Form No. 3421-442 Rev A Groundsmaster® 3280-D ト ラ ク シ ョ ンユニット シリ ア ル 番 号 402409001 以 上 モ デ ル 番 号 30344—シ シリ ア ル 番 号 402409001 以 上 モ デ ル 番 号 30345—シ 製品の登録は www.Toro.com.
ビスにおたずねください。お問い合わせの際には、必 ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせくださ い。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘 板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメ モしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニ
目次 ベアリングとブッシュのグリスアップ ....................40 エンジンの整備 .................................................... 42 エンジンの安全事項.......................................42 エアクリーナの整備........................................42 エンジンオイルについて ..................................43 燃料系統の整備 ................................................... 45 ウォーターセパレータの整備 .............................. 45 燃料タンクの清掃 ..........................................45 燃料ラインとその接続の点検 ...........................45 燃料インジェクタチューブからのエア抜 き .....................
安全について 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人身 事故につながります。事故を防止するため、以下に示 す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事 項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および 「危険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を 示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの 重大な人身事故が発生することがあります。 この機械は、対応するCEキット 適合宣誓書を参 照およびリアウェイトを取り付けることにより EN ISO 5395:2013 規格に適合いたしますステップ11 後ウェイト を取り付ける (ページ 18)をご参照ください。 この機械は、対応するリアウェイトを取り付けることによ り ANSI B71.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. バッテリーに人を近づけな いこと。 7. 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 6. 9. オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 を読むこと。 decal92-1582 92-1582 decaloemmarkt メーカー純正マーク 1. decal93-6686 芝刈機メーカーが正規に使用しているブレードであること を示す。 93-6686 1. 油圧作動液 2.
decal105-2511 105-2511 decal93-7272 93-7272 1. 1. 始動方法について オペレーターズマニュアル を読むこと。 ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 decal105-7179 105-7179 1. オペレーターズマニュアル 2. 駐車ブレーキ を読むこと。 decal106-5976 106-5976 decal93-7834 93-7834 1. ここに乗らないこと。 4. 走行 後退 2. 走行ペダル 5. 警告 デッキを上昇させる 前に PTO を停止させるこ とデッキを上げたままで作 動させないこと。 3. 走行 前進 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険 オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal93-7841 93-7841 1. decal106-6754 106-6754 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 6 1.
decal106-9206 106-9206 1. ホイールトルクの規定値 2. 参照 オペレーターズマニュアル 。 decal106-9290 106-9290 1. 入力 2. 作動していない 3. オーバーヒート時のエンジ ン停止 7. 駐車ブレーキ OFF 11. 始動 4. オーバーヒート時の警告 8. ニュートラル 12. 通電で始動ETR 5. 着席 6. PTO 9. 出力 10. PTO 7 13. 始動 14.
decal108-2073 108-2073 1. 警告ROPS を下げると横転に対する保護効果はなくなる。 2. 横転事故の際の怪我や死亡を防止するため、必ず ROPS を 立ててロックし、シートベルトを着用して運転すること。どうし ても必要なとき以外には ROPS を下げないことROPS を下げ た状態で乗車する時にはシートベルトを着用しないこと。 3. オペレーターズマニュアル を読むこと運転はゆっくり慎重に。 decal119-4832 119-4832 1. 高速 3. 低速 2. 無段階調整 4. ホッパー下降 5.
decal119-4840 119-4840 1. PTO — ON 3. デッキ下降 5. エンジン 停止 2. PTO — OFF 4. デッキ上昇 6. エンジン 作動 7. エンジン 始動 decal133-6375 133-6375 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。使用する前に全員 がトレーニングを受けること。 5. ブレードによる手足切断の危険可動部に近づかないこと 2. 警告 ― 車両を離れるときは駐車ブレーキを掛け、キーを抜く こと。 6. 転倒の危険下り坂ではカッティングユニットを下げ、旋回時には 十分速度を落とし、急旋回をせず、ROPS装着機ではシートベ ルトを着用すること。 3. 警告必ず聴覚保護具を着用すること。 7. 警告ROPS を立てて運転する時はシートベルトを着用すること。 4.
decal133-6377 133-6377 decal133-5618 133-5618 decal136-1001 136-1001 1. ヒューズに関する詳しい情 報は オペレーターズマニュ アル を参照のこと。 4. エンジン 始動 2. ライター 5. エンジン 作動 3.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 用途 ハンドル カバー 取っ手 ねじ 運転席モデル 30398オプションキット 機械式シートサスペンションキットモデ ル . 30312オプションキットまたはエア 式シートアサスペンションキットモデル .
警告 PTO ユ ニ バ ー サ ル シ ャ フ ト が マ シ ン の フ レ ー ム に 固 定 さ れ て い る 。PTO を 操 作 す る 前 に 、 必 ず ユ ニ バーサルシャフトを取り外すか、適当な装置接続するかすること。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 ウレタン製カラーとダストカバーがシャフトにつ いていることを確認する図 3。 1 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 1 カバー ハンドルとワッシャをステアリングシャフトにはめ 込む (図 3)。 4. ハンドルをシャフトにはめ込んだら、ジャムナット で固定する 。ジャムナットを 27-35 N·m2.8-3.6 kg.m = 20-26 ft-lbにトルク締めする。 5. ハンドルにカバーを取り付ける(図 3)。 2 手順 1. 3. フードに取っ手を取り付ける 出荷台からハンドルを外す。図 3 この作業に必要なパーツ 1 取っ手 2 ねじ 手順 1.
4 シートベルトを取り付ける この作業に必要なパーツ g198430 図5 ハンドル 1. 2. フードケーブルブラケット 1 シートベルト 2 ボルト 7/16 x 1" 2 ロックワッシャ 7/16" 2 平ワッシャ 7/16" 手順 3 注 ベルトのラッチ側が運転席の右側にくるように取 り付けること。 運転席を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 運転席モデル 30398オプションキット 1 機械式シートサスペンションキットモデル . 30312オプ ションキットまたはエア式シートアサスペンションキットモ デル . 30313オプションキット 手順 g012266 図6 グランドマスター 3280-D は出荷に際して運転席は取り 付けておりません。オプションとして販売されている運 転席Model No. 30398及び 機械式サスペンションキッ トModel No. 30312または空気式サスペンションキット Model No. 30313を取り付けてください。取り付け要領 については運転席キットを参照してください。 1.
5 6 マニュアル保管チューブを取 り付ける を調 整 す る ROPSを 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 1 マニュアル保管チューブ 2 R クランプ 手順 1. 保護バーについているヘアピンコッターを外して、 ついているピン2本を抜き取る図 8。 手順 1. 座席プレートに付いている筒とクランプを取り外 す。 注 取り付けボルト2本と平ワッシャは捨てる。 2. 上シートブラケットをシートサスペンションの左側 に固定しているナット2個とビニルキャップを取り 外す既に取り付けていた場合 図 7。 3. 今はずしたナット2個で、Rクランプをシートブラ ケットのスタッドに仮止めする図 7。 g001199 注 シートサスペンションタブの下にRクランプを 図8 セットする。 1. ROPS 2. 2. 3.
7 バッテリー液を入れて充電する 必要なパーツはありません。 バッテリーに電解液を入れる 警告 g001197 電解液には硫酸が含まれており、触れると火傷を 起こし、飲んだ場合には死亡する可能性がある。 図 10 1. 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚や 目や衣服に付けないよう十分注意すること。安 全ゴーグルやめがねとゴム手袋で目と手を保 護すること。 • 4. 警告 重要 バッテリーに最初に入れる電解液は必ず比重 充電中は爆発性のガスが発生する。 1.265 の も の を 使 用 し て く だ さ い 。 1. 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火 気を近づけない。 機体からバッテリーを取り外す。 重要 機体にバッテリーを載せたままで電解液を 入れないでください。電解液がこぼれた場合、機 体が激しく腐食します。 2.
バッテリーを機体に取り付ける 8 警告 バッテリーの端子に金属製品やトラクタの金属部 分が触れるとショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に 至る恐れがある。 液量を点検する 必要なパーツはありません。 バッテリーの取り外しや取り付けを行うときに は、端子と金属部を接触させないように注意 する。 • 手順 バッテリーの端子と金属を接触させない。 • 1. バッテリーを機体に取り付ける。 2.
g001055 図 12 g034107 図 13 3. 10 昇降マニホルドの後部にあるテストポートに圧力 計を接続する図 14。 刈り込みデッキの重量移動の 調整を行う 必要なパーツはありません。 手順 昇降マニホルドについている重量移動バルブを調整する ことにより、刈り込みデッキの重量をトラクションユニット に移動させる油圧の大きさを変更することができます。 凹凸の多いターフを刈り込んだ時におきるデッキのバウ ンドが最も小さくなるが、平らな場所でデッキがターフに 強く押し付けられることのない程度に調整してください。 • • g035498 図 14 凹凸のあるターフを刈り込む時の地表追従性を向 上させたい場合には、重量移動油圧の大きさが 小 さ く なるように昇降マニホルドで調整します。 1. 昇降マニホルド 2. テストポート 注 重量移動用の油圧が高すぎると、刈り込みデッ キのキャスタが宙に浮いてしまいます。 4.
重量移動圧力 刈り込みデッキ 52"132 cm側方排出デッキモ デル 30555 8.27bar12.3kg/cm2 = 120psi 60" 側方排出デッキ モデル 30366 、または 62" ベース デッキ モデル 30403 、また は 62" 側方排出デッキモデル 30551 。 16.2bar12.3kg/cm2 = 235psi 72" 側方排出デッキ モデル 31336、または 72" ベースデッ キモデル 30404、または 72" ガーディアンリサイクラデッキモ デル 31335。 19.3bar12.3kg/cm² = 280psi 8. エンジンを停止する。 9. 重量移動スプールの底部についているジャムナッ トを 13-16 N∙m1.4-1.8 kg/cm2 = 10-12 ft-lbに 締め付ける。 テストポートから圧力計を外す。 10.
出荷時に 98 kg の後ウェイトが搭載されているマシンおよび出荷時に 23kg の後ウェイト ウェイト一覧表 1出 が搭載されているマシンに必要となる後ウェイト アタッチメント 追加すべき後 部ウェイト 0kg 左側に必要な ウェイト 0kg ウェイトのパー ツ番号 - ウェイトの名称 数量 - - 52" 側方排出デッキに0.425 m³ ホッパーを装着 0kg 66kg* *77-6700 92-9670 34kg ホイールウェイト 1 1 60" 側方排出デッキ または 16kg** 52" 側方排出デッキ 24-5780 24-5790 0kg 60-9870 62" ベースに後部排出キット付き または 3253-7 3217-9 ブラケットキット リアウェイトキット リアウェイト、16kg ボルト ½ x 4½" ロックワッシャ ½" ナ ッ ト (½" 1 1 2 2 2 62" 側方排出デッキ 60" 152 cm 側方排出デッキに 0.4 m3 ホッパーを装着 62" 側方排出デッキに0.
12 アタッチメント用の金具類につ いて この作業に必要なパーツ 1 ロールピン 2 ボルト 5/16 x 1¾" 2 ロックナット 5/16" 2 シリンダピン 4 コッターピン 3/16 x 1½" 2 ブレーキリターンスプリング 手順 1. ロールピン、ボルト5/16 x 1¾"、およびロック ナット5/16"はユニバーサルシャフトをアタッチメ ントに取り付けるために使用しますから保管して ください。 2. シリンダピンとコッターピン3/16 x 1½"は、デッキ 昇降アームを昇降シリンダに固定するために使 用しますから保管してください。 3.
製品の概要 g001529 図 15 1. ハンドル 3. ブレーキ 5. フードエンジン収納部 2. 走行ペダル 4. カッティングユニット 6. ROPS バー 各部の名称と操作 走行ペダル 走行ペダル 図 16は前進と後退を行うペダルです。右 足のつま先でペダル前部を踏み込むと前進、かかとで ペダル後部を踏み込むと後退です。走行速度はペダ ルの踏み込み具合に比例します。移動時に最高速度 で走行するには、スロットルを 高速位置にした状態で ペダルを一杯に踏み込んでください。前進最高速度は 約 16 km/h です。深いターフを刈る時や上り坂など負 荷が大きい時には、エンジンの回転速度が落ちない 程度までペダルの踏み込みを「軽く」してやりますス ロットルはもちろん高速位置。エンジンの速度が落ち はじめたら、ペダルの踏み込みを少しゆるめてやると エンジンの速度が回復してきます。 g035077 図 16 1.
具合を調整し、調整ができたらレバーを前方に押して ロックします。 g001208 図 19 左ブレーキペダル 2. 右ブレーキペダル 3. ロックアーム 通常ブレーキ g001210 図 17 1. 1.
g001212 図 21 1. 燃料計 g015406 図 20 1. PTO スイッチ 2. 昇降機能ロックレバーオプ ション スロットルレバー 7. スロットルレバー 8. 12V 電源ソケット アワーメータ 3. 昇降スイッチ 4. 冷却水温度インジケータ 10. グロープラグインジケータ 5. オイル圧警告灯 11. 充電インジケータ 6. 始動キー 9.
昇降機能ロックレバー デッキの整備を行うときや移動走行を行うときなどは、 昇降スイッチ図 20をデッキ上昇位置にロックしてお いてください。 24
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 g197081 図 22 25
図 22 記号 寸法または重量 高さ ROPS を立てた状態 H 237 cm 高さ ROPS を下げた状態 J 127 cm 全長 2 輪駆動 D 213 cm 全長 4 輪駆動 F 218 cm 全幅 B 121 cm ホイールベース 2 輪駆動 C 117 cm ホイールベース 4 輪駆動 E 119 cm 前輪トレッド幅 A 119 cm 2 輪駆動 G 86 cm 4 輪駆動 I 102 mm 内容 後輪トレッド幅 地上高 17 cm 純重量 2 輪駆動 635kg 純重量 4 輪駆動 794kg アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳 細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 整備のためのアクセス 運転の前に フードを開ける 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 • 安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識など に十分慣れておきましょう • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 • オペレータコントロールやインタロックスイッチなど の安全装置が正しく機能しているか、また安全カ バーなどが外れたり壊れたりしていないか点検して ください。これらが正しく機能しない時には機械を 使用しないでください。 • 使用前に必ず、ブレード、ブレードボルト、刈り込 みアセンブリの点検を行ってください。バランスを狂 わせないようにするため、ブレードを交換するときに はボルトもセットで交換してください。 • これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に 巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。 g19
フードを閉じる 危険 タイヤ空気圧が不足すると、斜面で機体が不安定 になり、転倒など、生命に関わる重大な人身事 故を起こしやすくなる。 タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならない。 前後のタイヤとも規定値に調整してください。必要に 応じタイヤに空気を入れるか抜くかして適正圧に調整 してください。 重要 マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い 刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧 を正しく維持してください。 運転を行う前に、全部のタイヤの空気圧を調整してく ださい。 g198445 図 24 g001055 図 25 毎日の始業点検 インタロックシステムを点検す る 毎回の運転開始前に以下の点検を行ってください。 • エアクリーナのインジケータ エアクリーナインジケー タを点検する (ページ 42)を参照 • エ ン ジ ン オ イ ル エンジンオイルの量を点検する (ページ 43)を参照 • 冷 却 液 冷却系統と冷却液の量を点検する (ページ 56)を参照 • フ ー ド の ス ク リ ー ン と ラ ジ エ タ ー フードのラジエター のスクリーンを点検
2. イ オ ウ 含 有 率 超低イオウ<15ppm キーを START 位置に回す。エンジンがクランキ ングした場合は、3へ進む。 バ イ オ デ ィ ー ゼ ル 燃 料 の 仕 様 ASTM D6751 または EN14214 注 クランキングない場合はインタロックシステム が故障している。 3. 4.
を調整する ROPSを 警告 転倒事故の際の負傷や死亡を防止するため に ROPS は 必 ず 立 て た 位 置 に ロ ッ ク し て お き 、 運 転時にはシートベルトを着用すること。 また、運転席がラッチで固定されていることを確 認すること。 g034169 警告 ROPS を 下 げ る と 横 転 に 対 す る 保 護 効 果 は な く なる。 • 不 整 地 や 斜 面 を 走 行 す る 時 に は 、 必 ず ROPS 横転保護バー を立てておくこと。 • ど う し て も 必 要 な 時 以 外 に は ROPS を 下 げ な いこと。 • ROPS を 下 げ て 乗 車 し て い る と き に は シ ー ト ベ ルトを着用しないこと。 • 運転はゆっくり慎重におこなうこと。 • 頭 上 の 障 害 物 が な く な っ た ら 直 ち に ROPS を 立てること。 g034164 図 27 頭上の安全 木の枝、門、電線など に注意し、 これらに機械や頭をぶつけないように注意す ること。 • を立 て る ROPSを 重 要 ROPS を
g001245 図 30 1. 2. ピボットプレート 小さいナット 3. 大きいナット g034168 図 28 3. 4. 5. チルトステアリングコントロー ルの調整 1. 小さいナットをゆるめ、ピボットブラケットの下の 大きいナットが締まるまでピボットブラケットを回 す 図 30 。 小さいナットを締める。 ステアリングコラムのカバーと駐車ブレーキのノブ を元通りに取り付ける。 運転中に 駐車ブレーキロッドのノブを外し、次にハンドルタ ワーのカバーを止めているねじを外す図 29。 安全に関する一般的な注意 • • • • g035078 図 29 1. 駐車ブレーキのノブ 2. • 取り付けねじ4本 • 2.
異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じ たときにはまずマシンを停止し、キーを抜き取り、 各部の動きが完全に止まってからよく点検してくだ さい。異常を発見したら、作業を再開する前にす べて修理してください。 • • 旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、 減速し周囲に十分な注意を払ってください。常に道 を譲る心掛けを。 • • 刈高を変更する時は、必ずカッティングユニットを停 止させ、エンジンを止め、キーを抜き取り、可動部 が完全に停止するまで待ってください運転席で刈高 を変更できる場合はこの限りでありません。 • • 排気ガスが充満するような締め切った場所では絶対 にエンジンを運転しないでください。 • エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れないで ください。 • • ROPS を折りたたんでしまうと、転倒時に安全保護 ができなくなることを十分認識してください。 作業場所を必ず事前に確認してください。法面、 段差、水などがある現場では、必ず ROPS を立 てて運転してください。 斜面での安全確保 斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重 大な人身事故につ
よってマシンの安定性が変わり、安全限界が変わ る場合がありますからご注意ください。 エンジンの始動手順 重要 以下のいずれかを行った場合には、燃料系統か らのエア抜きを行う必要が出てくる可能性があります 新 車を始めて運転するとき、燃料切れで立ち往生して燃 料を補給したとき、燃料系統に対して整備を行った フィ ルタの交換、セパレータの洗浄など とき。 1. ROPSを立てて固定する。 2. 着席し、シートベルトを締める。 3. 駐車ブレーキが掛かっていること、PTO スイッチ が OFF 位置にあることを確認する。 4. 走行ペダルから足を外し、ペダルがニュートラル 位置にあることを確認する。 5. キースイッチを ON/PREHEAT 位置にする。 6. 7. 2. エンジンを始動する エンジンの始動手順 (ページ 33)を参照。 3. PTO のノブを引き出す 図 20 と PTO スイッチ (ページ 23)を参照。 燃料噴射ポンプからのエア抜 き 1. 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3.
• • • • ペダルの踏み込みを浅くして走行速度を遅くし、走 行に掛かる負荷を下げてください。これにより、エ ンジンが作り出すパワーが、マシンの各部にほどよ いバランスで供給され、スムーズな走行、ブレード の高速回転によるクオリティーの高いカットが実現で きます。負荷が大きくなりすぎた場合にはエンジン の回転速度が下がってきますから、これに気がつ いたら走行ペダルの踏み込みを少し浅く後退側に ゆっくり軽く踏み込んでやるとエンジンの回転が回復 してきます。これとは逆に、現場から現場へ移動す るような場合刈り込みデッキを上昇させていて刈り 込みの負荷がまったくない場合には、スロットルを 高速にして、走行ペダルをゆっくり「いっぱいに」 踏み込むことにより走行速度」は最高となります。 移動走行前に、2枚のブレーキペダルを相互にロッ クしてください。 この機械のブレーキは左右独立しており、小さい半 径で旋回するときなどに大変有効ですが、芝を傷つ けないよう注意が必要です。ターフが柔らかいとき やぬれているときは特に注意してください。フェンス 際などのように障害物の周囲を刈り込むときにも、 ブレーキを使うと、カッ
バイパスバルブを閉じる 注 エンジンを始動する前にバイパスバルブを閉じてく ださい。 1. 牽引移動を終了する。 2. 油圧ポンプの左側にあるバイパスバルブのコン トロールノブを探し出す図 32。 3. コントロールノブ図 32を右に回して閉じる抵抗が 感じられるようになるまで回す。 4. 運転席とシートプレートを取り付ける; 運転席と シートプレートを取り付ける (ページ 39)を参照。 トレーラへの積み込み • 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブ装 着車ではバルブを閉じておいてください。 • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには 安全に十分注意してください。 • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用 してください。 • 車体が落下しないように確実に固定してください。 g035503 図 33 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 注 www.Toro.
整備間隔 1500運転時間ごと 毎月 整備手順 • 可動部分のホースすべてを交換する。 • 冷却系統の内部を洗浄し新しい冷却液に交換する。 • 油圧オイルを交換する。 • 格納中のバッテリー液の量を点検する。 始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 インタロックの動作を点検す る。 ROPS が完全に立てた状態 でロックされているかどうか 点検する。 デフレクタが降りた位置になっ ているかどうか点検する。 ブレーキの動作を確認する。 燃料残量 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタの状態インジケー タの表示を確認する。3 ラジエターとスクリーンの汚 れ。 エンジンから異常音がないか 点検する。 1. 運転操作時の異常音 トランスミッションオイルの量 を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検する。 オイル漏れなど。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する.
重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 整備前に行う作業 整備のためのアクセス 保守作業時の安全確保 フードを開ける • 調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行っ てください – 平らな場所に駐車する。 – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 – カッティングユニットを停止させる。 – カッティングユニットを下降させる。 – 走行ペダルがニュートラルになっていることを 確認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 – すべての動作が停止するのを待つ。 – 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 • 可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はし ないでください。可動部に近づかないでください。 • 必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実 に支えてください。 • g198446 図 34 機器類を取り外
フードを閉じる g034182 図 36 g198445 1. フランジロックナット⅜" 2. フランジヘッドボルト⅜ x ¾" 5. 2ピンコネクタ着席確認ス イッチのハーネス 3. 座席プレート 2. シートプレート後部をシャーシに固定しているフラ ンジヘッドボルト⅜" 2本を取り外す図 36。 3. シートアセンブリを少し持ち上げる。 4. 着席確認スイッチの 2 ピンコネクタを、マシンのワ イヤハーネスの 2 ソケットコネクタから外す図 36。 5. 座席アセンブリを機体から外す。 図 35 油圧ポンプへのアクセス 運転席とシートプレートを取り外す 1. 4. 2ソケットコネクタ車両のワ イヤハーネス 運転席とシートプレートを取り付ける シートプレート前部をシャーシに固定しているフラ ンジヘッドボルト⅜ x ¾" 2本を取り外す図 36。 マシンの修理が完了し、油圧ポンプのバイパスバルブ を閉じたら運転席とシートプレートを取り付けます。 39 1. シートアセンブリを燃料タンクの開口部に合わ せる。 2.
7. フランジナットとフランジヘッドボルトを 37-45 N·m 4.6-6.2 kg.m = 3.7-4.6 ft-lbにトルク締めする。 8. インタロックを点検する インタロックシステムを点 検する (ページ 28) を参照。 潤滑 ベアリングとブッシュのグリス アップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—ベアリングとブッシュのグ リスアップを行ってください。 ほこり などの非常に多い条件下で機械を使 用している場合は、毎日ベアリング とブッシュに潤滑を行ってください。 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した 方—リアアクスルベアリングのグリスアップ グ リ ス の 種 類 リチウム系2号グリス 重要 ほこりの多い環境ではベアリングやブッシュに異 物が侵入しやすく、一旦侵入が起こると内部の磨耗が 急激に進行します。 注 車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちに グリスアップしてください。 1. 異物を押し込んでしまわないよう、グリスニップ ルをきれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する。 3.
g001250 図 38 • g001224 ブレーキのピボットブッシュ図 39 図 41 • ステアリングプレートのベアリング図 42 g001221 図 39 • ブレーキケーブルホイール側とペダル側の端部 (図 39) • PTO のテンションピボット図 40 g001225 図 42 • アクスルピンのブッシュ図 42 • 駆動軸 3ヶ所 図 43 注 4輪駆動モデルのみ g001222 図 40 • PTO の後ベアリング(図 40) • 後ホイールのスピンドルのブッシュ図 41 g034257 図 43 • 41 タイロッドの端部2ヶ所 図 44
エンジンの整備 エンジンの安全事項 エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めキー を抜き取った状態で行ってください エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 • • エアクリーナの整備 g001251 エアクリーナインジケータを点検する 図 44 • シリンダロッドの端部2ヶ所 図 44 • ステアリングのピボット2ヶ所 図 44 • アクスルピボットのピン図 44 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 • エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。ボディーが破損している場合は交 換してください。吸気部全体について、リーク、破 損、ホースのゆるみなどを点検してください。 • エアクリーナのインジケータ図 45が赤色になったら エレメントを交換してください。エアフィルタのエレメ ントを洗浄しすぎないように注意してください。 注 ベアリングの寿命は、洗浄手順により長くも短くもな ります。機械各部が高温のときに水をかけないこと、ま た、高圧の水や大量の水をベアリングに直接当てない ことが非常に重要です。 g00970
タに傷がついていないかを点検する。特にフィルタと ボディーの密着部に注意する。破損しているフ ィルタ は使用しない。 重要 本体とカバーが正しく、しっかりと密着しているの を確認してください。 1. 一次エレメントを交換する図 46。 g034037 図 47 1. 3. エアクリーナの安全フィルタ インジケータが赤になっている場合はリセットす る エアクリーナインジケータを点検する (ページ 42)を参照。 エンジンオイルについて エンジンにはオイルを入れて出荷しています。 エ ン ジ ン オ イ ル の 容 量 : 約 3.
2. フードを開ける。 エンジンオイルとフィルタの交換 3. 図 48に示すように、エンジンオイル量を点検す る。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 150運転時間ごと できれば数分間エンジンを運転してオイルを温めると汚 れがよく落ちます。 1. 平らな場所に駐車する。 2. フードを開ける。 3. オイルパンの下についているドレンプラグの下に 廃油受けをおく図 50。 g001230 図 50 1. g029301 図 48 4. 不足している場合は、キャップ図 49を取り、Full 入れ す ぎ な い こ と 。 位置までオイルを補給する。入 ドレンプラグ 4. ドレンプラグの周辺をウェスできれいにぬぐう。 5. ドレンプラグを外してオイルを抜き、容器で回収 する。 6. オイルフィルタ図 51を取り外して交換する。 g001231 図 51 g001203 図 49 1. 5. 1. オイル補給口 キャップを取り付けてフードを閉じる。 44 オイルフィルタ 7.
燃料系統の整備 燃料ラインとその接続の点検 注 適切な燃料についての説明は 燃料を補給する (ペー ジ 29) を参照のこと。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを調べ てください。 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火 したり爆発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 燃料インジェクタチューブから のエア抜き 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶 対に近づけない。 注 この手順は、燃料システムからの通常のエア抜きを 行ってもエンジンが始動できないときに行うものです通 常のエア抜きについては、 燃料噴射ポンプからのエア 抜き (ページ 33)を参照してください。 ウォーターセパレータの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 水セパレータ図 52の水抜きは毎日おこなって異物を 除去してください。 1. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく。 2. フィルタ容器図 52下部のドレンプラグをゆるめて 水や異物を流し出す。 燃料噴射ポンプの No.
電気系統の整備 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切である とケーブルがショートを起こして火花が発生す る。それによって水素ガスが爆発を起こし人身 事故に至る恐れがある。 電気系統に関する安全確保 警告 – ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケーブルから取り外す。 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 –
バッテリー液の量の点検 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 毎月 危険 電解液には硫酸が含まれており、触れると火傷を 起こし、飲んだ場合には死亡する可能性がある。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚や 目や衣服に付けないよう十分注意すること。安 全ゴーグルやめがねとゴム手袋で目と手を保 護すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必 ず十分な量の真水を用意しておくこと。 注 高温環境下で保管すると涼しい場所での使用に比 べてバッテリーは早く放電します 1. バッテリー液の比重を1.265 -1.299 の間に維持 してください。 2. 各セルへは、蒸留水またはミネラルを含まない水 を適正レベルまで補給してください。 g198540 図 55 注 但し、電解液の量が、各セルの内側につい ているスプリットリングの高さ以上にならないよ う、注意してください。 3. バッテリーの上部をきれいに洗浄し、通気キャッ プを外す。 バッテリー上部はアンモニア水または重曹水 に浸したブラシで定期的に清掃してください B.
3. コントロールパネルプレートの上部にあるスロット を、燃料タンクのフランジの穴に合わせる図 55。 4. コントロールパネルプレートを燃料タンクのフラン ジに取り付けるつまみねじ4本図 55ステップ1 コ ントロールパネルのプレートを外す (ページ 47)で 外したものを使用する。 ヒューズの取り付け位置 ヒューズヒューズブロックはコントローラパネルの下 にあります 図 57 。 g198539 g198735 図 57 1.
スタンダード・コントロール・モ ジ ュ ー ル (SCM) • エンジンの始動機能 • オーバーヒート状態 SCMは以下の出力をコントロールします の概 要 で す 。 SCMを を使 用 し 重 要 以 下 の 内 容 は SCMの ての故障探究についてはサービスマニュアルを参照 してください。 • PTOスイッチ、スタータスイッチ、ETRエンジン駆 スタンダード・コントロール・モジュールSCMは、機械の 電子制御と監視を行います。 • 入力側の情報も出力側の情報も回路基盤に搭載された 黄色の LED で表示されます。 注 SCMは外部のコンピュータや診断機器に接続する ことはできません。また、内部のプログラムを改変 することもできませんし、発生した故障内容を記憶し ておくこともできません。 動ソレノイドへの通電。 SCMは以下の入力を監視します • コントロール機器がニュートラル位置にあるかどうか • 駐車ブレーキの位置 • PTOの作動 各LEDによりそれぞれの回路のリレー状態すなわち その回路の通電状態がわかります。 SCM上のLEDの説明は絵文字です。 枠で囲まれた3
に使 用 さ れ て い る 記 号 な ど (cont'd.
後アクスルは内部がつの部分に分かれており、それ ぞれに SAE 80W-90 ギアオイルを充填してあります。 適量のオイルを入れて出荷していますが、運転前に 点検してください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 中央のアクスルハウジングから点検プラグを取 り、左右の外側のアクスルケースから補給/点検 プラグを外す図 60 と 図 61。 6. 中央のアクスルハウジングと左右の外側のアクス ルケースにプラグを取り付ける図 60 と 図 61。 リアアクスルオイルの交換 輪駆 動 モ デ ル の み 4輪 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 平らな場所に駐車する。 2. ドレンプラグ3個の周辺をウェスできれいにぬぐ う 図 62 。 注 左右に1つ、中央に1つあります。 g001249 図 60 1. 点検プラグ 2. 補給プラグ g001253 図 62 1. 3. 1つのドレンプラグの下に容器を置き、プラグを外 してオイルを抜く。 4. ドレングラグのねじ山部分にロッキングコンパウン ドを塗りつけてアクスルに取り付ける。 5.
注 前後左右は運転位置からみた方向です。 双方向クラッチの潤滑油の点検 輪駆 動 モ デ ル の み 4輪 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 初めて使用する前および 200 運転時間ごとに、双方向クラッ チの潤滑油の量を点検してください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 点検プラグが4時の位置にくるようにクラッチ図 63 を回す。 g001527 図 64 1. 双方向クラッチ 2. 点検プラグ 4. 点検プラグを外してオイルを抜き、容器で回収 する。 5. 点検プラグが4時の位置にくるようにクラッチを 回す。 6. クラッチハウジングのねじ穴の高さまで所定の オイルを入れる。 注 クラッチの 1/3 程度オイルが入ればよい。 g001527 図 63 図は点検プラグが12時の位置にある状態 1. 3. 双方向クラッチ 2. 7. 点検プラグのねじ山部分に PTFE テープを巻く。 8.
ステアリングシリンダのマウン トのボルトのトルク締め 輪駆 動 モ デ ル の み 4輪 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 1. 平らな場所に車両を移動し、エンジンを停止して キーを抜き取る。 2. ステアリングシリンダのボルト4本を65-81 N·m 6.6-8.3 kg.m = 48-60 ft-lbにトルク締めする図 67 。 g006074 図 65 1. ステアリングプレート 2. タイヤの前と後ろで同じ値 後輪のトーイン 輪駆 動 モ デ ル の み 4輪 1. タイロッドのボールジョイントのつをアクスルの ブラケットに固定しているコッターピンとキャッス ルナットを外してボールジョイントをアクスルから 外す 図 66 。 g003496 図 67 1. ボルトそれぞれに4本ステアリングシリンダのマウント 走行ドライブのニュートラル調 整 g006529 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動きだす ようでしたら、走行カムを調整してください。 図 66 1. タイロッド 2. タイヤの前と後ろで同じ値 2.
走行ドライブのニュートラル調整 1. 警告 油圧ポンプの右側、コントロールコンソールの下 にある偏芯六角ボルトを探し出す図 68。 走行調整カムの最終調整は、エンジンを回 転させながら行う必要がある。マフラー等の 高温部分や回転部 可動部に触れると大けが をする。 マフラーなどの高温部分や回転部、可動部に 顔や手足を近づけぬよう十分注意すること。 5. ニュートラル範囲の中間に偏芯ボルトをセットし てリテーナナットを締め付ける。 注 この調整を、ローアイドルで行い、次に、ハ イアイドルにしてニュートラル調整がハイアイドル でも適切であることを確認してください。 6. ナットを締めて調整を固定する。 7. エンジンを停止する。 近接センサーの調整 1. g035081 図 68 1. 2. 2. 偏芯六角ボルト リテーナナット 3. ニュートラルアーム 4. 右前タイヤ 偏芯六角ボルトを回せる程度にリテーナナットを ゆるめる 図 68 。 注 ゆるめる程度は、リテーナナットがニュートラ ルアームの位置を保持できる程度としてください。 3.
ステアリングストップの調整 輪駆 動 モ デ ル の み 4輪 後アクスルのステアリングストップは、後輪が何かに ぶつかったときにステアリングシリンダが許容域を超え て動かないようにするものです。このストップは、ハン ドルを右または左にいっぱいに切ったときに、ボルト の頭部とアクスルのナックルとの間に2.3 mm のすきま ができるように調整してください。 1. すきまが、2.3 mm になるよう、ボルトを締め込 み、あるいはゆるめて調整します図 70を参照。 g006075 図 70 1. 2. タイロッドのクランプのネジをゆるめる。 3. ボールジョイントを内側または外側に回して、タイ ロッドの長さを調整する。 4. ボールジョイントを元通りに取り付けてトーインの 確認を行う。 5. 正しいトーインが得られたら、タイロッドのクラン プのネジを締めてボールジョイントを固定する。 g035477 図 69 1. 近接センサー 5. センサーブラケット 2. すき間2.5-3.6 mm 6. フランジニュートラルアーム 3. 機体の右側 7. 座席下 4.
冷却系統の整備 冷却系統と冷却液の量を点検 する 冷却系統に関する安全確保 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 初めての運転の前 に必ず冷却液の量を確認し、その後 は毎日点検してください。 警告 エンジン停止直後は、ラジエターが高温高圧状態 となっている。この状態でキャップを開けると大や けどを負う危険がある。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 • マシンを運転するときには、必ず所定のカバーを取 り付けておくこと。 • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけな いように注意すること。 • 保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜 き取っておくこと。 • 冷却液の点検は、ラジエター本体のキャップを 開けて行わないこと。 •
ブレーキの整備 フードのラジエターのスクリー ンを点検する ブレーキの調整 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ほこりやよごれの 多い場所で使用している場合には点 検間隔短くする。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 使用開始後最初の 50 時間 オーバーヒートを防止するため、フードとラジエターの スクリーンは常にきれいにしておいてください。ラジエ ターとスクリーンを点検し、よごれていたら清掃してくだ さい フードのラジエターのスクリーンを点検する (ペー ジ 57)を参照。 50運転時間ごと ブレーキペダルの遊びが 25 mm以上となったり、ブレー キの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行っ てください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでか ら抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 フードとラジエターのスクリー ンを清掃する 初回のオイル交換は運転開始後 10 時間で、その後は 所定運転時間ごと。調整が必要な場合には、ブレー キケーブルとプレーキペダルの連結部で行います。こ の部分での調整が不可能になったらブレーキドラム内 部のスターナットを調整して
2. 駐車ブレーキロッドのノブを外し、次にハンドルタ ワーのカバーを止めているねじを外す図 73。 8. 駐車ブレーキをセットした状態で、マルチメータ を使ってスイッチの導通を見る。導通があれば スイッチの位置は適正である。 注 導通がない場合はスイッチを少し下げて導通 が出たところで固定ネジを締める。 9. g035079 10. ステアリングタワーのカバー 3. スイッチ取り付けねじ 2. 駐車ブレーキのノブとロッド 4. カバー取り付けねじ 3. カバーを上にスライドさせて駐車ブレーキスイッ チを露出させる図 74。 4. 駐車ブレーキスイッチを固定しているねじとナット タワーの左側をゆるめる図 73。 5. 駐車ブレーキのロッドのパドルとスイッチのプラン ジャとを整列させる図 74。 g001239 図 74 1. 6. 駐車ブレーキのインタロッ クスイッチ 2. パドル駐車ブレーキのロッド 駐車ブレーキロッドを押し下げ、スイッチが押し上 げられてプランジャが圧縮された時のプランジャ の長さを 0.
ベルトの整備 PTO ベ ル ト の 整 備 オルタネータベルトの点検 PTO ベ ル ト の 張 り の 点 検 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 使用開始後最初の 50 時間 ベルトに磨耗や損傷が発生していないか点検する。 200運転時間ごと 注 磨耗や破損が見られた場合はベルトを交換する。 1. エンジンを停止して、駐車ブレーキを掛け、イグ ニッションスイッチからキーを抜き取る。 オルタネータベルトのテンショ ン調整 2. フードを開けてエンジンが冷えるのを待つ。 3. テンションロッドのジャムナットをゆるめる図 76。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 200運転時間ごと g001236 図 76 g001235 図 75 1. 1. オルタネータ 2. 取り付けボルト プーリとプーリの中間部でベルトを指で4.5kg程度 の力で押して点検する。 • • ベルトのたわみが 10 mm 程度であれば適 正。 ベルトのたわみが 10 mm を超える場合には ステップ 2へ進む。 2.
制御系統の整備 走行ペダルの調整 PTO ク ラ ッ チ の す き ま の 調 整 走行ペダルのストップの調整 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと オペレータの体格に合わせて走行ペダルの調整を行 うことができるほか、前進速度を小さくしたい場合もこ のペダルで調整します。 1. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、キー を抜き取る。 2. フードを開けてエンジンが冷えるのを待つ。 3. クラッチのライニングと摩擦プレートとの間の ギャップを 0.38 mm のすきまゲージが通れるよう に調整する 図 77 。 1. 走行ペダルを前進一杯に押し込む図 78。 注 ポンプがフルストロークに達する前に、ペダル ストップに当たることが必要です。 注 調整ナットを右に回すと隙間が小さくなる図 77。整備時の隙間の最大値は 0.76 mmである。 3 か所すべてでエアギャップの調整を行う。 g001252 図 77 1. クラッチ 2. 0.38 mm のエアギャップ 3ヵ所 3. 4. 4. 電気コネクタ 5.
走行ロッドの調整 さらに調整が必要な場合は、走行ロッド (図 80) の 調整を以下の要領で行う 1. 走行ロッドの端部をペダルに固定しているボル トとナットを取り外す。 2. ロッドの端部を走行ロッドに固定しているジャム ナットをゆるめる図 80。 3. ロッドを回して適当な長さにする。 4. ジャムナット図 80を締め、ボルトとナットでロッ ド端を走行ペダルに固定してペダルの角度を固 定する。 g035119 図 79 1. 機体前方 2. ジャムナットフットレストプ レート下部 C. 走行ペダルを前進一杯にする図 78。 D. ペダルストップを押さえておいて、フットレスト プレートの上側にあるジャムナット図 78を調 整して走行ぺダルをストップに接触させる。 E. ペダルストップを左に1回転させて、フットレ ストプレート上側のジャムナットよりも上側の 長さを長くする。 g001242 図 80 注 ペダルストップを短くすると前進速度が 大きくなります。 F.
油圧系統の整備 物性: 粘度, ASTM D445 油圧系統に関する安全確保 • 粘性インデックス ASTM D2270 流動点, ASTM D97 産業規格 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受けてください。万一、油圧オイルが 体内に入った場合には、この種の労働災害に経 験のある施設で数時間以内に外科手術を受ける 必要がある。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実 に解放する。 cSt @ 40°C 55 - 62 cSt @ 100°C 9.1 - 9.8 140-152 -37°C - -43°C API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.
3. 補給口にディップスティックを差し込んでねじ部 を最後まで締めこむ。 200運転時間ごと—油圧オイルフィルタを交換す る。 4. ディップスティックを抜いて油量を点検する図 82。 1500運転時間ごと—油圧オイルを交換する。 油 圧 オ イ ル の 量 約 5.6 リットル 1. デッキを床面まで下降させエンジンを停止し、 キーを抜き取る。 2. 後輪をつともブロックする。 3. 前アクスルの左右か所でジャッキアップし、ス タンドで支える。 4. 油圧フィルタを交換する図 84。 注 オ イ ル 受 け 容 器 の 大 き さ 5.6 リットル以上 g034080 図 82 5. オイルレベルがディップスティックの最低マークよ り低い場合は、所定の油圧オイルを補給口図 83から補給する。規定範囲の中間部分までオイ ルを入れるようにする図 82。 重要 ディップスティックの高マーク以上にオイル を入れないでください。 g034076 図 84 5. ジャッキスタンドを外し、機体を床に降ろす。 6.
保管 4. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な 締め付けを行う。 バッテリーの保管 5. グリス注入部、ピボット部、トランスミッションの バイパスバルブのピンをグリスアップする。余分 のグリスやオイルはふき取る。 6. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッ チアップする。金属部の変形を修理する。 バッテリーとケーブルに以下の作業を行う • 1. バッテリーの接続を外すときにはマイナス ケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを 外してください。 2. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重曹 水とブラシで洗浄する。 3. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン Grafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 1. エンジンオイルとフィルタの交換を行う エンジンオ イルとフィルタの交換 (ページ 44)を参照。 4. 本機を30日間以上にわたって格納保管する 場合には、バッテリーを機体から外して充電 する。 2. エンジンを始動し、約2分間のアイドル運転を 行う。 3.
メモ
欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが張られた製品を見かけることがあるでしょう WARNING: Cancer and Reproductive Harm—www.p65Warnings.ca.gov.
トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取