Operator's Manual
刈り高の調整
このカッティング・デッキをリール式の芝刈り機と同じ刈
り高に設定した場合、実際の刈り高はリールモアよりも
約6mm低くなるのが普通です。従って、同じ場所を同
じ刈り高で刈りたい場合には、このデッキの刈り高設定
を6mm高くすることを考慮してください。
後カッティング・デッキに作業を行う場合には、トラクタ
から外して行う方がずっと簡単です。サイドワインダ(
Sidewinder
®
)を装備している場合には、カッティング・デ
ッキを右側にスライドさせ、後カッティング・デッキを外
し、機体の右側に引き出すのが最も簡単です。
1. カッティング・デッキを降下させ、エンジンを止め、ス
イッチからキーを抜き取る。
2. 各刈り高ブラケットを刈り高プレート(前と右と左)
に固定しているキャップスクリュをゆるめる(図2)。
3. まず前から調整を始めるので、前のキャップスクリュ
を外す。
図2
4. チェンバを支えておきながらスペーサ(図2)を取り
外す。
5. 希望の刈り高にチェンバを合わせ、その刈り高の穴と
スロットにスペーサを通す(図3)。
図3
6. プレートとスペーサを整列させる。
7. キャップスクリュを指締めする。
8. デッキの左右でも上記4~7の調整を行う。
9. キャップスクリュ3個すべてを41N•m(4.1kg.m)
にトルク締めする。
注:刈り高の変更が40mm以上の場合(例えば
30mmから70mmへ変更する場合)には、一度に変
えるのでなく、中間の刈り高に一度セットして、それか
ら目的の刈り高に変えるという風に2段階で変更しな
いと、スペーサがうまく入らない場合があります。
ローラ・スクレーパ(オプション)の
調整
オプションの後ローラ・スクレーパは、ローラと平行に、
0.5~1.0mmの隙間を開けてセットするのが最も良い
設定です。
1. 上についている2本の取り付けネジと下についている
2個のフランジ・ナットをゆるめる(図4)。
図4
2. スクレーパを上下させて、ロッドとローラとの間のす
き間を0.5~1.0mmに調整する。
3. ネジとフランジ・ナットを(41N•m=4.1kg.m)に交
互にトルク締めする。