Service Manual
C.バッテリーの上面を点検し、濡れた跡や漏れの徴候が見られないか調べるセルのキャップの脱
落やゆるみ、過充電、端子のゆるみ、電解液の入れ過ぎなどが原因で液が漏れ出すことがあ
る。またバッテリーケースに汚れやオイルが付着していないか点検する。バッテリーを重曹水
で洗い、きれいな水で洗い流す。
D.カバーシールが破れていないか点検する。シールに破損や漏れがある場合はバッテリーを交
換する。
E.各セルの電解液量を点検する。液量がプレートの上面に足りないセルがあれば、最低ラインと最高
ラインの間まで蒸留水を補給する。1525Aで15分充電し、電解液を十分に混合させる。
2.液体比重計を使って電解液の比重試験を行う。
重 重
重
要 要
要
バ バ
バ
ッ ッ
ッ
テ テ
テ
リ リ
リ
ー ー
ー
の の
の
キ キ
キ
ャ ャ
ャ
ッ ッ
ッ
プ プ
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を を
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開 開
開
け け
け
る る
る
前 前
前
に に
に
、 、
、
セ セ
セ
ル ル
ル
の の
の
周 周
周
り り
り
に に
に
汚 汚
汚
れ れ
れ
が が
が
な な
な
い い
い
こ こ
こ
と と
と
を を
を
確 確
確
認 認
認
す す
す
る る
る
。 。
。
A.液体比重計を使ってバッテリー液の比重を測定する。比重計に吸い込んだ電解液を一度押し出し
て、比重計と電解液との温度差をなくしてからもう一度吸い込み、比重と温度を測定する。同時に
セルの温度を測定する。
B.各セルの測定値の温度補正を行う。5.5°C(10°F)ごとの修正が、26.7°C(80°F)超過の場合は修
正が必要実際の数値に0.004を足す。5.5°C(10°F)ごとの修正が、26.7°C(80°F)未満の場合は
修正が必要実際の数値から0.004を引くセルの比重例(ページ5–52)を参照。
セ セ
セ
ル ル
ル
の の
の
比 比
比
重 重
重
例 例
例
セルの温度
100°F
セルの比重
1.245
37.7°C26.7°C11.0°C
(100°F80°Fequals20°F)
11°C×0.004/5.5°C0.008
(20°F×0.004/10°F0.008)
0.008を足す上の換算
0.008
26.7°C(80°F)への補正値
1.253
C.セルの比重を比較し、最高値と最低値の差が0.050以上の場合または最低値が1.225未満の場
合は、バッテリーの充電を行う。
D.バッテリーを充電する(ページ5–54)に記載の推奨レートと推奨時間に従って、または、全セルの
比重が1.225以上、最高値のセルと最低値のセルの比重差が0.050未満になるまで、充電を行う。
所定値まで充電できないバッテリーは交換する。
3.可変負荷テスターを使って高放電試験を行う。この試験はバッテリーのコールドクランキング試験の代用
として最も信頼性の高い方法の一つである。この試験には市販のバッテリー負荷テスターが必要である。
注 注
注
意 意
意
バ バ
バ
ッ ッ
ッ
テ テ
テ
リ リ
リ
ー ー
ー
テ テ
テ
ス ス
ス
タ タ
タ
ー ー
ー
負 負
負
荷 荷
荷
試 試
試
験 験
験
機 機
機
は は
は
テ テ
テ
ス ス
ス
タ タ
タ
ー ー
ー
メ メ
メ
ー ー
ー
カ カ
カ
ー ー
ー
の の
の
指 指
指
示 示
示
に に
に
従 従
従
っ っ
っ
て て
て
使 使
使
用 用
用
す す
す
る る
る
こ こ
こ
と と
と
。 。
。
A.バッテリーの試験を行う前に、バッテリーの電圧を確認する。電圧がDC12.4V未満の場合
は、バッテリーを再充電してからテストする。
B.バッテリーの充電が終わっている場合は、150Aの負荷を15秒間掛けて表面電荷を除去する。
バッテリー負荷テスターの使用方法はメーカーの指示に従う。
C.バッテリー端子に腐食のないことを確認する。
D.中央のセルの電解液の温度を測定する。
E.テスターメーカーの指示に従って、バッテリー負荷テスターをバッテリー端子に接続する。デジタル
マルチメータをバッテリー端子に接続する。
電 電
電
気 気
気
系 系
系
統 統
統
ペ ペ
ペ
ー ー
ー
ジ ジ
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5–52グ グ
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ド ド
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マ マ
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ス ス
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ー ー
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7200