Service Manual
走行回路そのものに問題があると確認できたら、チャージリリーフバルブの作動圧試験を行う。このテスト
はチャージリリーフバルブが正常に作動しているかどうかを調べるテストである。
テ テ
テ
ス ス
ス
ト ト
ト
手 手
手
順 順
順
1.油圧オイルが通常の作動温度であることが必要である。
2.走行コントロールがニュートラル位置に正しく調整されていることを確認する。
警 警
警
告 告
告
油 油
油
圧 圧
圧
系 系
系
統 統
統
の の
の
接 接
接
続 続
続
を を
を
外 外
外
す す
す
な な
な
ど ど
ど
の の
の
作 作
作
業 業
業
な な
な
ど ど
ど
を を
を
行 行
行
う う
う
時 時
時
は は
は
、 、
、
必 必
必
ず ず
ず
シ シ
シ
ス ス
ス
テ テ
テ
ム ム
ム
内 内
内
部 部
部
の の
の
圧 圧
圧
力 力
力
を を
を
完 完
完
全 全
全
に に
に
解 解
解
放 放
放
す す
す
る る
る
油 油
油
圧 圧
圧
シ シ
シ
ス ス
ス
テ テ
テ
ム ム
ム
の の
の
圧 圧
圧
力 力
力
解 解
解
放 放
放
(ペ ペ
ペ
ー ー
ー
ジ ジ
ジ
4–9)を を
を
参 参
参
照 照
照
。 。
。
3.平らな場所に駐車し、刈り込みデッキアタッチメントを降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキ
を掛ける。
4.本章の冒頭にある警告、危険、注意事項などをもう一度きちんと読んで理解すること。
5.トランスミッション右側にあるチャージ圧テストポート付近を十分にきれいにする。
6.チャージ圧テストポートについているプラグを取り外す。
7.圧力計6,900PSI=1000barの油圧ホースを、チャージ圧テストポートに取り付ける。
8.走行レバーがニュートラルロック位置になっていること、および駐車ブレーキが掛かっていることを
確認する。
9.エンジンを始動しローアイドル1,400rpmで回転させる。テストポートからリークがないか確認し、も
しあれば修正する。
10.エンジン速度を全開3,000rpmにセットする。圧力計の読みが480690kPa70100psiであれば
正常。測定値を記録する。
11.規定の圧力が出ていない場合、以下の点が考えられる
A.トランスミッションのチャージリリーフバルブが破損している。チャージリリーフバルブを修理また
は交換するトランスミッションの整備(ページ4–66)を参照。
B.トランスミッションの走行リリーフバルブまたはフラッシングバルブからリークしているトランスミッショ
ンの整備(ページ4–66)を参照。
C.トランスミッションのチャージポンプが破損しているこの場合はPTOの動作も異常になるトラ
ンスミッションの整備(ページ4–66)を参照。
12.ダイナミックチャージ圧テストを行う。手順は以下の通り
A.圧力計を接続したままの状態で、運転席に座り、走行レバーを前進側に倒す。
B.マシンを走行させながら、油圧計に表示されるチャージ圧力を観察する。
C.走行時のチャージ圧力は、最初の値ステップ10を15%以上下回ってはいけないたとえば、始めの
チャージ圧力が690kPa(100psi)の場合、走行時のチャージ圧力は590kPa(85psi)を超え
ていなければいけない。
D.油圧の低下が15を超える場合、走行回路のリーク例えば、トランスミッションのチェックバルブか
ら、ピストンポンプの摩耗や破損が疑われる。無負荷時のチャージ圧力に問題がないのに走行負
荷が掛かると油圧が下る場合には、ピストンポンプの磨耗による効率低下を疑う。
注 注
注
ポンプが磨耗すると、チャージポンプは内部リークを補填するだけのオイルを供給できなくなる。
13.マシン停止させ、エンジンを停止する。
14.油圧系統から圧力を解放する油圧システムの圧力解放(ページ4–9)を参照。
15.トランスミッションのチャージ圧テストポートから圧力計を取り外す。
16.ポートにプラグを元通りに取り付け、プラグを17.721.5N·m1315ft-lbに に
に
ト ト
ト
ル ル
ル
ク ク
ク
締 締
締
め め
め
す す
す
る る
る
。 。
。
グ グ
グ
ラ ラ
ラ
ン ン
ン
ド ド
ド
マ マ
マ
ス ス
ス
タ タ
タ
ー ー
ー
7200ペ ペ
ペ
ー ー
ー
ジ ジ
ジ
4–31油 油
油
圧 圧
圧
系 系
系
統 統
統