Form No. 3432-154 Rev B 55 cm Recycler® SmartStow® 芝刈り機 シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 21761—シ オペレーターズマニュアル はじめに この機械は、一般の家庭での使用を前提として製造さ れた、回転刃を使用する歩行式芝刈り機です。この製 品は、適切な管理を受けている家庭などの芝生に対 する刈り込み管理を行うことを主たる目的として製造さ れております。この機械は本来の目的から外れた使 用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合が あります。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からない、また適切な方 法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用 するのはお客様の責任です。 安全上の注意事項、取扱い説明書、アクセサリについ ての資料、代理店の検索、製品のご登録などについ ては www.Toro.
目次 安全について はじめに .................................................................... 1 安全について ............................................................. 2 安全に関する一般的な注意 .............................. 2 安全ラベルと指示ラベル ...................................... 3 組み立て ................................................................... 4 1 ハンドルを開く ............................................. 4 2 スタータロープをロープガイドに通 す ............................................................. 4 3 エンジンへのオイルの補給......................
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 decaloemmarkt 製造者マーク 1. 工場から出荷される際に装着されているものと同じ純正品 の刈り込み刃であることを示します。 decal131-4514 131-4514 decal133-8198 133-8198 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと燃料を表示され たレベルまで入れ、次にマシンを後ホイールを軸にして倒 して保管する。 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 手の負傷や切断の危険回転刃に近づかないこと 使用時には すべての安全カバー類を正しく取り付けておくこと。 3. 刈り込み刃で手を切断する危険保守整備作業前には点火 プラグのコードを外すこと。 4. 異物が飛び出す危険人を近づけないでください機械から離 れる場合はエンジンを停止する刈り込みを始める前に危 険物を除去しておく。 5.
組み立て 重要 エンジンや機体についているビニルシートやカバーなどの包装資材は外して捨ててください。 1 ハンドルを開く 必要なパーツはありません。 手順 警告 不用意にハンドルを開くとケーブルが破損して危険である。 • ハンドルの開閉操作は、ケーブルを傷つけないように注意して行うこと。 • ケーブルがハンドルを外側を通っていることを確認する。 • ケーブルの破損を発見したら、弊社の正規代理店に連絡する。 重要 ハンドルに手を挟まれないように、ハンドルをロックする時はハンドルを手で支えてください。 g239997 図3 2 スタータロープをロープガイドに通す 必要なパーツはありません。 手順 重要 エンジンの始動を安全に、簡単に行えるように、スタータロープをロープガイドに通しておいてください。 4
g230180 図4 3 エンジンへのオイルの補給 必要なパーツはありません。 手順 重要 オイル量が少なすぎても多すぎても、そのままでエンジンを運転するとエンジンを破損させる恐れがあります。 g222533 図5 5
4 集草バッグを取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 g235791 図6 6
製品の概要 仕様 モデル 21761 g305034 図7 1. ブレードコントロールバー 8. 点火プラグ 9. 側方排出デフレクタ 2. 自走バー 3. 自走走行調整 10. オイル補給口/ディップス ティック 4. 後デフレクタ図示せず 11. 刈高レバー4 5. 洗浄ポート図示せず 12. ハンドルロック2 6. 燃料タンクのキャップ 13. ハンドル 7. エアフィルタ 14. リコイルスタータハンドル g009571 図8 1. 集草バッグ 2.
運転操作 – 燃料は安全で汚れのない認可された容器に入 れ、子供の手の届かない場所で保管する。 • 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 運転の前に 燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。ま た気化した燃料に長期間ふれると身体に重篤な症 状や疾病を引き起こす。 – ガソリン蒸気を長時間吸わないようにする。 – ノズルや燃料タンクの注入口には手や顔を近づ けないこと。 運転前の安全確認 – 目や皮膚に燃料が付着しないようにすること。 安全に関する一般的な注意 • • • • • • 燃料を補給する 必ず、機械を停止させ、各部の動きが完全に停止 し、機体の温度が十分に下がったのを確認して から、調整、洗浄、格納、修理などの作業に掛 かってください。 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告 表示などに十分慣れ、安全に運転できるようにな りましょう。 使用前に必ず目視点検を行い、デフレクタ、集草 装置など、ガード類や安全を確保する部材の状 態を確認してください。 使用前に必ず、ブレードとブレードボルトの点検 を行ってください。 これから機械で作業する場所をよく確認し、作業の 邪魔にな
g231765 図 10 ハンドルを調整する ハンドルの位置は希望する高さに調整することができます。 ハンドルロックを回して解除し、ハンドル位置を2ヶ所から1つ選択して合わせ、ハンドルをロックする図 11。 g269729 図 11 刈高を調整する 注意 エンジン停止直後は、マフラーが高温高圧状態となっていて触れると火傷を負う危険性がある。 高温のマフラーに触れないように注意してください。 希望の刈高に調整してください。全部の車輪を同じ高さに調整します図 12。 9
g254132 図 12 運転中に て子供を監視してください。人が近づいてきたら機 械を停止させてください。 運転中の安全確認 • 後退する場合には、常に自分の足元と後方の安 全を確認してください。 安全に関する一般的な注意 • 機械の運転は十分な視界の確保ができる適切な 天候条件のもとで行ってください。落雷の危険があ る時には運転しないでください。 • また、ぬれた芝生や落ち葉の上はスリップしやす く、運転中に転んでブレードに触れると大けがをす る危険もあります。ぬれた芝の刈り込みは避けて ください。 • 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障 害物の近くや視界のきかない場所では安全に特に 注意してください。 • 機械から排出される刈りかすを人に向けないでくだ さい。また、壁などにも向けないでください。異物 が飛び出した時に跳ね返って身体に当たってけがを する恐れがあります。砂利道などをわたる場合に は、ブレードの回転を止めてください。 • 隠れた穴、わだち、盛り上がり、岩などの見えない 障害物に注意しましょう。不整地では、機械が転倒 したり、足元が不確かになって運転
の後に機械の点検を行ってください。異常を発見し たら、作業を再開する前にすべて修理してください。 自走運転 • 運転位置を離れる前に、エンジンを止め、可動部 が完全に停止したのを確認してください。 自走モデルのみ • エンジン停止直後は、高温高圧状態となっていて触 れると火傷を負う危険性があります。高音のエンジ ンに触れないように注意してください。 • エンジンは換気の十分確保された場所で運転してく ださい。排気ガスには致死性ガスである一酸化炭 素が含まれています。 • 集草バッグ各部や排出シュートに摩耗や破損がな いか頻繁に点検し、必要に応じ、トロの純正交換 部品と交換するようにしてください。 自走を開始するには 自走バーをハンドルに押し付 。 け る よ う に 引 き 込 む 図 14。 • g240765 図 14 斜面での安全確保 1.
刈りかすを集草する場合 刈りかすを集めたい場合には集草バッグを使います。 側方排出シュートが取り付けられている場合は外してください 側方排出シュートを取り外す (ページ 12)を参 照してください。 集草バッグを取り付ける 1. 後部デフレクタを上に開いてその位置に保持する図 15A。 2. 集草バッグを取り付ける。バッグについているピンがハンドルのノッチに掛かったことを確認する図 15B。 3.
ヒント • 刈り込みについての一般的なヒント 落ち葉が 13 cm 以上の深さに積もっている場合に は、最初に高めの刈高で刈り込み、次に希望の 刈高で刈るようにしてください。 • 落ち葉を十分に細かく切断できない場合には、歩く 速度を落としてください。 • • • • • これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に 巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。 刈り込み中にブレードを硬いものに当てないように 注意してください。障害物があるとわかっている場 所は絶対に刈り込まないでください。 機械が何かにぶつかったり、異常な振動を始めた ら直ちにエンジンを停止させ、キーが付いている機 種ではを抜き取り、点火プラグのコードをはずし、 機械が破損していないか点検してください。 シーズンの始めにブレードを新しいものに交換す ることをお奨めします。 また、ブレードは必要に応じて交換し、その際は Toroの純正部品をご使用ください。 運転終了後に 運転終了後の安全確保 安全に関する一般的な注意 芝草の刈り込み • • • • • • 一度に刈り込む量は草丈のおよそ 1/3 程度までとし
g189173 図 17 1. 洗浄ポート 6. 水道栓を開く。 7. エンジンを始動してブレードを回転させ、デッキ下 から刈りかすが排出されなくなるまで待つ。 8. エンジンを停止する。 9. 水道を止め、ホースを外す。 10. エンジンを数分間運転してデッキの裏側から水分 を完全に飛ばす。 11. 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジ ンが十分冷えていることを確認してください。 g189219 図 18 4. 機体を立てて格納するには 機体を立てて裏側を洗浄するには 1. 機体を立てる 機体を立てて格納するには (ページ 14)を参照。 2.
警告 不用意にハンドルを開閉するとケーブルが破損 して危険である。 • ハンドルの開閉操作は、ケーブルを傷つけな いように注意して行うこと。 • ケーブルの破損を発見したら、弊社の正規代 理店に連絡する。 1. この機械の刈高設定は 92 mm までである。刈高 がこれより高くなっている場合には適正範囲に下 げること 刈高を調整する (ページ 9)を参照。 ハンドルロックを解除する図 20。 g189218 図 20 4. ハンドルで機体の前部を持ち上げて格納場所へ 運ぶ 図 21 。 g189217 decal133-8198 1. 6. 図 21 図 19 3. ハンドルロックを掛ける。 機体を立てて格納する時には、タンク内の燃料 の量が、このオペレーターズマニュアルに記載さ れている高さ未満とすることエンジンに貼り付けて あるエンジンメーカーのステッカーを参照図 19。 注 タンク内の燃料の量が、多すぎる場合には、 余分の燃料を他の安全な容器に移し替えて、タ ンク内の燃料の量をエンジンメーカーが指示する 量以下に減らすこと。 2. 5. ハンドルロック解除位置 2.
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用するごとまたは毎日 使用後毎回 1年ごと 1年ごとまたは長期保管前 整備手順 • エンジンオイルの量を点検し、足りなければ注ぎ足す。 • ブレードコントロールバーから手を離すと 3 秒以内にエンジンが停止することを確認 してください。 • 機体の下部についている刈かすやよごれを除去する。 • エアフィルタの整備を行う;ほこりの多い環境で使用しているときには整備間隔を 短くする。 • エンジンオイルの交換を行う(任意)。 • ブレードは、交換するか研磨するかする(刃先が丸くなるのが早い場合には回数を 増やす)。 • エンジン外側を清掃する;上部や側部からごみやほこりを取り除く;ほこりの多い環境で 使用しているときには清掃間隔を短くする。 • 修理やシーズン後の保管の前には、本書の説明に従って燃料タンクを空にする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 保守作業時の安全確保 整備作業にかかる前に • 整備などの前には、必ず点火プラグコードを外して ください。 1.
エアフィルタの整備 エンジンオイルの交換 整 備 間 隔 : 1年ごと 整 備 間 隔 : 1年ごと 1. エアフィルタカバー上部のクリップを外す図 23。 エンジンオイルは交換する必要はありませんが、交換 する場合には以下の手順で行ってください。 注 エンジンを始動し、数分間回転させて内部のオイル を温める。オイルを温めると汚れがよく落る。 エンジンオイルの仕様 エンジンオイルの量 0.44 リットル* オイルの粘度 SAE 30 または SAE 10W-30 洗浄性オイル API 規 格 SJ またはそれ以上のクラス *オイルを抜いた後でも、クランクケースの中にオイ ルが残っています。オイルの全量を一度に入れない でください。エンジンオイルは以下の説明に従って入 れてください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 整備作業にかかる前に (ページ 16)を参照。 3. キャップを左に回してディップスティックを抜き取 る 図 24 。 g189231 図 23 1. クリップ 2. 3. エアフィルタのカバー エアフィルタ 2.
警告 ブレードは大変鋭利である ブレードに触れると大け がをする危険がある。 ブレードの整備を行う場合には手袋をはめる。 1. 整備作業にかかる前に (ページ 16)を参照。 2. 機体を傾けるときには、エアフィルタが上にな るように傾ける。 3. 角材などを使ってブレードをしっかり保持する図 26 。 g189232 図 25 5. オイルが抜けたら機体を元通りに立てる。 6. オイル補給管から、必要量の約 ¾ をエンジン に入れる。 7. オイルがエンジン内部に落ち着くまで 3 分間待 つ。 8. きれいなウェスでディップスティックをぬぐう。 9. 補給口にディップスティックを差し込んでねじ部を 最後まで締め、もう一度抜き取る。 10.
g269307 図 28 1. ハンドル左側 4. ナットを右に回すと調整が きつくなる。 2. 調整ナット 5. ノブを左に回すと調整がゆ るくなる。 3. 自走ケーブル 2. g231390 図 27 ケーブル図 28を押し引きして適当な位置に調整 できたら、その位置に保持する。 注 ケーブルはエンジン側に押すと走行速度が速 くなり、引くと遅くなります。 重要 ブレードの立っている側 セール部 がハウジ ングを向くのが正しい取り付け方です。 6. 3. ト ル ク レ ン チ を 使 っ て 、 ブ レ ー ド を 82 N·m8.3 に締 め 付 け る 。 kg.m = 60 ft-lbに 注 最後にソケットレンチなどでナットをしっかりと 締め付ける。 自走運転の調整 自走モデルのみ 自走運転ケーブルを取り換えた場合など調整が必要な 時には、以下の方法で行います。 1.
保管 6. 燃料タンクに新しい燃料を入れる 燃料を補給す る (ページ 8)を参照。 保管は、汚れていない乾燥した場所で行う。 7. 点火コードを接続する。 格納保管時の安全確保 必ず、機械を停止させ、各部の動きが完全に停止し、 機体の温度が十分に下がったのを確認してから、調 整、洗浄、格納、修理などの作業に掛かってください。 格納保管の準備 1. シーズン最後の燃料補給の時に、燃料スタビライ ザToro Premium Fuel Treatment などを添加して おく。使用方法は各製品の説明に従う。 2. 抜き取った燃料は適切に処分する。それぞれの 地域の法律などに従って処分すること。 注 エンジンの掛かりが悪い一番の原因は燃料タ ンク内部で燃料が劣化することです。燃料安定 剤を入れない場合は30日以上の燃料保管をしな いでください。安定剤を入れた場合でも90日以 上の保管はしないでください。 3. エンジンを始動し、燃料切れで自然に停止するま で放置する。 4.
メモ
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