Operator's Manual
テーパ・ロック・アセンブリ
最初の10 運転時間で、テーパロックブッシュを受動プ
ーリに固定しているネジをトルク締めしてください(5.1
kg/cm
2
)(各プーリに2ヶ所)(図29)。
図29
1. キャップスクリュ(M16ネジ,M14 六角レンチ)
2. リテーナ
3. テーパ・ロック・ブッシュ
4. ブッシュの固定ネジ( 特殊ネジ)
万一、クランクアーム・アセンブリを分解した場合は、テ
ーパ・ロック・ブッシュ・アセンブリを正しく固定する必要
がありますので、以下の手順で再組み立てを行ってくだ
さい。
1. テーパ・ロック・ブッシュとプーリ・テーパにほこりや異
物、錆、オイルなどがついていないよう十分にきれい
にする。また、テーパード・ジョイントが完全に乾いて
いることが必要である。
2. テーパ・ロックとフライホイール・シャフトに、キーを挿
入する。
3. M16ソケット・ヘッド・キャップスクリュを10~20 N.m
(1.0~2.0 kg.m)にトルク締めすることにより、テーパ
・ロックを定位置に引き込む。。
4. テーパ・ロック・ブッシュに固定ネジを取り付けて固定
する。固定ネジを交互に少しずつ締め付ける方法で、
50 N.m (5.1 kg.m)までトルク締めする。
5. M16ソケット・ヘッド・キャップスクリュを206~225
N.m (21~23 N.m)までトルク締めして組み立てを終
了する。このトルクは、テーパ・ロック・ブッシュからク
ランプに掛かる負荷よりも大きいので、クランプの負
荷を適切にクランク・アームに伝達することができる
ようになる。
ジャッキ・シャフト固定ネジのトル
ク締め
最初の10 運転時間、その後は50 運転時間ごとに、駆動
シャフトをギアボックスのシャフトに固定しているネジを
26~32 N.m(2.8~3.5 kg.m)にトルク締めしてください;
ネジは各側に4 個ずつあります(図30)。
図30
1. 駆動軸の固定ネジ
ベルトの張りの調整
機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するため
に、ベルト類は正しく調整してください。
1. アイドラスプリングの長さが76 mm となるのが正し
い調整である(図76)。
2. 調整は以下の手順で行う:
A. アイドラチューブをテンショナアームに固定してい
るジャムナットをゆるめる(図31)。
B. アイドラチューブの上に付いている6 角ナットを回
し、ゴムブーツがガイドチューブの2 本の溝の中間
にくるように調整する。この位置で、スプリングは
ほぼ76 mm になる。
C. ジャムナットを締める。
1
4
2
3
1
1