Form No. 3368-812 Rev C プ ロ コ ア SR48, SR54, SR54–S, SR70, SR70–S, SR72 お よ び SR75 エ ア レ ー タ 09930— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 09930 09931— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 09931 09932— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 09932 09933— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 09933 09934— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 09934 09935— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 09935 09936— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 09936 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
この説明書では、危険についての注意を促すた めの警告記号図 2を使用しております。死亡事 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 はじめに この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 図2 1. 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.
目次 ルート・ゾーンの持ち上がり ............25 フード支え棒の使い方モデル SR75 の み ...............................26 タインの角度の調整 ..................26 タインの深さを調節する(モデル SR54–S および SR70–S) .............27 移動のための運転 ....................28 作業後の洗浄と点検 ..................28 保守 ...................................29 推奨される定期整備作業 ................29 エアレータを持ち上げる ..............29 ベアリングのグリスアップ.............30 ギアボックスの潤滑油の点検 ...........30 ギア・ボックス・オイルの交 換 ...............................31 駆動チェーンの点検/調整 .............31 PTO クラッチの調整 ..................32 トルク規定値 .
安全について スト搭載の詳細については、トラクタのマ ニュアルを参照してください。 • ガードなどの安全装置は必ず所定の場所に 取り付けて使用してください。安全カバーや 安全装置が破損したり、ステッカーの字がよ めなくなったりした場合には、機械を使用 する前に修理や交換を行ってください。ま た、常に機械全体の安全を心掛け、ボルト、 ナット、ネジ類が十分に締まっているかを 確認してください。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりする と、人身事故につながります。事故を防止する ため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください。 これは「注意」、「警告」、「危険」など、人 身の安全に関わる注意事項を示しています。こ れらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身 事故が発生することがあります。 • サンダルやテニスシューズ、スニーカーや ショーツでの作業は避けてください。また、 だぶついた衣類は機械にからみつく危険が ありますから着用しないでください。作業 には、必ず長ズボンと頑丈な靴を着用して ください。安全メガネ、安全靴、聴覚保護 具、およびヘルメットの着用をおすすめし
• • • • • • で降下させ、駐車ブレーキを掛けてくださ い。エンジンを停止させてください。 トラクタが動いている間は、絶対に切り離 しを行わないでください。エンジンが回転中 でPTOシャフトが接続状態のときには、絶対 にトラクタへの乗り降りを行わないでくださ い。PTO シャフトは絶対にまたがないでくだ さい: 機体の反対側へ行きたいときは必ず 機体の周囲を回ってください。 エアレータを上昇させるときには、ローラ が地表から約 13 cm 程度浮き上がった時点 で PTO を解除してください。 運転(エアレーション作業)は、必ずロー ラが地表面に降りた状態で行なってくださ エア レ ー タ を 上 昇 さ せ た ま ま で の 運 転 い。エ は絶対にしないでください。 トラクタからの切り離しは、固く水平な床 の上で、エアレータをスタンドで確実に支え て行ってください。 地表下にあるものを棒などで確認する場合 には、必ず絶縁性の材質でできた道具を使っ てください。 トラクタから離れる際には、必ずエアレー タを地表面まで降下させてください。エア レータを上昇させたままでその場から離れる こ
• 格納保管は、作業場などを避けて行ってく ださい。 Toro製品をToro製品として維持し、いつも最 高の性能を発揮できるよう、必ず Toro の純正部品をご使用ください。他社の部品や アクセサリは絶対にご使用にならないでくだ さい。必ずToroの商標を確かめてご購入く ださい。他社の部品やアクセサリを使用す ると Toro 社の製品保証が適用されなくな る場合があります。 • 絶 対 に エアレータやその周囲で子供を遊ば せないでください。 • 格納保管は、エアレータが沈んだり、倒れ たりしないような固くて平らな場所で行っ てください。 格納保管時の安全 • エアレータの格納保管は、固くて平らな場所 で、格納スタンドに載せて行ってください。 安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 117–7052 1. 117–7051 オペレーターズマニュアル を読むこと; チェーン駆動部にオ イルを塗らないこと。 1.
92–1582 117–7050 1. 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと 2. 警告: 整備作業前にはエンジンキーを抜き取り、マニュアルを読むこと。 3. 警告:講習を受けてから運転すること。 4. ベルトに巻き込まれる危険: 可動部に近づかないこと。すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 5. 手足に大怪我をする危険: 周囲の人を十分に遠ざけること。 6. 7. 手足に大怪我をする危険 ― 使用しない時はスタンドで確実に支えること。 車体から振り落とされる危険 ― 人を乗せないこと。 120-0625 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 内容 数量 用途 必要なパーツはありません。 – クレートからエアレータを取り出します ヒッチ・ピン 2 リンチ・ピン 2 下リンク・アームを接続する(SR54 および SR54-S エアレータでは、ヒッチ・ピンとリ ンチ・ピンを取り付けて出荷しております) 油圧上リンク 油圧ホース, 1.05 m 油圧ホース, 0.
手順 内容 16 17 数量 用途 必要なパーツはありません。 – 保管用スタンドを外す 必要なパーツはありません。 – 保管用スタンドを外す その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。 スプリング・ワイヤ - SR48 4 交換用スプリング・ワイヤ スプリング・ワイヤ - SR48 2 交換用スプリング・ワイヤ スプリング・ワイヤ - SR54 と SR54-S 6 交換用スプリング・ワイヤ スプリング・ワイヤ - SR70 と SR70-S 8 交換用スプリング・ワイヤ スプリング・ワイヤ - SR72 4 交換用スプリング・ワイヤ スプリング・ワイヤ - SR72 2 交換用スプリング・ワイヤ スプリング・ワイヤ - SR75 4 交換用スプリング・ワイヤ スプリング・ワイヤ - SR75 2 交換用スプリング・ワイヤ オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。 PTO のオペレーターズ
3. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ てキーを抜き取る。エンジンと可動部すべて の動きが停止するのを確認して運転席から 降りる。 注 地上高を最大にするには、ヒッチ・ピンを エアレータの低い方の取り付けブラケット 穴(がついている場合)に差し込みます。T 高い方の取り付け穴をいつ使用するかにつ いては、「PTO シャフトを取り付ける」を 参照してください。 SR54 と SR54-S エ ア レ ー タ の み 図4 注 SR54 および SR54-S エアレータでは、 ヒッチ・ピンとリンチ・ピンを取り付けて 出荷しております。 4. 下リンク・アームをエアレータ取り付けピ ンに、リンチ・ピンで取り付ける(図 3)。 1. ヒッチ・ピン 3. 下リンク 2. エアレータの取り付けブラ ケット 4. リンチ・ピン 3 油圧上リンクを接続する ( モ デ ル SR48, SR54, SR70, SR72, SR75)) SR75 この作業に必要なパーツ 図3 1. 2. エアレータ取り付けピン 下リンク 3.
用します。ここに挙げる情報は、エアレータの 深さレンジを決める手助けとなります。 3. 長さ 76 cm の油圧ホースを、油圧式上部リ ンクのポート(トラクタに近い方のポート) に接続する(図 5)。オイル漏れを防止する ために、ねじ部にはテフロン製テープなど のシール材を使用すること。 4. クイック・カップリングを、油圧ホース (ホース端のねじは 1/2–14 NPTF)に取り付 ける。オイル漏れを防止するために、ねじ 部にはテフロン製テープなどのシール材を 使用すること。 5. クイック・カップリングを取り付けた油圧 ホース 2 本を、トラクタの油圧ポートに接 続する。 6. トラクタのエンジンを始動し、トラクタの スプール・バルブを操作して、油圧式上部リ ンクの油圧シリンダの動きをチェックする。 1.
(図 5)。シリンダから接続リンクを取 り外す。 B. 外したピンを使って、必要な長さの延 長ブロックをシリンダに取り付ける (図 5)。 4 トラクタの上リンクを接続する SR70–S)) ( モ デ ル SR54–S お よ び SR70–S この作業に必要なパーツ 図7 図は SR48 と SR72 の取り付け 1 スプリング付き上リンク 1. リンチ・ピン 3. リンク・ピン 3 リンク・ピン 2. エアレータのブラケット 4. シリンダのロッドの端部 3 リンチ・ピン 手順 1. リンク・ピンとリンチ・ピン 2本ずつをつかっ て、スプリング付き上リンクをエアレータの ブラケットに取り付ける(図 9)。 2. トラクタの上リンクのロックナットをゆる める。上リンクの長さを調節して、上リンク と、エアレータのスプリング付き上リンクの クレビスとを整列させる(図 9)。 図8 図は SR75 の取り付け 1. リンク・ピン 3. シリンダのロッドの端部 2. エアレータのブラケット 4.
5. 上リンクのスプリングの長さを測定する。 6. スプリングの長さが 13 mm になるように、 上リンクを回転させてスプリングを押し縮 める(図 9)。 7. ロック・ナットを締めて上リンクの調整を 固定する。 5 図 10 油圧上リンクの設定を確認する 1.
7 PTO シ ャ フ ト の 寸 法 合 わ せ を 行 なう この作業に必要なパーツ 1 図 13 PTO シャフト 5. トラクタの PTO シャフト後端のロッキン グ溝からエアレータのギアボックスの PTO シャフトのロッキング溝からまでの距離を 測定する(図 14)。この距離を記録する。 例: 70 cm 手順 1. エアレータとトラクタを平らな場所に駐車 する。 2. エアレータを一番高い位置まで上昇させ、 油圧上部リンクの油圧シリンダ(または上部 リンク)を完全に縮める(図 11)。 図 14 1. 図 11 ここを測る 2. ロッキング溝 6. PTO シャフトの一方の端部にあるロッキン グ・ピンのボールの中心から、反対側の端 部にあるロッキング・ピンの中心までの距 離を測定する(図 15)。この距離を記録す る。例: 81 cm 3. トラクタの PTO シャフト後端のロッキン グ溝からエアレータのギアボックスの PTO シャフトのロッキング溝からまでの距離を 測定する(図 12)。この距離を記録する。 例: 67 cm 図 15 1. 7.
プしていることが必要である; また、どの ような使用状態の場合でも、内側シャフトと 外側シャフトが少なくとも 1/3 ずつはオー バーラップしていることが必要である。移動 走行中でシャフトが回転していない時には、 内外のシャフトが適切に一体化を維持でき、 また相互に自由に出入りできるように適切に オーバーラップしていることが必要である。 9. PTO シャフトのチューブを押し縮めて一番 内側 の シャフト 短くなった状態にする。内 が飛び出して外側のシャフトのクロス部や ベアリング部に入らないことを確認する (図 16)。入り込むようであれば も う 少 し 内側シャフトを短く切断して修正する。次 の手順へ進む。 10.内側のシャフトが外側のシャフトのクロス 部やベアリング部に入っている深さを測定 する(図 16)。この値を、先ほどのステッ プ 8 で求めた値に加える。 図 16 1. 切断 2. 内側シャフト 11.外側シャフトと内側シャフトを分離する (図 17; 図の1)。 12.各シャフトの端から安全シールドまでの距 離を測る(図 17; 図の1)。それぞれの距 離を記録する。 13.
8 9 PTO シ ー ル ド を 取 り 付 け る PTO シ ャ フ ト を 接 続 す る この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 PTO シールド 1 ピン(PTO シャフトの付属品) 1 ナット(PTO シャフトの付属品) 手順 手順 1. エアレータのギア・ボックス後部について いるボルト、ロック・ワッシャ、平ワッシャ (各 4 個)を外す(図 18)。 注 アクセス・パネル(図 18)は、PTO シャフ トの取り付けボルト類へのアクセスを容易にす るためのパネルです。 1. PTO シャフトからピンとナットを外す (図 19)。 2. いま取り外したピンとナットを使って、PTO シャフトのクラッチ側の端部を、エアレー タのギア・ボックスの入力シャフトに接続 する(図 19)。ピンは一方向にしか差し込 めない構造である。 図 18 1. PTO シールド 2. 平ワッシャ 3. ロック・ワッシャ 4. 5. ボルト アクセス・パネル 2.
図 22 1. 重 要 PTO の 接 続 を 行 な う 時 に エ ア レ ー タ を 必要以上に高く持ち上げないでください。 高 く 上 げ す ぎ る と PTO シ ャ フ ト の 継 手 部 分 23) )。エ を 破 損 さ せ る 恐 れ が あ り ま す ( 図 23 アレータを上昇させたままの状態では、絶 対 に PTO を 連 続 回 転 さ せ な い で く だ さ い 。 PTO は 25° 程 度 の 角 度 ま で は 折 れ た 状 態 で 運転が可能ですが、エアレータを一番高い 位 置 に し た 場 合 で も 35° を 絶 対 に 超 え な い ようにしてください。 図 20 1. トラクタの出力シャフト 一番上の穴 3. PTO シャフト 2. PTO シャフトのカップラ 4. PTO シャフトをできるだけ前へ伸ばす。 5. ピンを押してロック用カラーを後ろに引い て PTO シャフトを固定する。次にPTO シャ フトを前後にスライドさせてロック状態を確 認する。 7. PTO のシールドがクラッチと干渉しないこ とを確認する。 6.
2. エアレータのフレームの上部に水準器を左右 方向に置いて水平度を点検する(図 25)。 エアレータの PTO シャフトとトラクタの PTO シャフトとができる限り一直線上に整列する ようにしてください。 左右のふれが各側で 25 mm 以内となるように、 下昇降アームのスウェイ・リンクを調整します (図 24)。 図 25 1. 水準器 3. 調整リンク・ボディが付いている場合は、こ れでリンク・アームを上昇・降下させ、エア レータを左右水平にする。 注 調整の詳細については、トラクタのマ ニュアルを参照してください。 図 24 1.
図 26 1. タイン 2. クランプ・ボルト 図 27 4. 取り付けるタインに合った取り付け穴にタ インを差し込む。絶対に、大きな取り付け穴 に細いタインを取り付けないこと。タインは 穴の天井に当たるまで確実に差し込むこと。 • ポ ジ シ ョ ン A :最大深さ • ポ ジ シ ョ ン B : ポジション A よりも深さ 38mm 小さくなる 注 中空タインは、コアの排出スロットを後ろ に向けて取り付けてください; むくのタイ ンは、タインのチップ・アングルをエアレー タに向けて取り付けてください(図 26)。 • ポ ジ シ ョ ン C : ポジション A よりも深さ 76mm 小さくなる 14 5. クランプ・ボルトを十分に締め付けてタイ ンを固定する。 6. 新しく取り付けたタインの角度の設定を行 なう。「運転操作」の章の「タインの角度を 調整する」の項を参照。 後ガードを取り付ける この作業に必要なパーツ 7.
注 チューブとエアレータのサイド・プレー トとの間に隙間がある場合には、残ってい るワッシャを入れて埋める。 15 ラッチ・ロックを取り付ける この作業に必要なパーツ 2 ロック・プレート 2 タップ・ボルト 2 リテーナ・リング 手順 1. ラッチ・プレートの取り付け穴をサイド・ プレートの穴に合わせて、フード・ラッチへ の取り付け位置を決める(図 30)。 図 28 1. 後ガード 3. 上の取り付け穴 2. エンド・キャップ 4. 下の取り付け穴 2. 後ガード取り付けチューブの穴を、エア レータのサイド・プレートの穴に合わせる (図 28)。 注 SR54–S と SR70–S モデルでは、エアレー タのタインの深さの設定がポジション A の 場合は、チューブの端をサイド・プレートの 下側の取り付け穴に取り付ける(図 29)。 深さ設定をポジション B または C にするに は上側の取り付け穴を使用する。 図 30 1. 2. リテーナ・リング 取り付け穴 3. ラッチ・プレート 4. タップ・ボルト 2.
2. 保管用スタンドとエアレータとを接続して いるボルトとナットを取り外す(図 32)。 16 保管用スタンドを外す SR70)) ( モ デ ル SR54 お よ び SR70 必要なパーツはありません。 手順 1. エアレータのローラを床面から 8~15 cm 程度浮かせる。ローラの下に支持ブロック を置く。 2. 保管用スタンドとエアレータとを接続して いるボルトとロック・ワッシャとナットを 取り外す(図 31)。 図 32 1. 2. ボルト ロック・ワッシャ 3. ナット 4. 格納保管用スタンド 3. 保管用スタンドを外す。 4. エアレータをトラクタから切り離すときに は、必ずこの保管用スタンドを使用する。 注 スタンドを取り付ける際には、ローラ・ プレートの内側に取り付けて、下フレーム・ チューブがスタンドに載るようにすること。 注 SR75 の出荷用スタンドは、保管用スタン ドとして使用しますが、 SR54-S と SR70-S には出荷用スタンドはついておりません。 図 31 1. 2. ボルト ロック・ワッシャ 3. ナット 4. 格納保管用スタンド 3.
製品の概要 仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあります。 プ ロ コ ア SR48 プ ロ コ ア SR54 プロコア SR54–S プ ロ コ ア SR70 プロコア SR70–S プロコア SR72 プ ロ コ ア SR75 重量 PTOと と上 リ ン ク を 含 む ) ( PTO 694 kg 528 kg 563 kg 623 kg 679 kg 948 kg 1,406 kg 作業幅 1.22 m 1.37 m 1.37 m 1.85 m 1.85 m 1.83 m 1.
運転操作 速度が 500 rpm で運転するように設計されて います。ほとんどのトラクタでは、回転計で 540 rpm と表示されます。エンジンの回転速 度と PTO の回転速度は比例関係にあります から、400 rpm で作業をしたい場合には、以 下の公式によって、必要なエンジン速度を求 めることができます。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 トラクタのコントロール装置 エアレータを使用するためには、トラクタにつ いている以下のようなコントロール装置を十分 に使いこなせることが必要です: • PTO 接続装置 • エンジン/PTO rpm • 3 点ヒッチ(上昇/下降) • 補助バルブ操作 • クラッチ • スロットル • ギアの選び方 • 駐車ブレーキ (PTO の速度が 540 rpm のときのエンジンの速度) x (400÷540) = 必要なエンジン速度 例: エンジンの回転速度が 2700 のときに PTO の速度が 540 rpm となる場合には: 2700 x (400÷540) = 2000 rpm この例では、トラクタのエンジン速度を 2000 rpm とすることにより
エアレーションを始める前に 7. うねの端まできたら、エアレータを手早く 上昇させ、エンジン回転数を落とし、PTOを 解除する。 エアレーションを始める前に現場の様子を十分 に観察し、作業の障害になるものはできるだけ 取り除き、取り除けないものがあれば、安全な 作業方法を考えます。タインが異物に当たって 破損することがありますから、予備のタイン、 スプリング・ワイヤ、スプリング、および工具 を携帯するほうがよいでしょう。 8. 狭い場所にバックで進入する(ティーな ど)場合には、PTOを解除し、エアレータを 一番高い位置まで上昇させる。後退しなが らの作業は絶対にしないこと。 9. タインを破損したりした場合には、必ず破 片をきれいに集め、後からくる芝刈機など が事故を起こさないように配慮する。 重要 後退走行中や、エアレータを上昇させ た状態では、絶対にエアレータを作動させな いでください。 10.
固い土壌 よい; キャンバ・ブラケットの別の穴に 変更してみる。 土壌が固すぎると、コアリング・ヘッドがバウ ンドするように動きます。これは地中の固結層 でタインが跳ね返されているためです。この ような状態になった場合は、次のような措置 (複数可)をとってください: • 雨の後や散水した翌日などがよい。 • アーム1本あたりのタインの数を減らす。タ インの配置が対称形になるようにしてアー ムに掛かる負荷を平均化する。 • 土壌の固結がひどい場合には、穴あけ深 さの設定を浅くする。エアレーション後に コアを回収し、散水を行ってから、穴あけ 深さを深く設定してもう一度コアリングを 行う。 5. 地表が非常に硬い時や非常に乾いている時 のエアレーションは避ける。雨の後や散水 した翌日などがよい。 注 作業中にローラが地表から持ち上げられ るのは、地面が硬すぎてタインが完全に地 中に入っていないことが原因なので、ロー ラが持ち上がらない程度まで打ち込み深さ を浅くする。 6.
タインの角度の調整 と、ターフのルート・ゾーンに非常に大きなス トレスが掛かります。そのために、土がやわら かくなり、ターフが持ち上がってしまう場合が あります。このような問題が発生した場合に は、以下のような措置をとってください: モ デ ル SR72 キャンバ・ブラケット(図 34)を、使用する タインに合った正しい位置にセットすしてくだ さい。ヘッド・ストップのセット位置は基本的 に 5ヶ所ですが、調整ロッドを通す穴を選択す ることにより、ヘッド・ストップのセット位置 が 5ヶ所のうちの 1 つに決まります。これら の穴は事前に設定されており、たとえば、場合 によって、12インチ位置で10インチのタインを 使うと、より滑らかな仕上がりとなります。 1. PTOを解除し、駐車ブレーキを掛ける。 2. そして、エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. タイン・ヘッドにかかっているスプリング のテンションを解除する(図 34)。 4.
の長さに応じた角度を設定する。すでに開け られている穴からのみ選択する。7 インチ (17.77 cm)~10 インチ(25.4 cm)のタイン の場合は、ヘッド・バンパーをタイン・ヘッ ド後部に一番近づけてセットする。土壌の状 態などによってこの設定がうまく機能しない 場合には、もう一方の位置(ヘッドから遠い 方の穴)を使用する。 1. PTOを解除し、駐車ブレーキを掛ける。 2. そして、エンジンを止め、キーを抜き取る。 図 36 3. タイン・ヘッドにかかっているスプリング のテンションを解除する(図 35)。 1. 10 インチ・タイン 5. 2. 7 インチ・タイン 6. 3. 12 インチ・タイン 4. 16 インチ・タイン キャンバ・ブラケット タイン・ヘッドのピボット・ボ ルト 7. 14 インチ・タイン 8. スプリング 4. キャンバ・ブラケットの調整穴についている ボルトとナットを外す(図 36)。 5. キャンバ・ブラケットを回転させて、アー ムについている穴のうちの希望する穴に 合わせ、ボルトとナットを取り付ける (図 36)。 図 35 1.
• ポ ジ シ ョ ン A :最大深さ • ポ ジ シ ョ ン B : ポジション A よりも深 さ 38mm 小さくなる • ポ ジ シ ョ ン C : ポジション A よりも深 さ 76mm 小さくなる 移動のための運転 移動走行に移るときには、エアレータを上昇さ せ、PTOを解除します。操縦不能に陥る危険を さけるため、急斜面の横断はゆっくりと行い、 ラフに入る時には必ず減速し、アップダウンの 大きな場所も十分注意してください。 重 要 移 動 走 行 時 の 最 高 速 度 は 24 km/h を 限 度 としてください。 作業後の洗浄と点検 付け な 1日の作業が終わったら、ノズルを付 い ホースで機体を十分に水洗いしてください (シール部やベアリングへの浸水を防止するた め)。こびりついた汚れはブラシなどで落と してください。カバー類はソフトな中性洗剤 で洗ってください。清掃がすんだら、駆動部 分とローラ・ベアリングにグリスを補給し、破 損、オイルの漏れ、タインの摩耗など機体各 部を点検します。OOリ ン グ 駆 動 チ ェ ー ン に は 注 油しないでください。 タインを外し、洗ってオイル
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 50 時間 整備手順 • ギア・ボックス・オイルの交換 使用するごとまたは毎日 • • • • チェーンの張りの点検 スプリングを点検する スプリングとタイン取り付けねじを洗って潤滑する。 PTO が磨耗していないか点検する。 50運転時間ごと • • • • ベアリングと PTO シャフトにグリスを補給します。 ギアボックスの潤滑油の点検 チェーンの張りの点検 ベアリングを点検する。 500運転時間ごと • ギア・ボックス・オイルの交換 • ベアリングを点検し、必要に応じて交換する。 長期保管前 1年ごと • • • • • • タイン・ホルダーの固定部に注油する。 50運転時間の定期整備を実施する。 塗装のはげている部分はタッチアップをする。 PTO クラッチのボルトをゆるめる。 タインを取り外して洗う。 よごれをすべて落とす。 • PTO クラッチの調整 格納保管の前と後 エアレータを持ち上げる 注意 アタッチメントを交換する場合など機体を浮か せる必要があるときには、適切なブロック、ホ イスト、ジャッキなどを使用す
ベアリングのグリスアップ 密封式のベアリングは、短期的には何の整備も 必要ないので保守作業が軽減され、また、グリ スが落ちてターフを汚すというような事故があ りません。このため保守作業が軽減され、ま た、グリスが落ちてターフを汚すというような 事故発生しにくくなります。普通に使用してい れば長期間にわたって高い性能を発揮します が、定期点検は必ず行い、作動状態とシールの 劣化状態を確認してください。劣化を放置する と整備に思わぬ時間がかかることになります。 通常条件ではシーズンに1回の点検を行い、破 損や磨耗が発見された場合には交換してくださ い。回転がスムーズなこと、作動中に熱を持た ないこと、異音がしないこと、ガタや腐食によ るもれがないことが大切です。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと プロコアに使用されているベアリングの多く は、完全密封タイプであり、特別な整備や潤滑 作業をまったく必要としません。従って保守作 業が非常に楽であり、また、グリスでターフを 汚すようなことも少なくなっています。 定期的なグリスアップが必要な個所は以下の 通りです: SAE 高温高圧用(EP)汎用グリス または S
5. ギア・ボックスに高品質の 80W-90 ギア・オ イルを入れる。各エアレータのギア・ボック スの容量は以下の表の通り: モデル ギア・ケースの容量 SR48 1.9 リ ッ ト ル SR54 1.9 リ ッ ト ル SR54–S 1.9 リ ッ ト ル SR70 1.9 リ ッ ト ル SR70–S 1.9 リ ッ ト ル SR72 3.8 リ ッ ト ル SR75 3.8 リ ッ ト ル 6. 通気/補給プラグを取り付ける。 7. オイルの量を点検し、必要に応じて補給す る。 駆動チェーンの点検/調整 図 41 1. 通気・補給プラグ 2. 点検プラグ 3. 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ドレン・プラグ 50運転時間ごと 駆動チェーンに破損がないかどうか点検し、調 整します。全体で 13 mm 程度のたわみ(それぞ れの側で 6 mm)があれば適切です。 3. 点検プラグの穴のふちまで油量があればよ い(図 41)。 4.
PTO を停止する。その後、ゆるめてあった ナットを 2 回転締め戻す。 注 クラッチを必要以上に長時間スリップさ せないでください。 3. ナットを締めてもクラッチがスリップする 場合には、各ナットをもう 1/4 回転ずつ締 め付け、スリップしなくなるまでこの調整を 繰り返す。ナットを締め付けすぎるとシャフ トが破損するので注意すること。 トルク規定値 図 43 モデル SR72 1. 駆動チェーン 2. ジャム・ナット 3. ジャム・ロッド 重要 チェーンを締め付けすぎないようにしてく ださい; 締め付けすぎるとギア・ボックスや スプロケットを損傷します。 モデル SR54, SR54–S, SR70, SR70–S SR48 と SR72 SR75 クランク・シャ フトのナット 950 ft-lbs. (131 kg.m) 1200 ft-lbs. (166 kg.m) 1100 ft-lbs. (152 kg.m) クランク・ピン のナット 950 ft-lbs. (131 kg.m) 950 ft-lbs. (131 kg.m) 1100 ft-lbs.
スプリングの点検 9. 上リンクをエアレータのブラケットに固定し ているピンを外す。ピンはエアレータと共に 保管する。また、油圧式上部リンク付きのエ アレータでは、油圧ホースと接続リンクをト ラクタから外す。油圧ホースにキャップをは める。これらはエアレータと共に保管する。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 スプリングのワイヤが交差したり折れたりして いないか点検する(図 46)。スプリングのワ イヤが交差したり折れたりしていると、ターフ への一定した穴あけができなくなる。 10.PTO シャフトから安全シールド・チェーン を外す。 11.ロック用カラーを後ろに引いてパワー・シャ フトを PTO シャフトから外す。 12.PTOシャフトを戻し、トラクタから外す。 13.PTO シャフトが地面に落ちないように PTO 安全チェーンをエアレータに固定する。 14.下リンク・アームをエアレータのブラケッ トに固定しているピンを外す。ピンはエア レータと共に保管する。 図 46 1. 正しいスプリング・ワイヤ 2.
故障探究 症状 対策 スプリングが跳ねてヘッドを正常位置に引き戻 せない。 トラクタの PTO 速度を遅くする。タインが長く、重くなるほどヘッドにかかる遠心力が大き くなる。スプリングのワイヤが交差したり折れたりしていないか点検する。 穴が真円にならず長穴になったりタインを引っ 掛ける。 タインの角度を調整するかトラクタの走行速度を変える。ターフにアンジュレーションがあ る場合には、平らな芝面よりもエアレータを 5 cm 程度下げられるようにセットする。 タインの穴あけ動作が不規則。 •スプリングのワイヤが交差したり折れたりしていないか点検する。 •トラクタの PTO 速度を遅くする。 PTO クラッチのスリップがひどい。 タインの打ち込み深さを浅くする。クラッチの調整手順の項を参照。PTO クラッチを交 換する。 タインがターフをめくり上げる。 根の浅いターフでは、最初、むくタインを使う必要がある場合がある。 地面が固すぎてタインが完全に打ち込めない。 打ち込み可能な深さで穴あけを行い、夜間に散水を行ってから深い穴あけを行なう。希 望する深さの穴あけができるまでこの方法を繰り返す。
保管 エアレーション・シーズンが終了したら(エア レータを使用しない時間が長期間にわたる場合 は)、以下の予防整備を行うことをお奨めしま す。 1. エアレータや可動部にたまったごみやグリ スをきれいに取り除く。 2. タインを取り外して洗う。保管期間中のサ ビの発生を防止するために、タインとタイン 取り付け部にオイルを塗る。 3. フードをあけ、内部をきれいに清掃する。 4. 全部のグリスアップ・ポイントにグリスを 注入する。 5. 付属品の保管用スタンドにのせ、乾燥した 固い床の上で保管する。 6. PTO クラッチのボルトを 2 回転ゆるめる。 7. 破損防止のため、PTO の安全チェーンをエ アレータの保管位置に接続する、または、 PTO を外して、錆びないようにフードの中 に保管する。 8. ローラを塗装し、他の塗装面に傷があれば タッチアップ修理する。 9. 擦り切れたり破損したりしたステッカーを 貼り替える。 10.
Toro 専 門 業 務 用 エ ア レ ー タ の 品 質 保 証 2年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社のハイドロジェクトまたはプロコア・エアレータ製品(「製品」と呼 びます)の材質上または製造上の欠陥に対して、2年間または500運転時間の うちいずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この 保証は、エアレータ以外のすべての機器に適用されます(エアレータ製品につ いては別途保証があります)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は 無料で「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品 代、運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お