Service Manual
走行回路そのものに問題があると確認できたら、ホイールモータの効率試験を行う。この試験は、ホイー
ルモータの内部リーク摩耗が所定範囲内であるかどうかを確認するものである。
注 注
注
ホイールモータは、使用に伴って内部に磨耗が発生する可能性がある。モータ内部に磨耗が発生
すると、オイルがケースドレンにバイパスされてしまうので、モータの効率が低下する。内部リーク量
が増えるにつれ、坂を上れないなど高負荷下でモータが機能できなくなる。磨耗して効率が低下した状
態のままで使用し続けると、オーバーヒートを起こしてシールなど他の部分を損傷するようになり、
マシン全体の性能が低下してしまう。
テ テ
テ
ス ス
ス
ト ト
ト
手 手
手
順 順
順
1.油圧オイルが通常の作動温度であることが必要である。
2.走行コントロールがニュートラル位置に正しく調整されていることを確認する。
警 警
警
告 告
告
油 油
油
圧 圧
圧
系 系
系
統 統
統
の の
の
接 接
接
続 続
続
を を
を
外 外
外
す す
す
な な
な
ど ど
ど
の の
の
作 作
作
業 業
業
な な
な
ど ど
ど
を を
を
行 行
行
う う
う
時 時
時
は は
は
、 、
、
必 必
必
ず ず
ず
シ シ
シ
ス ス
ス
テ テ
テ
ム ム
ム
内 内
内
部 部
部
の の
の
圧 圧
圧
力 力
力
を を
を
完 完
完
全 全
全
に に
に
解 解
解
放 放
放
す す
す
る る
る
油 油
油
圧 圧
圧
シ シ
シ
ス ス
ス
テ テ
テ
ム ム
ム
の の
の
圧 圧
圧
力 力
力
解 解
解
放 放
放
(ペ ペ
ペ
ー ー
ー
ジ ジ
ジ
4–9)を を
を
参 参
参
照 照
照
。 。
。
3.平らな場所に駐車し、刈り込みデッキアタッチメントを降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキ
を掛ける。
4.本章の冒頭にある警告、危険、注意事項などをもう一度きちんと読んで理解すること。
5.試験中に機体が動き出さないよう、機体のフレーム後部に頑丈なチェーンを取り付け、動かないもの
にマシンを固定する。あるいは、機体をジャッキアップして後輪2輪を浮かせた状態にして機体
をスタンドで支える。
6.駐車ブレーキセンサーからワイヤハーネスのコネクタを外す駐車ブレーキセンサー(ページ5–31)を
参照。ハーネスのコネクタ端子間にジャンパワイヤを取り付けて駐車ブレーキをセットし、走行回路
が動作できるようにする。
7.トランスミッション上部の、走行回路のホースが接続されている部分を十分にきれいにする図44。どち
らのホイールモータをテストするかを特定する
8.ホイールモータの効率をテストするトランスミッションポンプの出口フィッティングから油圧ホースを
外す図44
テ テ
テ
ス ス
ス
ト ト
ト
す す
す
る る
る
ホ ホ
ホ
イ イ
イ
ー ー
ー
ル ル
ル
モ モ
モ
ー ー
ー
タ タ
タ
ポ ポ
ポ
ン ン
ン
プ プ
プ
の の
の
出 出
出
口 口
口
右側モータ
ポートA
左側モータ
ポートC
9.油圧テスター圧力と流量を、ポンプ出口のフィッティングと外したホースとの間に直列に接続する。テス
ターについている矢印の向きが、ポンプの吐出部→ホースとなるように接続すること。テスターについ
ているフローコントロールバルブが全開になっているのを確認する。
10.エンジンを始動しローアイドル1,400rpmで回転させる。テストポートからリークがないか確認し、も
しあれば修正する。
重 重
重
要 要
要
Toro油 油
油
圧 圧
圧
テ テ
テ
ス ス
ス
タ タ
タ
ー ー
ー
圧 圧
圧
力 力
力
と と
と
流 流
流
量 量
量
TOR214678を を
を
使 使
使
用 用
用
す す
す
る る
る
こ こ
こ
の の
の
テ テ
テ
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ト ト
ト
で で
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は は
は
、 、
、
エ エ
エ
ン ン
ン
ジ ジ
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ン ン
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を を
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全 全
全
開 開
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で で
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運 運
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転 転
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し し
し
な な
な
い い
い
こ こ
こ
と と
と
。 。
。
エ エ
エ
ン ン
ン
ジ ジ
ジ
ン ン
ン
を を
を
全 全
全
開 開
開
に に
に
す す
す
る る
る
と と
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走 走
走
行 行
行
ポ ポ
ポ
ン ン
ン
プ プ
プ
出 出
出
口 口
口
で で
で
テ テ
テ
ス ス
ス
タ タ
タ
ー ー
ー
が が
が
破 破
破
損 損
損
す す
す
る る
る
可 可
可
能 能
能
性 性
性
が が
が
あ あ
あ
る る
る
。 。
。
11.光学式タコメータでエンジンの速度を測定しながら、スロットルを調整して2,800rpm全速ではないに調
整する。テスト中に車輪が回転できないように、駐車ブレーキを掛ける。
注 注
注
意 意
意
テ テ
テ
ス ス
ス
ト ト
ト
す す
す
る る
る
側 側
側
の の
の
車 車
車
輪 輪
輪
は は
は
、 、
、
回 回
回
転 転
転
し し
し
て て
て
マ マ
マ
シ シ
シ
ン ン
ン
前 前
前
進 進
進
さ さ
さ
せ せ
せ
よ よ
よ
う う
う
と と
と
す す
す
る る
る
。 。
。
テ テ
テ
ス ス
ス
ト ト
ト
は は
は
十 十
十
分 分
分
に に
に
慎 慎
慎
重 重
重
に に
に
行 行
行
う う
う
こ こ
こ
と と
と
。 。
。
12.運転席に座り、テスト側のモータにリンクしている走行コントロールレバーを、ゆっくりと前進側に倒し、
テスターの圧力計の読みが6,900kPa(1,000psi)なったところでレバーを止める。
13.テスターのフローメータに表示される数値L/分またはG/分が、そのモータの内部リーク量である。
油 油
油
圧 圧
圧
系 系
系
統 統
統
ペ ペ
ペ
ー ー
ー
ジ ジ
ジ
4–38グ グ
グ
ラ ラ
ラ
ン ン
ン
ド ド
ド
マ マ
マ
ス ス
ス
タ タ
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ー ー
ー
7200