Form No. 3353–287 72 インチ側面排出モア 60 インチ側面排出モア グランドマスター 3320 および 3280–D 用 Model No. 30368—Serial No. 250000001 and Up Model No. 30366—Serial No.
警告 • • カリフォルニア州 第65号決議による警告 カリフォルニア州では、ディーゼル・エンジンの排気ガス やその成分には発癌性や先天性異常の原因となる物質 が含まれているとされております。 もくじ はじめに 2 安全 3 安全な運転のために 3 安全にお使いいただくために: TORO からのお願い 5 安全ラベルと指示ラベル 7 仕様 組み立て 10 11 昇降アームをトラクションユニットに取り付ける 11 昇降アームをカッティングユニットに接続する 12 PTOシャフトをカッティングユニットの ギア・ボックスに接続する 12 グリスアップを行う 12 運転の前に 13 刈り高を調整する 13 カッティングユニットのピッチを調整する 14 スキッドの調整 15 芝削り防止ローラを調整する 15 ローラを調整する 15 フロー・バッフルを調整する 16 フロー・バッフルの位置調整を行う 16 カッティングユニットのミスマッチを修正する 運転操作 運転のヒント 18 保守 19 ベアリングとブッシュのグリスアップ 19
安全 • 機種選定の不適当; • 地表条件、特に傾斜角度を正しく把握していな かった; この製品はトラクションユニットのオペレーターズマニ ュアル掲載のとおりにリア・ウェイトを搭載することによ り、CEN 規格 EN 836: 1997および ISO 規格 5365; 1990 (但し所定のステッカーの貼付が条件)、ならびに 米国連邦 ANSI B71.
• エンジンを掛ける前には、アタッチメントのクラッチを すべて外し、ギアシフトをニュートラルにし、駐車ブレ ーキを掛けてください。エンジンは、必ず運転席に座っ て始動してください。シートベルト装備車では必ずシー トベルトを着用してください。 • 以下の時には、アタッチメントの駆動を解除し、エンジ ンを止め、点火プラグコードを外すか始動キーを抜き 取るかしてください。 – 詰まりを取り除くとき – • 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜面での作業 には特に注意が必要です。転倒を防ぐため: 機械の点検・清掃・整備作業などを行うとき – 異物をはね飛ばしたとき。機械に損傷がないか点検 し、必要があれば修理を行ってください。点検修理 が終わるまでは作業を再開しないでください。 – 斜面では急停止・急発進しない。 – クラッチをつなぐときはゆっくりと。ギアは必ず入れ ておくこと。特に下りでは必ずギアを入れる。 – 機械が異常な振動を始めたとき(直ちに点検する)。 • 移動走行中や作業を休んでいるときはアタッチメント の駆動を止めてください。 – 斜面の走行や小さな旋回は低速で。 – 隆起や穴、隠れた障
安全にお使いいただくために: TORO からのお願い • 火災防止のため、エンジンやマフラー、バッテリー、カ ッティングユニット駆動部の周囲に、余分なグリス、草 や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意くださ い。オイルや燃料がこぼれた場合はふきとってくださ い。 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含まれていま せんが、Toroの芝刈り機を安全に使用していただくために 必ずお守りいただきたい事項です。 • 磨耗したり破損したりしている部品は安全のために交 換してください。 この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする能力 があります。重傷事故や死亡事故を防ぐため、注意事項を 厳守してください。 • 燃料タンクの清掃などが必要になった場合は屋外で作 業を行ってください。 • 複数のブレードを持つ機械では、1つのブレードを回 転させると他も回転する場合がありますから注意してく ださい。 この機械は本来の目的から外れた使用をするとユーザー や周囲の人間に危険な場合があります。 • 機体から離れる時には必ずカッティングユニットを降下 させておいてください。ただし、カッティングユニット
い。リークの点検には新聞紙やボール紙を使 い、絶対 に手を直接差し入れたりしないでください。高圧で噴 出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な損傷を引 き起こします。万一、油圧オイルが体内に入った場合に は、この種の労働災害に経験のある施設で数時間以内 に外科手術を受けないと壊疽を起こします。 • バックで登れない場合やバックでの登坂に自信が持て ない場合には、そのような場所での作業を行わないで ください。 • 斜面での発進・停止は避けてください。坂を上れないと 分かったら、ブレードの回転を止め、ゆっくりとバック で、まっすぐに坂を下りてください。機体の左右にカッテ ィングユニットを備えているマシンでは、斜面でこれら のユニットを上昇させないでください。 • エンジンを回転させながら調整を行わなければならな い時は、手足や頭や衣服をカッティングユニットや可動 部に近づけないように十分ご注意ください。また、無用 の人間を近づけないようにしてください。 • 斜面での旋回は避けてください。どうしても旋回しなけ ればならない場合は、ゆっくりと大きく、可能であれば 谷側に、旋回してください。 • ブレーキの状態
安全ラベルと指示ラベル • 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはが れたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 93-6697 1. オペレーターズマニュアルを読むこと。 2. 50運転時間ごとにSAE 80w-90(API GL-5)オイルを補給すること。 106-6753 1. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 2. ブレードによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと。 93-7818 1. 危険:ブレードのトルク値をオペレーターズマニュアルで確認する こと。 107-2916 1. 警告: 整備作業前にはエンジンキーを抜き取り、 マニュアルを読むこと。 2. デフレクタを上位置にセットして、あるいは取り付けないで運転しないこと; 必ず正しく取り付けて運転すること。 3. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 4. ブレードによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと。 100-6678 1.
107-2908 110-0629 (モデル 30366) 1. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 2. 異物が飛び出す危険:デフレクタを取り付けて運転すること。 1. 警告:オペレーターズマニュアルを読むこと。 3. ブレードによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと。 2. 転倒の危険 - 下り斜面ではカッティングユニットを降ろして走 行すること。GM 3280D の2輪駆動車には 80 kg のリア・ウェイト を搭載のこと。GM 3320 には 109 kg リア・ウェイトを搭載のこ と。3280 D の4輪駆動車には 16 kg のリア・ウェイトを搭載のこ と。 110-0642 (モデル 30368) 1. 警告:オペレーターズマニュアルを読むこと。 2. 転倒の危険 - 下り斜面ではカッティングユニットを降ろして走行 すること。GM 3280D の2輪駆動車には 109 kg のリア・ウェイトを 搭載のこと。GM 3320 には 125 kg のリア・ウェイトを搭載の こと。3280 D の4輪駆動車には 32 kg のリア・ウェイトを搭載の こと。 108-1988 1.
107-1622 108-1986 1. 刈高。 仕様 仕様 刈幅 60 インチまたは 72 インチ, 3 枚刃。 刈高 調整範囲は25-127 mm; 調整は 13 mm 刻みで行うことができる。刈高の調整は、キャス タ・ホイールのスペーサの増減と、刈高ロッドの長さ調整により行う。 構造 ハウジングはゲージ7の鋼板製で、チャネル材およびプレートにより補強している。 カッターの駆動 ブレード カッティングユニットに取り付けた防振ギア・ボックスをPTOシャフトにより駆動する。駆動 力はベルト1本で全部のブレードに伝達する。スピンドル部にはグリスニップル付きテーパ ード・ローラ・ベアリングを2個使用する。 刃厚 6.35 mm2 のブレードを 3 枚使用する。 サスペンションおよび キャスタ・ホイール カッティングユニット前部に、8 in. x 3.
組み立て 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 付属部品表 注: 組み立てに必要な部品がすべてそろっているか、以下の表で確認してください。全部そろっていない と正しい組み立てができません。出荷時に取り付けてある部品もありますから注意してください。 名称 数量 排出デフレクタ・アセンブリ(ゴム製) 1 ネジ, 5/16 x 7-1/2in. 1 スペーサ・チューブ 1 トーション・スプリング 1 フランジ・ナット, 5/16 1 ピボット・ピン・アセンブリ 2 コッター・ピン 2 右側昇降アーム 左側昇降アーム スラスト・ワッシャ(ナイロン) クレビス・ピン ヘアピン 刈高カラー クレビス・ピン ヘアピン キャップスクリュ, 1/2 x 3/4 in.
危険 • 2. ボルトとナットを取り付ける。スプリングの右側の J フ ックの端を、デフレクタに引っ掛ける(図1)。 • PTO シャフトを接続したままでエンジンが始動すると 重大な人身事故が発生する恐れがある。 重要 デフレクタがスプリングによって下向き 位置になることが必要です。デフレクタを手で上向き にし、自力で下まで完全に下がることを確認してくださ い。 PTO シャフトがカッティングユニットのギア・ボックスに 接続されるまでは、エンジンを始動してPTOレバーを操 作してはならない。 昇降アームをトラクションユニット に取り付ける デフレクタを取りつける (モデル 30368 のみ) 1. トラクションユニットの右前輪または左前輪のホイー ル・ナットをゆるめる(外してしまわないこと)。 警告 • • 2.
昇降アームをカッティングユニット に接続する 1. カッティングユニットをトラクションユニットの前に置 く。 2. 昇降レバーをフロート位置とする。昇降アームを押し下 げて、昇降アームについている穴とキャスタ・アーム・ブラ ケットについている穴を整列させ、昇降アームのパッド に刈高ロッドを挿入できるようにする(図3)。 3. スラスト・ワッシャ2枚、クレビス・ピン、ヘアピン・コッタ ーを使って、昇降アームをキャスタ・アームに固定する。 スラスト・ワッシャは昇降アームとキャスタ・アーム・ブラ ケットの間に入れる(図3)。コッター・ピンを、キャスタ・ アーム・タブのスロットに差し込んで固定する。 11 9 8 10 4. もう一方の昇降アームにも同じ作業を行う。 5. トラクションユニットを始動し、カッティングユニットを 上昇させる。 6. カッティングユニットの後部を押し下げ、昇降アームの パッドに刈高ロッドを通す。 7. 刈高ロッドに刈高カラーを取り付け、クレビス・ピンとヘ アピン・コッターで固定する(図3)。できれば、クレビ ス・ピンの頭をデッキの前に向けておいてください。 8.
運転の前に • 2. 左右のキャスタ・フォークの同じ穴にキャスタ・ホイール の軸をセットする。どの穴にセットするかは、図7を参 照のこと。 注意 • 注: 刈高 64 mm 以上で使用する場合には、ホイール とフォークとの間に刈りカスがたまるのを防止するため に、ホイール軸のボルトをキャスタ・フォークの低い方の 穴にセットしてください。刈高 64 mm 以下で使用して いてホイールとフォークとの間に刈りカスがたまる場合 には、機体を少しバックさせると溜まった刈りカスを落 とすことができます。 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエ ンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、 キーを 抜いておくこと。 ギア・ボックスのオイルを点検する 3.
7. クレビス・ピンとヘアピンで刈高を固定する。 注: できれば、クレビス・ピンの頭をデッキの前に向けて おく。 注: 刈高25 mm、38 mm、また場合により 51 mm で使 用する時には、スキッド(そり)とローラを一番高い穴にセ ットして使ってください。 図7 4. キャスタ・アームにキャスタ・スピンドルを通す。スピンド ル・シャフトにシムを取り付け(当初の状態と同じに)、 残りのスペーサも取り付ける。テンショニング・キャップ を取り付けてアセンブリを固定する。 5. カッティングユニット後部で、刈高ロッドに刈高カラーを 固定しているヘアピンとクレビス・ピンを外す(図8)。 カッティングユニットのピッチを調 整する カッティングユニットのピッチの測定 カッティングユニットのピッチとは、ブレードを前後方向に 向けたときのブレードの前後における床からの高さの差を 言います。ブレードのピッチは 6 mm が推奨です。ブレー ドの先端の高さを比べたとき、前よりも後ろの方が 6 mm 高くなっていれば適正です。 1. 作業場の平らな場所に駐車する。 2 2.
スキッドの調整 2. 設定した刈高に一番近い数値の穴を、芝削り防止ロー ラの取り付け穴とする(図13)。 刈高 64 mm 以上で使用する場合は、スキッド(そり)を低 い方の位置にセットし、刈高 64 mm 以下で使用する場合 は高い位置にセットしてください。 スキッドの調整は、フランジ・ボルトとナットを外して行い ます(図11)。 図 13 1 3. フランジ・ナット、ブッシュ、スペーサ、ボルトを取り付け る。ボルトを54–61 Nm = 5.5~6.2 kg.m にトルク締め する(図12)。 図 11 1. スキッド ローラを調整する 芝削り防止ローラを調整する 注: 刈高 25 mm または 38 mm でカッティングデッキを 使用する場合には、カッティングデッキのローラの取り付 け位置を、ブラケットの一番上の穴に変更してください。 刈高を変更した場合には芝削り防止ローラの高さの調整 を行うことをお奨めします。 1. 刈高を変更後、ローラのフランジ・ナット、ブッシュ、ス ペーサ、ボルトを外してローラの高さ調整を行う。 (図12) 前ローラの調整方法 (図14) 1.
後(内側)ローラの調整方法 (図15) 1. ローラ・シャフトをデッキの内側に固定しちえるコッタ ー・ピンを外す。 2. 希望の排出フローになるように、スロットの中の位置を 調整する。 3. 調整ができたらレバーを締めてバッフルとカム・ロックを 固定する。 4. カムがバッフルを固定しない、あるいは固すぎる場合に は、レバーをゆるめてからカム・ロックを回す。適切にロ ックできるようにカム・ロックを調整すること。 1 フロー・バッフルの位置調整を行う 以下に示す図はあくまでも参考(推奨)です。 草種や湿度、ターフの草丈などにより設定を変えてくださ い。 注: 走行速度が変わらないのにモアの回転速度が落ちて くる場合にはバッフルを開いてください。 A の位置 図 15 1. 内側ローラ 一番後ろにセットした状態です。以下のような条件で使う のに適しています。 2. ローラ・ブラケットの穴からシャフトを抜き取り、上側 の穴にローラを合わせてシャフトを取り付ける。 3.
B 位置 集草を行うのに適した設定です。 3. キャスタ・タイヤの空気圧を 3.5 kg/cm2 に調整する。 (345 kPa)。 中間位置 4. 23ページの「ブレードの曲がりを点検する」を参照。 5. テスト区域を刈って、全部のカッティングユニットが同じ 刈高で刈っているかどうかを見る。 6. カッティングユニットの調整が必要な場合は平らな場 所で行う。長さ 2mまたはそれ以上の真っ直ぐな棒を 用意する。 7. 測定を容易にするため、一番高い刈高に設定する。 「刈 高の調整」を参照のこと。 8. 平らな床の上にカッティングユニットを降下させる。カッ ティングユニットからカバーを外す。 m-6828 図 18 9. ブレードが前後方向を指すように回転させる。 C 位置 10. 床面からブレードの切っ先までの高さを測る。 一番開いた状態です。以下のような条件で使うのに適して います。 • • • • 11.
運転操作 り込みが必要となり、成長速度の落ちる夏には8 ~10日 に1度ぐらいの間隔になると思われます。悪天候などで定 期的に刈り込むことができずに草丈が伸びてしまった場 合には、刈り高を高くして1回刈り、2~3日 後に刈り高を 通常に戻してもう一度刈るようにするとき れいに仕上がり ます。 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 サイド・ディスチャージの使い方 カッティングデッキ(モア)には、刈りカスを横下方向へ向 けるデフレクタが取り付けられています。 • 危険 • デフレクタや、排出カバー、または集草アセンブリを確 実に取り付けずに使用すると、人がブレードに触れた り、ブレードに跳ね飛ばされたものが人に当たったりす るなどして極めて危険である。回転中のブレードに触れ たり、跳ね飛ばされた物に当たると、けがをするばかり でなく場合によっては死亡する。 • デフレクタは排出方向を下向きにする重要な部材で あるから、絶対に取り外したままで刈り込みを行って はならない。デフレクタが破損している場合には直ち に交換すること。 • カッティング・デッキの下には絶対に手足を差し入れ ないこと。
保守 推奨定期整備一覧表 定期整備間隔 最初の 2 運転時間後 最初の 10 運転時間後 整備内容 • キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 • キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 • ブレードのボルトのトルク締めを行う。 • ブレードを点検する。 毎日 • キャスタ・アームのブッシュにグリスを補給する。1 • キャスタ・ホイールのベアリングにグリスを補給する。1 • キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 • ブレードのボルトのトルク締めを行う。 50運転時間ごと • 各グリス注入部のグリスアップを行う。1 • カッティングユニットのベルト・カバーの裏側を清掃する。 • ブレードの駆動ベルトの調整を点検する。 • ギア・ボックスのオイルの量を点検する。 400運転時間ごと • ギア・ボックスのオイルを交換する。 車体を水洗いした時は整備間隔に関係なく直後に行う。 1 • 注意 • 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエ ンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ず始動キーを抜いておくこ と。 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ
2. マシンとカッティングユニットを平らな場所に駐車さ せ、カッティングユニットを降下させる。ギア・ボックスの 上部についているディップスティック兼給油プラグ(図 25)を取り、オイルの量が、ディップスティックについて いる2本のマークの間にあることを確認する。油量が少 なければ、SAE 80-90 wt. ギア用潤滑油を 2 本のマー クの中間まで補給する。 1 図 22 図 25 1.
カッティングユニットの取り外し 5. PTO シャフトのオスメスの接続部分(図28)を解除し て、カッティングユニットをトラクションユニットから引 き出す。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下させ、 昇降レバーをフロート位置にセットし、駐車ブレーキを 掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. 各刈高ロッドの上部についているキャップスクリュとワ ッシャを外す(図8)。 3. カッティングユニット後部で、刈高ロッドに刈高カラー を固定しているヘアピンとクレビス・ピンを外す(図8)。 刈高カラーを外す。 1 2 3 1 4 図 28 1. PTO シャフト 1 • 危険 • PTO シャフトを接続したままでエンジンが始動すると 重大な人身事故が発生する恐れがある。 図 26 PTO シャフトがカッティングユニットのギア・ボックスに 接続されるまでは、エンジンを始動してPTOレバーを操 作してはならない。 1. 刈高ロッド 2. キャップスクリュとワッシャ 3. 刈高カラー 4.
11 9 8 10 4 1 7 6 5 3 キャスタ・アームのブッシュの整備 キャスタ・アームのチューブには上側と下側にブッシュがは め込んでありますが、これらのブッシュは使用に伴って磨耗 してきます。ブッシュを点検するには、キャスタ・フォークを 前後左右に揺り動かして見ます。ブッシュの中でキャスタ のシャフトがぐらついているようならブッシュの磨耗が進ん でいると判断し、ブッシュを交換してください。 1. カッティングユニットを上昇させて、ホイールを床から 浮かす。カッティングユニットが落下しないように支持ブ ロックでサポートする。 2. 各キャスタ・スピンドルの上部についているトーショニ ング・キャップ、スペーサ、スラスト・ワッシャを外す。 3. キャスタ・スピンドルをチューブから引き抜く。スラス ト・ワッシャとスペーサは、スピンドルの一番下に残して おく。 2 4. ピン・ポンチを使って、チューブの上または下からブッシ ュをたたき出す(図30)。他のブッシュも、同様にしてチ ューブから取り外す。チューブの内部をきれいに清掃す る。 2 1 図 29 図 30 1.
3. ベアリング、スペーサ、ホイール・ハブの内側の状態を点 検する。磨耗したり破損したりしている部品は交換す る。 3. ブレードを半回転させてもう一方の切っ先を前に向け る。上記 2. と同じ位置で、カッティングユニットとブレ ードの切っ先までの距離を測る。上記手順 2 と 3 で 記録した 2 つの測定値の差が 3 mm 以内に収まって いれば適正である。差が3 mm よりも大きい場合に は、そのブレードは曲がっていて危険であるから交換す る;23ページ「ブレードの取り外し」を参照。 4. キャスタ・ホイールを組み立てるには、まず、ホイールの ハブにベアリングを押し込む。ベアリングを取り付ける 時、ベアリングの外側のレース部分を押すように注意す ること。 ブレードの取り外しと取り付け 5.
ブレードの平らな部分 重要 ブレードの立っている側(セール部)がカッテ ィングデッキの天井を向くのが正しい取り付け方です。 セール部 A ブレードの点検と研磨 • 危険 セール部 • 磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中に ちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペレー タや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場合に は死亡事故となる。また、破損したブレードを修理する と安全規格を満たさなくなる恐れがある。 すきま 図 34 • 磨耗したり破損したりしたブレードは交換すること。 • ブレードの点検や整備を行う際には2つの部分に注目して ください:高品質の刈りを実現するためには、切っ先と、切 っ先の反対側にある立ち上がった部分であるセール部の 両方が重要です。セール部は、風を起こして草を真っ直ぐ に立て、均一な刈りを実現するものです。しかしセールは 使用に伴って徐々に磨耗してきます。そしてこの磨耗に伴 って、切っ先が鋭く維持されていても、刈りの質は幾分か 落ちてきます。草を引きちぎるのでなく、カットするために は、当然切っ先が鋭利でなければなりません。刈りあとを 見
2. 刈高を一番高い位置に設定する。13ページ「刈高の調 整」を参照のこと。 3. 平らな床の上にカッティングユニットを降下させる。カッ ティングユニットからカバーを外す。 1 4. ブレードが前後方向を指すように回転させる。床面から ブレードの切っ先までの高さを測る。測定値を記録す る。同じブレードを半回転させて後方に回し、床面から この切っ先までの高さを測る。2つの測定値が 3 mm の差の中に収まっていれば適正である。差が3 mm よ りも大きい場合には、そのブレードは曲がっていて危険 であるから交換する。全部のブレードでこの測定を行 う。 図 36 5. 左右のブレードの測定値を、中央のブレードの測定値 と比較する。中央のブレードが、左右のブレードより も 10 mm以上低くてはいけない。中央のブレードが 10 mm 以上低い場合には、手順6へ進み、スピンド ル・ハウジングとカッティングユニット底部との間にシ ムを挟んで調整を行う。 1. アイドラ・プーリ 6.
デフレクタの交換 警告 • • 4. ボルトとナットを取り付ける。スプリングの右側の J フ ックの端を、デフレクタに引っ掛ける(図39)。 排出口を露出させたままでおくと、異物が飛び出して きてオペレータや周囲の人間に当たり、重大な人身事 故となる恐れがある。また、ブレードに触れて大怪我 をする可能性もある。 • モアを使用するときには、必ず、カバー・プレート、 マルチ・プレートまたは集草装置を取り付けておく こと。 • デフレクタは、必ず下向きになっているのを確認し ておくこと。 重要 デフレクタがスプリングによって下向き 位置になることが必要です。デフレクタを手で上向き にし、自力で下まで完全に下がることを確認してくださ い。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを上昇さ せ、駐車ブレーキを掛け、走行ペダルをニュートラルに 戻し、PTO レバーが OFF 位置であることを確認し、エ ンジンを停止しキーを抜き取る。カッティングユニット が落下しないように支持ブロックでサポートする。 2.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、 両社の 合意に基づき、Toro 社の 製品(「製品」と呼びます)の材質上また は製造上の欠陥に対して、 2年間または1500時間* のうちいずれか 早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品 質保証の対象となった場合には 、弊社は無料で「製品」の修理を行 います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃が含まれ ます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 • 外的な要因によって生じた損害。外的な要因とは、天候、格納条 件、汚染、弊社が認めていない冷却液や潤滑剤、添加剤の使用 などが含まれます。 • 通常の使用にともなう「汚れや傷」。通常の使用に伴う「汚れや 傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、ステッカー類、窓など に発生する汚れや傷を含みます。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊社代 理店(ディストリビュータ又はディ