Operator's Manual
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2.刈高を一番高い位置に設定する。13ページ「刈高の調
整」を参照のこと。
3.平らな床の上にカッティングユニットを降下させる。カッ
ティングユニットからカバーを外す。
4.ブレードが前後方向を指すように回転させる。床面から
ブレードの切っ先までの高さを測る。測定値を記録す
る。同じブレードを半回転させて後方に回し、床面から
この切っ先までの高さを測る。2つの測定値が3mm
の差の中に収まっていれば適正である。差が3mmよ
りも大きい場合には、そのブレードは曲がっていて危険
であるから交換する。全部のブレードでこの測定を行
う。
5.左右のブレードの測定値を、中央のブレードの測定値
と比較する。中央のブレードが、左右のブレードより
も10mm以上低くてはいけない。中央のブレードが
10mm以上低い場合には、手順6へ進み、スピンド
ル・ハウジングとカッティングユニット底部との間にシ
ムを挟んで調整を行う。
6.シムを追加する場所にあるアウター・スピンドルからキ
ャップスクリュ、平ワッシャ、ロックワッシャ、ナットを外
す。スピンドル・ハウジングとカッティングユニットの底
との間にシム(P/N3256-24)を増減してブレードの高
さを調整する。ブレード先端同士の高さの差が所定条
件を満たすまで、この調整を続ける。
重要
1つの場所に入れるシムは3枚までとしてく
ださい。1つの穴に2枚のシムを入れても調整が完了し
ない場合には、隣の穴にシムを増減して調整を続けて
ください。
7. ベルト・カバーを取り付ける。
駆動ベルトの交換
ブレードを駆動しているベルトはスプリング付きのアイド
ラで張りを調整されており、非常に耐久性が高く、長期間
にわたって使用することができます。しかし長期間のうちに
必ず磨耗が現れてきます。磨耗の兆候としては:ベルト回
転中にキシリ音が発生する、刈り込み中のブレードがスリ
ップする、ベルトの縁がほつれている、焼けた跡がある、
割れがある、などです。これらの兆候を発見したらベルト
を交換してください。
1.カッティングユニットを床まで降下させる。カッティング
ユニットからベルト・カバーを外して脇に置く。
2.
トルクレンチなどの工具を使ってアイドラ・プーリ(図36)
をベルトから引き離してベルトの張りをなくし、ベルト
をギアボックスのプーリ(図37)から外す。
1
図 36
1. アイドラ・プーリ
1
図 37
1. ギアボックス
3.スピンドル・プーリとアイドラ・プーリから古いベルトを外
す。
4.図38のように、スピンドル・プーリとアイドラ・プーリに新
しいベルトを回しかける。
図 38
5. ベルト・カバーを取り付ける。