Form No. 3417-277 Rev A STX-26 ス タ ン プ グ ラ イ ン ダ シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 23208—シ シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 23208G—シ 製品の登録は www.Toro.com.
はじめに 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使用 されているエンジンの排気には発癌性や 先天性異常などの原因となる物質が含ま れているとされております。 この機械は木の切り株と地表面に露出している根を破 砕するためのものです。あくまでも木の根元部分とそ の周囲の土壌を破砕するもので岩などを切ったりする ことはできません。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法 でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用す るのはお客様の責任です。 弊社のウェブサイト www.Toro.
走行系統の整備 ................................................... 29 クローラの整備 .............................................29 ベルトの整備 ........................................................ 31 ポンプ駆動ベルトの交換 .................................31 制御系統の整備 ................................................... 32 走行コントロールの整列調整............................32 走行コントロールの整列調整............................33 走行コントロールの直進調整 全速前進位 置............................................................33 油圧系統の整備 ...................................
安全について • 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人 身事故につながります。事故を防止するため、以下 に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている 遵守事項は必ずお守りください。これは注意、警告、 危険など、人身の安全に関わる注意事項を示してい ます。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人 身事故が発生することがあります。 安全な運転のために • この機械は手足を切断する能力があります。重傷事故 や死亡事故を防ぐため、注意事項を厳守してください。 警告 運転操作 エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質であ る一酸化炭素が含まれている。 • 屋内や締め切った場所ではエンジンを運転しな いこと。 • トレーニング • • • • • • この オペレータズマニュアル や、関連するトレーニ ング資料をよくお読みください。オペレータや整備士 が日本語を読めない場合には、オーナーの責任に おいて、このオペレーターズマニュアルの内容を十 分に説明してください。 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告 表示などに十分慣れ、安全に運転できるようにな りましょう。 本機
• • • • • • • • • • 可されていないアクセサリを御使用になると製品保 証を受けられなくなる場合があります。 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障 害物の近くでは安全に十分注意してください。 機械の操作を行う前に、機械の周囲に人がいない ことを必ず確認してください。人が近づいてきたら機 械を停止させてください。 エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れない でください。機体から離れる時には、必ずグライン ダーを下げ、エンジンを停止し、キーを抜き取って ください。 コントロール類は絶対に急激な操作をせず、安定し た操作を行ってください。 道路付近で作業するときや道路を横断するときは 通行に注意しましょう。 使用中に熱くなる部分に触れないよう注意してくださ い。保守、調整、整備などの作業は、マシン各部 が安全な温度に下がってから行ってください。 周囲に障害物がないことを確認してから作業をする ようにしてください。周囲に樹木や壁などの障害物 があることを忘れて機械をバックさせたりすると、思 わぬ事故が起こる危険があります。本機を安全に 操縦できるだけの十分な余裕のない場所では本機 を
• ボルト、ナット、ねじ類が十分に締まっているかを 確認してください。マシンを常に良いコンディション に維持しましょう。 • • 絶対に安全装置にいたずらをしないでください。 • 機体に刈りかす、草や木の葉、ほこりなどが溜まら ないようご注意ください。オイルや燃料がこぼれた 場合はふきとってください。機械の格納はエンジン が十分に冷えてから行いましょう。 ガソリンなどの燃料の取り扱いに際しては安全に特 にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化する と爆発する危険があります。 – 燃料は必ず認可された容器に保管する。.
傾斜確認方法 g011841 図3 このページをコピーして各個人が利用してください。 1. ペー ジ 5)を参照のこと。法面で作業する場合には、 この機械を安全に使用できる法面の傾斜角度については、 斜 面 で の 運 転 操 作 (ペ ペー ジ 5)に に示 さ れ て い る 傾 斜 を 超 え る 斜 面 まずその法面の傾斜角度をこのスロープチャートで確認する。 斜 面 で の 運 転 操 作 (ペ で は 本 機 を 使 用 し な い で く だ さ い 。 推奨傾斜角度の線に合わせてチャートを折る。 2. この辺を垂直に保持して、建物の壁や樹木に合わせる。 3.
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 decal93-6686 93–6686 1. 油圧オイル 2. オペレーターズマニュアル を読むこと decal100-4650 100-4650 1. 手にけがをする危険 周囲の人を十分に遠ざけること。 2. 手にけがをする危険 周囲の人を十分に遠ざけること。 decal93-7321 93-7321 1. 回転刃による手足や指の切断の危険可動部に近づかない こと。 decal107-9366 107-9366 1. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 decal93-7814 93-7814 1. ベルトに巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。 decal115-4020 115-4020 1. 右旋回 3. 後退 2. 前進 4.
decal119-4561 119-4561 1. decal119-4560 119-4560 1. 始動キー 2. エンジン 始動 3. エンジン 作動 4. エンジン 停止 5. 高速 6. エンジン速度 カッターを初めて使用する前に オペレーターズマニュアル を 読むことカッターを始動するには、スライドレバーとジョイス ティックの上部ボタンをONにする。スライドレバーを ON 位置 に保持すればカッターは連続回転する。 2. カッターヘッドを下げる 3. カッターヘッドを右側に倒す。 4. カッターヘッドを上げる 5. カッターヘッドを左側に倒す。 7. 低速 8. On/Closed 9. チョーク 10. Off/Open 11.
decal119-4606 119-4606 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. カッターによる手足の跳ね飛ばしの危険周囲の人を十分に遠ざ 6. 転倒して機械に押しつぶされる危険 斜面ではグラインダヘッド けること移動走行中にカッターヘッドを回転させないこと。 を下げて走行すること。 3. 警告可動部に近づかないこと各部が停止するまで待つこと。 7. 爆発の危険燃料を補給する時にはエンジンを停止し、火気を 近づけないこと。 4. 警告講習を受けてから運転すること。 8. 警告 マシンを離れるときはカッターヘッドを下降させ、駐車ブ レーキが付いている機種では駐車ブレーキを掛け、エンジン を停止し、キーを抜くこと。 5.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 数量 内容 グラインダ制御レバー ジャムナット 1 1 グラインダ制御レバーを取り付けます。 必要なパーツはありません。 – オイルの量を点検します。 必要なパーツはありません。 – バッテリーを充電する。 1 グラインダ制御レバーを取り 付ける 1 グラインダ制御レバー 1 ジャムナット 2. グラインダ制御レバーを、コントロールパネルの ソケットに取り付ける図 4。 3. トリガを前方に向けた状態で、ジャムナットを締め 付けてレバーを固定する図 4。 4. レバーに、ワイヤの 4 ピンコネクタコントロールパ ネルの下にあるを接続する図 4。 2 この作業に必要なパーツ 液量を点検する 手順 1.
製品の概要 キースイッチ キースイッチには3つの位置がありますOFF、Run、 Startです。 キーをStart位置に回すとエンジンが始動します。エン ジンが始動したらすぐにキーから手を放すとキーは自動 的に Run 位置に移動します。 キーをOFF位置に回すとエンジンは停止します。 スロットルレバー スロットルを前に倒すとエンジン回転速度が速くなり、 後ろに引くと遅くなります。 チョークレバー エンジンが冷えている場合には、チョークレバーを前側 にセットします。エンジンが始動したら、エンジンがス ムーズに回転を続けられるように調整してください。な るべく早く一番後ろ側まで戻すようにしてください。 g013171 図5 1. 後退安全 プレート 3. エンジン 2. コントロー ルパネル 4. バッテリー 6. 5. ロープ掛 け・吊り上 げポイント クローラ 7. チップシー ルド 8.
グラインダ制御レバー グラインダ制御レバーの使用方法 • グラインダ 図 12 の動作を開始するには、レバー上 部にある赤いボタンを押しながらトリガを握り込みま す。グラインダが動作を開始したら赤いボタンから 指を離してかまいません。 • グラインダ 図 12 を停止するには、トリガから 0.5 秒間以上手を離します。 g008129 図8 • 注 グラインダが動作中にトリガからごく短時間0.5 秒未満手を離した場合はグラインダは回転を続け ます。 後退 時 は 、 必 ず 後 後へ押すと後退します 図 9。後 ろの安全を確認し、手を基準バーに置いてくださ い 図 7。 g008130 図9 • 走行コントロールを右へ押すと右旋回します 図 10。 g008131 図 10 • 走行コントロールを左へ押すと左旋回します 図 11。 g013174 図 12 g008132 1. ニュートラル 3. グラインダの運転を継続 2. グラインダを始動 4.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 幅 84cm 長さ 198.5cm 高さ 113cm 重量 544kg アタッチメントとアクセサリ g013623 トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに引 火する危険がある。発火したり爆発したりすると、 やけどや火災などを引き起こす。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 運転前に、燃料残量とオイル量を点検し、機体 の汚れを落としてください。作業エリアに人がいない こと、障害物がないことを確認してください。埋設管 などがある場合は、すべてその位置にマーキングをし ておいてください。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地面に直 接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の床材 などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなく なるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければ いけない場合には大型タンクのノズルからでな く、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなければな らない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常 時接触させた状態で給油を行う。 燃料を補給する • • • • • 機
4. ディップスティックを抜き取ってオイルを拭き取 る 図 17 。 5. 補給口にディップスティックを奥まで差し込む。ね じ部を締め込まないこと図 17。 6. ディップスティックを引き抜いて油量を点検する。 オイル量が FULL マークとADDマークの間であ ればよい 図 17 。 7. 不足している場合Add マークよりも下は、補給口 から 10w30 エンジンオイルを補給する。ディップ スティックでオイル量を確認しながら Full 位置ま で補給する。 8. ディップスティックを元通りに取り付ける。 油圧オイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 油圧オイルタンクの容量23 リットル g013176 図 16 1. 4. 油圧オイルの種類については 油圧オイルの交換 (ペー ジ 34)を参照のこと。 燃料タンクのキャップ 燃料タンクのふたを取り、給油口の首の根元から 6mm13mm 下まで、無鉛ガソリンを入れる。 重要 これは、温度が上昇して燃料は膨張したと きにあふれないように空間を確保するためであ る。燃料タンク一杯に入れないこと。 5.
重 要 ス タ ー タ は 1 度 に 10 秒 間 以 上 連 続 で 使 用 秒間以内にエンジンが始 しないでください。もし10秒 秒間 待 っ て 、 そ れ か ら も 動しなかった場合は、30秒 う一度始動を試みてください。この手順を守らな いとスタータモータを焼損する恐れがあります。 4. チョークレバーを徐々に OFF 位置へ戻す図 20。 それでエンジンの回転が悪くなるようであれば、 チョークを元に戻してエンジンが温まるのを待つ。 5. スロットルレバーを希望位置にセットする 図 20。 重要 油圧システムが冷たい間にエンジンを高 ℃付 近 ま た は そ れ 以 速 で 運 転 す る と 外 気 温 が 0℃ 下 、油圧システムが損傷を受けることがありま す。低温時には、スロットルを中間位置のまま 分 エンジンを回してからスロットルを高速 ウサギ 位 置にしてください。 g007839 図 19 1. 6. 7. 8. 補給管のキャップ 2.
故障したマシンを移動するには 警告 切削作業中はグラインダから大きな音が発生し、 聴覚を損なう恐れがある。 重要 油圧システムの損傷を防ぐため、牽引したり手 押しで移動するときは、必ず牽引バルブを開けてお いてください。 1. エンジンを止める。 2. 下のシールドを外す。 3. レンチを使って、油圧モータについている牽引バ ルブを左に2回転させる 図 21。 グラインダの運転に際しては必ず聴覚保護具を使 用すること。 1. エンジンを始動し、グラインダを上昇させ、スロッ トルレバーをFAST位置に動かし、マシンを切り株 の正面に移動させる。 2. グラインダ制御レバーと走行コントロールを使っ て、グラインダを切り株の表面から 2.5cm 程度低 い高さに位置決めする図 22。 g013179 図 21 1. 牽引バルブ 4. 下部シールドを取り付け、マシンを牽引する。 5.
マシンを持ち上げる し、走行コントロールとグラインダコントロールを 使って根に沿って切削を進める。 ロープ掛けポイントを吊り上げポイントとして利用するこ とができます 図 23 と 図 24。 マシンを搬送する場合の固定 方法 ヒント マシンをトレーラなどで搬送する時には必ず以下の手 順を守ってください 重要 公道を走行しないでください。 1. 2. 3.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • エンジンオイルを交換する。 使用開始後最初の 50 時間 • クローラの張りを点検調整する。 使用するごとまたは毎日 25運転時間ごと 100運転時間ごと • • • • • エンジンオイルの量を点検する。 マシンのグリスアップを行ってください。 (洗浄後はすぐに行ってください。) エンジンオイルを点検する。 クローラを洗浄し状態を点検する。 刃をホースを点検し、破損や摩耗しているものは全て交換(または裏返して取り付 け)する。 • マシンの外側を清掃する。 • ボルトナット類にゆるみがないか点検する。 • 油圧オイルの量を点検する。 • バッテリー液の量を点検する。 • • • • エンジンオイルを交換する。 点火プラグを点検する。 クローラの張りを点検調整する。 油圧ラインに、オイル漏れ、フィッティングのゆるみ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗や 腐食などがないか点検し、必要に応じて整備・修理する。 200運転時間ごと • オイルフィルタを交換する.
警告 カバーの下にはベルトがあり、マシンが作動 中はこのベルトが回転している。指、手、髪 の毛、衣服などがベルトに絡むと、死亡事 故などの重大な人身事故につながる。 整備作業を行う前には必ずエンジンを停止さ せ、すべての部分が完全に停止してからカ バーを外すこと。 g011472 図 27 2. カバープレート後部のボルトをゆるめる。 3. カバープレートをフレームに固定しているボルト 3本を交互にゆるめてカバーが自由に動くように する 図 26 。 1. 3. 下部シールド 2. ボルト シールドを引き離すようにして機体から外す。 下部シールドの取り付け 1. グラインダ降下させ、エンジンを止め、キーを 抜き取る。 2. 下部シールドを機体にセットする。4個のタブ全部 に載るようにセットすること図 27。 注 下部シールドを少し持ち上げて、4個のタブ全 部に載っていることを確認してください。 3. g013182 図 26 1. 4. カバープレート 2.
潤滑 エンジンの整備 グリスアップを行う エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 洗浄後はすぐに 行ってください。 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと グリスの種類汎用グリス. エアクリーナのボディとカバーの清掃 1. グラインダを下降させ、エンジンを停止する。 キーを抜き取る。 2. グリスニップルをウェスできれいに拭く。 3. ニップルにグリスガンを接続する図 28と図 29。 4. グリスがはみ出てくるまで注入する約3回のポ ンプ動作 。 5. はみ出したグリスはふき取る。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。吸気部全体について、リーク、 破損、ホースのゆるみなどを点検してください。 破損しているものは修理または交換してください。 3. エアクリーナのラッチを外し、ボディからカバーを 外す 図 30 。 重要 まだエアフィルタは外さないでください。 g011475 g013183 図 30 図 28 1. エアフィルタのボディ 4.
3. エンジンオイルの量を点検する 新しいフィルタの外側から照明を当ててフィルタの 内側を点検し、傷などがないか確認する。 注 フィルタに穴があいているとその部分が明るく 見える。破れや油汚れ、ゴムシールの傷がない か点検する。破損しているフィルタは交換する。 4. 1. 平らな場所に駐車する。 2. グラインダを下降させる。 3. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 4. 給油口からゴミが入ってエンジンを傷つけない ように、ディップスティック図 32の周囲をウェス できれいに拭く。 安全フィルタを交換する場合には、十分に注意し ながら、フィルタのボディに挿入する図 30。 重要 エンジンを保護するため、必ず両方のエ アフィルタを取り付け、カバーをつけて運転して ください。 5. 1次フィルタをゆっくり押し込むようにして安全フィ ルタの上から取り付ける図 30。 重要 フィルタの真ん中 柔らかい部分 を持たな いでください。 注 一次フィルタの外側リムをしっかり押さえて確 実に装着してください。 6.
図 33 オイルドレンバルブ 2. フィルタのガスケットにきれいなオイルを薄く塗 る 図 34 。 4. アダプタにフィルタを取り付け、ガスケットがアダ プタに当たるまでフィルタを右に回し、そこから更 に 3/4 回転増し締めする図 34。 5. クランクケースに正しい種類の新しいオイルを入 れる。24ページ「エンジンオイルについて」を 参照。 6. エンジンを3分間程度運転して、エンジンを停止 し、オイルフィルタやドレンバルブの周囲にオイル 漏れがないか点検する。 7. エンジンオイルの量を点検し、足りなければ注ぎ 足す。 8. こぼれたオイルはふき取る。 点火プラグの整備 g013670 1. 3. 整備間隔: 100運転時間ごと—点火プラグを点検する。 オイルドレンホース 取り付ける時には電極間のエアギャップを正しく調整し ておいてください。取り付け、取り外しには必ず専用の レンチを使い、エアギャップの点検調整にはすきまゲー ジやギャップ調整工具などを使ってください。必要に応 じて新しい点火プラグと交換してください。 6.
4. 5. プラグを取り外した時に燃焼室内に異物が落ちな いように、プラグの周囲をきれいに清掃する。 燃料系統の整備 注 右側でヒートシールドが邪魔になる場合に は取り外し、作業終了後に元通りに取り付けて ください。 燃料タンクの内部清掃 危険 点火プラグと金属ワッシャを外す。 ガソリンは非常に引火 爆発しやすい物質である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • エンジンが冷えてから燃料タンクからガソリンを 抜き取る。この作業は必ず屋外の広い場所で 行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 点火プラグの点検 1. 中央の電極部図 36を観察する。絶縁体部がうす 茶色や灰色なら適正、黒い汚れがある場合には エアクリーナの不良を考える。 2. 必要に応じワイヤブラシで点火プラグに付着して いるカーボンを除去する。 1. 燃料が完全に抜けるよう、平らな場所に駐車す る。 2. グラインダを下降させる。 3.
電気系統の整備 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと バッテリーの整備 汚れているフィルタを再取り付けするのは絶対にや めてください。 整 備 間 隔: 25運転時間ごと—バッテリー液の量を点検 する。 注 フィルタの取り付け方をよく観察してからフィルタを 取り外す。 バッテリーの表面はいつもきれいに、常にフル充電状 態にしておきましょう。バッテリーやバッテリーボックス の清掃にはペーパータオルが便利です。端子が錆びた 場合には水に対して重曹の割合で溶かした液を使い、 ブラシで清掃します。清掃後は、腐食防止のために バッテリー端子にワセリンなどを塗布してください。 注 こぼれた燃料はふき取ってください。 1. グラインダを下降させる。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 燃料バルブを閉じる図 37。 4.
5. 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切であると ケーブルがショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に 至る恐れがある。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケー ブルから取り外し、次にプラス 赤 ケーブルを 外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケー ブルから取り付け、それからマイナス 黒 ケーブ ルを取り付ける。 1. グラインダを下降させる。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. バッテリーを固定している押さえ板、Jボルト、 ロックナットを外してバッテリーを外す 図 39。 バッテリーを取り付ける 1. 機体にバッテリーを取り付ける図 39。 2. 押さえ板、Jボルト、ロックナットを使って、バッテ リーを固定する。 3. まず、プラスケーブル赤を、バッテリーのプラス +端子にはめ、ボルト、ワッシャ、ナットで固定す る図 39。ゴムカバーをかぶせる。 4.
1. 車体からバッテリーを取り外す バッテリーの取り 外し (ページ 26)を参照。 重要 バッテリーを機体に取り付けたままで蒸留水 を補給しないでください。電解液が万一、こぼれ て車両に触れると各部に激しい腐食が発生する。 2. ペーパータオルでバッテリーの上面をきれいに 拭く。 3. バッテリーの各セルのキャップを外す図 40。 4. 液量が上の線に達するまで図 40、各セルに蒸留 水をゆっくりと補給する。 g000538 図 41 重要 入れすぎは禁物です バッテリー液 硫酸 が こぼれると金属部分を腐食させ、シャーシが損 傷します。 5. 6. 各セルに補給した後、510分待って液量がバッ テリーケースの上の線図 40に届かなければ蒸 留水を足す。 1. プラス端子 3. チャージャのリード線 赤 2. マイナス端子 4.
走行系統の整備 クローラの整備 クローラの洗浄 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 クローラの状態を定期的に点検してください。摩耗が進 んだクローラは交換してください。 1. グラインダを下降させる。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. g013413 図 44 圧力洗浄機または水道水ホースで左右のクロー ラ部分を洗浄する。 重要 高圧洗浄器は、クローラ キャタピラ 部分の清掃に のみ使用してください。他の部分の洗浄には高圧洗 浄器を使用しないでください。圧力洗浄器を使うと、 電気系統や油圧バルブに水が浸入し、トラブルの原 因となります。 1. 平らな場所に駐車する。 2. エンジンを停止させ、グラインダを降下させ、 キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確 認してから運転位置を離れる。 3.
1. グラインダを下降させる。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 9. 駆動スプロケットからスタートして、新しいクロー ラをスプロケットに巻きつけるようにして取り付け るクローラについている爪がスプロケットの溝には まるように取り付けること図 46。 交換したい側を持ち上げてクローラを床から 7.610cm 程度浮かせ、この状態で支持する。 10. 後ロードホイールと中央ロードホイールの下と間に クローラを押し込むようにして取り付ける図 46。 4. テンションボルトとジャムナットをゆるめる図 45。 11. 5. クランプボルトをゆるめる図 45。 前ロードホイールの下側からスタートして、クロー ラを後退方向に回転させながらテンショニングホ イールに取り付ける。 6. 前ロードホイールを機体後方に向けて押して一杯 まで移動させる図 46。 12.
ベルトの整備 ポンプ駆動ベルトの交換 ベルトから音が出る、ベルトが割れている、ひどく磨耗 しているなどの場合は交換してください。交換用のベル トは弊社代理店でお求めください。 g013416 図 48 1. ロードホイール 2. ロードホイールのキャップ 3. 4. 3. 1. グラインダを上昇させる. 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 機体の後部を持ち上げてジャッキスタンドで支 える。 4. 下部シールドを取り外す 下部シールドの取り外 し (ページ 21)を参照。 5. ポンプボルト2本をゆるめる図 49。 スナップリング キャップ外した部分とガスケット周囲のグリスの状 態を見る 図 48。グリスが劣化しているようであ れば、完全にふき取り、ガスケットを交換して新 しいグリスを入れる。 ロードホイールのベアリングにガタがなく、ホイー ルが滑らかに回転することを確認する。 注 万一ベアリングが固着している場合は、弊社 の正規サービスディーラに依頼してロードホイー ルを交換する。 5.
13. 制御系統の整備 下部シールドを取り付ける。 コントロール類は工場で調整済みですが、長期間にわ たって使用しているうちにレバー類の整列、ニュートラ ル位置、全速前進時の直進状態などの調整が必要に なることが考えられます。 重要 これらの調整を適切に行うには、以下の順序を 守ってそれぞれを調整してください。 走行コントロールの整列調整 全速後退位置にセットした走行コントロールバーが基準 バーに対して適切に整列しなくなっていることを発見し た場合には、直ちに以下の調整を行ってください。 1. 平らな場所に駐車し、グラインダを降下させる。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. 走行コントロールを手前一杯に引いてコントロー ルの前部を基準バーに接触させる図 50。 g004190 図 50 1. 4. コントロールの前部が整列 していない状態 2. 基準バー 全速後退位置にセットした走行コントロールバー が基準バーに対して適切に整列していない場合 は、走行コントロールのステム部にあるフランジ ナットとボルトをゆるめる 図 51。 g004191 図 51 1.
警告 エンジン回転中は、機械各部が動いて おり、これらに巻き込まれるとけがや火 傷などを負う危険がある。 調整作業中に機械各部への巻き込ま れ、挟まれ、高温部への接触などを起 こさないように十分注意すること。 g004192 図 52 6. 走行コントロールステムのフランジナットとボル トを締め付ける。 7. エンジンを掛ける。 8. 走行コントロールを後退位置にセットし、基準 バーにしっかり押し付けるようにして走行させる。 マシンがまっすぐに後退しない場合は、以下の 調整を行う F. 一人の人間が、走行コントロールを後退位 置にセットして基準バーにしっかり押し付けて 保持する。 G. 左右のクローラが同じ速さで回転するように 走行ロッドの長さを調整する。 注 この調整は、後退時の最高速度の設定 でもあります。 H. ジャムナットを締めつける。 I. 左右両方のクローラが自由に回転できるよう に機体を床から浮かせる。 全速後退位置にセットした走行コントロール バーが基準バーに対して面一になるように調 整する 図 51 と 図 52。 J. C.
油圧系統の整備 左 側 の ジャムナットをゆるめて固定ねじの調整を 行う 図 54 。 油圧フィルタの交換 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. 平らな場所に駐車する。 2. グラインダを下降させる。 3. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 4. 上部カバーを取り外す。 5. 古いフィルタを外して捨てる図 55。 g004194 図 54 1. 固定ねじ 2. ジャムナット 5. 3. ストップ マシンが正しく直進するまで、ステップ 14 の調整 を繰り返す。 重要 全速前進位置で、走行固定ねじがストップ に当たっている 油圧ポンプを保護するため ことを 確認してください。 g007839 図 55 1. 補給口キャップ 2. 油圧フィルタ 6. 新しいフィルタを取り付け、キャップをして上部ボ ルトを1315.5N·m2.32.8kg.m = 110140in-lbにト ルク締めする 図 55。 7. こぼれたオイルを拭き取る。 8.
すべて満たしている必要があります。オイルの性能 や規格については専門業者にご相談ください。 注 不適切なオイルの使用による損害については弊 社は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品 をお使い下さる様お願いいたします。 物性 粘度, ASTM D445 cSt at 40° C: 55 62 cSt at 100° C: 9.1 9.8 粘性インデックス ASTM D2270 140 – 152 流動点, ASTM D97 -37 to -43°C 産業規格 API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.
グラインダの保守 油圧ラインの点検 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと—油圧ラインに、オイル 漏れ、フィッティングのゆるみ、ねじ れ、支持部のゆるみ、磨耗や腐食 などがないか点検し、必要に応じて 整備・修理する。 刃の交換 整備間隔: 使用するごとまたは毎日—刃をホースを点検 し、破損や摩耗しているものは全て 交換または裏返して取り付けする。 1500運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到達し た方—全部の可動部油圧ホースを交換する。 刃は非常に早く摩耗しますから定期的に点検してくだ さい。 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。万一、油圧オイルが体 内に入った場合には、この種の労働災害に経験 のある施設で数時間以内に外科手術を受けない と壊疽 えそ を起こす。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使い、 絶対に手を使わない。 g013417 図 57 1. ナット 2. ツースホルダー 3.
洗浄 保管 マシンの外側の清掃 1. グラインダを下降させる。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 機体全体のよごれ落しを行い、特にエンジンなど にたまっているごみを取り除く。特にエンジンのシ リンダヘッドや冷却フィン部分やブロアハウジン グを丁寧に清掃する。 重要 スクリーンや冷却フィン詰まった状態、あるいは 冷却シュラウドを外して運転するとオーバーヒートして エンジンが損傷します。 1. グラインダを下降させる。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. エアクリーナについた汚れはふき取る。 4.
10. 取り付け穴からオイルが吹いてきたら吸い取れる ようにウェスを被せ、スタータまたはリコイルハン ドルでエンジンをクランキングさせ、オイルをシリ ンダ内部に行き渡らせる。 11. 点火プラグを取り付けるただし点火ケーブルは 接続しないこと。 12. バッテリーを充電する; バッテリーを充電する (ページ 28)を参照。 13. クローラの張りを点検調整する クローラの張りの 点検と調整 (ページ 29)を参照 14. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや 交換、修理を行う。破損個所はすべて修理する。 15. 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をす る。ペイントは代理店で入手することができる。 16. 汚れていない乾燥した場所で保管する。始動 キーは必ず抜き取って別途保管する。 17.
故障探究 問題 スタータがクランキングしない。 エンジンが始動しない、始動しにくい、すぐ 止まる。 考えられる原因 1. バッテリーが上がっている。 1. バッテリーを充電または交換する。 2. 配線のゆるみ、腐食など。 3. リレーまたはスイッチの破損。 2. 配線を点検修正する。 3. 代理店に連絡する。 1. ガス欠。. 1. ガソリンを補給する。 2. 燃料バルブが閉まっている。 3. コントロールがニュートラル位置にない。 2. 燃料バルブを開く。 3. ニュートラル位置にする。 4. チョークを前に倒して始動する。 4. チョークが掛かっていない。 5. エアクリーナが汚れている。 6. 点火プラグのコードがゆるんでいる、ま たは外れている。 7. 点火プラグの割れ、ギャップの狂いな どがある。 8. 燃料のなかに異物、水などが混入し ている。 エンジンのパワーがすぐに落ちる。 エンジンがオーバーヒートしている。 対策 5. エレメントを清掃または交換する。 6. 点火プラグに点火ケーブルを取り付け る。 7. 正しく調整された新しいものに交換す る。 8.
図面 g013418 電 気 回 路 図 (Rev.
g025169 油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ
メモ
トロのコンーパクトユーティリティ機器の製品保証 コンパクトユーティリティ機器 (CUE) 製品 1年間限定保証 保証条件および保証製品 保証の対象とならない場合 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社のコンーパクトユーティリティ機器以下、「製品」と呼びますの 材質上または製造上の欠陥に対して、品質保証を共同で実施いたします。 保証期間は、購入日から起算して以下の通りとします 保証期間内であっても、すべての故障や不具合が保証の対象となるわけで はありません。以下に挙げるものは、この保証の対象とはなりません。 • Toroの純正交換部品以外の部品や弊社が認めていないアクサセリ類を 搭載して使用したことが原因で発生した故障や不具合。 製品 プロスニーク コンパクト・ユーティリティローダ、 トレンチャ、スタンプグラインダ、 およびアタッチメント コーラーエンジン その他のエンジン • • 必要な整備や調整を行わなかったことが原因で生じた故障や不具合。 保証期間 1年間または1000運転時間うち早 く到達した方の時期まで 3 年間 *