Operator's Manual
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• 警告 •
高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な
損 傷 を 引 き 起こ す。
• 万一、油圧オイルが体内に入った場合には、この種の
労働災害に経験のある施設で数時間以内に外科手
術を受ける必要がある。処置が遅れると傷口が壊疽
を起こす危険がある。
• 油圧のピンホール・リークやノズルからは作動油が
高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけな
い。
• リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
• 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解
放する。
• 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷や変形
がないか接続部が確実に締まっているかを確認す
る。
芝 面 追 従 システム のリセット
ターフ・ガードを交換する場合を除き、TrueCore 芝面追従
システムになんらかの整備や調整を行った場合、および、
タイン・ホルダーを一番低くセットするとターフ・ガードに
当 たっ て しまう 場 合 に は 、深 さ 調 整 タイロッドのリセ ットが
必 要 に なります。
1. 左ターフ・ガード取り付けブラケット(図54)を上に回
転させて、固定ピン(5/16" のドリルビットかキャップス
クリュを使う)を、ブラケットと深さ設定チューブの間に
挿入する。
2. 芝面追従レバーを "H" に設定(一番深い設定に)す
る。
3. アウトボード・ボール・スイッチをワイヤ・ハーネスから
外 す( 図 5 4 )。
4. 深 さ 調 整 タ イロッド の ジャムナ ット( 左 右 )を ゆ るめ る
( 図 5 4 )。
5. テ ス タ ー を 用 意 す る( ボ ー ル ・ス イ ッ チ が 閉 じ る の を 確
認するため)。
6. タイロッドを 回して、スイッチ が ちょうど 閉じるポ イント
を 探 す。
7. そのポイントで左右のジャムナットを締める。
8. ボ ー ル ・ス イ ッ チ を ハ ー ネ ス に 接 続 す る 。
9. タ ーフ ・ ガ ー ド ・ ブ ラ ケ ット と 深 さ 設 定 チ ュ ー ブ か ら「 ピ
ン 」を 外 す。
図 54
1 . タ ーフ・ガ ー ド 取 り 付 け ブ ラ ケ ット
2. 芝面追従レバー
3. アウトボード・ボール・スイッチ
4. 深さ調整タイロッド
5. ロック・ピン
ベルト の点検
プロコア 648 のベルトは非常に耐久性に優れています。し
かし、紫外線やオゾン、薬剤などに触れて劣化が進んだり
傷んだり(割れなど)する可能性があります。
一年に一度はベルトの点検を行い、磨耗具合、割れの発
生、よごれや異物の付着を点検し、必要に応じてベルトの
交換を行うことを強くお奨めします。
ベ ルト 交 換 キ ットを 代 理 店 で 販 売して い ま す。
サイド・シ ー ルド の 調 整
コ ア リ ン グ・ ヘ ッド の サ イ ド・ シ ー ル ド は 、エ ア レ ー シ ョ ン 中
の底部の高さが芝から 25~38mm 程度になるように調
整 しま す。
1. サイド・シ ールドをフレ ーム に固 定して いるボルトとナ
ットをゆるめる(図55)。
2. シ ー ル ド を 上 下 さ せ て 高 さ を 調 整 し 、ナ ッ ト を 締 め て 固
定する。