Form No. 3422-282 Rev B 320-D コ ン パ ク ト ツ ー ル キ ャ リ ア シリ ア ル 番 号 401350000 以 上 モ デ ル 番 号 22337CP—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメ モしておきましょう。 重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュア ルはエンジンのメーカーから入手することができます。 警告 g237186 図1 カリフォルニア州 第 65号 号決議による警告 カリフォ
目次 冷却液の量を点検する ...................................33 エンジンの冷却液の交換 ................................33 ブレーキの整備 .................................................... 34 駐車ブレーキのテストを行う .............................34 油圧系統の整備 ................................................... 34 油圧系統に関する安全確保.............................34 油圧作動液の仕様 ........................................34 油圧オイルの量を点検する..............................35 油圧フィルタの交換........................................35 油圧オイルの交換 .....................................
安全について 間違った使い方や整備不良は負傷などの人身事故に つながります。事故を防止するため、以下に示す安全 上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は 必ずお守りください 「注意」、「警告」、および「危 険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を示し ています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大 な人身事故が発生する恐れがあります。 危険 この機械で掘削する現場の地中に、電線などが 埋設されている可能性があります。これらを誤っ て破損すると、感電や爆発などの事故に発展す る可能性があります。 このマニュアルの他の場所に書かれている注意事項も 必ずお守りください。 事故防止のため、作業現場を前もって精査し、埋 設物を確認し、マーキングするなど、適切な措置 をとってください。必要に応じ、電力会社やガス会 社に連絡して正確な埋設場所を特定、マーキング してもらうなどしてください たとえば米国では電話 で、 ま た オ ー ス ト ラ リ ア で は 電 話 1100で で国 中 の 811で どこでもこのサービスを受けることができます 。 安全上の全般的な注意 重傷事故や死亡事故を防ぐため、
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 decal93-9084 93-9084 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 5. 6. 9. バッテリーに人を近づけな いこと。 保護メガネ等着用のこと 爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 1. decal98-4387 98-4387 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 1. 禁止。 を読むこと 吊り上げ・ロープ掛けのポイント 警告 聴覚保護具を着用のこと。 decal93-6680 93-6680 decal98-8219 98-8219 1. 2.
decal98-8235 98-8235 decal108-4723 1. 高速 2. 走行 3. 低速 108-4723 1. 補助油圧装置 3. ニュートラルOFF 2. 後退ロック位置 4. 前進 decal100-1692 100-1692 1. ブレーキON 2. 駐車ブレーキ 3. ブレーキOFF decal120-0627 120-0627 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 decal100-1703 100-1703 1. 速度セレクタ decal130-2836 130-2836 1. 落下物によって手を切断される危険アタッチメントや昇降 アームに近づかないこと。 decal106-5976 106-5976 1. 2. 冷却液の噴出に注意 3. 爆発の危険 オペレーターズ 4.
decal133-5618 133-5618 decal136-5785 136-5785 decal100-1701 100-1701 1. 手足を押しつぶされる危険整備作業前にはシリンダにロックを取り付け、マニュアルを読むこと。 2. 警告機体から離れるときにはアームを降下させ、キーを抜き取ること。 3. 手を押しつぶされる危険可動部が完全に停止するのを待つこと。 4. 打撲・身体切断の危険 無用の人間を近づけないこと。 5.
decal108-9733 108-9733 アーム 上昇 7. バケット下降 10. エンジン作動 転倒の危険上昇させたアー 5. ムに重量が掛かったままの 状態で運転台から降りない ことまた、法面では、必ず 機体のうちの重い側が斜面 の上側になるようにするこ と重量物を運ぶときはできる だけ低い位置に維持して運 ぶこと急な操作を行わないこ と。つねに一定のペースで 落ち着いて操縦すること最 大積載重量は 234 kg。 走行 前進 8. バケット上昇 11. エンジン停止 アーム 下降 走行 後退 9. エンジン始動 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 2. 3. 4. 6.
組み立て 2 1 オイル類の量とタイヤ空気圧 を点検する 速度セレクタレバーを取り付 ける 必要なパーツはありません。 手順 この作業に必要なパーツ 初めてエンジンを始動するまえに、エンジンオイルの量 と油圧オイルの量、タイヤ空気圧を点検してください。 詳細については以下の各項目を参照してください。 速度セレクタレバー 1 手順 1. 2. • • • • ボルトとロックワッシャを速度セレクタのレバーに 固定しているナットを外して捨てる。 ボルト、ロックワッシャ、ナットを使って、レバー を速度セレクタに 図 3のように固定する。 エンジンオイルの量を点検する (ページ 27) 油圧オイルの量を点検する (ページ 35) 冷却液の量を点検する (ページ 33) タイヤ空気圧を点検する (ページ 32) 3 バッテリーを充電する この作業に必要なパーツ 1 バッテリー 別売 手順 バッテリーを充電し取り付ける; バッテリーの充電 (ペー ジ 31)を参照。 g230938 4 図3 1. 速度セレクタレバー 2. 速度セレクタのバルブ 3.
1. エンジンを始動し、ハーフスロットルで5-10分間 程度のウォームアップを行う。 重要 調整は必ずエンジンが十分に温まった状態 で行ってください。 2. スロットルをFAST位置とする。 3. タコメータを見ながら、エンジンについているス ロットル調整ねじ図 4を使って、エンジンの最高 回転数を 3,200 rpm にセットし、調整ねじについ ているジャムナットを締め付ける。 重 要 エンジンの回転速度が 3,200 rpm を超えて 地域 い る 場 合 に は CE 規 則 に 不 適 合 と な り 、 EC地 内での合法的な販売や使用が認められなくなりま すのでご注意ください。 g016711 図4 1. スロットル調整ねじ 2. アルミチューブ 4. エンジンを停止する。 5. スロットル調整ねじとジャムナット図 4にアルミ チューブを被せ、チューブをつぶしてスロットルを 勝手に調整できないようにする。 重要 チューブがジャムナットを完全に覆って、調 整不能になることが必要です。 6.
製品の概要 g005939 図5 1. 取り付けプレート 7. ホイール 13. コントロールパネル 19. 駐車ブレーキレバー 2. チルトシリンダ 8. 昇降シリンダ 14. 吊り上げポイント 20. ラジエターのキャップ 3. 補助油圧カップラ 9. 運転台取り外し可能カウン 15. タウェイトは図示していない ハンドル 21. 太ももサポート 4. アームローダーアーム 10. 後アクセスカバー開いた状態 16. バッテリー 22. フローディバイダコントロール 5. 前アクセスカバー 11. エンジン 17. インジケータランプ類 6. 燃料タンク 12. エアフィルタ 18.
各部の名称と操作 ローダーアームレバー 実際にエンジンを始動して作業を始める前に、各部分 図 6 の操作方法をよく知っておいてください。 • ローダーアームを下げるときは、レバーをゆっく り前に押します。 • ローダーアームを上げるときは、レバーをゆっく り後に引きます。 コントロールパネル ローダバルブロック ローダバルブロックは、ローダーアームやアタッチメント 用チルトレバーを固定して前に押せないようにするもの です。このロックを使うと、整備作業中に誰かが誤っ てローダーアームを下げてしまうというような事故を防 げます。アームを上げたまま機械を停止する必要が ある場合は、必ずロックを掛けてアームを固定してお いてください。 ロックを掛けるには、ロックを後ろに引いて一番したま で下げてレバーに当ててください図 7。 g006057 図6 1. 走行コントロールレバー 5. 速度セレクタレバー 2. アタッチメントチルトレバー スロットルレバー 始動キー アワーメータ 3. ローダーアームレバー 6. 7. 4. 補助油圧装置用レバー 8.
速度セレクタレバー • 走行ドライブ、ローダーアーム、アタッチメントチル トを「高速」に、そして補助油圧装置を「低速」 にしたい場合には、速度セレクタレバーを前位置 にセットする。 • 補助油圧装置を「低速」に、そして走行ドライブ、 ローダーアーム、アタッチメントチルトを「高速」 にしたい場合には、速度セレクタレバーを後位置 にセットする。 フローディバイダコントロール トラクションユニットの油圧系統走行系統、ローダー アーム駆動系統、アタッチメントのチルトは、補助油圧 装置とは別の油圧回路で駆動されますが、これら2つの 油圧回路は共通のポンプによってフローを得ています。 フローデバイダコントロール図 8を使用することにより、 トラクションユニットの油圧系統へのフローと補助油圧 装置へのフローの割合を変化させることができます。補 助油圧装置に送る油圧フローを多くすればするほど、ト ラクションユニットの油圧装置の速度は遅くなります。 警告 走行中に速度セレクタレバーを操作すると、マシン が急停止したり、急加速したりする危険がある。 速度セレクタ レバーを中途半端な位置にセットして 走行すると、走行が不
駐車ブレーキレバー • レバーを下にすると駐車ブレーキが掛かります図 9。 • レバーを上にすると駐車ブレーキが掛かります図 9。 エンジンを始動するときには必ず数秒間点灯しま す。エンジン回転中にこのランプが点灯したら、オ ルタネータ、バッテリーまたは電気系統のどこかに 異常が発生しています。診断や修理については弊 社代理店におたずねください。 グロープラグインジケータ • エンジンを始動する際にキーをRUN位置に回すと点 灯します。ランプはグロープラグがエンジンを温め ていることを意味し、点灯は 10 秒間継続します。 エンジン回転中にこのランプが点灯したら、グロー プラグに不具合があることを意味します。診断や修 理については弊社代理店におたずねください。 仕様 g005956 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 図9 1. 駐車ブレーキレバー入 2.
運転操作 • 燃料の保管は必ず認可された容器で行ってくださ い。 運転の前に • エンジン回転中などエンジンが高温の時には、燃料 タンクのふたを開けたり給油したりしないでください。 • 締め切った場所では燃料の補給や抜き取りをしな いでください。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容 器を保管格納しないでください。 • 燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシン を別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分 に拡散するまで引火の原因となるものを近づけな いでください。 運転前の安全確認 安全上の全般的な注意 • • • • • • • • • • • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶 対に運転や整備をさせないでください地域によって は機械のオペレータに年齢制限や安全講習の受講 を設けていることがありますのでご注意ください。 オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講 させる責任があります。 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告 ステッカーなどに十分慣れ、安全に運転できるよ うになりましょう。
大腿部サポートの調整 時間経過による劣化がありうるので、シール部分、 ホース、ガスケットなど燃料に直接接する部分をま めに点検してください。 • • バイオディーゼル混合燃料に切り替えてからしば らくの間は燃料フィルタが目詰まりを起こす可能性 があります。 • 詳細については、代理店にお問い合わせください。 大腿部サポート図 12を調整するには、ノブをゆるめて サポートパッドを好みの高さにします。パッドを調整プ レートに固定しているナットをゆるめてプレートを上下さ せてさらに調整をおこなうことが可能です。調整終了後 は、全部のボルトナットを締めつけてください。 燃料を補給する 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ搭載車ではを 掛け、ローダーアームを下げる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取り、エンジンが 冷えるまで待つ。 3. 燃料キャップの周囲をきれいに拭いてキャップを 外す 図 11 。 g006054 図 12 大腿部サポート用ブラケット 4. ノブと平ワッシャ 2. 調整プレート 3.
• • • • • • • • • • • • • • • • • • この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってく ださい。運転中は運転操作に集中してください注意 散漫は事故の大きな原因となります。 バックするときには、足元と後方の安全に十分な 注意を払ってください。 コントロール類は絶対に急激な操作をせず、安定し た操作を行ってください。 オーナーやユーザーは自分自身や他の安全に責任 があり、オペレータやユーザーの注意によって物損 事故や人身事故を防止することができます。 作業にふさわしい服装をし、手袋、安全めがね、 長ズボン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴 覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてくだ さい。ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けな いでください。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 人を乗せないでください。また、マシンの周囲に人 や動物を近づけないでください。 運転は十分な照明のもとで行い、隠れて見えない 穴などの障害物に注意してください。 エンジンを始動させる前に、すべての機器がニュー トラルになっていること、駐車ブレーキ装
エンジンの始動手順 1. 運転台に立つ。 2. 補助油圧レバーがニュートラル位置にあること を確認する。 3. スロットルレバーを 低速と高速の中間位置にセッ トする。 4. スタータスイッチにキーを差し込んで RUN 位置に 回す。 5. 4. 注 エンジンが徐々に冷えるので機械のために良 い効果があります。緊急時には、即座にエンジ ンを停止して構いません。 5.
重要 アタッチメントが地面から完全に離れるまで 上げ、取り付けプレートを後ろ一杯に傾ける。 油圧ホースを取り付ける 警告 6. エンジンを止め、キーを抜き取る。 7.
3. エンジンを止め、キーを抜き取る。 4. クイック取り付けピンを外側に回して解除する。 5. アタッチメントに油圧を使っている場合は、補助 油圧レバーをまず前に、それから後に動かし、 最後にニュートラルに入れると油圧カプラに掛 かっている圧力が解放される。 6. アタッチメントに油圧を使っている場合は、カラー をずらして油圧カプラの上に戻し、カラーをカプ ラから外す。 重要 ホース内部に異物を入れないために、収 納時にはアタッチメントのホース同士を接続して おいてください。 7. マシンの油圧カプラに保護カバーをかぶせる。 8.
トレーラの選択 1. トレーラを使用する場合は、トレーラを牽引車 両に接続するとともに、安全チェーンを取り付 けること。 2. トレーラにブレーキが付いている場合には、ブ レーキも接続すること。 3. ランプ板を下ろす図 16。 4. アームを下降させる。 5.
g248506 図 18 1. ロープ掛けポイント マシンを降ろす 1. ランプ板を下ろす図 17。 2. 機体の前後のうち重い方を上登り側にし、荷を 低くして降ろす図 19。 • マシンに搭載されているアタッチメントバケット フル に 荷重がかかって または可変フォークにフ いるの場合や、無負荷アタッチメントたとえば トレンチャの場合には、後退でランプを下る。 • 荷を マシンに搭載されているアタッチメントが荷 積 ん で い な い 場合や、アタッチメントを取り付 けていない場合には、前進でランプを下る。 g237905 図 19 1. 荷をフルに積んでいる場合 や、無負荷アタッチメント 搭載の場合後進でランプを 下る 2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 保守作業時の安全確保 • 平らな場所に駐車し、補助油圧装置を解除し、ア タッチメントを降下させ、駐車ブレーキが付いてい る場合はを掛け、エンジンを停止させてキーを抜 き取ってください。また、必ず機械各部の動きが 完全に停止し、機体の温度が十分に下がったのを 確認してから、調整、洗浄、格納、修理などの作 業に掛かってください。 • オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってくださ い。 • 適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさ せないでください。 • 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体や機器を 確実に支えてください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛 かっている場合があります。取り外しには十分注意 してください。 • 修理作業に掛かる前には、バッテリーの接続を外し てください バッテリーの整備 (ページ 31)を参照。 • 可動部に手足を近づけないよう注意してください。 エンジンを駆動させたままで調整を行うのは可能 な限り避けてください。 • 各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分 にしまっているか常
整備間隔 整備手順 • 燃料フィルタを交換する。 • エンジンの冷却液を交換する。 • 油圧オイルを交換する。 1年ごと • 塗装傷のタッチアップを行う。 1年ごとまたは長期保管前 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 注意 始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危 険である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 整備前に行う作業 シリンダロックの取り外しと収納 シリンダロックの使い方 重要 マシンを使用する前に、シリンダロックをロッドか ら外して、確実に収納してください。 警告 ローダアームが下がって人に当たると非常に危 険である。 ローダーアームを上げたままで作業する必要が ある場合は、必ず作業を開始する前にロックを 掛けておく。 シリンダロックのかけ方 1. アタッチメントを取り外す。 2. アームを一番高い位置に上昇させる。 3. エンジンを止め、キーを抜き取る。 4. 各昇降シリンダロッドにシリンダロックを取り付 ける 図 20 。 1.
内部の機器へのアクセス 警告 エンジンを作動させたままでカバーやフードやス クリーンを開けると可動部に触れて大けがをする 恐れがある。 カバーやフードやスクリーンを開く時は、必ず、エ ンジンを停止してキーを抜き取り、エンジンが冷 えのを待つこと。 前アクセスカバーを取り外す。 1. 平らな場所に停車して駐車ブレーキを掛ける。 2. ローダーアームを上昇させ、シリンダロックを取 り付ける。 g005957 図 23 注 ローダアームを上昇させずに前アクセスカバー を取り外す必要がある場合には、アームの下か らカバーを抜き出すときにカバーや油圧ホースを 傷つけないように十分注意してください。 3. エンジンを止め、キーを抜き取る。 4. ロッキングタブ2枚図 22を外す図は上タブと左タブ g005943 図 22 1. カバー 2. ロッキングタブ 5. 機体からカバーを外す。 6. 必要な作業が終了したら、前アクセスカバーを 元通りに取り付け、先ほど外したロッキングタブ で固定する。 後アクセスカバーの開け方 1.
潤滑 エンジンの整備 グリスアップを行う エンジンの安全事項 • グ リ ス の 種 類 汎用グリス 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ搭載車ではを 掛け、ローダーアームを下げる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. グリスニップルをウェスできれいに拭く。 4. ニップルにグリスガンを接続する図 24と図 25。 エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて 行ってください エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に 近づけないよう十分注意すること。 • 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 洗浄後はすぐに 行ってください。 • エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—エアクリーナの整備を行 う。 砂やほこりのひどい場所で使用 する場合は整備間隔を短くすること。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ搭載車ではを 掛け、ローダーアームを下げる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3.
エンジンオイルの量を点検する をかざして、フィルタに傷がないか点検する傷が ある場合はその部分が明るく抜けて見える。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ロー ダーアームを下げる。 注意深くフィルタを取り付ける図 26。 2. 注 取り付ける時、一次フィルタの外側リムをしっ かり押さえて確実に装着してください。 エンジンを止め、キーを抜き取り、エンジンが 冷えるまで待つ。 3. 後アクセスカバーを開く。 4. ディップスティック取り付け部の周辺をきれいに ぬぐう 図 28 。 破損しているフィルタは使用しない。 8. 重要 フィルタの真ん中 柔らかい部分 を持たな いでください。 9.
エンジンオイルとフィルタの交換 1. エンジンを始動し、5 分間程度運転する。 注 オイルが温まって排出しやすくなります。 2. 3. 4. オイルが完全に抜けるように、排出口側がやや 低くなるように駐車する。 アームを下降させ、駐車ブレーキを掛け、エンジ ンを停止し、キーを抜き取る。 オイルの量を点検する。 13. ディップスティックの上の印に達するまで補給口か ら残りのオイルをゆっくりと補給する 14. キャップを取り付ける。 15. エンジンを始動し、フィルタがオイルを吸収するま で15 秒間待つ。 16. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止し、キー を抜き取る。 17. エンジンオイルの量を点検する。必要に応じてオ イルを補給する。 18. 後アクセスカバーを閉じる。 排出口の下に廃油受けを置く図 29。 g005947 図 29 1. クランプ 2. オイルドレンのチューブ 3. プラグ 5. クランプをゆるめ、プラグを外す図 29。 6.
燃料系統の整備 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 1年ごと 危険 重要 汚れているフィルタを再取り付けしないでください。 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 燃料タンクからの燃料の抜き取りはエンジンが 冷えてから行う。この作業は必ず屋外の広い 場所で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 燃料に関する注意事項の説明は 燃料について ペー ジ 15) を 参 照 し て く だ さ い 。 の 安 全 事 項 (ペ 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ロー ダーアームを下げる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. 燃料タンクの下にある燃料バルブを閉じる図 34。 4. 後アクセスカバーを開く。 5. ドレンバルブ図 32を開き、出てくる燃料を容器に 受けて適切に処分する。 燃料フィルタからの水抜き 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1.
燃料系統からのエア抜き 燃料タンクの内部清掃 下記のいずれかの場合は、燃料システムのエア抜きを 実施する必要があります 新しいマシンを初めて始動する時、または長期保 管後に始動する時 • • 燃料切れでエンジンが停止して、燃料を補給した 後の始動時 • 燃料系統の整備作業を行った後 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ロー ダーアームを下げる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. 後アクセスカバーを開く。 4. 燃料フィルタの下に容器をおくこぼれてくる燃料 を受けられるように。 5. 燃料フィルタ上部についているエア抜きねじを開く と、ボウルに燃料が流れ込んでくる図 33。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ロー ダーアームを下げる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. 燃料タンクの下にあるホースについている燃料 バルブを閉じる図 34。 g003795 図 34 1. 燃料バルブ開いた状態) 2. 燃料バルブ閉じた状態) 4. 後アクセスカバーを開く。 5.
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 g230939 図 35 1. • バッテリー液は毒性があり、皮膚に付くとやけどを引 き起こします。皮膚、目、衣服に付着させないよう 注意してください。バッテリーに関わる作業を行うと きには、顔や目や衣服をきちんと保護してください。 バッテリーからは爆発性のガスが発生します。バッ テリーにタバコの火、火花などの火気を近づけな いでください。 • バッテリーの整備 整 備 間 隔 : 75運転時間ごと—バッテリーケーブルの接 続状態を点検します。 バッテリーカバー 5.
3. 走行系統の整備 充電が終わったら、チャージャのプラグをコンセ ントから抜いてから、チャージャのリード線をバッ テリー端子から外す 図 36。 タイヤ空気圧を点検する バッテリーの清掃 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 注 バッテリーの寿命を延ばすために、端子や周囲が どのタイヤも以下に示す規定値に調整して運転してく ださい。測定はタイヤが冷えている状態で行うのが 最も正確です。 汚れないように維持してください。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ搭載車ではを 掛け、ローダーアームを下げる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. 機体からバッテリーを外す バッテリーの取り外し (ページ 31)。 4. 重曹と水でケース全体を洗う。 5. 真水でケースを仕上げ洗いする。 6. 腐食防止のために両方の端子部にワセリンGrafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 7. バッテリーを取り付ける バッテリーを取り付ける (ページ 32)を参照。 圧 力 1.03-1.38 bar 1.1-1.
冷却系統の整備 冷却系統に関する安全確保 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • g005937 図 38 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 • 1. – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 4. – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 ラジエターのキャップ 量が不足している場合は、補給口のキャップを 外して補給する。 重要 入れすぎないこと。 5.
ブレーキの整備 油圧系統の整備 駐車ブレーキのテストを行う 油圧系統に関する安全確保 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受ける。万一、油圧オイルが体内 に入った場合には、数時間以内に手術を受ける 必要がある。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実 に解放する。 1. 駐車ブレーキを掛ける 駐車ブレーキレバー (ペー ジ 14)を参照。 2. エンジンを掛ける。 3. マシンをゆっくりと前進または後退させる操作を 行う。 4.
9. 物性 粘度, ASTM D445 cSt at 40° C: 55-62 cSt at 100° C: 9.1-9.8 粘性インデックス ASTM D2270 140–152 流動点, ASTM D97 -43 -37°C シリンダロックを外して所定場所に保管し、ロー ダーアームを下降させる。 油圧フィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 400運転時間ごと 産業規格 重要 自動車用オイルフィルタを使用しないでください 油 API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.
洗浄 油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 1年ごと 1. よごれを落とす。 平らな場所に駐車し、ついているアタッチメント を全て外し、駐車ブレーキ装着車の場合を掛 け、ローダーアームを上昇させ、シリンダロッ クを掛ける。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 重要 冷却シュラウドを外して運転するとオーバーヒート してエンジンが損傷します。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. フード/フロントアクセスカバーを取り外す。 1. 4. 廃油受け61 リットル程度入る大きめのものを、 機体の下に置く。 平らな場所に駐車し、ローダーアームを上昇さ せ、シリンダロックを取り付ける。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. 前アクセスカバーを取り外す。 4. グリルについている汚れを落とす。 5. 後アクセスカバーを開く。 6. エアクリーナについた汚れはふき取る。 7. エンジンについている汚れをブラシやブロアで 落とす。 5. 油圧オイルタンクの下についているドレンプラグを 外してオイルが完全に排出されるのを待つ。 6.
保管 格納保管時の安全 エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完 全に停止し、機体が十分に冷えたを確認してか ら格納する。 マシンや燃料を裸火の近くに保管しないでください。 • • 格納保管 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ロー ダーアームを下げる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. 機体全体のよごれ落しを行い、特にエンジンなど にたまっているごみを取り除く。ラジエターからご みやほこりを落とす。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 また、コントロールパネルやエンジン、油圧ポン プ、モーターに大量の水をかけないようにして ください。 4. エアクリーナの整備を行う エアクリーナの整備 (ページ 26)を参照。 5. 機体のグリスアップを行う グリスアップを行う (ページ 26)を参照。 6. 燃料フィルタからの水抜きを行う 燃料フィルタから の水抜き (ページ 29)を参照。 7. ホイールナットを68N·m6.9kg.m = 50ft-lbにトル ク締めする。 8.
故障探究 問題 スタータがクランキングしない。 クランキングするが始動しない。 考えられる原因 1. 配線のゆるみ、腐食など。 1. 配線を点検修正する。 2. ヒューズがゆるい、飛んでいる、など。 3. バッテリーが上がっている。 2. ヒューズを点検交換する。 3. バッテリーを充電または交換する。 4. リレーまたはスイッチの破損。 5. スタータやスタータソレノイドの故障。 4. 代理店に連絡する。 5. 代理店に連絡する。 6. エンジン内部の焼き付き。 6. 代理店に連絡する。 1. 始動手順が間違っている。 1. 正しい手順で始動する。 2. ガス欠。 2. 燃料タンクに新しい燃料を入れる。 3. 燃料バルブが閉まっている。 4. 燃料に水が混入または燃料が粗悪か 種類が違う。 5. 燃料ラインが詰まっている。 3. 燃料バルブを開く。 4. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 5. 燃料系統を清掃または機器の交換を する。 6. エアが混入している。 6.
問題 始動するがノッキングを起こしたり着火不 良である。 考えられる原因 1. 燃料に水が混入または燃料が粗悪か 種類が違う。 1. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 2. エンジンのオーバーヒート。 2. 「エンジンがオーバーヒートする」の 項を参照。 3. エアが混入している。 3. ノズル部分でエア抜きを行い、燃料ホー スの接続部などからエアが侵入してい ないか点検する。 4. 代理店に連絡する。 4. 燃料噴射ノズルが破損している。 5. 圧力が低すぎる。 6. 噴射ポンプのタイミング不良。 7. カーボンが堆積している。 8. 内部磨耗または破損。 アイドリングできない。 5. 代理店に連絡する。 6. 代理店に連絡する。 7. 代理店に連絡する。 8. 代理店に連絡する。 1. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 1. キャップをゆるめる。キャップゆるめる と運転できる場合にはキャップを交換 する。 2. 燃料に水が混入または燃料が粗悪か 種類が違う。 3. エアクリーナのフィルタが汚れている。 2. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 4.
問題 エンジンのパワーが出ない。 考えられる原因 1. エンジンの負荷が大きすぎる。 1. 負荷を軽くするか走行速度を落とす。 2. エンジンオイルの量が不適切。 3. エアクリーナのフィルタが汚れている。 2. オイルを適量Fullマークに調整する。 4. 燃料に水が混入または燃料が粗悪か 種類が違う。 5. エンジンのオーバーヒート。 6. スパークアレスタスクリーンが詰まって いる。 7. エアが混入している。 8. 圧力が低すぎる。 9. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 排気が黒い。 走行できない。 3. エアフィルタの整備を行う。 4. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 5. 「エンジンがオーバーヒートする」の 項を参照。 6. スパークアレスタスクリーンを清掃また は交換する。 7. ノズル部分でエア抜きを行い、燃料ホー スの接続部などからエアが侵入してい ないか点検する。 8. 代理店に連絡する。 10. 噴射ポンプのタイミング不良。 9. 代理店に連絡する。 10. 代理店に連絡する。 11. 燃料噴射ポンプの故障。 11.
図面 g030503 電 気 回 路 図 (Rev.
g029270 油 圧 回 路 図 (Rev.
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号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが貼られた製品を見かけることがあるでしょう WARNING: Cancer and Reproductive Harm—www.p65Warnings.ca.gov.