Form No. 3363-139 Rev A Groundsmaster ® 3280-D ト ラ ク シ ョ ン ユニット 30344— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 30344 30345— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 30345 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の 取り付け位置を示します。いまのうちに番号を メモしておきましょう。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 ディーゼルエンジンの排気やその成分はカ リフォルニア州では発ガン性や先天性異 常を引き起こす物質とされています。 このスパーク・アレスタはカナダ ICES-002 適 合品です。 図1 1.
2 フードに取っ手を取り付け る ...............................16 3 運転席を取り付ける ................17 4 シートベルトを取り付ける ...........17 5 マニュアル保管チューブを取り付け る ...............................17 6 ROPS(横転保護バー)を立て る ...............................18 7 バッテリー液を入れて充電す る ...............................18 8 タイヤ空気圧を点検する .............20 9 カウンタバランスの押圧を調整す る ...............................20 10 リア・ウェイトを取り付け る ...............................22 11 液量を点検する ...................24 12 マニュアルを読みトレーニング資料 を見る ...........................24 製品の概要 ...........
安全について – 斜面で機体が滑り始めるとブレーキで制 御することは非常に難しくなること。斜 面で制御不能となるおもな原因は: ◊ タイヤグリップの不足; ◊ 速度の出しすぎ; ◊ ブレーキの不足; ◊ 機種選定の不適当; ◊ 地表条件、特に傾斜角度を正しく把握 していなかった; ◊ ヒッチの取り付けや積荷の重量分配 の不適切。 • オペレータやユーザーは自分自身や他の安全 に責任があり、オペレータやユーザーの注意 によって事故を防止することができます。 この製品はアタッチメントのオペレーターズ マニュアルに掲載の通りにウェイトを搭載する ことにより、製造時の状態においてCEN 規格 EN 836:1997、ISO規格5395:1990、および米国 連邦ANSI B71.
さい。これらが正しく機能しない時には芝 刈り作業を行わないでください。 • ガードが破損したり、正しく取り付けられて いない状態のままで運転しないでください。 インタロック装置は絶対に取り外さないこ と、また、正しく調整してお使いください。 • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジ ンの回転数を上げすぎたりしないでくださ い。規定以上の速度でエンジンを運転すると 人身事故が起こる恐れが大きくなります。 • 運転位置を離れる前に: – 平坦な場所に停止する; – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下 降させる; – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 • 移動走行中や作業を休んでいるときはアタッ チメントの駆動を止めてください。 • 次の場合は、アタッチメントの駆動を止め、 エンジンを止めてください。 – 燃料を補給するとき – 集草袋や集草バスケットを取り外すとき – 刈り高を変更するとき。ただし運転位置 から遠隔操作で刈り高を変更できる時に はこの限りでありません。 – 詰まりを取り除くとき – 機械の点検・清掃・整備作業などを行 うとき; – 異物をはね飛ばしたときや機
• トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろ すときには安全に十分注意してください。 • 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木な どの障害物の近くでは安全に十分注意して ください。 スケーブルを外してください。取り付ける ときにはプラスケーブルから接続します。 • ブレードを点検する時には安全に十分注意 してください。必ず手袋を着用してくださ い。悪くなったブレードは必ず交換してく ださい。絶対に曲げ伸ばしや溶接で修理し ないでください。 • 可動部に手足を近づけないよう注意してく ださい。エンジンを駆動させたままで調整 を行うのは可能な限り避けてください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気 の良い場所で行ってください。バッテリー と充電器の接続 や切り離しを行うときは、 充電器をコンセントから抜いておいてくだ さい。また、安全な服装を心がけ、 工具は 確実に絶縁されたものを使ってください。 保守整備と格納保管 • 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボル ト、ナット、ネジ類が十分に締まっている かを確認してください。 • 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管す る場合は、必ず燃料タンクを空にし、
保守整備と格納保管 – 急旋回時や斜面での旋回時は必ず減速 してください。急停止や急発進をしない こと。 • 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検して ください。油圧を掛ける前に、油圧ラインの 接続やホースの状態を確認してください。 – この機械は公道を走行する装備をもたな い「低速走行車両」です。公道を横切っ たり、公道上を走行しなければならない 場合は、必ず法令を遵守し、必要な灯火 類、低速走行車両の表示、リフレクタな どを装備してください。 • 油圧のピンホール・リークやノズルからは 作動油が高圧で噴出していますから、手な どを近づけないでください。リークの点検 には新聞紙やボール紙を使い、絶対に手を 直接差し入れたりしないでください。高圧 で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こします。万一、油圧 オイルが体内に入ったら、直ちに専門医の 治療を受けてください。 – 道路横断時の安全に注意。常に道を譲る 心掛けを。 – 下り坂ではブレーキを併用して十分に減 速し、確実な車両制御を行うこと。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエン ジンを停止し、デッキを下降させてシステ
振動レベル 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 1.25 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 1.28 m/s2 不確定値(K) = 0.5 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実 施されています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.37 m/s2 不確定値(K) = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付していま す。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 114–9600 106-9206 1. 2. ホイール・トルクについての規定 参照: オペレーターズマニュアル 。 93-7272 1. 106-6754 1. 2. ファンによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと 93-6697 警告: 表面が熱い。触れないこと。 ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれの 危険:可動部に近づかないこと。 1. 参照:オペレーターズマニュ アル 。 2. 50運転時間ごとにSAE 80w-90(API GL-5)オイル を補給すること。 93-6686 1. 2. 油圧オイル オペレーターズマニュアル を読むこと 。 106-5976 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 2. 爆発の危険オペレーターズ マニュアル を読むこと。 4. 警告:表面が熱い。触れな いこと。 警告 — オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 105-2511 1.
8-2031 1. 2. 3. ロック解除 ロック カッティングユニット下降 4. 5. 6. 7. 8. 9. カッティングユニット上昇 エンジン速度 高速 低速 ホッパー・コントロール ホッパー下降 10. ホッパー上昇 108-2018 1. PTO ― OFF 2. PTO ― On 3. 4. 5. 6. オプション機器 オプション機器 10 エンジン: 作動 エンジン ― 停止 7.
4-2855 1. 警告 — オペレーターズマニュアル を読 むこと。使用する前に全員がトレーニン グを受けること。 3. ブレードによる手足切断の危険:可動部 に近づかないこと 2. 異物が飛び出す危険 - 人を近づけな いようにし、デフレクタを必ずセットして おくこと。 4. 警告 ― 車両を離れるときは駐車ブレー キを掛け、キーを抜くこと。 5. 転倒の危険 - 下り坂ではカッティング ユニットを下げ、旋回時には十分速度を 落とし、急旋回をせず、ROPS装着機で はシートベルトを着用すること。 108-6585 ( CE 用 : 114-2855 の 上 か ら 貼 付 す る ) * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN 836:1997 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載さ れている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 警告 — オペレーターズマニュアル を読 むこと。使用する前に全員がトレーニン グを受けること。 3.
108-6583 1. 参照: オペレーターズマニュアル 。 106-9290 1. 2. 3. 入力 作動していない オーバーヒート時のエンジ ン停止 4. オーバーヒート時の警告 5. 着席 6. PTO 7. 駐車ブレーキ OFF 9. 出力 10. PTO 11. 始動 8. 12. ニュートラル 12 通電で運転(ETR) 13. 14.
108-2073 93-7834 1. 2. 警告 ― ROPS を下げると横転に対する保護効果はなくなる。 横転事故の際の怪我や死亡を防止するため、必ず ROPS を 立ててロックし、シートベルトを着用して運転すること。どうして も必要なとき以外には ROPS を下げないこと;ROPS を下げた 状態で乗車する時にはシートベルトを着用しないこと。 3. オペレーターズマニュアルを読むこと;運転はゆっくり慎重に。 1. 2. ここに乗らないこと。 走行ペダル 3. 走行 - 前進 4. 5. 走行 - 後退 警告 ― デッキを上昇させ る前に PTO を停止させる こと;デッキを上げたままで 作動させないこと。 82-8940 1. 2. 13 ロック チルト・ハンドル 3.
105-7179 1. オペレーターズマニュアル 2. 駐車ブレーキ を読むこと。 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 5. オペレーターズマニュアル 10. を読むこと 。 バッテリーに人を近づけな いこと。 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 鉛含有:普通ゴミとして投 棄禁止。 メーカー純正マーク 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 2 ハンドル カバー 取っ手 ネジ 1 1 1 2 3 運転席, Model 30398 及び 機械式サスペ ンション・キット, Model No. 30312 または 空気式サスペンション・キット, Model No.
3. ハンドルとワッシャをステアリング シャフ トにはめ込む (図 3)。 警告 PTO ユ ニ バ ー サ ル ・ シ ャ フ ト が マ シ ン の フ レ ー ム に 固 定 さ れ て い る 。 PTO を 操 作 す る 前 に 、 必 ず取り外し、適当なデッキに接続すること。 4. ハンドルをシャフトにはめ込んだら、ジャ ム・ナットで固定する 。ジャム・ナットを 2.7~3.5 kg.m にトルク締めする。 5. ハンドルにカバーを取り付ける(図 3)。 1 2 ハンドルを取り付ける フードに取っ手を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 1 カバー この作業に必要なパーツ 手順 1. 出荷台からハンドルを外す。 1 取っ手 2 ネジ 手順 1. フード・ケーブル・ブラケットをフードの裏 側に固定しているネジ 2 本とナットを外 して捨てる (図 4)。 図4 1. フード・ケーブル・ブラケット 2. ネジ2本を使って、取っ手とフード・ケー ブル・ブラケットをフードに取り付ける (図 5)。 図3 1. 2. 3.
4 シートベルトを取り付ける この作業に必要なパーツ 図5 1. ハンドル 2. フード・ケーブル・ブラケット シートベルト 2 ボルト 2 ロック・ワッシャ 2 平ワッシャ 手順 3 2 本のボルト(7/16 x 1 in), 平ワッシャ (7/16 in),ロック・ワッシャ(7/16 in)を 使って、シートベルトの各端部を、運転席後ろ の穴に取り付ける(図 6)。 運転席を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 2 重要 ベルトのラッチ側が運転席の右側にくる ように取り付けること。 運転席, Model 30398 及び 機械式サスペンション・キッ ト, Model No. 30312 または空気式サスペンション・キット, Model No. 30313(別途購入のこと) 手順 グランドマスター 3280-D は出荷に際して運転 席は取り付けておりません。オプションとして 販売されている運転席, Model 30398 及び 機械 式サスペンション・キット, Model No. 30312 ま たは空気式サスペンション・キット, Model No.
5 6 マニュアル保管チューブを取り付 ける ROPS((横 転 保 護 バ ー ) を 立 て る ROPS 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 1 マニュアル保管チューブ 2 R クランプ 手順 1. 機体の左右でヘアピン・コッターを抜き、 ピンを外す (図 8)。 手順 1. 座席プレートに付いている筒とRクランプ を取り外す。取り付けボルト2本と平ワッ シャは捨てる。 2. 上シート・ブラケットをシート・サスペン ションの左側に固定しているナット2個とビ ニル・キャップを取り外す(既に取り付けて いた場合)(図 7)。 3. 今はずしたナット2個でRクランプをシー ト・ブラケットのスタッドに仮止めする (図 7)。R クランプはシート・サスペンショ ンのタブの下になるように取り付けること。 図8 1. ROPS 2. ピン 3. ヘアピン・コッター 2.
警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 図9 1. 警告 キャップ バッテリーの端子に金属製品やトラクタの 金属部分が触れるとショートを起こして火 花が発生する。それによって水素ガスが爆 発を起こし人身事故に至る恐れがある。 3. 各セルに慎重に電解液を満たす。電極板が 6mm程度水没するぐらいが適当 (図 10)。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属部を接触させない ように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 7. バッテリーを機体に取り付ける。 8. まず、赤い (+) ケーブルをバッテリーの ( +) 端子に、黒いケーブル (-) はバッテ リーの (-) 端子に固定する(図 11)。 ショート防止のために(+)端子にゴム キャップをかぶせる。 図 10 1. 電解液 警告 4.
すぎず、平らなターフでは上から押し付けすぎ ないことが必要です。芝を削ってしまうとか、 デッキの左右で刈りあがりが違うといった症状 が現れた場合には、デッキに掛かっている重量 をいくらかトラクションユニットに移動させる 方が良い場合があります。この場合にはカウン タバランスの押圧を大きくします。 逆に、デッキの重量をトラクションユニット に移しすぎると、デッキが跳ね上がりやすくな り、刈りあがりが不均一になります。カッティ ングユニットの重量移動が適切でないと思われ る場合は、以下の手順でカウンタバランスの調 整を行ってください: 図 11 1. プラス(+) 2. マイナス(-) 1. 駐車ブレーキが掛かっていること、PTO ス イッチが OFF 位置にあること、デッキ昇降 レバーがフロート(FLOAT)位置にあるこ とを確認する。 警告 バッテリーへのケーブル接続を間違えると 機器の損傷や人身事故など大きな事故とな るので十分注意すること。 2.
図 13 1. 2. 昇降バルブ カウンタバランス・バルブ 3. 4. ジャム・ナット スプール 4. エンジンを始動し、ハイアイドルにセット する。 5. 六角レンチを使って昇降バルブのスプール を調整し、圧力計で確認しながら希望する 圧力に設定する。カッティング・デッキの種 類による推奨圧力は以下の表の通り: カッティングデッキ カウンタバランス圧力 52インチ(132 cm)側方排出デッ キ(Model 30555) 7 kg/cm2 60インチ(152.4 cm)側方排出 デッキ(Model 30366)、62イン チ(157.5 cm)後方排出デッキ (Model 30367)または62インチ (157.5 cm)ガーディアン・リサイ クラ・デッキ(Model 30376) 12.25 kg/cm2 72インチ(183 cm)側方排出 デッキ(Model 30368)、72イン チ(183 cm)後方排出デッキ (Model 30369)または72インチ (183 cm)ガーディアン・リサイク ラ・デッキ(Model 30379) 15.4 kg/cm2 6.
10 リア・ウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ - 必要なリア・ウェイト・キット 手順 グランドマスター 3280-D 2輪駆動シリーズは、以下の表に従ってリア・ウェイトを装着すると CEN 規格 EN 836:1997, ISO 規格 5395:1990 及び ANSI B71.4-2004 安全規格適合となります。出荷時 に、98 kg のリア・ウェイトを取り付けてあります。下の表で、運転に必要なウェイトの組み合わ せをご確認ください。必要なパーツをToro代理店からご購入ください。 2輪駆動モデル用チャート 52インチ(132 cm)側方排出 デッキ(Model 30555) 52インチ(132 cm)側方排出デッ キに0.
グランドマスター 3280-D 4輪駆動シリーズは、以下の表に従ってリア・ウェイトを装着すると CEN 規格 EN 836:1997, ISO 規格 5395:1990 及び ANSI B71.4-2004 安全規格適合となります。出荷時 に、23 kg のリア・ウェイトを取り付けてあります。下の表で、運転に必要なウェイトの組み合わ せをご確認ください。必要なパーツをToro代理店からご購入ください。 4輪駆動モデル用チャート 52インチ(132 cm)側方排出 デッキ(Model 30555) 52インチ(132 cm)側方排出デッ キに0.
ニバーサル・シャフトをアタッチメントに取 り付けるために使用しますから保管してく ださい。 11 4. シリンダ・ピンとコッター・ピン(3/16 x 1-1/2 in)はデッキの昇降アームをシリン ダに取り付けるために使用しますから保管 してください。 液量を点検する 必要なパーツはありません。 5. ブレーキ・リターン・スプリングはデッキを 昇降アームに取り付けるのに使用しますか ら保管してください。 手順 1. 初回運転の前に、後アクスル・オイルの量 を点検してください。ページの「後アクス ル・オイルの点検」を参照。 初回運転の前に油圧オイルの量を確認して ください。の「油圧オイルの量の確認」を 参照。 2.
製品の概要 図 14 1. 2. ハンドル 走行ペダル 3. 4. 5. フード/エンジン収納部 6. ROPS(横転保護バー) ブレーキ カッティングユニット 各部の名称と操作 通常ブレーキ 左右のブレーキ・ペダル (図 15) により左右の 車輪を個別に制御します。左右の車輪を独立し て制御できるため、シャープな旋回をする場合 や斜面で片方のタイヤがスリップするときなど に使用することができます。 ただし、ぬれた芝 の上などでブレーキを掛けると芝を削りやすい ので注意が必要です。左右のブレーキを同時に 踏み込めば急停止できます。移動走行の際には 必ず2枚を連結して使用します。 図 15 1. 2. 駐車ブレーキのノブ 右ブレーキ・ペダル 3.
を押して2枚のペダルを連結します。次に、2 枚のペダルを同時に踏み込んだまま駐車ブレー キノブ (図 15) を引き、ペダルから足を離し ます。ブレーキを解除するには、ノブが落ちる までペダルを踏み込んでやります。エンジン始 動時には左ペダルのロック・アームを引き出し て左右の前輪を独立で制御できるようにして おいても構いません。 図 17 1. チルト調整レバー 図 16 1. 2. 左ブレーキ・ペダル 右ブレーキ・ペダル 3.
バーを前に倒し、その後、レバーから手を離し てレバーが自然に戻るようにします。デッキは ゆっくり降りてきてフロート・モードとなり、 芝面に追従しながらの刈り込みができるように なります。移動走行のためにデッキを上昇させ るにはレバーを後ろに引いて、デッキが完全に 上昇し終わるまでレバーをその位置に保持し、 その後にレバーから手を離します。この操作を 行うと、デッキは移動走行位置にホールドされ ます。移動走行時には必ずカッティングデッキ を上昇させてください。格納中は、デッキを下 げておいてください。 図 20 1.
運転操作 エンジン・オイル圧警告灯 エンジン・オイルの圧力が異常に低下するとこ の警告灯(図 19)が点灯します。万一このよう なことが起こった場合には、エンジンを停止し 油圧低下の原因を調べてください。必ず修理し てから運転を再開してください。 注意 この機械の運転音は、オペレータの耳の位置 で 85 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け る と 聴 覚に障害を起こす可能性がある。 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 昇降レバー・ロック カッティングデッキの整備を行うときなど、 このレバー(図 19)を上昇位置にロックしてお きます。 注意 作業中に後輪が浮き上がってしまわないよう、 適切なリア・ウェイトを装着することが必要 である。デッキやその他のアタッチメントを 上昇させた状態で急停止をしないこと。下り 坂ではデッキやその他のアタッチメントを必 ず下げておくこと。後輪が浮き上がるとハン ドルがきかなくなる。 仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 長さ 208 cm 幅(後輪) 119 cm 高さ(ROPSを含まない) 127 cm
1. 液量の点検は補助タンクで行う(図 23)。タ ンク側面についている2本のマークの間に あれば適正である。 図 21 1. 図 23 ディップスティック 1. 3. 不足している場合は、キャップ(図 22) を取り、Full 位置までオイルを補給する。 入れすぎないこと。 補助タンク 2. 液量が不足している場合には補助タンクに 入れ す ぎ な い こ と 。 補給する。入 3. 補助タンクのキャップを取り付けて終了。 油圧システムを点検する 油圧オイル・タンクに約 4.7 リットルのオイル を満たして出荷しています。初めての運転の前 に必ず油量を確認し、その後は毎日点検してく ださい。推奨オイルの銘柄を以下に示します: Toroプ プレ ミ ア ム 油 圧 オ イ ル を販売していま オ ー ル シ ー ズ ン 用 Toro す(19 リットル缶または 208 リットル缶)。パーツカタログまた はToro代理店でパーツ番号をご確認ください。 図 22 1.
ださい。燃料の劣化を避けるため、180日以 内に使いきれる程度の量を購入するようにし てください。 産業規格: API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.00, Kubota UDT, John Deere J20C, Vickers 35VQ25, および Volvo WB-101/BM 燃 料 容 量 : 12.8 US ガロン (72 l) 注 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であ り、そのためオイル洩れの発見が遅れがちで す。油圧オイル用の着色剤(20cc 瓶)をお使 いいただくと便利です。 1瓶で15~22 リット ルのオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500。ご注文はToro代理店へ。 1.
危険 燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災 などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならな い。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管す る 。 180 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 図 25 1. • 運転時には必ず適切な排気システムを取り 付け正常な状態で使用する。 燃料タンクのキャップ 3. 補給管の下まで軽油を入れる。 4.
ROPS((横 転 保 護 バ ー ) に つ い て ROPS 警告 転倒事故の際の負傷や死亡を防止するために: ROPS は 必 ず 立 て た 位 置 に ロ ッ ク し て お き 、 運 転時にはシートベルトを着用すること。 また、運転席後部がラッチで固定されている ことを確認すること。 図 27 1.
4. ROPS を立てるには、機体の左右でヘアピ ン・コッターを抜き、ピンを外す(図 29)。 注意 5. ROPS をまっすぐに立ててピンで固定し、ヘ アピン・コッターでロックする (図 29)。 機体の点検を行う前に、機械の可動部がす べて完全 に停止していることを必ず確認 すること。 重 要 ROPS を 立 て て 乗 車 す る と き に は 必 ず シ ー ト ベ ル ト を 着 用 し て く だ さ い 。 ROPS を 下 げ て 乗車しているときにはシートベルトを着用し ないでください。 7. エンジンを停止させるには、スロットル コ ントロールをSLOW位置にしPTO スイッチを OFF 位置に戻し、キーをOFF位置に回す。事 故防止のため、キーは抜き取っておく。 エンジンの始動と停止 燃料系統からのエア抜き 重要 以下の場合には燃料システムのエア抜き が必要です: 新車を始めて運転するとき;燃 料切れでエンジンが停止した時;燃料系統の 整備作業を行った後(フィルタ交換など) 1.
5. ネジから燃料が連続的に流れるのが見える までキーを ON 位置に保持する。 ペダルを踏み込む。エンジンが 2 秒以内に 停止すれば正常である。エンジンが停止す れば正常であるから以下の手順 5に進む。 エンジンが停止しない場合はインタロッ ク・システムが故障している。 6. ネジを締めてキーを OFFにする。 注 通常は上記の操作でエンジンが始動でき るようになります。もし始動できない場合 は、噴射ポンプと噴射ノズルの間にエア が入っている場合がありますので、 「イ ンジェクタからのエア抜き」を参照して ください。 5.
モジュール表面は入力表示部と出力表示部に 分かれています。 入力側の情報も出力側の情 報も回路基盤に搭載された黄色の LED で表 示されます。 エンジン始動回路のLEDはDC 12Vの通電で点灯 します。その他の入力表示回路は回路が閉じて アースされた時に通電状態となります。どの入 力表示LEDも、その回路に通電があったときに 点灯します。これらの入力表示LEDは故障探究 のときに利用することが出来ます。 図 32 1. トランスミッションのチェックバルブ(バイパスピン) 2本 出力回路はそれぞれ所定の入力がそろった時に 通電状態となります。出力回路はPTO、ETR、 STARTの 3 種類です。各LEDによりそれぞれの 回路のリレー状態すなわちその回路の通電状 態がわかります。 3. 修理が終わったらエンジンを掛け、ピンが 完全に外れた(上に飛び出した状態)こ とを確認しておく。 重要 バルブを開けたままで運転するとトラ ンスミッションがオーバーヒートします。 4.
3. 各入力スイッチを操作して、対応する入力 LED (着席、ブレーキ、走行ペダル、PTO、 始動)の点灯を確認する。 5. 出力LEDが点灯しているのにその機器が作 動しない場合には、出力ハーネス、そこか ら先の接続、機器そのものの故障が疑われ る。必要時応じて修理する。 4. スイッチやレバーを操作して、調べたい出 力に必要な入力条件を作り出す。入力条件 は、次ページのロジック・チャートで調 べることができる。 6. 出力LEDが点灯しない場合には、ヒューズ (両方)を点検する。 7.
バランスで供給され、スムーズな走行、ブ レードの高速回転によるクオリティーの高 いカットが実現できます。エンジンの回転 数が落ちてきたら、ペダルの踏み込みを浅 くして走行速度を落としてやりましょう。 そうしてエンジンの回転が上がってきた ら、再び走行ペダルをゆっくり踏み込みま す。一方、移動走行時のように、負荷がほ とんどなくデッキが上昇している場合に は、ペダルを一杯に踏み込んで最高速度で 走行することができます。 • もう一つのポイントはブレーキ・ペダルの 使い方です。この機械のブレーキは左右独 立しており、小さい半径で旋回するときな どに大変有効です;但し、誤って芝を傷つ けないよう注意が必要です。特に、ターフ が柔らかいときやぬれているときは注意し てください。フェンス際などのように障害 物の周囲を刈り込むときにも、ブレーキを 使うと、カッティングデッキの方向をうま く制御することができます。さらに、牽引 力を確保する上でも、ブレーキが役に立ち ます。例えば、斜面を横断中に山側の車輪 がスリップして地面に走行力を伝えられな くなる場合があります。このような場合に は、山側のブレーキをゆっくり、スリップ
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 10 時間 整備手順 • • • • ブレーキの調整状態を点検する オルタネータ・ベルトの張りを点検する。 PTO ベルトの張りを点検する。 油圧フィルタを交換する。油圧システムを保護するため、この初回交換は必ず 10 運 転時間までに行ってください。 • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 • ブレーキの調整状態を点検する • PTO ベルトの張りを点検する。 使用するごとまたは毎日 • エンジン・オイルの量を点検してください。 50運転時間ごと • • • • ベアリングとブッシュのグリスアップを行ってください。 バッテリー・ケーブルの接続状態を点検する。 バッテリー液の量を点検する。 ブレーキ・ケーブルの潤滑 150運転時間ごと • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 200運転時間ごと • • • • • • • • ステアリング・シリンダのボルトのトルクを点検してください。 (モデル 30345 のみ) 後輪のトーインの点検を行う
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 インタロックの動作を点検する デフレクタが下向きになってい るか点検する ブレーキの作動を点検する 燃料残量を点検する エンジン・オイルの量を点検 する 冷却液の量を点検する 燃料・水セパレータを点検する エアフィルタのインジケータの 表示をチェックする3 ラジエターとスクリーンの汚れ 具合を点検する エンジンからの異音がないか 点検する1 運転操作時に異音がないか 点検する トランスミッション・オイルの量 を点検する 油圧ホースに損傷がないか点 検する オイル類が漏れていないか点 検する タイヤ空気圧を点検する 計器の動作を確認する。 ブレードのコンディションを点 検する 各グリス注入部のグリスアッ プを行う2 塗装傷のタッチアップ塗装を 行う 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. 車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 3.
図 34 定期整備ステッカー 潤滑 1年に1回、チェックバルブのピン(図 35)に たっぷりとグリスを塗ってください。また、 500 運転時間ごとに後アクスルのベアリングに グリスを注入してください。 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—ベアリングとブッ シュのグリスアップを行ってく ださい。 400運転時間ごと—トランスミッ ションのバイパス・ピンのグリ スアップ 400運転時間ごと—リア・アクス ル・ベアリングのグリスアップ (または1年に1回のうち早く到 達した方の時期) 図 35 1. 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.2 汎用リチウム系グリスを注入します。通常の使 用では 50 運転時間ごとにベアリングとブッ シュのグリスアップを行います。悪条件下(ホ コリの多い環境)では毎回グリスアップしてく ださい。ベアリングやブッシュの内部に異物が 入ると急激に磨耗が進行します。車体を水洗い したときは整備間隔に関係なく直ちにグリス アップしてください。 トランスミッションのチェックバルブ(バイパスピン) 2本 1.
図 39 図 36 • PTO の後ベアリング(図 39) • トランスミッションのニュートラル・シャ フト(図 40) • 昇降アームのピボット・ブッシュ(図 37) 注 2輪駆動モデルのみ 図 37 図 40 • ブレーキのピボット・ブッシュ(図 38) • 後ホイールのスピンドルのブッシュ(図 41) 図 38 • ブレーキケーブル(ホイール側とペダル側 の端部) (図 38) • PTO のテンション・ピボット(図 39) 図 41 • ステアリング・プレートのブッシュ(図 42) 41
ベアリングが破損する原因で最も多いのは水分 などの異物がシールを抜けてベアリング内部に 侵入して内部を破損させるものです。グリス パックされているベアリングでは、定期的にグ リスを注入して内部の異物を外に押し出してや る必要があります。密封式のベアリングは、製 造時に特殊なグリスを封入し、強力なシールに よって内部を保護しています。 密封式のベアリングは、短期的には何の整備 も必要ないので保守作業が軽減され、また、グ リスが落ちてターフを汚すというような事故が ありません。そのため、整備の手間が省け、ま たグリスで芝を汚すようなリスクもありませ ん。通常の使用では性能に問題がでることはま ずありませんが、万一の不具合を早期に発見し 対処することが重要ですから、定期的な点検は していただくようにお願いします。1 シーズン に 1 回は点検を行い、破損を発見した場合や 磨耗が進んでいる場合には交換してください。 回転がスムーズなこと、作動中に熱を持たない こと、異音がしないこと、ガタや腐食(錆)が ないことが大切です。 図 42 • アクスル・ピンのプッシュ (図 42) • 駆動軸(3か所)(図 43) 注
エンジンの整備 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 エア・クリーナの日常点検 • エア・クリーナ本体にリーク原因となる傷が ないか点検してください。ボディーが破損 している場合は交換してください。吸気部 全体について、リーク、破損、ホースのゆ るみなどを点検してください。 • エア・クリーナの整備はインジケータ (図 45)が赤色になっていたら、または 400 運転時間ごと(非常にホコリのひどい場所で 使っている場合にはよりひんぱんに)行っ てください。エア・フィルタの整備のしすぎ はかえってよくありません。 図 46 1. エア・クリーナのラッチ 2. エア・クリーナのカバー 3. ゴム製のアウトレット・バル ブ 2. ボディーからカバーを外す(図 46)。 3. フィルタを外す前に、低圧のエア(2.
6. フィルタをボディー内部にしっかり取り付 ける。エレメントの外側のリムをしっかり 押さえて確実にボ ディーに密着させる。 重要 フィルタの真ん中の柔らかい部分を 持たないこと。 7. カバーについている異物逃がしポートを以 下の要領で清掃する: A. カバーからゴム製の出口バルブを取り 外す。 図 49 1. B. 穴を清掃する。 C. バルブを元通りに取り付ける。 7. オイルが完全に抜けたらドレン・プラグを取 り付け、はねたオイルをきれいにふき取る。 8. 出口バルブが下向き(後ろから見たとき、 時計の5:00と7:00の間になるように)カバー を取り付ける (図 46)。 8. エンジン・オイルの量を点検する。「エン ジンの保守;エンジンオイルの量の点検」 を参照。 9. インジケータ(図 45)が赤になっている場 合はリセットする。 エンジン・オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 150運転時間ごと できれば数分間エンジンを運転してオイルを温 めると汚れがよく落ちます。 1. 平らな場所に駐車する。 2. フードを開ける。 3.
燃料系統の整備 燃料ラインとその接続 注 ディーゼル燃料の選択については「燃料を補 給する」を参照してください。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと (または1年に1回 のうち早く到達した方の時期) ウォーター・セパレータの整備: 劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを 調べてください。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと インジェクタからのエア抜き 水セパレータ(図 50)の水抜きは毎日おこなっ て異物を除去してください。フィルタは400運 転時間ごとに交換してください。 1. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく。 注 通常のエア抜きを行ってもエンジンが始動 できない場合に行います。通常のエア抜き手順 については「燃料系統からのエア抜き」 を参 照してください。 2. キャニスタ下部のドレン・プラグをゆるめ て水や異物を流し出す。 1. 燃料噴射ポンプの No.1インジェクタ・ノズ ル(図 51)へのパイプ接続部をゆるめる。 図 51 図 50 1. 1. No.1インジェクタ・ノズル 燃料フィルタ・水セパレータ 2. スロットルをFAST位置とする。 3.
電気系統の整備 ケーブルから先に接続すること)、端子にはワ セリンを塗布してください。 バッテリーの整備 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部 分が触れるとショートを起こして火花が発生 する。 それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うと きには、端子と金属部を接触させないよう に注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—バッテリー・ケーブ ルの接続状態を点検する。 50運転時間ごと—バッテリー液 の量を点検する。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 警告 バッテリー・ケーブルの接続手順が不適切であ るとケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス (黒)ケーブルから取り
走行系統の整備 リア・アクスル・オイルの交換 ( Model 30345 の み ) 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 平らな場所に駐車する。 2. ドレン・プラグ(図 53;左右端に1個と中 央に1個、全部で3個ある)の周辺をきれい に拭く。 図 52 1. ヒューズ・ブロック 図 53 1. ドレン・プラグ 3. 各ドレン・プラグからオイルを抜き、容器 で回収する。 4. オイルが抜けたら、ドレン・プラグにロッ キングコンパウンドを塗って元通りに取り 付ける。 5.
ステアリング・シリンダのボルトの ト ル ク の 点 検 ( Model 30345 の み ) 6. Mobil 424 オイルをクラッチの穴まで入れ る。クラッチの 1/3 程度オイルが入れば よい。 7. 点検プラグを取り付ける。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと (モデル 30345 の み) 注 クラッチにはエンジン・オイル(10W30な ど)を使用しないでください。エンジン・オ イルには磨耗防止剤を始めとする添加物が 多く、クラッチの性能が阻害されます。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ステアリング・シリンダのボルトのトルク を点検してください(図 54)。ボルトを 6.6~ 8.2 kg.mにトルク締めする。 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が 動きだすようでしたら、トラクション・カムを 調整します。 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ る。 2. 片方の前輪と後輪を持ち上げ、フレームの 下にサポート・ブロックを当てて浮かす。 警告 図 54 1.
間距離をアクスルの高さで計測します。前の測 定値と後ろでの測定値が同じでない場合には 調整します。 警告 カムの最終調整は、エンジンを回転させなが ら行う必要がある。マフラー等の高温部分 や回転部・可動部に触れると大けがをする。 1. ハンドルで後輪をまっすぐ前向きにする。 2. タイロッドのボール・ジョイントの1つをア クスルのブラケットに固定しているナット を外してボール・ジョイントをアクスルか ら外す(図 58)。 マフラー等エンジンまわりの高温部分や回 転部・可動部に顔や手足などを近づけぬよ う十分注意すること。 5. ネジを締めて調整を固定する。 6. エンジンを止める。 7. ニュートラル復帰アームのネジ (図 56) を 調整してネジの端部とスイッチとの隙間を 2.286~3.048 mm とする。 8. 支持ブロックをはずし、機体を床に下ろす。 9. 試運転を行って調整を確認する。 後輪のトーイン 定 期 整 備 間 隔 : 200運転時間ごとに後輪のトー インの点検を行ってください。 図 58 1. モ デ ル 30344 2. タイヤの前と後ろで同じ値 4.
冷却系統の整備 ラジエターとスクリーンの清掃 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1500運転時間ごと 1500運転時間ごと 図 59 1. オーバーヒートを防止するため、ラジエター とスクリーンは常にきれいにしておいてくださ い。基本的にラジエターとスクリーンを毎日点 検し、必要に応じて清掃してください。ほこり やよごれの多い場所で使用している場合には、 より頻繁な清掃が必要です。 ステアリング・ストップ(右側) 2. タイロッドのクランプのネジをゆるめる。 3. ボール・ジョイントを内側または外側に回し て、タイ・ロッドの長さを調整する。 注 エンジンがオーバーヒートした場合には、 まず最初にラジエターとスクリーンの汚れを確 認してください。 4. ボール・ジョイントを元通りに取り付けて トーインの確認を行う。 5. 正しいトーインが得られたら、タイロッド のクランプのネジを締めてボール・ジョイン トを固定する。 ラジエターは以下の要領で清掃します: 1. スクリーンを取り外す。 2. ファン側から低圧のエア(1.8 kg)で吹いて 水 洗 い し な い こ と.
ブレーキの整備 6. 駐車ブレーキ・ロッドを押し下げ、スイッチ が押し上げられてプランジャが圧縮された 時のプランジャの長さを 0.762 mm とする (図 61)。これが、プランジャのハウジング の上端からパドルの表面までの距離となる。 駐車ブレーキのインタロック・ス イッチの調整 7. スイッチを固定しているネジとナットを締 める。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。駐車ブ レーキは掛けない。 2. 駐車ブレーキ・ロッドのノブを外し、次にハ ンドルタワーのカバーを止めているネジを 外す (図 60)。 8. 駐車ブレーキが外れている時に導通があるの が正常。導通がない場合はスイッチを少し下 げて導通が出たところで固定ネジを締める。 9. 以下の要領で調整を確認する: A. 駐車ブレーキを掛ける。 B.
ベルトの整備 ナットを締めてケーブルを後ろへ引き、行き しろが 13 mm~25mm になるように調整する。 オルタネータ・ベルトの点検 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 使用開始後最初の 10 時間 オルタネータのベルト(図 63)は200運転時 間ごとに点検します。 1. プーリとプーリの中間部分を5 kg で押さえ た時に 10 mm程度のたわみがでるのがよい。 2. たわみが 10 mm 程度でない場合には、オル タネータ取り付けボルトをゆるめる。 図 62 1. ブレーキ・ケーブルのジャム・ナット 3. 調整ができたら前ナットを締める。 図 63 1. オルタネータ 2. 取り付けボルト 3. 適当な張りに調整してボルトを締める。 4. ベルトのたわみが適切に調整されたことを 確認する。 PTO ベ ル ト の 整 備 PTO ベ ル ト の 張 り を 点 検 す る 。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 使用開始後最初の 50 時間 200運転時間ごと 1. エンジンを止め、駐車ブレーキを掛け、 キーを抜き取る。 2.
制御系統の整備 PTO ク ラ ッ チ の 調 整 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. エンジンを止め、駐車ブレーキを掛け、 キーを抜き取る。 2. フードを開けてエンジンが冷えるのを待つ。 3. クラッチのライニングと摩擦プレートとの 間のギャップを 0.381 mm のすきまゲージが 通れるように調整する (図 65)。調整ナット を右に回すと隙間が小さくなる (図 65)。隙 間の最大値は 0.762 mmである。3 か所すべ てでエア・ギャップ調整を行う。 図 64 1. 2. テンション・スプリング テンション・ロッドのジャム ナット 3. テンション調整ボルト 4. テンション・スプリングの調整には1/2 イン チ・レンチを使う (図 64)。テンション・スプ リングの長さを 73 mm に調整する。 5. ジャム・ナットを締める。 PTO ベ ル ト の 交 換 1. エンジンを止め、駐車ブレーキを掛け、 キーを抜き取る。 図 65 2. フードを開けてエンジンが冷えるのを待つ。 1. クラッチ 2. 0.381 mm のエアギャップ (3ヵ所) 3.
図 68 図 66 1. 1. 駐車ブレーキのノブ 2. 取り付けネジ(4本) 走行ペダルのストップ 2. カバーを上にスライドさせてピボット・ブラ ケットをを露出させる (図 69)。 3. さらに調整が必要な場合は、走行ロッド (図 67) の調整を以下の要領で行う: A. 走行ロッドの端部をペダルに固定してい るボルトとナットを取り外す。 B. ロッドの端部をペダルに固定している ジャム・ナットをゆるめる。 C. ロッドを回して適当な長さにする。 D. ジャム・ナットを締め、ボルトとナットで ロッド端を走行ペダルに固定してペダル の角度を固定する。 図 69 1. 2. ピボット・プレート 小さいナット 3. 大きいナット 3. 小さいナットをゆるめ、大きいナットが締ま るまでピボット・ブラケットを回す (図 69)。 4. 小さいナットを締める。 5. タワーのカバーと駐車ブレーキのノブを元 通りに取り付ける。 図 67 1. 2. ロッドの端部 ジャム・ナット 3. 走行ロッド ハンドル・チルトの調整 1.
油圧系統の整備 の粘度を適切に選択すると、この問題を押さ えることができます。 油圧オイルとフィルタの交換 注 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であ り、そのためオイル洩れの発見が遅れがちで す。油圧オイル用の着色剤(20cc 瓶)をお使 いいただくと便利です。 1瓶で15~22 リット ルのオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500。ご注文はToro代理店へ。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間—油圧 フィルタを交換する。油圧シス テムを保護するため、この初回 交換は必ず 10 運転時間までに 行ってください。 1. デッキを降下させ、駐車ブレーキを掛け、 エンジンを停止させる。 200運転時間ごと—油圧フィルタ を交換する。 2. 後輪を2つともブロックする。 1500運転時間ごと—油圧オイル を交換する。 3. 前アクスルの左右2か所でジャッキアップ し、スタンドで支える。 4. 油圧オイル・フィルタ取り付け部の周辺を ウェスできれいに拭き、フィルタを外す (図 70)。 油圧オイルはアクスル・ハウジングに貯蔵され ます。容量は 5.
保管 洩れがないか点検する。エンジンを約5分 間運転した後、エンジンを停止する。 10.エンジン停止後、2分間待って油圧オイル の量を点検する;「油圧オイルの量を点検 する」を参照。 車体本体 1. カッティングデッキやエンジンを含めた機 体全体をていねいに洗浄する。特に以下の 部分を重点的に洗浄する: • ラジエターとラジエタ・スクリーン • デッキの裏側 • デッキのベルト・カバーの裏側 • カウンタバランス・スプリング • PTO シャフト・アセンブリ • グリス注入部やピボット部 • コントロールパネルを外してボックス 内部 • 運転席(シートプレートの下とトランス ミッションの上面) 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空 気圧を1.4 kg/cm2に調整する。 3. カッティングデッキのブレードを外して研 磨とバランス調整を行う。ブレードを取り 付け、ブレード・ボルトを 85~110 ft.-lb (115~149 N.m = 11.8~15.2 kg.m)にト ルク締めする。 4. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 5.
3. 新しいエンジンオイルを入れる(3.8 リッ トル)。の「エンジン・オイルの交換」を 参照。 4. エンジンを始動し、約2分間のアイドル運転 を行う。 5. 燃料タンク、燃料ライン、ポンプ、セパレー タから燃料を抜き取る。 燃料タンクの内 部をきれいな燃料で洗浄し、ラインを元通 りに接続する。 6. エア・クリーナをきれいに清掃する。 7. エア・クリーナの吸気口とエンジンの排気口 を防水テープでふさぐ。 8.
図面 油 圧 回 路 図 (Rev.
電 気 回 路 図 (Rev.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に対して、2年間または 1500運転時間*のうちいずれか早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたしま す。この保証はエアレータを除くすべての製品に適用されます(エアレータに関する保証 については該当製品の保証書をご覧下さい)。 この品質保証の対象となった場合に は、弊社は無料で「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、 部品代、運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 定期整備に必要な部品類(「部品」)は、その部品の交換時期が到来するまで保証され ます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間中、保証の対象となり、 取り外された製品は弊社の所有となります。 部品やアセンブリを交換するか修理するか の判断は弊社が行います。場合により、弊社は再製造部品によ