Operator's Manual
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ブレードの取り外し
ブレードが堅いものに当たった、バランスが取れていな
い、磨耗した、曲がったなどの場合には新しいものと交
換してください。安全を確保し、適切な刈りを行うため
に、ブレードは必ずToro社の純正品をお使いくださ
い。他社のブレードを使用すると危険な場合があります
から絶対にやめてください。
1.
カッティング・デッキを一番高い位置まで上昇させ、エン
ジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。カッティング・デ
ッキが落下しないように支持ブロックでサポートする。
2. ぼろきれや厚いパッドの入った手袋を使ってブレード
の端部をしっかり握る。スピンドルのシャフトからブ
レード・ボルト、芝削り防止カップ、ブレードを取り外
す(図13)。
図13
3. ブレードを取り付ける時は、セール(立ち上がってい
る部分)がカッティング・デッキの天井を向くように取
り付け、芝削り防止カップをつけてブレード・ボルト
で固定する(図13)。各ブレード・ボルトを85~110
ft.-lb(115~150N•m=11.8~15.2kg.m)にトルク
締めする。
• 危険 •
磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中
にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペ
レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の
場合には死亡事故となる。
• ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検
すること。
• 破損したり割れたりしたブレードは絶対に溶接で修
理しないこと。
•
磨耗したり破損したりしたブレードは必ず交換する。
.
ブレードの点検と研磨
1. カッティング・デッキを一番高い位置まで上昇させ、エ
ンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。カッティン
グ・デッキが落下しないように支持ブロックでサポー
トする。グランドマスター3500では、カッティング・デ
ッキを整備用ラッチで固定する。
2. ブレードの切っ先を注意深く観察、特に、直線部と
曲線部が交わる部分をよく観察する(図14-A)。こ
の、直線部と曲線部の交差域は、砂などによる磨耗
が進みやすい部分なので、機械を使用するまえによ
く点検することが必要。磨耗が大きい場合には(図
14-B)危険であるから交換する;14ページ「ブレード
の取り外し」を参照。
• 危険 •
ブレードの磨耗が進むと、セールと平たい部分との間
に割れ目が発生し、(図14-C)、最終的にはブレード
がちぎれてハウジングの下から飛び出し、これがオペ
レータや周囲の人に重大な人身事故となる。
• ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検
すること。
•
磨耗したり破損したりしたブレードは必ず交換する。
図14
3. 全部のブレードの切っ先を丁寧に点検する。切っ先
が鈍くなっていたり欠けていたりした場合には研磨す
る。研磨は刃先の上面だけに行い、刃の元々の角度
を変えないように十分注意する(図15)。ブレードの
左右を均等に削れば、バランスを狂わすことなく研磨
を行うことができる。
ブレードの平らな部分
磨耗の発生
割れの発生
セール部
セール部
セール部
A
B
C