Form No. 3386-820 Rev A Groundsmaster® 4100-D お よ び 4110-D ロ ー タ リ ー モ ア シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 30602—シ シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 30604—シ 製品の登録は www.Toro.com.
サービスにおたずねください。お問い合わせの際に は、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知ら せください。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻 印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうち に番号をメモしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 カリフォルニア州では、ディーゼルエ ンジンの排気ガスやその成分には発癌 性や先天性異常の原因となる物質が含 まれているとされております。 地域によっては、この機械の使用に当たり、本機 のエンジンにスパークアレスタを取り付けること が義務付けられておりますので、この機械のマフ ラー・アセンブリにはスパークアレスタが内蔵さ れています。 図1 トロの純正スパークアレスタは、USDA森林局の 適合品です。 1.
目次 冷却系統の整備 .....................................................48 エンジンの冷却システムの整備..........................48 ブレーキの整備 .....................................................48 ブレーキの調整 ..................................................48 ベルトの整備 .........................................................49 オルタネータベルトの整備.................................49 コンプレッサベルトの整備.................................49 ブレード駆動ベルトにテンションを掛け る .....................................................................50 ブレード駆動ベルトの交換........
安全について 運転の前に • 作業には頑丈な靴と長ズボン、ヘルメットおよ び聴覚保護具を着用してください。長い髪、だ ぶついた衣服、装飾品などは可動部に巻き込ま れる危険があります。また、裸足やサンダルで 機械を運転しないでください。 • 機械にはね飛ばされて危険なものが落ちていな いか、作業場所をよく確認しましょう。 • 警 告 燃料は引火性が極めて高い。以下の注意を 必ず守ってください。 安全 規 格 EN836: 1997、 、ISO規 規格 こ の 機 械 は 、 CEN安 およ び ANSI規 規格 B71.
• • • • • • • • • • • 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜面で の作業には特に注意が必要です。転倒を防ぐため – 斜面では急停止・急発進しない。 – 法面の走行や小さな旋回は低速で行ってく ださい。 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に注意 しましょう。 – 斜面を横切りながらの作業は、そのような作 業のために設計された芝刈機以外では絶対行 わないでください。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らな いようにしましょう。 大型の機械の取り扱いには十分に注意してく ださい。 – 急な旋回をしないでください。バックする時 には安全に十分注意しましょう。 – オペレーターズマニュアル に指示がある場合 には、カウンタウェイトやホイールウェイト を取り付けてください。 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は通行に注意しましょう。 移動走行を行うときはリールの回転を止めて ください。 アタッチメントを使用するときは、排出方向に 気を付け、人に向けないようにしてください。ま た作業中は機械に人を近づけないでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられてい ない状態の
• • • • • • • • 運転操作 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確 実に支えてください。 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が 掛かっている場合があります。取り外しには十 分注意してください。 修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外し てください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときにはプ ラスケーブルから接続します。 ブレードの点検を行うときには安全に十分注意 してください。ブレードを取り扱う時には必ず手 袋を着用し、安全に十分注意してください。悪く なったブレードは必ず交換してください。絶対 に曲げ伸ばしや溶接で修理しないでください。 可動部に手足を近づけないよう注意してくださ い。エンジンを駆動させたままで調整を行うの は可能な限り避けてください。 バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の 良い場所で行ってください。バッテリーと充電 器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコ ンセントから抜いておいてください。また、安 全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたも のを使ってください。 油
• • 他のアタッチメントを使用する際には、別の注 意が必要です。アタッチメントによってマシン の安定性が変わりますからご注意ください。 芝刈り作業中以外にはブレードを回転させない でください。 音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 音 圧 レ ベ ル モ デ ル 30604 この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レ ベルが 90 dBA であることが確認されています ただ しこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 保守整備と格納保管 • • • • • • • • • • マシンには、使用中に熱くなる部分があります ので、これらの部分に触れないよう注意してくだ さい。保守、調整、整備などの作業は、マシン各 部が安全な温度に下がってから行ってください。 ガス湯沸かし器やストーブなどの裸火の近くで は、絶対に機械や燃料容器を保管格納しない でください。 ボルトナット類、特にブレード取り付けボルト がゆるまないように注意してください。マシン を常に良いコンディションに維持しましょう。 エンジンを回転させながら調整を行わなければ ならない
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 93-7818 1. 警告ブレードボルト/ナットは115-149 Nm 11.8-15.2 kg.mにト ルク締めするトルク締めの方法については オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 106-4250 1. 刈高 100-5622 1. 刈高調整 106-4251 1. 刈高 100-5623 1. 刈高調整低範囲 2. 刈高調整高範囲 104-3579 1. 8 刈高調整低範囲 2.
117–2754 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 講習を受けてから運転すること。 3. 警告 運転席に着席しているときにはシートベルトを着用すること。 4. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 5. 異物が飛び出す危険 人を近づけないこと。 6. 手足や指の切断の危険 可動部に近づかないことすべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 7. 転倒の危険 下り坂ではカッティングユニットを下降させること旋回する時は速度を落とすこと高速でターンしないこと。 8. 警告 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジンを停止し、キーを抜くこと。 117–2766 CE 用 に P/N 117-2754 の 上 か ら 貼 り 付 け る * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN 836:1997 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載さ れている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2.
93-7275 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 始動補助剤の使用禁止 120–4159 106-6754 1. OFF 1. 警告 表面が熱い。触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 2. ライト 3. ON 8. 高 9. 走行制御 4. ライトスイッチの配置場所 10. 低 11. PTO 5. 高速 12. 左デッキ下降 6. 無段階速度調整 13. 中央デッキ下降 7. 低速 14. 右デッキ下降 100-6578 1. ベルトに巻き込まれる危険シールドやガードを外したままで 運転しないこと必ず正しく取り付けて運転すること可動部に 近づかないこと。 121–3887 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 58-6520 1. 121–3884 1. エンジン 停止 2. エンジン 予熱 3.
7–2718 106-6754 1. 警告 表面が熱い。触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 93-7272 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告 表面が熱い。触れな いこと。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 117–2787 1. ヘッドライト, 15 Aヒューズ 4. ワイパー, 15 Aヒューズ 2. ヒーター, 15 Aヒューズ 5. 室内ランプ, 15 Aヒューズ 3. エアコン, 30 A ヒューズ 119–0124 (キャブ付きモデル) 1. 警告キャブの窓を開けて運転する場合には聴覚保護具を着 用すること。 2. フードを開ける前に、後方のドアを閉めること。 120-6604 11 1. 異物が飛び出して人にあたる危険 人を近づけないこと。 2.
0–4129 1. ビーコン 3. 方向指示器左 2. ハザードランプ 4. 方向指示器右 120–8947 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 4. ROPS を立てて運転する 時はシートベルトを着用す ること。 2. ROPS を下げた状態で は、ROPS による安全保 護は機能しない。 5. ROPS を降ろして運転する 時はシートベルトを着用し ないこと。 3. ROPS を立てれば転倒時 の保護が機能する。 6. 旋回操作はゆっくり行うこ と。 120–4130 121–1592 1. オペレーターズマニュアル 3. 駐車ブレーキ を読むこと。 左デッキ上昇 1. クルーズコントロール OFF 2. クルーズコントロールスイッ 5. チ 中央デッキ上昇 3. クルーズコントロール ON 右デッキ上昇 4. 6. 2. 12 駐車ブレーキの使用方法1) 4.
121–1599 1. ヒューズに関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を 参照のこと。 114–0846 1. エンジン始動手順について 4. は オペレーターズマニュア ル を読むこと1) ニュートラ ルにセット 2) ブレーキを掛 ける 3) エンジン速度を低 速にセット 4) キーを予熱位 置に回す 5) キーを始動位 置に回す。 ノブを引き出すとPTO接続 リール回転。 2. エンジン停止手順につい ては オペレーターズマニュ アル を読むこと 1) エンジ ン速度を低速にセット 2) デッキを解除する 3) 駐車 ブレーキを掛ける 4) 秒間 待つ 5) キーを停止位置に 回6) キーを抜き取る。 5. ノブを押し入れるとPTO解 除リール停止。 オペレーターズマニュアル 6. Hレンジへ変えるにはデッ キを上昇させる。 3. を読むこと。 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 114–0849 1. 警告 1) まず PTO を解除 し、2) それからデッキを上 げること。 4. 前進 2. ここに足を入れないこと。 5.
121–1678 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 必要なパーツはありません。 – マシンのグリスアップを行ってください。 2 警告ステッカー 1 CE 基準に適合させない場合には使用す る必要はありません。 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にご覧ください。 エンジンマニュアル 1 エンジン関係の情報を調べるための資料です。 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。 オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。 規格適合認定書 1 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 警告ステッカーの貼り替え グリスアップを行う この作業に必要なパーツ 1 必要なパーツはありません。 警告ステッカー 手順 手順 運転を行う前に、マシンのグリスアップを行ってく ださい。このマニュアルの「潤滑」の章のの「ベア リングとブッシュのグリスアップ」を参照して行っ てください。この作業を怠るとマシンに急激な磨耗 が発生しま
製品の概要 チルトステアリングレバー レバー図 3を下げると、ハンドルの角度位置を調整 できるようになります。調整調整が終わったらレ バーを離してください。 各部の名称と操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 駐車ブレーキのラッチ 注意 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 コンソール左側にあるノブを引くと、駐車ブレーキ 図 3がロックします。駐車ブレーキを掛けるには、 ロック用ラッチピンで2枚のペダルを連結し、両方 のペダルを踏み込んで、駐車ブレーキ用ノブを引き ます。駐車ブレーキを解除するには、ラッチが落ち るまで2枚のペダルを踏み込みます。 走行ペダル ハザードランプ用スイッチ ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置 に戻り、走行を停止します図 3。 ハザードランプスイッチ図 3を押すと、ハザードラ ンプが点滅します。 この機械の運転音は、オペレータの耳の位置で 85 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け る と 聴 覚 に 障害を起こす可能性がある。 方向指示器スイッチ 方向指示器スイッチ図 3の左側を押すと左折シグナ ルが点灯し、右側を
ハイ・ロー速度コントロール 背板調整レバー このスイッチ図 4で、芝刈り作業用と移動走行用の モードの切り換えを行います。ハイ・レンジでは カッティングユニットは作動しません。速度レンジ Hi と Loの切り換えは、デッキを上昇させ、PTOを 解除し、クルーズを解除し、走行ベダルをニュー トラル位置にセットし、マシンがごく低速で走行 している状態で行ってください。 レバー動かしてシートの背板の角度を調整します (図 6)。 体重調整ゲージ オペレータの体重に合わせて適正に調整ができると 表示が出ます図 6。高さ調整は、緑色の範囲内でサ スペンションの位置を変えて行ないます。 昇降スイッチ 昇降スイッチ図 4で、カッティングユニットの昇降 を行います。スイッチを前に押すとカッティングユ ニットが降下し、後ろに押すとカッティングユニッ トが上昇します。カッティングユニットが降下した 状態でマシンを始動する場合には、昇降スイッチを 降下側に押してカッティングユニットをフロート 刈り込みモードにしてください。 注 速度が高速レンジに設定されているとデッキは降 下しません。また、エンジンが掛かっているのにオ
温度コントロール の使 い 方 イ ン フ ォ セ ン タ ー LCDの ノブを回してキャブ内の温度を調整します図 7。 インフォセンター LCD は、マシンの運転状態、不 具合診断など、マシンに関わる様々な情報を表示し ます図 9。インフォセンターには初期画面スプラッ シュ画面とメイン画面があります。インフォセン ターのどのボタンでも、押せば初期画面とメイン画 面とをいつでも切り替えることができ、また、矢印 ボタンで選択することによって、希望する項目の 内容を確認することができます。 1 TORO 図7 1. 2. ワイパースイッチ エアコンスイッチ 3. ファンコントロール 4. 温度コントロール 4 2 3 g020650 図9 風防ラッチ ラッチを開くと風防を開けることができます図 8。 ラッチを押し込むように開くと風防を開いた状態で 固定できます。風防を閉じる時にはラッチを引き 出して閉じてください。 1. インジケータランプ 3. 中央ボタン 2. 右ボタン 4.
インフォセンターのアイコン 定期 整 SERVICE DUE定 備時期です イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
移動走行速度 移動走行時ハイレンジの最高 速度を設定します。 スマートパワー スマートパワーは、負荷の大 きな刈り込み時に、刈り込み速 度を自動的に調整して刈り上 がりを最適化するとともに立ち 往生を防止します。 「保護メニュー」の設定内容を閲覧・変更する 権限を変更することができます。まず、「保護メ ニュー」にアクセスし、下へスクロールして「設定 を保護」へ進みます。右ボタンを使って、「設定を 保護」をOFFにすると、パスワードを入力しなくて も、保護メニューの内容を閲覧・変更することがで きるようになります。「設定を保護」をONにする と、保護されている内容は表示されなくなり、これ らを閲覧・変更するにはパスワードの入力が必要と なります。パスワードを設定した場合は、キース イッチをOFF にし、もう一度キーを ON にすると、 このパスワードが記憶されます。 * 「オペレータ向け」のメッセージのみが翻訳表示 されます。故障、整備、診断の画面は「整備士向 け」メッセージです。タイトルは選択された言語で 表示されますが、本文は英語表示となります。 About マシンについて オートアイドルの設定
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 刈幅 全体 315cm 前カッティングユニット 137cm 左右カッティングユニット 94cm 前と左又は右カッティングユニット 226cm カッティングユニット降下時 323cm カッティングユニット上昇時移動走行 180cm 全幅 全長 366cm 高さ 140 cm ROPS を 含 む 高 さ キャブを含む高さ 217cm 237cm 地上高 15cm ホイールトレッド タイヤの中心まで 前 114 cm 後 107cm ホイールベース 141cm 純重量 キャブを含む純重量 1870kg 2114kg アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 運転の前に 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止 し、キーを抜いておくこと。 図 10 1. エンジンオイルを点検する ディップスティック 2. エンジンオイル・キャップ 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 4. エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 オイルの量が少ない場合は、補給キャップ図 10を取り、Full とADDの間の位置までオイルを 入れ す ぎ な い こ と 。 補給する。入 5. オイルキャップとディップスティックを取り 付ける。 6. エンジンカバーを閉じ、ラッチを掛ける。 オイルの量 5.
この機械はバイオディーゼル燃料を混合したB20燃 料バイオディーゼル燃料が20、通常軽油が80 を使用 することができます。ただし、通常軽油は硫黄分の 少ない、または極微量のものを使ってください。以 下の注意を守ってお使いください。 • バイオディーゼル成分が ASTM D6751 または EN 14214 に適合していること。 • 混合後の成分構成が ASTM D975 または EN 590 に適合していること。 • バイオディーゼル混合燃料は塗装部を傷める可 能性がある。 • 寒い地方ではB5バイオディーゼル燃料が5または それ以下の製品を使用すること。 • 時間経過による劣化がありうるので、シール部 分、ホース、ガスケットなど燃料に直接接する 部分をまめに点検すること。 • バイオディーゼル燃料に切り換えた後に燃料 フィルタが詰まる場合がある。 • バイオディーゼル燃料についてのより詳細な情 報は代理店におたずねください。 図 11 1. 3. 4.
油圧オイルを点検する 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに 引火する危険がある。発火したり爆発したりす ると、やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接 置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給し ない。車両のカーペットやプラスチック製 の床材などが絶縁体となって静電気の逃げ 場がなくなるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪 を地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には大型タンクのノズル からでなく、小型の容器から給油する。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 油圧オイルタンクに約 29.3 リットルの高品質油圧オ 初め て の 運 転 の 前 イルを満たして出荷しています。初 に必ず油量を確認し、その後は毎日点検してくださ い 。 推奨オイルの銘柄を以下に示します Toro プ レ ミ ア ム ・ オ ー ル シ ー ズ ン 油 圧 作 動 液 18.
リアアクスルオイルの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 後アクスルには SAE 85W-140 ギアオイルを入れて出 荷しています。初めて使用する前および 400 運転時 間ごとにオイル量を点検してください。オイルの 量 2.4 リットルオイル漏れの目視点検は毎日行っ てください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. アクスルの一方の端部から点検用プラグ 図 15を抜き、穴の高さまで潤滑油があることを 確認する。量が不足の場合は、給油プラグ図 15をはずして補給する。 図 13 1. 油圧オイルタンクのキャップ 4. 補給口の首からディップスティックを抜き、 ウ ェスできれいに拭う。もう一度首に差し込 んで引き抜き、オイルの量を点検する。2本の マークの間にあれば適正である。 5. オイルの量が少ない場合は、Full とADDの間 の位置までオイルを補給する。 6. ディップスティックとキャップを取り付ける。 図 15 プラネタリギアオイルの点検 1.
ペーサを追加または取り外し、後チェーンを希望 する穴に入れる。 1. エンジンを始動し、カッティングユニットを 上昇させて刈高の調整ができるようにする。 カッティングユニットを上昇させたらエンジ ンを止め、キーを抜き取る。 2. キャスタホイールのアクスルをキャスタフォー クの上穴または下穴にセット全部のキャスタ フォークで同じ穴に統一する。刈高と使用する 穴との関係は以下のチャートにて確認する。 図 16 1. ギアボックス 2. 点検・補給プラグ タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 運転前に正しいレベルに下げてください。適正圧は 前・後輪とも172207kPa1.752.
注 刈高25mm、38mm、また場合により 51mm で 使用する時には、スキッドそりとゲージホイー ルを一番高い穴にセットして使ってください。 両翼のカッティングユニット 両サイドのデッキの刈高を調整するには、キャス フォークのに同数のスペーサを追加または取り外 し、キャスタホイールの軸を刈高穴上または下に セットし、ピボットアームをブラケットの対応する 刈高穴に入れる。 図 18 4. 5. キャスタスピンドルを前キャスタアームに押 し込む。スピンドルシャフトにシムを取り付 け当初の状態と同じに、残りのスペーサも取 り付ける。テンショニングキャップを取り付 けてアセンブリを固定する。 1. 両方のキャスタホイールの軸をキャスタフォー クの上穴または下穴にセット どのキャスタ フォークもで同じ高さの穴に統一する図 21と 図 23。刈高と使用する穴との関係は以下の チャートにて確認してください。 2.
図 22 3. 4. 図 24 キャスタアームにキャスタスピンドルを通す。 シムを取り付け最初についていたように、残 りのスペーサをシャフトに取り付ける。テン ショニングキャップを取り付けてアセンブリ を固定する。 スキッドの調整 刈高 64mm 以上にて使用する場合には、スキッドを 下位置に取り付け、それ以下の刈高で使用する場 合には、上位置に取り付けます。 キャスタピボットアームからヘアピンコッター とクレビスピンを抜き取る図 23。 5. テンションロッドを回してピボットアームの 上下位置を調整し、デッキフレームの希望す る高さブラケットに合わせる 図 23 と 図 18。 6. クレビスピンを取り付け、ヘアピンコッター で固定する。 7. テンションロッドを左に回し指締めて調整位 置にテンションを掛ける。 スキッドの調整を行うフランジボルトとナットを外 してスキッドの位置を調整し、位置が決まったらボ ルト・ナットを取り付ける図24。 図 25 1.
図 28 図 26 1. 2. 1. 調整ボルト 2. ジャムナット ゲージホイール カッティングユニット間にミスマッチがない か点検する ローラとスペーサをブラケットの上穴に合わ せてセットし、これらをボルトとナットで固 定する。 各ターフのコンディションは同じでなく、またトラ クションユニットのカウンタバランスの設定も様々 ですので、本格作業を開始する前に試験刈りを行っ て、刈り上がりを確認することをお奨めします。 1. すべてのカッティングユニットを希望する刈 高に調整する「刈高の調整」の項を参照。 2. トラクションユニットの前後のタイヤの空気 圧を点検・調整する172207kPa = 1.82.1kg/cm2 = 25 30psi 。 3. すべてのキャスタタイヤの空気圧を 345kPaに 調整する。 4. 「油圧テストポート」に示されているポート を使って、エンジンが高速アイドル回転して いる状態でのチャージ圧およびカウンタバラ ンス圧力を点検する。カウンタバランスを、 2241kPa22.75kg/cm2= 325psiに調整する。 5.
3mmを前キャスタフォークに取り付けて調整する図 29 「刈り込みデッキのピッチを調整する」を参照。 2. 必要に応じてウイングのキャスターホイールに 3mm のシムを追加または抜き取りする。左右 のウイングデッキと中央のデッキでのブレー ド間の隙間をもう一度測定して確認する。 ミラーの調整 キャブモデルのみ 後方ミラー 運転席に座り、後方ミラー図 31の調整を行ってくだ さい。レバーを後方に引くと防眩モードになってラ イトの直射などの眩しさを軽減します。 側方ミラー 図 29 1. 2. 3. テンショニングキャップ スペーサ シム 4. アクスル取り付け穴上穴 5.
• • 燃料切れでエンジンが停止した時 オートアイドル 燃料系統の整備作業を行った後 このマシンには、オートアイドル機能が搭載されて います。以下に挙げる機能をどれも使用しないま まで事前設定時間が経過すると、エンジンを自動 的にローアイドルに変更します。 • 走行ペダルがニュートラル以外の位置にある • PTO が解除されている • 昇降スイッチがどれもOFF状態である 1. 駐車 ブレーキが掛かっていることを確認す る。走行ペダルから足を外し、ペダルがニュ ートラル位置にあることを確認する。 2. キーを RUN 位置に回す。 3.
注 この機能は、クルーズコントロールと共に使用す ることができます。 警告 ROPS を 下 げ る と 横 転 に 対 す る 保 護 効 果 は な くなる。 インタロックスイッチの動作を点 検する • ROPS を 下 げ て 乗 車 し て い る と き に は シ ー トベルトを着用しないこと。 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを 取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 インタロックスイッチをいたずらしない。 • ど う し て も 必 要 な 時 以 外 に は ROPS を 下 げ ないこと。 • • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 本機には、電気系統にインタロックスイッチが組み 込まれています。インタロックスイッチは、オペ レータが座席にいないのに走行ペダルが踏まれた場 合に走行を停止させます。エンジンは停止しませ ん。しかし、運転席を離れる場合にはいつでもエン ジンを停止させることを強くお奨めします。 • 運転はゆっくり慎重におこなうこと。 • 頭 上 の 障 害 物 が な く な っ た ら
緊急時の牽引移動 • 機体の前側は、各前輪の内側。 緊急時には、油圧ポンプについているバイパスバル ブを開いて本機を牽引または押して移動すること ができます。 • 後部は後アクスルの中央部。 ロープ掛けのポイント 重要 トランスミッションを保護するために、牽引ま た は 押 し て 移 動 す る 時 の 速 度 は 、 3-4.8km/h と し て ください。牽引または押して機体を移動させる場合 には、必ずバイパスバルブを開く必要があります。 機体前部と側部と後部とにロープ掛けポイントが あります。 • 機体前部運転台の前 ヶ所 機体後部 後バンパー 1. 運転席を倒す。バイパスバルブは燃料タンク 前部の下にある図 33。 • 2. 各バルブを左に3回転させるとバルブが開いて オイルが内部でバイパスされるようになる。3 回 転 以 上 は 回 さ な い こ と 。 これにより、トラ ンスミッ ションを破損することなく機械を押 して移動できるようになる。 運転の特性 3.
移動走行 スロットルをSLOWにセットすることにより、エン ジンの回転速度が下がり、音も振動も静かになり ます。その後にキーをOFFにしてエンジンを停止 させてください。 長距離を移動する場合、不整地を移動する場合、ト レーラなどで搬送する場合には、ラッチでカッティ ングユニットを固定してください。 移動走行を開始する際には、刈り込みデッキを上昇 させ、走行用ラッチを掛けてください図 34。 作業後の洗浄と点検 きれいな刈りあがりを維持するために、芝刈り作 業が終わったらホースと水道水でカッティングユ ニットの裏側を洗浄してください。刈りかすがこ びりつくと、刈り込みの性能が十分に発揮されな くなります。 また、デッキ昇降シリンダとデッキパッドとの間 に入り込んでいるごみがあれば、それも取り除い てください 図 35 。 図 34 1. 走行用ラッチウイングデッキ ヒント 図 35 刈り込みは芝が乾いている時に 1.
• ヘッドライナーの中央ベントの正面で温度を測 定してみましょう通常は、10℃以下程度のとこ ろで安定します 。 • 詳細についてはサービスマニュアルを参照し てください。 36
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 10 時間 • • • • ホイールナットのトルク締めを行う。 走行ベルトの張りを点検する。 コンプレッサベルトの張りを点検する。 ブレード駆動ベルトの張りを点検する。 使用開始後最初の 200 時間 • フロントデファレンシャルのオイルを交換する。 • 後輪のアクスルオイルを交換する。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • エンジンオイルの量を点検してください。 冷却液の量 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 エアクリーナインジケータを点検する。 エンジンルーム、およびラジエターやオイルクーラの周囲にたまっているごみを取り除く。 インタロックスイッチの動作を点検する。 50運転時間ごと • • • • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 エアクリーナを点検する。 ブレード駆動ベルトの張りを点検する。 エアコン用スクリーンを清掃する。 (悪条件下ではより頻繁に整備を行う)。 100運転時間ごと • 冷却系統のホースとクランプを点検する。
注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 定期整備ステッカー 図 36 38
潤滑 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.
図 41 • キャスタ・フォークのシャフトのブッシュ2ヶ 所 (図 42) • スピンドルのシャフトのベアリング3ヶ所 プー リの下 (図 43) • アイドラアームのピボットブッシュ2ヶ所 図 43 図 42 図 43 中央昇降アセンブリ • 昇降アームのシリンダのブッシュ各2ヶ所 図 44 • 昇降アームのボールジョイント 2ヶ所 図 45 図 45 図 44 40
エンジンの整備 ウイング昇降アセンブリ ウイング昇降シリンダ4ヶ所 図 46 エアクリーナの保守 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がない か点検してください。破損していれば交換して ください。吸気部全体について、リーク、破 損、ホースのゆるみなどを点検してください。 整備インジケータが「要整備」となっている場 合、一般的な運転条件では400運転時間ごと、に フィルタを交換します運転条件の悪いところで は交換間隔を短くしてください。早めに整備を 行っても意味がありません。むしろフィルタを 外したときにエンジン内部に異物を入れてしま う危険が大きくなります。 本体とカバーがシールでしっかり密着している のを確認してくだ さい。 • • • 図 46 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 50運転時間ごと 400運転時間ごと 両翼のカッティングユニット • キャスタフォークのシャフトのブッシュ 1ヶ 所 (図 47) • スピンドルシャフトのベアリング各2個 プーリ の下にある • アイドラアームのピボットのブッシュ1ヶ所アイ ドラアームにある 1.
エンジンオイルとフィルタの整備 フィルタとボディーの密着部に注意する。破 損しているフ ィルタは使用しない。安全フィ 外さ な い こ と 図 50。 ルタは外 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと オイルとフィルタを 250 運転時間ごとに交換しま す。 1. ドレンプラグ (図 51) を外してオイルを容器 に受ける。オイルが完全に抜けたらドレンプ ラグを取り付ける。 図 49 1. エアクリーナの1次フィルタ 図 51 1. 2. エンジンオイルのドレンプラグ オイルフィルタ図 52を外す。新しいフィルタ のシールに薄くエンジンオイルを塗って取り 締め す ぎ な い よ う に 注 意 す る こ と 。 付 ける。締 図 50 1. エアクリーナの安全フィルタ は絶 対 に 洗 わ な い で く 重 要 安 全 フ ィ ル タ 図 50は 次フ ィ ル タ の 3度 度 だ さ い 。 安 全 フ ィ ル タ は 、 1次 目の整備時に新品に交換します。 4. 主フィルタを交換する図 49。 5.
燃料系統の整備 燃料システムの整備 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火し たり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 図 53 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 1.
電気系統の整備 バッテリーの手入れ バッテリーのタイプはグループ24です。 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を 行う時には、バッテリーのマイナスケーブルの接 続を外してください。 注 50 運転時間ごとまたは1週間に1度、バッテリー を点検してください。端子や周囲が汚れていると 自然放電しますので、バッテリーが汚れないよう にしてください。洗浄する場合は、まず重曹と水 で全体を洗います。次に真水ですすぎ、。腐食防 止のために両方の端子部にワセリンGrafo 112X: P/N 505-47を薄く塗ってください。 図 55 1. 警告 警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに 火気を近づけない。 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーやバッテリー関連製品には 鉛が含まれており、カリフォルニア州 では発ガン性や先天性異常を引き起こ す物質とされています。取り扱い後は 手をよく洗ってください。 1. バッテリー 2.
ヒューズ キャブ用のヒューズ 図 59 と 図 60キャブ付きモデル のみ は、キャブのヘッドライナについているヒュー ズボックスの中にあります。 トラクションユニットのヒューズ図 56図 58は、パ ワーセンターカバーの下にあります。 パワーセンターカバーをフレームに固定している六 角ねじ2本を外して、カバーを外す図 56。 図 59 1. キャブのヒューズボックス 2. 図 56 1. パワーセンターカバー 2. 六角ねじ2本 図 57 1.
走行系統の整備 2. プラネタリハブの下に容器を置き、プラグを 外してオイルを抜く。 走行ペダルの角度を調整する 3. ブレーキハウジングの下に容器を置き、ドレ ンプラグを外してオイルを抜く図42。 オペレータの好みに合わせて、走行ペダルの角度を 調整することができます。 1. 走行ペダルの左側をブラケットに固定してい るナットとボルト各2をゆるめる図 61。 g020680 図 63 1. 図 61 1. 2. 走行ペダル 2. 取り付けナットとボルト各2 ブレーキハウジング 両方からオイルが完全に抜けたら、ブレーキ ハウジングにプラグを取り付ける。 5. まだプラグを取り付けていない方の穴が 12 時 位置にくるように、車輪を回転させる。 6. 高品質の SAE 85W-140 wt. ギア潤滑油 500 ml を、穴からゆっくりと入れる。 走行ペダルを希望の角度に調整し、ナットで 固定する 図 61 。 リッ ト ル 入 り 終 わ る 前 に 一 杯 に な っ て 重 要 0.
リアアクスルオイルの交換 7. 点検プラグの穴の下まで、オイルを入れる「後 アクスルオイルの量を点検する」と「後アク スルギアボックスのオイル量を点検する」を 参照。 8. プラグを取り付ける。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと 初回のオイル交換は運転開始後 200時間で、その 後は、800運転時間ごとにオイル交換を行ってく ださい。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ドレンプラグそれぞれの端部に1本ずつ、中央 に1本全部で3本の周囲をきれいにする図 64。 3. オイルが抜けやすいように点検プラグを外す。 4. 各ドレンプラグからオイルを抜き、容器で回 収する。 後輪のトーインの点検 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 800運転時間ごと又は年に回点検を行ってください。 1. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間 距離を測るアクスルの高さ位置で計測。前で の測定値が、後ろでの測定値より 6mm 小さ ければ合格とする。 2. 調整は、まずタイロッド両端のクランプをゆ るめる。 3.
冷却系統の整備 ブレーキの整備 エンジンの冷却システムの整備 ブレーキの調整 オイ ル ク ー ラ の ス ク リ ー ン は 毎 日 清 掃 ラ ジ エ タ ー /オ し て く だ さ い 。 汚れが激しければより頻繁な清掃 が必要です。 ブレーキペダルの「遊び」が 25mm以上となった り、ブレーキの効きが悪いと感じられるようになっ たら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキ ペダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダル の行きしろを言います。 このマシンには、油圧駆動式のファンが搭載されて おり、必要に応じて自動的に手動でも可能オイル クーラ/ラジエターのファンを逆転させてスクリー ンにたまったごみを吹き飛ばします。この機能によ り、オイルクーラ/ラジエターの清掃に必要な時間 は短縮されますが、清掃の必要がなくなるわけでは ありません。必ず、定期的にオイルクーラ/ラジエ ターを点検し、必要に応じて清掃してください。 1. エンジンを止め、フードを開ける。エンジン の周囲を丁寧に清掃する。 2.
ベルトの整備 オルタネータベルトの整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 100運転時間ごと 100 運転時間ごとにベルト図 69の劣化状態および張 り具合を点検してください。 1. プーリとプーリとの中間部を 40N約4.5 kg の 力で押した時に、10 mm 程度のたわみがあれ ば適正です。 2. たわみが10mmでない場合には、オルタネータ 取り付けボルトをゆるめる図 69。適当な張り に調整してボルトを締める。ベルトのたわみ が適切に調整されたことを確認する。 図 68 1. ブレーキケーブル調整ナット C. 後ナットを締めてケーブルを後方に移動 させてブレーキペダルの遊びが 1325mm な るようにする。 D. 調整ができたら前ナットを締める。 E. ブレーキ調整カバーを元通りに取り付け る。 図 69 1. オルタネータ 3. コンプレッサ 2. 取り付けボルト 4.
ブレード駆動ベルトにテンション を掛ける 3. 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 50運転時間ごと ストップボルトを取り付けタブに固定している フランジナットをゆるめる。ナットをゆるめ て、アイドラアームがストップボルトの脇を 通れるようにする 図 70。アイドラプーリをベ ルトから遠ざけて、ベルトの張りをなくす。 注 もしストップボルトを取り付けタブから外 してしまった場合には、必ず、ストップボル トの頭とアイドラアームとが整列する穴に戻 してください。 初回点検は10運転時間後に行い、その後は50 運転時 間ごとに点検を行ってください。 エクステンション・スプリングの長さフックから フックまでが 89mm ± 6.3mm 内法であれば適切な張 りが出ている。スプリングの張りを正しく調整で きたら、その下のストップボルト キャリッジボル ト の頭部とアイドラアームとの間の隙間を 3.2mm + 1.52/- 0.00mm に調整する 図 70。 4.
油圧系統の整備 油圧フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 油圧オイルの交換 通常の使用条件の場合は800運転時間ごとに油圧オ イルフィルタ2つありますを交換してください。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと トロの純正交換フィルタ左用は Part No. 94-2621、右 用は 75-1310をお使いください。 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。オ イルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗 浄する必要がありますので、Toro 代理店にご連絡く ださい。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ず んだ色なったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. 油圧オイルタンク前側底面にあるドレンプラ グを取り外して流れ出すオイルを大きな容器 で受ける。オイルが全部流れ出たらプラグを 元通りに取り付ける。 3. 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2.
タバランスは 2241kPa22.75kg/cm2 = 325psiです。カウ ンタバランスの油圧を調整するには、ロックナット をゆるめて調整ねじ 図 75 で行います。ねじを右にま わすと油圧が高くなり、左に回すと低くなります。 調整ができたらロックナットを締め付けます。油圧 テストは、エンジンを高回転ハイアイドルで運転 士、デッキを下げてフロート位置にして行います。 注 カウンタバランスの調整を行うとき、台の刈り込 みデッキについているキャスタホイールはすべてが 床面に接している状態でカウンタバランスがかかっ ている必要があります。 図 74 1. 6.
刈り込みデッキの保守 5. 前カッティングユニットを立てる 各ウイングデッキをゆっくりと上昇させる と、重心が移動してデッキが上昇位置に移動 する。エンジンを止め、キーを抜き取る。 前カッティングユニットを降ろす 注 通常の整備に特に必要はありませんが、前カッ ティングユニットは立てた状態で整備することがで きます。前カッティングユニットを立てる場合に は以下の手順で行います 1. エンジンを始動し、前カッティングユニット を床から少し浮かせて駐車ブレーキを掛けて エンジンを止める。始動キーを抜き取る。 2. ダンパを昇降アームに固定しているヘアピン コッターを外す 図 76。ダンパをデッキハウジ ング側に倒す。 1. 各ウイングデッキをゆっくりと降下させると、 重心が移動してデッキが下降位置に移動する。 2. 運転席に座り、エンジンを始動し、中央の デッキを床面からわずかに浮いた状態まで降 下させる。 3. カッティングユニット後部に刈高チェーンを 接続する。 4.
1 2 1. カッティングデッキを上昇させて、ホイールを 床から浮かす。カッティングユニットが落下 しないように支持ブロックでサポートする。 2. 各キャスタスピンドルの上部についている トーショニングキャップ、スペーサ、スラス トワッシャを外す。 3. キャスタスピンドルをチューブから引き抜 く。スラストワッシャとスペーサは、スピン ドルの一番下に残しておく。 4. ピンポンチを使って、チューブの上または下 からブッシュをたたき出す図 80。他のブッ シュも、同様にしてチューブから取り外す。 チューブの内部をきれいに清掃する。 g020969 図 78 1. ボルト 2. 刈高チェーン ウイングデッキを調整する 1. キャスタアームをキャスタフォーク固定して いるキャップスクリュとナットを外す図 79。 2. 必要に応じてシムの位置を変更してキャスタ オイールの高さを変えてカッティングユニッ トを正しいピッチに調整する。 3. 図 80 1. キャップスクリュとナットを外す。 キャスタアーム シム 3. 2. ブッシュ 5.
刈り込みデッキのヒンジカバー の交換 ヒンジカバーは、デッキ間のヒンジポイントからご みが落ちないようにするものです。もしこのカバー が破損などしてしまった場合には交換が必要です。 図 81 1. キャスタボルト 3. ベアリング 2. キャスタフォーク 4. ベアリングスペーサ 図 83 図 82 1. キャスタホイール 3. ベアリング 2. キャスタピボットアーム 4. ベアリングスペーサ 2. ホイールのハブからベアリングを外す。ベア リングスペーサが落ちてくる図 81 と 図 82。ホ イールハブの反対側にあるベアリングを取る。 3. ベアリング、スペーサ、ホイールハブの内側 の状態を点検する。磨耗したり破損したりし ている部品は交換する。 4. キャスタホイールを組み立てるには、まず、 ホイールのハブにベアリングを押し込む。ベ アリングを取り付ける時、ベアリングの外側 のレース部分を押すように注意すること。 5.
ブレードの保守 重要 ブレードの立っている側 セール部 がカッ ティングデッキの天井を向くのが正しい取り 付け方です。 ブレードの変形を調べる 注 デッキが何かに衝突した場合には、全 部のスピンドルプーリ・ナットを115149Nm 11.815.2kg.m = 85150ft-lbにトルク締めする。 機械を何かに衝突させてしまった場合には、機械に 損傷がないか点検し、必要があれば修理を行って ください。点検修理が終わるまでは作業を再開し ないでください。前部のスピンドルプーリ・ナッ トを176-203 N.m18-20 kg.m = 130-150 ft-lbにトルク締 めする。 1. 2. 平らな場所に駐車する。カッティングユニット を上昇させ、駐車ブレーキを掛け、走行ペダ ルをニュートラルに戻し、PTO レバーが OFF 位置であることを確認し、エンジンを停止し キーを抜き取る。カッティングユニットが落下 しないように支持ブロックでサポートする。 図 85 1.
OFF 位置であることを確認し、エンジンを停 止しキーを抜き取る。 2. 危険 ブレードの磨耗を放置すると、ブレードの セール部と平坦部との間に割れ目が発生す る。この割れ目が拡大すると、最終的には ブレードがちぎれてハウジングの下から 飛び出し、これがオペレータや周囲の人 に重大な人身事故となる。 • ブレードが磨耗や破損していないか定 期的に点検すること。 • 曲がったブレードを元に戻そうとした り、欠けや割れの出たブレードを溶接 で修理したりしないこと。 • 磨耗したり破損したりしたブレードは 交換すること。 ブレードの切っ先を注意深く観察、特に、直 線部と曲線部が交わる部分をよく観察する図 86。この、直線部と曲線部の交差域は、砂な どによる磨耗が進みやすい部分なので、機械 を使用する前によく点検することが必要であ る。磨耗が進んでいる場合図 86には、ブレー ドを交換する。 図 87 1.
6. 7. 差が3 mm よりも大きい場合には、そのブレー ドは曲がっていて危険であるから交換する。 全部のブレードでこの測定を行うこと。 キャブの保守 左右のブレードの測定値を、中央のブレード の測定値と比較する。中央のブレードの高さ が、他のブレードより 10 mm 以上低くなけれ ば適正とする。中央のブレードが 10 mm 以上 低い場合には、7 へ進んでスピンドルハウジン グとデッキとの間にシムを入れて調整する。 キャブのエアフィルタの清掃 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと 破れている場合や汚れが ひどい場合は交換する。 1.
エアコン用コイルの清掃 エアコンのコンデンサのスクリー ンの清掃 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁 に整備を行う。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. ファン取り付け部にファンとコンデンサを固 定しているねじ4本を外す(図 89)。 3. コンデンサカバーから注意深くファンを取り 出す。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁 に整備を行う。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. ファンマウントの後部についているラッチを 上に回して横向きにする図 90。 図 90 1. 図 89 キャビンのルーフ屋根 5. 2. 3. コンデンサカバー ワッシャ 6. ねじ 7. エアコン用コンデンサ凝縮 器 4. ナット 4. コンデンサカバーの前部をキャブの屋根に固 定しているナット2個とワッシャを外す図 89。 5. カバーと屋根との間にあるファン用のプラグ をコネクタからを外す。 6. ファンとカバーを取り外す。 7.
保管 シーズン終了後の格納準備 トラクションユニット 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する「タイヤ空気圧を点 検する」を参照。 3. ボルト・ナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を 重曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部にワセリ ンGrafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 D. 電極板の劣化を防止するため、60日ごと に24時間かけてゆっくりと充電する。 エンジン 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグを はめる。 2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイ ルフィルタを取り付ける。 3.
図面 油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ 62
メモ 63
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Produc