Form No. 3444-925 Rev A 高トルク又は高速度トレンチャヘッド コンパクトツールキャリア用 シリ ア ル 番 号 404310000 以 上 モ デ ル 番 号 22473—シ モ デ ル 番 号 22474—シ シ リ ア ル 番 号 404200000 以 上 製品の登録は www.Toro.com.
重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 この製品は、関連する全ての欧州指令に適合していま す。詳細についてはこの冊子の末尾にあるDOI適合 宣誓書をご覧ください。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品を使用し た場合、ガンや先天性異常などを誘発する物 質に触れる可能性があるとされております。 はじめに このトレンチャヘッドは、トロ社のツールキャリア用であ り、各種のブームやチェーンに取り付けて使用するもの です。ケーブルやパイプの敷設のための溝を掘削する ことを主な目的として製造されている機械です。樹木や コンクリートなど硬いものを掘削するための機械ではあり ません。この機械は本来の目的から外れた使用をする と運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。 g244478 図1 1.
目次 安全について 安全について ............................................................. 3 安全上の全般的な注意 ................................... 3 斜面での安全確保.......................................... 4 トレンチャを安全に使用するために ..................... 4 安全な保守整備と格納保管 .............................. 4 安全ラベルと指示ラベル ...................................... 5 組み立て ................................................................... 6 1 ブームと掘削チェーンを取り付け る ............................................................. 6 2 安全バーを取り付ける................
斜面での安全確保 • 斜面を上りながら、あるいは下りながら作業をする 時は、機体の重い方の側を山側にしてください。 重量の分布はアタッチメントによって変わります。 このアタッチメントは、装着すると機体の前方が 重くなります。 • 斜面ではアタッチメントを下げておいてください。 斜面でアタッチメントを上げると機械の安定が悪く なります。 • 斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは 重大な人身事故につながります。どんな斜面や不整 地であっても、通常以上に十分な注意が必要です。 • トレンチャを安全に使用する ために 斜面での運転についてルールや手順を決めておき ましょう。その際、各刈り込み現場の実地調査を行 い、それぞれの斜面の角度が機械の乗り入れに安 全な範囲にあるかどうかを調べてください。この調 査においては、常識を十分に働かせてください。 • 手足や衣服を可動部掘削刃、オーガなどに近づ けないように十分注意し、カバーなどが付いてい ても過信しない。 • 車輪タイプのマシンで使用する場合には、トラクショ ンユニットにカウンタウェイトを搭載してください。 • 長さが 61
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 decal99-9952 99-9952 1. チェーンやオーガによる手足の怪我・切断の危険可動部に手足を近づけないこと周囲に人を近づけないこと。 2. 警告保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜き取っておくこと。 3. 爆発の危険感電の危険地中に電線が埋設されている場所で使用しないこと。 decal99-9953 99-9953 1. 爆発や感電の危険ガス管や電線を埋設している場所を掘削しないこと。 decal115-1497 115-1497 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 数量 内容 ブームアセンブリ別売 チェーンアセンブリ別売 安全バー 安全バーエクステンションブーム長さが 61 cm を超える場合のみ ボルトブーム長さが 61 cm を超える場 合のみ ロックナットブーム長さが 61 cm を超え る場合のみ 1 1 1 用途 ブームと掘削チェーンを取り付けます。 1 2 安全バーを取り付けます。 2 3 必要なパーツはありません。 – スポイルオーガを取り付けます。 4 必要なパーツはありません。 – ベアリングケースの潤滑油の量を確認 します。 1 ブームと掘削チェーンを取り 付ける この作業に必要なパーツ 1 ブームアセンブリ 別売 1 チェーンアセンブリ 別売 手順 g244576 1. トレンチャを、床から 15 cm 程度浮かせる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 1. ロックナット½" 6. 調整ボルト 3. スポイルオーガを固定しているボルトとナットを外 してオーガを取り外す図 3。 2.
チェーンが接続されていない場合には、チェーン のリンクを接続するチェーンに付属しているクレ ビスピンを使用する。 8. 重 要 クレビスピンが入りにくくてハンマーでたたき 込む場合、チェーンリンクを曲げてしまわないよ うに、リンクをブロックで上下からはさんで作業 してください。 チェーンに付属しているコッターピンでクレビス ピンを固定する。 9. 10. 掘削チェーンをオーガ駆動シャフトと駆動スプロ ケットに取り付ける上列のチェーンの刃が前方を 向くように取り付けること。 11. チェーンの上列をトレンチャブームにセットし、 次に、ブームの端にあるローラにチェーンを取 り付ける。 12. ブームに調整ボルトを取り付け、チェーン下列の たるみが 3.8-6.3 cm になるまで締め付ける。 13. 調整ボルトの下のジャムナットを締めてブームに しっかりと当てる。 14. ボルトとナット各 2 を 183-223 N·m18.7-22.8 kg.m = 135-165 ft-lbにトルク締めする。 g244621 図4 2 1. ボルト5/8 x 3" 4.
3 スポイルオーガを取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 トレンチャを運転する前に、使用する掘削チェーンの構 成に合わせてスポイルオーガを適正位置に取り付けて ください。スポイルオーガの取り付け位置が不適切であ るとトレンチャを破損する可能性があります。 1. 先ほどオーガから取り外したボルトとナットを使 用して、オーガを以下のリストに示す適切な穴に 取り付ける。 注 この作業は図 6を参照して行ってください。 • 10 cm チェーン オーガの端部にある2つの穴のうち、ブレー ドに一番近い穴を使用して、シャフトの内側 の穴にオーガを取り付ける。 g244663 • 15 cm チェーン 図6 オーガの端部にある2つの穴のうち、ブレード から一番遠い穴を使用して、シャフトの内側 の穴にオーガを取り付ける。 • 20 cm チェーン 1. オーガ 4. これらの穴は 20 cm チェー ン用 2. これらの穴は 10 cm チェー 5. ン用 これらの穴は 30 cm チェー ン用 3.
製品の概要 運転操作 仕様 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 アタッチメントの取り付けと取 り外し 幅、ブーム長 91 cm 89 cm 長さ、ブーム長 91 cm 165 cm 高さ、ブーム長 91 cm 61 cm 重量、ブーム長 91 cm 177 kg (390 lb) トレンチの最大深さ 61 cm ブー ムの場合 61 cmブーム角度 65° の時 トレンチの最大深さ 91 cm ブー ムの場合 91 cmブーム角度 65° の時 トレンチの最大深さ 122 cm ブームの場合 122 cmブーム角度 65° の時 取り付けと取り外しの手順についてはトラクションユニッ トの オペレーターズマニュアル を参照してください。 重要 アタッチメントの取り付けは、平らな面の上で、 マウントプレートにごみなどが付着していないこと、ピン が自由に回転することを確認して行ってください。ピン が回りにくい場合はグリスを塗ってください。 注 アタッチメントの吊り上げや移動は必ずトラクションユ ニットで行ってくださ
溝の掘削 1. 速度セレクタ付きのマシンでは速度を低速亀マー クにセットしてからエンジンを始動する。 2. 補助油圧レバーをハンドル側に引くとトレンチャが 作動を開始する。 3. トレンチャをゆっくり地表までおろして、ブームと チェーンを地表面と平行にする。 4. トレンチャを数センチ上昇させながらブームの鼻 先をゆっくりと地中に降ろすようにして、鼻先を 地中に入れ始める。て 5. ブームの角度が 45-60° で地中に入ったら、トレ ンチャをゆっくりと下げてスポイルオーガを地表 すれすれにする。 6. トレンチャ各部が適切に動作していることを確認 する。 7. トラクションユニットをゆっくり後退させて掘削を 続ける。 g244771 図7 安全バーは描かれていない 1. 注 後退速度が速すぎると、トレンチャが立ち往 生します。その場合は、一度ゆっくりと前進さ せるか、チェーンを一瞬の間逆転させるかして ください。 8. ボルト 6本 2. 左ホースガイド 4. フレームを左にずらし、フレーム右側にある穴を ヘッドの穴に合わせる。 5.
トレーラ等によるトレンチャの 搬送 十分な積載能力のあるトラックまたはトレーラで運搬し てください。公道を通常走行するのにふさわしいロープ などを使用してトレンチャを確実に固定してください。 作業のコツ g244769 図9 1. ボルト, 5/8 x 1"2本 4. 安全バー 2. ワッシャ5枚 5. ボルト, 5/8 x 1"3本 3. ナット 5 個 • 機体を損傷させないよう、使用前に作業場所からご み、木の枝、石などを取り除いてください。 • 作業開始時は一番遅い走行速度で。速度を上げる のは状況が許す範囲内で。 • 作業中、エンジンは常に最高速度フルスロットルで 運転してください。 • 溝掘り作業は、必ずバックで後退しながら行って ください。 9. トレンチャのチェーンに安全バーを取り付ける先 ほど外したボルト3本、ワッシャ、フランジナット を使用する 図 9 。 • 10. ボルトとナットを、5 組とも全部 257-311 N·m 26.3-31.8 kg.
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用するごとまたは毎日 • トレンチャのグリスアップを行う。 • ブームの摩耗状態を調べる。 25運転時間ごと • オイル量を点検する。 • 掘削チェーンの張りを調整する。 • ブームの摩耗状態を調べる。 200運転時間ごと • ギアオイルを交換する。 長期保管前 • トレンチャのグリスアップを行います。 • オイル量を点検する。 注意 始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危 険である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 トレンチャのグリスアップ 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 長期保管前 毎日および機体洗浄後は直ちに毎回、図 11と図 12に 示すグリスフィッティングにグリスを注入してください。 g244994 図 11 グリスの種類汎用グリス 1. 平らな場所に駐車し、補助油圧レバーを解除し、 アタッチメントを降下させ、駐車ブレーキがある場 合には駐車ブレーキを掛ける。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3.
ベアリングケースの潤滑油の 管理 ギアオイルの交換 1. 平らな場所に駐車し、補助油圧レバーを解除し、 アタッチメントを降下させ、駐車ブレーキがある場 合には駐車ブレーキを掛ける。 200運転時間ごと—ギアオイルを交換する。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 長期保管前—オイル量を点検する。 3. ベアリングケースの補給穴プラグの周辺をウェス できれいにぬぐう図 13。 4. 補給穴からプラグを外す図 13。 5. トレンチャを上昇させてブームを垂直にし、補給 穴から排出されるオイルを容器に回収する。 6. トレンチャを床まで降下させる。 7. 補給穴からオイルを入れる。補給穴からあふれ 出てくるまで入れる。 8. 補給プラグを元通りに取り付け、20-23 N·m 2.12.3kg.m=15-17 ft-lbにトルク締めする。 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—オイル量を点検する。 ベアリングケースの潤滑油の量を確 認する ギアオイルの種類SAE 90-140 API 規格 GL-4 また は GL-5 オイルの量 0.5 リットル 1.
磨耗したブームの上下入れ 替え 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—ブームの摩耗状態を調 べる。 ブームの底部の摩耗状態を調べる。摩耗している場 合には以下の作業を行う 注 すでに一度反転させているブームの場合は、新しい ものと交換してください。 1. 平らな場所に駐車し、補助油圧レバーを解除し、 アタッチメントを降下させ、駐車ブレーキがある場 合には駐車ブレーキを掛ける。 g245068 図 14 1. 2. ナット 刃 3. ナット 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. ブームをアームに固定しているボルト2 本とナット を外す 図 3 。 4. ブームの調整ボルトのジャムナットをゆるめる図 3。 駆動スプロケットの交換 5. 調整ボルトをゆるめてブームからチェーンを外 せるようにする図 3。 6. 駆動スプロケットとブームからチェーンを外す。 使用に伴ってスプロケットが摩耗します。砂地や粘土土 壌では摩耗が速くなります。磨耗が進むと掘削チェー ンが滑るようになります。そうなったら、駆動スプロ ケットの交換が必要です。 7.
保管 6. ブームの調整ボルトのジャムナットをゆるめる図 3。 7. 調整ボルトをゆるめてブームからチェーンを外 せるようにする図 3。 1. 長期格納の前には、アタッチメントについている 汚れをブラシで落とす。 8. 駆動スプロケットからチェーンを外す。 2. 9. 駆動スプロケットを固定しているボルト 6 本を取り 外す 図 15 。 掘削チェーンの状態を調べる。掘削チェーンの張 りを調整する 掘削チェーンの張りの調整 (ページ 13)を参照。磨耗している刃や破損している刃は 交換する 掘削刃の交換。 (ページ 14)を参照。 3. トレンチャをグリスアップする トレンチャのグリス アップ (ページ 12)を参照。 4. ベアリングケースの潤滑油を調べる ベアリング ケースの潤滑油の量を確認する (ページ 13)を 参照。 5. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付け や交換、修理を行う。破損したり摩耗したりし たパーツを交換する。 6. 油圧カップラが適切に接続されており、汚染の心 配がないことを確認する。 7.
メモ
メモ
組込宣言書 The Toro Company, 8111 Lyndale Avenue South, Bloomington, MN, USA は、以下に挙げるユニットが、以下に 列挙する指令に適合していることをここに宣言しますただし、各ユニットに付属する説明書にしたがって、「適合宣 誓書」に記述されている所定のトロ社製品に取り付けることを条件とします。 モデル番号 シリアル番号 製品の説明 請求書の内容 概要 指示 HIGH TORQUE TRENCHER HEAD HIGH SPEED TRENCHER HEAD トレンチャ 2006/42/EC トレンチャ 2006/42/EC 22473 404310000 以上 高トルクトレンチャヘッド 22474 404200000 以上 高速度トレンチャヘッド 2006/42/EC 別紙 VII パートB の規定に従って関連技術文書が作成されています。 本製品は、半完成品状態の製品であり、国の規制当局の要求があった場合には、弊社より関連情報を送付い たします。ただし、送付方法は電子滴通信手段によるものとします。 この製品は、製品
欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが貼られた製品を見かけることがあるでしょう 警 告 ガンおよび先天性障害の恐れ —www.p65Warnings.ca.gov.