Form No. 3432-688 Rev B クラッチリール キット Greensmaster® Flex™/eFlex® 1800 お よ び 2100 シ リ ー ズ の ト ラ ク シ ョ ンユニット用 モ デ ル 番 号 139-5626 取り付け要領 取り付け 2 1 エンジンを外す エンジン搭載機 マシンの準備を行う 必要なパーツはありません。 スロットルケーブルを外す 必要なパーツはありません。 1. ケーブルクランプをエンジンブラケットに固定し ているねじをゆるめる。クランプからケーブルを 取り外す。 2. スロットルケーブルをガバナレバーに固定してい るねじをゆるめる。ガバナレバーからケーブルを 外す。 3. スロットルケーブルをエンジンから隔離する。 手順 1. 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. 車両を止め、キーのある機種ではキーを抜き 取る。 4. バッテリーパック搭載機の場合は外す。 5. エ ン ジ ン 搭 載 機 の 場 合 点火プラグから点火コー ドを外す。 電装の接続を外す 1.
4. 3 カッティングユニットのピッチアームをトラクション ユニットのロールフレームに固定しているフラン ジヘッドボルト2本をゆるめる。 注 ボルトを外す必要はありません。 トラクションユニットからカッティ ングユニットを取り外す 必要なパーツはありません。 手順 1. キックスタンドを下げ、ロッキングピンを差し込ん でキックスタンドを整備位置に固定する。キックス タンドとマシン本体をロッキングピンで支える。 g207107 図3 g207104 図1 1. ロッキングピン 2. キックスタンド 2. カッティングユニットに集草バスケットが付いて いる場合は取り外す。 3. カッティングユニットの六角シャフトから伸縮カッ プラを外す。 g203645 図2 1. 伸縮カップラ 2. カッティングユニットの六角 シャフト 2 1. カッティングユニットのピッ チアーム 2. フランジヘッドボルト 3. 走行ユニットのフレーム 5. ピッチアームを前に倒し、トラクションユニットを キックスタンドで支える。 6.
わないように、スプリングのフックの向きを記録 しておくこと。 4 4. リールクラッチケーブルを外す 5 必要なパーツはありません。 トランスミッションベルトのテン ショナを解放する トランスミッションからリールクラッチ ケーブルを外す 1. 機体からリールクラッチケーブルを外す。 前ケーブルジャムナットをゆるめ、トランスミッ ションのケーシングのスロットからケーブルを抜き 出す。 必要なパーツはありません。 手順 注 トランスミッションのプーリを駆動するリブ付きベルト に張力を与えるために、スプリング付きのアイドラアセ ンブリが使用されています。ベルトの取り付け取り外し が必要な場合には、以下の手順を行います 1. エンジンの隣にあるトランスミッション ON/OFF シャフトを探し出す。 2. レンチ3/8"で、シャフトを右に 1/4 回転90°させる とベルトからアイドラが外れる。 g294627 図4 1. トランスミッション 5. ケーブルスプリング 2. ゴム製リング 6. リールクラッチケーブル 3. リールクラッチレバー 7.
6 トランスミッションベルトを取り外す 必要なパーツはありません。 手順 1. スプリングピンを取り外す時にフレックスカップラを破損しないように、カップラを支える。 注 カップラの外面を変形させないプライヤで挟んだり、万力で挟んだりしないでください。壊れやすくな る可能性があります。 2. フレックスカップラとベアリングカラーからスプリングピンを押し出す図 6。 3. 六角シャフトを使って、カラーからカップラを抜き出す。外したスプリングピンは廃棄する。 g294284 図6 1. カップラ 4. フレックスカップラ 2. カップラカード 5. スプリングピン 3. 固定ねじ 4. トランスミッションからカップラガードを外す図 6。 5. カップラをトランスミッションのシャフトに固定している固定ねじ2本をゆるめる図 6。 6.
注 全部のプーリとアイドラ関係部品を点検してください。ベルトを再取り付けする前に、トランスミッショ ン内部を清掃してください。 g294626 図7 1. トランスミッションアセンブリ 5. ふれっくすカップラアセンブリ 2. ウェーブワッシャ 6. 7. ガスケット トランスミッションベルト 3. ワッシャヘッドねじ 4.
7 リールクラッチレバーアセンブ リを取り外す 2. ハウジングからリールクラッチレバーを外す。ス プラインの歯が一枚掛けているのを確認する。こ れがリールクラッチフォークの合印となる。 3. トランスミッションハウジングから、リールクラッチ シャフトアセンブリを抜き取る。 注 フランジ ブッシュとリールブレーキリングに摩 耗や破損がないかを点検してください。必要に応 じて交換してください。 必要なパーツはありません。 手順 1. トランスミッションハウジングにリールクラッチレ バーを固定しているリテーナリングを外す図 8。 g204327 図 10 1. トランスミッションハウジング 3. リールブレーキリング 2. フランジブッシュ フランジブッシュ 4. 4. アセンブリからクラッチピボットピンを外す。 g293390 図8 g293386 図 11 1. 5. g293391 図9 6 ピボットピン 2.
g293389 図 12 g293386 図 14 リールクラッチシャフトアセンブリの構成部品を点 検し、破損しているものがあれば交換する。 6. 1. 8 リールクラッチレバーキットを 取り付ける ピボットピン 2. クラッチシャフトアセンブリ 3. リールブレーキリングトランスミッションハウジン グに押し嵌めされているを十分にきれいにしてか ら、リールクラッチアセンブリをトランスミッション ハウジングの取り付け作業にかかる。 4. リールクラッチレバーのシャフトに、V リングシー ル大を取り付けるリップシール面をトランスミッショ ンハウジングに向けて取り付ける図 15。 この作業に必要なパーツ 1 リールクラッチレバー 1 リールクラッチフォーク 1 V リングシール 小 1 V リングシール 大 1 ワッシャ 1 ボルト 1 固定ねじ 手順 1. ピボットピンのねじ山にロッキングコンパウンド を塗る。 2.
注 すきまゲージの代わりとしてドリルビット#55を 使用できます。 9 リールクラッチアセンブリの調 整を行う 6. ジャムナットを締めて調整を固定する。ジャムナッ トを締めるときに固定ねじを回転させないこと。 7. トランスミッションにゴム製プラグを元通りに取 り付ける。 必要なパーツはありません。 手順 1. トランスミッションの前面についているゴム製プラ グを外してリール駆動クラッチ部分が見えるよ うにする。 2. リールクラッチレバーに固定ねじを固定している ジャムナットをゆるめる。 3. リールクラッチレバーを上方向に軽く押す。 g203643 図 17 g203642 図 16 1. リール駆動ハブの歯 5. リールクラッチレバー 2. リール駆動ハブ 6. 固定ねじ 3. リールクラッチのハブ 7. ジャムナット 4. すきまの場所 4. リールクラッチレバーの固定ねじを少しゆるめて、 リール駆動部のハブの歯が相手方のリールクラッ チプーリに触れるようにする。 5.
10 トランスミッション駆動ベルトと トランスミッションカバーを取 り付ける この作業に必要なパーツ 1 スプリングピン 1 ガスケット 手順 g205730 図 19 重要 トランスミッションベルトにテンションを掛ける前 に、必ず、トランスミッションカバーの取り付けボルト類 を規定値にトルク締めしてください。 1. 1. 5. トランスミッションのプーリにトランスミッションベル トを掛け回す。駆動プーリとアイドラプーリに正し いルートでベルトを取り付けること。 4. ドラム駆動プーリ 駆動プーリ 5. リールクラッチのプーリ 3. アイドラプーリ 6. アイドラプーリ 2. トランスミッションハウジングのボア2箇所それぞ れにダボピンを確実に打ちこむ。 3. トランスミッションアセンブリに新しいガスケットを 取り付ける。ガスケットはトランスミッションハウジ ングの 2 本のダボピンに合わせて取り付ける。 4.
11 リールクラッチケーブルを接続 する 必要なパーツはありません。 走行レバーアセンブリにリールクラッ チケーブルを固定する 1. 2. g294210 レバーアセンブリのスプリングアンカーにケーブル スプリングを取り付ける。ケーブルスプリングの フック端部をマシン前方に向けること。 図 20 ケーブルハウジングをシフトマウントブラケットのス ロットに通す。ブラケットの両側にジャムナット、 平ワッシャ、ロックワッシャを配置すること。ジャ ムナットの上下に出ているねじ山の数が同じにな るようにジャムナットの位置を調節する。最終調 整が終わるまでジャムナットは本締めしない。 1. トランスミッション 4. リテーナリング 2. ゴム製プラグ 5. ケーブルスプリング 3. リールクラッチレバー 6. リールクラッチケーブル リールクラッチケーブルをトランスミッ ションに取り付ける 1. ケーブル用のアイレットをトランスミッションのリー ルクラッチレバーに、リテーナリングで取り付ける 2.
12 2. スロットルケーブルをケーブルクランプの下に入 れてねじ固定する。 3. スロットルケーブルを調整する。調整後、ねじ 類がすべて十分に締め付けられていることを確 認する。 4. 必要に応じ、エンジンオイルの量を点検・補充 する。 5. 点火コードを点火プラグに接続する。燃料タンク についている燃料バルブを開く。 6. エンジンを始動して暖機運転を行う。アイドル 速度ローとハイの両方を点検し、必要に応じて 調整する。 エンジンを取り付ける 必要なパーツはありません。 エンジンベースアセンブリを取り付ける 1. トランスミッションの入力シャフトのカップラにカッ プラのスリーブが取り付けられていることを確認 する。 2. マシンにエンジンベースアセンブリを載せる。 3.