Operator's Manual
使用開始直後に、ベアリングのシール部から少
量のグリスが漏れ出してくるのは異常ではあり
ません。染み出してきたグリスは黒色に変色し
ますが、これはゴミが混じるからであり、高熱
による変色ではありません。最初の8運転時間が
終了した時点で、染み出ているグリスをふき取
ることをお奨めします。シールのリップの周囲
がいつもグリスでぬれている感じがすることが
あります。これも通常範囲のことであり、シー
ル・リップが常時潤滑されている証拠です。
コアリング・ヘッドのベアリングの交換目安
は500運転時間です。この作業に必要なベア
リングをセットにまとめたベアリング・サービ
ス・キットを販売しています。
ギ ギ
ギ
ア ア
ア
ボ ボ
ボ
ッ ッ
ッ
ク ク
ク
ス ス
ス
の の
の
潤 潤
潤
滑 滑
滑
の の
の
点 点
点
検 検
検
整 整
整
備 備
備
間 間
間
隔 隔
隔
: :
:
100運転時間ごと
ギアボックスには80W–90ギア・オイルまたは
同等品のオイルを使用します。点検作業はゴア
ボックスが十分に冷えてから行ってください。
1.内部に異物が侵入しないよう、補給プラグ
および点検プラグの周囲をきれいに拭く。
2.ギアボックスの点検プラグを外す(図27)。
図 図
図
27 27
27
1.補給プラグ3.ドレン・プラグ
2.点検プラグ
3.点検プラグの穴のふちまで油量があればよ
い(図27)。
4.不足している場合は、補給プラグを外し、
必要量を補給する。
5.プラグを取り付ける。
ギ ギ
ギ
ア ア
ア
ボ ボ
ボ
ッ ッ
ッ
ク ク
ク
ス ス
ス
の の
の
潤 潤
潤
滑 滑
滑
油 油
油
の の
の
交 交
交
換 換
換
整 整
整
備 備
備
間 間
間
隔 隔
隔
: :
:
使用開始後最初の8時間
250運転時間ごと
ギアボックスには80W–90ギア・オイルまたは
同等品のオイルを使用します。
1.内部に異物が侵入しないよう、補給プラグ
およびドレン・キャップの周囲をきれいに
拭く(図27)。
2.オイルが抜けやすいように補給キャップを
外す。
3.ドレン・チューブの下に廃油受けを置いてド
レン・キャップを外す。
注 注
注
気温が低くオイル粘度が高い場合には、
オイルが抜けるのに時間が掛かります。
(30分間程度)
4.オイルが完全に抜けたら、ドレン・キャップ
を元通りに取り付ける。
5.高品質の80W-90ギア・オイルを1650ml
入れる。
6.補給プラグを取り付ける。
7.オイルの量を点検する。
コ コ
コ
ア ア
ア
リ リ
リ
ン ン
ン
グ グ
グ
・ ・
・
ヘ ヘ
ヘ
ッ ッ
ッ
ド ド
ド
の の
の
ボ ボ
ボ
ル ル
ル
ト ト
ト
の の
の
ト ト
ト
ル ル
ル
ク ク
ク
を を
を
点 点
点
検 検
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す す
す
る る
る
整 整
整
備 備
備
間 間
間
隔 隔
隔
: :
:
使用開始後最初の8時間
使用開始後の8運転時間で、トルク値の点検
を行ってください。適正トルク値は、コアリン
グ・ヘッドに貼付されているステッカーに標
示してあります。
ベ ベ
ベ
ル ル
ル
ト ト
ト
の の
の
点 点
点
検 検
検
整 整
整
備 備
備
間 間
間
隔 隔
隔
: :
:
1年ごと
プロコアエアレータのベルトは非常に耐久性
に優れています。しかし、紫外線やオゾン、薬
剤などに触れて劣化が進んだり傷んだり(割れ
など)する可能性があります。
劣化を早期に発見するために、1年に1度は
ベルトの点検を行ってください。
ベ ベ
ベ
ル ル
ル
ト ト
ト
の の
の
張 張
張
り り
り
を を
を
調 調
調
整 整
整
す す
す
る る
る
整 整
整
備 備
備
間 間
間
隔 隔
隔
: :
:
使用するごとまたは毎日
機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止する
ために、ベルトの張りを正しく調整してくださ
い。
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