Operator's Manual
7.うねの端まできたら、エアレータを手早く上
昇させ、エンジン回転数を落とし、PTOを解
除する。
8.狭い場所にバックで進入するティーなど場合
には、PTOを解除し、エアレータを一番高い
位置まで上昇させる。ターフガードで芝生を
引っ掛けないように十分注意する。
9.タインを破損したりした場合には、必ず破片
をきれいに集め、後からくる芝刈機などが事
故を起こさないように配慮する。
10.破損したタインは新しいものに交換し、既存
のタインに異常がないか確認してから作業を
続ける。駆動部分などに破損が見つかった場
合には、必ず修理してから作業を再開する。
固 固
固
い い
い
土 土
土
壌 壌
壌
の の
の
エ エ
エ
ア ア
ア
レ レ
レ
ー ー
ー
シ シ
シ
ョ ョ
ョ
ン ン
ン
土壌が固すぎると、コアリングヘッドがバウンドす
るように動きます。これはタインが地中の固結層
に跳ね返されるために起こる現象です。このよう
な状態になった場合は、次のような措置複数可を
とってください
•雨の後や散水した翌日などがよい。
•アーム1本あたりのタインの数を減らす。タイン
の配置が対称形になるようにしてアームに掛か
る負荷を平均化する。
•土壌の固結がひどい場合には、穴あけ深さの設
定を浅くする。エアレーション後にコアを回収
し、散水を行ってから、穴あけ深さを深く設定
してもう一度コアリングを行う。
非常に固い下層土壌の上に盛り土をして造成した場
所岩の多い土地の上にサンドや土を盛り上げたよう
な場合では、穴の形が悪くなる場合があります。特
に、盛り土表層土の厚さよりも深く穴をあけようと
すると、この問題が出やすくなります。これは、土
層の境界部にタインが当たるときにエアレータが持
ち上げられてしまい、そのために穴の上部の形が崩
れるためです。このような場合には、深い層を叩か
ないように、穴あけ深さを浅くしてください。
ニ ニ
ニ
ー ー
ー
ド ド
ド
ル ル
ル
タ タ
タ
イ イ
イ
ン ン
ン
を を
を
使 使
使
う う
う
と と
と
き き
き
ミニタインやニードルタインと呼ばれる細くて長い
タインで穴あけを行うと、穴の前側または後ろ側
の縁の形が悪くなる場合があります。このような
場合には、コアリングヘッドの動作速度を、最大
速度よりも1015%遅くすると、たいていは改善さ
れます。PTO駆動式のエアレータではエンジン速
度を落としてPTO速度を460490rpmに下げてくだ
さい。エンジンを速度を下げても、進行方向の穴
あけ間隔は変化しません。この押し付け変形は、
ロタリンクダンパ・アセンブリの位置によって影
響を受けます。ロタリンクアセンブリを調整する
(ページ21)を参照してください。
ル ル
ル
ー ー
ー
ト ト
ト
ゾ ゾ
ゾ
ー ー
ー
ン ン
ン
の の
の
め め
め
く く
く
れ れ
れ
を を
を
防 防
防
止 止
止
す す
す
る る
る
マルチタインヘッドに太い中空タインを取り付けて
使ったり、太いむくタインを取り付けて使うと、
ターフのルートゾーンに非常に大きなストレスを掛
ける可能性があります。そのために、土がやわら
かくなり、ターフが持ち上がってしまう場合があ
ります。このような問題が発生した場合には、以
下のような措置をとってください
•タインの密度を下げる何本かを外す。
•穴あけ深さを浅くする問題が出なくなるまで
13mmくらいずつ浅くしていく。
•前進方向の穴あけ間隔を広くするトラクタの前
進ギアを1段高い方にセットする
•もっと細いタインを使用するむくタインの場
合も中空の場合も
ロ ロ
ロ
タ タ
タ
リ リ
リ
ン ン
ン
ク ク
ク
ア ア
ア
セ セ
セ
ン ン
ン
ブ ブ
ブ
リ リ
リ
を を
を
調 調
調
整 整
整
す す
す
る る
る
ロタリンクアセンブリの取り付け高さがストンパ
アームの反力やタインの打ち込み条件に影響を与え
ます。穴の前側に押し付け変形穴が楕円になった
り縁がへこんだりしている場合には、「固め」の
設定をすると穴の形がきれいに修正される可能性
があります。穴の後側に押し付け変形穴が楕円に
なったり縁がへこんだりしている場合には、「柔
らかめ」の設定をすると穴の形がきれいに修正さ
れる可能性があります。
ロタリンク・アセンブリの位置調整は以下の手順
で行います
1.ロタリンクダンパ・アセンブリをコアリング
ヘッドのフレームの下側に固定している2個の
ロックナット½インチを外す図26。
2.ダンパ・アセンブリを下げてスペーサが見え
るようにする図26。
3.ダンパ・アセンブリの左右それぞれについて
いるスペーサを1個または2個、コアリングヘッ
ドの上側に移動する。スペーサ1個が13mm
に相当する。下側バンパーのスペーサは動か
さないこと。
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