Form No. 3428-792 Rev A Groundsmaster® 4100 および 4110 ロータリーモア シリ ア ル 番 号 403450001 以 上 モ デ ル 番 号 30608—シ シリ ア ル 番 号 403450001 以 上 モ デ ル 番 号 30644—シ 製品の登録は www.Toro.com.
ビスにおたずねください。お問い合わせの際には、必 ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせくださ い。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘 板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメ モしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニ
目次 トレーラへの積み込み ....................................50 ロープ掛けのポイント .....................................50 保守 ........................................................................ 51 保守作業時の安全確保 ..................................51 推奨される定期整備作業 ...................................... 51 始業点検表 ..................................................53 整備前に行う作業 ................................................ 54 フードを開ける ..............................................54 フードの外しかた ........................................
安全について 刈り込みデッキのヒンジカバーの交 換............................................................77 ブレードの保守.................................................78 刈り込みブレードについての安全事 項............................................................78 ブレードの変形を調べる..................................78 ブレードの取り外しと取り付け ...........................78 ブレードの点検と研磨.....................................78 カッティングユニットのミスマッチの修 正............................................................79 キャブの保守 ..................................................
エンジンからの排気に関わる 認証 この機械に搭載されているエンジンは、EPA Tier 4 お よび EU stage V 規制に適合しています。 安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal58-6520 58-6520 1. グリス decal100-5622 100-5622 1. 刈高の調整 decal93-6674 93-6674 1. 手を挟まれる危険 整備作業前にマニュアルを読むこと。 decal100-5623 100-5623 decal93-7272 93-7272 1. 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 低めの刈高の調整 2. 高めの刈高の調整 decal100-6578 100-6578 decal93-7818 1. 93-7818 1. 警告ブレードボルト/ナットは115-149 N·m11.8-15.2 kg.
decal106-6755 decal104-3579 106-6755 104-3579 1. 低めの刈高の調整 2. 高めの刈高の調整 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal106-4250 106-4250 1. 刈高 decal106-4251 106-4251 decal114-0849 1. 刈高 114–0849 decal106-6754 106-6754 1. 警告高温部に触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 6 1. 警告 1) まず PTO を解除 し、2) それからデッキを上 げること。 4. 前進 2. ここに足を入れないこと。 5. 後退 3.
decal120-6604 120-6604 1. 異物が飛び出して人にあたる危険 人を近づけないこと。 2. 切傷や手足の切断の危険回転刃に近づかないこと 使用時に はすべての安全カバー類を正しく取り付けておくこと。 3. 切傷や手足の切断の危険回転刃に近づかないこと 使用時に はすべての安全カバー類を正しく取り付けておくこと。 decal120-8947 120-8947 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 4. ROPS を立てて運転する 時はシートベルトを着用す ること。 2. ROPS を下げた状態で は、ROPS による安全保 護は機能しない。 5. ROPS を降ろして運転する 時はシートベルトを着用し ないこと。 3. ROPS を立てれば転倒時 の保護が機能する。 6. 旋回操作はゆっくり行うこ と。 decal120-4159 120–4159 1. OFF 2. ライト 3. ON 8. 高 9. 走行制御 4. ライトスイッチの配置場所 10. 低 11. PTO 5. 高速 12. 左デッキ下降 6.
decal121-3887 121-3887 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal121-1592 127-3700 1. 左デッキ上昇。 4. エンジン速度をロック。 2. 中央デッキ上昇。 5. エンジン速度のロックを解 除。 3. 右デッキ上昇。 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. 6. 9. バッテリーに人を近づけな いこと。 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 を読むこと。 decal125-9688 125-9688 キャブ付きモデルのみ 1. 2. ワイパーOFF ワイパー 3. 4.
decal130-0611 130-0611 1. 警告 1) ピンを抜き、2) ドアを押し上げて、 3) 車両の外 へ出る。 decal130-5355 130-5355 1. 後窓を閉じる。 2. フードを上げる。 decal130-5357 130-5357 1. 前に踏み込むと前進。 2. 後に踏み込むと後退。 decal130-5733 130-5733 1. 注意 オペレーターズマニュアル を読むこと1) ごみ箱オプショ ンを外し; 2) 運転席を前に倒す。 decal130-5980 130-5980 1.
decal136-4436 136-4436 1. ヒューズに関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を 参照のこと。 2. 3. エンジン予熱 60A 電源 7.5 A 4. 方向指示器 10 A 5. ECU 10 A 6. 8. ヘッドライト 15A 電動シート 10A 10. ライター: 10 A 11. ホーン 10 A decal114-0846 114-0846 エンジン始動手順については オペレーターズマニュアル を読 むこと1) ニュートラルにセット 2) ブレーキを掛ける 3) エン ジン速度を低速にセット 4) キーを予熱位置に回す 5) キー を始動位置に回す。 2. エンジン停止手順については オペレーターズマニュアル を 読むこと1) エンジン速度を低速にセット 2) デッキを解除す る 3) 駐車ブレーキを掛ける 4) 5秒間待つ 5) キーを停止位置 に回し6) キーを抜き取る。 3. オペレーターズマニュアル を読むこと。 4. ノブを引き出すとPTO接続リール回転。 5.
decal121-8378 121-8378 1. ファン OFF 3. 冷気 5. 外気 7. エアコンON必要であれば 2. ファンON 最大 4. 暖気 6. 室内空気 8. エアコンOFF必要であれば decal132-3600 132-3600 キャブのみ 1. ヒューズに関する詳しい情 報は オペレーターズマニュ アル を参照のこと。 5. 作業ランプ20A 2. 3. ヘッドライト25A 凝縮器ファンとエアコンク ラッチ 30A ファン 25A 6. 補助電源15A 7. キャブ照明15A 8. ワイパー15A 4. decal120-0250 120-0250 1.
decal117-2754 117-2754 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 講習を受けてから運転すること。 3. 警告 運転席に着席しているときにはシートベルトを着用すること。 4. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 5. 異物が飛び出す危険 人を近づけないこと。 6. 手足や指の切断の危険 可動部に近づかないことすべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 7. 転倒の危険 下り坂ではカッティングユニットを下降させること旋回する時は速度を落とすこと高速でターンしないこと。 8. 警告車両を離れるときは駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜くこと。 decal137-5495 137-5495 1.
decal137-5498 137-5498 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 用途 必要なパーツはありません。 – マシンのグリスアップを行ってください。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を点検する。 必要なパーツはありません。 – オイルの量を点検します。 製造年デカル 1 デカルを取り付けますCE 諸国用のみ。 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にご覧ください。 エンジンマニュアル 1 エンジン関係の情報を調べるための資料です。 規格適合認定書 1 始動キー 2 エンジンを掛ける。 キャスタキャップ用レンチ 1 キャスタホイールアセンブリの調整に使用します。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 タイヤ空気圧を点検する グリスアップを行う 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検する (ペー ジ 26)を参照。 運転前に機械のグリスアップを行う潤滑 (ペー
3 液量を点検する 必要なパーツはありません。 手順 1. エンジンオイルの量を点検する エンジンオイルの 量を点検する (ページ 59)を参照。 2. ブレーキオイルの量を点検する 油圧オイルの容 量 (ページ 72)を参照。 3. 冷却液の量を点検する; 冷却系統を点検する (ページ 68) を参照。 4. プラネタリギアドライブのオイル量を点検する プラ ネタリギアオイルの点検 (ページ 66)を参照。 5. 後アクスルの潤滑油量を点検する 後アクスルオ イルの点検 (ページ 67)を参照。 6. 後アクスルのギアボックスの潤滑油量を点検す る 後アクスルギアボックスのオイルの点検 (ペー ジ 67)を参照。 g279510 図3 1.
製品の概要 ブレーキ用ノブを引きます。駐車ブレーキを解除するに は、ラッチが落ちるまで2枚のペダルを踏み込みます。 各部の名称と操作 キースイッチ 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 キースイッチ図 5には3つの位置があります OFF、 ON/PREHEAT 、STARTです。 g028453 図5 g203048 図4 1. ブレーキペダル 4. 駐車ブレーキ 2. ペダルロックのラッチ 5. チルトステアリングレバー 3. 走行ペダル 1. 昇降スイッチ 2. PTO スイッチ 5. ハイ・ロー速度コントロール 6. エンジン速度スイッチ 3. キースイッチ 7. ライトスイッチオプション 4.
降し、後側を押すとカッティングユニットが上昇します。 カッティングユニットが降下した状態でマシンを始動する 場合には、昇降スイッチを降下側に押してカッティング ユニットをフロート刈り込みモードにしてください。 注 速度が高速レンジに設定されているとカッティングユ ニットは降下しません。また、エンジンが掛かってい るのに着席していない場合には、降下も上昇もできま せん。キーが ON 位置となっていて、着席していると カッティングユニットは降下します。 クルーズコントロールスイッチ クルーズコントロールスイッチは、ペダルを固定して希 望走行速度を維持します図 6。スイッチ後部を押すとク ルーズコントロール機能は解除され、スイッチ中央部は クルーズコントロールスイッチが ON になり、スイッチ前 部で希望する走行速度を設定します。 注 ブレーキペダルを踏み込むか走行ペダルを後退側 g037412 に軽く踏み込むかするとクルーズコントロールは解除 されます。 図7 1. 座席調整レバー 4. 体重調整ゲージ 2. アームレスト調整ノブ 5. 背もたれ調整レバー 3.
キャブ関係の制御装置 前窓用ラッチ ラッチを上に開くと窓を開けることができます図 9。ラッ チを押し込むように開くとOPEN位置に固定できます。 閉じる時にはラッチを引き出して下げてください。 g028431 図8 5. 電源ソケット 温度コントロール 6. 7. ライトスイッチ フラッシャースイッチ ワイパースイッチ 8. エアコンスイッチ 1. 2. 空気循環コントロール ファンコントロール 3. 4. g196911 図9 1.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.) 燃料レベル 静止再生を実施する必要があります エアインテークヒーターが作動中 左デッキ上昇 g020650 中央デッキ上昇 図 10 • • • • 1. インジケータランプ 3. 中央ボタン 2. 右ボタン 4.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.) イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
* 「オペレータ向け」のメッセージのみが翻訳表示され ます。故障、整備、診断の画面は「整備士向け」メッ セージです。タイトルは選択された言語で表示されます が、本文は英語表示となります。 Service 整 備 メニュー項目 内容 Hours運転時間 マシン、エンジン、リール、 およびファンが使用されていた 時間およびマシンが移動走行 していた時間とオーバーヒート していた時間が記録されてお り、これらを確認することがで きます。 Counts 回数 About マ シ ン に つ い て マシンが予熱および始動操作 された積算回数が表示されま す。 Diagnostics 診 断 機 能 メニュー項目 内容 Engine Runエンジン作動 エンジン動作関係メニューお よびその内容の詳細について は、サービスマニュアルを参照 するか、弊社ディストリビュータ にお問い合わせください グロープラグ 以下の項目がONであるかどう かを表示します始動キー、時 間切れ、グロープラグ。 Fan ファン Units 単位 インフォセンターで表示される 項目の単位ヤードポンド法また はメート
2. 右ボタンを使って、オートアイドル時間を、OFF, 8S, 10S, 15S, 20S, および 30S から選択します。 刈り込み最高速度の設定方法 1. 「設定メニュー」で、下へスクロールしていくと 「刈り込み速度」Mow Speedがありますから、 ここで右ボタンを押します。 2. 最高速度設定を上げるには右ボタンで選択しま す50%, 75%, または 100%)。 3. 最高速度設定を下げる場合には中央ボタンを使 います50%, 75%, または 100%)。 4. 設定が終了したら左ボタンを押します。 移動時最高速度の設定方法 1. 「設定メニュー」で、下へスクロールしていくと 「移動速度」がありますから、ここで右ボタン を押します。 2. 最高速度設定を上げるには右ボタンで選択しま す50%, 75%, または 100%)。 3. 最高速度設定を下げるには中央ボタンで選択しま す50%, 75%, または 100%)。 4. 設定が終了したら左ボタンを押します。 g028522 図 12 3. 4.
仕様 g203228 図 13 23
図 13 記号 寸法または重量 高さ キャブ搭載 A 237 cm 高さ ROPS を立てた状態 I 217 cm 高さ ROPS を下げた状態 K 173 cm 全長 H 186 cm 収納時の長さ G 184 cm D 315 cm 内容 刈幅 全体 前カッティングユニット 137 cm 左右カッティングユニット 94 cm 前と左又は右カッティングユニット 226 cm 全幅 カッティングユニット降下時 E 323 cm カッティングユニット上昇時移動走行 C 180 cm F 141 cm 前 B 114 cm 後 J 107 cm ホイールベース ホイールトレッドタイヤの中心から中心まで 地上高 15 cm 純重量 キャブを含む 2165 kg 純重量 ROPS を含む 1922 kg 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳 細は弊社の正規サービスディー
運転操作 に拡散するまで引火の原因となるものを近づけな いでください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 エンジンオイルの量を点検する 運転の前に エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点 検してください手順は エンジンオイルの量を点検する (ページ 59)を参照してください。 運転前の安全確認 冷却系統を点検する 安全に関する一般的な注意 • • • • • • • エンジンを始動させる前に、冷却系統を点検してくだ さい手順は 冷却系統を点検する (ページ 25)を参照 してください。 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識など に十分慣れておきましょう 運転席を離れる場合はエンジンを止め、キーが付 いている機種ではキーを抜き取り、機械の動きが 完全に停止したことを確認してください。調整、整 備、格納は機体が十分冷えてから行
燃料を補給する 燃 料 表 (cont'd.) ディーゼル燃料の仕様 地域 ASTM D975 No. 1-D S15 USA No. 2-D S15 • • EN 590 EU 諸国 ISO 8217 DMX 米国外 JIS K2204 Grade No.
g033359 図 17 後輪 g001055 図 15 ミラーの調整 ホイールナットのトルクを点検 する キャブモデルのみ 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 1 時間 運転席に座り、バックミラーの調整を行ってください図 18。レバーを後方に引くと防眩モードになってライトの 直射などの眩しさを軽減します。 バックミラー 使用開始後最初の 10 時間 200運転時間ごと サイドミラー 警告 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落から人身事 故につながる恐れがある。 運転席に座り、もう一人の人に手伝ってもらって、サイ ドミラーの調整を行ってください図 18。 各ラグナットを適正トルクにトルク締めする。 図 16と図 17に示す順序で、ラグナットを 115-136 N·m 10.5-13.0 kg.m = 85-100 ft-lbにトルク締めする。 g008870 図 18 g033358 図 16 前輪 27 1. サイドミラー 2. バックミラー 3.
ヘッドライトの調整 を下 げ る ROPSを オプションアクセサリ 1. 取り付けナットをゆるめ、各ヘッドライトが真っ直 ぐ前を向くように調整する。 注 調整終了後のナットの締め付けは、調整を保 持できる程度に軽くする。 2. 平らな金属板をヘッドライトの正面に当てる。 3. 金属板に磁石式の傾斜計を取り付ける。 4. 金属板を当てたままの状態で、ヘッドライトが3度 下方に向くように調整し、ナットを締め付ける。 5.
刈り高の調整 るために必要な数のスペーサ13 mmをシャフトに セットし、ワッシャをはめる下のチャートを参照。 中央 カ ッ テ ィ ン Center Cutting Unit中 グユニット 刈高と、必要なシムの組み合わせとの関係は以 下のチャートにて確認してください図 22。 刈高の調整範囲は 25-127 mm、調整間隔は 13 mm 刻みです。中央カッティングユニットの刈高を調整す るには、キャスタホイールの軸をキャスタフォークの上 の穴または下の穴にセットし、キャスタフォークに同数 のスペーサを追加または取り外し、後チェーンを希 望する穴に入れる。 1. 平らな場所に駐車する。 2. エンジンを始動し、カッティングユニットを上昇さ せて刈高の調整ができるようにする。 3. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、カッティ ングユニットを上昇させてからキーを抜き取る。 4. キャスタホイールのアクスルをキャスタフォークの 上穴または下穴にセット全部のキャスタフォークで 上または下に統一する。 decal100-5622nc 図 22 7.
数のスペーサ13 mmをシャフトにセットし、ワッ シャをはめる下のチャートを参照。 刈高と、必要なシムの組み合わせとの関係は以 下のチャートにて確認してください図 26。 decal106-4251nc 図 24 注 刈高25 mm、38 mm、また場合により 51 mm で使用する時には、スキッドそりとゲージホイー ルを一番高い穴にセットして使ってください。 decal100-5622nc 図 26 両翼のカッティングユニット 4. キャスタスピンドルを前キャスタアームに押し込 む。 両サイドのカッティングユニットの刈高を調整するに は、キャスタフォークのに同数のスペーサを追加また は取り外し、キャスタホイールの軸を刈高穴上または 下にセットし、ピボットアームをブラケットの対応する 刈高穴に入れる。 5. スピンドルシャフトにシムを取り付け当初の状態と 同じに、残りのスペーサも取り付ける。 6. キャスタピボットアームからヘアピンコッターとクレ ビスピンを抜き取る図 27。 7.
decal100-5623nc 図 28 g033113 図 30 8. クレビスピンを取り付け、ヘアピンコッターで固 定する。 9. テンションロッドを左に回し指締めて調整位置 にテンションを掛ける。 ブレードを調整する スキッドの調整 重要 複数のブレードを持つ機械では、 つのブレード を回転させると他も回転する場合がありますから注意 してください。 刈高 64 mm 以上で使用する場合には、スキッドを下 位置に取り付け、それ以下の刈高で使用する場合に は、上位置に取り付けます。 カッティングユニットが適切に作動できるように、ウイ ング側と中央のブレードとの間に 10-16 mm の隙間を 確保してください 図 31。 1. カッティングユニットを上昇させてブレードが見え るようにし、中央デッキが落ちないようにブロッ クする。 注 ウイングデッキは中央カッティングユニットに対 して平行となっている必要がある。 2.
中央カッティングユニットのセットアップ 注 テンショニングキャップの締め付けには、トロの工具 P/N 121-3874を使用するのが最も簡単です。 1. ブレードが前後方向を指すように回転させる。 2. 床面からブレードの刃先までの高さを測る。 3. 刈高がステッカー 図 33 と合わない場合には、シ ム 3 mm を前キャスタフォークに取り付けて調整 する 刈り高の調整 (ページ 29)を参照。 g009439 図 32 1. 調整ボルト 2. ジャムナット カッティングユニット間のミス マッチを修正する 各ターフのコンディションは同じでなく、またトラクショ ンユニットのカウンタバランスの設定も様々ですので、 本格作業を開始する前に試験刈りを行って、刈り上 がりを確認してください。 1. 2. 全部の刈り込みデッキを同じ希望刈高に調整す る; 刈り高の調整 (ページ 29)を参照。 g008866 図 33 マシンの前後のタイヤの空気圧を点検し、 1.72-2.07 bar 1.75-2.10 kg/cm2 = 25-30 psiに 調整する。 3.
ムの下側についているシムをもう枚抜き取り、さら にそのカッティングユニットの前外側キャスタアー と。 ムの下側についているシムを枚抜き取ると 5. 前カッティングユニットの外側ブレードの刈高に比 べて左右カッティングユニットの内側ブレードの刈 高が低すぎる場合には、その左右カッティングユ ニットの前内側キャスタアームの下側についてい るシムを枚追加する。 注 各ブレードについて、床面から刃先までの距 離を左右でもう一度測定し、左右のカッティング ユニットの外側ブレード同士、および左右のカッ ティングユニットの内側ブレードと前カッティングユ ニットの対応する外側ブレードの値を比較する。 g011561 図 34 1. 2. 前キャスタアーム シム 3. 前キャスタフォーク カッティングユニット間の刈高をマッ チングさせる 1. 6. 内側ブレードの刈高がまだ低すぎる場合には、 その左右カッティングユニットの前内側キャスタ アームの内側 と にシムをもう枚追加し、さらにそ のカッティングユニットの前外側キャスタアームの 下側にもシムを1枚追加する。 7.
運転中に • 運転中の安全確認 安全に関する一般的な注意 • • • • • • • • • • • • • • • • • オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責 任があり、オペレータやユーザーの注意によって物 損事故や人身事故を防止することができます。 作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボ ン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護 具を着用してください。長い髪は束ねてください。 ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けないで ください。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってく ださい。運転中は運転操作に集中してください注意 散漫は事故の大きな原因となります。 エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュート ラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを 確認し、運転席に着席してください。 人を乗せないでください。また、作業中は周囲から 人、特に子供を十分に遠ざけてください。 運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明の もとで行ってください。 ぬれた芝の刈り込みは避けてください。接地力が落 ち
転はオペレータの責任です。どんな斜面であって も、通常以上に十分な注意が必要です。 斜面については、実地の測定を含めてオペレータ 自身が調査を行い、安全に作業ができるかどうか を判断してください。この調査においては、常識を 十分に働かせてください。 以下に掲載している斜面での運転上の注意点やそ の場合の天候条件および場所の条件などを良く 読み、作業日当日の現場のコンディションが作業 に適当かどうか判断してください。同じ斜面上で あっても、地表面の条件が変われば運転条件が 変わります。 斜面での発進・停止・旋回は避けてください。急に 方向を変えたり急な加速やブレーキ操作をしない でください。旋回は速度を落としてゆっくりと行って ください。 走行、ステアリング、安定性などに疑問がある場合 には運転しないでください。 隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えな い障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒 してください。深い芝生に隠れて障害物が見えな いことがあります。不整地では機体が転倒する可 能性があります。 ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると 滑って制御できなくなる危険があります。駆動力を 失うと
ファンの逆転機能 • ファンの回転速度は、油圧オイルの温度とエンジン冷 却液の温度によって変わります。油圧オイルの温度や エンジン冷却液の温度が所定の高さを超えると、数秒 間ファンが自動的に逆転します。これにより後部スク リーンにたまっていた刈りかすを吹き飛ばして冷却機 能を回復させます。 • DPF のバック圧が高すぎたり前回のリセット再生か エンジンが作動している間は常に DPF のパッシブ 再生が行われていますので、エンジンは可能な限 りフルスロットルで使用して再生を促進するように してください。 らの経過時間が 100 時間になるとリセット再生が行 われ、再生中はエンジンのコンピュータから「再生 中」のお知らせがインフォセンターに表示されます。 インフォセンターの左右ボタンを同時に押すことにより、 手動でこの逆転を行うことも可能です。刈り込み作業終 了後に現場を離れる前や、管理棟の駐車場や格納庫に 入る前には、手動でファンの逆転をするとよいでしょう。 • リセット再生が終了するまで待ち、その後にエンジ ンを停止するようにしてください。 つねに DPF のことを頭に入れて機械の操作や保守
エンジン警告メッセージ すすの蓄積に関して 表示レベル レベル 1 エンジ ン警告 不具合コード g213866 エンジン出力レート 推奨される対応 コンピュータはエンジンパ ワーを 85 に下げる できるだけ早く停車再生を行 う 駐車再生やリカバリ再生の 実施 (ページ 44)を参照。 コンピュータはエンジンパ ワーを 50%に下げる できるだけ早くリカバリー再生を 行う 駐車再生やリカバリ再生の 実施 (ページ 44)を参照。 図 35 Check Engine SPN 3719, FMI 16 レベル 2 エンジ ン警告 g213867 図 36 エンジンを点検する SPN 3719, FMI 0 37
DPF へ の 灰 の 蓄 積 • 軽い灰は排気管から放出されますが、重い灰は フィルタ内部に残ります。 • 灰は、再生の結果としてできるものです。よって、 機械の稼働時間が長くなるにつれ、放出されない 灰が蓄積してきます。 • すすの蓄積量が所定量に達すると、エンジンのコン ピュータからインフォセンターへ、エンジン不具合 情報が送信されます。 • この不具合警告は、DPF の整備が必要であること を示しています。 • 警告などを表示するとともに、コンピュータは、灰 の蓄積レベルに合わせてエンジンの出力を落とし ます。 • DPF 内のすすの蓄積量は、エンジンのコンピュータ が計算しています。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル レベル 1 エン ジン警告 不具合コード エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし コンピュータはエンジン パワーを 85に下げる DPF の整備を行う ディー ゼル酸化触媒 DOC とす すフィルタ
DPF の 再 生 の 種 類 マ シ ン が 稼 働 中 に 実 行 さ れ る DPF 再 生 の 種 類 再生の種類 DPF 再 生 の 条 件 DPF 再 生 動 作 の 内 容 パッシブ マシンの通常運転中エンジン高速回転中または高負 荷回転中に行われる。 • パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 • パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有 害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 DPF のパッシブ再生 (ページ 41)を参照。 アシスト エンジンを低速運転した、低負荷で運転した、また は DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知 することが原因で実行される。 • アシスト再生はインフォセンターに表示されない。 • アシスト再生中は、エンジンのコンピュータがエン ジンの設定を調整して排気温度を高める。 DPF のアシスト再生 (ページ 42)を参照。 リセット 100 運転時間ごとに実行される また、アシスト再生によってもすすの量を十分に減ら すことができない時にも実行される。 インフォセンターに排気高温アイコン された場合には、再生が進行中
DPF 再 生 メ ニ ュ ー へ の ア ク セ ス テクニカルメニュー 重要 日常の刈り込みをスムーズに進めるために、す す の 蓄 積 が 100% に な る 前 に 再 生 を し て お き た い 場 合があると思われます。前回の再生 リセット、駐車、 ま た は リ カ バ リ 終 了 か ら 50 運 転 時 間 以 上 が 経 過 し て いればこれが可能です。 DPF 再 生 メ ニ ュ ー へ の ア ク セ ス 1. 整備Serviceメニューから、中央ボタンで下へ スクロールして DPF REGENERATION メニューに 入る 図 40 。 これには、整備士Technicianメニューで現在までの 経過時間と現時点でのすすの蓄積レベルを確認を確 認します。 DPF Regeneration メニューで、中央ボタンを押して整 備士 TECHNICIAN オプションに移動し、右ボタンで中 に入る 図 42 。 g227667 図 40 2.
DPF の パ ッ シ ブ 再 生 DPF 稼 働 記 録 表 (cont'd.) • 状態 内容 Normal DPF は通常稼働状態パッシブ再生 Assist Regen エンジンコンピュータがアシスト再生を実 行中 Reset Stby • パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として 行われます。 • DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能 エンジンコンピュー タがアシスト再生を 試みているが以下 の内のひとつが原 因で実行できない 状態 な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用して ください。 リセット再生 再生禁止設定が ON になっている 注意 排気温度が低すぎ て再生できない Reset Regen エンジンコンピュータがリセット再生を実 行中 Parked Stby エンジンコンピュータからオペレータに対し て駐車再生を要求中 Parked Regen オペレータから駐車再生の要求があり、 その処理中 Recov. Stby エンジンコンピュータからオペレータに対 してリカバリ再生を要求中 Recov.
重要 可能な限り、リセット再生が終了するまで 待ち、その後にエンジンを停止するようにしてくだ さい。 定期的リセット再生 g224691 図 48 過去 100 運転時間以内に、再生リセット、駐車、リカ バリが終了できなかった場合、エンジンコンピュータは リセット再生を試みます。 DPF の ア シ ス ト 再 生 • エンジンのコンピュータがエンジンの設定を調整して 再生禁止の設定 排気温度を高めます。 リセット再生のみ • DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能 注 リセット再生が必要な状態になったのに、リセット な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用して ください。 再生を「しない」に設定した状態になっている場合、 15 分ごとにインフォセンター上にADVISORY #185 が表 示されます 図 46 。 駐車再生とリカバリ再生 • 駐車再生やリカバリ再生が必要になると、インフォ センターに再生要求アイコン図 49が表示されます。 g224692 図 46 リセット再生では、エンジンからの排気温度が高くなりま す。立ち木の周囲、背の高い草地、植込みの内部な ど
注 このアドバイス188は 15 分毎に繰り返し表示 されます。 g224399 図 55 g224397 図 51 • 重要 PTO を使用するには、リカバリ再生を行う必要が ペー ジ 43)と と あ り ま す 駐 車 再 生 や リ カ バ リ 再 生 の 準 備 (ペ ペー ジ 44)を を参 照 。 駐 車 再 生 や リ カ バ リ 再 生 の 実 施 (ペ 時間以内に駐車再生を行わないと、インフォセン ターに駐車再生要求が表示され、PTO が無効化さ れ、アドバイス NO.
• 駐車再生 燃料タンク内の燃料残量が 1/4 以上 であることを確認する。 • リ カ バ リ 再 生 燃料タンク内の燃料残量が 1/2 以上であることを確認する。 2. 車両を屋外の、可燃物から離れた場所に移動 させる。 3. 平らな場所に駐車する。 4. 走行コントロールや走行コントロールレバーが ニュートラル位置にあることを確認する。 5. PTO が作動していた場合は PTO を停止させ、 カッティングユニットやアクセサリを下降させる。 6. 駐車ブレーキを掛ける。 7. スロットルを低速アイドル位置にセットする。 g224402 駐車再生やリカバリ再生の実施 注意 にな る 。 DPF 再 生 中 の 排 気 は 高 温 お よ そ 600°Cに 高温の排気は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 • 絶対に締め切った場所でエンジンを運転しな いこと。 • 排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。 • 高温になっている排気系統各部に触れないこ と。 • 排気管の近くに立たないこと。 g224629 図 58 2.
3. チェックリストDPF checklist画面で、駐車ブレー キが掛かっていること、エンジン速度が低速アイ ドルセットされていることを確認する図 60。 5. インフォセンターの画面に、再生開始中INITIATING DPF REGEN と表示される図 62。 g224411 g227681 図 62 6. g224407 インフォセンターの画面には、終了までの時間を 表すメッセージが表示される図 63。 g224406 g227679 図 60 4. 再生開始 INITIATE DPF REGEN 画面で、右ボタ ンを長押して続行する図 61。 g224406 図 63 7.
メ ッ セ ー ジ の 確 認 と 修 正 操 作 の 一 覧 表 (cont'd.) 修 正 操 作 エンジンを始動する。 g224392 修 正 操 作 冷却液の温度が 60°C (140°F) になるまでエンジン を運転する。 図 65 注 再生に失敗した場合は、インフォセンターに アドバイス No. 184図 65が表示される。左ボタ ンを押してホーム画面に戻る。 修 正 操 作 エンジンをローアイドル速度にする。 修 正 操 作 エンジンコンピュータの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 8. インフォセンターはホーム画面となり、再生実 施中は画面右下に再生実施中アイコン図 64が 表示される。 g224393 図 66 駐車再生やリカバリ再生をキャンセルするには g224403 駐車再生やリカバリ再生をキャンセルするには、キャ ンセル設定を行います。 図 64 1. 注 DPF 再生中は、インフォセンターに高温排気 アイコン 9. が表示されます。 駐車再生やリカバリ再生が終了すると、インフォ センターにアトバイスNO.
管理責任者が、刈り込み時の最高速度ローレンジを制 限することが可能になっています5% 刻みで 30%-100% から選択 。 この設定方法については、 芝刈り速度の調整 (ページ 47)をご覧ください。 オペレータ 管理責任者が事前に設定した範囲内で、オペレータが 刈り込みの最高速度ローレンジを設定することができま す。インフォセンターの初期画面またはメイン画面に て、中央ボタン 注 ローレンジとハイレンジの切り換えを行っても、新し い設定は記憶されません。新しい設定は、マシンを停 止したときに記憶されます。 g227305 図 67 2.
な刈り込み時に、刈り込み速度を自動的に調整して刈 り上がりを最適化するとともに立ち往生を防止します。 マシンを旋回させる時にブレーキをうまく利用してくださ い。ただし、芝生の上でのブレーキの使用には注意が 必要です。ターフが柔らかいとターフが引きちぎられる 恐れがあります。ブレーキは斜面での運転にも応用で きます。例えば、斜面を横断中に山側の車輪がスリッ プして地面に走行力を伝えられなくなる場合がありま す。このような場合には、山側のブレーキをゆっくり、 スリップが止まる所まで踏み込んでやると、谷側の走 行力が増加し、安定した走行ができるようになります。 • • 走行アシストは全自動ですので、オペレータからの入 力操作は全く必要ありません。車輪がスリップを始める と、それを解消するように油圧の流れ前後の車輪へ の分配が自動的に調整されます。 • • 斜面の通行には最大の注意を払ってください。ROPS が立ててあること、運転席の固定ラッチが確実に掛 かっていることを確認し、必ずシートベルトを着用してく ださい。また、転倒事故を防止するために、速度の 出しすぎや急旋回に十分注意してください。そして、 下
• 真っ直ぐに刈りたいきれいなストライプを作りたい ときなど場合は、樹木などを目印にして走行して ください。 • 屋根部やヘッドライナーのシールが破損していな いか点検しましょう。必要に応じてシールの修復 を行ってください。 • 前方のカッティングユニットが芝刈りエリアの境界に ついたら、「雨だれ型」のターンを行うと、早く旋 回でき、しかもラインを揃えやすくなります。 • ヘッドライナーの前側中央のベントの正面で温度 を測定してみましょう。 • カッティングユニットにボルト固定するマルチング バッフルが発売されています。マルチングバッフル は、定期的に刈り込みを行っているターフで最も威 力を発揮します。一回の刈り取り長さが25 mmを超 えないようにするのがきれいに仕上げるコツです。 刈り取り長さが大きくなりすぎると刈り上がりの見た 目が汚くなり、刈り込みに必要なパワーも増えてし まいます。マルチングバッフルは、秋に落ち葉を粉 砕処理する作業にも大変適しています。 注 通常は室温が 10°C未満で安定するはずです。 詳細については サービスマニュアル を参照のこと。 • 運転終了後に
• 機体の前側は、各前輪の内側。 • 後部は後アクスルの中央部。 トレーラへの積み込み g221674 • 格納保管中やトレーラでの輸送中は、燃料バルブ 装着車ではバルブを閉じておいてください。 • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには 安全に十分注意してください。 • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用 してください。 • 車体が落下しないように確実に固定してください。 図 70 1. 2. ロープ掛けのポイント バイパスバルブ 2個 機体前部と側部と後部とにロープ掛けポイントがあり ます 図 71 。 各バルブを左に 3 回転させるとバルブが開いてオ イルが内部でバイパスされるようになる。 注 国家規格などに適合しているベルトなどで機体の四 注 3回転以上は回さないこと。これにより、トラ 隅を固定するようにしてください。。 ンスミッ ションを破損することなく機械を押して移 動できる ようになる。 3. 牽引移動を開始する。 4. 緊急移動が終了したらバイパスバルブを閉じる。 バルブを 70 N-m (7.2 kg.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエン ジンマニュアルを参照してください。 • 注 www.Toro.
整備間隔 整備手順 250運転時間ごと • フィルタを清掃する。破れている場合や汚れがひどい場合は交換する。 • エアコンのコイルの清掃を行う。 (悪条件下ではより頻繁に整備を行う)。 400運転時間ごと • エアクリーナの清掃を行ってください(インジケータが赤になったらその時点で、運転条 件の悪いところでは整備間隔が短くなります)。 • 燃料ラインとその接続状態を点検する。 • フィルタのキャニスタを交換する。 • エンジンの燃料フィルタを交換する。 • プラネタリドライブ端部にガタがないか点検する。 • 後アクスルオイルを点検する。 • 後アクスルギアボックスのオイルを点検する。 500運転時間ごと • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 800運転時間ごと • 前側のプラネタリギアのオイルを交換します。 (または1年に1回のうち早く到達した 方の時期)。 • 後アクスルのオイルを交換する。 • 後輪のトーインの点検を行う。 • ブレード駆動ベルトを点検する。 • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合、代替品のオイルを使用した場合に は、油圧オイルフィルタを交換してください。
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 点検項目 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検する。 1 ラジエターとスクリーンを点検 する。 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検する。 オイル漏れがないか点検す る。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する。 刈高の調整の点検 グリスアップを行なう。2 機体の清掃。 塗装傷のタッチアップを行う。 1 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2 車体を水洗いしたときは整 整備 間 隔 に 関 係 な く 直 ち に グリスアップする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 53 土 日
要注意個所の記録 点検担当者名 日付 内容 整備前に行う作業 フードを開ける 1. キャブの後窓を閉める図 72。 g037228 図 72 2.
g031613 図 74 1. g037226 3. ヘアピンコッター フードを右側にスライドさせながら反対側を持ち 上げると外れる。 注 取り付けは上記と逆の手順で行う。 g037227 図 73 1. フードのラッチ 2. 取っ手 3. 3. 支え棒 ラッチの隣にあるハンドルを使ってフードを持ち上 げると、2 本の支持棒がそれぞれのブラケットに 入ってフードが固定される図 73。 フードの外しかた 1. ラッチを外してフードを開ける。 2.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリス アップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グ リスを注入します。また、機体を水洗いした後は直 ちにグリスアップを行う。 グリスアップ箇所を以下に列挙します トラクションユニット • ブレーキペダルのピボットのベアリング2ヶ所 図 75 • 前後のアクスルピボットのブッシュ2ヶ所 図 76 • ステアリングシリンダのボールジョイント 2ヶ所 図 77 • タイロッドのボールジョイント2ヶ所 図 77 • キ ン グ ピ ン の ブ ッ シ ュ 2 ヶ 所 ( 図 77).
g009440 図 78 g011557 1.
ウイングデッキ昇降アセンブリ ウイングデッキの昇降シリンダ4ヶ所 図 84 g011551 図 83 g011502 図 84 両翼のカッティングユニット • キャスタフォークのシャフトのブッシュ1ヶ所 図 85 • スピンドルシャフトのベアリング左右それぞれ2ヶ 所 プーリの下 。 • アイドラアームのピボットのブッシュ1ヶ所アイドラ ピボットのシャフト g011557 図 85 58
エンジンの整備 重要 エンジンオイルの量がディップスティックの上限 マークと下限マークの間にあるように管理してください。 多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響が出ます。 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めキー を抜き取った状態で行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 エンジンオイルの量を点検する図 86を参照。 エンジンオイルについて オイルの仕様 以下の条件を満たす、低灰分low-ashの高品質エンジ ンオイルを使用してください • API 規格 CJ-4 またはそれ以上 • ACEA 規格 E6 • JASO 規格 DH-2 重 要 API CJ-4 以 上 、 ACEA E6 ま た は JASO DH-2 の オ イ ル を 使 用 し な い と DPF が 詰 ま っ て エ ン ジ ン を 破 損します。 以下の粘度のエンジンオイルを使用してください • 推奨オイルSAE 15W-40-18℃0°F) • 他に使用可能なオイルSAE 10W-30 または 5W-30 全温
g009709 図 88 1. エアクリーナのインジケータ 重要 本体とカバーが正しく、しっかりと密着しているの を確認してください。 1. g031675 図 87 4.
g009712 図 90 1. 2.
燃料系統の整備 燃料システムの整備 g214715 燃料タンクの内部清掃 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと—燃料タンクを空にして 内部を清掃します。 g213864 長期保管前—燃料タンクを空にして内部を清掃 します。 上記の定期整備以外に、燃料系統が汚染された時 や、マシンを長期にわたって格納する場合には燃料タ ンクの内部を清掃してください。タンクの清掃にはきれ いな燃料を使用してください。 g213863 図 92 燃料ラインとその接続の点検 1. DPF のディーゼル酸化触媒DOCとすすフィ ルタの分解手順は、 サービスマニュアル を 参照のこと。 2. DPF のディーゼル酸化触媒DOCとすすフィル タの交換用パーツや整備については、サー ビスマニュアルを参照するか、弊社ディスト リビュータに問い合わせる。 3.
g021291 図 94 1. g031412 図 93 燃料フィルタの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く図 94。 63 燃料フィルタのヘッド 2. 燃料フィルタ 2. フィルタを外してフィルタヘッドの取り付け部をき れいに拭く 図 94 。 3. フィルタのガスケットにきれいなエンジンオイルを 塗る詳細についてはエンジンマニュアルを参照。 4. 空のフィルタキャニスタを、ガスケットが取り付け 部に当るまで手でねじ込み、そこからさらに1/2 回転締め付ける。 5.
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 g036370 図 96 1. 2. バッテリーの整備 2.
g020440 図 97 1. パワーセンターのカバー 2. g032673 図 100 ねじ 1. キャブのヒューズボックス 2. ヒューズ g020439 図 98 1.
走行系統の整備 4. プラグを両方とも取り付ける。 走行ペダルの角度を調整する プラネタリギアオイルの交換 1. 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した 方 または1年に1回のうち早く到達した方の時期。 走行ペダルの左側をブラケットに固定しているナッ トとボルト各2をゆるめる図 102。 使用するオイルは SAE 85W140 のギアオイルです 1. 平らな場所で、点検プラグが一番低い位置時計 の 6 時の位置に来るように停止させる図 104 。 g009745 図 102 1. 走行ペダル 2. g008862 図 104 取り付けナットとボルト 1. 2. 走行ペダルを希望の角度に調整し、ナットで固定 する 図 102 。 プラネタリギアオイルの点検 点検/ドレンプラグ 2. プラネタリハブの下に容器を置き、プラグを外し てオイルを抜く。 3.
ることができるようになります。そのようにして全 量を入れてください。 7. プラグを取り付ける。 8. 反対側のプラネタリギアアセンブリも同様に作 業する。 後アクスルオイルの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 後アクスルには SAE 85W-140 ギアオイルを入れて出 荷しています。初めて使用する前および推奨時間ごと にオイル量を点検してください。容量は2.4 リットルで す。オイル漏れの目視点検は毎日行ってください。 g011488 図 107 1. 平らな場所に駐車する。 2. アクスルの一方の端部から点検用プラグを抜 き、穴の高さまで潤滑油があることを確認する 図 106 。 1. 注 量が不足している場合は、給油プラグをは ずして補給する。 ギアボックス 2. 点検・補給プラグ 後アクスルのオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと 1. 平らな場所に駐車する。 2. ドレンプラグそれぞれの端部に1本ずつ、中央に 1本全部で3本の周囲をきれいにする図 108。 3.
冷却系統の整備 冷却系統に関する安全確保 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 g011558 図 109 1. 7. 8. ドレンプラグ • マシンを運転するときには、必ず所定のカバーを取 り付けておくこと。 • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけな いように注意すること。 点検プラグの穴の下までオイルを補給する; 後ア クスルのオイルの交換 (ページ 67)と 後アクスル オイルの点検 (ページ 67)を参照。 冷却系統を点検する プラグを取り付ける。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 毎日、運転前に冷却液の量を点検してください。容量 はおよそ 8.
g020441 図 110 1. 3. 補助タンク 液量が不足している場合には冷却液は水とエチレ ングリコール不凍液の50/50 混合液を補給する。 g020452 重要 水のみや、アルコール系、メタノール系 図 111 の冷却液は車両を損傷しますから使用しないで ください。 4. 1. ラジエター/オイルクーラのスクリーン ラジエターと補助タンクのふたを閉める。 4. エンジン冷却システムの整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 2年ごと オイルクーラのスクリーンは毎日清掃してくだ ラジエター/オ さ い 。 汚れが激しければより頻繁な清掃が必要です。 このマシンには、油圧駆動式のファンが搭載されてお り、必要に応じて自動的に手動でも可能オイルクーラ/ ラジエターのファンを逆転させてスクリーンにたまったご みを吹き飛ばします。この機能により、オイルクーラ/ラ ジエターの清掃に必要な時間は短縮されますが、清 掃の必要がなくなるわけではありません。必ず、定期 的にオイルクーラ/ラジエターを点検し、必要に応じて 清掃してください。 1.
ブレーキの整備 ベルトの整備 ブレーキの調整 オルタネータベルトの整備 ブレーキペダルの遊びが 25 mm以上となったり、ブレー キの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行っ てください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでか ら抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 1. 2. 100運転時間ごと ベルトの中間部を 44 N·m約10 ft-lb の力で押した時 に、10 mm 程度のたわみがあれば適正です。 左右のペダルのロックをはずして、各ペダルがそ れぞれ自由に動くようにする。 たわみが10 mmでない場合には、オルタネータ取り付 けボルトをゆるめ図 113、 行きしろを小さくするにはブレーキを締める A. 注 適当な張りに調整してボルトを締めてください。ベル トのたわみが適切に調整されたことを確認する。 ブレーキケーブル図 112の端にある前ナッ ト をゆるめる。 g009721 図 112 1. ブレーキケーブル g020460 B. C.
注 ストップボルトを取り付けタブから外す必要があ る場合には、外したボルトを、ストップボルトの頭 とアイドラアームを整列させる穴に通してください。 ブレード駆動ベルトの調整 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 4. 50運転時間ごと エクステンションスプリングの長さフックからフックまでが 8.3 mm ± 9.5 mm であれば、張りは適切です。スプリ ングの張りを正しく調整できたら、その下のストップボ ルト キャリッジボルト の頭部とアイドラアームとの間の 隙間を 2 mm-5 mm に調整します 図 114。 油圧モータを刈り込みデッキに固定しているボル トを外す 図 115 。 注 ベルトが、ベルトガイドのスプリング側に取り付けら れていることを確認してください図 114。 g011511 図 115 1. g037383 図 114 1. エクステンションスプリング 5. 長さ フックからフックま で 8.3-9.5 cm 程度 6. 7. アイボルト ベルト 2. ストップボルト 3. フランジナット 4.
油圧系統の整備 注 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、その ためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用 の着色剤20 ml 瓶をお使いいただくと便利です。1瓶で 15-22 リットルのオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500 ご注文は Toro 代理店へ。 油圧系統に関する安全確保 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受けてください。万一、油圧オイルが 体内に入った場合には、この種の労働災害に経 験のある施設で数時間以内に外科手術を受ける 必要がある。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 • • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 重要 トロ・プレミアム合成生分解油圧作動液は、トロ 社がこの製品への使用を認めた唯一の合成生分解オ イルです。このオイルは、トロ社の油圧装置で使用し ているエラストマーに悪影響を与えず、また広範
3. 4. オイルが全部流れ出たらプラグを元通りに取り 付ける。 油圧オイルタンク図 117に油圧オイルを入れる 油 圧オイルについて (ページ 72) を参照。 重要 指定された銘柄のオイル以外は使用しない でください。他のオイルを使用すると油圧システ ムを損傷する可能性があります。 g020456 図 117 1. 5. 6.
2. カウンタバランスの押圧を調整する 油圧フィルタを交換する図 118。 カウンタバランス油圧回路には、カウンタバランス試験 用にテストポートがあります。図 119適正カウンタバラ ンスは 22.41 bar22.75 kg/cm2 = 325 psiです。カウン タバランスの油圧を調整するには、ロックナットをゆる めて調整ねじ 図 119 で行います。ねじを右にまわすと 油圧が高くなり、左に回すと低くなります。調整ができ たらロックナットを締め付けます。油圧テストは、エン ジンを高回転ハイアイドルさせた状態で、デッキを下 げてフロート位置にして行います。 注 カウンタバランスの調整を行うとき、台の刈り込 みデッキについているキャスタホイールはすべてが床 面に接している状態でカウンタバランスがかかってい る必要があります。 g031621 図 118 3. エンジンを始動して 2 分間運転し、システム内 のエアをパージし、エンジンを停止してオイル漏 れがないか点検する。 油圧ラインとホースの点検 g020446 図 119 整 備 間 隔 : 2年ごと 1.
カッティングユニットの保守 5. 6. 中央カッティングユニットを立 てるには 7. 立っている中央カッティングユ ニットを降ろす 注 特に必要はありませんが、中央カッティングユニット を立てることも可能です。 1. 2. エンジンを掛け、中央の刈り込みデッキをゆっく りと上昇させる。 各ウイングデッキをゆっくりと上昇させると、重心 が移動してデッキが上昇位置に移動する。 エンジンを止め、キーを抜き取る。 中央カッティングユニットをわずかに床から浮かせ た状態で駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 1. ダンパを昇降アームに固定しているヘアピンコッ ターを外す 図 120 。 2. 3. 4. 5.
スタフォークを前後左右に揺り動かして見ます。ブッ シュ内部でキャスタスピンドルがゆるい場合には、ブッ シュを交換してください。 1. カッティングユニットを上昇させてキャスタホイー ルを床から浮かし、カッティングユニットを角材な どで支える。 2. キャスタスピンドルの上部から、テンショニング キャップ、スペーサ、スラストワッシャを抜き取 る。 3. キャスタスピンドルを取り付けチューブから抜き とる。 注 スラストワッシャとスペーサは、スピンドルの 一番下に残しておく。 g020969 4. 図 122 1. ボルト 2. 刈高チェーン ピンポンチを使って、チューブの上または下から ブッシュをたたき出す図 124。 ウイングデッキを調整する 1. キャスタアームをキャスタフォークに固定している キャップスクリュとナットを外す図 123。 2. 必要に応じてシムの位置を変更してキャスタオ イールの高さを変えてカッティングユニットを正し いピッチに調整する。 3. g004737 図 124 キャップスクリュとナットを外す。 1. キャスタアームのチューブ 2.
刈り込みデッキのヒンジカバー の交換 注 キャスタホイールをしっかりと握り、ボルトを フォークまたはピボットアームから抜き取る。 ヒンジカバーは、デッキ間のヒンジポイントからごみが 落ちないようにするものです。破損・摩耗しているカ バーは交換してください。 g004738 図 125 1. キャスタボルト 3. ベアリング 2. キャスタフォーク 4. ベアリングスペーサ g011516 図 127 g004739 図 126 1. キャスタホイール 3. ベアリング 2. キャスタのピボットアーム 4. ベアリングスペーサ 2. ホイールのハブからベアリングを外す。ベアリン グスペーサが落ちてくる図 125 と 図 126。 3. ホイールハブの反対側にあるベアリングを取る。 4. ベアリング、スペーサ、およびハブの内側の磨 耗状態を点検し、必要に応じて交換する。 5. キャスタホイールを組み立てるには、まず、ホ イールのハブにベアリングを押し込む。 注 ベアリングを取り付ける時、ベアリングの外側 のフェース部分を押すように注意すること。 6.
ブレードの保守 があります。安全を確保し、適切な刈りを行うために、 ブレードは必ず Toro 社の純正品をお使いください。 1. 刈り込みブレードについての 安全事項 • ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検 すること。 • ブレードを点検する時には安全に十分注意してくだ さい。ブレードをウェスでくるむか、安全手袋をは め、十分に注意して取り扱ってください。ブレードは 研磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶 接したりしないでください。 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを移動 走行位置まで上昇させ、駐車ブレーキを掛け、 エンジンを停止させてキーを抜き取る。 注 カッティングユニットが落下しないように支持 ブロックなどで確実に支える。 2. ぼろきれや厚いパッドの入った手袋を使ってブ レードの端部をしっかり握る。 3.
注 ブレードを取り外し、研磨機で研磨する。研 磨後、ブレードと、芝削り防止カップをつけてブ レードボルトで固定する ブレードの取り外しと取り 付け (ページ 78)を参照。 する前によく点検することが必要である。磨耗が 進んでいる場合図 130にはブレードを交換する。 カッティングユニットのミスマッ チの修正 ひとつのカッティングユニットブレード間でミスマッチがあ ると、刈り跡に段差ができてしまいます。全部のブレー ドが同じ高さで回転するように調整することでこの問題 を回避することができます。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 刈高を一番高い位置に設定する 刈り高の調整 (ページ 29)を参照。 3. カッティングユニットを平らな床に降ろし、カッティ ングユニット上部からカバーを外す。 4. アイドラプーリを固定しているフランジナットをゆる め、ベルトの張りをなくす。 5. ブレードを手で回して前後方向に向け、床面から 刃の前端までの距離を測る。測定値を記録する。 6.
キャブの保守 キャ ブ の 清 掃 Cabキ 重要 キャブのシール部分とライト部分に注意してくださ 。圧 力 洗 浄 機 を 使 用 す る 場 合 は 、 洗 浄 機 の ノ い 図 132。 ズ ル を キ ャ ブ か ら 少 な く と も 60cm 離 し て 洗 浄 し て く だ さ い。キャブのシール部分、ライト、後部のオーバーハ ングに高圧洗浄機の水を直接吹き付けないでください。 g028378 図 133 キャブ内エアフィルタ 1. フィルタ 2. 格子 3. ねじ g034330 図 132 1. シール 3. 洗浄機のノズルを 60cm 以 上離してください。 2. ライト 4. 後部のオーバーハング部 には高圧洗浄器を使用しな いでください。 g028379 図 134 キャブ後部エアフィルタ キャブのエアフィルタの清掃 フィルタ 2. 格子 2. 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと 1. 1. 室内用と後部用のエアフィルタからねじを外して 格子を外す図 133と図 134。 3.
キャブのプレフィルタの清掃 キャブについているプレフィルタは、刈りかすや木の葉 などの大きな異物のためのものです。 1. スクリーンカバーを開ける。 2. フィルタを水で洗浄する。 重要 高圧洗浄機を使わないでください。 注 破れている場合や汚れがひどい場合はフィ ルタを交換する。 3. プレフィルタが十分に乾いてから元通りに取り 付ける。 4. フィルタスクリーンを回転させてラッチをラッチ取り 付けアセンブリにロックする図 135。 g028380 図 136 1. 3. ワッシャ 2. ナット キャビンの屋根を止めているボルト22本を外して 屋根を外す 図 137。 g032951 図 135 1. 2. ラッチ取り付けアセンブリ ラッチ 3. スクリーンカバー エアコンのコイルの清掃 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁に 整備を行う 。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. キャブ後部からナットとワッシャをれぞれ6個を 外す 図 136 。 g028378 図 137 81 1. キャビンのルーフ屋根 2.
保管 4. キーを ON 位置に回し、エンジンを始動し、アイ ドル速度で約 2 分間運転する。 格納保管時の安全確保 5. キーを OFF 位置に回す。 6. 燃料タンクパイプフィルタ/水セパレータから燃 料をすべて抜きとる。 7. 燃料タンクの内部をきれいな燃料で洗浄する。 8. 燃料系統の接続状態を点検し必要な締め付け を行う。 9. エアクリーナをきれいに清掃する。 エンジンを停止させ、キー付きの機種ではキーを抜 き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認して から運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納 などは、機体が十分に冷えてから行う。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容 器を保管格納しないでください。 • 格納保管の準備 重要 塩分を含んだ水や処理水は機体の洗浄に使用 しないでください。 トラクションユニットの整備 1. トラクションユニット、カッティングユニット、エンジ ンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気圧 を0.83-1.
メモ
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号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが張られた製品を見かけることがあるでしょう WARNING: Cancer and Reproductive Harm—www.p65Warnings.ca.gov.
Toro 製 品 保 証 2 年間または 1,500 時間限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2 年間または 1,500 運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの 品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製 品に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご 覧下さい。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取り外された製品は弊社の所有となります。部品 やアセンブリを交換するか修理するかの判断は弊社が行います。場合によ り、弊社は再製造部品