Form No. 3412-373 Rev B Groundsmaster® 3505-D ロ ー タ リーモア モ デ ル 番 号 30849—シ シ リ ア ル 番 号 400000000 以 上 製品の登録は www.Toro.com.
ビスにおたずねください。お問い合わせの際には、必 ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせくださ い。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘 板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメ モしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュア ルはエンジンのメーカーから入手することができます。 g005676 警告 図1 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの 排気
目次 燃料系統の整備 ................................................... 42 燃料タンクの内部清掃 ....................................42 ウォーターセパレータの整備 ............................42 燃料系統からのエア抜き.................................43 インジェクタからのエア抜き ..............................43 電気系統の整備 ................................................... 44 電気系統に関する安全確保.............................44 バッテリーの整備 ..........................................44 ヒューズの整備 .............................................44 走行系統の整備 ...............................
安全について この機械は、EN ISO 5395:2013 規格およびANSI B71.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-6681 93-6681 1. ファンによる手足の切断の危険 可動部に近づかないこと。 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal93-7276 93-7276 1. 爆発危険保護メガネを着用すること。 2. 劇薬危険皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て。 3. 火災の危険火気厳禁・禁煙厳守のこと。 4. 毒物危険子供の手の届くところに保管しないこと decal117-2718 117-2718 decal93-7818 93-7818 1. 警告ブレード オペレーターズマニュアル に従って、ブレー ドボルト/ナットを115149N·m11.815.2kg.
decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります decal117-4764 爆発の危険 2. バッテリーに人を近づけな いこと。 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 1. 117-4764 6. 1. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 2. 刈り込み刃による手や指の切断の危険 可動部に近づかない こと。すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 9. 3. 刈り込み刃による足の切断の危険 可動部に近づかないこ と。すべてのガード類を正しく取り付けて使用すること。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. を読むこと 。 decal106-9290 106-9290 1. 入力 5. 着席 6. PTO 9. 出力 10.
decal121-3598 121-3598 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後 方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用 を認められる法面の最大角度がデカルに記載されています。 斜面で運転する場合に注意点や、それぞれの天候や場所条 件についてこの機械を使用することができるかどうかを判断す る方法について、 オペレーターズマニュアル で確認してくださ い。同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転 条件が変わります。斜面では可能なかぎりカッティングユニッ トを地表面まで下げておいてください。斜面上でカッティング ユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れがあります。 1. 転倒の危険傾斜が17度を超える斜面を横切らないこと。 decal121-3627 121–3627 1.
decal121-3623 121-3623 1. 2. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず講習を受け てから運転すること。 5. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 警告 このマシンの牽引を行う前に、 オペレーターズマニュ 6. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 アル を読むこと。 3. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと下り坂では必ずカッ 7. ティングユニットを下げ、シートベルトを着用すること。 4.
decal117-5103 117-5103 decal121-3619 121-3619 1. PTO 切 6. 2. PTO 入 エンジン 停止 7. エンジン 作動 3. カッティングユニット下降。 8. エンジン ― 始動 4. 5. カッティングユニット上昇。 ロック 9. 高速 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 必要なパーツはありません。 – バッテリーに電解液を入れて充電し、機 体に取り付けます。 2 ステッカー 121-3598 1 必要に応じて CE ステッカーを貼り付け ます。 ロックブラケット リベット ワッシャ ねじ ¼" x 2" ロックナット ¼" 排気管ガード タップねじ 1 2 1 1 1 1 4 必要なパーツはありません。 – 昇降アームを調整します。 必要なパーツはありません。 – キャリアフレームを調整します.
1 2. バッテリーの各セルからキャップをはずし、上限 までゆっくり液を満たす。 3. 各セルにキャップを取り付け、バッテリーを充電 器に接続し、充電電流を 3-4 A にセットする。 バッテリーを充電し機体に取 り付ける 注 3-4 Aで 4-8 時間充電する。 警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 必要なパーツはありません。 手順 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 • バッテリーの近くでは絶対に喫煙しない。 充電が終わったらチャージャをコンセントから抜 き、バッテリー端子からはずす。 5. キャップを取る。 6. 補給リングの高さまで、各セルにバッテリー液 を補給する。 重要 バッテリー液を入れすぎないようにしてくだ さい。バッテリー液があふれ出て他の部分に触 れると激しい腐食を起こします。 注 バッテリーに液が入っていない場合には、比重 1.
3 フードラッチを取り付ける CE 適 合 の 場 合 この作業に必要なパーツ g031568 図4 プラス バッテリーケーブル 1. 2. マイナス ケーブル 重要 バッテリーを機体から取り外した場合には、 再取り付けに際して、必ず、クランプボルトの頭 が下、ナットが上になるようにしてください。逆 に取り付けると、カッティングユニットをシフトさ せるときにボルトが油圧チューブに当たる可能性 があります。 10. ショート防止のために 端子にゴムキャップをか ぶせる。 11. バッテリーカバーを取り付ける。 ロックブラケット 2 リベット 1 ワッシャ 1 ねじ ¼" x 2" 1 ロックナット ¼" 手順 腐食防止のために両方の端子部にワセリンGrafo 112X スキンオーバーグリス: P/N 505-47または グリスを薄く塗る。 9. 1 1. フードラッチブラケットからフードラッチを外す。 2.
g012631 図8 g012629 図6 1. ロックブラケット 2. ボルトとナット 5. フードの内側にある穴に、ワッシャを整列させる。 6. ブラケットとワッシャをフードにリベットで固定す る図 6。 7. フードラッチブラケットにフックをかける図 7。 1. ボルト 2. ナット 3. フードロックブラケットの アーム 4 排気管ガードを取り付ける CE モ デ ル の み この作業に必要なパーツ 8. 排気管ガード 4 タップねじ 手順 g012630 図7 1. 1 1.
5 昇降アームを調整する 必要なパーツはありません。 手順 1. エンジンを始動し、昇降アームを上昇させて、 各昇降アームとフロアプレートブラケットとの距 離が、図 10のように 5-8 mm になっていること を確認する。 g008875 図9 1. 2. 排気管ガード タップねじ本で固定する図 9。 g031571 図 10 図はカッティングユニットを外した状態です。 1. フロアプレートブラケット 2. すきま 3. 昇降アーム このすき間が基準通りでない場合には、以下 の手順で調整する A. ストップボルトを戻す図 11。 g031572 図 11 1. 2. 14 ストップボルト すきま 3.
B. シリンダについているジャムナットを戻す図 12 。 g031575 図 14 1. 後シリンダ 2. 調整ナット g031573 図 12 1. ジャム・ナット 2. C. ロッドの端部からピンを外し、クレビスを回 転させる。 D. 調整が終わったらピンを取り付けて隙間の 大きさを確認し、 2. C. 調整ができたらカッティングユニットを上昇さ せて隙間を点検し、 D. クレビスのジャムナットを締める。 重要 前ストップや後ウェアバーに隙間がないと昇降 アームが破損する場合があります。 クレビスのジャムナットを締める。 各昇降アームとストップボルトとの隙間が、図 11のように 0.13-1.02 mmの間にあるかどうか 点検する。 6 注 この範囲になければストップボルトで隙間を 調整する。 3. ジャムナットを戻すには、シリンダロッドの ナットに近い方の部分をウェスとプライヤで 握ってロッドを回す。 注 必要に応じて再調整する。 注 必要に応じて再調整する。 E. B.
スライドさせ、後カッティングデッキを外し、機体の右 側に引き出すのが最も簡単です。 1. 平らな固い床の上にカッティングデッキを降ろし、 エンジンを停止、キーを抜き取る。 2. 図 16のように、各刈り高ブラケットを刈り高プレー ト前と右と左に固定しているボルトをゆるめる。 g031576 図 15 1. 前上側取り付け穴 2. 前下側取り付け穴 2. 3. 後デッキ用取り付け穴 刈高を 63-100 mm にセットする場合には、前キャ リアフレームを上側の穴に取り付けます 図 15。 g031577 図 16 注 これにより、チェンバとキャリアとの間の隙 1. スペーサ 間は大きくなりますが、上方への移動距離は小 さくなります。 2. 刈高プレート 後ろのカッティングデッキの調整 前カッティングデッキと後カッティングデッキではアームへ の取り付け位置が異なります。後カッティングデッキの 取り付け位置は一箇所のみで、フレーム下のサイドワイ ンダ Sidewinder®ユニットに整列させて取り付けます。 3. 刈高ブラケット 3.
8 9 ローラスクレーパを調整する マルチングバッフルを取り付 ける オプション オプション 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 後ローラスクレーパオプションは、スクレーパとローラ との間に 0.51mm の平行な隙間があるときに最も効 率よく機能します。 1. グリスフィッティングと取り付けねじをゆるめる 図 18 。 1. チェンバの後壁および左側面の壁についている取 り付け穴を十分に清掃して異物を取り除く。 2. 後部の取り付け穴にマルチングバッフルを取り付 け、フランジヘッドボルト 5 本で固定する図 19。 g031578 図 18 1. ローラスクレーパ 2. 取り付けねじ 2. 3. 3. グリスフィッティング スクレーパを上下に移動させてロッドとローラとの 隙間が 0.5-1 mm になるように調整する。 g031579 図 19 グリスフィッティングとねじを取り付けて、交互に 41N·m4.2kg.m = 30ft-lb にトルク締めする。 1. 3. 17 マルチングバッフル 2.
製品の概要 10 各部の名称と操作 マニュアルを読みトレーニン グ資料を見る この作業に必要なパーツ 1 オペレーターズマニュアル 1 エンジンマニュアル 1 パーツカタログ 1 オペレータのためのトレーニング資料 1 エンジンの保証書 1 規格適合認定書 1 デッキ取り付け要領書 g196137 手順 1. マニュアルを読む。 2. オペレータ用トレーニング資料を見る。 図 20 18 1. チルトステアリングレバー 4. 2. 後退走行ペダル 5. 3.
g031596 図 22 1. スピード・ストップねじ チルトステアリングレバー このレバーを手前に引いてハンドルを適当な位置に 調整します 調整ができたらレバーを前に倒して固定 します 図 20 。 g031597 図 21 1. 駐車ブレーキ カッティングユニットシフト レバー 3. カッティングユニット作動ス イッチ 2. グロープラグインジケータ ランプ 8. アワー・メータ 7. 9. カッティングユニットが中央位置にあるかどうかを確認 するための窓です。図 20 スロットル オルタネータランプ 10. 始動スイッチ 5. オイル圧警告灯 11. 昇降機能ロック 6. 冷却水温警告灯 4.
注 エンジンが作動していないとカッティングユニットは 下降しません。 レバーを左右に動かすとカッティングユニットがその方 向にスライドします。 注 この操作はカッティングユニットを上昇させた状態、 または芝刈り走行中に行ってください。 注 カッティングユニットを下降させる時、レバーを前位 置に保持しておく必要はありません。 エンジン冷却液温度ランプ エンジンの冷却水の温度が異常に高くなると警告灯が 点灯します。トラクタの運転が停止されず、冷却水温 度がさらに5°C 上昇すると自動的にエンジンを停止さ せます。図 21 g031598 オイル圧警告灯 図 23 エンジンオイルの圧力が危険域まで下がると点灯し ます 図 21 。 1. 燃料計 2.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 g192077 図 24 21
図 24 記号 寸法または重量 全幅 刈り込み位置 A 192 cm 全幅 移動走行位置 B 184 cm 高さ C 197 cm ホイールベース 幅 D 146 cm ホイールベース 長さ E 166 cm 全長 刈り込み位置 F 305 cm 全長 移動走行位置 G 295 cm 内容 地上高 15 cm 重量, モデル 30807 および 30839 963kg 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があり ます。 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 燃料を補給する 運転の前に 使用推奨燃料 硫黄分の少ない 微量 500ppm 未満、または極微 量15ppm 未満の新しい軽油またはバイオディーゼル 燃料以外は使用しないでください。セタン値が 40以上 のものをお使いください。燃料の劣化を避けるため、 180日以内に使いきれる程度の量を購入するように してください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 • 安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識など に十分慣れておきましょう • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 • オペレータコントロールやインタロックスイッチなど の安全装置が正しく機能しているか、また安全カ バーなどが外れたり壊れたりしていないか点検して ください。これらが正しく機能しない時には機械を 使用しないでくだ
3. 入れ す ぎ な タンクの首の根元まで燃料を入れる。入 い こ と 。 給油が終わったらキャップを締める。 4. こぼれた燃料は火災防止のためにすぐに拭き取る 特徴 • 刈り高を低くしても、刈りかすが均一に散る。 • 刈りかす左側へ片寄る傾向が抑えられるので、バ ンカーやフェアウェイの周りがきれいに見える。 • 密集した芝や刈高を低くした刈り込みでも、必要な パワーが小さい。 ハイリフトパラレルセールブレード 高めの刈高70-102 mmで最もよく性能を発揮する。 特徴 g008884 図 25 1.
アクセサリの選択 オプションの機器構成 ハイリフトパラレルセー ルブレード マルチング アングルセールブレード バッフルと同時に使 用しないこと) マルチングバッフル ローラスクレーパ 寒地型の芝草を少なくと も週 3 回刈る 草丈の1/3 以上を切 り込まない場合 に刈りかすの分散をきれ いにする。 ハ イ リ フ ト パ ラ ローラに刈りかすがこび りつく、刈りかすが広く平 らにかたまって残るなど の場合にはいつでも使用 してよいスクレーパを使う とかえってこびりつきがひ どくなる場合がある。 芝生の刈り込み 刈高 19 44mm ほとんどの場合に推奨 密度の低いまたはまば ら な草地で使用可能 芝生の刈り込み 刈高 50 64mm 密度の高いまたはよく 繁 茂した草地に推奨 密度の低いまたはま ば らな草地に推奨 芝生の刈り込み 刈高 70 100mm よく茂った草地で使用 可 能 ほとんどの場合に推奨 落ち葉のマルチング マルチングバッフルの使 用を推奨 使用禁止 コンビネーションセールま たはアングルセールとの み使用可能 長所 低い刈高で刈りかすを均 等に
• • • • • • • • • • • • • • • • • • い髪は束ねてください。装飾品は身に着けないで ください。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周 囲から人やペットを十分に遠ざけてください。 運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明の もとで行ってください。 ぬれた芝の刈り込みは避けてください。接地力が落 ちてスリップする危険が高くなります。 エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュート ラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを 確認し、運転席に着席してください。 カッティングユニットに手足を近づけないでくださ い。また排出口の近くにも絶対に人を近づけないで ください。 バックするときには、足元と後方の安全に十分な 注意を払ってください。 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障 害物の近くでは安全に十分注意してください。 刈り込み中以外は必ずブレードの回転を止めてお いてください。 異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じ たときには運転を停止してよく点検してください。異
エンジンの始動と停止 エンジン始動回路のLEDはDC 12Vの通電で点灯しま す。その他の入力表示回路は回路が閉じてアースされ た時に通電状態となります。どの入力表示LEDも、その 回路に通電があったときに点灯します。これらの入力表 示LEDは故障探究のときに利用することが出来ます。 エンジンの始動手順 1. 駐車ブレーキが掛かっていること、カッティング ユニットの駆動スイッチが OFF 位置にあること を確認する。 2. 走行ペダルから足を外し、ペダルがニュートラル 位置にあることを確認する。 3. スロットルをハーフスロットル位置にする。 4.
4. スイッチやレバーを操作して、調べたい出力に必 要な入力条件を作り出す。 注 入力条件は、次ページのロジックチャートで 調べることができる。 5.
チャートの各行横列は、その出力機能に必要な入力の状態を示します。チャートの左欄に、機能が示されていま す。各記号は以下のような意味を表します 通電、閉じてアースされている、開いてアースされている。 入力 機能 パワー ON ニュート ラル状態 STARTON ブレーキ ON 出力 PTO ON オーバー ヒート バック ラップ 始動 ETR PTO 始動 — — + O O — O O + + O 運転 非 着席 — — O O O O O O O + O 運転 着 席 — O O — O — O O O + O 刈り込み — O O — — — O O O + + バック ラップ — — O O — O O — O + + オーバー ヒート — O O O — O • – 回路は閉じていてアースされている—LED はON。 • 着席 • + 回路は通電しているクラッチコイル、ソレノイド、 始動キー LED点灯 O 回路は開いていてアースされているか通
ヒント これにより、デッキの重量の一部を駆動輪に移して走 行性を高めています。カウンタバランスの圧力設定は 製造工場で行われており、通常はこのままで大抵の刈 り込み条件において、走行性能と刈り上がりが最も適 切にバランスするようになっています。カウンタバランス の設定を下げると、刈り込みデッキを安定させ、走行 性をやや落とします。設定を上げると、走行性がアップ しますが、デッキが軽くなることが原因で刈り跡の見映 えに問題が出てくる場合が考えられます。カウンタバ ランスの油圧調整設定についてより詳しくは、 サービ スマニュアル を参照してください。 運転操作 • • • • • • • • • • エンジンを始動し、ハーフスロットルでウォームアッ プします。エンジンが温まったらフルスロットルにし てください。カッティングユニットを上昇させ、駐車 ブレーキを解除し、移動走行モードにセットし、静 かに前進ペダルを踏み込んで、安全な広い場所に 移動してください。 まず、前進、後退、停止を練習します。走行ペダ ルから足を離せばペダルは自動的にニュートラル位 置に戻って停止しますし、後退ペダルを踏み込ん
条件に合った適切な刈り高を選択する • 一度に切り取る長さは25mm以内に抑えましょう。草丈 の1/3 以上は刈り取らないのが原則です。成長期の 密生している芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上 げる必要があるかもしれません。 各部品が良好な状態にあること、ボルトナット類、 特にブレード取り付け用のボルト類に問題がないか 常に点検してください。 • 読めなくなったステッカーは貼り替えてください。 トレーラへの積み込み 鋭利なブレードで刈り込む 刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいです。そ のような切り口は茶色に変色し、芝草の成長に悪影響 を与えるだけでなく、病害の発生なども助長します。ブ レードが適切な状態であり、セールの形状が完全であ ることを確認してください。 • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには 安全に十分注意してください。 • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用 してください。 • 荷台に載せたら、ストラップ、チェーン、ケーブ ル、ロープなどで機体を確実に固定してください。 機体の前後に取り付けた固定ロープは、どちらも、 機体を外側に引っ張るよう
緊急時の牽引移動 重要 緊急時には、短距離に限り、本機を牽引して 移 動 す る こ と が で き ま す 。 牽 引 移 動 時 の 速 度 は 、 34 とし て く だ さ い 。 こ れ 以 上 の 速 度 で は 駆 動 系 に 損 km/hと 傷を与える危険があります。移動距離が長くなる場合 は、トラックやトレーラに積んで移送してください。 1. 油圧ポンプについているバイパスバルブを90°回 転させる 図 28 。 g031610 図 28 1. 2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • 全部のベルトの状態と張りを点検します。 • 油圧フィルタを交換します。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタを交換する。 • • • • • • 使用するごとまたは毎日 安全インタロックシステムの動作を確認します。 エンジンオイルの量を点検する。 燃料・水セパレータの水抜きを行ないます。 タイヤ空気圧を点検する。 冷却液の量を点検する。 ラジエターとオイルクーラを毎日清掃してください(ほこりの多い場所で使用するときは さらに間隔を詰めて清掃してください)。 • 油圧オイルの量を点検する。 • 油圧ラインとホースを点検する。 • ブレードの停止に要する時間を確認します。 25運転時間ごと • バッテリー液の量を点検する。 (格納期間中は30日ごとにバッテリーの液量を点検し てください。) 50運転時間ごと • 全部のベアリングとブッ
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 土 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検する。 2 ラジエターとスクリーンの汚れ 運転操作時に異常音がない か点検する。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検する。 オイル漏れがないか点検す る。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する。 刈高の調整の点検 グリスアップを行なう。2 塗装傷のタッチアップを行う。 1 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2 車体を水洗いしたときは整 整備 間 隔 に 関 係 な く 直 ち に グリスアップする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 34 記事 日
定期整備ステッカー decal117-5103 図 29 整備前に行う作業 • 必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実 に支えてください。 保守作業開始前の安全確認 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛 かっている場合があります。取り外しには十分注意 してください。 • 調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行っ てください – 平らな場所に駐車する。 – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 – カッティングユニットを停止させる。 – カッティングユニットを下降させる。 – 走行ペダルがニュートラルになっていることを 確認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 – すべての動作が停止するのを待つ。 – 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 • 可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はし ないでください。可動部に近づかないでください。 35
整備作業のための準備 デッキ整備用ラッチの使い方 1. PTOが解除されていることを確認する。 2. 平らな場所に駐車する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. 必要に応じてカッティングユニットを下降させる。 5. エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待 つ。 6. キーをSTOP位置に回して抜き取る。 7. 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 刈り込みデッキの整備を行う際には、事故防止のため に整備用ラッチを使用してください。 1. サイドワインダーを使ってデッキを中央にセッ トする。 2. カッティングデッキを移動走行位置に上昇させる。 3. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを止める。 4. 前側キャリアフレームリテーナからラッチのロッ ドを外す 図 31 。 フードの外しかた 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードのピボット部をブラケットに固定しているヘア ピンコッターを抜き取る図 30。 g031614 図 31 1. 5.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリス アップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—全部のベアリングとブッ シュのグリスアップを行う。 500運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 定期的に、全部の潤滑個所にNo.
g008901 図 39 • g008898 図 36 • 刈り込み・移動走行切り換えレバー(図 40) 左前昇降アームのピボット昇降シリンダ2ヶ所 図 37 g008902 図 40 • ベルトテンショナのピボット図 41。 g008899 図 37 • 右前昇降アームのピボット昇降シリンダ2ヶ所 図 38 g008903 図 41 • g008900 図 38 • カッティングユニットのスピンドルシャフトのベアリン グユニットあたり2ヶ所図 42 注 どちらでも使いやすい方のフィッティングを使って 構いません。スピンドルハウジングの底デッキの 下から少量のグリスがはみ出てくるまでポンプでグ リスを注入してください。 ニュートラル調整機構図 39 38
エンジンの整備 エンジンの安全事項 g008906 エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて 行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 エアクリーナの整備 図 42 • • エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検し ます。吸気部全体について、リーク、破損、ホースの ゆるみなどを点検してください。また、エアクリーナと ターボチャージャを結ぶゴム製のインテークホースの接 続部を点検し、漏れなどがないことを確認してください。 後ローラベアリングユニットあたり2ヶ所図 43 本体とカバーがシールでしっかり密着しているのを確認 してください。 エアクリーナのカバーの整備 整 備 間 隔: 50運転時間ごと—エアクリーナのカバーを 外して内部のごみを除去する。フィ ルタは外さないでください。 g195309 図 43 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。ボディーが破損している場合は交換 してください。 注 角ローラマウントにあるグリス溝と、角ローラシャ フトのグリス穴とを合わせてくださ
g032050 図 45 1. ゴム製のアウトレットバルブ 4. エアクリーナのボディー 2. エアクリーナのラッチ 5. エアクリーナ目詰まり送信 ユニット 3. エアクリーナの1次フィルタ 6. ゴム製のインテークホース g031340 図 44 エアクリーナのフィルタの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 悪条件下ではより頻繁に 整備を行ってください。 1. 2. g008861 図 46 フィルタを外す前に、低圧のエア2.75 bar、異物 を含まない乾燥した空気で、1次フィルタの外側 とキャニスタとの間に溜まっている大きなゴミを 取り除く。 1. 安全フィルタ 重要 高圧のエアは使用しないこと。異物がフィ 3. 主フィルタを交換する図 45。 ルタを通ってエンジン部を損傷させる恐れがあ る。このエア洗浄により、フィルタを外した時にホ コリが舞い上がってエンジン部へ入り込むのを防 止することができる。 4.
エンジンオイルについて エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回 運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してく ださい。 油量は約 2.
4. 燃料系統の整備 図 49に示す手順でエンジンオイルフィルタを交 換します。 燃料タンクの内部清掃 整 備 間 隔: 1000運転時間ごと—燃料タンクを空にして 内部を清掃します。 2年ごと—燃料タンクを空にして内部を清掃しま す。 燃料系統が汚染された時や、マシンを長期にわたっ て格納する場合には燃料タンクの内部を清掃してくだ さい。タンクの清掃にはきれいな燃料を使用してくだ さい。 ウォーターセパレータの整備 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 400運転時間ごと 燃料・水セパレータの水抜き 1. フィルタの下に燃料を受ける容器をおく。 2. フィルタ容器図 50下部のドレンプラグをゆるめて 水や異物を流し出す。 g027477 図 49 g031634 図 50 1. エア抜きプラグ 2. 燃料フィルタ・水セパレータ 3. 42 3.
燃料フィルタの交換 1. フィルタの取り付け部周辺をウェスできれいに ぬぐう 図 50 。 2. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに拭く。 3. ガスケットにきれいなオイルを薄く塗る。 4. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタを手で ねじ込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 注 通常はこれでエンジンが始動するようになります始 動できない時は、噴射ポンプとインジェクタの間にエア が入っている可能性があります インジェクタからのエア 抜き (ページ 43)を参照してください。 インジェクタからのエア抜き 注 この手順は、燃料システムからの通常のエア抜きを 行ってもエンジンが始動できないときに行うものです通 常のエア抜きについては、 燃料系統からのエア抜き (ページ 43)を参照してください。 燃料系統からのエア抜き 1. 整備前の準備を行う 保守作業開始前の安全確 認 (ページ 35)を参照。 2. 燃料タンクに少なくとも半分まで燃料が入っている ことを確認する。 3. ラッチを外してフードを開ける。 1. 燃料噴射ポンプの No.
電気系統の整備 バッテリーのケーブルは接触不良にならぬよう端子に しっかりと固定してください 電気系統に関する安全確保 • • 警告 バッテリーケーブルの接続手順を間違うとケーブ ルがショートを起こして火花が発生する。それに よって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る 恐れがある。 マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 • ケーブルを 取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケー ブルから取り外し、次にプラス 赤 ケーブルを 外す。 • 警告 ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケー ブルから取り付け、それからマイナス 黒 ケーブ ルを取り付ける。 端子が腐食した
走行系統の整備 走行ドライブのニュートラル調 整 タイヤ空気圧を点検する 走行ペダルをニュートラル位置にしても本機が動きだす ようでしたら、トラクションカムを調整します。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下 させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止さ せてキーを抜き取る。 2. 左右どちらかの前輪と後輪に輪止めを掛ける。 3. 反対側の前輪と後輪を床から浮かせ、フレーム 下に支持ブロックを入れて機体を支える。 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 危険 タイヤ空気圧が不足すると、斜面で機体が不安定 になり、転倒など、生命に関わる重大な人身事 故を起こしやすくなる。 タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならない。 警告 タイヤの適正空気圧は、0.97-1.24 bar0.98-1.
冷却系統の整備 1. 補助タンクの冷却水量を点検する図 56。 注 エンジンが冷えた状態で、タンク側面について いる本の線の間にあれば適切である。 冷却系統に関する安全確保 冷却液を飲み込むと中毒を起こす 冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 • • 冷却系統を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ラジエターを清掃してください図 55。 g031618 図 56 1. 2. 補助タンク 冷却液が不足している場合には、補助タンクに 補給する。 注 入れすぎないこと。 3. g195255 図 55 1.
ブレーキの整備 冷却系統の清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 駐車ブレーキの調整 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. エンジンの周囲を丁寧に清掃する。 3. ラジエターの前側から始めて、車体後方に向け てごみを吹き飛ばす。 4. 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—駐車ブレーキの調整を 点検する。 1. その後、今度はラジエターの後ろ側から前側に 向かって吹きつけて清掃する。 調整ノブをブレーキレバーに固定している固定 ねじをゆるめる図 58。 注 何度か繰り返してごみやよごれを完全に除 去する。 重要 ラジエター部を水で清掃すると、さびが発生 したり、各部の破損が早く進む恐れがあり、ほこ りが固くこびりつくので水洗いは避けてください。 g031637 図 58 g195255 図 57 1. 5. ラジエター フード元に戻してラッチを掛ける。 47 1. ノブ 2. 固定ねじ 3. 駐車ブレーキレバー 2. ノブを41-68 N·m0.35-0.46 kg.m = 30-40 in-lbに トルク締めする。 3.
ベルトの整備 油圧駆動ベルトの交換 1. エンジンベルトの整備 注意 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間—全部のベルト の状態と張りを点検します。 テンションスプリングには大きな力がかかって おり、操作を間違うを人身事故となる。 100運転時間ごと—全部のベルトの状態と張り を点検する。 スプリングから張力を解放する時には十分 注意すること。 オルタネータベルトの張りを点検す る。 1. フードを開ける。 2. プーリとプーリの中間部でベルトを指で0.25kg程 度の力で押して点検する図 59。 ベルトのテンションスプリングの端にナットドライバ または細い金属管を差し込む。 2. スプリングの端を前側に押し下げてブラケットから 外し、スプリングのテンションをなくす図 60。 g031639 図 60 1. g031638 スプリングの端部 2. 油圧駆動ベルト 図 59 1. 3. オルタネータベルト たわみが 11 mm の範囲になければ、以下の 要領で調整します A.
制御系統の整備 油圧系統の整備 油圧オイルタンクに約 13.2 リットルの高品質油圧オイ 初め て の 運 転 の 前 に 必 ルを満たして出荷しています。初 ず油量を確認し、その後は毎日点検してください。 交 換用の推奨油圧オイルは オ ー ル シ ー ズ ン 用 Toro プ レ ミ ア ム 油 圧 オ イ ル です19 リットル缶または 208 リッ トル缶。パーツカタログまたは代理店でパーツ番号 をご確認ください。 スロットルの調整 1. スロットルレバーがパネルのスロットに当たるまで 後ろに倒す。 2.
油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実 に解放する。 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受けてください。万一、油圧オイ ルが体内に入った場合には、この種の労働災害 に経験のある施設で数時間以内に外科手術を受 ける必要がある。 • • • • 200運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 トロの純正フィルタP/N 86-3010をご使用ください。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 36)を参照。 2. フィルタ取り付けプレートのホースにクランプを 掛ける。 3. フィルタ取り付け部付近をきれいに拭い、下に容 器を置き、フィルタを外す図 63。 油圧システムを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—油圧オイルの量 を点検する。 1.
油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと オイルが汚染された場合は内部のフラッシュ洗浄作業 が必要となりますので Toro 代理店にご相談ください汚 染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色になっ たりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. 油圧ラインの接続部または油圧フィルタを外し、 流れ出すオイルを容器に受ける図 63と図 64。 g031641 図 65 1. g031643 図 64 1. 油圧ライン 油圧オイルタンクのキャップ 5. タンクにキャップを取り付ける。 6. エンジンを掛ける。 7. 油圧装置全部を操作して油圧系統内部にオイル を完全に循環させ、オイル漏れがないか点検し、 エンジンを停止する。 8. 油量を点検し、足りなければディップスティックの FULLマークまで補給する。 注 入れすぎないこと。 3. オイルが全部流れ出たらラインを元通りに接続 する 図 64 。 油圧ラインとホースの点検 4. 油圧オイルタンク図 65に約 13.
芝刈りデッキの保守 3. デッキのキャリアフレームを昇降アームのピボッ トピンに固定しているリンチピンまたはリテーナ ナットを外す 図 67 。 刈り込みブレードについての 安全事項 磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中 にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。 • ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検 すること。 • ブレードを点検する時には安全に十分注意してくだ さい。ブレードをウェスでくるむか、安全手袋をは め、十分に注意して取り扱ってください。ブレードは 研磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶 接したりしないでください。 g031645 図 67 複数のブレードを持つ機械では、つのブレードを 回転させると他も回転する場合がありますから注意 してください。 • 1. 4. 刈り込みデッキの取り外し 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 36)を参照。 2.
ブレード回転面の検査 1. デッキから油圧モータを外し、カッティングデッ キをトラクタから外す。 注 ホイストを使いまたは2人がかりで、デッキを 平らなテーブルの上に載せる。 2. ブレードの片方の端にマジックなどで印をつける。 注 以後、高さの点検はすべてこの印のついた 側で行う。 3. ブレードの印の付いているほうの端部を12時の位 置車両進行方向に向け、作業台の表面からブ レードの切っ先までの高さを測定する図 68。 g031647 図 69 1. g011353 図 68 刈高ブラケット 2. シム 2. デッキフレームとブラケットとの間に厚さ 1.5 mm ま たは 0.7 mm のシム、場合によってはこれらの両 方を挿入して、希望する刈高を達成する 図 69。 3. 余ったシムを刈り高ブラケットの下に入れ、刈り高 ブラケットをデッキのフレームに取り付ける図 69。 4. ソケットヘッドボルトとスペーサとフランジナット を固定する。 注 ソケットヘッドボルトとスペーサとは、デッキフ レームの内側に落ちないようにロクタイトで接着 しています。 4.
いください。他社のブレードを使用すると危険な場合が ありますから絶対にやめてください。 1. 整備前の準備を行う 保守作業開始前の安全確 認 (ページ 35)を参照。 2. 刈り込みデッキが落下しないように支持ブロック でサポートする。 3. ブレードの一端部をウェスで包むか手に頑丈な手 袋をはめるかして、ブレードを手で持ち、ブレード ボルト、芝削り防止カップ、ブレードをスピンドル シャフトから外す図 70。 g031648 図 71 1. 刃先 2. セール部 4. 3. 破損部 (摩耗、スロット、 穴) すべてのブレードについて、刃先を点検し、摩 耗や欠けがある場合には研磨する。研磨は刃先 の上面だけに行い、刃の元々の角度を変えない ようにする 図 72 。 注 両方の刃先から等量を削るとブレードのバラン スを維持することができます。 g011355 図 70 1. 4. 5. ブレードボルト 2.
前ローラを取り付ける ブレードの停止に要する時間を確認 する 1. 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 デッキ停止操作から 7 秒以内にカッティングデッキのブ レードが完全に停止することが必要です。 アウターレースのみを押すか、インナーレースと アウターレースを均等に押すかして、最初のベア リングをローラハウジングに押し込む図 73。 注 アウターレースのみを押すか、インナーレース とアウターレースを均等に押すかする。 注 ブレードが物を跳ね飛ばしたり、ほこりを巻き上げた りしないよう、この点検はきれいに刈り込んだターフの 上または平らな床の上で行ってください。 2. スペーサを入れる図 73。 3.
保管 エンジンの整備 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグをはめ る。 2. オイルフィルタを交換する。 3. エンジンに、 SAE15W-40 モーターオイルを約 3.8 リットル入れる。 4. エンジンを始動し約 2 分間回転させる。 5. エンジンを停止する。 6. シーズン終了後の格納準備 燃料タンクライン、フィルタ、水セパレータから もから燃料を完全に抜き取る。 7. 本機を30日間以上にわたって格納保管する場合に は、以下の作業を行ってください。 燃料タンクから燃料を抜き取り、きれいな燃料で 内部を洗浄する。 8. 燃料関係のフィッティングを確実に固定する。 9. エアクリーナをきれいに清掃する。 バッテリーの保管 格納期間が30日間以上になる場合には、バッテリーを 機体から外して満充電してください。温度が高いとバッ テリーは早く放電しますので、涼しい場所を選んで保管 してください。バッテリーを凍結させないためには、完 全充電しておくことが大切です。完全充電したバッテ リー液の比重は 1.265-1.
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トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取