Form No. 3351-783 ® • 27 インチ ロータリー・カッティング・デッキ Groundsmaster® 3500, 4500/4700 トラクションユニット用 Model No. 30827—Serial No.
もくじ はじめに ページ この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分 に理解してください。オペレータや周囲の人の人身事故 や製品の損傷を防ぐ上で大切な情報が記載されていま す。製品の設計製造、特に安全性には常に最大の注意 を払っておりますが、この製品を適切かつ安全に使用す るのはお客様の責任です。 はじめに....................................................................................... 2 安全について.............................................................................. 3 安全ラベルと指示ラベル................................................. 3 仕様............................................................................................... 4 主な仕様.......
安全ラベルと指示ラベル • 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりは がれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 98-7818 1. 各ブレード・ボルトを 115–149 N•m(11.8-15.2 kg.m)にトルク締 めする。詳細についてはオペレーターズマニュアルを読むこと 43-8480 1 104-1086 1. 刈高 1 2 104–4892 100-6583 (CE用: 43-8480 の上から貼付する) 1. 異物が飛び出す危険 - 人を近づけないこと。 2.
仕様 注:仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 主な仕様 構造: 7 GA(厚さ4.55 mm),10 GA(厚さ3.42 mm)および 12 GA(厚さ2.63 mm) 鋼板による溶接構造スピンドル・サポートは厚さ 4.76 mm の高強度鋼と 10GA 外部チャネルで構成し、ブレードの多重衝撃テストに合格している。 デッキ・フレームは 38 mm 角管と 7 GA(厚さ4.55 mm)のサイド・サポート に溶接されておりチェンバを保護し衝突衝撃に耐える。 ブレード 刃長 27インチ(686 mm)、アングル型セール、焼入れ鋼製 先端の速度 4620 m/min.(呼び値) ブレード回転面. (製造時設定) 刈高(5.08 cm). 右または左側(5.46 cm). 左右 0.8 mm 以内 ブレード・レーキ部 (約 7.9 mm). 刈高19–102 mm), 調整は.
寸法 全長 86.4 cm 全幅: 86.4 cm 全高 24.4 cm(キャリア・マウントまで). 26.7 cm. (刈高 19 mmのとき). 34.9 cm. (刈高102 mm のとき) ローラによる転圧. 前後. 後ローラ. 前ローラ . 74.9 cm. 75.7 cm; 全長. 47 cm;前ローラの間 オプション機器 マルチング・バッフル・キット (1デッキに1キット) ハイ・リフト・ブレード • Model No. 30828 Part No. 105–4089 警告 • ハイリフト・ブレードでの刈り込みにマルチング・バッ フルを使用してはならない。ブレードが折れて人身事 故にいたる危険がある。 ローラ・スクレーパ Model No.
組み立て 注:前後左右は運転位置からみた方向です。 付属部品表 注:組み立てに必要な部品がそろっているか以下の表で確認してください。全部そろっていないと正しい組み立てが できません。 名称 数量 用途 ステッカー 1 パーツカタログ 1 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 登録カード 1 *日本のお客様は返送ご不要です。 キャリア・フレームを調整する(グラン CE諸国用の場合にカッティング・デッキ に貼付します。 後カッティング・デッキ ドマスター 3500 のみ) 後カッティング・デッキは、刈り高に関係なく後側の取り 付け穴を使って取り付けます(図1)。 前カッティング・デッキと後カッティング・デッキではアー ムへの取り付け位置が異なります。 前カッティング・デッキには2ヶ所の取り付け位置があ り、刈り高とデッキに必要な回転角度によって取り付け 位置を選びます。後カッティング・デッキの取り付け位置 は一箇所のみで、フレーム下のサイドワインダーに整列さ せて取り付けます。 1 前カッティング・デッキ 1.
刈り高の調整 このカッティング・デッキをリール式の芝刈り機と同じ刈 り高に設定した場合、実際の刈り高はリールモアよりも 約 6 mm 低くなるのが普通です。従って、同じ場所を同 じ刈り高で刈りたい場合には、このデッキの刈り高設定 を 6 mm 高くすることを考慮してください。 後カッティング・デッキに作業を行う場合には、トラクタ から外して行う方がずっと簡単です。サイドワインダ( Sidewinder®)を装備している場合には、カッティング・デ ッキを右側にスライドさせ、後カッティング・デッキを外 し、機体の右側に引き出すのが最も簡単です。 図3 6. プレートとスペーサを整列させる。 7. キャップスクリュを指締めする。 1. カッティング・デッキを降下させ、エンジンを止め、ス イッチからキーを抜き取る。 8. デッキの左右でも上記4~7の調整を行う。 2. 各刈り高ブラケットを刈り高プレート(前と右と左) に固定しているキャップスクリュをゆるめる(図2)。 9. キャップスクリュ 3個すべてを41 N•m(4.1 kg.m ) にトルク締めする。 3.
マルチング・バッフル(オプション) の取り付け 1. チェンバの後壁および側面の壁についている取り付 け穴を十分に清掃して異物を取り除く。 2. 後部の開口にマルチング・バッフルを取り付け、フラン ジ・ヘッド・ネジ5本で固定する(図5)。 3. どのマルチング・バッフルもブレードに触れないこと、 また後チェンバ壁面の内側にはみ出ていないことを 確認する。 図5 1.
運転操作 刈り込みは芝が乾いている時に 刈り込みは、朝露を避けて遅めの午前中か、直射日光を 避けて午後遅くに行いましょう。露があると草がかたま りになりやすく、また刈りたての草は強い直射日光に当 たるとダメージを受けます。 注:前後左右は運転位置からみた方向です。 運転のヒント 条件に合った刈り高の設定を ブレードの選び方 一度に切り取る長さは25 mm以内に抑えましょう。草丈 の1/3 以上は刈り取らないのが原則です。成長期の密生 している芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上げる必 要があるかもしれません。 標準山形セール このブレードは、一般的には低い刈り高(18 mm ~ 64 mm)に向いています。逆に、ハイリフト平行セール 型ブレード(オプション)は、刈り高が高い(50 mm ~ 100 mm)ほうがよく性能を発揮します。 いつも鋭利なブレードを使うこと 特徴: 刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいです。切れ 味の悪い刃先は芝草を引きちぎるので、切り口が茶色に 変色し、芝草の成長を悪くし、また病気にもかかりやす くなります。ブレードの状態が良いこと、また、セール部 分にまった
オプションと使い方 用途 ハイリフト・ブレード 標準アングル・セール マルチング・バッフル ・ブレード を取り付けないこと 刈高 19 mm ~44 mm ほとんどの場合に 推奨 刈り込み:刈 高 50 mm~ 64 mm 密度の高いまたはよ く繁茂した草地に 推奨 刈り込み:刈 高 70 mm~ 102 mm よく茂った草地で使 用可能 落ち葉のマルチ マルチング・バッフル の使用を推奨 ング 密度の低いまたは まばらな草地で使 用可能 寒地型の芝草を少な くとも週 3 回刈る(草 丈の1/3 以上を切り込 密度の低いまたはま まない)場合に刈りカ スの分散をきれいにす ばらな草地に推奨 る。ハイリフト・ブレー ドと共用できない ほとんどの場合に 推奨 使用禁止 短所 長所 低い刈高で均一な 排出 上昇気流も排出速 度も大きい。特に、 仕上がりをきれいに 密度の低い芝生や 見せる。特にバンカー 柔らかい芝生で刈 り高を高くしたとき 周りやフェアウェイ に、芝草をしっかり 消費パワーが少ない と立たせる。草がぬ れていても効率よく 排出する 刈高が高いと十分に 草を立たせられない
保守 注:前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 • • 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずキーを抜きとり、念のために点火プラグのコードを外しておくこと。点火コードが絶 対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。 ベアリングのグリスアップ 各カッティング・デッキについているスピンドルに2ヶ所 のグリス・ニップルがあります。どちらのニップルからグリ スを注入してもかまいません。通常の使用では 50 運転 時間ごとに、リチウム系汎用2号グリスまたはモリブデン 系グリスを使って、ブレード・スピンドル・ベアリング(図 6)の潤滑を行います。スピンドル・ハウジングの底(デッ キの下にあります)から少量のグリスがはみ出てくるま でポンプでグリスを注入してください。 各カッティング・デッキの後ローラに2ヶ所のグリス・ニッ プルがあります。通常の使用では 50 運転時間ごとに、 リチウム系汎用2号グリスまたはモリブデン系グリスを 使って、後ローラ・ベアリング(図7)の潤滑を行います。 ニップルは面一フィッティ
カッティングデッキの整備用ラッ チ グランドマスター 3500-D のみ カッティング・デッキの整備を行う際には、事故防止のた めに整備用ラッチを使用してください。 1. サイドワインダーを使ってデッキを中央にセットする。 1 2. カッティング・デッキを移動走行位置に上昇させる。 1 3. 駐車ブレーキをセットし、エンジンを止める。 4. 前のキャリア・フレーム・リテーナからラッチのロッド (図8)を外す。 図9 1. モータ取り付けネジ 3. デッキのキャリア・フレームを昇降アームのピボット ・ピンに固定しているリンチ・ピンまたはリテーナ・ナッ ト(GM4700の場合)を取る(図10)。 1 1 図8 1. 整備用ラッチのフック 5. 前カッティング・デッキの外側を持ち上げ、運転台前 部のフレームについているピンにラッチを掛ける (図8)。 6. 運転席に座りし、エンジンを始動させる。 7. カッティング・デッキを刈り込み位置に下降させる。 8. エンジンを止め、キーを抜き取る。 9. カッティング・デッキを外す時は上記と逆の手順で行 う。 カッティング・デッキの取り外し 1.
ブレードの回転面 ブレード回転面の調整 カッティング・デッキは出荷時に、刈り高 51mm、ブレー ド・レーキ 7.9mm に調整されています。また、左右の高 さの差も、互いの ±0.76 mm以内に調整されています。 まず前を調整する(1度に1つのブラケットを調整する)。 カッティング・デッキは、ブレードが当たってもチェンバ に変形が発生しない強度を持っています。しかし、硬い ものがぶつかった後には、ブレードに破損が発生してい ないか、また、ブレードの回転面に狂いが発生していな いか、必ず点検してください。 1. 刈り高ブラケット(前、左、右のうち1つ)をデッキの フレームから外す(図12)。 2. デッキのフレームとブラケットとの間に 1.5mm また は 0.76mm のシムを入れて調整する(図12)。 1 ブレード回転面の検査 1. デッキから油圧モータを外し、カッティング・デッキを トラクタから外す。 2. ホイストを使うか(少なくとも2人がかりで)カッティ ング・デッキを平らな作業台の上に載せる。 3.
ブレードの取り外し ブレードの点検と研磨 ブレードが堅いものに当たった、バランスが取れていな い、磨耗した、曲がったなどの場合には新しいものと交 換してください。安全を確保し、適切な刈りを行うため に、ブレードは必ず Toro 社の純正品をお使いくださ い。他社のブレードを使用すると危険な場合があります から絶対にやめてください。 1. カッティング・デッキを一番高い位置まで上昇させ、エ ンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。カッティン グ・デッキが落下しないように支持ブロックでサポー トする。グランドマスター3500では、カッティング・デ ッキを整備用ラッチで固定する。 1. カッティング・デッキを一番高い位置まで上昇させ、エン ジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。カッティング・デ ッキが落下しないように支持ブロックでサポートする。 2. ぼろきれや厚いパッドの入った手袋を使ってブレード の端部をしっかり握る。スピンドルのシャフトからブ レード・ボルト、芝削り防止カップ、ブレードを取り外 す(図13)。 2.
この角度を変えない ように研磨すること ブレードを 横から見た図 図15 4. ブレードが真っ直ぐか曲がっているかを点検するに は、平らな面において端部を観察する。ブレードの両 端部が中心部よりもわずかに下がっており、刃部がブ レードのヒール部(かかと、後部)よりも下がっている のが正しい形状である。このような形状であれば、刈 りあがりがきれいで、しかもエンジンのパワーを浪費 しない。逆に、両端部が中央部よりも高くなっていた り、刃部がヒール部よりも高くなっている場合、その ブレードは変形しているので交換すること。 5. ブレードを取り付ける時は、セール(立ち上がっている 部分)がカッティング・デッキの天井を向くように取り 付け、芝削り防止カップをつけてブレード・ボルトで固 定する。各ブレード・ボルトを 85~110 ft.-lb(115~ 150 N•m = 11.8~15.2 kg.m)にトルク締めする。 図16 1. 前ローラ 2. 取り付けボルト 3. ベアリング 4. ベアリング・スペーサ 3. 2つ目のベアリングはプレスを使って抜く。 4.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® • 保証条件および保証製品 Toro社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の 合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上また は製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間* のうちいず れか早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」の修 理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となりま す。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊社代 理店(ディストリビュータ又はディーラー)に対して、お客様から連絡 をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある場 合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service Department Toro Warranty Company 8111