Form No. 3395-864 Rev A Groundsmaster® 3280-D ト ラ ク シ ョ ンユニット シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 30344—シ シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 30345—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 図1 1.
目次 燃料ラインとその接続の点検 .............................45 インジェクタからのエア抜き .............................46 電気系統の整備 .....................................................46 バッテリーの整備 ...............................................46 バッテリーの保管 ...............................................47 ワイヤハーネスの整備........................................47 ヒューズの取り付け位置 ....................................47 走行系統の整備 .....................................................48 リアアクスルオイルの交換Model 30345 の み ......................................
安全について ◊ • この機械は、対応するCEキット適合宣誓書を参 照およびリアウェイトを取り付けることにより EN ISO 5395:2013 および ANSI B71.
• • • • • • • 屋内では絶対に給油しないでください。 ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど 裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に 機械や燃料容器を保管格納しないでください。 トラックの荷台に敷いたカーペットやプラス チックマットなど絶縁体の上で燃料の給油をし ないでください。ガソリン容器は車から十分に 離し、地面に直接置いて給油してください。 給油は、機械をトラックやトレーラから地面に 降ろし、機体を接地させた状態で行ってくださ い。機械を車両に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には、大型タンクのノズルか らでなく、小型の容器から給油してください。 給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触さ せた状態を維持して行ってください。ノズルを開 いたままにする器具などを使わないでください。 もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、 直ちに着替えてください。 絶対にタンクから燃料をあふれさせないでくだ さい。給油後は燃料タンクキャップをしっか りと締めてください。 • • • • • • 運転操作 • • 有毒な一酸化炭素ガスなどを含むエンジン排気 が溜まるよ
• • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすと きには安全に十分注意してください。 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの 障害物の近くでは安全に十分注意してください。 • • 横転 保 護 バ ー の 使 用 と 保 守 整 備 ROPS横 • ROPS横転保護バーは効果の高い重要な安全装置 • • • • • • • • • です。運転する時は常にROPSを完全に立てた状 態にし、必ずシートベルトと共にお使いくださ い。 どうしても必要な場合以外にはROPSを降ろさな いでください。ROPSを降ろした状態ではシート ベルトを使用しないでください。 ROPS を折りたたんでしまうと、転倒時に安全保 護ができなくなることを十分認識してください。 緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう、 練習しておいてください。 作業場所を必ず事前に確認してください。法 面、段差、水などがある現場では、必ずROPSを 立てて運転してください。 頭上の安全木の枝、門、電線などに注意し、 これらに機械や頭をぶつけないように注意し てください。 ROPS自体に損傷がないか、また、取り付け金具 がゆるんでいないか
• 油圧のピンホール・リークやノズルからは作動 油が高圧で噴出していますから、手などを近づ けないでください。リークの点検には新聞紙や ボール紙を使 い、絶対に手を直接差し入れたり しないでください。高圧で噴出する作動油は皮 膚を貫通し、身体に重大な損傷を引き起こしま す。万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ち に専門医の治療を受ける。 てください。 • 安全靴と長ズボンの着用をおすすめします。地 域によってはこれらの着用が義務付けられてい ますのでご注意ください。 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエンジン を停止し、デッキを下降させてシステム内部の 圧力を完全に解放してください。 • 燃料ラインにゆるみや磨耗がないか定期的に点 検してください。必要に応じて締め付けや修 理交換してください。 • エンジンを回転させながら調整を行わなければ ならない時は、手足や頭や衣服をデッキや可動 部に近づけないように十分ご注意ください。特 にエンジン側面の回転スクリーンに注意してく ださい。また、無用の人間を近づけないように してください • 大がかりな修理が必要になった時、補助が必要 な時Toro
振動レベル 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 1.25 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 1.28 m/s2 不確定値 K = 0.5 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.37 m/s2 不確定値 K = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 93-6680 106-9206 1. ホイールトルクについての規定 2. 参照 オペレーターズマニュアル 。 93-7272 1. ファンによる手足切断の危険可動部に近づかないこと 106-6754 1. 警告 表面が熱い。触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 93-6697 モ デ ル 30345) (モ 1. 参照 オペレーターズマニュ アル 。 2. 50運転時間ごとにSAE 80w-90API GL-5オイルを 補給すること。 93-6686 1. 油圧オイル 2. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 106-5976 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3.
119-4832 1. 高速 3. 低速 2. 無段階調整 4. ホッパー下降 5. ホッパー上昇 120-6563 CE 適合の場合 1. ロック 2. ロック解除 108-1988 1. ベルトの掛け方 119-4840 1. PTO — ON 3. デッキ下降 5. エンジン 停止 2. PTO — OFF 4. デッキ上昇 6. エンジン 作動 10 7.
5-3027 114-2855 1. 警告 — オペレーターズマニュアル を読 むこと。使用する前に全員がトレーニ ングを受けること。 3. ブレードによる手足切断の危険可動部 に近づかないこと 2. 異物が飛び出す危険 人を近づけない ようにし、デフレクタを必ずセットしてお くこと。 4. 警告 ― 車両を離れるときは駐車ブレー キを掛け、キーを抜くこと。 11 5.
108-6585 CE 用 114-2855 の 上 か ら 貼 付 す る * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN ISO 5395:2013 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載さ れている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 警告 — オペレーターズマニュアル を読 むこと。使用する前に全員がトレーニ ングを受けること。 3. ブレードによる手足切断の危険可動部 に近づかないこと 2. 異物が飛び出す危険 人を近づけない ようにし、デフレクタを必ずセットしてお くこと。 4. 警告車両を離れるときは駐車ブレーキ を掛け、キーを抜くこと。 5. 転倒の危険 10 °以上の斜面では運転 禁止。下り坂ではカッティングユニット を下げ、ROPS を立てている場合には シートベルトを着用すること。 106-9290 1. 入力 2. 作動していない 3. オーバーヒート時のエンジ ン停止 7. 駐車ブレーキ OFF 11. 始動 4.
108-2073 1. 警告 ― ROPS を下げると横転に対する保護効果はなくなる。 2. 横転事故の際の怪我や死亡を防止するため、必ず ROPS を 立ててロックし、シートベルトを着用して運転すること。どうし ても必要なとき以外には ROPS を下げないことROPS を下げ た状態で乗車する時にはシートベルトを着用しないこと。 3. 93-7834 1. ここに乗らないこと。 4. 走行 後退 2. 走行ペダル 5. 警告 ― デッキを上昇させ る前に PTO を停止させる ことデッキを上げたままで 作動させないこと。 3. 走行 前進 オペレーターズマニュアル を読むこと運転はゆっくり慎重に。 105-7179 1. オペレーターズマニュアル 2. 82-8940 駐車ブレーキ を読むこと。 13 1. ロック 2. チルトハンドル 3.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 5. バッテリーに人を近づけな いこと。 7. 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 6. 9. オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 を読むこと。 禁止 メーカー純正マーク 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 2 ハンドル カバー 取っ手 ネジ 1 1 1 2 3 運転席, Model No. 30398 及び 機械式 サスペンションキット, Model No. 30312 または空気式サスペンションキット, Model No.
手順 13 内容 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 納品前検査証 認証証明書 品質証明書 ロールピン ボルト5/16 x 1-3/4 インチ ロックナット5/16 インチ シリンダピン コッターピン3/16 x 1.5 インチ ブレーキリターンスプリング 数量 用途 2 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 4 2 運転を始める前にマニュアルを読み、ト レーニング資料をご覧下さい。余ってい る部品はアタッチメントの取り付けに使 用します。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 警告 PTO ユ ニ バ ー サ ル シ ャ フ ト が マ シ ン の フ レ ー ム に 固 定 さ れ て い る 。 PTO を 操 作 す る 前 に 、 必 ず 取り外し、適当なデッキに接続すること。 1 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 1 カバー 手順 1. 出荷台からハンドルを外す。図 3 図3 1. ハンドル 4. ウレタン製カラー 2. ジャムナット 3. ダストカバー 5.
4. ハンドルをシャフトにはめ込んだら、ジャム ナットで固定する 。ジャムナットを 27-35 N·m 2.8-3.6 kg.m=20-26 ft-lbにトルク締めする。 5. ハンドルにカバーを取り付ける(図 3)。 3 運転席を取り付ける 2 この作業に必要なパーツ フードに取っ手を取り付ける 1 この作業に必要なパーツ 1 取っ手 2 ネジ 手順 グランドマスター 3280-D は出荷に際して運転席は 取り付けておりません。オプションとして販売され ている運転席Model 30398及び 機械式サスペンション キットModel 30312または空気式サスペンションキッ トModel 30313を取り付けてください。取り付け要領 については運転席キットを参照してください。 手順 1. 運転席, Model No. 30398 及び 機械式サスペンショ ンキット, Model No. 30312 または空気式サスペンショ ンキット, Model No.
図6 シートベルトラッチ 1. 図7 5 1. R クランプ 2. 3. マニュアル保管チューブを取り付 ける この作業に必要なパーツ 1 マニュアル保管チューブ 2 R クランプ 3. マニュアル保管チューブ 5. ビニルキャップ 4. クランプに筒を取り付け、ナットを締め付け る (図 7)。 5. シートブラケットのスタッドにビニルキャッ プを取り付ける。 横転 保 護 バ ー を 立 て る ROPS横 座席プレートに付いている筒とクランプを取 り外す。 必要なパーツはありません。 注 取り付けボルト2本と平ワッシャは捨てる。 2. 4. 6 手順 1. 上シートブラケット シートサスペンション 上シートブラケットをシートサスペンションの 左側に固定しているナット2個とビニルキャッ プを取り外す既に取り付けていた場合(図 7)。 手順 1. 今はずしたナット2個でRクランプをシートブ ラケットのスタッドに仮止めする (図 7).
2. 横転保護バーを立て、ピン2本で固定し、ピ ンが外れないようにヘアピンコッターで固定 する 図 8 。 注 ROPS横転保護バーは効果の高い安全装置で す。常時立てた位置にロックしておいてくだ さい。どうしても必要な場合以外にはROPSを 降ろさないでください。 7 バッテリー液を入れて充電する 図 10 1. 必要なパーツはありません。 4. 手順 警告 機体からバッテリーを取り外す。 充電中は爆発性のガスが発生する。 重要 機体にバッテリーを載せたままで電解液 を入れないでください。電解液がこぼれた場 合、機体が激しく腐食します。 2. 電極板が液を吸収するまで2030分間程度待つ。 注 必要に応じて、電極板が 6mm 程度水没する ぐらいに電解液を補充する図 10。 バッテリーに補給する電解液は必ず比重 1.265 のも のを使用してください。 1. 電解液 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに 火気を近づけない。 バッテリーの上部をきれいに拭い、キャップ を取り外す (図 9)。 5.
警告 8 バッテリーの端子に金属製品やトラクタの 金属部分が触れるとショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行 うときには、端子と金属部を接触させ ないように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 7. バッテリーを機体に取り付ける。 8. まず赤いプラス ケーブルをバッテリーのプラ ス 端子に、次に黒いマイナス ケーブルをバッ テリーのマイナス 端子にはめる図 11。さら に、ショート防止のためにプラス端子にゴム カバーを取り付ける。 タイヤ空気圧を点検する 必要なパーツはありません。 手順 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 運転前に正しいレベルに下げてください。適正範囲 は前後輪とも 138kpa1.
2. コントロールパネルを機体に固定しているネ ジ4本を外す(図 12)。 3. 昇降ロックレバー、スペーサ、ウェーブワッ シャ、平ワッシャを順に 1/4 x 1 インチ皿ねじ に通す図 13を参照。 キに掛かっている重量をいくらかトラクションユ ニットに移動させる方が良い場合があります。この 場合にはカウンタバランスの押圧を大きくします。 逆に、デッキの重量をトラクションユニットに移し すぎると、デッキが跳ね上がりやすくなり、刈りあ がりが不均一になります。カッティングユニットの 重量移動が適切でないと思われる場合は、以下の手 順でカウンタバランスの調整を行ってください 1. 駐車ブレーキがかかっていること、PTOスイッ チがOFF位置になっていること、カッティング ユニットが下降位置にあることを確認する。 2. 機体の右側にある昇降マニホルドを探し出す。 3. 昇降マニホルドの後部にあるテストポートに 圧力計を接続する図 14。 図 13 1. ねじ 5. 平ワッシャ 2. 昇降機能ロックレバー 3. 4. スプリングワッシャ スペーサ 6. 7.
カッティングデッキ カウンタバランス圧力 132cm 側方排出デッキModel 30555 448 kpa4.6 kg/cm2=65 psi 152cm 側方排出デッキモデル 30366、または 157cm ベース デッキモデル 30403、または 157cm 側方排出デッキモデル 30551 。 1206 kpa15.4 kg/cm2=175 psi 183cm 側方排出デッキモデル 31336、または 183cm ベース デッキモデル 30404、または 183cm ガーディアンリサイクラ デッキモデル 31335。 1516 kpa12.3 kg/cm2=220 psi 8. エンジンを止める。 9. カウンタバランスのスプールの底部について いるジャムナットを締め付ける。ナットを 13-16 N·m10-12 ft-lb = 4.7-5.8 kg.mにトルク締め する。 10.
11 リアウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ - 必要なリアウェイト キット 手順 本機は、リアウェイト出荷時には215ポンドのリアウェイトを取り付けていますを搭載することにより、EN ISO 規格 5395:2013、及び ANSI B71.4-2012 規格に適合いたします。下の表で、必要なウェイトの組み合わせを ご確認ください。必要なパーツを弊社代理店からご購入ください。 輪駆 動 モ デ ル 用 チ ャ ー ト 2輪 132cm 側 方 排 出 デ ッ キ Model 30555 132cm 側方排出デッキに 0.425m³ ホッパーを装着 追加すべき後 部ウェイト 0 kg 左側に必要な ウェイト 0 kg ウェイトのパー ツ番号 - ウェイトの名称 数量.
本機は、適切なリアウェイトを搭載することにより、EN ISO 規格 5395:2013、及び ANSI B71.4-2012 規格に適 合いたします出荷時には23kgのリアウェイトを取り付けています。下の表で、必要なウェイトの組み合わせ をご確認ください。必要なパーツを弊社代理店からご購入ください。 輪駆 動 モ デ ル 用 チ ャ ー ト 4輪 132cm 側 方 排 出 デ ッ キ Model 30555 132cm 側方排出デッキに0.425m³ ホッパーを装着 追加すべき後 部ウェイト 0 kg 左側に必要な ウェイト 0 kg ウェイトのパー ツ番号 - ウェイトの名称 数量.
シャフトをアタッチメントに取り付けるため に使用しますから保管してください。 12 4. シリンダピンとコッターピン3/16 x 1-1/2 イン チは、デッキ昇降アームを昇降シリンダに固定 するために使用しますから保管してください。 5. ブレーキリターンスプリングはデッキを昇降 アームに取り付けるのに使用しますから保管 してください。 液量を点検する 必要なパーツはありません。 手順 エンジンを初めて作動させる前に、後アクス ルオイルの量を点検する リアアクスルオイル の点検Model 30345 のみ (ページ 32) を参照。 1. エンジンを初めて作動させる前に、油圧オイ ルの量を点検する12 液量を点検する (ページ 25) を参照。 エンジンを初めて作動させる前と後に、エン ジンオイルの量を点検する エンジンオイルの 量を点検する (ページ 29)を参照。 2.
製品の概要 図 15 1. ハンドル 3. ブレーキ 5. 2. 走行ペダル 4. カッティングユニット 6. ROPS横転保護バー フードエンジン収納部 各部の名称と操作 通常ブレーキ 左右のブレーキペダル (図 16) により左右の車輪を個 別に制御します。左右の車輪を個別に制御できるた め小さな旋回をする場合や斜面で片方のタイヤがス リップするときなどに使用することができますた だし、ぬれた芝や柔らかい芝での急旋回は芝を傷 つけますから注意が必要です。左右のブレーキを 同時に踏み込めば急停止できます。移動走行の際 には必ず枚を連結して使用します 図 16 1. 駐車ブレーキのノブ 2. 右ブレーキペダル 3.
チルトコントロール ルを連結します。次に、2枚のペダルを同時に踏み 込んだまま駐車ブレーキノブ 図 16 を引き、ペダ ルから足を離します。ブレーキを解除するには、 ノブが落ちるまでペダルを踏み込んでやります。 エンジン始動時には左ペダルのロックアームを引 き出して左右の前輪を独立で制御できるようにし ておいても構いません。 ハンドルコラムの右側にチルトコントロールレバー があります(図 19)。レバーを手前に引いてハンドル の傾き具合を調整し、調整ができたら前方に押し てロックします。 図 17 1. 左ブレーキペダル 2. 右ブレーキペダル 3. ロックアーム 図 19 1.
図 21 1. 燃料計 図 20 1. PTO スイッチ 2. 昇降機能ロックレバーオプ ション 7. 8. 始動キーには3つの位置があります OFF, ON/Preheat, STARTです。 図 20 。 アワー・メータ 3. 昇降スイッチ 4. 冷却水温度インジケータ 10. グロープラグインジケータ 5. オイル圧警告灯 11. 充電インジケータ 6. 始動スイッチ 9.
運転操作 オイル圧警告灯 エンジンオイルの圧力が異常に低下するとこの警 告灯図 20が点灯します。万一このようなことが起 こった場合には、エンジンを停止し油圧低下の原 因を調べてください。必ず修理してから運転を再 開してください。 注意 この機械の運転音は、オペレータの耳の位置で 85 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け る と 聴 覚 に 障害を起こす可能性がある。 昇降機能ロックレバー 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 デッキの整備を行うときや刈り込み現場間を移動 するときなどは、昇降スイッチ図 20をロックして おいてください。 注意 仕様 車両に適切なリアウェイトが搭載されていな いと、後輪が浮いて大きな事故を起こす危険 がある。 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 • 作業中に後輪が浮き上がってしまわないよ う、所定のリアウェイトを装着すること。 • デッキやその他のアタッチメントを上昇さ せた状態で急停止をしないこと。 • 下り坂ではデッキやその他のアタッチメン トを必ず下げておくこと。 長さ 208cm 幅
または グリコールベース冷却液と上水の混合液50/50 ブレンド CaCO3 + MgCO3 <170 ppm 塩 素 <40 ppm (CI) 硫 黄 <100 ppm (SO4) 警告 エンジン停止直後は、ラジエターが高温高圧状 態となっている。この状態でキャップを開ける と大やけどを負う危険がある。 • 冷却液の点検は、ラジエター本体のキャッ プを開けて行わないこと。 • エンジンが熱いうちはラジエターのキャッ 分間 プ を 開 け な い こ と 。 エ ン ジ ン 停 止 後 、 15分 ほど待って、ラジエターキャップが十分に 冷えてから取り外すようにすること。 図 22 1. 4. ディップスティック 引き抜いて油量を点検する。 注 FULL 位置まであればよい。 5. 不足している場合は、キャップ図 23を取り、 入れ す ぎ な い Full 位置までオイルを補給する。入 こと。 1. 液量の点検は補助タンクで行う(図 24)。 注 タンク側面についている2本のマークの間に あれば適正である。 図 23 1. 図 24 オイル補給口 1. 6.
満たす石油系のユニバーサルトラクタ油圧オイル UTHFを使用することができます。合成オイルの使 用はお奨めできません。オイルの専門業者と相談の 上、適切なオイルを選択してください 9. 注 オイル量がディップスティックの溝マー クから 13mm 以内にない場合は、適切な油圧 オイルを、溝マークまで補給する。入れすぎ ないこと。 10. ディップスティックキャップを取り付ける。 注 不適切なオイルの使用による損害については弊社 は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお 使い下さる様お願いいたします。 物性 粘度, ASTM D445 cSt @ 40°C 55 - 62 cSt @ 100°C 9.1 - 9.8 粘性インデックス ASTM D2270 流動点, ASTM D97 産業規格 11.
バイオディーゼル混合燃料は塗装部を傷める可 能性がある。 寒い地方ではB5バイオディーゼル燃料が5または それ以下の製品を使用すること。 時間経過による劣化がありうるので、シール部 分、ホース、ガスケットなど燃料に直接接する 部分をまめに点検すること。 バイオディーゼル燃料に切り換えた後に燃料 フィルタが詰まる場合がある。 バイオディーゼル燃料についてのより詳細な情 報は代理店におたずねください。 • • • • • 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管する。 180 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 • 運転時には必ず適切な排気システムを取り 付け正常な状態で使用すること。 図 26 1. 3.
横転 保 護 バ ー に つ い て ROPS横 警告 転倒事故の際の負傷や死亡を防止するため に ROPS は 必 ず 立 て た 位 置 に ロ ッ ク し て お き 、 運転時にはシートベルトを着用すること。 また、運転席後部がラッチで固定されている ことを確認すること。 図 28 1. 警告 点検補給プラグ機体左右に各個 ROPS を 下 げ る と 横 転 に 対 す る 保 護 効 果 は な くなる。 • ど う し て も 必 要 な 時 以 外 に は ROPS を 下 げ ないこと。 • ROPS を 下 げ て 乗 車 し て い る と き に は シ ー トベルトを着用しないこと。 • 運転はゆっくり慎重におこなうこと。 双方向クラッチの潤滑油の点検 Model 30345 の み 1. 平らな場所に駐車する。 2.
9. 4. ROPSバーを立てるには、ヘアピンコッターを 外して、ピン2本を抜き取る図 30。 5. 横転保護バーを立て、ピン2本で固定し、ピ ンが外れないようにヘアピンコッターで固定 する 図 30 。 燃料系統からのエア抜き 重 要 ROPS を 立 て て 乗 車 す る と き に は 必 ず シ ー ト ベ ル ト を 着 用 し て く だ さ い 。 ROPS を 下 げ て 乗 車 しているときにはシートベルトを着用しないでく ださい。 エンジンの始動と停止 1. 平らな場所に駐車する。 2. 燃料タンクに少なくとも半分まで燃料が入っ ていることを確認する。 3. ラッチを外してフードを開ける。 重要 以下のいずれかを行った場合には、燃料系統 からのエア抜きを行う必要が出てくる可能性があ ります 新車を始めて運転するとき、燃料切れで立 ち往生して燃料を補給したとき、燃料系統に対し て整備を行った フィルタの交換、セパレータの洗 浄など とき。 危険 軽油は条件次第で簡単に引火 爆発する。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災 などを引き起こす。 1.
緊急時の牽引移動 注 通常はこれでエンジンが始動するようにな ります始動できない時は、噴射ポンプとイン ジェクタの間にエアが入っている可能性があ ります インジェクタからのエア抜き (ページ 46)を参照してください。 緊急時には、ごく短距離に限り、本機を牽引または 押して移動することができます。 ただし、通常の移 動にはこの方法を使わないようお願いしています。 とし て く だ さ 重 要 牽 引 移 動 時 の 速 度 は 、 35km/hと い。これ以上の速度ではトランスミッションが損傷 する危険があります。移動距離が長くなる場合は、 トラックやトレーラに積んで移送してください。本 機を押して或いは引いて移動させる場合には、必ず バイパスバルブを開いてください。 インタロックシステムを点検する インタロックシステムは、走行ペダルが「ニュート ラル」位置、PTOスイッチが OFF 位置にない限りエ ンジンが始動クランキングもできないようにする 安全装置です。また、以下の場合にはエンジンを 自動停止させます • オペレータが着席していない状態で PTO スイッ チが ON になった • オペレ
スタンダード・コントロール・モ ジ ュ ー ル (SCM) す。 これらの入力表示LEDは故障探究のときに利 用することが出来ます。 出力回路はそれぞれ所定の入力がそろった時に通電 状態となります。 出力回路はPTO、ETR、STARTの 3 種類です。各LEDによりそれぞれの回路のリレー 状態すなわちその回路の通電状態がわかります。 スタンダード・コントロール・モジュールは樹脂に よって完全封止された汎用制御モジュールです。 電子回路により機械の状態の制御と監視を行い、 機械を安全に動作させるために必要な電子制御を 実現しています。 出力回路が健全でも、出力装置そのものが健全であ ることは保証できません。ですから電気系統の故障 探究を行う時には、出力LEDのチェック以外に各機 器の通常のテストやワイヤハーネスの検査が必要に なります。 各機器のインピーダンス測定、ワイヤ ハーネスをつないだ状態SCMで切り離した状態で のインピーダンス測定、一時的な通電試験などを 行ってみる必要があるでしょう。 モジュールは、入力信号として、ニュートラル状 態、駐車ブレーキ、PTO、エンジン始動、バック ラップ、オー
チャートの各行は、その出力機能に必要な入力の状態を示します。チャートの左欄に、機能が 示されています。 各記号は以下のような意味を表します 通電、閉じてアースされている、開 いてアースされている。 入力 ニュート 始動 On ブレーキ PTO On 着席 ラル が On 機能 パワー On 始動 — — + 運転 非 着席 運転着席 — — ⊗ — 刈り込み — ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ — ⊗ — — — — — ⊗ — オーバー ヒート警 告 — オーバー ⊗ ヒートに よる自動 停止 - 回路は閉じてアースされている。 ( LED 点灯) オーバー オーバー ヒートに ヒート警 よる自動 告 停止 バック ラップ 始動 出力 ETR PTO ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ + + ⊗ + ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ + ⊗ + + + + ⊗ ⊗ ⊗ ⊗ — — (A) 無 ⊗ ⊗ ⊗ 回路は開いてアースされているか非通電状態 - LED 消灯 + 回路は通電しているクラッチコイル、ソレノイド、始動キ
のような場合には、山側のブレーキをゆっく り、スリップが止まる所まで踏み込んでやる と、谷側の走行力が増加し、安定した走行がで きるようになります。このようなテクニックを 必要としない場所では枚のブレーキペダルを連 結して使用することができます。 こうすると左 右共通の普通のブレーキになります。 • エンジンを停止させる前にすべてのコントロー ルを解除し、スロットルをSLOWに戻してくだ さい。スロットルをSLOWに下げればエンジン 回転が下がり、運転音も振動も小さくなりま す。その後にキーをOFFにしてエンジンを停止 させてください。 38
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 10 時間 使用開始後最初の 50 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • • • • 常用ブレーキの点検と・調整を行う。 オルタネータ・ベルトの張りを点検する。 PTOベルトの張りを点検します。 油圧フィルタを交換する。油圧システムを保護するため、この初回交換は必ず 10 運 転時間までに行ってください。.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検する ROPS が立てた位置にロック されていることを確認する。 デフレクタが下向きになって いるか点検する ブレーキの作動を点検する 燃料残量を点検する エンジンオイルの量を点検 する 冷却液の量を点検する 燃料・水セパレータを点検す る エアフィルタのインジケータの 表示をチェックする3 ラジエターとスクリーンの汚 れ具合を点検する エンジンからの異音がないか 点検する1 運転操作時に異音がないか 点検する トランスミッションオイルの量 を点検する 油圧ホースに損傷がないか 点検する オイル類が漏れていないか 点検する タイヤ空気圧を点検する 計器の動作を確認する。 ブレードのコンディションを点 検する 各グリス注入部のグリスアッ プを行う2 塗装傷のタッチアップ塗装を 行う 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. 車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 3.
要注意個所の記録 点検担当者名 日付 内容 記事 図 35 定期整備ステッカー 潤滑 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整備間隔: 50運転時間ごと—ベアリングとブッシュの グリスアップを行ってください。 図 36 400運転時間ごと—トランスミッションのバイ パスピンのグリスアップ 1. 400運転時間ごと—リアアクスルベアリング のグリスアップ または1年に1回のうち早く到 達した方の時期 定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グ リスを注入します。悪条件下ホコリの多い環境では 毎回グリスアップしてください。 ベアリングやブッ シュの内部に異物が入ると急激に磨耗が進行しま す。 車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直 ちにグリスアップしてください。 トランスミッションのチェックバルブバイパスピン 2本 1. 異物を押し込んでしまわないよう、グリスニッ プルをきれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する。 3.
図 40 図 37 • PTO の後ベアリング(図 40) • • トランスミッションのニュートラルシャフト図 41 昇降アームのピボットブッシュ(図 38) 注 2輪駆動モデルのみ 図 38 図 41 • ブレーキのピボットブッシュ(図 39) • 後ホイールのスピンドルのブッシュ図 42 図 39 • ブレーキケーブルホイール側とペダル側の端 部 (図 39) 図 42 • PTO のテンションピボット(図 40) • 42 ステアリングプレートのベアリング図 43
グが破損する原因で最も多いのは水分などの異物が シールを抜けてベアリング内部に侵入して内部を破 損させるものです。 グリスパックされているベアリ ングでは、定期的にグリスを注入して内部の異物を 外に押し出してやる必要があります。密封式のベア リングは、製造時に特殊なグリスを封入し、強力な シールによって内部を保護しています。 密封式のベアリングは、短期的には何の整備も必 要ないので保守作業が軽減され、また、グリスが 落ちてターフを汚すというような事故がありませ ん。そのため、整備の手間が省け、またグリスで芝 を汚すようなリスクもありません。 通常の使用で は性能に問題がでることはまずありませんが、万 一の不具合を早期に発見し対処することが重要で すから、定期的な点検はしていただくようにお願 いします。 1 シーズンに 1 回は点検を行い、破損を 発見した場合や磨耗が進んでいる場合には交換し てください。 回転がスムーズなこと、作動中に熱 を持たないこと、異音がしないこと、ガタや腐食 錆がないことが大切です。 図 43 • • アクスルピンのブッシュ図 43 駆動軸 3ヶ所 図 44 注 4輪駆動モデルの
エンジンの整備 2. エアクリーナのボディーからカバーを外す(図 47)。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 3. フィルタを外す前に、低圧275kPa (2.8kg/cm² = 40psi)の、乾燥した空気で、1次フィルタとキャ ニスタとの間に溜まっている大きなゴミを取 り除き、この部分を乾かす。 エア・クリーナの整備 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がない か点検してください。ボディーが破損している 場合は交換してください。吸気部全体につい て、リーク、破損、ホースのゆるみなどを点 検してください。 エアクリーナの整備はインジケータ(図 46)が赤色 になっていたら、または 400 運転時間ごと非常 にホコリのひどい場所で使っている場合にはよ りひんぱんに行ってください。エアフィルタの 整備のしすぎはかえってよくありません。 • • 注 このエア洗浄により、1次フィルタを外した 時にホコリが舞い上がってエンジン部へ入り 込むのを防止することができる。 重要 高圧のエアは使用しないこと。異物が フィルタを通ってエンジン部へ吹き込まれる 恐れがある。 4.
エンジンオイルとフィルタの交換 燃料系統の整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 注 適切な燃料についての説明は 燃料を補給する (ページ 31) を参照のこと。 150運転時間ごと できれば数分間エンジンを運転してオイルを温める と汚れがよく落ちます。 ウォーターセパレータの整備 1. 平らな場所に駐車する。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 2. フードを開ける。 3. オイルパンの下についているドレンプラグの 下に廃油受けをおく(図 49)。 水セパレータ図 51の水抜きは毎日おこなって異物を 除去してください。燃料フィルタは400運転時間ご とに交換してください。 1. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく。 2. フィルタ容器図 51下部のドレン・プラグをゆ るめて水や異物を流し出す。 図 49 1. ドレンプラグ 4. ドレンプラグの周辺をウェスできれいにぬぐ う。 5. ドレンプラグを外してオイルを抜き、容器で 回収する。 6. オイルフィルタ図 50を取り外して交換する。 図 51 1. 図 50 1.
電気系統の整備 劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを調べ てください。 バッテリーの整備 インジェクタからのエア抜き 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—バッテリーケーブルの 接続状態を点検する。 注 この手順は、燃料システムからの通常のエア抜き を行ってもエンジンが始動できないときに行うもの です通常のエア抜きについては、 燃料系統からのエ ア抜き (ページ 34)を参照してください。 1. 50運転時間ごと—バッテリー液の量を点検 する。 燃料噴射ポンプの No.
ヒューズの取り付け位置 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部 分が触れるとショートを起こして火花が発生 する。 それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うと きには、端子と金属部を接触させないよう に注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 ヒューズはコントローラパネルの下に取り付けてあ ります(図 53)。 警告 バッテリー・ケーブルの接続手順が不適切であ るとケーブルがショートを起こして火花が発生 する。 それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • • 図 53 ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケーブルから取り外し、次にプラス 赤 ケー ブルを外す。 1.
走行系統の整備 3. リ ア ア ク ス ル オ イ ル の 交 換 Model 30345 の み 双方向クラッチの潤滑油の点検 Model 30345 の み 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 平らな場所に駐車する。 2. ドレンプラグ図 54左右端に個と中央に個、全 部で3個あるの周辺をきれいに拭く。 トルクが正しくない場合は、65 81N·m 6.68.3kg.mにトルク締めする。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 平らな場所に駐車する。 2. 双方向クラッチの点検プラグの周辺をウェス できれいにぬぐう。 3. 点検プラグが4時の位置にくるようにクラッチ を回す (図 56)。 図 54 1. ドレンプラグ 3個 3. 各ドレンプラグからオイルを抜き、容器で回 収する。 4. ドレングラグのねじ山部分にロッキングコンパ ウンドを塗りつけてアクスルに取り付ける。 5. アクスルにオイルを入れる リアアクスルオイ ルの交換Model 30345 のみ (ページ 48)を参照。 図 56 1.
警告 機体を確実に支えておかないと、何かの 弾みに機体が落下した場合に極めて危険 である。 支持ブロックをはずし、機体を床に下ろす。 11. 試運転を行って調整を確認する。 後輪のトーイン 二 機 体 は 、 必 ず 前 輪 お よ び 片 方 の 後 輪 の 1二 こと 両 方 浮 か せ な い と 調 整 輪 を 浮 か せ る 2こ 中に機体が動き出す。 3. 10. 定 期 整 備 間 隔 200運転時間ごとに後輪のトーインの 点検を行ってください。 モ デ ル 30344 走行調整カムの反対側にある固定ネジをゆる める (図 57)。 後輪のトーインはゼロが適正値です。トーインは後 輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距離をア クスルの高さで計測します。前の測定値と後ろでの 測定値が同じでない場合には調整します。 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向け る。 2. 両方のタイロッドのジャムナットをゆるめる。 3. 右タイヤの中心線からと左タイヤの中心線ま での距離が、タイヤの前後で等しくなるよう に、タイロッドを回して調整する図 58。 4.
5. 図 59 1. タイロッド 2. タイヤの前と後ろで同じ値 3. タイロッドのクランプのネジをゆるめる。 4. 右タイヤの中心線からと左タイヤの中心線ま での距離が、タイヤの前後で等しくなるよう に、タイロッドのボールジョイントを内側ま たは外側に回して調整する図 59。 5. ボールジョイントを元通りに取り付けてトー インの確認を行う。 6. 正しいトーインが得られたら、タイロッドの クランプのネジを締めてボールジョイントを 固定する。 ステアリングストップの調整 モデ ル 30345 の み ) 後アクスルのステアリングストップは、後輪が何か にぶつかったときにステアリングシリンダが許容域 を超えて動かないようにするものです。このストッ プは、ハンドルを右または左にいっぱいに切ったと きに、ボルトの頭部とアクスルのナックルとの間に 2.3mm のすきまができるように調整してください。 1. すきまが、2.3mm になるよう、ボルトを締め 込み、あるいはゆるめて調整します図 60。 図 60 1. ステアリングストップ 右側 2.
冷却系統の整備 ブレーキの整備 ラジエターとスクリーンの清掃 駐車ブレーキのインタロックスイッ チの調整 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—冷却系統のホースを点 検する。 1500運転時間ごと—可動部分のホースすべて を交換する。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。駐車ブ レーキは掛けない。 2.
6. 駐車ブレーキロッドを押し下げ、スイッチが押 し上げられてプランジャが圧縮された時のプ ランジャの長さを 0.76mm とする図 62挿入図。 1 注 これが、プランジャのハウジングの上端か らパドルの表面までの距離となる。 7. スイッチを固定しているネジとナットを締め る。 8. 駐車ブレーキが外れている時に導通があるの が正常。 2 注 導通がない場合はスイッチを少し下げて導 通が出たところで固定ネジを締める。 9. 以下の要領で調整を確認する A. 駐車ブレーキを掛ける。 B. エンジンが掛かった状態PTO スイッチは OFF 状態で走行ペダルを踏み込む。 g029519 図 63 1. 注 エンジンが秒以内に停止すれば正常で ある。エンジンが停止すればインタロッ クは正常である。エンジンが停止しない 場合はインタロックスイッチが故障して いるので修理が必要である。 10.
ベルトの整備 オルタネータベルトの点検 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 使用開始後最初の 10 時間 オルタネータのベルト図 64は200運転時間ごとに 点検します。 図 65 1. ベルト張りスプリング 2. テンションロッドのジャム ナット 1. オルタネータ 2. 取り付けボルト テンションスプリングの調整には1/2 インチレ ンチを使う (図 65)。スプリングの長さが 73mm になるように調整する。 5. ジャムナットを締める。 PTO ベ ル ト の 交 換 プーリとプーリとの中間部を約4.5kgの力で押 した時に、10mm 程度のたわみがあれば適正 です。 注 たわみが10mmでない場合には、オルタネー タ取り付けボルトをゆるめる。 2. オルタネータベルトの張りを調整し、ボルト を締め付ける。 3. ベルトのたわみが適切に調整されたことを確 認する。 1. エンジンを止め、駐車ブレーキを掛け、キー を抜き取る。 2. フードを開けてエンジンが冷えるのを待つ。 3. テンションロッドのジャムナットをゆるめる 図 65 。 4.
制御系統の整備 PTO ク ラ ッ チ の 調 整 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. エンジンを止め、駐車ブレーキを掛け、キー を抜き取る。 2. フードを開けてエンジンが冷えるのを待つ。 3. クラッチのライニングと摩擦プレートとの間 のギャップを 0.38mm のすきまゲージが通れる ように調整する図 66。 注 調整ナットを右に回すと隙間が小さくなる 図 66。整備時の隙間の最大値は 0.76mmであ る。3 か所すべてでエアギャップ調整を行う。 図 67 1. 2. 適切に調整できたら、ジャムナットをゆる め、走行ペダルを踏み込んでジャムナットを 締める。 3. さらに調整が必要な場合は、走行ロッド (図 68) の調整を以下の要領で行う 図 66 1. クラッチ 2. 0.38mm のエアギャップ3ヵ 所 3. 4. 走行ペダルストップ 電気コネクタ 5. PTO ベルト A. 走行ロッドの端部をペダルに固定してい るボルトとナットを取り外す。 B. ロッドの端部をペダルに固定しているジャ ムナットをゆるめる。 C.
油圧系統の整備 チルトステアリングコントロール の調整 1. 油圧オイルとフィルタの交換 駐車ブレーキロッドのノブを外し、次にハン ドルタワーのカバーを止めているネジを外す (図 69)。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間—油圧フィルタ を交換する。油圧システムを保護 するため、この初回交換は必ず 10 運転時間までに行ってください。. 200運転時間ごと—油圧フィルタを交換する。 1500運転時間ごと—油圧オイルを交換する。 油圧オイルはアクスルハウジングに貯蔵されます。 トランスミッションおよびアクスルハウジングの容 量は 5.6 リットルです。出荷時に適正量の高品質油 圧オイルを入れています。初めての運転の前に必ず 油量を確認し、その後は毎日点検してください。推 奨オイルの銘柄を以下に示します 油圧 ト ラ ク タ オ イ ル (19 Toro プ レ ミ ア ム ・ ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン /油 リットル缶または208 リットル缶。パーツカタログまたは代 理店でパーツ番号をご確認ください。 図 69 1. 2. 駐車ブレーキのノブ 2.
3. 前アクスルの左右か所でジャッキアップし、 スタンドで支える。 保管 4. 油圧オイルフィルタ取り付け部の周辺をウェ スできれいに拭き、フィルタを外す (図 71)。 車体本体 図 71 1. フィルタ 2. 戻りライン 3. 1. カッティングデッキやエンジンを含めた機体 全体をていねいに洗浄する。特に以下の部分 を重点的に洗浄する • ラジエターとラジエタスクリーン • デッキの裏側 • デッキのベルトカバーの裏側 • カウンタバランススプリング • PTO シャフトアセンブリ • グリス注入部やピボット部 • コントロールパネルを外してボックス内部 • 運転席シートプレートの下とトランスミッ ションの上面 2. タイヤ空気圧を点検する。すべてのタイヤを 138kPa1.4kg/cm²=20psiに調整する。 3. ブレードを外して研磨とバランス調整を行 う。ブレードを取り付け、115-149 N·m11.5-14.9 kg.mにトルク締めする。 4. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 5.
6. 燃料タンクの内部をきれいな燃料で洗浄し、 ラインを元通りに接続する。 7. エアクリーナをきれいに清掃する。 8. エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を 防水テープでふさぐ。 9.
メモ 58
米国外のディストリビュータ一覧表 国 電話番号 36 27 539 640 852 2155 2163 82 32 551 2076 ディストリビュータ 輸入販売代理 店 Maquiver S.A. Maruyama Mfg. Co. Inc. Mountfield a.s. コロンビア 日本 チェコ共和国 プエルトリコ 787 788 8383 Mountfield a.s. スロバキア Ceres S.A. コスタリカ 506 239 1138 Munditol S.A. アルゼンチン CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co.
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