Form No. 3376-779 Rev A 320-D コ ン パ ク ト ・ ユ ー テ ィ リ テ ィ ー ローダ 22337CP— —シ リ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 22337CP 製品の登録は: www.Toro.com.
危険 モデル番号 この機械で掘削する現場の地中に、電線、ガス 管、電話線などが埋設されている可能性があり ます。不用意にこれらに触れて感電や爆発事 故を起こす危険があります。 シリアル番号 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 2を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 事故防止のため、作業現場を前もって精査し、 埋設物を確認し、マーキングするなど、適切な 措置をとってください。必要に応じ、電力会社 やガス会社に連絡して正確な埋設場所を特定、 マーキングしてもらうなどしてください(たと 1100で で連 邦 全 土 で え ば オ ー ス ト ラ リ ア で は 電 話 1100 このサービスを受けることができます)。 図2 1.
トラクションユニットを輸送するときの固 定法 ................................ 大腿部サポートの調整 ................... 保守 ....................................... 推奨される定期整備作業 .................... 整備前に行う作業 .......................... アクセスカバーの開け方 ................. 潤滑 ..................................... トラクションユニットのグリスアッ プ .................................. エンジンの整備 ............................ エアクリーナの整備 ..................... エンジンオイルについて ................. 燃料系統の整備 ............................ 燃料フィルタの交換 ..................... 燃料系統からのエア抜き ........
運転の前に て作業してください。ターフの状態は、マシン の安定性に大きな影響を与えます。 危険 • 斜面で旋回したり方向転換をするときは、十分 に減速し、慎重に運転してください。 この機械で掘削する現場の地中に、電線、ガス 管、電話線などが埋設されている可能性があり ます。不用意にこれらに触れて感電や爆発事 故を起こす危険があります。 • ガード類は必ず正しく取り付けて使用してくだ さい。すべてのインタロック装置を適切に取り 付け、適切に調整し、正しく作動する状態で お使いください。 事故防止のため、作業現場を前もって精査し、 埋設物を確認し、マーキングするなど、適切な 措置をとってください。必要に応じ、電力会社 やガス会社に連絡して正確な埋設場所を特定、 マーキングしてもらうなどしてください(たと え ば オ ー ス ト ラ リ ア で は 電 話1100 1100で で連邦全土で このサービスを受けることができます)。 • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジン の回転数を上げすぎたりしないでください。 • どんな場合であれ、運転位置を離れる時には、 平らな場所に停車し、駆動装置を解除
• 使用中に熱くなる部分に触れないよう注意して ください。保守、調整、整備などの作業は、 マシン各部が安全な温度に下がってから行っ てください。 ラクションユニットが転倒する恐れがあります ので、穴やわだち、隆起がないか注意してくだ さい。深い芝生に隠れて障害物が見えないこと があります。 • 頭上の安全(木の枝、門、電線など)に注意 • 弊社が認可していないアタッチメントは使用し し、これらに機械や頭をぶつけないように十 分注意してください。 ないでください。アタッチメントでトラクショ ンユニットの安定性や運転特性が変わることが ありますので注意してください。認可されてい ないアタッチメントを御使用になると製品保証 を受けられなくなる場合があります。 • オペレータの近くに障害物がないことを確認し てから作業をするようにしてください。周囲に樹 木や壁などの障害物があることを忘れてバックし たりすると、思わぬ事故が起こる危険がありま す。本機を安全に操縦できるだけの十分な余裕 のない場所では本機を使用しないでください。 • 斜面ではどんな動作でもゆっくり、少しずつ 行ってください。急旋回したり不
• 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が • • • • • • • • • • • 製造時の性能を適切に発揮できるよう、交換部 掛かっている場合があります。取り外しには十 分注意してください。 修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外し てください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときにはプ ラスケーブルから接続します。 可動部に手足を近づけないよう注意してくださ い。エンジンを駆動させたままで調整を行うの は可能な限り避けてください。 バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の 良い場所で行ってください。バッテリーと充電 器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコ ンセントから抜いておいてください。また、安 全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたも のを使ってください。 各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が 十分にしまっているか常に点検してください。 擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り 替えてください。 整備・修理中にアームを上げておく必要がある 場合は、必ず油圧シリンダにロックを掛けて アーム
安定性データ 下表は最大使用可能傾斜角度の推奨値をトラクションユニットの姿勢別に示したものです。傾斜角度が記載 値を超える斜面ではトラクションユニットが安定を失う恐れがあります。なお、記載データはローダー・ アームを最低位置にした時のもので、アームを上げると安定性は悪くなります。 各アタッチメントのマニュアルには傾斜安定度が姿勢別に記載されています。この安定度に対応する角度 が、そのアタッチメントを取り付けた状態での最大使用可能傾斜角度です。例:取り付けたアタッチメン トの安定度が、機械前方が山側の時にB、機械後方が山側の時にD、横向きの時Cである場合、このア タッチメントを安定的に使用できる斜面の限界は、前進で上る場合は18°、後退で上る場合は10°、横断 する場合は14°となります。 最大使用可能傾斜角度(推奨値) 上向き 下向き 横向き トラクションユニットのみ、アタッチメントなし 7° 20° 17° トラクションユニットにカウンタウェイトを取り付け、アタッチメントは取り付けてい ない状態 5° 21° 17° A 25° 25° 20° B.
傾斜確認方法 G011841 図3 このページをコピーして各個人が利用してください。 1. この機械を安全に使用できる法面の傾斜角度については、「安全について」の章の「斜面データ」を参照のこと。法面で作業する場合に は、まずその法面の傾斜角度をこのスロープチャートで確認する。「「斜 面 デ ー タ 」 で 規 定 さ れ て い る 以 上 の 法 面 で は こ の 機 械 を 使 用 し な い こ と 。 推奨傾斜角度の線に合わせてチャートを折る。 2. この辺を垂直に保持して、建物の壁や樹木に合わせる。 3.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったもの は必ず新しいものに貼り替えてください。 100-1701 1. 手足を押しつぶされる危険:整備作業前にはシリンダにロックを取り付け、マニュアルを読むこと。 2. 警告:機体から離れるときにはアームを降下させ、キーを抜き取ること。 3. 手を押しつぶされる危険:可動部が完全に停止するのを待つこと。 4. 打撲・身体切断の危険: 無用の人間を近づけないこと。 5. 爆発や感電の危険:ガス管や電線を埋設している場所を掘削しないこと。 108-9733 1. 警告: オペレーターズマニュ アル を読むこと。 4. アーム:上昇 7. バケット:下降 10. エンジン:作動 2. 転倒の危険:上昇させたアー ムに重量が掛かったままの 状態で運転台から降りないこ と;また、法面では、必ず機 体のうちの重い側が斜面の 上側になるようにすること;重 量物を運ぶときはできるだけ 低い位置に維持して運ぶこ と;最大積載重量は 234 kg。 5. 走行:前進 8.
0-1702 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと; 最大低格積 載荷重 234 kg。 100-8822 1. 警告: 人を乗せないこと。 100-1703 1. 速度セレクタ 98-8235 1. 2. 高速 走行 3. 低速 100-1704 1. オペレーターズマニュアル 3. エンジンを掛ける。 を読むこと。 2. 補助油圧をニュートラル位 置にセットする。 98-8219 1. 2. 93-7814 1. 高速 スロットル 3. 低速 巻き込まれる危険:可動部に近づかないこと。 100-1692 100-8821 1. 手を押しつぶされたり切断されたりする危険:アームが上昇位 置にある時は、機体前部から十分に離れておくこと。 10 1. ブレーキ:ON 2. 駐車ブレーキ 3.
93-9084 1. 吊り上げポイント 2. ロープ掛けポイント 108-4723 1. 補助油圧装置 3. ニュートラル(OFF) 2. 後退(ロック位置) 4. 前進 98-4387 1. 106–5976 1. 冷却液の噴出に注意 3. 2. 爆発の危険: オペレーター ズマニュアル を読むこと 警告:高温部に触れないこ と 4. 警告:オペレーターズマニュ アル を読むこと。 98-3555 1. バッテリーを整備する際には、作業前にマニュアルを読むこと 2. 鉛含有:普通ゴミとして投棄禁止 3. 爆発の危険:保護メガネ等着用のこと 4. 劇薬危険:皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て 5. 火災の危険:火気厳禁、禁煙厳守のこと 6.
組み立て 3 1 バッテリーの取り付け バルブレバーを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 この作業に必要なパーツ 1 速度セレクタバルブのレバー 手順 トラクションユニットには、バッテリーがまだ搭載 されていません。お買い上げの代理店でメンテナン スフリー・バッテリーを搭載します。 手順 1. ボルトとロックワッシャを速度セレクタのレ バーに固定しているナットを外して捨てる。 2. ボルトとロックワッシャを使って、レバーを 速度セレクタに 図 4のように固定する。 メンテナンスフリー・バッテリー 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部 分が触れるとショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うと きには、端子と金属部を接触させないよう に注意する。 • バッテリーの端子と金属部を接触させない。 1. バッテリーカバーを固定しているボルト4 本を外して、バッテリーカバーを取り外す (図 5)。 図4 1. 速度セレクタバルブのレ バー 2.
整することが必要となりますので、以下の作業を 行ってください: 警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 1. 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに 火気を近づけない。 4. 重要 調整は必ずエンジンが十分に温まった状 態で行ってください。 充電が終わったら、チャージャのプラグをコ ンセントから抜いてから、チャージャのリー ド線をバッテリー端子から外す。 5. プラットフォームにバッテリーを取り付ける (図 5)。 6. 先ほど取り外したナットとバーで、バッテリー をシャーシに固定する(図 5)。 7. バッテリーのプラス端子にプラス(赤)ケー ブルを接続する(図 5)。ゴムカバーをかぶ せる。 エンジンを始動し、ハーフスロットルで5-10 分間程度のウォームアップを行う。 2. スロットルを FAST 位置にセットする。 3.
製品の概要 5 15 14 17 20 14 13 22 4 19 6 3 4 12 8 18 11 2 21 16 7 9 1 G005939 10 18 図7 取り付けプレート 7. ホイール 13. コントロールパネル 19. 駐車ブレーキレバー 2. チルトシリンダ 8. 昇降シリンダ 14. 吊り上げポイント 20. ラジエターのキャップ 3. 補助油圧カップラ 9. ハンドル 21. 太ももサポート 4. アーム(ローダ・アーム) バッテリー 22. フローディバイダ・コントロー ル 5. フロントアクセスカバー 6. 燃料タンク 1. 運転台(取り外し可能カウン 15. タウェイトは図示していない) 10. 後アクセスカバー(開いた状 16. 態) 11. エンジン 17. 12. エアフィルタ 18.
補助油圧装置用レバー • 旋 回 す る と き は、曲がりたい方向のレバーを ニュートラル側へ引き、もう一方のレバーはそ のままの状態を保持してください。 • 油圧アタッチメントを正転(前転)させるとき は、補助油圧レバーをゆっくり上昇させて後ろ へ引きます。 • 油圧アタッチメントを逆転させるときは、補助 油圧レバーをゆっくり上昇させて前へ押しま す。この位置はオペレータがいなくてもエンジ ンが停止しない「保持位置」(ディテント保持 位置)です。 注 前進・後退とも、レバーを遠くへ押す(引く) ほど走行速度が上がります。 • 減 速 す る と き は両方のコントロールをニュート ラルに、動かします。 アタッチメント・チルトレバー 速度セレクタ・レバー • アタッチメントを前に傾けるときは、レバーを ゆっくり前に動かします。 警告 • アタッチメントを後に傾けるときは、レバーを 走行中に速度セレクタ・レバーを操作すると、 トラクションユニットが急停止したり、急加速 したりする危険がある。速度セレクタ・レバー を中途半端な位置にセットして走行すると、走 行が不安定になったり、トラクション
駐車ブレーキ は、補助油圧装置とは別の油圧回路で駆動されます が、これら2つの油圧回路は共通のポンプによって フローを得ています。フローデバイダ・コントロー ル(図 10)を使用することにより、トラクション ユニットの油圧系統へのフローと補助油圧装置への フローの割合を変化させることができます。これに より、たとえばトラクションユニットに送られる フローをいろいろに変化させて走行速度を変える ことができます。補助油圧装置に送る油圧フロー を多くすればするほど、トラクションユニットの 油圧装置の速度は遅くなります。 トラクションユニットには駐車ブレーキが装備され ています(図 11)。ブレーキレバーを下げるとブ レーキが掛かって後タイヤがロックされます:法面 で駐車する時やマシンから離れる時には必ず駐車ブ レーキを掛けてください。トラクションユニットを 再び動かす時にはレバーを上げてください。 図 11 図 10 1. フローディバイダ・コント ロール 2. ノブ 3. 12時の位置 1. 駐車ブレーキレバー 2. 4. 10-11時の位置) 駐車ブレーキレバー:OFF 位置 5.
エンジンを始動する際にキーをRUN位置に回す と点灯します。ランプはグロープラグがエンジ ンを温めていることを意味し、点灯は 10 秒間 継続します。エンジン回転中にこのランプが点 灯したら、グロープラグが破損していることを 意味します。診断や修理については弊社代理店 におたずねください。 に応じてオイルを補給してください。問題が解 決しない場合には、代理店へご連絡ください。 • バッテリー警告灯 エンジンを始動するときには必ず数秒間点灯し ます。エンジン回転中にこのランプが点灯した ら、オルタネータ、バッテリーまたは電気系統 のどこかに異常が発生しています。診断や修理 については弊社代理店におたずねください。 • グロープラグランプ 仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 幅 103 cm 長さ 152 cm 高さ 125 cm 重量(アタッチメントやカウンタウェイトを含まない) 783 kg 作業重量(オペレータの体重を 90 kg とし、標準バケットを取り付け、カウンタウェイトを搭載しない場合) 238 kg 引き起こし重量(オペレータの体重を 90 k
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 運転を始める前に、燃料、オイル、冷却液の量を点検し、機体からごみを取り除き、駐車ブレーキの テストを行い、タイヤ空気圧を確認してください。作業エリアに人がいないこと、障害物がないことを確 認してください。埋設管などがある場合は、すべてその位置にマーキングをしておいてください。 注意 作業中に運転台から転落すると重大な人身事故になる危険が高い。 コントロールレバーの操作は、必ず両足で運転台に立ち両手でハンドルをつかんだ状態で行 うこと。 危険 燃料を補給する 条件次第では軽油は引火・爆発しやすく、 火災や爆発を起こすと非常に危険である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火 災などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこ ぼさぬよう、補給に際しては漏斗など の器具を使用する。こぼれた燃料はふ き取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油 は 燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6 ~ 13 mm 下までとする。これは、温度が上昇し て燃料は膨張したときにあふれないよ うに空間を確保するためである。 • 燃料取り扱い
Full マークまでオイルを補給する(API 規格 CH-4, CI-4またはそれ以上;詳細は「エンジ ンの保守」を参照)。 重要 オイルの入れすぎは、かえってエンジ ンを傷めます。 10. エンジンの冷却液の量を点検する 図 13 1. 燃料フィルタ 2. オイルキャップとディップスティックを取り 付ける。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ドレンバルブ 4. バルブを閉じる。 5. 後アクセスカバーを閉じる。 ラジエターの冷却液はは水とエチレングリコール不 凍液の50/50 混合液です。毎日、エンジンを掛ける 前に、冷却液の量を点検してください。 警告 エンジンオイルの量を点検する エンジン停止直後は、ラジエター内部の冷却液 が高温高圧状態となっている場合がある。不用 意にキャップを開けると、火傷を負う。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1. 平らな場所に駐車し、アームを降下させ、エ ンジンを停止させる。 2. エンジンを止め、エンジンが冷えるまで待つ。 3. 後アクセスカバーを開く。 4.
トラクションユニットの清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 重要 スクリーンが詰まったままの状態でエンジン を運転すると、オーバーヒートによってエンジンが 破損する恐れがあります。 1. 平らな場所に駐車し、ローダアームを上昇さ せ、シリンダロックを取り付ける。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. 前アクセスカバーを取り外す。 7. 油量が少なければ上マークまで補給する。 4. グリルについている汚れを落とす。 8. 給油口のフタをしっかり閉める。 5. 後アクセスカバーを開く。 9. 前アクセスカバーを取り付ける。 6. エアクリーナについた汚れはふき取る。 7. エンジンについている汚れをブラシやブロア で落とす(使用前に毎回)。 図 16 1. 10. 前後のアクセスカバーを元通りに取り付ける。 9. シリンダロックを外して所定場所に保管し、 ローダアームを下降させる。 2.
タイヤ空気圧を点検する ま2~5分エンジンを回してからスロットル を高速(ウサギ)位置にしてください。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 注 外気温が氷点下の場合は機械をガレージに 保管しておくと機械の温度が下がりすぎず、 始動がスムーズに行えます。 どのタイヤも以下に示す規定値に調整して運転して ください。測定はタイヤが冷えている状態で行うの が最も正確です。 推奨タイヤ空気圧: 15-20 psi (103-138 kPa=1.1~ 1.4 kg/cm2)。 トラクションユニットの運転 注 砂地で使用する場合には、タイヤ空気圧を低く設 定(15 psi=103 kPa=1.
故障したトラクションユニットを移 動するには シリンダロックのかけ方 重要 油圧システムの損傷を防ぐため、牽引した り手押しで移動するときは、必ず牽引バルブを開 けておいてください。 1. エンジンを止める。 2. 各燃料タンクの下にあるプラグ(牽引バルブ のカバー)を外す(図 19)。 1. エンジンを掛ける。 2. アームを一番高い位置に上昇させる。 3. エンジンを止める。 4. ローダアームのシリンダロックを各昇降シリ ンダロッドにはめる(図 20)。 5. 各ローだアームのシリンダロックをクレビス ピンとコッターピンで固定する(図 20)。 図 20 1. シリンダロック 4. クレビスピン 2. 昇降シリンダ 5. 昇降シリンダロッド 3. ヘアピンコッター 6. シリンダロックの取り外しと収納 図 19 1. 牽引用バルブ 2. プラグ 3. 各牽引バルブのジャムナットをゆるめる。 4. 六角レンチを使って各バルブを左に一回転さ せるとバルブが開く。 5.
アタッチメントを使うとき アタッチメントの取り付け方 重要 弊社が認可していないアタッチメントは使用 しないでください。アタッチメントでトラクション ユニットの安定性や運転特性が変わることがありま すので注意してください。他社の部品やアクセサリ を御使用になるとトラクションユニットの製品保証 を受けられなくなる場合があります。 重要 アタッチメントを取り付ける前に、取り付け プレートが汚れていないこと、ピンがスムーズに回 ることを確認してください。ピンが回りにくい場 合はグリスを塗ってください。 1. アタッチメントを平らな場所に置く; 後側 にトラクションユニットのスペースを確保し ておくこと。 2. エンジンを掛ける。 3. アタッチメント取り付けプレートを前に倒す。 4. 取り付けプレートをアタッチメント受けプレー トの上側にセットする(図 22)。 図 23 1. クイック取り付けピン(はめ 込んだ状態) 2. 外れた状態 3.
油圧ホースを取り付ける 9. 油圧で動かすアタッチメントの場合は、油圧ホー スを次の手順で繋いでください: 補助油圧レバーをニュートラルに入れる。 アタッチメントの外し方 1. エンジンを止める。 1. アタッチメントを地表面まで降下させる。 2. 補助油圧レバーを前に動かし、次に後ろに動か し、そのあとニュートラルに戻す; これで油 圧カプラに掛かっている圧力が解放される。 2. エンジンを止める。 3. 3. 補助油圧レバーを前に倒して固定ノッチに入 れる。 クイック取り付けピンを外側に回して解除す る。 4. 4. トラクションユニットの油圧カプラの保護カ バーを外す。 アタッチメントに油圧を使っている場合は、 補助油圧レバーをまず前に、それから後に動 かし、最後にニュートラルに入れると油圧カ プラに掛かっている圧力が解放される。 5. 油圧コネクタをチェックし、汚れがあれば除 去する。 5. 6.
4 1 2 3 5 G006054 6 図 24 1. 大腿部サポートブラケット 4. ノブと平ワッシャ 2. 調整プレート 3. 大腿部サポートパッド 5. 6.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • 油圧フィルタを交換する。 • 各ラグナットを 50 ft-lb(68 N.m = 6.9 kg.
3. 潤滑 ロッキングタブ(2枚)(図 25)を外す(図 は上タブと左タブ) トラクションユニットのグリスアップ 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 8運転時間ごとに全部のピボット・ジョイント部を グリスアップしてください; また洗浄した後はす ぐにグリスアップしてください。 グ リ ス の 種 類 : 汎用グリス 図 25 4. トラクションユニットからカバーを外す。 5. 必要な作業が終了したら、前アクセスカバー を元通りに取り付け、先ほど外したロッキン グタブで固定する。 1. アームを下降させ、エンジンを停止する。 キーを抜き取る。 2. グリスニップルをウェスできれいに拭く。 3. ニップルにグリスガンを接続する (図 27と図 28)。 後アクセスカバーの開け方 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. 後アクセスカバーの上部についているロッキ ングタブ(2枚)を開放する(図 26)。 図 27 図 26 1. 後アクセスカバー 2. ロッキングタブ 3. ボルト 3. 右ロッキングタブの隣のボルトを外す (図 26)。 4.
エンジンの整備 8. フィルタの外側から照明を当てて新しいフィ ルタの内側を点検し、傷などがないか確認す る。フィルタに穴があいているとその部分が 明るく見える。破れや油汚れ、ゴムシールの 傷がないか点検する。破損しているフィルタ は交換する。 9. 安全フィルタを交換する場合には、十分に注 意しながら、フィルタのボディに挿入する (図 29)。 エアクリーナの整備 一次フィルタ:200運転時間ごとに交換(悪条件下 では交換間隔を短くする)。 安全フィルタ:600 運転時間ごとに交換。 注 ホコリのひどい場所で使用する場合はより頻繁に エアクリーナの手入れを行ってください。 重要 エンジンを保護するため、必ず両方のエ アフィルタを取り付け、カバーをつけて運転 してください。 フィルタの交換 10. 1次フィルタをゆっくり押し込むようにして安 全フィルタの上から取り付ける(図 29)。 フィルタの外側リムをしっかり押さえて確実 にボディに密着させる。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 600運転時間ごと 1. アームを下降させ、エンジンを止め、キーを 抜き取る。 2.
注意 エンジン停止直後はエンジンの周囲の機器 が高温になっている。不用意に触ると火傷 を負う危険がある。 フード下の機器に触れるような作業をする 場合にはトラクションユニットが十分冷え ているのを確認すること。 4. 排出口の下に廃油受けを置く(図 30)。 図 30 1. クランプ 2. オイルドレンチューブ 3. プラグ 5. 6. クランプをゆるめ、プラグを外す(図 30)。 オイルが完全に抜けたらプラグを元通りに取 り付けてクランプで固定する。 注 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど 適切な方法で処分する。 7. 後アクセスカバーを開く。 8. オイル・フィルタを外し、フィルタのアダプタ・ ガスケットの表面をきれいに拭く(図 31)。 図 31 1. オイル・フィルタ 2. ガスケット 3. アダプタ 9. フィルタの中央の穴から新しいオイルを入れ る。オイルがネジ山部分にきたら一旦停止す る。 10. フィルタがオイルを吸収するまで1~2 分間ま ち、吸収されなかった余分なオイルを出す。 11.
燃料系統の整備 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 1年ごと 1. 後アクセスカバーを開く。 2. 燃料フィルタの下に容器をおく(こぼれてく る燃料を受けられるように)。 3. 燃料フィルタ上部についているエア抜きねじ を開くと、ボウルに燃料が流れ込んでくる (図 33)。 1年に1度、燃料フィルタを交換してください。 重要 汚れているフィルタを再取り付けしないで ください。 1. アームを下降させ、エンジンを止め、キーを 抜き取る。 2. 燃料タンクの下にある燃料バルブを閉じる (図 34)。 3. 後アクセスカバーを開く。 4. ドレンバルブ(図 32)を開き、出てくる燃料 を容器に受けて適切に処分する。 図 33 1. 図 32 1. ドレンバルブ 2. 燃料フィルタ 5. フィルタレンチを使って燃料フィルタを外す (図 32)。 6. 取り付け面をきれいに拭く。 7. 新しいフィルタのガスケットにきれいなエン ジンオイルを薄く塗る。新しいフィルタのガ スケットが取り付け部に軽く当るまで手でね じ込む。そこから更に1/2回転増し締めする。 8.
1 電気系統の整備 2 バッテリーの整備 重要 製品に搭載されているバッテリーはメンテナ ンスフリー・バッテリーですから、以下に示すよう な定期整備は 行う必要がありません。以下の説明 は、通常の鉛硫酸バッテリーに対する定期整備で す。何らかの事情で通常のバッテリーを搭載する場 合には、以下の保守整備が必要となります。 75運転時間ごとに電解液の量を点検してください。 バッテリーの表面はいつもきれいに、常にフル充 電状態にしておきましょう。バッテリーやバッテ リーボックスの清掃にはペーパータオルが便利で す。端子が錆びた場合には水4に対して重曹1の割 合で溶かした液を使い、ブラシで清掃します。き れいになった端子には、錆びないようにグリスを 塗っておきます。 G003795 図 34 1. 燃料バルブ(開いた状態) 2. 燃料バルブ(閉じた状態) 4. 後アクセスカバーを開く。 バ ッ テ リ ー の 仕 様 : 12 V、冷間クランキング電流 (CCA)450 A 5. 燃料フィルタについているクランプをゆるめ、 フィルタからずらす。 電解液の量を点検する 6.
3. バッテリーのプラス端子にプラス(赤)ケー ブルの接続を外す(図 35)。 4. 運転台からバッテリーを外す。 重要 バッテリーをトラクションユニットに取 り付けたままで蒸留水を補給しないでくださ い。電解液が万一、こぼれて車両に触れると 各部に激しい腐食が発生する。 2 3 1 G003794 図 36 1. 補給口キャップ 2. 上の線 4. 3. 5. ペーパータオルでバッテリーの上面をきれい に拭く。 6. バッテリーの補給キャップを外す(図 36)。 7. 液量が上の線に達するまで(図 36)、各セル に蒸留水をゆっくりと補給する。 下の線 重要 入れすぎは禁物です; バッテリー液 (硫酸)がこぼれると金属部分を腐食させ、 シャーシが損傷します。 液量が少なければ、蒸留水を補給する;「バッ テリーに蒸留水を補給する」を参照。 8. 各セルに補給した後、5~10分待って液量が バッテリーケースの上の線(図 36)に届かな ければ蒸留水を足す。 9.
油圧系統の整備 4 2 油圧フィルタの交換 3 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 1 400運転時間ごと 重要 自動車用オイル・フィルタを使用しないでく ださい; 油圧系統に重大な損傷を起こすおそれ があります。 G003792 油圧オイルフィルタは使用開始後 8 運転時間で初回 交換し、その後は 400 運転時間ごとに交換します。 図 37 1. プラス端子 2. マイナス端子 4. 3. チャージャのリード線 赤 (+) 4. チャージャのリード線 黒 (-) 充電が終わったら、チャージャのプラグをコ ンセントから抜いてから、チャージャのリー ド線をバッテリー端子から外す()図 37。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ローダアームを上昇させ、シリンダロックを 掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取る。 3. 前アクセスカバーを取り外す。 4. フィルタの下にオイルを受ける容器をおく。 5. 古いフィルタ(図 38)を外し、フィルタのア ダプタガスケットの表面をきれいに拭く。 バッテリーの取り付け 1.
警告 産業規格 API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.00, Kubota UDT, John Deere J20C, Vickers 35VQ25, および Volvo WB-101/BM 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、 身体に重大な損傷を引き起こす。万一、 油圧オイルが体内に入った場合には、こ の種の労働災害に経験のある施設で数時 間以内に外科手術を受けないと壊疽(え そ)を起こす。 注 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であ り、そのためオイル洩れの発見が遅れがちで す。油圧オイル用の着色剤(20cc 瓶)をお使い いただくと便利です。1瓶で15~22 リットルの オイルに使用できます。ご注文は弊社代理店へ (パーツ番号は P/N 44-2500です)。 • 油圧のピンホール・リークやノズルか らは作動油が高圧で噴出しているの で、絶対に手などを近づけない。 1. 平らな場所に駐車する。 2.
保管 油圧ラインの点検 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 1500運転時間ごと 25運転時間ごとに油圧ホースと油圧ラインを点検 し、漏れ、フィッティングのゆるみ、折れ、サポー トのゆるみ、磨耗や腐食がないか確認してくださ い。油圧関係の可動ホースは、1500 運転時間ごと または 2 年に1回のうち早い方の時期にすべて交換 してください。異常を発見したら必ず運転を行う 前に修理してください。 1. アームを下降させ、エンジンを止め、キーを 抜き取る。 2.
故障探究 問題 スタータがクランキングしない。 クランキングするが始動しない。 考えられる原因 1. 配線のゆるみ、腐食など。 1. 配線を点検修正する。 2. 3. 4. 5. 6. 2. 3. 4. 5. 6. ヒューズが飛んでいる、ゆるい、など。 バッテリーが上がっている。 リレーまたはスイッチの破損。 スタータやスタータ・ソレノイドの故障。 エンジン内部の焼き付き。 ヒューズを点検交換する。 バッテリーを充電または交換する。 代理店に連絡する。 代理店に連絡する。 代理店に連絡する。 1. 始動手順の不適切。 1. 「エンジンの始動と停止」を参照。 2. ガス欠。 2. 良質の燃料を補給する。 3. 燃料バルブが閉じている。 4. 燃料に水が混入または燃料が粗悪か種 類が違う。 5. 燃料ラインが詰まっている。 6. エアが混入している。 3. 燃料バルブを開く。 4. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃料 を入れる。 7. グロープラグが働いていない。 8. クランキング速度が遅い。 9. エアクリーナのフィルタが汚れている。 10. 燃料フィルタが詰まっている。 5.
問題 始動するがノッキングを起こしたり着火不 良である。 考えられる原因 対策 1. 燃料に水が混入または燃料が粗悪か種 類が違う。 1. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃料 を入れる。 2. エンジンがオーバーヒートしている。 2. 「エンジンがオーバーヒートする」の項 を参照。 3. エアが混入している。 3. ノズル部分でエア抜きを行い、燃料タン クとエンジンとの間でエアが侵入してい ないか点検する。 4. 代理店に連絡する。 4. 燃料噴射ノズルが破損している。 5. 圧縮不良。 6. 噴射ポンプのタイミング不良。 アイドリングできない。 7. カーボンが堆積している。 8. 内部磨耗または破損。 7. 代理店に連絡する。 1. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 1. キャップをゆるめる。キャップゆるめる と運転できる場合にはキャップを交換 する。 2. 燃料に水が混入または燃料が粗悪か種 類が違う。 3. エアクリーナのフィルタが汚れている。 4. 燃料フィルタが詰まっている。 5. エアが混入している。 2.
問題 黒煙がひどい。 白煙がひどい。 考えられる原因 1. 負荷が大きすぎる。 1. 重さを軽くするか走行速度を落とす。 2. エアクリーナのフィルタが汚れている。 3. 燃料の不良。 2. エアフィルタの整備を行う。 4. 噴射ポンプのタイミング不良。 3. 燃料タンクを空にして適切な燃料を補 給する。 4. 代理店に連絡する。 5. 燃料噴射ポンプの故障。 5. 代理店に連絡する。 6. 燃料噴射ノズルが破損している。 6. 代理店に連絡する。 1. グローランプが消える前にセルモータを 回そうとしている。 1. キーを RUN位置にしてグローランプが消 えてから START に回す。 2. エンジンの温度が低い。 2. サーモスタットを点検する。 3. グロープラグの不良。 3. ヒューズ、グロープラグ、配線を点検す る。 4. 代理店に連絡する。 4. 噴射ポンプのタイミング不良。 走行できない。 対策 5. 燃料噴射ノズルが破損している。 6. 圧縮不良。 5. 代理店に連絡する。 1. 駐車ブレーキが掛かっている。 1.
図面 電 気 回 路 図 (Rev.
油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ: 41
メモ: 42
メモ: 43
トロのコンーパクトユーティリティ機器の製品保証 1年間限定保証 CUE 製品 保証条件および保証製品 保証の対象とならない場合 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社のコンーパクトユーティリティ機器(以下、「製品」と呼びます) の材質上または製造上の欠陥に対して、品質保証を共同で実施いたします。 保証期間は、購入日から起算して以下の通りとします: 保証期間内であっても、すべての故障や不具合が保証の対象となるわけで はありません。以下に挙げるものは、この保証の対象とはなりません。 製品 • • 保証期間 • Toroの純正交換部品以外の部品や弊社が認めていないアクサセリ類を 搭載して使用したことが原因で発生した故障や不具合。 必要な整備や調整を行わなかったことが原因で生じた故障や不具合。 運転上の過失、無謀運転など「製品」を著しく過酷な条件で使用したこと が原因で生じた故障や不具合。 ローダ、トレンチャ、スタンプ・グラインダ、 1年間または1000運転時間うち チッパー、ログ・スプリッタ、およびこれら 早く到達した方の時期まで