Form No. 3356–639 72 インチ側面排出モア 60 インチ側面排出モア グランドマスター 3320 および 3280–D 用 Model No. 30368—Serial No. 270000001 and Up Model No. 30366—Serial No.
警告 • • カリフォルニア州 第65号決議による警告 2 安全 3 仕様 組み立て 9 10 デフレクタを取り付ける(モデル30368のみ) 11 昇降アームをトラクションユニットに取り付ける 11 昇降アームをカッティングユニットに 接続する 12 PTOシャフトをカッティングユニットの ギア・ボックスに接続する 12 グリスアップを行う 12 13 刈り高を調整する 13 カッティングユニットのピッチを調整する 14 スキッドの調整 15 芝削り防止ローラを調整する 15 ローラを調整する 15 フロー・バッフルを調整する 16 フロー・バッフルの位置調整を行う 16 カッティングユニットのミスマッチを修正する 17 サイド・ディスチャージの使い方 運転のヒント 保守 カッティングユニットの取り外し 21 トラクションユニットへのカッティングユ ニットの取り付け 21 キャスタ・アームのブッシュの整備 22 キャスタ・ホイールとベアリングの整備 22 ブレードの変形を調べる 23 ブレード
安全 この製品はトラクションユニットのオペレーターズマニ ュアル掲載のとおりにリア・ウェイトを搭載することによ り、CEN 規格 EN 836: 1997および ISO 規格 5365 ;1990 (但し所定のステッカーの貼付が条件)、ならび に米国連邦 ANSI B71.
• 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜面での作業 には特に注意が必要です。転倒を防ぐため: • – 斜面では急停止・急発進しない。 – 燃料を補給するとき – クラッチをつなぐときはゆっくりと。ギアは必ず入れ ておくこと。特に下りでは必ずギアを入れる。 – 刈り高を変更するとき。ただし運転位置から遠隔操 作で刈り高を変更できる時にはこの限りでありませ ん。 – 斜面の走行や小さな旋回は低速で。 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に注意する。 • 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らないよう にしましょう。 • この機械は公道を走行する装備をもたない「低速走行 車両」です。公道を横切ったり、公道上を走行しなけ ればならない場合は、必ず法令を遵守し、必要な灯火 類、低速走行車両の表示、リフレクタなどを装備してく ださい。 • 移動走行を行うときはリールの回転を止めてくださ い。 • アタッチメントを使用するときは、排出方向に気を付 け、人に向けないようにしてください。また作業中は機 械に人を近づけないでください。 • ガードが破損したり、正しく取り付けられていない状態 の
• • 機体から離れる時には必ずカッティングユニットを降下 させておいてください。ただし、カッティングユニットを 上昇位置に確実にロックしておくことができる場合はこ の限りでありません。 この機械は本来の目的から外れた使用をするとユーザー や周囲の人間に危険な場合があります。 整備・調整作業の前には、必ず機械を停止し、カッテ ィングユニットを下げ、走行ペダルをニュートラルにし、 駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取 り、点火プラグのワイヤを抜いてください。また、必ず 機械各部の動きが完全に停止したのを確認してから作 業に掛かってください。 エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質である一酸 化炭素が含まれている。 • 警告 • 屋内や締め切った場所ではエンジンを運転しないこと。 運転中に • ROPS(横転保護バー)を搭載して運転するときには必 ずシートベルトを着用し、運転席が倒れないようにラッ チで確実に固定しておいてください。 • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確実に支え てください。 • テニスシューズや
• 斜面、土手、段差のある場所などで運転するときは、必 ずROPS(横転保護バー)を搭載してください。 • ROPS 搭載車では必ずシートベルトを着用してくださ い。 • 池などに落ちた場合の安全のため、シートベルトを迅 速に外せるように練習しておいてください。 • 道路付近で作業するときや道路を横断するときは通行 に注意しましょう。常に道を譲る心掛けを。 • 段差や溝、大きく盛り上がった場所の近くなどでは作 業しないでください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、 地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に 危険です。 • ぬれた芝の上では作業しないでください。大変すべりや すく、スリップを起こすと危険です。 • 他のアタッチメントを使用する際には、別の注意が必要 です。アタッチメントによってマシンの安定性が変わり ますからご注意ください。 • 芝刈り作業中以外にはブレードを回転させないでくだ さい。 保守整備と格納保管 • マシンには、使用中に熱くなる部分がありますので、こ れらの部分に触れないよう注意してください。保守、調 整、整備などの作業は、 マシン各部が安全な温度
安全ラベルと指示ラベル • 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはが れたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 93-6697 1. オペレーターズマニュアルを読むこと。 2. 50運転時間ごとにSAE 80w-90(API GL-5)オイルを補給するこ と。 106-6753 1. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 2. ブレードによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと。 93-7818 1. 危険:ブレードのトルク値をオペレーターズマニュアルで確認する こと。 107-2916 1. 警告: 整備作業前にはエンジンキーを抜き取り、 マニュアルを読むこと。 2. デフレクタを上位置にセットして、あるいは取り付けないで運転しないこと; 必ず正しく取り付けて運転すること。 3. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 4. ブレードによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと。 100-6678 1.
107-2908 1. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 2. 異物が飛び出す危険:デフレクタを取り付けて運転すること。 3. ブレードによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと 108-1986 1. 刈高 115-4505 1. 警告:オペレーターズマニュアルを読むこと 2. 転倒の危険: 下り斜面ではカッティングユニットを降ろして走 行すること。GM 3280D の2輪駆動車には 16 kg のリア・ウェイト を搭載のこと; GM 3320 には 32 kg のリア・ウェイトを搭載のこ と。3280 D の4輪駆動車には 16 kg のリア・ウェイトを搭載のこ と。 107-1622 108-1988 1.
仕様 仕様 刈幅 60 インチまたは 72 インチ, 3 枚刃 刈高 調整範囲は25-127 mm; 調整は 13 mm 刻みで行うことができる。刈高の調整は、キャス タ・ホイールのスペーサの増減と、刈高ロッドの長さ調整により行う。 構造 ハウジングはゲージ7鋼板製。チャネル材およびプレートにより補強している。 カッターの駆動 ブレード カッティングユニットに取り付けた防振ギア・ボックスをPTOシャフトにより駆動する。駆動 力はベルト1本で全部のブレードに伝達する。スピンドル部にはグリスニップル付きテーパ ード・ローラ・ベアリングを2個使用する。 刃厚 6.35 mm のブレードを 3 枚使用する。 サスペンションおよび キャスタ・ホイール カッティングユニット前部に、8 in. x 3.
組み立て 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 付属部品表 注: 組み立てに必要な部品がすべてそろっているか、以下の表で確認してください。全部そろっていない と正しい組み立てができません。出荷時に取り付けてある部品もありますから注意してください。 名称 数量 排出デフレクタ・アセンブリ(ゴム製) 1 ネジ, 5/16 x 7-1/2in. 1 スペーサ・チューブ 1 トーション・スプリング 1 フランジ・ナット, 5/16 1 ピボット・ピン・アセンブリ 2 コッター・ピン 2 右側昇降アーム 左側昇降アーム スラスト・ワッシャ(ナイロン) クレビス・ピン ヘアピン 刈高カラー クレビス・ピン ヘアピン キャップスクリュ, 1/2 x 3/4 in.
危険 • 2. ボルトとナットを取り付ける。スプリングの右側の J フ ックの端を、デフレクタに引っ掛ける(図1)。 • PTO シャフトを接続したままでエンジンが始動すると 重大な人身事故が発生する恐れがある。 重要 デフレクタがスプリングによって下向き 位置になることが必要です。デフレクタを手で上向き にし、自力で下まで完全に下がることを確認してくださ い。 PTO シャフトがカッティングユニットのギア・ボックスに 接続されるまでは、エンジンを始動してPTOレバーを操 作してはならない。 昇降アームをトラクションユニット に取り付ける デフレクタを取りつける (モデル 30368 のみ) 1. トラクションユニットの右前輪または左前輪のホイー ル・ナットをゆるめる(外してしまわないこと)。 警告 • • 2.
昇降アームをカッティングユニット に接続する 1. カッティングユニットをトラクションユニットの前に置 く。 2. 昇降レバーをフロート位置とする。昇降アームを押し下 げて、昇降アームについている穴とキャスタ・アーム・ブラ ケットについている穴を整列させ、昇降アームのパッド に刈高ロッドを挿入できるようにする(図3)。 3. スラスト・ワッシャ2枚、クレビス・ピン、ヘアピン・コッタ ーを使って、昇降アームをキャスタ・アームに固定する。 スラスト・ワッシャは昇降アームとキャスタ・アーム・ブラ ケットの間に入れる(図3)。コッター・ピンを、キャスタ・ アーム・タブのスロットに差し込んで固定する。 11 9 8 10 4. もう一方の昇降アームにも同じ作業を行う。 5. トラクションユニットを始動し、カッティングユニットを 上昇させる。 6. カッティングユニットの後部を押し下げ、昇降アームの パッドに刈高ロッドを通す。 7. 刈高ロッドに刈高カラーを取り付け、クレビス・ピンとヘ アピン・コッターで固定する(図3)。できれば、クレビ ス・ピンの頭をデッキの前に向けておく。 8.
運転の前に • 2. 左右のキャスタ・フォークの同じ穴にキャスタ・ホイール の軸をセットする。どの穴にセットするかは、図7を参 照のこと。 注意 • 注: 刈高 64 mm 以上で使用する場合には、ホイール とフォークとの間に刈りカスがたまるのを防止するため に、ホイール軸のボルトをキャスタ・フォークの低い方の 穴にセットしてください。刈高 64 mm 以下で使用して いてホイールとフォークとの間に刈りカスがたまる場合 には、機体を少しバックさせると溜まった刈りカスを落 とすことができます。 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエ ンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、 キーを 抜いておくこと。.. ギア・ボックスのオイルを点検する 3.
7. クレビス・ピンとヘアピンで刈高を固定する。 注: できれば、クレビス・ピンの頭をデッキの前に向けて おく。 注: 刈高25 mm、38 mm、また場合により 51 mm で使 用する時には、スキッド(そり)とローラを一番高い穴にセ ットして使ってください。 図7 4. キャスタ・アームにキャスタ・スピンドルを通す。スピンド ル・シャフトにシムを取り付け(当初の状態と同じに)、 残りのスペーサも取り付ける。テンショニング・キャップ を取り付けてアセンブリを固定する。 5. カッティングユニット後部で、刈高ロッドに刈高カラー を固定しているヘアピンとクレビス・ピンを外す(図8) 。 カッティングユニットのピッチを調 整する カッティングユニットのピッチの測定 カッティングユニットのピッチとは、ブレードを前後方向に 向けたときのブレードの前後における床からの高さの差を 言います。ブレードのピッチは 6 mm が推奨です。ブレー ドの先端の高さを比べたとき、前よりも後ろの方が 6 mm 高くなっていれば適正です。 1. 作業場の平らな場所に駐車する。 2 2.
スキッドの調整 2. 設定した刈高に一番近い数値の穴を、芝削り防止ロー ラの取り付け穴とする(図13)。 刈高 64 mm 以上で使用する場合は、スキッド(そり)を低 い方の位置にセットし、刈高 64 mm 以下で使用する場合 は高い位置にセットしてください。 スキッドの調整は、フランジ・ボルトとナットを外して行い ます(図11)。 図 13 3. フランジ・ナット、ブッシュ、スペーサ、ボルトを取り付け る。ボルトを54–61 N.m = 5.5~6.2 kg.m にトルク締 めする(図12)。 1 図 11 1. スキッド ローラを調整する 芝削り防止ローラを調整する 注: 刈高 25 mm または 38 mm でカッティングデッキを 使用する場合には、カッティングデッキのローラの取り付 け位置を、ブラケットの一番上の穴に変更してください。 刈高を変更した場合には芝削り防止ローラの高さの調整 を行うことをお奨めします。 前ローラの調整方法 (図14) 1. 刈高を変更後、ローラのフランジ・ナット、ブッシュ、 スペーサ、ボルトを外してローラの高さ調整を行う。 (図12) 1.
後(内側)ローラの調整方法 (図15) 1. ローラ・シャフトをデッキの内側に固定しているコッタ ー・ピンを外す。 2. 希望の排出フローになるように、スロットの中の位置を 調整する。 3. 調整ができたらレバーを締めてバッフルとカム・ロックを 固定する。 4. カムがバッフルを固定しない、あるいは固すぎる場合に は、レバーをゆるめてからカム・ロックを回す。適切にロ ックできるようにカム・ロックを調整すること。 1 フロー・バッフルの位置調整を行う 以下に示す図はあくまでも参考(推奨)です。 草種や湿度、ターフの草丈などにより設定を変えてくださ い。 注: 走行速度が変わらないのにモアの回転速度が落ちて くる場合にはバッフルを開いてください。 A の位置 図 15 1. 内側ローラ 一番後ろにセットした状態です。以下のような条件で使う のに適しています。 • 草丈が低く、軽い刈り込み • 乾燥した場所での刈り込み 3.
3. キャスタ・タイヤの空気圧を 3.5 kg/cm2 に調整する。 (345 kPa)。 B 位置 集草を行うのに適した設定です。 4. 23ページの「ブレードの曲がりを点検する」を参照。 中間位置 5. テスト区域を刈って、全部のカッティングユニットが同じ 刈高で刈っているかどうかを見る。 6. カッティングユニットの調整が必要な場合は平らな場 所で行う。長さ2mまたはそれ以上の真っ直ぐな棒を用 意する。 7. 測定を容易にするため、一番高い刈高に設定する。 「刈 高の調整」を参照のこと。 8. 平らな床の上にカッティングユニットを降下させる。カッ ティングユニットからカバーを外す。 m-6828 図 18 9. ブレードが前後方向を指すように回転させる。 C 位置 10. 床面からブレードの切っ先までの高さを測る。 一番開いた状態です。以下のような条件で使うのに適して います。 • • • • 11.
運転操作 定期的に刈り込む 注: 前後左右は運転位置からみた方向です。 サイド・ディスチャージの使い方 カッティングデッキ(モア)には、刈りカスを横下方向へ向 けるデフレクタが取り付けられています。 • 危険 • デフレクタや、排出カバー、または集草アセンブリを確 実に取り付けずに使用すると、人がブレードに触れた り、ブレードに跳ね飛ばされたものが人に当たったりす るなどして極めて危険である。回転中のブレードに触れ たり、跳ね飛ばされた物に当たると、けがをするばかり でなく場合によっては死亡する。 • デフレクタは排出方向を下向きにする重要な部材で あるから、絶対に取り外したままで刈り込みを行って はならない。デフレクタが破損している場合には直ち に交換すること。 • カッティング・デッキの下には絶対に手足を差し入れ ないこと。 • 排出部やブレード部に手を入れる場合には、必 ず、PTOを解除し、エンジンを止め、キーを抜き取っ ておくこと。 • デフレクタは、必ず下向きになっているのを確認して おくこと。 運転のヒント 刈り込みは芝が乾いている時に 通常のシーズン条件では、4~5
保守 推奨定期整備一覧表 定期整備間隔 最初の 2 運転時間後 最初の 10 運転時間後 整備内容 • キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 • キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 • ブレードのボルトのトルク締めを行う。 • ブレードを点検する。 毎日 • キャスタ・アームのブッシュにグリスを補給する。1 • キャスタ・ホイールのベアリングにグリスを補給する。1 • キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 • ブレードのボルトのトルク締めを行う。 50運転時間ごと • 各グリス注入部のグリスアップを行う。1 • カッティングユニットのベルト・カバーの裏側を清掃する。 • ブレードの駆動ベルトの調整を点検する。 • ギア・ボックスのオイルの量を点検する。 400運転時間ごと • ギア・ボックスのオイルを交換する。 車体を水洗いした時は整備間隔に関係なく直後に行う。 1 • 注意 • 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエ ンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ず始動キーを抜いておくこ と。 ベアリングとブッシュのグリスアップ
2. マシンとカッティングユニットを平らな場所に駐車さ せ、カッティングユニットを降下させる。ギア・ボックスの 上部についているディップスティック兼給油プラグ(図 25)を取り、オイルの量が、ディップスティックについて いる2本のマークの間にあることを確認する。油量が少 なければ、SAE 80-90 wt. ギア用潤滑油を 2 本のマー クの中間まで補給する。 1 図 22 図 25 1.
カッティングユニットの取り外し 5. PTO シャフトのオスメスの接続部分(図28)を解除し て、カッティングユニットをトラクションユニットから引 き出す。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下させ、 昇降レバーをフロート位置にセットし、駐車ブレーキを 掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. 各刈高ロッドの上部についているキャップスクリュとワ ッシャを外す(図8)。 3. カッティングユニット後部で、刈高ロッドに刈高カラー を固定しているヘアピンとクレビス・ピンを外す(図8)。 刈高カラーを外す。 1 2 3 1 4 図 28 1 1. PTO シャフト • 危険 • PTO シャフトを接続したままでエンジンが始動すると 重大な人身事故が発生する恐れがある。 図 26 1. 刈高ロッド PTO シャフトがカッティングユニットのギア・ボックスに 接続されるまでは、エンジンを始動してPTOレバーを操 作してはならない。 2. キャップスクリュとワッシャ 3. 刈高カラー 4.
11 9 8 10 4 1 7 6 5 3 キャスタ・アームのブッシュの整備 キャスタ・アームのチューブには上側と下側にブッシュがは め込んでありますが、これらのブッシュは使用に伴って磨耗 してきます。ブッシュを点検するには、キャスタ・フォークを 前後左右に揺り動かして見ます。ブッシュの中でキャスタ のシャフトがぐらついているようならブッシュの磨耗が進ん でいると判断し、ブッシュを交換してください。 1. カッティングユニットを上昇させて、ホイールを床から 浮かす。カッティングユニットが落下しないように支持ブ ロックでサポートする。 2. 各キャスタ・スピンドルの上部についているトーショニ ング・キャップ、スペーサ、スラスト・ワッシャを外す。 3. キャスタ・スピンドルをチューブから引き抜く。スラス ト・ワッシャとスペーサは、スピンドルの一番下に残して おく。 2 4. ピン・ポンチを使って、チューブの上または下からブッシ ュをたたき出す(図30)。他のブッシュも、同様にしてチ ューブから取り外す。チューブの内部をきれいに清掃す る。 2 1 図 29 1.
2. ホイールのハブからベアリングを外して、ベアリング・ス ペーサを床に落とす(図31)。ホイール・ハブの反対側 にあるベアリングを取る。 3. ブレードを半回転させてもう一方の切っ先を前に向け る。上記 2. と同じ位置で、カッティングユニットとブレ ードの切っ先までの距離を測る。上記手順 2 と 3 で 記録した 2 つの測定値の差が 3 mm 以内に収まって いれば適正である。差が3 mm よりも大きい場合に は、そのブレードは曲がっていて危険であるから交換す る;23ページ「ブレードの取り外し」を参照。 3. ベアリング、スペーサ、ホイール・ハブの内側の状態を点 検する。磨耗したり破損したりしている部品は交換す る。 4.
重要 ブレードの立っている側(セール部)がカッテ ィングデッキの天井を向くのが正しい取り付け方です。 ブレードの平らな部分 ブレードの点検と研磨 • 危険 セール部 A セール部 • 磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中に ちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペレー タや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場合に は死亡事故となる。また、破損したブレードを修理する と安全規格を満たさなくなる恐れがある。 B • ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検す ること。 C • 曲がったブレードを元に戻そうとしたり、欠けや割れ の出たブレードを溶接で修理したりしないこと。 • 磨耗したり破損したりしたブレードは交換すること。 注: ブレードを取り外し、研磨機で研磨する。研磨でき たら、ブレードを取り付け、芝削り防止カップを取り付 け、ブレード・ボルトで固定する; 23ページ「ブレード の取り外しと取り付け」を参照。 ができる 図 34 • 危険 • ブレードの磨耗を放置すると、ブレードのセール部と平 坦部との間に割れ目が発生する。 (図34-C
3. 平らな床の上にカッティングユニットを降下させる。カッ ティングユニットからカバーを外す。 4. ブレードが前後方向を指すように回転させる。床面から ブレードの切っ先までの高さを測る。測定値を記録す る。同じブレードを半回転させて後方に回し、床面から この切っ先までの高さを測る。2つの測定値が 3 mm の差の中に収まっていれば適正である。差が3 mm よ りも大きい場合には、そのブレードは曲がっていて危険 であるから交換する。全部のブレードでこの測定を行 う。 1 5. 左右のブレードの測定値を、中央のブレードの測定値 と比較する。中央のブレードが、左右のブレードよりも 10 mm 以上低くてはいけない。中央のブレードが 10 mm 以上低い場合には、手順6へ進み、スピンドル・ハ ウジングとカッティングユニット底部との間にシムを挟 んで調整を行う。 図 36 1. アイドラ・プーリ 6.
デフレクタの交換 4. ボルトとナットを取り付ける。スプリングの右側の J フ ックの端を、デフレクタに引っ掛ける(図39)。 警告 • 重要 デフレクタがスプリングによって下向き 位置になることが必要です。デフレクタを手で上向き にし、自力で下まで完全に下がることを確認してくださ い。 • 排出口を露出させたままでおくと、異物が飛び出 してきてオペレータや周囲の人間に当たり、重大 な人身事故となる恐れがある。また、ブレードに 触れて大怪我をする可能性もある。 • モアを使用するときには、必ず、カバー・プレー ト、 マルチ・プレートまたは集草装置を取り付け ておくこと。 • デフレクタは、必ず下向きになっているのを確 認しておくこと。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを上昇さ せ、駐車ブレーキを掛け、走行ペダルをニュートラルに 戻し、PTO レバーが OFF 位置であることを確認し、エ ンジンを停止しキーを抜き取る。カッティングユニット が落下しないように支持ブロックでサポートする。 2.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、 両社の 合意に基づき、Toro 社の 製品(「製品」と呼びます)の材質上また は製造上の欠陥に対して、 2年間または1500 時間* のうちいずれか 早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品 質保証の対象となった場合には 、弊社は無料で「製品」の修理を行 います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃が含まれ ます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 • 外的な要因によって生じた損害。外的な要因とは、天候、格納条 件、汚染、弊社が認めていない冷却液や潤滑剤、添加剤の使用 などが含まれます。 • 通常の使用にともなう「汚れや傷」。通常の使用に伴う「汚れや 傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、ステッカー類、窓など に発生する汚れや傷を含みます。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊社代 理店(ディストリビュータ又はデ