Form No. 3424-100 Rev B Groundsmaster® 3500-D ロ ー タ リーモア モ デ ル 番 号 30807—シ シ リ ア ル 番 号 403207001 以 上 シリ ア ル 番 号 403207001 以 上 モ デ ル 番 号 30839—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 い。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘 板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメ モしておきましょう。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュア ルはエンジンのメーカーから入手することができます。 g259772 図1 警告 1.
目次 燃料タンクの内部清掃 ....................................42 ウォーターセパレータの整備 ............................42 燃料系統からのエア抜き.................................42 インジェクタからのエア抜き ..............................43 電気系統の整備 ................................................... 43 電気系統に関する安全確保.............................43 バッテリーの整備 ..........................................43 ヒューズの整備 .............................................44 走行系統の整備 ................................................... 44 タイヤ空気圧を点検する ...........................
安全について この機械は、EN ISO 5395:2017 規格およびANSI B71.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-6681 1. 99-3444 93-6681 ファンによる手足の切断の危険 可動部に近づかないこと。 decal99-3444 99-3444 1. 移動走行速度高速 2. 刈り込み速度低速 decal93-7276 93-7276 1. 爆発危険保護メガネを着用すること。 2. 劇薬危険皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て。 3. 火災の危険火気厳禁・禁煙厳守のこと。 4. 毒物危険子供の手の届くところに保管しないこと decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal93-7818 93-7818 1.
decal121-3598 121-3598 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後 方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認 められる法面の最大角度がデカルに記載されています。斜面で 運転する場合の条件や注意点について、また、特殊な天候や場 所条件のもとでこの機械を使用することができるかどうかを判断す る方法について、 オペレーターズマニュアル で確認してください。 同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変 わります。斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面ま で下げておいてください。斜面上でカッティングユニットを上昇させ ると機体が不安定になる恐れがあります。 decal117-4764 117-4764 1. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 2. 刈り込み刃による手や指の切断の危険 可動部に近づかない こと。すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 3. 刈り込み刃による足の切断の危険 可動部に近づかないこ と。すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 1.
decal106-9290 106-9290 1. 入力 5. 着席 6. PTO 9. 出力 10. PTO 2. 作動していない 3. オーバーヒートによるエンジ ン停止 7. 駐車ブレーキ OFF 11. 始動 4. オーバーヒート警告 8. ニュートラル 12. 通電で始動ETR 13. 始動 14. パワー decal121-3627 121–3627 1.
decal121-3623 121-3623 1. 2. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず講習を受け てから運転すること。 5. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 警告 このマシンの牽引を行う前に、 オペレーターズマニュ 6. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 アル を読むこと。 3. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと下り坂では必ずカッ 7. ティングユニットを下げ、シートベルトを着用すること。 4. 警告斜面に駐車しないこと平らな場所で、駐車ブレーキを掛 け、カッティングユニットを停止させ、アタッチメントを下降さ せ、エンジンを停止させ、マシンから離れる場合にはキー を抜き取ること。 decal121-3642 121-3642 1.
decal121-3620 121-3620 1. PTO 切 2. PTO 入 7. ロック 8. エンジン 停止 エンジン 作動 3. カッティングユニットを右へ移動 9. 4. カッティングユニットを左へ移動 10. エンジン ― 始動 5. カッティングユニットを下降させる。 11. 高速 6. カッティングユニット上昇。 12.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 数量 用途 必要なパーツはありません。 – バッテリーに電解液を入れて充電し、機 体に取り付けます。 傾斜計 1 傾斜計を点検します。 ステッカー 121-3598 1 必要に応じて CE ステッカーを貼り付け ます。 フードラッチブラケット リベット ワッシャ ねじ ¼" x 2" ロックナット ¼" 排気管ガード タップねじ 1 2 1 1 1 1 4 必要なパーツはありません。 – 昇降アームを調整します。 必要なパーツはありません。 – キャリアフレームを調整します.
警告 1 充電中は爆発性のガスが発生する。 • バッテリーにタバコの火、火花などの火気 を近づけないこと。 • バッテリーの近くでは絶対に喫煙しない。 バッテリーを充電し機体に取 り付ける 4. 必要なパーツはありません。 5. 6. 手順 注 バッテリーに液が入っていない場合には、比重 1.26 のバッテリー液を購入してバッテリーの各セルに入れ てください。 7. 8. 危険 電解液には硫酸が含まれており、触れると火傷を 起こし、飲んだ場合には死亡する可能性がある。 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚 や目や衣服に付けないよう十分注意するこ と。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護 すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必 ず十分な量の真水を用意しておくこと。 1.
に取り付けると、カッティングユニットをシフトさ せるときにボルトが油圧チューブに当たる可能性 があります。 3 腐食防止のために両方の端子部にワセリンGrafo 112X スキンオーバーグリス: P/N 505-47または グリスを薄く塗る。 用ス テ ッ カ ー を 貼 り 付 け る CE用 10. ショート防止のために 端子にゴムキャップをか ぶせる。 この作業に必要なパーツ 11. バッテリーカバーを取り付ける。 9. 手順 2 本機を CE 地域内で使用する場合には、英語のステッ カーの上から CE 用のステッカーを貼り付けてください。 傾斜計を点検する 4 この作業に必要なパーツ フードラッチを取り付ける 傾斜計 1 ステッカー 121-3598 1 CE 規 制 に 適 合 さ せ る 場 合 の み 手順 1. 凹凸のない水平な場所に駐車する。 2.
3. フードからフードラッチブラケットを外す。 4. CEロックブラケットとフードラッチブラケットの穴を 整列させてフードにセットする図 7。 注 ロックブラケットをフード側にフードに当てて取 り付けます。ロックブラケットアームについている ボルトとナットは外さないでください。 g012631 図9 1. ボルト 2. ナット 2. フードラッチブラケットの アーム 5 g012629 図7 1. CE 用ロックブラケット 3. 排気管ガードを取り付ける ボルトとナット 5. フードの内側にある穴に、ワッシャを整列させる。 6. ブラケットとワッシャをフードにリベットで固定す る図 7。 7. フードラッチブラケットにフックをかける図 8。 CE モ デ ル の み この作業に必要なパーツ 1 排気管ガード 4 タップねじ 手順 1. g012630 図8 1. 8.
6 昇降アームを調整する 必要なパーツはありません。 手順 1. エンジンを始動し、昇降アームを上昇させて、 各昇降アームとフロアプレートブラケットとの距 離が、図 11のように 5-8 mm になっていること を確認する。 g008875 図 10 1. 2. 排気管ガード タップねじ本で固定する図 10。 g031571 図 11 図はカッティングユニットを外した状態です。 1. フロアプレートブラケット 2. すきま 3. 昇降アーム このすき間が基準通りでない場合には、以下 の手順で調整する A. ストップボルトを戻す図 12。 g031572 図 12 1. 2. 14 ストップボルト すきま 3.
B. シリンダについているジャムナットを戻す図 13 。 g031575 図 15 1. 後シリンダ 2. 調整ナット g031573 図 13 1. ジャム・ナット 2. C. ロッドの端部からピンを外し、クレビスを回 転させる。 D. 調整が終わったらピンを取り付けて隙間の 大きさを確認し、 2. C. 調整ができたらカッティングユニットを上昇さ せて隙間を点検し、 D. クレビスのジャムナットを締める。 重要 前ストップや後ウェアバーに隙間がないと昇降 アームが破損する場合があります。 クレビスのジャムナットを締める。 各昇降アームとストップボルトとの隙間が、図 12のように 0.13-1.02 mmの間にあるかどうか 点検する。 7 注 この範囲になければストップボルトで隙間を 調整する。 3. ジャムナットを戻すには、シリンダロッドの ナットに近い方の部分をウェスとプライヤで 握ってロッドを回す。 注 必要に応じて再調整する。 注 必要に応じて再調整する。 E. B.
デッキを右側にスライドさせ、後カッティングデッキを外 し、機体の右側に引き出すのが最も簡単です。 1. 平らな固い床の上にカッティングデッキを降ろし、 エンジンを停止、キーを抜き取る。 2. 図 17のように、各刈り高ブラケットを刈り高プレー ト前と右と左に固定しているボルトをゆるめる。 g031576 図 16 1. 前上側取り付け穴 2. 前下側取り付け穴 2. 3. 後デッキ用取り付け穴 刈高を 63-100 mm にセットする場合には、前キャ リアフレームを上側の穴に取り付けます 図 16。 g031577 図 17 注 これにより、チェンバとキャリアとの間の隙 1. スペーサ 間は大きくなりますが、上方への移動距離は小 さくなります。 2. 刈高プレート 後ろのカッティングデッキの調整 前カッティングデッキと後カッティングデッキではアームへ の取り付け位置が異なります。後カッティングデッキの 取り付け位置は一箇所のみで、フレーム下のサイドワイ ンダ Sidewinder®ユニットに整列させて取り付けます。 3. 刈高ブラケット 3.
9 10 ローラスクレーパを調整する マルチングバッフルを取り付 ける オプション オプション 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 後ローラスクレーパオプションは、スクレーパとローラ との間に 0.5-1 mm の平行な隙間があるときに最も効 率よく機能します。 1. グリスフィッティングと取り付けねじをゆるめる 図 19 。 1. チェンバの後壁および左側面の壁についている取 り付け穴を十分に清掃して異物を取り除く。 2. 後部の取り付け穴にマルチングバッフルを取り付 け、フランジヘッドボルト 5 本で固定する図 20。 g031578 図 19 1. ローラスクレーパ 2. 取り付けねじ 2. 3. 3. グリスフィッティング スクレーパを上下に移動させてロッドとローラとの 隙間が 0.5-1 mm になるように調整する。 g031579 図 20 グリスフィッティングとねじを取り付けて、交互に 41N·m4.2kg.m = 30ft-lb にトルク締めする。 1. 3. マルチングバッフル 2.
製品の概要 各部の名称と操作 g031597 図 22 GM 3500-D / 3500-G 1. スロットル 7. PTO スイッチ 2. アワーメータ 8. 3. 冷却水温警告灯 9. 4. オイル圧警告灯 10. 駐車スイッチ 前進走行ペダル 5. チェックエンジンライト 11. 昇降レバーロック 刈り込み・移動走行切り換 えレバー インジケータ窓 6. オルタネータランプ g031595 図 21 1. チルトステアリングレバー 4. 2. 傾斜計 5. 3. 後退走行ペダル 6.
グロープラグインジケータランプ ON/PREHEAT 、STARTです。 キーをON/PREHEAT 位 置に回して、そのままグロープラグランプが消えるの を待ち7秒間程度、その後にキーを START 位置に回 します。エンジンが始動したら、キーから手を離してく ださい 図 22 。 グロープラグインジケータランプ は、グロープラグが作 動中に点灯します図 22。 キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止します オイル圧警告灯 注 事故防止のため、キーは抜き取っておく。 エンジンオイルの圧力が危険域まで下がると点灯しま す図 22。万一点灯した場合は、エンジンを停止し油圧 低下の原因を調べてください。必ず、必要な修理を終 えてからマシンを使用するようにしてください。 座席調整レバー 運転席横の調整レバーを外側に引いて運転席を希望 の位置にスライドさせ、その位置でレバーから手を離 すと運転席が固定されます図 23。 昇降機能ロックレバー 燃料計 デッキの整備を行うときや移動走行を行うときなどは、 昇降スイッチ図 22をデッキ上昇位置にロックしてお いてください。 燃料計は、燃料タンクに残
カッティングユニットシフトレバー このレバーを前に倒すとカッティングユニットが下降しま す。レバーを手前の RAISE 位置に引けばカッティング ユニットは上昇します図 22。 注 エンジンが作動していないとカッティングユニットは 下降しません。 レバーを左右に動かすとカッティングユニットがその方 向にスライドします。 注 この操作はカッティングユニットを上昇させた状態、 または芝刈り走行中に行ってください。 注 カッティングユニットを下降させる時、レバーを前位 置に保持しておく必要はありません。 オルタネータランプ オルタネータランプは、エンジンが作動中は消えてい るのが正常です図 22。 注 点灯した場合は充電系統の異常ですから点検修 理が必要です。 20
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 g192077 図 25 21
図 25 記号 寸法または重量 全幅 刈り込み位置 A 192 cm 全幅 移動走行位置 B 184 cm 高さ C 197 cm ホイールベース 幅 D 146 cm ホイールベース 長さ E 166 cm 全長 刈り込み位置 F 295 cm 全長 移動走行位置 G 295 cm 内容 地上高 15 cm ウェイト 963kg 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 燃料を補給する 運転の前に 使用推奨燃料 硫黄分の少ない 微量 500ppm 未満、または極微 量15ppm 未満の新しい軽油またはバイオディーゼル 燃料以外は使用しないでください。セタン値が 40以上 のものをお使いください。燃料の劣化を避けるため、 180日以内に使いきれる程度の量を購入するように してください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 • 安全な運転操作、各部の操ン方法や安全標識など に十分慣れておきましょう • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 • オペレータコントロールやインタロックスイッチなど の安全装置が正しく機能しているか、また安全カ バーなどが外れたり壊れたりしていないか点検して ください。これらが正しく機能しない時には機械を 使用しないでくだ
燃料を補給する 1. 燃料タンクのキャップ図 26の周囲をきれいに拭 く。 2. 燃料タンクのキャップを取る。 3. 入れ す ぎ な タンクの首の根元まで燃料を入れる。入 い こ と 。 給油が終わったらキャップを締める。 4. 特徴 ほとんどの条件で効率よく草を立たせ、刈りかす をきれいに分散させる。 アングルセールブレード 低めの刈高19-64 mmで最もよく性能を発揮する。 特徴 火災防止のため、こぼれた燃料は必ずふき取 る。 • 刈り高を低くしても、刈りかすが均一に散る。 • 刈りかす左側へ片寄る傾向が抑えられるので、バ ンカーやフェアウェイの周りがきれいに見える。 • 密集した芝や刈高を低くした刈り込みでも、必要な パワーが小さい。 アトミックブレード 特 徴 落ち葉のマルチングに最適。 ハイリフトパラレルセールブレード g008884 図 26 1.
アクセサリの選択 オプションの機器構成 アングルセイルブレード ハイリフトパラレルセイル ブレード マルチングバッ マルチングバッフル ローラスクレーパ 寒地型の芝草を少なくと も週 3 回刈る 草丈の1/3 以上を切 り込まない場合 に刈りかすの分散をきれ いにする。 ハ イ リ フ ト 平 ローラに刈りかすや大き な葉などがこびりつく場 合に使用する。場合によ り、刈りかすのダマが増 える場合がある。 フルと同時に使用しない こと) 芝生の刈り込み 刈高 19-44 mm ほとんどの場合に推奨 密度の低いまたはまば ら な草地で使用可能 芝生の刈り込み 刈高 50-64 mm 密度の高いまたはよく 繁 茂した草地に推奨 密度の低いまたはま ば らな草地に推奨 芝生の刈り込み 刈高 70-100 mm よく茂った草地で使用 可 能 ほとんどの場合に推奨 落ち葉のマルチング マルチングバッフルの使 用を推奨 使用禁止 コンビネーションセイルま たはアングルセイルとの み使用可能 長所 低い刈高で刈りかすを均 等に分散。バンカーや フェアウェイまわりでの仕 上がりがきれい
• • • • • • • • • • • • • • • • • • につ い て の 安 全 横 転 保 護 バ ー ROPSに 確認 を着用してください。長い髪は束ねてください。垂 れ下がるような装飾品は身に着けないでください。 この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってく ださい。運転中は運転操作に集中してください注意 散漫は事故の大きな原因となります。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周 囲から人やペットを十分に遠ざけてください。 運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明の もとで行ってください。 エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュート ラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを 確認し、運転席に着席してください。 回転部に手足を近づけないよう注意してください。 また排出口の近くにも絶対に人を近づけないでく ださい。 バックするときには、足元と後方の安全に十分な 注意を払ってください。 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障 害物の近くでは安全に十分注意してください。 刈り込み
• 斜面に入る前に、安全の判断をしてください。乗用 の刈り込み機械で斜面を刈り込むことに危険が感じ られる場合は歩行型の機械をお使いください。 • 斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表 面まで下げておいてください。斜面上でカッティン グユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れ があります。 • 集草装置などのアタッチメントを取り付けての作業に は十分な注意を払ってください。アタッチメントによっ てマシンの安定性が変わり、安全限界が変わる場 合がありますからご注意ください。下り坂では必ずマ シンをギアに入れておいてください。下り坂をニュー トラルで走行しないでくださいギア駆動式のマシン。 スタンダードコントロールモ ジ ュ ー ル SCM スタンダードコントロールモジュールSCMは樹脂によっ て完全封止された汎用制御モジュールです。電子回路 により機械の状態の制御と監視を行い、機械を安全に 動作させるために必要な電子制御を実現しています。 モジュールは、入力信号として、ニュートラル状態、駐 車ブレーキ、PTO、エンジン始動、バックラップ、オー バーヒートなどの情報を取り込みます。そして
g031611 図 27 1. バックラップ入力 7. PTO 出力 2. オーバーヒート入力 8. START出力 3. 着席 入力 4. PTOスイッチ入力 5. 駐車ブレーキ入力 6. ニュートラル位置入力 9. ETR 出力 10. START入力 11. 電源 入力 SCM の故障探究は以下の手順で行う 1. どの出力を調べたいのかを決めるPTO、始動、 ETR 。 2. 始動キーをONにして、赤い電源LEDが点灯す るのを確認する。 3. 各入力スイッチを操作して、対応する入力 LED の点灯を確認する。 4. スイッチやレバーを操作して、調べたい出力に必 要な入力条件を作り出す。 注 入力条件は、次ページのロジックチャートで 調べることができる。 5.
チャートの各行横列は、その出力機能に必要な入力の状態を示します。チャートの左欄に、機能が示されていま す。各記号は以下のような意味を表します 通電、閉じてアースされている、開いてアースされている。 入力 機能 パワー ON ニュート ラル状態 STARTON ブレーキ ON 出力 PTO ON オーバー ヒート バック ラップ 始動 ETR PTO 始動 — — + O O — O O + + O 運転 非 着席 — — O O O O O O O + O 運転 着 席 — O O — O — O O O + O 刈り込み — O O — — — O O O + + バック ラップ — — O O — O O — O + + オーバー ヒート — O O O — O • – 回路は閉じていてアースされている—LED はON。 • 着席 • + 回路は通電しているクラッチコイル、ソレノイド、 始動キー LED点灯 O 回路は開いていてアースされているか通
ヒント り替えスライドスイッチを左移動にセットし、スロット ルをFASTにセットします。 刈り込み現場の調査を行う 刈り込みパターンを変える 危険度を調べるには、断面 5 cm x 10 cm 程度、長さ 1 m 程度の角材を斜面におき、その上にマシンに付属し ている傾斜計を載せてその斜面の角度を測ります。た だし、このような長い棒を使った場合、小さなくぼみなど の存在が無視されてしまいますので、その点について は注意が必要となります。現場の調査を終了したら、 運転前の安全確認 (ページ 23)を参照してください。 同じ方向からの刈り込みを続けていると芝草が寝てしま い、刈ったあとの見映えが悪くなります。刈り込みの方 向はできるだけ毎回変えるようにしましょう。 カウンタバランスについて カウンタバランスシステムにより、刈り込みデッキの油 圧昇降シリンダからデッキへバック圧を掛けています。 これにより刈り込みデッキの重量が駆動輪にかかるよう になって、走行性能がアップします。カウンタバランス の圧力設定は製造工場で行われており、通常はこのま まで大抵の刈り込み条件において、走行性能と刈り上 がりが最
は、定期的に刈り込みを行っているターフで最も威 力を発揮します。一回の刈り取り長さが25 mmを超 えないようにするのがきれいに仕上げるコツです。 刈り取り長さが大きくなりすぎると刈り上がりの見た 目が汚くなり、刈り込みに必要なパワーも増えてし まいます。マルチングバッフルは、秋に落ち葉を粉 砕処理する作業にも大変適しています。 条件に合った適切な刈り高を選択する 一度に切り取る長さは 25 mm 以内に抑えましょう。草 丈の1/3 以上は刈り取らないのが原則です。成長期の 密生している芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上 げる必要があるかもしれません。 • 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブ装 着車ではバルブを閉じておいてください。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や 燃料容器を保管格納しないでください。 • 各部品が良好な状態にあること、ボルトナット類、 特にブレード取り付け用のボルト類に問題がないか 常に点検してください。 • 必要に応じてシートベルトの清掃と整備を行って ください。 • 読めなくなったステッカ
緊急時の牽引移動 緊急時には、ごく短距離に限り、油圧ポンプについて いるバイパスバルブを開いて本機を牽引または押して 移動することができます。 重 要 牽 引 ま た は 押 し て 移 動 す る 時 の 速 度 は 、 3-4.8 km/h 未 満 と し て く だ さ い 。 こ れ 以 上 の 速 度 で は ト ラ ンスミッションを破損する恐れがあります。移動距離 が長くなる場合は、トラックやトレーラに積んで移送 してください。 重要 本機を押して或いは引いて移動させる場合に は、必ずバイパスバルブを開く必要があります。移動 が終わったらバイパスバルブを閉じてください。 1. ポンプについているバイパスバルブ図 29を、90° 1/4 回転だけゆるめる。 g031610 図 29 1. バイパスバルブ 2. 牽引移動を開始する。 3.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • 全部のベルトの状態と張りを点検します。 • 油圧フィルタを交換します。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタを交換する。 • • • • • • 使用するごとまたは毎日 安全インタロックシステムの動作を確認します。 エンジンオイルの量を点検する。 燃料・水セパレータの水抜きを行ないます。 タイヤ空気圧を点検する。 冷却液の量を点検する。 ラジエターとオイルクーラを毎日清掃してください(ほこりの多い場所で使用するときは さらに間隔を詰めて清掃してください)。 • 油圧オイルの量を点検する。 • 油圧ラインとホースを点検する。 • ブレードの停止に要する時間を確認します。 25運転時間ごと • バッテリー液の量を点検する。 (格納期間中は30日ごとにバッテリーの液量を点検し てください。) 50運転時間ごと • 全部のベアリングとブッ
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 土 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検する。 2 ラジエターとスクリーンの汚れ 運転操作時に異常音がない か点検する。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検する。 オイル漏れがないか点検す る。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する。 刈高の調整の点検 グリスアップを行なう。2 塗装傷のタッチアップを行う。 1 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2 車体を水洗いしたときは整 整備 間 隔 に 関 係 な く 直 ち に グリスアップする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 34 記事 日
整備前に行う作業 整備作業のための準備 保守作業時の安全確保 • 1. PTOが解除されていることを確認する。 2. 平らな場所に駐車する。 調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行っ てください 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. 必要に応じてカッティングユニットを下降させる。 – 平らな場所に駐車する。 5. – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待 つ。 6. キーをSTOP位置に回して抜き取る。 – カッティングユニットを停止させる。 7. 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 – カッティングユニットを下降させる。 フードの外しかた – 走行ペダルがニュートラルになっていることを 確認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 1. ラッチを外してフードを開ける。 2.
潤滑 デッキ整備用ラッチの使い方 刈り込みデッキの整備を行う際には、事故防止のため に整備用ラッチを使用してください。 1. サイドワインダーを使ってデッキを中央にセッ トする。 2. カッティングデッキを移動走行位置に上昇させる。 3. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを止める。 4. 前側キャリアフレームリテーナからラッチのロッ ドを外す 図 31 。 ベアリングとブッシュのグリス アップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—全部のベアリングとブッ シュのグリスアップを行う。 500運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グ リスを注入します。また、機体を水洗いした後は直 ちにグリスアップを行う。 グリスアップ箇所は以下の通りです • 後カッティングユニットのピボット図 32 g031614 図 31 1. 整備用ラッチのフック g008894 5. 前刈り込みデッキの外側を持ち上げ、運転台 前部のフレームについているピンにラッチを掛 ける 図 31 。 6. 着席し、エンジンを始動する。 7.
g008898 図 36 • 左前昇降アームのピボット昇降シリンダ2ヶ所 図 37 g008896 図 34 • ステアリングピボット図 35 g008899 図 37 • 右前昇降アームのピボット昇降シリンダ2ヶ所 図 38 g195307 図 35 • 後部昇降アームのピボットと昇降シリンダ2ヶ所図 36 g008900 図 38 • 37 ニュートラル調整機構図 39
g008901 図 39 g008904 図 42 • 刈り込み・移動走行切り換えレバー(図 40) • カッティングユニットのスピンドルシャフトのベアリン グユニットあたり2ヶ所図 43 注 どちらでも使いやすい方のフィッティングを使って 構いません。スピンドルハウジングの底デッキの 下から少量のグリスがはみ出てくるまでポンプでグ リスを注入してください。 g008902 図 40 • ベルトテンショナのピボット図 41。 g008906 図 43 • 後ローラベアリングユニットあたり2ヶ所図 44 g008903 図 41 • ステアリングシリンダ (図 42) g195309 図 44 注 角ローラマウントにあるグリス溝と、角ローラシャ フトのグリス穴とを合わせてください。溝と穴を合 わせやすいように、ローラシャフトの片側の端部に 合印がついています。 重要 サイドワインダーのクロスチューブにはグリ スを塗布しないでください。クロスチューブは自己 潤滑タイプです。 38
エンジンの整備 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めキー を抜き取った状態で行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 エアクリーナの整備 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検し ます。吸気部全体について、リーク、破損、ホースの ゆるみなどを点検してください。また、エアクリーナと ターボチャージャを結ぶゴム製のインテークホースの接 続部を点検し、漏れなどがないことを確認してください。 本体とカバーがシールでしっかり密着しているのを確認 してください。 エアクリーナのカバーの整備 整 備 間 隔: 50運転時間ごと—エアクリーナのカバーを 外して内部のごみを除去する。フィ ルタは外さないでください。 g031340 図 45 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。ボディーが破損している場合は交換 してください。 エアクリーナのフィルタの整備 エアクリーナのカバーを清掃する図 45。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁に 整備を行ってくだ
エンジンオイルについて エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回 運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してく ださい。 油量は約 2.8 リットルフィルタ共です。 以下の条件を満たす高品質なエンジンオイルを使用 してください 規格 CH-4、CI-4 またはそれ以上 • 必 要 な API規 • 推 奨 オ イ ル SAE 15W-40 -17℃以上 • 他 に 使 用 可 能 な オ イ ル SAE 10W-30 または 5W-30 全温度帯 g032050 図 46 1. ゴム製のアウトレットバルブ 4. エアクリーナのボディー 2. エアクリーナのラッチ 5. エアクリーナ目詰まり送信 ユニット 3. エアクリーナの1次フィルタ 6.
エンジンオイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 150運転時間ごと 1. エンジンを始動し、約5分間のウォームアップを 行ってオイルを温める。 2. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止し、キーを 抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認 する。 3. エンジンオイルを交換する図 49。 g031623 図 49 g027477 図 50 4.
燃料系統の整備 燃料フィルタの交換 燃料タンクの内部清掃 整 備 間 隔: 1000運転時間ごと—燃料タンクを空にして 内部を清掃します。 1. フィルタの取り付け部周辺をウェスできれいに ぬぐう 図 51 。 2. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに拭く。 3. ガスケットにきれいなオイルを薄く塗る。 4. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタを手で ねじ込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 2年ごと—燃料タンクを空にして内部を清掃しま す。 燃料系統からのエア抜き 燃料系統が汚染された時や、マシンを長期にわたっ て格納する場合には燃料タンクの内部を清掃してくだ さい。タンクの清掃にはきれいな燃料を使用してくだ さい。 ウォーターセパレータの整備 1. 整備前の準備を行う 保守作業時の安全確保 (ページ 35)を参照。 2. 燃料タンクに少なくとも半分まで燃料が入っている ことを確認する。 3.
電気系統の整備 注 通常はこれでエンジンが始動するようになります始 動できない時は、噴射ポンプとインジェクタの間にエア が入っている可能性があります インジェクタからのエア 抜き (ページ 43)を参照してください。 電気系統に関する安全確保 インジェクタからのエア抜き • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 注 この手順は、燃料システムからの通常のエア抜きを 行ってもエンジンが始動できないときに行うものです通 常のエア抜きについては、 燃料系統からのエア抜き (ページ 42)を参照してください。 1. 燃料噴射ポンプの No.
走行系統の整備 警告 バッテリーケーブルの接続手順を間違うとケーブ ルがショートを起こして火花が発生する。それに よって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る 恐れがある。 タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 • ケーブルを 取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケー ブルから取り外し、次にプラス 赤 ケーブルを 外す。 危険 タイヤ空気圧が不足すると、斜面で機体が不安定 になり、転倒など、生命に関わる重大な人身事 故を起こしやすくなる。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケー ブルから取り付け、それからマイナス 黒 ケーブ ルを取り付ける。 タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならない。 端子が腐食した場合は ケーブルを外しマイナスケーブ ルから先に外すこと、クランプと端子とを別々に磨い てください磨き終わったらケーブルをバッテリーに接続 しプラスケーブルから先に接続すること、端子にはワ セリンを塗布してください タイヤの適正空気圧は、0.97-1.24 bar0.98-1.
冷却系統の整備 走行ドライブのニュートラル調 整 冷却系統に関する安全確保 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動きだす ようでしたら、トラクションカムを調整します。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下 させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止さ せてキーを抜き取る。 2. 左右どちらかの前輪と後輪に輪止めを掛ける。 3. 反対側の前輪と後輪を床から浮かせ、フレーム 下に支持ブロックを入れて機体を支える。 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 警告 4.
冷却系統の清掃 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップを開け ると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけどを 負う恐れがある。 • • 1. 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1. フードを上げる。 エンジン回転中はラジエターのふたを開けな いこと。 2. エンジンの周囲を丁寧に清掃する。 3. キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 ラジエターの前側から始めて、車体後方に向け てごみを吹き飛ばす。 4. その後、今度はラジエターの後ろ側から前側に 向かって吹きつけて清掃する。 補助タンクの冷却水量を点検する図 57。 注 何度か繰り返してごみやよごれを完全に除 去する。 注 エンジンが冷えた状態で、タンク側面について いる本の線の間にあれば適切である。 重要 ラジエター部を水で清掃すると、さびが発生 したり、各部の破損が早く進む恐れがあり、ほこ りが固くこびりつくので水洗いは避けてください。 g031618 図 57 1. 2. g195255 補助タンク 図 58 1.
ブレーキの整備 ベルトの整備 駐車ブレーキの調整 エンジンベルトの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—駐車ブレーキの調整を 点検する。 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間—全部のベルト の状態と張りを点検します。 1. 調整ノブをブレーキレバーに固定している固定 ねじをゆるめる図 59。 100運転時間ごと—全部のベルトの状態と張り を点検する。 オルタネータベルトの張りを点検す る。 1. フードを開ける。 2. プーリとプーリの中間部でベルトを指で0.25kg程 度の力で押して点検する図 60。 g031637 図 59 1. ノブ 2. 固定ねじ 3. 駐車ブレーキレバー 2. ノブを41-68 N·m0.35-0.46 kg.m = 30-40 in-lbに トルク締めする。 3. 固定ねじを締める。 g031638 図 60 1. 3. 47 オルタネータベルト たわみが 11 mm の範囲になければ、以下の 要領で調整します A.
制御系統の整備 油圧駆動ベルトの交換 1. ベルトのテンションスプリングの端にナットドライバ または細い金属管を差し込む。 スロットルの調整 注意 テンションスプリングには大きな力がかかって おり、操作を間違うを人身事故となる。 1. スロットルレバーがパネルのスロットに当たるまで 後ろに倒す。 2. 噴射ポンプのレバーアーム図 62の部分にあるス ロットルケーブルのコネクタをゆるめる。 スプリングから張力を解放する時には十分 注意すること。 2. スプリングの端を前側に押し下げてブラケットから 外し、スプリングのテンションをなくす図 61。 g031640 図 62 g031639 図 61 1. スプリングの端部 2. 1. 噴射ポンプのレバーアーム 油圧駆動ベルト 3. ベルトを交換する。 4. 上記と逆の手順でスプリングにテンションを与え る。 3. インジェクションポンプレバーのアームをローア イドルストップに当てた状態でケーブルコネクタ を締める。 4. スロットルコントロールをコントロールパネルに固 定しているねじをゆるめる。 5.
油圧系統の整備 油圧オイルタンクに約 13.
200運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 トロの純正フィルタP/N 86-3010をご使用ください。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 35)を参照。 2. フィルタ取り付けプレートのホースにクランプを 掛ける。 3. フィルタ取り付け部付近をきれいに拭い、下に容 器を置き、フィルタを外す図 64。 g031643 図 65 1. 油圧ライン 3. オイルが全部流れ出たらラインを元通りに接続 する 図 65 。 4. 油圧オイルタンク図 66に約 13.2 リットルの油圧 オイルを入れる 油圧システムを点検する (ページ 49)を参照。 重要 指定された銘柄のオイル以外は使用しない でください。他のオイルを使用すると油圧システ ムを損傷する恐れがあります。 g195308 図 64 1. 4. 5. 6. 7. 8.
カッティングユニットの保守 油圧ラインとホースの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 刈り込みデッキの取り外し 油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部 のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風雨や薬品 による劣化などがないか毎日点検してください。修理 不十分のまま運転しないでください 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 35)を参照。 2. 油圧モータ取り付けねじを外して、デッキから油 圧モータを外す図 67。 重要 異物がつかないように、スピンドル上部に はカバーを掛けておく。 g031644 図 67 1. 3. モータ取り付けねじ デッキのキャリアフレームを昇降アームのピボッ トピンに固定しているリンチピンまたはリテーナ ナットを外す 図 68 。 g031645 図 68 1. 4. 51 リンチピン 2.
トラクションユニットへの刈り込 みデッキの取り付け 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 35)を参照。 2. 刈り込みデッキをトラクションユニットの前に置く。 3. デッキのキャリアフレームを昇降アームのピボッ トピンに入れ、リンチピンとリテーナナットで固定 する 図 68 。 4. 油圧モータ取り付けねじで、デッキに油圧モー タを取り付ける図 67。 g011353 図 69 注 Oリングが正しい向きで取り付けられているこ と破損していないことを確認してください。 5. スピンドルにグリスを注入する。 ブレード回転面の管理 4. 印の付いている端部を3時の位置と9時の位置に 向けてそれぞれ高さを測定する図 69。 5. 12時位置での測定値を、刈り高の設定値と比 較する。 注 差が 0.7 mm 以内であれば適正とする。3 時 および9 時位置での高さが、12時位置での高さよ りも 3.8±2.2 mm 高く、3 時および9 時位置での 高さの差が 2.
3. 4. 余ったシムを刈り高ブラケットの下に入れ、刈り高 ブラケットをデッキのフレームに取り付ける図 70。 ソケットヘッドボルトとスペーサとフランジナット を固定する。 3. 2 つ目のベアリングはプレスを使って抜く。 4. ローラハウジング、ベアリング、ベアリングスペー サに破損がないか点検する図 71。 注 破損している部品を交換し、前ローラを組み 注 ソケットヘッドボルトとスペーサとは、デッキフ 5. 6. 7. 8. 9. 立てる。 レームの内側に落ちないようにロクタイトで接着 しています。 12時位置での高さを測定し、必要に応じて調整 を行う。 左右の刈り高ブラケットの両方ともに調整が必要 か、片方のみの調整でよいか判断する。 前ローラを取り付ける 1. 注 3 時位置または 9 時位置が、新しい前位置 の高さよりも 1.6-6.0 mm 高い場合には、その側 での調整は不要である。反対側の高さを調整 して、正しい側の高さ ±2.
ブレードの整備 ブレードの取り外し ブレードが堅いものに当たった、バランスが取れていな い、磨耗した、曲がったなどの場合には新しいものと 交換する必要があります。安全を確保し、適切な刈り を行うために、ブレードは必ず Toro 社の純正品をお使 いください。他社のブレードを使用すると危険な場合が ありますから絶対にやめてください。 1. 整備前の準備を行う 保守作業時の安全確保 (ページ 35)を参照。 2. 刈り込みデッキが落下しないように支持ブロック でサポートする。 3. ブレードの一端部をウェスで包むか手に頑丈な手 袋をはめるかして、ブレードを手で持ち、ブレード ボルト、芝削り防止カップ、ブレードをスピンドル シャフトから外す図 72。 g031648 図 73 1. 刃先 2. セール部 4. 3.
保管 ブレードの停止に要する時間を確認 する 本機を30日間以上にわたって格納保管する場合に は、以下の作業を行ってください。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 カッティングユニットを OFF にしてから 7 秒以内にブ レードが停止するのが正常です。 バッテリーの保管 注 ブレードが物を跳ね飛ばしたり、ほこりを巻き上げた 格納期間が30日間以上になる場合には、バッテリーを 機体から外して満充電してください。温度が高いとバッ テリーは早く放電しますので、涼しい場所を選んで保管 してください。バッテリーを凍結させないためには、完 全充電しておくことが大切です。完全充電したバッテ リー液の比重は 1.265-1.
2. オイルフィルタを交換する。 3. エンジンに、 SAE15W-40 モーターオイルを約 3.8 リットル入れる。 4. エンジンを始動し約 2 分間回転させる。 5. エンジンを停止する。 6. 燃料タンクライン、フィルタ、水セパレータから もから燃料を完全に抜き取る。 7. 燃料タンクから燃料を抜き取り、きれいな燃料で 内部を洗浄する。 8. 燃料関係のフィッティングを確実に固定する。 9. エアクリーナをきれいに清掃する。 10. エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を防水 テープでふさぐ。 11.
メモ
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Toro 製 品 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象