Form No. 3400-158 Rev A Groundsmaster® 4110 ロ ー タ リ ー モア モ デ ル 番 号30643—シ シ リ ア ル 番 号 316000001 以 上 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 1 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 g028455 図1 1.
目次 トレーラへの積み込み........................................38 ロープ掛けのポイント........................................38 保守 ...........................................................................39 推奨される定期整備作業 .......................................39 始業点検表..........................................................40 定期整備ステッカー ...........................................41 整備前に行う作業 ..................................................42 保守作業開始前の安全確認.................................42 整備作業のための準備.........................
安全について デッキのピッチの調整........................................61 キャスタアームのブッシュの整備 ......................61 キャスタホイールとベアリングの整 備 .....................................................................62 刈り込みデッキのヒンジ付きカバーの交 換 .....................................................................63 ブレードの保守 ......................................................63 刈り込みブレードについての安全事 項 .....................................................................63 ブレードの変形を調べる ....................................63 ブレードの取り外しと取り付け.....
音力レベル この機械は、音力レベルが 104 dBA であることが確 認されています ただしこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 音圧レベル この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レ ベルが 85 dBA であることが確認されています ただ しこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 音圧レベルの確認は、EN ISO 規則 5395:2013 に定め る手順に則って実施されています。 振動レベル 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 1.1 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 1 m/s2 不確定値 K = 0.5 m/s2 実測は、EN ISO 5395:2013 に定められた手順に則っ て実施されています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.29 m/s2 不確定値 K = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 93-7818 1. 警告ブレードボルト/ナットは115149 N·m 11.815.2 kg.mにト ルク締めするトルク締めの方法については オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 106-4250 1. 刈高 100-5622 1. 刈高の調整 106-4251 1. 刈高 100-5623 1. 低めの刈高の調整 2. 高めの刈高の調整 104-3579 1. 6 低めの刈高の調整 2.
117–2754 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 講習を受けてから運転すること。 3. 警告 運転席に着席しているときにはシートベルトを着用すること。 4. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 5. 異物が飛び出す危険 人を近づけないこと。 6. 手足や指の切断の危険 可動部に近づかないことすべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 7. 転倒の危険 下り坂ではカッティングユニットを下降させること旋回する時は速度を落とすこと高速でターンしないこと。 8. 警告車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジンを停止し、キーを抜くこと。 117–2766 CE 用 に P/N 117-2754 の 上 か ら 貼 り 付 け る * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN 836:1997 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載さ れている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2.
93-7275 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 始動補助剤の使用禁止 120–4159 106-6754 1. OFF 1. 警告高温部に触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 2. ライト 3. ON 8. 高 9. 走行制御 4. ライトスイッチの配置場所 10. 低 11. PTO 5. 高速 12. 左デッキ下降 6. 無段階速度調整 13. 中央デッキ下降 7. 低速 14. 右デッキ下降 100-6578 1. ベルトに巻き込まれる危険シールドやガードを外したままで 運転しないこと必ず正しく取り付けて運転すること可動部に 近づかないこと。 121–3887 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 58-6520 1. 121–3884 1. エンジン停止 2. エンジン予熱 3.
117–2718 93-7272 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 127–3700 1. 左側デッキ上昇 4. エンジン速度をロック 2. 中央デッキ上昇 5. エンジン速度のロックを解 除 3. 右側デッキ上昇 93-6674 1. 手を挟まれる危険 整備作業前にマニュアルを読むこと。 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 120–4129 9 1. ビーコン 3. 方向指示器左 2. ハザードランプ 4.
120–4130 1. オペレーターズマニュアル 3. 114–0849 駐車ブレーキ を読むこと。 2. 駐車ブレーキの使用方法1) 4. ペダルを踏み込むと駐車ブ ペダルを連結する 2) ペダ レーキは解除。 ルを踏み込む 3) 駐車ブ レーキノブを引き上げる。 1. 警告 1) まず PTO を解除 し、2) それからデッキを上 げること。 4. 前進 2. ここに足を入れないこと。 5. 後退 3. 方向ペダル 114–0845 1. 121–1599 1. ヒューズに関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を 参照のこと。 10 ハンドルチルトレバー 2.
4–0846 1. 2. 3. エンジン始動手順について 4. は オペレーターズマニュア ル を読むこと1) ニュートラ ルにセット 2) ブレーキを掛 ける 3) エンジン速度を低 速にセット 4) キーを予熱位 置に回す 5) キーを始動位 置に回す。 ノブを引き出すとPTO接続 リール回転。 エンジン停止手順について は オペレーターズマニュア ル を読むこと1) エンジン速 度を低速にセット 2) デッキ を解除する 3) 駐車ブレー キを掛ける 4) 秒間待つ 5) キーを停止位置に回す6) キーを抜き取る。 5. ノブを押し入れるとPTO解 除リール停止。 オペレーターズマニュアル 6. Hレンジへ変えるにはデッ キを上昇させる。 を読むこと。 120-6604 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 9.
1-8378 1. ファン OFF 3. 冷気 5. 外気 7. エアコンON必要であれば 2. ファンON 最大 4. 暖気 6. 室内空気 8. エアコンOFF必要であれば 125-9688 1. 2. ワイパーOFF ワイパー 3. 4. ワイパーON ウインドウォッシャー液噴射 130-0594 1.
0-0611 1. 警告 1) ピンを抜き、2) ドアを押し上げて、 3) 車両の外 へ出る. 132-3600 1. ヘッドライト—25 A 凝縮器ファンとエアコンク ラッチ—30A 4. ファン—25A 2. 3. 130-5355 1. 後窓を閉じる。 2. ヒューズに関する詳しい情 報は オペレーターズマニュ アル を参照のこと。 フードを上げる。 5. 作業用ライト—20A 6. 補助電源—15 A 7. 室内照明—15 A 8. ワイパー—15A GROUNDSMASTER 4110, MODEL 30643 & 30644 QUICK REFERENCE AID 7 3 11 I 11 6 A 1 E F 8 H G 5 4 130-5357 1. 前に踏み込むと前進。 2. B 後に踏み込むと後退。 C 2 11 D 11 9 CHECK/S ERVICE (DAILY) 1. ENGINE OIL LEVEL 2. HYDRAULIC FLUID LEVEL 3. ENGINE COOLANT LEVEL 4.
130–6042 キ ャ ブ の 下 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 用途 必要なパーツはありません。 – マシンのグリスアップを行ってください。 警告表示ステッカー 1 警告ステッカーの貼り替えを行います。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を点検する。 必要なパーツはありません。 – オイルの量を点検します。 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にご覧ください。 エンジンマニュアル 1 エンジン関係の情報を調べるための資料です。 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。 オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。 規格適合認定書 1 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 警告ステッカーの貼り替え グリスアップを行う この作業に必要なパーツ 1 必要なパーツはありません。 警告表示ステッカー 手順 手順 機械がその性能を正しく発揮できるように、使用を 開始する前に、各部の潤滑を行ってくだ
製品の概要 3 各部の名称と操作 タイヤ空気圧を点検する 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 必要なパーツはありません。 コントロール装置 手順 タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検する (ページ 24)を参照。 9 重要 マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高 い刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空 気圧を正しく維持してください。タイヤ空気圧は規 定値以下に下げてはならない。 4 液量を点検する 10 g020756 図3 必要なパーツはありません。 手順 1. ブレーキペダル 6. ハザードランプスイッチオ プション 2. ペダルロックのラッチ 7. 方向指示器スイッチ オプ ション 8. ホーンボタンオプション 1. エンジンオイルの量を点検する エンジンオイ ルの量を点検する (ページ 46)を参照。 3. 駐車ブレーキのラッチ 4. 2. 油圧オイルの量を点検する 油圧オイルを点検 する (ページ 57)を参照。 5. 9. オプションアクセサリ用ス ペース ビーコンスイッチオプション 10. 3.
駐車ブレーキのラッチ PTO ス イ ッ チ コンソール左側にあるノブを引くと、駐車ブレー キがロックします図 3。 PTOスイッチ押し込んだ状態作動と引き出した状 態停止の2つの位置があります。PTO ボタンを引 くと刈り込みデッキのブレードが回転を開始しま す。PTO ボタンを押し込むブレードの回転が止まり ます 図 4 。 駐車ブレーキを掛けるには、ロック用ラッチピン で2枚のペダルを連結し、両方のペダルを踏み込ん で、駐車ブレーキ用ノブを引きます。駐車ブレーキ を解除するには、ラッチが落ちるまで2枚のペダル を踏み込みます。 昇降スイッチ 刈り込みデッキの上昇と下降を行うスイッチです図 4。スイッチの前側を押すと下降し、後側を押すと 上昇します。刈り込みデッキが降下した状態でマシ ンを始動する場合には、昇降スイッチを降下側に 押してカッティングユニットをフロート刈り込み モードにしてください。 ハザードランプスイッチ オプション ハザードランプスイッチを押すと、ハザードランプ が点滅します 図 3 。 方向指示器スイッチ オプション 注 速度が高速レンジに設定されているとデッキは降
座席コントロール キャブ関係の制御装置 4 座席調整レバー 運転席横の調整レバーを外側に引いて運転席を希望 の位置にスライドさせ、その位置でレバーから手を 離すと運転席が固定されます図 6。 5 3 6 2 1 9 8 g028431 7 図7 図6 5. 電源ソケット 温度コントロール 6. 7. ライトスイッチ フラッシャースイッチ ワイパースイッチ 8. エアコンスイッチ 1. 2. 空気循環コントロール ファンコントロール 3. 4. 空気循環コントロール 1. 体重調整ゲージ 4. 背もたれ調整レバー 2. 体重調整レバー 5. アームレスト調整ノブアー クレストの下図示せず 3.
風防ラッチ ラッチを上に開くと窓を開けることができます図 8。ラッチを押し込むように開くと窓を開いた状態 で固定できます。閉じる時にはラッチを引き出して 下げてください。 図8 1.
仕様 図9 20
内容 高さ キャブ搭載 図 9 記号 寸法または重量 A 237cm 高さ キャブなし 140 cm 全長 H 186cm 収納時の長さ G 184cm D 315cm 刈幅 全体 前カッティングユニット 137cm 左右カッティングユニット 94cm 前と左又は右カッティングユニット 226cm 全幅 カッティングユニット降下時 E 323cm カッティングユニット上昇時移動走行 C 180cm F 141cm 前 B 114 cm 後 J 107cm ホイールベース ホイールトレッドタイヤの中心から中心まで 地上高 15cm 純重量 2114kg 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることがで きます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 燃料についての安全事項 危険 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、 絶対に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に 入れ、子供の手の届かない場所で保管する。 180 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 • 必ず適切な排気システムが取り付けられて いてそれが正常に作動する状態で使用して ください。 運転の前に 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • 子供やトレーニングを受けていない大人には、 絶対に運転や整備をさせないでください地域に よっては機械のオペレータに年齢制限を設けて いることがありますのでご注意ください。オー ナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講 させる責任があります。 • 安全な運転操作、各部の操作方法や安
エンジンオイルの量を点検する である必要があります。以下の注意を守ってお使 いください。 エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を 点検してください手順は エンジンオイルの量を点検 する (ページ 46)を参照してください。 • バイオディーゼル成分が ASTM D6751 または EN 14214 に適合していること。 • 混合後の成分構成が ASTM D975 または EN 590 に適合していること。 • バイオディーゼル混合燃料は塗装部を傷める可 能性がある。 • 寒い地方ではB5バイオディーゼル燃料が5または それ以下の製品を使用すること。 • エンジンを始動させる前に、油圧系統を点検してく ださい手順は 油圧オイルを点検する (ページ 57)を参 照してください。 燃料と直接接触する部材、すなわちシール、 ホース、ガスケットなどの経時劣化が早まる可能 性がありますから、適切に点検してください。 • バイオディーゼル混合燃料に切り替えてからし ばらくの間は燃料フィルタが目詰まりを起こ す可能性があります。 燃料・水セパレータの水抜き • バイオディーゼル燃料
タイヤ空気圧を点検する ホイールナットのトルクを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 1 時間 使用開始後最初の 10 時間 危険 200運転時間ごと タイヤ空気圧が不足すると、斜面で機体が不安 定になり、転倒など、生命に関わる重大な人 身事故を起こしやすくなる。 警告 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落から人身 事故につながる恐れがある。 タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならな い。 各ラグナットを適正トルクにトルク締めする。 タイヤの適正空気圧は、172-207 kPa 0.98-1.26 kg/m2=25-30 psi です。 図 12と図 13に示す順序で、ラグナットを 115136N·m 10.513.0kg.
ミラーの調整 キャブモデルのみ 2. カッティングユニットを上昇させたらエンジ ンを止め、キーを抜き取る。 3. キャスタホイールのアクスルをキャスタフォー クの上穴または下穴にセット全部のキャスタ フォークで上または下に統一する。 後方ミラー 運転席に座り、後方ミラー図 14の調整を行ってくだ さい。レバーを後方に引くと防眩モードになってラ イトの直射などの眩しさを軽減します。 側方ミラー 運転席に座り、もう一人の人に手伝ってもらって、 側方ミラー図 14の調整を行ってください。 図 15 1. 2. 3. 図 14 1. 側方ミラー 2. 後方ミラー 3. 取り付けナットをゆるめ、各ヘッドライトが 真っ直ぐ前を向くように調整する。調整終了 後のナットの締め付けは、調整を保持できる 程度に軽くする。 2. 平らな金属板をヘッドライトの正面に当てる。 3. 金属板に磁石式の傾斜計を取り付ける。金属板 を当てたままの状態で、ヘッドライトが3度下 方に向くように調整し、ナットを締め付ける。 キャスタホイール 4.
図 16 図 18 6. キャスタスピンドルを前キャスタアームに押 し込む。 7. スピンドルシャフトにシムを取り付け当初の 状態と同じに、残りのスペーサも取り付ける。 8. テンショニングキャップを取り付けてアセン ブリを固定する。 9. 刈高チェーンを刈り込みデッキ後部に固定し ているヘアピンコッターとクレビスピンを取 り外す 図 17 。 注 刈高25mm、38mm、また場合により 51mm で 使用する時には、スキッドそりとゲージホイー ルを一番高い穴にセットして使ってください。 ウイングデッキ 両サイドのデッキの刈高を調整するには、キャスタ フォークのに同数のスペーサを追加または取り外 し、キャスタホイールの軸を刈高穴上または下に セットし、ピボットアームをブラケットの対応する 刈高穴に入れる。 1 1. 全部のキャスタホイールの軸をキャスタフォー クの同じ穴にセットどのキャスタフォークも で同じ高さの穴に統一する図 19と図 21。 2.
にセットし、ワッシャをはめる下のチャート を参照 。 刈高と、必要なシムの組み合わせとの関係は 以下のチャートにて確認してください図 20。 図 22 8. クレビスピンを取り付け、ヘアピンコッター で固定する。 9. テンションロッドを左に回し指締めて調整位 置にテンションを掛ける。 図 20 4. キャスタスピンドルを前キャスタアームに押 し込む。 5. スピンドルシャフトにシムを取り付け当初の 状態と同じに、残りのスペーサも取り付ける。 6. キャスタピボットアームからヘアピンコッター とクレビスピンを抜き取る図 21。 7. テンションロッドを回してピボットアームの上 下位置を調整し、刈り込みデッキのフレームの 希望高さブラケットに合わせる 図 21 と 図 22。 スキッドの調整 刈高 64mm 以上で使用する場合には、スキッドを 下位置に取り付け、それ以下の刈高で使用する場 合には、上位置に取り付けます。 図 23 図 21 1. キャスタピボットのアーム 3. クレビスピンとヘアピンコッ ター 2. アクスルの取り付け穴 4.
図 26 図 24 1. ブレードを調整する ジャムナット 各ターフのコンディションは同じでなく、またトラ クションユニットのカウンタバランスの設定も様々 ですので、本格作業を開始する前に試験刈りを行っ て、刈り上がりを確認してください。 刈り込みデッキを上昇させてブレードが見える ようにし、デッキが落ちないように中央デッ キをブロックする。 注 ウイングデッキは中央デッキに対して平行 となっている必要がある。 2. 2. 刈り込みデッキ間のミスマッチを 修正する 刈り込みデッキが適切に作動できるように、ウイン グ側と中央のブレードとの間に 1016mm の隙間を確 保してください 図 25。 1. 調整ボルト 中央のブレードとその隣のウイングブレードを 手で回してブレードの先端どうしを整列させ る。刃先と刃先との間の距離を測定する図 25。 注 1016mm 程度の距離があるのが適正である。 1. 全部の刈り込みデッキを同じ刈高に調整する; 刈り高を調整する (ページ 25)を参照。 2. 前後のタイヤの空気圧を点検・調整する 1.722.07bar = 1.82.
3. 刈り込みデッキ間の刈高をマッチングさせる 刈高がステッカー 図 27 と合わない場合には、 シム 3mm を前キャスタフォークに取り付けて 調整する デッキのピッチの調整 (ページ 61)を 参照。 1. ウイングデッキのそれぞれ一番外側のブレー ドを、左右方向に向ける。 2. 床面からブレードの刃先までの距離を左右で 測定し、値を比較する。 注 2つの値の差が 3mm 以内であれば適正と する。 3. 必要に応じてウイングのキャスターホイール に 3mm のシムを追加または抜き取りする。 4.
シュ画面とメイン画面があります。インフォセン ターのどのボタンでも、押せば初期画面とメイン画 面とをいつでも切り替えることができ、また、矢印 ボタンで選択することによって、希望する項目の 内容を確認することができます。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.) 低速 1 ファン逆転ファンが逆転しているときに 表示されます TORO 燃料レベル 静止再生を実施する必要があります エアインテークヒーターが作動中 4 2 3 g020650 左デッキ上昇 図 29 1. インジケータランプ 3. 中央ボタン 2. 右ボタン 4.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.) イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
About マ シ ン に つ い て 診断機能 メニュー項目 名称 Engine Runエンジン作動 エンジン動作関係データメ ニューおよびその内容の詳細 については、サービスマニュア ルを参照するか、弊社ディスト リビュータにお問い合わせくだ さい。 グロープラグ 以下の項目がONであるかどう かを表示します始動キー、時 間切れ、グロープラグ。 Fan ファン 以下の場合にファンが作動して いるかどうかを表示します エン ジン温度超過、エンジンオイル 温度超過、エンジンまたは油 圧回路温度超過、ファンON。 名称 Units 単位 インフォセンターで表示される 項目の単位ヤードポンド法また はメートル法を選択することが できます。 Language言語 インフォセンターの表示に使う 言語を選択することができます* LCD Backlightバックライト LCD 表示の明るさを調整しま す。 LCD Contrastコントラスト LCD 表示のコントラストを調整 します。 Protected Menus保護項目 ディストリビュータやエンジニ アのための情報で、パスワー
オートアイドルの設定方法 • 「設定メニュー」にて、下へスクロールする と「オートアイドル」があります。 2. 右ボタンを使って、オートアイドル時間を、 OFF, 8S, 10S, 15S, 20S, および 30S から選択しま す。 1. • • 刈り込み最高速度の設定方法 「設定メニュー」で、下へスクロールしてい くと「刈り込み速度」Mow Speedがありますか ら、ここで右ボタンを押します。 2. 最高速度設定を上げるには右ボタンで選択し ます50%, 75%, または 100%)。 3. 最高速度設定を下げる場合には中央ボタンを 使います50%, 75%, または 100%)。 4. 設定が終了したら左ボタンを押します。 1. • • 移動時最高速度の設定方法 • • 「設定メニュー」で、下へスクロールしてい くと「移動速度」がありますから、ここで右 ボタンを押します。 2. 最高速度設定を上げるには右ボタンで選択し ます50%, 75%, または 100%)。 3. 最高速度設定を下げるには中央ボタンで選択 します50%, 75%, または 100%)。 4.
• • • – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 – すべての動作が停止するのを待つ。 エンジンの回転数調整速度を変えないでくださ い。規定以上の速度でエンジンを運転すると人 身事故が起こる恐れが大きくなります。 この機械を牽引用車両として使用しないでく ださい。 弊社Toro® カンパニーが認めた以外のアクセサ リやアタッチメントを使用しないでください。 • 新車を初めて始動する時。 • 燃料切れでエンジンが停止した時 • 燃料系統の整備作業を行った後 1. 走行ペダルから足を外し、ペダルがニュ ート ラル位置にあることを確認する。さらに、駐 車 ブレーキが掛かっていることを確認する。 2. エンジン速度スイッチをローアイドル位置に セットする。 3. キーを RUN 位置に回す。 注 グローランプの点灯を確認する。 キャブの安全性の確保 • • • • • 4.
に スマートパワー Smart Power™に ついて ジン速度を100rpmずつ増加または減少させることが できます。スイッチの端を押し下げてそのまま保 持すると、エンジン速度は自動的にハイアイドル またはローアイドルになります。 トロのスマートパワーSmart Power™ 機能を使うと、 深く生い茂ったターフでもエンジンが停止してし まうことがありません。スマートパワーは、負荷 の大きな刈り込み時に、刈り込み速度を自動的に 調整して刈り上がりを最適化するとともに立ち往 生を防止します。自分が快適に刈り込みを行うこ とができる最大速度を設定し、ペダルを一杯に踏 み込んで刈り込みを行えばよいのです。負荷が大 きくなってくるとマシンが自動的にパワーをコン トロールしてくれます。 芝刈り速度の調整 管理者設定項目 保護メニュー 管理責任者が、刈り込み時の最高速度ローレンジを 制限することが可能になっています50%, 75% また は 100%から選択 。 この設定方法については、 刈り込み最高速度の設定 方法 (ページ 33)をご覧ください。 ファンの逆転操作 オペレータ ファンの回転速度は、油圧オ
たって理解しておくべきことは、トラクションユ ニットと刈り込みデッキやその他のアタッチメント とはトランスミッションによって相互に連動して おり、エンジン速度や刈り込みデッキに掛かる負 荷の大きさが走行にも影響を与えること、そして ブレーキを有効に使うことです。 トロのスマートパワーSmart Power™ 機能を使うと、 深く生い茂ったターフでもエンジンが停止してし まうことがありません。スマートパワーは、負荷 の大きな刈り込み時に、刈り込み速度を自動的に 調整して刈り上がりを最適化するとともに立ち往 生を防止します。 旋回時にブレーキを使用すると、小さな半径で旋回 することができます。但し、誤って芝を傷つけない よう注意が必要です。特に、ターフが柔らかいとき やぬれているときは注意してください。ブレーキは 斜面での運転にも応用できます。例えば、斜面を横 断中に山側の車輪がスリップして地面に走行力を伝 えられなくなる場合があります。このような場合に は、山側のブレーキをゆっくり、スリップが止まる 所まで踏み込んでやると、谷側の走行力が増加し、 安定した走行ができるようになります。 図 30 1.
がこびりつくと、刈り込みの性能が十分に発揮さ れなくなります。 運転終了後に また、デッキ昇降シリンダとデッキパッドとの間 に入り込んでいるごみがあれば、それも取り除い てください 図 31 。 運転終了後の安全確認 安全に関する一般的な注意 火災防止のため、カッティングユニットや駆動 部、マフラーの周囲に、草や木の葉、ホコリな どが溜まらないようご注意ください。オイルや 燃料がこぼれた場合はふき取ってください。 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブ を閉じておいてください。 移動走行時など、刈り込みなどの作業をしてい ない時には、アタッチメントの駆動を解除して おいてください。 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エン ジンが十分冷えていることを確認してください。 ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど 裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に 機械や燃料容器を保管格納しないでください。 • • • • 図 31 1. デッキ昇降シリンダ 2.
注 3回転以上は回さないこと。これにより、ト ランスミッ ションを破損することなく機械を 押して移動できる ようになる。 3. エンジンを始動する前にバイパスバルブを閉 じる。 4. 閉じたバルブは、70N·m7.2kg.m = 52ft-lbにト ルク締めする。 輪 重 要 機 械 を 後 ろ に 押 し て 移 動 さ せ る 場 合 に は 、 4輪 駆動マニホルドのチェックバルブもバイパスさせる 必要があります。チェックバルブをバイパスする に は 、 ホ ー ス ア セ ン ブ リ ホ ー ス : P/N 95-8843, カ ッ 個]油 油圧 フ ィ ッ プ ラ フ ィ ッ テ ィ ン グ : P/N 95-0985 [2個 個]を を、 ハ イ ド ロ ス タ ッ ト に テ ィ ン グ : P/N 340-77 [2個 ついている後退油圧テストポート と、前タイヤ後ろ に あ る 後 部 走 行 マ ニ ホ ル ド に つ い て い る ポ ー ト M8 の間 に あ る ポ ー ト と に 接 続 し ま す 。 と P2の 図 33 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 使用開始後最初の 10 時間 • • • • 使用開始後最初の 200 時間 • 前側のプラネタリギアのオイルを交換する。 • 後アクスルのオイルを交換する。 • 油圧フィルタを交換する 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • • ホイールナットのトルク締めを行う。 ブロアのベルトの張りを点検する。 コンプレッサベルトの張りを点検する。 ブレード駆動ベルトの張りを点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 安全インタロックスイッチの動作を確認する。 エアクリーナのインジケータを点検する。 エンジンオイルの量を点検する。 水セパレータから水や異物を流し出す。 冷却液の量 油圧オイルの量を点検する。 エンジンルーム、ラジエター、オイルクーラの周囲にたまっているごみを取り除く。 25運転時間ごと • バッテリー液の量を点検する (機体を格納保管する場合は30日ごとに)。 50運転時間ごと • • • • 100運転時間
整備間隔 1000運転時間ごと 2年ごと 整備手順 • エンジンバルブのクリアランスを点検調整する。 • 冷却系統の内部を洗浄し新しい冷却液に交換する。 • 可動部ホースを交換する。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 点検項目 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検する。 2 ラジエターとスクリーンの汚れ 運転操作時に異常音がない か点検する。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れがないか点検す る。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する.
要 注 意 個 所 の 記 録 (cont'd.
整備前に行う作業 整備作業のための準備 1. PTOが解除されていることを確認する。 保守作業開始前の安全確認 2. 平らな場所に駐車する。 各部品が良好な状態にあること、ボルトナット 類、特にブレード取り付け用のボルト類に問題 がないか常に点検してください。読めなくなっ たステッカーは貼り替えてください。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. 必要に応じて刈り込みデッキを下降させる。 5. • 適切な訓練を受けていない人には絶対に機械の 整備をさせないでください。 エンジンを止め、各部が完全に停止するのを 待つ。 6. キーをSTOP位置に回して抜き取る。 • 調整、清掃、修理などの前に以下を行ってくだ さい 7. 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 • フードの外しかた 1. 平らな場所に移動する。 2. 駆動系統をOFFにする。 1. ラッチを外してフードを開ける。 3. カッティングユニット下降. 2. 4. 走行ペダルをニュートラルにする。 フードのピボット部をブラケットに固定して いるヘアピンコッターを抜き取る図 35。 5.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グ リスを注入します。また、機体を水洗いした後は直 ちにグリスアップを行う。 グリスアップ箇所を以下に列挙します トラクションユニット • ブレーキペダルのピボットのベアリング 2ヶ 所 図 36 • 前後のアクスルピボットのブッシュ2ヶ所 図 37 • ステアリングシリンダのボールジョイント 2ヶ 所 図 38 • タイロッドのボールジョイント2ヶ所 図 38 • キングピンのブッシュ 2ヶ所 (図 38).
図 40 図 41 図 42 中央デッキ昇降アセンブリ • 昇降アームのシリンダアセンブリ左右それぞ れ2ヶ所 図 43 • 昇降アームのボールジョイント 2ヶ所 図 44 図 44 図 43 44
エンジンの整備 ウイングデッキ昇降アセンブリ ウイングデッキの昇降シリンダ4ヶ所 図 45 エンジンの安全事項 エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて 行ってください エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—エアクリーナ のインジケータを点検する。 50運転時間ごと—エアクリーナを点検する。 400運転時間ごと—エアクリーナの清掃を行っ てくださいインジケータが赤になったらその 時点で、運転条件の悪いところでは整備間 隔が短くなります。 図 45 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。破損していれば交換してくださ い。吸気部全体について、リーク、破損、ホースの ゆるみなどを点検してください。 ウイングデッキ • キャスタフォークのシャフトのブッシュ 1ヶ 所 図 46 • スピンドルシャフトのベアリング左右それぞ れ2ヶ所 プーリの下。 • アイドラアームのピボットのブッシュ1ヶ所アイ ドラピボットのシャフト エアクリーナのフィルタの整備は、インジケータが 赤色になってから行ってください図 47。早めに整備 を行っても意味がありま
図 49 1. 2. エアクリーナの安全フィルタ インジケータ図 47が赤になっている場合は リセットする。 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 油量は約 5.
エンジンオイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと 1. エンジンを始動し、約5分間のウォームアップ を行ってオイルを温める。 2. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止し、 キーを抜き取り、可動部が完全に停止したの を確認する。 3. エンジンオイルとフィルタを交換する図 51。 図 50 注 種類の異なるオイルを使うときには、古 いオイルを全部抜き取ってから新しいオイル を入れること。 図 51 4.
燃料系統の整備 燃料システムの整備 燃料タンクの内部清掃 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 燃料に異物が混入した 場合にも行う。 タンクの清掃にはきれいな燃料を使用してくださ い。 燃料ラインとその接続の点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 燃料ラインの劣化・破損状況やゆるみが出ていない か点検を行ってください。 ウォーターセパレータの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—水セパレータ から水や異物を流し出す。 400運転時間ごと—フィルタのキャニスタを交 換する。 図 52 のように水セパレータの整備を行う。 図 52 48
電気系統の整備 1.
警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切で あるとケーブルがショートを起こして火花 が発生する。それによって水素ガスが爆発 を起こし人身事故に至る恐れがある。 • ケーブルを 取り外す時は、必ずマイナ ス 黒 ケーブルから取り外し、次にプラ ス 赤 ケーブルを外す。 図 57 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラ ス 赤 ケーブルから取り付け、それから マイナス 黒 ケーブルを取り付ける。 3. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン Grafo 112X スキンオーバーグリス: P/N 505-47ま たはグリスを薄く塗る。 4. プラス端子にゴムカバーを取り付ける。 5. バッテリーカバーを閉じる。 キャブ用のヒューズ 図 58 と 図 59 は、キャブのヘッ ドライナについているヒューズボックスの中にあ りますキャブ付きモデルのみ。 ヒューズ トラクションユニットのヒューズ図 55図 57は、パ ワーセンターカバーの下にあります。 パワーセンターカバーをフレームに固定している六 角ねじ2本を外して、カバーを外す図 55。 図 58 1. キャブのヒューズボックス 2.
走行系統の整備 オイル量が不足している場合には、12時の位 置にあるプラグを外し、所定レベルである3時 の位置の高さになるまでオイルを補給する。 4. プラグを両方とも取り付ける。 3. 走行ペダルの角度を調整する 1. 走行ペダルの左側をブラケットに固定してい るナットとボルト各2をゆるめる図 60。 プラネタリギアオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方 1. 平らな場所で、点検プラグが一番低い位置時計 の 6 時の位置に来るように停止させる図 62 。 図 60 1. 2. 走行ペダル 2. 取り付けナットとボルト 図 62 1. 走行ペダルを希望の角度に調整し、ナットで 固定する 図 60 。 点検/ドレンプラグ プラネタリハブの下に容器を置き、プラグを 外してオイルを抜く。 3. ブレーキハウジングの下に容器を置き、プラ グを外してオイルを抜く図 63。 2.
後アクスルギアボックスのオイル の点検 補給することができるようになります。その ようにして全量を入れてください。 7. プラグを取り付ける。 8. 反対側のプラネタリギアアセンブリも同様に 作業する。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと ギアボックスには SAE 85W-140 ギアオイルを入れて 出荷しています。容量は0.5 リットルですオイル漏 れの目視点検は毎日行ってください。 後アクスルオイルの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 後アクスルには SAE 85W-140 ギアオイルを入れて 出荷しています。初めて使用する前および推奨時 間ごとにオイル量を点検してください。容量は2.4 リットルですオイル漏れの目視点検は毎日行って ください。 1. 平らな場所に駐車する。 2. アクスルの一方の端部から点検用プラグを抜 き、穴の高さまで潤滑油があることを確認す る 図 64 。 1. 平らな場所に駐車する。 2.
後輪のトーインの点検 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 1. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間 距離を測るアクスルの高さ位置で計測。 注 前での測定値が、後ろでの測定値より 6mm 小さければ合格とする。 2. 調整は、まずタイロッド両端のクランプをゆ るめる。 3. タイロッドの端部を回して前タイヤを内向き または外向きに調整する。 4. 正しく調整できたら、タイロッドのクランプ を締める。 図 66 1. ドレンプラグの位置 5. ギアボックスの底面にあるドレンプラグの周 辺をウェスできれいにする図 67。 6. ドレンプラグを外し、排出されるオイルを容 器に回収する。 1. ウイングデッキを床面まで降下させる。 2. 注 オイルが抜けやすいように点検プラグを 外す。 機体前部を床から15cm 程度浮かせ、ジャッキ スタンドで支持する。 3. 中央刈り込みデッキを立てるには (ページ 60) を参照。 4. タイヤを外せるようにデッキを立てる。 前タイヤの交換 図 67 1. ドレンプラグ 7.
冷却系統の整備 重要 水だけの使用やアルコール系、メタノー ル系の冷却液の使用はシステムを損傷するの で避けること。 冷却系統に関する安全確保 4.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ブレーキペダルの「遊び」が 25mm以上となった り、ブレーキの効きが悪いと感じられるようになっ たら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキ ペダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダル の行きしろを言います。 1. 左右のペダルが独立に動けるように、ブレー キペダルのロックピンを外す。 2. 行きしろを小さくするにはブレーキを締める A. 取り付けねじ2本を取り外してブレーキ調 整カバーを外す図 70。 図 71 1. 図 70 1. 取り付けねじ B. 2. ブレーキ調整カバー ブレーキケーブル図 71の端にある前ナッ トをゆるめる。 55 ブレーキ調整ナット C. 後ナットを締めてケーブルを後方に移動 させてブレーキペダルの遊びが 1325mm な るようにする。 D. 調整ができたら前ナットを締める。 E.
ベルトの整備 ブレード駆動ベルトの調整 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 オルタネータベルトの整備 50運転時間ごと エクステンションスプリングの長さフックからフッ クまでが 8.3mm ± 9.5mm であれば、張りは適切で す。スプリングの張りを正しく調整できたら、そ の下のストップボルト キャリッジボルト の頭部と アイドラアームとの間の隙間を 2mm5mm に調整 します 図 73 。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 100運転時間ごと プーリとプーリとの中間部を 44N·m約10ft-lb の力で 押した時に、10mm 程度のたわみがあれば適正です。 たわみが10mmでない場合には、オルタネータ取り 付けボルトをゆるめ図 72、 注 ベルトが、ベルトガイドのスプリング側に取り付 けられていることを確認してください図 73。 注 適当な張りに調整してボルトを締めてくださ い。ベルトのたわみが適切に調整されたことを確 認する。 図 73 1. ベルト 2. アイボルト 4. 5. ベルトガイド フランジナット 3.
油圧系統の整備 注 もしストップボルトを取り付けタブから外 してしまった場合には、必ず、ストップボル トの頭とアイドラアームとが整列する穴に戻 してください。 4. 油圧系統に関する安全確保 油圧モータを刈り込みデッキに固定している ボルトを外す図 74。 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 図 74 1. 油圧モータ 2. • 油圧装置を作動させる前に、全部のライン コネクタが適切に接続されていること、お よびラインやホースの状態が良好であるこ とを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 取り付けボルト • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ち に専門医の治療を受けてください。 5. 刈り込みデッキからモータを外してデッキの 上に置く。 6. スピンドルプーリとアイドラプーリから古い ベルトを外す。 7.
高粘度インデックス 低流動点アンチウェア油圧作 動 液 , ISO VG 46 物性 粘度, ASTM D445 St @ 40°C 44 - 48 St @ 100°C 7.9 - 8.
油圧フィルタの交換 重要 指定された銘柄のオイル以外は使用しな いでください。他のオイルを使用するとシス テムを損傷する可能性があります。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと トロの純正交換フィルタをお使いください後部用 刈り込みデッキ用は P/N 94-2621、前部用チャージ 用は P/N 75-1310 です。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、デッキを下降させ、エ ンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けて キーを抜き取る。 2. 油圧フィルタを交換する図 77。 図 76 1. 油圧オイルタンク 5. タンクにキャップをはめ、エンジンを始動し、 全部の油圧装置を操作してシステム内部にオ イルを行き渡らせる。 6. また、オイル漏れがないか点検して、エンジ ンを停止する。 7. 油量を点検し、足りなければディップスティッ クの FULLマークまで補給する。 注 入れすぎないこと。 図 77 3.
刈り込みデッキの保守 カウンタバランスの押圧を調整す る 中央刈り込みデッキを立てるには カウンタバランス油圧回路には、カウンタバランス 試験用にテストポートがあります。図 78適正カウ ンタバランスは 22.41bar22.75kg/cm2 = 325psiです。 カウンタバランスの油圧を調整するには、ロック ナットをゆるめて調整ねじ 図 78 で行います。ねじ を右にまわすと油圧が高くなり、左に回すと低くな ります。調整ができたらロックナットを締め付け ます。油圧テストは、エンジンを高回転ハイアイ ドルさせた状態で、デッキを下げてフロート位置 にして行います。 注 通常の整備に特に必要はありませんが、中央の刈 り込みデッキを立てた状態にすることができます。 デッキを立てる場合には以下の手順で行います 1. 中央デッキをわずかに床から浮かせた状態で 駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、 キーを抜き取る。 2.
6. 各ウイングデッキをゆっくりと上昇させると、 重心が移動してデッキが上昇位置に移動する。 7. エンジンを止め、キーを抜き取る。 1 中央デッキを降ろすには 1. 各ウイングデッキをゆっくりと降下させると、 重心が移動してデッキが下降位置に移動する。 2. 運転席に座り、エンジンを始動し、中央デッ キを床面からわずかに浮いた状態まで降下さ せる。 3. カッティングユニット後部に刈高チェーンを 接続する。 4. 2 g020969 図 81 ダンパを元の位置に戻してクレビスピンとコッ ターピンで固定する。 1. デッキのピッチの調整 デッキのピッチとは、ブレードを前後方向に向けた ときのブレードの前後における床からの高さ刈高の 差を言います。ブレードピッチの推奨値は 811mm です。これは、ブレードを前後に向けて先端の高 さを比べたとき、前よりも後ろの方が 8-11mm 高く なっている状態を言います。 作業場の平らな場所に駐車する。 2. 刈り込みデッキを希望する刈高に調整する。 3. ブレードをまっすぐ前後方向に向ける。 4.
1. デッキを上昇させてキャスタホイールを床か ら浮かし、デッキを角材などで支える。 2. キャスタスピンドルの上部から、テンショニ ングキャップ、スペーサ、スラストワッシャ を抜き取る。 3. キャスタスピンドルを取り付けチューブから 抜きとる。 注 スラストワッシャとスペーサは、スピンド ルの一番下に残しておく。 4. ピンポンチを使って、チューブの上または下 からブッシュをたたき出す図 83。 注 他のブッシュも、同様にしてチューブから取 り外す。チューブの内部をきれいに清掃する。 図 84 1. キャスタボルト 3. ベアリング 2. キャスタフォーク 4. ベアリングスペーサ 図 83 1. キャスタアームのチューブ 2. ブッシュ 5. 新しいブッシュの内外面にグリスを塗る。 6. ハンマーと平らな板を使って、新しいブッ シュをチューブに叩き込む。 7. キャスタスピンドルの磨耗状態を点検し、必 要に応じて交換する。 8. チューブとブッシュにキャスタシャフトを押 し込む。 9.
ブレードの保守 刈り込みデッキのヒンジ付きカ バーの交換 刈り込みブレードについての安 全事項 ヒンジカバーは、デッキ間のヒンジポイントからご みが落ちないようにするものです。破損・摩耗して いるカバーは交換してください。 危険 磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、 回転中にちぎれて飛び出す場合があり、これが 起こるとオペレータや周囲の人間に多大の危険 を及ぼし、最悪の場合には死亡事故となる。ま た、破損したブレードを修理すると安全規格を 満たさなくなる恐れがある。 • ブレードが磨耗や破損していないか定期的 に点検すること。 • 曲がったブレードを元に戻そうとしたり、 欠けや割れの出たブレードを溶接で修理し たりしないこと。 • 磨耗したり破損したりしたブレードは交換 すること。 図 86 • • ブレードを点検する時には安全に十分注意して ください。ブレードをウェスでくるむか、安全 手袋をはめ、十分に注意して取り扱ってくださ い。ブレードは修復したりせず、必ず新品に交 換してください。 複数のブレードを持つ機械では、つのブレード を回転させると他も回転する場合がありますか ら注意してく
3. ブレードを半回転させて後ろ側にあった刃先 を前側にし、ステップ 2 と同じ位置で、デッ キとブレードの刃先の距離を測る。 ル部は、風を起こして草を真っ直ぐに立て、均一な 刈りを実現するためのものです。しかしセイルは使 用に伴って徐々に磨耗してきます。そしてこの磨耗 に伴って、刃先が鋭く維持されていても、刈りの質 は幾分か落ちてきます。草を引きちぎるのでなく、 カットするためには、当然切っ先が鋭利でなければ なりません。刈りあとを見て、切り口がささくれ 立っていたり茶色に変色しているのは刃先が鈍く なっている証拠です。このような状態が見られた ら、ブレードを研磨してください。 注 上記手順2と3で記録した2つの測定値が 3mm の差の中に収まっていれば適正である。この 差が 3 mm を超える場合には、そのブレードが 変形しているので交換する ブレードの取り外 しと取り付け (ページ 64)を参照。 ブレードの取り外しと取り付け 1.
けてブレードボルトで固定する ブレードの取 り外しと取り付け (ページ 64)を参照。 刈り込みデッキのミスマッチの修 正 ひとつの刈り込みデッキのブレード間でミスマッ チがあると、刈り後が段差ができてしまいます。 この問題は、どのブレードも曲がっておらず、全 部のブレードが同じ面で回転するように調整する ことで解決することができます。 1. 作業場の平らな場所に駐車する。 2. 刈高を一番高い位置に設定する 刈り高を調整 する (ページ 25)を参照のこと。 3. 刈り込みデッキを平らな床に降ろし、デッキ 上部からカバーを外す。 4. アイドラプーリを固定しているフランジナッ トをゆるめ、ベルトの張りをなくす。 5.
キャブの保守 キャブのエアフィルタの清掃 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと 破れている場合や汚れが ひどい場合は交換する。 圧力洗浄機によるキャブの洗浄 1. 重要 キャブのシール部分とライト部分に注意して 。圧 力 洗 浄 機 を 使 用 す る 場 合 は 、 洗 浄 く だ さ い 図 91。 機 の ノ ズ ル を キ ャ ブ か ら 少 な く と も 60cm 離 し て 洗 浄してください。キャブのシール部分、ライト、後 部のオーバーハングに高圧洗浄機の水を直接吹き 付けないでください。 室内用と後部用のエアフィルタからねじを外 して格子を外す 図 92。 1 2 2 3 1 3 g028378 図 92 4 1. フィルタ 2. 格子 3. ねじ 1 G034330 図 91 1. シール 3. 洗浄機のノズルを 60cm 以 上離してください。 2. ライト 4. 後部のオーバーハング部 には高圧洗浄器を使用しな いでください。 2 2 g028379 3 図 93 1. フィルタ 2. 格子 2. 3.
3. フィルタと格子を取り付け、つまみねじで元 通りに固定する。 エアコンのコイルの清掃 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁 に整備を行う。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. キャブ後部からナットとワッシャをれぞれ6 個を外す 図 94 。 1 1 2 2 g028380 図 94 1. 3. ワッシャ 2. ナット キャビンの屋根を止めているボルト22本を外 して屋根を外す 図 95。 1 2 3 g028381 図 95 1. キャビンのルーフ屋根 2. エアフィルタ 4. 3. エアコンのコイル エアフィルタを取り外す 図 95。 67 5. エアコンのコイルを外して清掃する 図 95。 6.
保管 シーズン終了後の格納準備 トラクションユニット 1. トラクションユニット、刈り込みデッキ、エ ンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検 する (ページ 24)を参照。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を 重曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部にワセリ ンGrafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 D. 電極板の劣化を防止するため、60日ごと に24時間かけてゆっくりと充電する。 エンジン 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグを はめる。 2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイ ルフィルタを取り付ける。 3.
メモ
メモ
米国外のディストリビュータ一覧表 ディストリビュータ 輸入販売代理店 Agrolanc Kft Asian American Industrial (AAI) B-Ray Corporation Brisa Goods LLC Casco Sales Company Ceres S.A. CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co. Fat Dragon Femco S.A. FIVEMANS New-Tech Co., Ltd ForGarder OU ゴルフ場用品株式会社 Geomechaniki of Athens Golf international Turizm Hako Ground and Garden Hako Ground and Garden Hayter Limited (U.K.) Hydroturf Int. Co Dubai Hydroturf Egypt LLC Irrimac Irrigation Products Int'l Pvt Ltd. Jean Heybroek b.
トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、