Form No. 3385-810 Rev A Groundsmaster® 3500-G ロ ー タ リーモア モ デ ル 番 号30809—シ シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 警告 1 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使 用されているエンジンの排気には発癌性 や先天性異常などの原因となる物質が含 まれているとされております。 図1 1.
目次 燃料系統の整備 .....................................................42 燃料ポンプフィルタの交換.................................42 燃料タンクの整備 ...............................................43 燃料ラインとその接続の点検 .............................43 電気系統の整備 .....................................................43 バッテリーの手入れ ...........................................43 ヒューズ .............................................................44 走行系統の整備 .....................................................44 走行ドライブのニュートラル調整 ......................
安全について この製品は本書「リアバラストについて」の掲載 に従ってウェイトを搭載すること により、製造時 但し 所 定 の の 状 態 に お い て CEN 規 格 EN 836 1997但 ス テ ッ カ ー の 貼 付 が 条 件 、 お よ び 米 国 連 邦 ANSI B71.4-2012 規 格 に よ る 乗 用 芝 刈 機 の 安 全 基 準 を 満 た す製品です。 安全な運転のために 以下の注意事項はCEN規格EN 836:1997,ISO規格 5395:1990 およびANSI規格B71.
• • • • • タロック装置は絶対に取り外さないこと、ま た、正しく調整してお使いください。 トラックの荷台に敷いたカーペットやプラス チックマットなど絶縁体の上で燃料の給油をし ないでください。ガソリン容器は車から十分に 離し、地面に直接置いて給油してください。 給油は、機械をトラックやトレーラから地面に 降ろし、機体を接地させた状態で行ってくださ い。機械を車両に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には、大型タンクのノズルか らでなく、小型の容器から給油してください。 給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触さ せた状態を維持して行ってください。ノズルを開 いたままにする器具などを使わないでください。 もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、 直ちに着替えてください。 絶対にタンクから燃料をあふれさせないでくだ さい。給油後は燃料タンクキャップをしっか りと締めてください。 • • 運転位置を離れる前に以下の注意を厳守すること – • • • • • • • • • 平坦な場所に停止する。 – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降 させる。 – ギアシフトをニュ
• • • 機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故とな ります。稲光が見えたり雷が聞こえるような場 合には機械を運転しないで安全な場所に避難し てください。 トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすと きには安全に十分注意してください。 公道を通行することが法律で認められている場 合には右左折や停止時に法律で定められている 信号灯などを確実に操作してください。 • • • 保守整備と格納保管 • • • • • • • • • • • • • • 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボルト、 ナット、ねじ類が十分に締まっているかを確 認してください。 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管する場 合は、必ず燃料タンクを空にし、火元から十分 離してください。 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エン ジンが十分冷えていることを確認してください。 火災防止のため、エンジンやサイレンサ/マフ ラー、バッテリー搭載部、燃料タンクの周囲、 カッティングユニット駆動部の周囲、および駆 動部分に、余分なグリス、草や木の葉、ホコリ などが溜まらないようご注意ください。オイル や燃料がこぼれた場合はふきとってく
機械 を 使 用 す る こ と の で き る 最 大 斜 しています。機 度については、傾斜計の近くに貼り付けてあるス テッカーに表示してあります。 • 後退ペダルをブレーキとして使用してください。 • 道路付近で作業するときや道路を横断するときは • トレーニング 斜面での運転操作に十分に慣れていることが必要で す。斜面での注意不足は転倒につながりやすく、人 身事故などの大きな事故になります。 • 運転操作 • • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 • テニスシューズやスニーカーでの作業は避け • • • • • • • • • • • • てください。 安全靴と長ズボンの着用をおすすめします。地 域によってはこれらの着用が義務付けられてい ますのでご注意ください。 機械の可動部や排出口に手足を近づけないで ください。 給油は燃料タンクの首の根元から 6-13 mm 程度 下までとする。入れすぎないこと。 インタロックスイッチは使用前に必ず点検して ください。スイッチの故障を発見したら必ず修 理してから使用してください。 エンジンを始動する前に、駐車ブレーキが確実 にかかっ
音力レベル この機械は、音力レベルが 105 dBA であることが 確認されています ただしこの数値には不確定値 K1 dBA が含まれています。 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 音圧レベル この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レ ベルが 93 dBA であることが確認されています ただ しこの数値には不確定値K1 dBA が含まれています。 音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 振動レベル 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 0.5 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 0.7 m/s2 不確定値 K = 0.5 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.44 m/s2 不確定値 K = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 94-3353 1. 手を押しつぶされる危険 – 手を近づけないこと。 107-7801 向け 製 品 の み CE向 * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN 836:1997 に適合するた めに必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。ここに記載されてい る斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控えめな角度です。 1. 転倒の危険傾斜が15度以上の斜面に乗り入れないこと。 100-4837 106-6755 93-7276 1. 爆発危険保護メガネを着用すること。 2. 劇薬危険皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て。 3. 火災の危険火気厳禁・禁煙厳守のこと。 4. 毒物危険子供を近づけないこと。 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 93-7818 1.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 104-5181 CE用 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 バッテリーに人を近づけな いこと。 7. 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり 6. 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 2. 転倒の危険15°以上の斜面では運転禁止。転倒保護バー 装着車ではシートベルト着用すること。 バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 3. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 4. 手足や指の切断の危険 可動部に近づかないこと。 5. 警告 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジン を停止し、キーを抜くこと。 5. を読むこと 。 106-6754 1. 警告 表面が熱い。触れないこと。 2.
106-9290 1. 入力 2. 作動していない 3. オーバーヒート時のエンジ ン停止 7. 駐車ブレーキ OFF 11. 始動 4. オーバーヒート時の警告 8. ニュートラル 12. 通電で運転ETR 5. 着席 6. PTO 9. 出力 10. PTO 13. 始動 14. パワー 121–3531 1. PTOを入れる 6. 左へ移動 11. エンジン停止手順については オペレー ターズマニュアル を参照のこと 1) リー ルを停止する 2) キーを stop 位置に回 す 3) キーを抜き取る 4) 駐車ブレーキ を掛ける。 2. PTOを解除 7. ロック 12. 高速 13. 低速 3. カッティングユニット下降 8. エンジン 停止 4. 右へ移動 9. エンジン 作動 5. カッティングユニット上昇 10.
104-1086 1. 刈高 121–3533 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 数量 用途 必要なパーツはありません。 – バッテリーに電解液を入れて充電し、機 体に取り付けます。 傾斜計 1 傾斜計を点検します。 ロックブラケット リベット ワッシャ ねじ, 1/4 x 2 inches ロックナット, 1/4 inch 1 2 1 1 1 フードラッチを取り付けCE 規格ます。 4 5 6 7 8 必要なパーツはありません。 – 昇降アームを調整します。 必要なパーツはありません。 – リアバラスト 必要なパーツはありません。 – キャリアフレームを調整します 必要なパーツはありません。 – 刈り高を調整します 必要なパーツはありません。 – 調整方法は以下の通り 9 必要なパーツはありません。 – マルチングバッフルオプションを取り付 けます 手順 内容 1 2 3 その他の付属品 内容 数量 用途 CE 用ステッカー 6 欧州規格の場合に既存の英語のステッカーの上から貼付 します。 始動キー 2 エンジンを掛ける。 オ
注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 3. バッテリーの各セルからキャップをはずし、 上限までゆっくり液を満たす。 4. 各セルのキャップを取り付け、バッテリーを 充電器に接続し、充電電流を 34 A にセットす る。34 Aで48時間充電する。 バッテリーを充電し機体に取り付 ける 告 充電中は爆発性のガスが発生する。 必要なパーツはありません。 • バッテリーにタバコの火、火花などの 火気を近づけないこと。 • バッテリーの近くでは絶対に喫煙しな い。 手順 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 5. 充電が終わったらチャージャをコンセントか ら抜き、バッテリー端子からはずす。 6.
図5 図4 プラス バッテリーケーブル 1. 2. 重要 バッテリーを機体から取り外した場合に は、再取り付けに際して、必ず、クランプボ ルトの頭が下、ナットが上になるようにして ください。逆に取り付けると、カッティング ユニットをシフトさせるときにボルトが油圧 チューブに当たる可能性があります。 8. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン Grafo 112X スキンオーバーグリス: P/N 505-47ま たはグリスを薄く塗る。 9. ショート防止のために 端子にゴムキャップ をかぶせる。 3. 携帯斜面計で0°の読みが出ない場合には、駐車 場所を変えて、携帯斜面計の読みで0°になるよ うに駐車し直す。この状態で、機体に装着され ている傾斜計の読みが 0°でなければいけない。 4. 機体に装着されている傾斜計の読みが 0°でな い場合には、機体の傾斜計の取り付けネジを ゆるめて 0°の読みが出る位置に調整し、ネジ を締めて調整を固定する。 3 バッテリーカバーを取り付ける。 10. 傾斜計 1.
1 2 1 G012630 図8 G012628 1. 図6 1. フードラッチブラケット 2. リベット 7. 3. CE 用ロックブラケットとフードラッチブラ ケットの取り付け穴をそろえて、フードの上 に位置決めする。ロックブラケットをフード に当てて取り付ける図 7。ロックブラケット アームからボルトナットアセンブリを外して しまわないこと。 フードのラッチ フードロックブラケットのもう一方のアーム にボルトを取り付けてラッチを固定する図 9。 ボルトはしっかりと固定するがナットの締め 付けは行わないこと。 3 1 2 2 1 G012631 図9 1. ボルト 2. ナット 3. フードロックブラケットの アーム G012629 図7 1. CE 用ロックブラケット 2. 4 ボルトナットアセンブリ 4. フードの内側にある穴に、ワッシャを整列さ せる。 昇降アームを調整する 5. ブラケットとワッシャをフードにリベットで 固定する 図 7 。 必要なパーツはありません。 6.
昇降アーム 2. フロアプレートのブラケット 3. 調整が終わったらピンを取り付けて隙間 の大きさを確認し、必要に応じて再調整 する。 E. クレビスのジャムナットを締める。 2. 各昇降アームとストップボルトとの隙間が 0.131.02 mmの間にあるかどうか点検する(図 11)。この範囲になければストップボルトを 調整する。 3. エンジンを始動し、カッティングユニットを 上昇させ、後ろカッティングユニットのウェ アバーの上部についているウェアストラップ からバンパーストラップまでの距離が 0.52.5 mm の間にあるかどうか点検する図 13。 図 10 図はカッティングユニットを外した状態です 1. D. すきま このすき間が基準通りでない場合には、以下 の手順で調整する A. ストップボルトを戻す図 11。 図 13 1. ウェアバー 2. バンパーストラップ このすき間が基準通りでない場合には、以下 の手順で後シリンダを調整する 注 移動走行中に後昇降アームが「ガタつく」 ようであれば隙間を小さくしてください。 A. 図 11 1. ストップボルト 2.
5 リアバラストの取り付けについて 必要なパーツはありません。 手順 本機をCEN 規格EN 8361997および ANSI B71.4-2012 規格に適合させるには、塩化カルシウムバラスト 22.6 kg を後ホイールに充填することが必要です。 図 15 重要 塩化カルシウムを搭載してターフで作業中に 万一パンクした場合は、すぐにマシンをターフの外 へ退避させてください。そして、ターフへの被害を 防止するため、塩化カルシウム液がこぼれた場所に 十分な散水を行ってください。 前デッキ用取り付け穴上穴 3. 2. 前デッキ用取り付け穴下穴 2.
は、カッティングデッキを右側にスライドさせ、後 カッティングデッキを外し、機体の右側に引き出 すのが最も簡単です。 8 1. カッティングデッキを降下させ、エンジンを 止め、スイッチからキーを抜き取る。 ローラスクレーパ オプション の調整 2. 各刈り高ブラケットを刈り高プレート前と右 と左に固定しているボルトをゆるめる図 16。 必要なパーツはありません。 3. まず前から調整を始めるので、ボルトを外す。 手順 後ローラスクレーパオプションは、スクレーパと ローラとの間に 0.51mm の平行な隙間があるときに 最も効率よく機能するように設計されています。 1. グリスフィッティングと取り付けねじをゆる める 図 18 。 1 2 3 図 16 1. 刈高ブラケット 2. 刈高プレート 4. 5. 3. G011346 図 18 スペーサ 1. ローラスクレーパ 2. 取り付けねじ 3. グリスフィッティング チェンバを支えておきながらスペーサを取り 外す 図 17 。 2.
製品の概要 各部の名称と操作 1 G011347 図 19 1. 3. マルチング・バッフル どのマルチング・バッフルもブレードに触れ ていないこと、また後チェンバ壁面の内側に はみ出ていないことを確認する。 図 20 前進走行ペダル 4. チルト調整レバー 2. 後退走行ペダル 5. インジケータ窓 3. 刈り込み・移動走行切り換 えレバー 6. 傾斜計 1.
チルト調整レバー 押し込むと、カッティングユニットが作動を停止 します。 このレバー図 20を手前に引いてハンドルを適当な位 置に調整します。調整ができたらレバーを前に倒 して固定します。 アワーメータ アワーメータ図 22は左側コントロールパネルにあっ て本機の稼働時間を積算表示します。このメータは 始動スイッチをON位置にすると始動します。 インジケータ窓 カッティングユニットが中央位置にあるかどうか を確認するための窓図 20です。 カッティングユニットのシフトレバー このレバー図 22をに倒すとカッティングユニットが 下降します。エンジンが作動していないとカッティ ングユニットは下降しません。レバーを手前の Raise 位置に引けばカッティングユニットは上昇します。 傾斜計 機体の左右の傾きを表示する計器です図 20。 始動スイッチ レバーを左右に動かすとカッティングユニットがそ の方向にスライドします。この操作はカッティング ユニットを上昇させた状態で、または芝刈り走行 中以外には行わないでください。 始動スイッチ図 22はエンジンの始動と停止を行うス イッチで、3つの位置がありま
仕様 い。レバーを手前に引くと駐車ブレーキがかかり ます。駐車ブレーキが掛かっているのに走行ペダ ルが踏むとエンジンが停止します 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 昇降レバーロック 昇降レバーロック図 22を後方に倒すとカッティング ユニットがロックされ、落下を防止します。 全幅 182cm 71.8 インチ 刈幅 173cm 68 インチ 長さ 295 cm (116 インチ) 180 cm (70.8 インチ) ROPS 最上部までの高さ 燃料計 149cm 58.5 インチ ホイールベース 燃料計図 23は、燃料タンクに残っている燃料の量を 表示します。 トレッド 145cm 57 インチ 地上高 15.3cm 6 インチ 重量カッティングユニットを含む 963kg カッティングデッキ 長さ 86.4cm 幅 86.4cm 高さ 24.4cm キャリアマウントまで 26.7cm 刈高 18mm のとき 34.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 2 g021401 油量は約 3.3 リットルフィルタ共です。 図 25 注 Toro のプレミアムエンジンオイル10W-30 または 5W-30を代理店にてお求めいただくことができます。 パーツカタログでパーツ番号をご確認ください。 1.
燃料を補給する 危険 ガソリンは非常に引火 爆発しやすい物質で ある。発火したり爆発したりすると、やけ どや火災などを引き起こす。 燃 料 容 量 38 リットル • • 使用推奨燃料 – 機械の性能を最も良く発揮させるために、オ クタン価87以上の、きれいで新しい購入後30 日以内無鉛ガソリンを使ってくださいオクタ ン価評価法は(R+M)/2 を採用。 – エタノールエタノールを添加10% までしたガ ソリン、MTBEメチル第3ブチルエーテル添 加ガソリン15% までを使用することが可能で す。エタノールとMTBEとは別々の物質で す。エタノール添加ガソリン15% 添加=E15は 使用できません。エタノール含有率が 10% を 超えるガソリンたとえば E15含有率 15%、 E20含有率 20%、E85含有率 85%は絶対に使 用してはなりません。これらの燃料を使用し た場合には性能が十分に発揮されず、エンジ ンに損傷が発生する恐れがあり、仮にそのよ うなトラブルが発生しても製品保証の対象と はなりません。 – メタノールを含有するガソリンは使用でき ません。 – 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬
ラジエターの冷却液は、水とエチレングリコール不 凍液の 50/50 混合液です。毎日の作業前に液量を点 検してください。 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリ ンに引火する危険がある。発火したり爆 発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地 面に直接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補 給しない。車両のカーペットやプラス チック製の床材などが絶縁体となって 静電気の逃げ場がなくなるので危険で ある。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、 車輪を地面に接触させた状態で給油を 行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わ なければいけない場合には大型タンク のノズルからでなく、小型の容器から 給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しな ければならない場合には、ノズルを燃 料タンクの口に常時接触させた状態で 給油を行う。 意 注 エンジン停止直後にラジエターのキャップを開 けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけ どを負う恐れがある。 • エンジン回転中はラジエターのふたを開け ないこと。 • キャップを開けるときはウェス
を使用することができます。トロ社では合成オイル の使用をお奨めしておりません。オイルの専門業者 と相談の上、適切なオイルを選択してください 不 適切なオイルの使用による損害については弊社は 責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお 使い下さる様お願いいたします。 高 粘 度 イ ン デ ッ ク ス 低 流 動 点 ア ン チ ウ ェ ア 油 圧 作 動 液 , ISO VG 46 物性 cSt @ 40°C 44 - 48 粘度, ASTM D445 cSt @ 100°C 7.9-8.5 140 160 粘性インデックス ASTM D2270 -37°C -45°C 流動点, ASTM D97 産業規格 ヴィッカース I-286-S 品質レベル, ヴィッカース M-2950-S 品質レベル, デニソン HF-0 4. 油量が少なければFULLマークまで補給する。 5. ディップスティックとキャップを取り付ける。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 運転前に正しいレベルに下げてください。タイヤ の適正空気圧は、97-124 kPa 0.
重要 スタータモータのオーバーヒートを防止 す る た め 、 ス タ ー タ は 15 秒 間 以 上 連 続 で 回 転 秒間 連 続 で 使 用 し た さ せ な い で く だ さ い 。 15秒 秒間 の 休 止 時 間 を と っ て く だ さ い 。 ら 60秒 1. 油圧ポンプについているバイパスバルブ 図 31を90°回転させる。 エンジンの停止手順 エンジンを停止するには、スロットルをアイドル位 置、カッティングユニット駆動スイッチを OFF 位置 に戻し、始動キーをOFF位置に回して抜き取る。事 故防止のため、キーは抜き取っておく。 図 31 インタロックシステムを点検する 1. 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 意 2.
SCMは外部のコンピュータや診断機器に接続する ことはできません。また、内部のプログラムを改 変することもできませんし、発生した故障内容を 記憶しておくこともできません。 SCM上のLEDの説明は絵文字です。枠で囲まれた3 つが出力です。それ以外はすべて入力です。以下の 表図 32に記号とその意味を示します。 図 32 SCMを使った故障探究手順は以下の通りです。 5. 出力LEDが点灯しているのにその機器が作動 しない場合には、出力ハーネス、そこから先 の接続、機器そのものの故障が疑われる。必 要時応じて修理する。 1. どの出力を調べたいのかを決める PTO、始 動、ETR 。 2. 始動キーをONにして、赤い電源LEDが点灯 するのを確認する。 6. 出力LEDが点灯しない場合には、ヒューズ両 方 を点検する。 3. 全部の入力スイッチを操作して、対応する入 力LED が点灯するのを確認する。 7. 入力が正常なのに出力LEDが点灯しない場合 には、SCMを交換してみる。 4.
アトミック・ブレード 故障探究手順は、まず、始動キーをON にするエン ジンは始動しない。不具合の出ている機能を表の一 番左の欄から探し出す。必要な入力をそれぞれ操作 してLED が点灯するのを確認する。 落ち葉のマルチングに最高の性能を発揮するように 設計されているブレード。 特徴 落ち葉のマルチングに最適 入力LED に問題がなければ出力LED を確認する。 出力LED が点灯しているのにその機器が作動しない 場合には、機器に到達している電圧、機器までの導 通、アース回路などを検査する。発見した故障内 容に応じて修理を行う。 ブレードの選択 標準コンビネーション セール 草の状態に関係なく、非常に効率よく草を立たせ、 刈りかすをきれいに分散させます。立ち上げをより 強くあるいは弱く、また排出速度をより強くある いは弱くしたい場合には、別種類のブレードの使 用を考慮してください。 特徴 ほとんどの条件で効率よく草を立たせ、刈りか すをきれいに分散させる。 山形セール 低めの刈高1964mmで最もよく性能を発揮する。 特徴 • 刈り高を低くしても、刈りかすが均一に散る。 • 刈りかす左側へ片寄る傾
アクセサリの選択 オプションの機器構成 アングル・セール・ブレー ド ハイリフト平行セール・ブ レード (マルチングバッフ マルチング・バッフル ローラ・スクレーパ 寒地型の芝草を少なくと も週 3 回刈る 草丈の1/3 以上を切 り込まない場合 に刈りカスの分散をきれ いにする。 ハ イ リ フ ト ・ パ ローラに刈りかすがこび りつく、刈りかすが広く平 らにかたまって残るなど の場合にはいつでも使用 してよい。場合により、 刈りかすの塊が 増える場 合がある ルと同時に使用しないこ と) 芝生の刈り込み 刈高 19 44mm ほとんどの場合に推奨 密度の低いまたはまば ら な草地で使用可能 芝生の刈り込み 刈高 50 64mm 密度の高いまたはよく 繁 茂した草地に推奨 密度の低いまたはま ば らな草地に推奨 芝生の刈り込み 刈高 70 100mm よく茂った草地で使用 可 能 ほとんどの場合に推奨 落ち葉のマルチング マルチング・バッフルの使 用を推奨 使用禁止 コンビネーション・セール またはアングル・セール・ ブレードとのみ使用可能 長所 低い刈高で均一な
ヒント 走行モードにセットし、静かに前進ペダルを踏み 込んで、安全な広い場所に移動してください。 一般的なヒント • まず、前進、後退、停止を練習します。走行ペ ダルから足を離せば ペダルは自動的にニュート ラル位置に戻って停止します。下り坂を走行中 に停止する場合は、後退ペダルを利用するほ うが効果的でしょう。 • 斜面では十分に速度を落としてハンドリングを 安定させてください。斜面を横切って走行する 前には、サイドワインダーカッティングユニッ トを山側にスライドさせて機体を安定させま しょう。谷側にスライドさせると機体が不安定 になりますから注意してください。この操作は 必ず斜面を横切り始める前に済ませてください • 斜面の刈り込みは、できるだけ上下方向に行っ てください。斜面を下るときには、機体を安定さ せるためにカッティングユニットを下げておい てください。斜面では旋回しないでください。 • 障害物の周囲をカッティングユニットを下げた 状態、上げた状態のどちらでも上手に旋回でき るように練習してください。狭い場所を通り抜 ける時、マシンやカッティングユニットをぶつ けて損傷しないよ
• また前方に障害物があってもカッティングユ ニットのスライド動作でかわすことができます。 • 移動走行時にはカッティングユニットを上昇さ せ、走行モード切り換えレバーを「移動走行」 モード左位置にし、最大スロットルにセットし てください。 刈り込みパターン 同じ方向からの刈り込みを続けていると芝草が寝 てしまい、刈ったあとの見映えが悪くなりますか ら、刈り込みの方向はできるだけ毎回変えるように しましょう。 カウンタバランス 一度に切り取る長さは25 mm以内に抑えましょう。 草丈の1/3 以上は刈り取らないのが原則です。成長 期の密生している芝生では刈り高設定をさらに一目 盛り上げる必要があるかもしれません。 いつも鋭利なブレードを使うこと 刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいです。 切れ味の悪い刃先は芝草を引きちぎるので、切り口 が茶色に変色し、芝草の成長を悪くし、また病気 にもかかりやすくなります。ブレードの状態が良 いこと、また、セール部分にまったく欠落がない ことが大切です。 刈り込みのテクニック カッティングユニットのコンディションを点 検してください。 ブレードを回転さ
刈り込みがおわったら 一日の作業を終え、エンジン温度が下がったら、洗 車してください。洗車には普通のホースを使用しま す。ノズルや圧力洗浄器は、シール部分やベアリン グに浸水させる恐れがありますので使用しないで ください。ラジエターおよびオイルクーラに刈り かすやごみが付着していたらきれいに取り除いて ください。洗浄後、オイル漏れ、損傷、磨耗など がないか、またカッティングユニットの切れ具合 を点検することをお奨めします。 重要 洗浄が終わったら、サイドワインダーを左右 に数回動かしてください。これにより、ベアリング ブロックとクロスチューブに溜まっている水を掃き 取ることができます。 33
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 使用開始後最初の 8 時間 • 全部のベルトの状態と張りを点検します。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • 油圧フィルタを交換します。 使用開始後最初の 50 時間 • オイルとフィルタの交換 使用するごとまたは毎日 エンジンオイルの量を点検してください。 冷却水の量を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 インタロック・システムを点検します。 ラジエターとオイルクーラ部分を清掃してください。 油圧ラインとホースを点検する。 ブレードの停止所要時間を確認する。 25運転時間ごと • バッテリー液の量を点検する。 (格納中は30 日ごとに点検します。) 50運転時間ごと • ベアリングとブッシュのグリスアップを行う。 (非常にホコリの多い条件で使用していると きには、毎日グリスアップしてください。) 200運転時間ごと • • • • • • ホイールナ
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作 ブレーキの動作 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却水の量を点検する エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検。 エンジンから異常音がないか 点検する。 2 ラジエターとスクリーンの汚れ 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検。 オイル漏れなど。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作 刈高の調整の点検 グリスアップを行なう。2 塗装傷のタッチアップを行う。 1 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2 車体を水洗いしたときは整 整備 間 隔 に 関 係 な く 直 ち に グリスアップする。 重要 エンジンの整備に関する詳細はエンジンのオペレーターズマニュアルを参照してください。 注 お使いの機械の電気回路図 や 油圧回路図 を入手したい場合には、以下のインターネットサイトから無料 でダウンロードすることができます www.Toro.
定期整備ステッカー 図 33 整備前に行う作業 3. フードを右側にスライドさせながら反対側を 持ち上げると外れる。 フードの外しかた 注 取り付けは上記と逆の手順で行う。 整備をやりやすくするため、フードは簡単に取り外 すことができます。 デッキ整備用ラッチの使い方 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードのピボット部をブラケットに固定して いるヘアピンコッターを抜き取る図 34。 カッティングデッキの整備を行う際には、事故防止 のために整備用ラッチを使用してください。 図 34 1. ヘアピンコッター 36 1. サイドワインダーを使ってデッキを中央に セットする。 2. カッティングデッキを移動走行位置に上昇さ せる。 3. 駐車ブレーキをセットし、エンジンを止める。 4.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 非常にホコリの多い条件 で使用しているときには、毎日グ リスアップしてください。 500運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方 図 35 1. 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.2汎用 リチウム系グリスを注入します。悪条件下ホコリの 多い環境では毎回グリスアップしてください。ベア リングやブッシュの内部に異物が入ると急激に磨耗 が進行します。車体を水洗いしたときは整備間隔に 関係なく直ちにグリスアップしてください。 整備用ラッチのフック 5. 前カッティングデッキの外側を持ち上げ、運 転台前部のフレームについているピンにラッ チを掛ける 図 35 。 6. 運転席に座りし、エンジンを始動させる。 7. カッティングデッキを刈り込み位置に下降さ せる。 8. エンジンを止め、キーを抜き取る。 9.
• サイドワインダーのシリンダの両端2ヶ所 図 38 • 後昇降アームのピボット昇降シリンダ2ヶ所図 40 図 40 • 左前昇降アームのピボット昇降シリンダ 2ヶ 所 図 41 図 38 • ステアリングピボット (図 39) 図 41 • 右前昇降アームのピボット昇降シリンダ 2ヶ 所 図 42 図 39 図 42 38
• ニュートラル調整機構図 43 • ステアリングシリンダ図 46 図 43 図 46 • 刈り込み・移動走行切り換えレバー(図 44) 注 ステアリングシリンダ反対側の端にグリス注 入箇所を作ることができます。その場合、タイ ヤを外し、ニップルを付け、グリスを注入し、 ニップルを外し、プラグを取り付けます図 47。 図 44 • ベルトテンションピボット図 45 図 47 • カッティングユニットのスピンドルシャフトの ベアリング各カッティングユニットに2ヶ所図 48 注 どちらのニップルからグリスを注入してもか まいません。スピンドルハウジングの底デッキ の下にありますから少量のグリスがはみ出てく るまでポンプでグリスを注入してください。 図 45 図 48 39
• エンジンの整備 後ローラのベアリング各カッティングユニット に2ヶ所 図 49 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁に 整備を行ってください。 定期的にエアクリーナとホースアセンブリを点検 し、エンジンの保護と寿命の安定をはかってくださ い。エアクリーナ本体にリーク原因となりそうな 傷がないか点検してください。ボディーが破損し ている場合は交換してください。 G011349 図 49 注 ローラマウントのグリス注入用溝と、ローラ シャフト端部のグリス注入穴をそろえて注入し てください。ローラシャフトの片方の端部に合 わせマークがついていますので、これを利用 するとよいでしょう。 エアクリーナのフィルタの点検・交換は以下の要 領で行います 1. ラッチを引いて外し、カバーを左にひねって ボディーからはずす。 図 50 1. 2. エアクリーナのカバー 2. フィルタ フィルタを外す前に、低圧のエア2.
5. フィルタをボディー内部にしっかり取り付け る。エレメントの外側のリムをしっかり押さ えて確実にボ ディーに密着させる。 6. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。カバーについているゴム製のアウト レットバルブを外し、内部を清掃して元通り に取り付ける。 7. アウトレットバルブが下向き後ろから見たと き、時計の5:00と7:00の間になるようにカバー を取り付ける。 8. カバーのラッチをしっかりと掛ける。 エンジンオイルとフィルタの交換 1 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 g021414 図 52 200運転時間ごと 1. ドレンプラグ (図 51) を外してオイルを容器 に受ける。オイルが抜けたらドレンプラグを 取り付ける。 1. 3.
燃料系統の整備 燃料ポンプフィルタの交換 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 危険 図 53 1. 4. それぞれのプラグのエアギャップを 0.81 mm に調整する。 5. 調整された点火プラグをエンジンに取りつけ て、24.5-29 N.m2.5-3.0 kg.m = 18-22 ft-lbにトル ク締めする。トルクレンチがない場合には、 十分に締め付ける。 6. ガソリンは非常に引火 爆発しやすい物質であ る。発火したり爆発したりすると、やけどや火 災などを引き起こす。 エアギャップ 0.81 mm 点火コードをしっかりとはめ込む。 • エンジンが冷えてから燃料タンクからガソ リンを抜き取る。この作業は必ず屋外の広い 場所で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花 や炎を絶対に近づけない。 1. ポンプへのアクセスを確保するために車体か ら運転席を外す図 54。 1 g021415 図 54 1. 42 燃料ポンプ 2. 燃料ポンプからワイヤハーネスのコネクタを 外す 図 55 。 3.
電気系統の整備 バッテリーの手入れ 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—バッテリー液の量を点 検する。 格納中は30 日ごとに点検 します。 バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持 しバッテリー上部を常にきれいにしておいてくださ い。高温環境下で保管すると涼しい場所で保管した 場合に比べてバッテリーは早く放電します g021236 各セルへは、蒸留水またはミネラルを含まない水を 適正レベルまで補給してください。但し、電解液 の量が、各セルの内側についているスプリットリ ングの高さ以上にならないよう、注意してくださ い。キャップは換気穴を後ろ燃料タンク側に向け て取り付けます。 図 55 1. 燃料ポンプ 2. ホースクランプ 3. 燃料ライン/燃料フィルタ 5. 新しい燃料フィルタホースに、新しいホース クランプを取り付ける。 6. ホースを燃料ポンプに接続し、クランプで固 定する。 7. アセンブリを燃料タンクに挿入し、キャッ プをトルク締めする 20-22 N-m 2.0-2.3 kg.m = 175-200 in-lb 。 8.
走行系統の整備 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動 きだすようでしたら、トラクションカムを調整し ます。 取り扱い後は手を洗うこと。 1. スロットルレバーがパネルのスロットに当た るまで後ろに倒す。 2. 噴射ポンプのレバーアーム図 56の部分にある スロットルケーブルのコネクタをゆるめる。 ヒューズ ヒューズはコンソールカバーの下にあります。 図 56 1. 44 インジェクションポンプのレバーアーム 3. インジェクションポンプ レバーのアームを ローアイドルストップに当てた状態でケーブ ルコネクタを締める。 4. スロットルコントロールをコントロールパネ ルに固定しているネジをゆるめる。 5. スロットルレバーを一番前に倒す。 6.
冷却系統の整備 ブレーキの整備 エンジンの冷却系統の清掃 駐車ブレーキの調整 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—駐車ブレーキの調整状 態を点検します。 2年ごと 1. ラジエター/オイルクーラのスクリーンは毎日清掃 してください。汚れが激しければより頻繁な清掃 が必要です。 1. エンジンを止め、フードを開ける。エンジン の周囲を丁寧に清掃する。 2. オイルクーラ/ラジエターの裏表を、水または 圧縮空気で丁寧に清掃する図 57。 ブレーキレバーに調整ノブを固定している固 定ネジをゆるめる図 58。 図 58 図 57 1. 3. ラジエター/オイルクーラ フードを閉じる。 45 1. 駐車ブレーキレバー 2. ノブ 3. 固定ネジ 2. ブレーキを掛けるのに必要な力が 41-68 N-m 14-18 kg = 30–40 lbとなるようにノブを回して 調整する。 3.
ベルトの整備 エンジンベルトの整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間—全部のベルト の状態と張りを点検します。 200運転時間ごと—全部のベルトの状態と張 りを点検する。 ファ ン ベ ル ト の 張 り オ ル タ ネ ー タ /フ 1. フードを開ける。 2. ベルト中央 (オルタネータとクランクシャフ ト・プーリの間) を30 N-m10 kg=22 lbの力で 押して点検する。新しいベルトの場合は 8-13 mm 程度のたわみが出るのが適正である。古 いベルトの場合は 10-14 mm 程度のたわみが出 るのが適正である。たわみの量が適正でない 場合は以下の手順へ進む。適正であれば調整 は不要である。 図 60 1. 図 59 1. 3. オルタネータ/ファン ベルト ベルトの張りの調整は以下のように行います A. オルタネータの取り付けボルト2 本をゆ るめる。 B. エンジンとオルタネータの間にバールを 入れて適当な張りに調整し、取り付けボ ルトを締め付ける。 ハイドロスタットのベルトの交換 1.
油圧系統の整備 連絡ください。汚染されたオイルは乳液状になっ たり黒ずんだ色なったりします。 油圧オイルフィルタの交換 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. 油圧ラインの接続部図 62または油圧フィル タ図 61を外し、流れ出すオイルを容器に受 ける。オイルが全部流れ出たらラインを元通 りに接続する。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間 200運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方 トロ社の純正フィルタP/N 86-3010をご使用くださ い。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2. フィルタ取り付けプレートのホースにクラン プを掛ける。 3. フィルタ取り付け部の周辺をウェスできれい にぬぐう。フィルタ図 61の下に廃油受けを置 いてフィルタを外す。 図 62 1. 3. 油圧ライン 油圧オイルタンク図 63に約 22.
刈り込みデッキの保守 油圧ラインとホースの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 カッティングデッキの取り外し 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支 持部のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風 雨や薬品による劣化などがないか点検する。異常を 発見したら必ず運転を行う前に修理してください。 告 警 1. 平らな場所に駐車し、カッティングデッキを 降下させ、エンジンを停止して駐車ブレーキ を掛ける。 2. デッキから油圧モータを外す図 64。異物が つかないように、スピンドル上部にはカバー を掛けておく。 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 図 64 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 1.
3. デッキのキャリアフレームを昇降アームのピ ボットピンにセットする。リンチピンで固定 する 図 65 。 上記の範囲から外れている場合には、13ページの 「ブレード回転面の調整」を行ってください。 4. デッキに油圧モータを取り付ける図 64。Oリ ングを忘れずに、また、損傷させないよう注 意して取り付ける。 ブレード回転面の調整 5. まず前を調整する度に1つのブラケットを調整する。 スピンドルにグリスを注入する。 ブレード回転面の管理 1. 刈り高ブラケット前、左、右のうち1つをデッ キのフレームから外す図 67。 2. デッキフレームとブラケットとの間に厚さ 1.5mm または 0.7mm のシム、場合によっては これらの両方を挿入して、希望する刈高を達 成する 図 67 。 刈り込みデッキは、刈高 50mm、ブレードのレーキ 設定 7.9mm に設定して出荷されています。また、 左右の刈高の差が、± 0.
刈り込みブレードの整備 ブレードの点検と研磨 1. カッティングデッキを一番高い位置まで上昇 させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛 ける。カッティングデッキが落下しないよう に支持ブロックでサポートする。 2. ブレードの切っ先を注意深く観察、特に、直 線部と曲線部が交わる部分をよく観察する図 69。この、直線部と曲線部の交差域は、砂な どによる磨耗が進みやすい部分なので、機械 を使用するまえによく点検することが必要。 磨耗が大きい場合には図 69危険であるから交 換する「ブレードの取り外し」を参照。 ブレードの取り外し ブレードが堅いものに当たった、バランスが取れて いない、磨耗した、曲がったなどの場合には新しい ものと交換してください。安全を確保し、適切な刈 りを行うために、ブレードは必ず Toro 社の純正品を お使いください。他社のブレードを使用すると危険 な場合がありますから絶対にやめてください。 1. カッティングデッキを一番高い位置まで上昇 させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛 ける。カッティングデッキが落下しないよう に支持ブロックでサポートする。 2.
き込んで、ベアリングを反対側にたたき出 す。インナーレースのリップが 1.5mm 突き出 れば適正である。 図 70 1. 4. 5. 3 この角度を変えないように研磨すること 2 ブレードが真っ直ぐか曲がっているかを点検 するには、平らな面において端部を観察す る。ブレードの両端部が中心部よりもわずか に下がっており、刃部がブレードのヒール部 かかと、後部よりも下がっているのが正しい 形状である。このような形状であれば、刈り あがりがきれいで、しかもエンジンのパワー を浪費しない。逆に、両端部が中央部よりも 高くなっていたり、刃部がヒール部よりも高 くなっている場合、そのブレードは変形して いるので交換すること。 4 3. ベアリング 2. 取り付けボルト 4.
保管 エンジン 1. バッテリーの保管 2. 本機を30 日以上にわたって使用しない場合は、バッ テリーを取り外して充電しておいてください。温度 が高いとバッテリーは早く放電しますので、涼しい 場所を選んで保管してください。 バッテリーの凍結 を防止するため、フル充電状態で保管するように してください。この時、電解液の比重は 1.2651.299 になります。 3. 4. 5. 6. 冬期格納保管のための準備 本機を30日間以上にわたって格納保管する場合に は、以下の作業を行ってください。 エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグを はめる。 オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイ ルフィルタを取り付ける。 オイルパンに3.
カッティングデッキ カッティングデッキをトラクションユニットから 外した場合は、必ずスピンドルの上部にスピンド ルプラグを取り付けて、ほこりや水の浸入を防止し てください。 53
メモ 54
メモ 55
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