Operator's Manual
運転操作
注:前後左右は運転位置からみた方向です。
運転のヒント
ブレードの選び方
標準山形セール
このブレードは、一般的には低い刈り高(18mm~
64mm)に向いています。逆に、ハイリフト平行セール
型ブレード(オプション)は、刈り高が高い(50mm~
100mm)ほうがよく性能を発揮します。
特徴:
• 刈り高を低くしても、刈りカスが均一に散る。
• 刈りカスが左側へ片寄る傾向が抑えられるので、
バンカーやフェアウェイの周りがきれいに見え
る。
• 密集した芝で刈り高が低い方が小さなパワーで刈
れる。
ハイリフト平行セール
高い刈り高(50mm~100mm)に向いています。
特徴:
• 上昇気流も排出速度も大きい。
• 密度の低い芝生や柔らかい芝生で刈り高を高くし
たときに、芝草をしっかりと立たせる。
• 濡れてくっつきやすくなった刈りカスを効率良く排
出し、デッキが詰まりにくい。
• 運転に大きなパワーを必要とする。
• 刈りカスが左側へ片寄る傾向が強いので、刈り高
が低いと刈りカスが畝状にたまりやすい。
• 警告 •
ハイリフト・ブレードでの刈り込みにマルチング・バッ
フルを使用してはならない。ブレードが折れて人身事
故にいたる危険がある。
刈り込みは芝が乾いている時に
刈り込みは、朝露を避けて遅めの午前中か、直射日光を
避けて午後遅くに行いましょう。露があると草がかたま
りになりやすく、また刈りたての草は強い直射日光に当
たるとダメージを受けます。
条件に合った刈り高の設定を
一度に切り取る長さは25mm以内に抑えましょう。草丈
の1/3以上は刈り取らないのが原則です。成長期の密生
している芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上げる必
要があるかもしれません。
いつも鋭利なブレードを使うこと
刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいです。切れ
味の悪い刃先は芝草を引きちぎるので、切り口が茶色に
変色し、芝草の成長を悪くし、また病気にもかかりやす
くなります。ブレードの状態が良いこと、また、セール部
分にまったく欠落がないことが大切です。
デッキのコンディションを確認しましょう
デッキのチェンバ(ブレードのある空間)を良いコンディ
ションに維持してください。チェンバの内部が曲がってい
たりしたら、元通りに修正し、ブレードとチェンバの壁と
の間に十分なすきまを確保してください。
作業後の洗浄と点検
きれいな刈りあがりを維持するために、カッティング・デ
ッキの裏側をきれいに洗浄してください。刈りカスがこ
びりつくと、刈り込みの性能が十分に発揮されなくなり
ます。