Form No. 3428-891 Rev A 55 cm Recycler® 芝刈り機 シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 21767—シ オペレーターズマニュアル はじめに この機械は、一般の家庭での使用を前提として製造さ れた、回転刃を使用する歩行式芝刈り機です。この製 品は、適切な管理を受けている家庭などの芝生に対 する刈り込み管理を行うことを主たる目的として製造さ れております。この機械は本来の目的から外れた使 用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合が あります。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からない、また適切な方 法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用 するのはお客様の責任です。 安全上の注意事項、取扱い説明書、アクセサリについ ての資料、代理店の検索、製品のご登録などについ ては www.Toro.
目次 安全について はじめに .................................................................... 1 安全について ............................................................. 2 安全に関する一般的な注意 .............................. 2 安全ラベルと指示ラベル ...................................... 3 組み立て ................................................................... 5 1 ハンドルを組み立てて取り付ける ..................... 5 2 スタータロープをロープガイドに通 す ............................................................. 5 3 エンジンにオイルを入れる ..............................
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 decaloemmarkt 製造者マーク 1. 工場から出荷される際に装着されているものと同じ純正品 の刈り込み刃であることを示します。 decal112-8760 112-8760 1. 物が飛び出す危険人を近づけないこと。 2. ブレードによる手足切断の危険可動部に近づかないこと decal125-5026 125-5026 1. リサイクルモード 2. 集草モード decal131-4514 131-4514 3 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 手の負傷や切断の危険回転刃に近づかないこと 使用時には すべての安全カバー類を正しく取り付けておくこと。 3. 刈り込み刃で手を切断する危険保守整備作業前には点火 プラグのコードを外すこと。 4. 物が飛び出す危険人を近づけないこと。 5.
decal138-3278 138-3278 1. ハンドルを下げると前進走 行。 2. ハンドルを上げると後退走 行。 decal137-9196 137-9196 1. ロック 2.
組み立て 重要 エンジンや機体についているビニルシートやカバーなどの包装資材は外して捨ててください。 1 ハンドルを組み立てて取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 注 ケーブルがハンドルの外側を通っておりハンドルに挟まれていないことを確認する図 3D。 g236451 図3 5
2 スタータロープをロープガイドに通す 必要なパーツはありません。 手順 重要 エンジンの始動を安全に、簡単に行えるように、スタータロープをロープガイドに通しておいてください。 g230719 図4 6
3 エンジンにオイルを入れる 必要なパーツはありません。 手順 重要 エンジンにはオイルが入っておりませんが、付属品としてオイルがついてきます。エンジンを始動する前 に、エンジンオイルを入れてください。 g222533 図5 4 集草バッグを取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 g241560 図6 7
製品の概要 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセ サリをご覧になることができます。 いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ず Toroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアク セサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を 受けられなくなる場合がありますのでおやめください。 g287204 図7 1. 自走バー 8. 点火プラグ 2. ブレードコントロールバー 9. 刈高レバー4 3. 自走走行調整 10. 側方排出デフレクタ 4. 後デフレクタ図示せず 11. オイル補給口/ディップス ティック 5. 洗浄ポート図示せず 12. 6. 燃料タンクのキャップ バッグ・オン・デマンド・レ バー 13. ハンドルノブ2 7. エアフィルタ 14.
運転操作 – ガソリン蒸気を長時間吸わないようにする。 – ノズルや燃料タンクの注入口には手や顔を近づ けないこと。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 – 目や皮膚に燃料が付着しないようにすること。 運転の前に 燃料を補給する 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • • • • • • 必ず、機械を停止させ、各部の動きが完全に停止 し、機体の温度が十分に下がったのを確認して から、調整、洗浄、格納、修理などの作業に掛 かってください。 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告 表示などに十分慣れ、安全に運転できるようにな りましょう。 使用前に必ず目視点検を行い、デフレクタ、集草 装置など、ガード類や安全を確保する部材の状 態を確認してください。 使用前に必ず、ブレードとブレードボルトの点検 を行ってください。 これから機械で作業する場所をよく確認し、作業の 邪魔になるもの、機械に巻き込まれそうなものはす べて取り除きましょう。 回転中のブレードに接触すると大けがをします。刈 高の調整を行う時に、指や手をハウジングの下 に入れないでください。 • 機械の性能を最も良く発揮
エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 重要 オイル量が少なすぎても多すぎても、そのままでエンジンを運転するとエンジンを破損させる恐れがあります。 g231765 図 10 ハンドルを調整する ハンドルの位置は高低の二種類から選択することができます。使いやすい位置をお選びください図 11。 g269686 図 11 1. ハンドルノブを両方とも取り外す。 2. ハンドルを希望する高さにする。 3.
刈高を調整する 注意 エンジン停止直後は、マフラーが高温高圧状態となっていて触れると火傷を負う危険性がある。 高温のマフラーに触れないように注意してください。 希望の刈高に調整してください。全部の車輪を同じ高さに調整します図 12。 g254131 図 12 運転中に • 運転中の安全確認 • 安全に関する一般的な注意 • 作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボ ン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護 具を着用してください。長い髪は束ねてください。 ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けないで ください。 • この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってく ださい。運転中は運転操作に集中してください注意 散漫は事故の大きな原因となります。 • 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 • ブレードは大変鋭利ですブレードに触れると大けが をする危険があります。エンジンを停止させたら、 すべての部分が完全に停止するまで運転位置を離 れないでください。 • • • • 11 ブレードコントロールバーから手を離すと、エンジン が停止し、
• 機械から排出される刈りかすを人に向けないでくだ さい。また、壁などにも向けないでください。異物 が飛び出した時に跳ね返って身体に当たってけがを する恐れがあります。砂利道などをわたる場合に は、ブレードの回転を止めてください。 • 隠れた穴、わだち、盛り上がり、岩などの見えない 障害物に注意しましょう。不整地では、機械が転倒 したり、足元が不確かになって運転姿勢が崩れたり する恐れがあります。 g233422 図 13 機械が何かにぶつかったり、異常な振動を始めたら 直ちにエンジンを停止させ、機械各部全ての動作が 停止するまで待って点火プラグのコードをはずし、そ の後に機械の点検を行ってください。異常を発見し たら、作業を再開する前にすべて修理してください。 注 数回試みてもエンジンを始動できない場合には、代 理店に連絡してください。 • 運転位置を離れる前に、エンジンを止め、可動部 が完全に停止したのを確認してください。 自走運転 • エンジン停止直後は、高温高圧状態となっていて触 れると火傷を負う危険性があります。高音のエンジ ンに触れないように注意してください。 上部ハンド
刈りかすのリサイクリング バーをリサイクリングにセットしてください バッグ・オ ン・デマンド・レバー (ページ 14)を参照してください。 側方排出シュートが取り付けられている場合は外して ください 側方排出シュートを取り外す (ページ 14)を 参照してください。 出荷時に、刈りかすをリサイクリング粉砕して芝生に戻 す設定にしてあります。 集草バッグが取り付けてあって「バッグ・オン・デマ ンド」レバーが集草にセットされている場合には、レ 刈りかすを集草する場合 刈りかすを集めたい場合には集草バッグを使います。 側方排出シュートが取り付けられている場合は外してください 側方排出シュートを取り外す (ページ 14)を参照して ください。「バッグ・オン・デマンド」レバーがリサイクリングにセットされている場合には、集草にセットしてく ださい バッグ・オン・デマンド・レバー (ページ 14)を参照してください。 集草バッグを取り付ける 1. 後部デフレクタを上に開いてその位置に保持する図 15A。 2.
バッグ・オン・デマンド・レバー 側方排出での刈り込み 集草バッグを装着したままの状態で、集草しないリサイ クリング刈り込みと刈りかすや落ち葉を集めながらの刈 り込みを切り替えることができます。 非常に背の高い草を刈る時には側方排出にしてくだ さい。 集草バッグが取り付けてあって「バッグ・オン・デマン ド」レバーが集草にセットされている場合には、レバー をリサイクリングにセットしてください バッグ・オン・デマ ンド・レバー (ページ 14)を参照してください。 集 草 し な が ら の 刈 り 込 み を し た い 場 合 に は 、レバー の頭部にあるボタンを押し込んでレバーを前に倒 します。ボタンが飛び出して来ればセット完了で す 図 16 。 • サイドディスチャージ 側方排出 シュー トを取り付ける 側面にあるデフレクタのラッチを外して持ち上げ、側方 排出シュートを取り付ける図 18。 g027453 図 16 1.
• シーズンの始めにブレードを新しいものに交換す ることをお奨めします。 運転終了後に • また、ブレードは必要に応じて交換し、その際は Toroの純正部品をご使用ください。 運転終了後の安全確保 芝草の刈り込み 安全に関する一般的な注意 • 一度に刈り込む量は草丈のおよそ 1/3 程度までとし ましょう。芝草がまばらにしか生えていない時や、 成長が遅い時期晩秋以外は、刈高を 51 mm 以下 にしないようにするのが良いでしょう。 • 必ず、機械を停止させ、各部の動きが完全に停止 し、機体の温度が十分に下がったのを確認して から、調整、洗浄、格納、修理などの作業に掛 かってください。 • 草丈が15 cmを超えるような場所を刈り込む時に は、最初に一番高い刈高でゆっくりと刈り込み、 次に刈高を下げて刈るときれいにできます。草丈 が高すぎるとブレードに絡みついてエンジンが停止 する場合があります。 • 火災防止のため、機械に刈りかすなどが溜まらな いように注意する。オイルや燃料がこぼれた場合 はふき取る。 • ぬれた芝草やぬれた落ち葉は、あちらこちらにへ ばりつきやすく、刈り込
機体下の清掃 1. 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 重要 ハンドルを折りたたむ時に、ケーブルがを ハンドルノブの外側になるようにしてください。 刈り込み作業が終わったらすぐに機械を洗浄するの がベストです。 1. 舗装された平らな場所に駐車する。 2. エンジンを停止させたら、すべての部分が完全に 停止するまで運転位置を離れないでください。 3. 刈り込みデッキを一番低い刈高に降下させる。 刈高を調整する (ページ 11)を参照。 4. 後部ドアの裏側刈りかすがデッキから出て集草 バッグに入る部分を洗浄する。 ハンドルブラケットからハンドルノブ2個とキャリッ ジボルト2本を外して保管する図 20。 注 「バッグ・オン・デマンド」エリアをレバー前 位置と後位置の両方で丁寧に清掃する搭載機種 の場合 。 5. 洗浄ポートにホースを接続し、ホースを水道栓 につなぐ 図 19 。 g032869 図 20 1. 2. ハンドルノブ 2. キャリッジボルト ハンドルを前方に折りたたむ図 21。 g033502 図 19 1. 洗浄ポート 6.
g032865 図 22 1. ハンドルノブ 2. キャリッジボルト 4. ハンドルブラケットにハンドルノブとキャリッジボル トを仮止めする。 5.
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用するごとまたは毎日 25運転時間ごと 1年ごと 1年ごとまたは長期保管前 整備手順 • エンジンオイルの量を点検し、足りなければ注ぎ足す。 • ブレードコントロールバーから手を離すと 3 秒以内にエンジンが停止することを確認 してください。 • 機体の下部についている刈かすやよごれを除去する。 • エアフィルタの整備を行う;ほこりの多い環境で使用しているときには整備間隔を 短くする。 • エアフィルタを交換する;ほこりの多い環境で使用しているときには交換間隔を短くする。 • エンジンオイルの交換を行う(任意)。 • ブレードは、交換するか研磨するかする(刃先が丸くなるのが早い場合には回数を 増やす)。 • エンジン外側を清掃する;上部や側部からごみやほこりを取り除く;ほこりの多い環境で 使用しているときには清掃間隔を短くする。 • 修理やシーズン後の保管の前には、本書の説明に従って燃料タンクを空にする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 保守作業時の安全確保 • 整備などの前には、必ず点火プラグコード
エアフィルタの整備 エンジンオイルの交換 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 整 備 間 隔 : 1年ごと 1年ごと 1. エンジンオイルは交換する必要はありませんが、交換 する場合には以下の手順で行ってください。 エアフィルタカバー上部のクリップを外す図 24。 注 エンジンを始動し、数分間回転させて内部のオイル を温める。オイルを温めると汚れがよく落る。 エンジンオイルの仕様 エンジンオイルの量 0.44 リットル オイルの粘度 SAE 30 または SAE 10W-30 洗浄性オイル API 規 格 SJ またはそれ以上のクラス 1. 平らな場所に駐車する。 2. 整備作業にかかる前に (ページ 18)を参照。 3. キャップを左に回してディップスティックを抜き取 る 図 25 。 g033514 図 24 1. クリップ 2. エアフィルタのカバー 3. エアフィルタ 2. エアフィルタを取り外す (図 24)。 3.
ブレードの交換 整 備 間 隔 : 1年ごと 重要 ブレードを適切に取り付けるにはトルクレンチが 必要です。トルクレンチをお持ちでない場合や、この 整備に不安がある場合には、弊社の正規サービス ディーラにご相談ください。 燃料が無くなったら、そのたびにブレードを点検してくだ さい。ブレードに破損や割れを発見した場合には直ち に交換してください。刃先が鈍くなっていたり、曲がっ たりしている場合には、研磨または交換してください。 g027457 警告 図 26 5. オイルが抜けたら機体を元通りに立てる。 6. オイル補給管から、必要量の約 ¾ をエンジン に入れる。 7. オイルがエンジン内部に落ち着くまで 3 分間待 つ。 8. きれいなウェスでディップスティックをぬぐう。 9. 補給口にディップスティックを差し込んでねじ部を 最後まで締め、もう一度抜き取る。 10.
自走運転の調整 自走モデルのみ 自走運転ケーブルを取り換えた場合など調整が必要な 時には、以下の方法で行います。 1. 調整ナットを左に回してケーブルの調整をゆる める 図 29 。 g273506 g231390 図 29 図 28 重要 ブレードの立っている側 セール部 がハウジ ングを向くのが正しい取り付け方です。 6. ト ル ク レ ン チ を 使 っ て 、 ブ レ ー ド を 82 N·m8.3 に締 め 付 け る 。 kg.m = 60 ft-lbに 1. ハンドル左側 4. ナットを右に回すと調整が きつくなる。 2. 調整ナット 5. ノブを左に回すと調整がゆ るくなる。 3. 自走ケーブル 2.
保管 6. 燃料タンクに新しい燃料を入れる 燃料を補給す る (ページ 9)を参照。 保管は、汚れていない乾燥した場所で行う。 7. 点火コードを接続する。 格納保管時の安全確保 必ず、機械を停止させ、各部の動きが完全に停止し、 機体の温度が十分に下がったのを確認してから、調 整、洗浄、格納、修理などの作業に掛かってください。 格納保管の準備 1. シーズン最後の燃料補給の時に、燃料スタビライ ザToro Premium Fuel Treatment などを添加して おく。使用方法は各製品の説明に従う。 2. 抜き取った燃料は適切に処分する。それぞれの 地域の法律などに従って処分すること。 重要 エンジンの掛かりが悪い一番の原因は燃料 タンク内部で燃料が劣化することです。燃料安 日以 上 に わ た っ 定 剤 を 添 加 し て い な い 燃 料 を 30日 て保管しないでください。安定剤を添加した燃料 であっても、安定剤メーカーが推奨する期間を 越えて保管しないでください。 3. エンジンを始動し、燃料切れで自然に停止するま で放置する。 4.
EEA/UK に お け る プ ラ イ バ シ ー に 関 す る お 知 ら せ Toro に よ る お 客 様 の 個 人 情 報 の 利 用 に つ い て The Toro Company (“Toro”) は、お客様のプライバシーを尊重します。弊社の製品をお買い上げ頂いた際、弊社ではお客様に関する情報を、お客様から直 接、あるいは弊社の支社や代理店を通じて入手いたします。入手した情報は、お客様との契約を履行するために使用されます。具体的には、お客様のため の製品保証登録、保証請求の処理、万一製品をリコールする場合のご連絡、さらには弊社の事業を進めるため、たとえばお客様満足度を調査したり、製品 の改良、またお客様にとって役に立ちそうな製品のご紹介などに使用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の子会 社、提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場合があります。また、法律に基づく要請があった場合や、事業の売却、買収、合併など が発生した場合にはお客様の情報を開示する場合があります。ただし、マーケティングのためにお客様の個人情報を他社に売ることは絶対