Form No. 3363-114 Rev B 60イ イ ン チ お よ び 72 イ ン チ 側 方 排 出 60 デッキ Groundsmaster ® 3320/3280-D ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト用 30366— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 30366 30368— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 30368 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 はじめに 目次 このロータリー・カッティング・デッキは、 乗用型の装置に取り付けて使用する専門業務用 の製品であり、そのような業務に従事するプロ のオペレータが運転操作することを前提として 製造されています。この製品は、集約的で高度 な管理を受けているスポーツ・フィールドや商 用目的で使用される芝生に対する刈り込み管理 を行うことを主たる目的として製造されており ます。本機は、雑草地や道路わきの草刈り、農 業用地における刈り取りなどを目的とした機械 ではありません。 はじめに ............................... 2 安全について ........................... 3 安全な運転のために .................. 3 安全にお使いいただくために: TORO からのお願い..........
安全について カッティングユニットの取り外 し ...............................22 トラクションユニットへのカッティン グユニットの取り付け ..............22 キャスタ・アームのブッシュの整 備 ...............................23 キャスタホイールとベアリングの整 備 ...............................24 ブレードの変形を調べる ..............24 ブレードの取り外しと取り付 け ...............................24 ブレードの点検と研磨 ................25 ブレードの点検とミスマッチの修 正 ...............................26 駆動ベルトの交換 ....................26 デフレクタの交換 ....................27 この機械は、CEN安全規格EN836: 1997、ISO規 格5395: 1990およびANSI規格B71.
い。長い髪、だぶついた衣服、装飾品など は可動部に巻き込まれる危険があります。 • 石、おもちゃ、針金など、機械にはね飛ば されて危険なものが落ちていないか、作業 場所をよく確認しましょう。 • ガソリンなどの燃料の取り扱いに際しては安 全に特にご注意ください。燃料は引火性が高 く、気化すると爆発する危険があります。 – 燃料容器は必ず規格認可品を使用して ください。 – エンジンが熱い時には絶対に燃料タンク のフタを開けたり給油したりしないでく ださい。給油はエンジンの温度が下がっ てから行いましょう。燃料取り扱い中は 禁煙を厳守する。 – 屋内では絶対に給油や燃料の抜き取りを 行わないでください。 • オペレータ・コントロールやインタロック・ スイッチなどの安全装置が正しく機能して いるか、また安全カバーなどが外れたり壊 れたりしていないか点検してください。こ れらが正しく機能しない時には芝刈り作業 を行わないでください。 • • • • • • • • 運転操作 • 室内や換気の悪い場所では絶対にエンジン を運転しないでください。 • 作業は日中または十分な照明のもとで、見 えにくい穴などの
• • • • • • • • • • ることを確認し、火気の近くを避けて保管 してください。。オイルや燃料がこぼれた 場合はふきとってください。 格納時には必ずエンジンが十分に冷えてい るのを確認し、火気の近くを避けて保管し てください。 格納中や搬送中は、燃料バルブを閉じてく ださい。絶対に、火気の近くで燃料を保管 したり、室内で燃料の抜き取りを行ったり しないでください。 整備作業は平らな場所で行ってください。 知識のない人には絶対に作業を任せないで ください。 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体 を確実に支えてください。 機器類を取り外すとき、スプリングなどの 力が掛かっている場合があります。取り外 しには十分注意してください。 修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外 してください。バッテリーの接続を外すとき にはマイナスケーブルを先に外し、次にプラ スケーブルを外してください。取り付ける ときにはプラスケーブルから接続します。 ブレードの点検を行うときには安全に十分 注意してください。ブレードを取り扱う時 には必ず手袋を着用し、安全に十分注意し てください。悪くなったブレード
• 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検して ください。油圧を掛ける前に、油圧ラインの 接続やホースの状態を確認してください。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出していますから、手など を近づけないでください。リークの点検に は新聞紙やボール紙を使い、絶対に手を直 接差し入れたりしないでください。高圧で 噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重 大な損傷を引き起こします。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエン ジンを停止し、カッティングユニットを下 降させてシステム内部の圧力を完全に解放 してください。 • エンジンを回転させながら調整を行わなけ ればならない時は、手足や頭や衣服をカッ ティングユニットや可動部に近づけないよ うに十分ご注意ください。また、無用の人 間を近づけないようにしてください。 • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上 げないでください。Toro正規代理店でタコ メータによるエンジン回転数検査を受け、 安全性と精度を確認しておきましょう。 • オイルの点検や補充は、必ずエンジンを停止 した状態で行ってください。 • 使用しない期間が 30 日間を超える場
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付していま す。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 93-6697 1. 参照:オペレーターズマニュ アル 。 2. 50運転時間ごとにSAE 80w-90(API GL-5)オイル を補給すること。 106-6753 1. 2. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 ブレードによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと 93-7818 1. 警告:ブレード・ボルト/ナットは115~149 Nm (11.8~15.2 kg.m)にトルク締めする;トルク締めの方法については オペ レーターズマニュアル を読むこと。 107-2916 1. 整備作業前にはエンジンキーを抜き取 り、 オペレーターズマニュアル を読むこ と。 2. 異物が飛び出す危険:デフレクタを上位 置にセットして、あるいは取り付けない で運転しないこと; 必ず正しく取り付け て運転すること;作業中は周囲に人を近 づけないこと。 3.
115-4505 ( モ デ ル 30368 の み ) 1. 2. 108-1988 1. ベルトの掛け方 警告 — オペレーターズマニュアル を読むこと。 転倒の危険: 下り斜面ではカッティングユニットを降ろして走 行すること。GM 3280D の2輪駆動車には 16 kg のリア・ウェ イトを搭載のこと; GM 3320 には 32 kg のリア・ウェイトを 搭載のこと。3280 D の4輪駆動車には 16 kg のリア・ウェイ トを搭載のこと。 100-5622 1. 刈高調整 107-1622 108-1986 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 排出デフレクタ・アセンブリ(ゴム製) ねじ 5/16 x 7–1/2 inch スペーサ・チューブ トーション・スプリング フランジ・ナット, 5/16 ピボット・ピン・アセンブリ コッター・ピン 昇降アーム(右) 昇降アーム(左) スラスト・ワッシャ(ナイロン) クレビス・ピン ヘアピン 刈高カラー クレビス・ピン ヘアピン キャップスクリュ, 1/2 x 3/4 in ワッシャ 1 1 1 1 1 2 2 1 1 4 4 2 2 2 2 2 2 4 必要なパーツはありません。 – トラクションユニットの PTO シャフトを交換 する(カッティングユニット(モデル 30366) でのみ必要な作業) 5 6 必要なパーツはありません。 – PTOシャフトをカッティングユニットのギア・ ボックスに接続する.
重 要 72 イ ン チ 側 方 排 出 カ ッ テ ィ ン グ デ ッ キ 30368) )を 、 モ デ ル 30307, 30308, ( モ デ ル 30368 30309, 30343, 30344 ま た は 30345 ト ラ ク シ ョ ンユニットに取り付ける場合で、これらのトラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト の シ リ ア ル 番 号 が 311000301 よりも小さい場合には、まずカッティングユ 120–6599) )を ニ ッ ト 整 列 キ ッ ト ( パ ー ツ 番 号 120–6599 デッキに取り付ける必要があります。 を手で上向きにし、自力で下まで完全に下 がることを確認してください。 1 デフレクタを取りつける ( モ デ ル 30368 の み ) 図2 この作業に必要なパーツ 1 排出デフレクタ・アセンブリ(ゴム製) 1 ねじ 5/16 x 7–1/2 inch 1 スペーサ・チューブ 1 トーション・スプリング 1 フランジ・ナット, 5/16 1. ボルト 2. 3. スペーサ ロックナット 4. スプリング 5.
5. ブレーキ・リターン・スプリングを昇降アー ムのタブ引っ掛ける(図 3)。 穴とキャスタ・アーム・ブラケットについて いる穴を整列させ、昇降アームのパッドに 刈高ロッドを挿入できるようにする(図 4) 図3 1. ピボット・ピン 2. 3. 昇降アーム ピボット・ブラケット 4. ブレーキ・リターン・スプリ ング 5. タブ 6. ホイール&タイヤ・アセンブリを取り付け る。ホイール・ナットを102~-108 N.m(10~ 11 kg.m)にトルク締めする。 7. 同様の方法で機体の反対側でも作業を行う。 3 昇降アームをカッティングユニット に接続する 図4 この作業に必要なパーツ 1 昇降アーム(右) 1 昇降アーム(左) 4 スラスト・ワッシャ(ナイロン) 4 クレビス・ピン 2 ヘアピン 2 刈高カラー 2 クレビス・ピン 2 ヘアピン 2 キャップスクリュ, 1/2 x 3/4 in 2 ワッシャ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 昇降アーム 7. キャスタ・アーム・ブラケット 8. 刈高ロッド 9.
(図 4)クレビス・ピンの頭をデッキの前に 向けておく。 8. 各刈高ロッドの上部に 1/2 x 3/4” ボルト とワッシャを取り付ける(図 4)。 4 ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト の PTO シ ャ フ トを交換する(カッティングユニッ 30366)) で の み 必 要 な ト ( モ デ ル 30366 作業) 図5 1. PTO シャフト 2. ボルトとロックナット 3. 4. ギア・ケース ロール・ピン 2. ロール・ピンで固定する。 必要なパーツはありません。 3. ボルトとナットを締めつける。 手順 6 モデル 30366 のカッティングユニットの PTO シャフトは他よりも短いので、以下のようにし て取り付ける必要があります。 グリスアップを行う 1. PTOシャフトのメス側の端部をトラクション ユニットのシャフトに接続しているコッター ピン、ボルト、ロックナットを外す。 必要なパーツはありません。 2.
製品の概要 運転操作 仕様 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 刈幅 60 インチ(1.52 m)または72 インチ(1.829 m) 刈高 調整範囲は25~127 mm、調整間隔は 13 mm 刻み。 純重量 Model 30368:272 kg Model 30366:204 kg 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止 し、キーを抜いておくこと。 アタッチメントやアクセサリ ギア・ボックスのオイルを点検する メーカーが認定する Toro 様々なアタッチメン トやアクセサリでお仕事の幅をさらに広げてく ださい。アタッチメントやアクセサリについて の情報は、 正規ディーラー またはディストリ ビュータへ。インターネット www.Toro.com も ご利用ください。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと ギアボックスに使用するオイルは SAE 80-90 wt.
刈り高を調整する 使用していてホイールとフォークとの間に 刈りカスがたまる場合には、機体を少し バックさせると溜まった刈りカスを落と すことができます。 刈高の調整範囲は25~127 mm、調整間隔は 13 mm 刻みです。調整は、キャスタ・ホイールの 軸を、キャスタ・フォークの上穴または下穴に セットし、キャスタ・フォークにスペーサを増 減し、刈高ロッドの所定の穴に刈高カラーを 固定して行います。スペーサの増減は左右と も同じに調整してください。 1. エンジンを始動し、刈高の調整ができる程 度にカッティングユニットを床から上げ る。カッティングユニットを上昇させたら エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. 左右のキャスタ・フォークの同じ穴にキャス タ・ホイールの軸をセットする。セッティ ング用の穴の選択については 図 7 および 図 8 を参照してください。 3.
図 11 1. ローラ 2. ローラ・シャフト 2. ブラケットの下側の穴からシャフトを抜き 取り、上側の穴に付け替える。 図 10 3. ネジとナットを取り付けてアセンブリを 固定する。 7. クレビス・ピンとヘアピンで刈高を固定す る。 後(内側)ローラの調整方法 (図 12) 注 できれば、クレビス・ピンの頭をデッキ の前に向けておく。 注 刈高25 mm、38 mm、また場合により 51 mm で使用する時には、スキッド(そり) とローラを一番高い穴にセットして使って ください。 ローラを調整する 注 刈高 25 mm または 38 mm でカッティング デッキを使用する場合には、カッティングデッ キのローラの取り付け位置を、ブラケットの一 番上の穴に変更してください。 図 12 前 ロ ー ラ の 調 整 方 法 (図 11) 1. 内側ローラ 1.
1. カム・ロックは、レバーをゆるめて調整す る(図 15)。 2. 希望の排出フローになるように、スロット の中の位置を調整する。 3. 調整ができたらレバーを締めてバッフルと カム・ロックを固定する。(図 15) 4. カム・ロックがバッフルを固定しない、あ るいは固すぎる場合には、レバーをゆるめ てからカム・ロックを回す。適切にロックで きるようにカム・ロックを調整すること。 図 13 1. スキッド 1 2 3 4 芝削り防止ローラを調整する 刈高を変更した場合には芝削り防止ローラの高 さの調整を行うことをお奨めします。 1. 刈高を変更後、ローラのフランジ・ナッ ト、ブッシュ、スペーサ、ボルトを外して (図 14)、ローラの高さ調整を行う。 G008961 図 15 1. 2. レバーをゆるめる カム・ロックを回してロック 圧を調整する。 3. 4. バッフルの位置を調整する ロック・レバー フロー・バッフルの位置調整を行う 以下に示す図はあくまでも参考(推奨)です。 草種や湿度、ターフの草丈などにより設定を 変えてください。 図 14 1. 2. 3.
カッティングユニットのピッチの 調整 カッティングユニットのピッチとは、ブレード を前後方向に向けたときのブレードの前後にお ける床からの高さの差を言います。ブレードの ピッチは 6 mm が推奨です。ブレードの先端の 高さを比べたとき、前よりも後ろの方が 6 mm 高くなっていれば適正です。 図 16 1. 作業場の平らな場所に駐車する。 2. カッティングユニットを希望の刈高にセッ トする。 B 位置 3. まず、1本のブレードを前後方向に向ける。 集草を行うのに適した設定です。. いつも、 ブロアの開口部に整列させる。 4. 短い定規を使って、床面からブレードの前 側の刃先までの高さを測る。ブレードを半 回転させて後方に回し、床面からこの切っ 先までの高さを測る。 5. 後方での測定値から前方での測定値を引い た値がブレードのピッチとなる。 6. 刈高ロッドの下部についているジャムナッ トをゆるめる(図 19)。 図 17 C 位置 一番開いた状態です。以下のような条件で使 うのに適しています。 図 19 • 草丈が高く、密度が高い刈り込み 1.
1. 希望の刈高に設定する。「刈高の調整」 を参照のこと。 危険 デフレクタや、排出カバー、または集草アセ ンブリを確実に取り付けずに使用すると、人 がブレードに触れたり、ブレードに跳ね飛ば されたものが人に当たったりするなどして極 めて危険である。回転中のブレードに触れた り、跳ね飛ばされた物に当たると、けがをす るばかりでなく場合によっては死亡する。 • デフレクタは排出方向を下向きにする重要 な部材であるから、絶対に取り外したまま で刈り込みを行ってはならない。デフレ クタが破損している場合には直ちに交換 すること。 • カッティング・デッキの下には絶対に手足 を差し入れないこと。 • 排出部やブレード部に手を入れる場合に PTO) ) は 、 必 ず 、 ブ レ ー ド 制 御 ス イ ッ チ ( PTO を解除し、エンジンを止め、キーを抜き 取っておくこと。 • デフレクタは、必ず下向きになっているの を確認しておくこと。 2. トラクションユニットのタイヤ空気圧を前 後とも138 kPa(1.4 kg/cm2)に調整する。 3. キャスタ・タイヤの空気圧を 345 kPa (3.
刈り高を通常に戻してもう一度刈るようにす るときれいに仕上がります。 いつも鋭利なブレードを使うこと 刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいで す。切れ味の悪い刃先は芝草を引きちぎるの で、切り口が茶色に変色し、芝草の成長を悪く し、また病気にもかかりやすくなります。 作業後の洗浄と点検 きれいな刈りあがりを維持するために、芝刈り 作業が終わったらホースと水道水でカッティ ングユニットの裏側を洗浄してください。刈 りカスがこびりつくと、刈り込みの性能が十 分に発揮されなくなります。 カッティングユニットのピッチ ブレードのピッチは 6 mm が推奨です。ピッチ を大きく(6 mm以上)すると、刈り込みに必要 なパワーは小さくなりますが、クリップが大き くなり、刈り上がりの質が悪くなります。ピッ チを小さく(6 mm以下)すると、刈り込みに必 要なパワーは大きくなりますが、クリップが小 さくなり、刈り上がりの質が向上します。 19
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 2 時間 • キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 使用開始後最初の 10 時間 • キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 • ブレードのボルトのトルク締めを行う 使用するごとまたは毎日 • キャスタ・アームのブッシュにグリスを補給する。 • キャスタ・ホイールのベアリングにグリスを補給する。 • ブレードを点検する 50運転時間ごと • • • • • • ギア・ボックスのオイルの量を点検する。 各グリス注入部のグリスアップを行う。 キャスタ・ホイール・ナットを締めつける。 ブレードのボルトのトルク締めを行う ブレードの駆動ベルトの調整を点検する。 カッティングユニットのベルト・カバーの裏側を清掃する。 400運転時間ごと • ギア・ボックスのオイルを交換する。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ず始動キーを抜いておくこと。 20
潤滑 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.2 汎用リチウム系グリスを注入します。通常の使 用では 50 運転時間ごとに行いますが、機体を 水洗いしたあとは整備間隔に関係なく直ちにグ リスアップしてください。 1. 以下の各部のグリスアップを行う: • キャスタ・フォークのシャフトのブッ シュ(2ヶ所)(図 20) 図 22 • 昇降アームのピボット(後)(2ヶ 所;図 23) 図 20 図 23 • スピンドルのシャフトのベアリング(3ヶ 所)(プーリの下)(図 21) 2. マシンとカッティングユニットを平らな場所 に駐車させ、カッティングユニットを降下 させる。ギア・ボックスの上部についてい るディップスティック兼給油プラグ(図 24) を取り、オイルの量が、ディップスティッ クについている2本のマークの間にあること を確認する。油量が少なければ、SAE 80-90 wt.
3. カッティングユニット後部で、刈高ロッドに 刈高カラーを固定しているヘアピンとクレビ ス・ピンを外す(図 25)。刈高カラーを外す。 4. 昇降アームをキャスタ・アーム・ブラケット に固定しているヘアピン・コッターとクレビ ス・ピンを外す(図 26)。 図 24 1. ディップスティック/補給プラグ 図 26 1. 2. 保守作業を始める前に 重要 カバーについているボルトナット類は、 カバーを外しても、カバーから外れません。全 部のボルト類を数回転ずつゆるめてカバーが外 れかけた状態にし、それから、全部のボルト類 を完全にゆるめてカバーを外すようにしてくだ さい。このようにすれば、誤ってリテーナから ボルトを外してしまうことがありません。 昇降アーム クレビス・ピン 3. 4. ヘアピン・コッター キャスタ・アーム・ブラケット 5. PTO シャフトのオスメスの接続部分を解除し て、カッティングユニットをトラクション ユニットから引き出す(図 27)。 カッティングユニットの取り外し 1.
2. カッティングユニットをトラクションユニッ トの前に置く。 7. トラクションユニットを始動し、カッティ ングユニットを上昇させる。 3. オスの PTO シャフトとメスの PTO シャフト を接続する(図 27)。 8. カッティングユニットの後部を押し下げ、 昇降アームのパッドに刈高ロッドを通す。 4. 昇降レバーをフロート位置とする。昇降アー ムを押し下げて、昇降アームについている 穴とキャスタ・アーム・ブラケットについて いる穴を整列させ、昇降アームのパッドに 刈高ロッドを挿入できるようにする(図 28) 9. 刈高ロッドに刈高カラーを取り付け、クレ ビス・ピンとヘアピン・コッターで固定する (図 28)クレビス・ピンの頭をデッキの前に 向けておく。 10.
6. キャスタ・シャフトを点検し、必要に応じ て交換する。 ハブの空いている側に取り付けてハブ内部 のスペーサを固定する。 7. チューブとブッシュにキャスタシャフト を押し込む。スラストワッシャとスペーサ を、シャフトにはめる。シャフト上部にテ ンショニングキャップを取り付けて全部の パーツを固定する。 6. キャスタ・フォークの間にキャスタ・ホイー ル・アセンブリを入れ、ボルトとロックナッ トで固定する。 キャスタホイールとベアリングの 整備 1. 平らな場所に駐車する。カッティングユニッ トを上昇させ、駐車ブレーキを掛け、走行 ペダルをニュートラルに戻し、PTO レバー が OFF 位置であることを確認し、エンジン を停止しキーを抜き取る。カッティングユ ニットが落下しないように支持ブロックで サポートする。 ブレードの変形を調べる 1. キャスタ・ホイール・アセンブリをキャス タ・フォークの間に保持しているボルトの ロックナット(図 30)を外す。キャスタ・ホ イールをつかんでおいて、ボルトをフォー クまたはピボット・アームから抜き取る。 2.
セールは使用に伴って徐々に磨耗してきます。 そしてこの磨耗に伴って、切っ先が鋭く維持さ れていても、刈りの質は幾分か落ちてきます。 草を引きちぎるのでなく、カットするために は、当然切っ先が鋭利でなければなりません。 刈りあとを見て、切り口がささくれ立っていた り茶色に変色しているのは切っ先が鈍くなって いる証拠です。このような状態が見られたら、 ブレードを研磨してください。 1. 平らな場所に駐車する。カッティングユニッ トを上昇させ、駐車ブレーキを掛け、走行 ペダルをニュートラルに戻し、PTO レバーが OFF 位置であることを確認し、エンジンを停 止しキーを抜き取る。 2. ブレードの切っ先を注意深く観察、特に、直 線部と曲線部が交わる部分をよく観察する (図 33)。この、直線部と曲線部の交差域 は、砂などによる磨耗が進みやすい部分なの で、機械を使用するまえによく点検するこ とが必要。磨耗が大きい場合には(図 33) 危険であるから交換する;「ブレードの取 り外し」を参照。 2 1 G010555 図 32 1. ブレード・ボルト 2. 芝削り防止キャップ 3.
に十分注意する(図 34)。ブレードの左右 を均等に削れば、バランスを狂わすことな く研磨を行うことができる。 い場合には、手順6へ進み、スピンドル・ハ ウジングとカッティングユニット底部との 間にシムを挟んで調整を行う。 6. シムを追加する場所にあるアウター・スピン ドルからボルト、平ワッシャ、ロックワッ シャ、ナットを外す。スピンドル・ハウジン グとカッティングユニットの底との間にシム (P/N 3256-24)を増減してブレードの高さ を調整する。ブレード先端同士の高さの差が 所定条件を満たすまで、この調整を続ける。 図 34 1.
デフレクタの交換 警告 排出口を露出させたままでおくと、異物が飛び 出してきてオペレータや周囲の人間に当たり、 重大な人身事故となる恐れがある。また、ブ レードに触れて大怪我をする可能性もある。 • モアを使用するときには、必ず、カバー・プ レート、マルチ・プレートまたは集草装置を 取り付けておくこと。 図 36 1. ギアボックス • デフレクタは、必ず下向きになっているの を確認しておくこと。 3. スピンドル・プーリとアイドラ・プーリから 古いベルトを外す。 1. デフレクタをピボット・ブラケットに固定 しているロックナット、ボルト、スプリン グ、スペーサを外す(図 38)。デフレクタ を取り外す。 4. 図のように、スピンドル・プーリとアイド ラ・プーリに新しいベルトを回しかける (図 37)。 2. デフレクタにスペーサとスプリングを取り 付ける。スプリングの L 字形の端部をデッ キのエッジ後ろに取り付ける。 注 ボルトを取り付ける前に、スプリングの L 字形フックが、図 38 のようにデッキの エッジの後ろに取り付けられていることを 確認してください。 3.
図 38 1. ボルト 2. 3. スペーサ ロックナット 4. スプリング 5. スプリングを取り付けた状 態 6. デフレクタ 7. ス プ リ ン グ の L 字 形 の 端 ; ボルトの取り付け前にデッ キのエッジ後ろに取り付け る。 8.
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