみがひどいようなら、以
下の措置をとってください:
• 穴あけ間隔を広くする
• タイ ンの サ イズ を 小 さくす る
• タインを何本かはずす
この ダメー ジは む くタイ ン の 特 徴 で あ る 引 き 抜 き 動 作 が 原
因です。タインの密度や直径が大きい場合にはダメージが
大 きくなります。
穴の前部がくぼむ、または押しつぶされる
( む く タ イ ン 、ま た は 土 壌 が 軟 ら か い 場 合 )
長いむくタイン(3/8" x 4"=24 mm x 108 mm)、あるい
はニードル・タイプのタインを使用すると穴の前部が長く
なったり持ち上がった感じになったりすることがあります。
いつも通りのきれいな穴にするにはエンジンのハイ・アイ
ドルを 2800~2900 rpm に落としてください。走行速度
とコアリング・ヘッドの 運 動 はリンクして います から、エン
ジン速度の変更によって穴あけ間隔が変わることはありま
せん。
エンジン速度を落としても、太いタインを使った時の穴あ
けの品質が向上しない場合には、ロタリンクのダンパを強
い設 定に変更すると解決する可能性があります。ロタリン
クの設定をより硬くすることによって穴の前部の破損をな
く せ る 場 合 が あ り ま す 。し か し 通 常 は 、製 造 時 の 設 定 が 最
もき れ い な穴 あ け を 行 い ま す。
注: 設定を変える場合、半数(アーム 3 本)の設定だけを
変 え て 、テ ス ト を 行 う の が 良 い で し ょ う 。
1. ロタリンク・ダ ンパ・アセン ブリをコアリング・ヘッドに
固 定して いるロック ナ ットを外 す。
2. 一番上のダンパ・スペーサ(厚さ 13 mm)を外して、ア
セ ン ブ リ を コ ア リ ン グ・ ヘ ッ ド に 再 装 着 す る 。こ の 時 、
硬化処理したD型ワッシャを使 用するのを忘れないこ
と。
3. バンパー・プレートを固定しているキャップスクリュを
ゆるめる。
4. バンパー・プレートを前にずらしてキャップスクリュで
再 固 定 す る 。こ れ は ロ タ リ ン ク・バ ン パ ー が 適 切 に 振 動
できるようにするためである。
テストを行って穴の品質を比較してみる。効果があるよう
な ら 、残 り の ロ タ リ ン ク も 同 じ よ う に 調 整 す る 。
注: タインのタイプを通常のコア抜きタイプやミニ・タイ
ンに変更した場合には、ロタリンクの設定を元に戻してく
ださい。
エ ア レーシ ョンが 終了 し た ら
1日 の 作 業 が 終 わ っ た ら 、ノ ズ ル を 付 け な い ホ ース で 機 体
を十分に水洗いしてください(シール部やベアリングへの
浸水を防止するため)。こびりついた汚れはブラシなどで
落としてく ださ い。カバ ー 類 はソフト な 中 性 洗 剤 で 洗 ってく
ださい。定期的に自動車ワックスを塗布するときれいな光
沢を維 持することができます。清掃がすんだら、破 損、オイ
ル の 漏 れ 、タ イ ン の 摩 耗 な ど 機 体 各 部 を 点 検 し ま す 。
タインを外し、洗ってオイルを塗る。コアリング・ヘッドのベ
アリング(クランクとダ ンパ・リンク)には オイルを 薄く吹き
付け ま す。
マシンを 2 日間以上にわたって保管する場合には整備用
ラッ チを 取 り付 け てくださ い。
ライン・マーカーを使う
ラ イ ン・マ ー カ ー( 図 3 6 )を 使 うと 列 を そ ろ え る の に 便 利
で す。
2
1
図 36
1 . ラ イ ン・マ ー カ ー( 収 納 位 置 )
2. ライン・マーカー(使用位置)
重量移動機構の調整
プロコア 648 では機体の体重移動によってコアリング・ヘ
ッドに重量が掛かるようになっています。しかし、土壌が非
常に固いところで作業する時には調整が必要な場合があ
ります。重量移動スプリングで押圧を増加させる調整は以
下の 手 順 で 行 います: