Operator's Manual
23
3.ベアリング、スペーサ、ホイール・ハブの内側の状態を点
検する。磨耗したり破損したりしている部品は交換す
る。
4.キャスタ・ホイールを組み立てるには、まず、ホイールの
ハブにベアリングを押し込む。ベアリングを取り付ける
時、ベアリングの外側のレース部分を押すように注意す
ること。
5.ホイール・のハブにベアリング・スペーサを入れる。もう
一個のベアリングをホイール・ハブの空いている側に取
り付けてハブ内部のスペーサを固定する。
6.キャスタ・フォークの間にキャスタ・ホイール・アセンブリ
を入れ、キャップスクリュとロックナットを通す。
1
2
3
4
図 31
1. キャスタ・ホイール 3. ベアリング(2個)
2. キャスタ・フォーク 4. ベアリング・スペーサ
ブレードの変形を調べる
1.平らな場所に駐車する。カッティングユニットを上昇さ
せ、駐車ブレーキを掛け、走行ペダルをニュートラルに
戻し、PTOレバーがOFF位置であることを確認し、エ
ンジンを停止しキーを抜き取る。カッティングユニット
が落下しないように支持ブロックでサポートする。
2.ブレードが前後方向を指すように回転させる(図32)。
カッティングユニットの天井から各ブレードの前端の切
っ先までの距離を測る。測定値を記録する。
図 31
3.ブレードを半回転させてもう一方の切っ先を前に向け
る。上記2.と同じ位置で、カッティングユニットとブレ
ードの切っ先までの距離を測る。上記手順2と3で
記録した2つの測定値の差が3mm以内に収まって
いれば適正である。差が3mmよりも大きい場合に
は、そのブレードは曲がっていて危険であるから交換す
る;23ページ「ブレードの取り外し」を参照。
ブレードの取り外しと取り付け
ブレードが堅いものに当たった、バランスが取れていな
い、磨耗した、曲がったなどの場合には新しいものと交換
してください。安全を確保し、適切な刈りを行うために、ブ
レードは必ずToro社の純正品をお使いください。他社の
ブレードを使用すると危険な場合がありますから絶対に
やめてください。
1.カッティングユニットを一番高い位置まで上昇させ、駐
車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き
取る。カッティングユニットが落下しないように支持ブロ
ックでサポートする。
2.ぼろきれや厚いパッドの入った手袋を使ってブレードの
端部をしっかり握る。スピンドルのシャフトからブレー
ド・ボルト、芝削り防止カップ、ブレードを取り外す
(図33)。
1
2
図 33
1. ブレード・ボルト 2. 芝削り防止キャップ
3.ブレード、芝削り防止カップ、ブレード・ボルトを取り
付け、各ブレード・ボルトを85~110ft.-lb(115~150
Nm=11.8~15.2kg.m)にトルク締めする。