Operator's Manual
トラクションユニットおよびインプレメントカッティングユ
ニットに十分なパワーを供給してやるためには、エンジ
ンがほぼ一定の高速度で回転を続けさせてやる必要が
あります。このコツは、走行ペダルの踏み込みに注意
することです。カッティングユニットへの負荷が大きく
なったら走行に掛かる負荷を下げてやるきとです。
エンジンの回転数が落ちてきたら、ペダルの踏み込み
を浅くして走行速度を落としてやりましょう。そうしてエ
ンジンの回転が上がってきたら、再び走行ペダルを踏
み込みます。一方、移動走行時のように、カッティング
ユニットが回転しておらず、カッティングユニットへの
負荷がない場合には、ペダルを一杯に踏み込んで最
高速度で走行することができます。
もう一つのポイントはブレーキペダルの使い方です。旋
回時にブレーキを使用すると、小さな半径で旋回するこ
とができます。但し、誤って芝を傷つけないよう注意が
必要です。特に、ターフが柔らかいときやぬれていると
きは注意してください。ブレーキは斜面での運転にも応
用できます。例えば、斜面を横断中に山側の車輪がス
リップして地面に走行力を伝えられなくなる場合がありま
す。このような場合には、山側のブレーキをゆっくり、
スリップが止まる所まで踏み込んでやると、谷側の走
行力が増加し、安定した走行ができるようになります。
斜面の通行には最大の注意を払ってください。運転席
の固定ラッチが確実に掛かっていることを確認し、必ず
シートベルトを着用してください。また、転倒事故を防
止するために、法面での速度の出しすぎや急旋回に十
分注意してください。そして、下り坂では、機体を安定
させるためにカッティングユニットを下げてください。
警 警
警
告 告
告
こ こ
こ
の の
の
芝 芝
芝
刈 刈
刈
機 機
機
で で
で
は は
は
、 、
、
草 草
草
地 地
地
で で
で
作 作
作
業 業
業
中 中
中
に に
に
ブ ブ
ブ
レ レ
レ
ー ー
ー
ド ド
ド
に に
に
当 当
当
た た
た
っ っ
っ
た た
た
異 異
異
物 物
物
は は
は
、 、
、
地 地
地
面 面
面
に に
に
打 打
打
ち ち
ち
込 込
込
ま ま
ま
れ れ
れ
て て
て
そ そ
そ
の の
の
運 運
運
動 動
動
エ エ
エ
ネ ネ
ネ
ル ル
ル
ギ ギ
ギ
ー ー
ー
を を
を
急 急
急
速 速
速
に に
に
失 失
失
う う
う
よ よ
よ
う う
う
設 設
設
計 計
計
さ さ
さ
れ れ
れ
て て
て
い い
い
る る
る
。 。
。
し し
し
か か
か
し し
し
、 、
、
注 注
注
意 意
意
不 不
不
足 足
足
や や
や
地 地
地
面 面
面
の の
の
刈 刈
刈
凹 凹
凹
凸 凸
凸
の の
の
状 状
状
態 態
態
、 、
、
不 不
不
規 規
規
則 則
則
な な
な
跳 跳
跳
ね ね
ね
返 返
返
り り
り
、 、
、
ガ ガ
ガ
ー ー
ー
ド ド
ド
や や
や
カ カ
カ
バ バ
バ
ー ー
ー
の の
の
不 不
不
備 備
備
な な
な
ど ど
ど
の の
の
悪 悪
悪
条 条
条
件 件
件
が が
が
重 重
重
な な
な
る る
る
と と
と
、 、
、
カ カ
カ
ッ ッ
ッ
テ テ
テ
ィ ィ
ィ
ン ン
ン
グ グ
グ
ユ ユ
ユ
ニ ニ
ニ
ッ ッ
ッ
ト ト
ト
か か
か
ら ら
ら
異 異
異
物 物
物
が が
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飛 飛
飛
び び
び
出 出
出
す す
す
場 場
場
合 合
合
が が
が
で で
で
て て
て
く く
く
る る
る
。 。
。
•人 人
人
や や
や
動 動
動
物 物
物
が が
が
突 突
突
然 然
然
目 目
目
の の
の
前 前
前
に に
に
現 現
現
れ れ
れ
た た
た
ら ら
ら
直 直
直
ち ち
ち
に に
に
リ リ
リ
ー ー
ー
ル ル
ル
停 停
停
止 止
止
•周 周
周
囲 囲
囲
に に
に
人 人
人
が が
が
い い
い
な な
な
く く
く
な な
な
る る
る
ま ま
ま
で で
で
は は
は
作 作
作
業 業
業
を を
を
再 再
再
開 開
開
し し
し
な な
な
い い
い
こ こ
こ
と と
と
。 。
。
重 重
重
要 要
要
高 高
高
負 負
負
荷 荷
荷
で で
で
運 運
運
転 転
転
し し
し
た た
た
後 後
後
は は
は
、 、
、
エ エ
エ
ン ン
ン
ジ ジ
ジ
ン ン
ン
を を
を
停 停
停
止 止
止
さ さ
さ
せ せ
せ
る る
る
前 前
前
に に
に
5分 分
分
間 間
間
程 程
程
度 度
度
の の
の
ア ア
ア
イ イ
イ
ド ド
ド
リ リ
リ
ン ン
ン
グ グ
グ
時 時
時
間 間
間
を を
を
と と
と
っ っ
っ
て て
て
く く
く
だ だ
だ
さ さ
さ
い い
い
。 。
。
こ こ
こ
れ れ
れ
に に
に
よ よ
よ
り り
り
、 、
、
エ エ
エ
ン ン
ン
ジ ジ
ジ
ン ン
ン
を を
を
停 停
停
止 止
止
す す
す
る る
る
前 前
前
に に
に
タ タ
タ
ー ー
ー
ボ ボ
ボ
チ チ
チ
ャ ャ
ャ
ー ー
ー
ジ ジ
ジ
ャ ャ
ャ
を を
を
冷 冷
冷
却 却
却
し し
し
ま ま
ま
す す
す
。 。
。
こ こ
こ
れ れ
れ
を を
を
怠 怠
怠
る る
る
と と
と
タ タ
タ
ー ー
ー
ボ ボ
ボ
チ チ
チ
ャ ャ
ャ
ー ー
ー
ジ ジ
ジ
ャ ャ
ャ
に に
に
ト ト
ト
ラ ラ
ラ
ブ ブ
ブ
ル ル
ル
が が
が
発 発
発
生 生
生
す す
す
る る
る
場 場
場
合 合
合
が が
が
あ あ
あ
り り
り
ま ま
ま
す す
す
。 。
。
エンジンを停止させる前にすべてのコントロールを解
除し、スロットルをSLOWに戻してください。スロットル
を下げればエンジン回転が下がり、運転音も振動も
小さくなります。その後にキーをOFFにしてエンジン
を停止させてください。
エ エ
エ
ン ン
ン
ジ ジ
ジ
ン ン
ン
の の
の
冷 冷
冷
却 却
却
フ フ
フ
ァ ァ
ァ
ン ン
ン
の の
の
操 操
操
作 作
作
エンジンの冷却ファンのスイッチで、ファンの2つの動
作モードを切り替えることができます。ファンにはR
モードと自動Autoモードがあり、このファンは、後スク
リーンにたまったごみを逆転して吹き飛ばすことができ
ます。通常は、スイッチを自動Autoにセットしておいて
ください。自動モードでは、ファンの回転速度は冷却液
の温度または油圧オイルの温度によって制御され、後
スクリーンにたまったごみは、ファンが自動的に逆転す
ることによって除去されます。冷却液の温度または油
圧オイルの温度が規定値以上に達するとファンが自動
的に逆転を行ないます。ファンのスイッチを前に倒すと
Rモードとなり、このスイッチ操作によってファンは逆回
転サイクルを1回行ないます。後スクリーンの詰まりに
気づいたときや、整備場に進入する前、格納庫に入る
前などにこの手動逆転モードをお使いください。
ヒ ヒ
ヒ
ン ン
ン
ト ト
ト
刈 刈
刈
り り
り
込 込
込
み み
み
は は
は
芝 芝
芝
が が
が
乾 乾
乾
い い
い
て て
て
い い
い
る る
る
時 時
時
に に
に
刈り込みは、朝露を避けて遅めの午前中か、直射日
光を避けて午後遅くに行いましょう。露があると草がか
たまりになりやすく、また刈りたての草は強い直射日
光に当たるとダメージを受けます。
条 条
条
件 件
件
に に
に
合 合
合
っ っ
っ
た た
た
刈 刈
刈
り り
り
高 高
高
の の
の
設 設
設
定 定
定
を を
を
一度に切り取る長さは25mm以内に抑えましょう。草丈
の1/3以上は刈り取らないのが原則です。成長期の
密生している芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上
げる必要があるかもしれません。
定 定
定
期 期
期
的 的
的
に に
に
刈 刈
刈
り り
り
込 込
込
む む
む
通常のシーズン条件では、日に回の刈り込みが必要
になるでしょう。しかし、草の生長速度は色々な条件
によって左右され、一定ではありません。例えば寒冷
な地域では春から初夏にかけての芝草の成長期に最
も頻繁な刈り込みが必要となり、成長速度の落ちる夏
には10日に度ぐらいの間隔になると思われます。悪
天候などで定期的に刈り込むことができずに草丈が伸
びてしまった場合には、刈り高を高くして回刈り、23
日後に刈り高を通常に戻してもう一度刈るようにすると
きれいに仕上がります。
い い
い
つ つ
つ
も も
も
鋭 鋭
鋭
利 利
利
な な
な
ブ ブ
ブ
レ レ
レ
ー ー
ー
ド ド
ド
を を
を
使 使
使
う う
う
こ こ
こ
と と
と
刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいです。
切れ味の悪い刃先は芝草を引きちぎるので、切り口
が茶色に変色し、芝草の成長を悪くし、また病気に
もかかりやすくなります。
25