Form No. 3381-821 Rev A Groundsmaster ® 4300-D ト ラ ク シ ョ ン ユニット 30859— —シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 30859 30861— —シ リ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 30861 製品の登録は: www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書) をご覧ください。 モデル番号 シリアル番号 警告 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 1を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 図1 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 1.
目次 燃料ラインとその接続の点検 .............. ウォーターセパレータの整備: ............ 燃料ピックアップチューブのスクリー ン .................................. 燃料インジェクタからのエア抜き .......... 電気系統の整備 ............................ バッテリーの整備 ....................... ヒューズ .............................. 走行系統の整備 ............................ 走行ドライブのニュートラル調整 .......... 後輪のトーインの調整 ................... 冷却系統の整備 ............................ 冷却部の清掃 .......................... ブレーキの整備 ............................ ブレーキの調整......................... 駐車ブレーキの調整 .................
安全について ◊ ヒッチの取り付けや積荷の重量分配の不 適切。 • オペレータやユーザーは自分自身や他の安全に この機械は、リアウェイトを搭載することによって CEN安 安全 規 格 EN836: 1997 1997、 、ISO ISO規 規格 5395: 1990 1990お およ CEN ANSI規 規格 B71.4-2004 B71.
• 作業場所を良く観察し、安全かつ適切に作業す るにはどのようなアクセサリやアタッチメント が必要かを判断してください。メーカーが認め た以外のアクセサリやアタッチメントを使用し ないでください。 • オペレータコントロールやインタロックスイッ チなどの安全装置が正しく機能しているか、ま た安全カバーなどが外れたり壊れたりしていな いか点検してください。これらが正しく機能し ない時には芝刈り作業を行わないでください。 • • 運転操作 • 有毒な一酸化炭素ガスが溜まるような閉め切っ • • • • • • • • • • た場所ではエンジンを運転しないでください。 作業は日中または十分な照明のもとで行って ください。 エンジンを掛ける前には、アタッチメントのク ラッチをすべて外し、ギアシフトをニュートラ ルにし、駐車ブレーキを掛けてください。 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜面での 作業には特に注意が必要です。転倒を防ぐため: – 斜面では急停止・急発進しない。 – 斜面の走行や小さな旋回は低速で。 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に注意す ること。 – 急な旋回をしないでください。バッ
この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりす る能力があります。重傷事故や死亡事故を防ぐた め、注意事項を厳守してください。 た部品やステッカーは安全のため早期に交換し てください。 • 燃料タンクの清掃などが必要になった場合は屋 外で作業を行ってください。 この機械は本来の目的から外れた使用をするとユー ザーや周囲の人間に危険な場合があります。 • 機械の調整中に指などを挟まれないように十 分注意してください。 警告 • 整備・調整作業の前には、必ず機械を停止し、 エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質であ る一 酸化炭素が含まれている。 カッティングデッキを降下させ、駐車ブレーキを 掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取ってくだ さい。また、必ず機械各部の動きが完全に停止し たのを確認してから作業に掛かってください。 屋内や締め切った場所ではエンジンを運転し ないこと。 • 火災防止のため、カッティングデッキや駆動 部、マフラーの周囲に、草や木の葉、ホコリな どが溜まらないようご注意ください。オイルや 燃料がこぼれた場合はふきとってください。 • エンジンの緊急停止方法に慣れておきま
• 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施さ れています。 が高圧で噴出していますから、手などを近づけ ないでください。リークの点検には新聞紙や ボール紙を使い、絶対に手を直接差し入れたり しないでください。高圧で噴出する作動油は皮 膚を貫通し、身体に重大な損傷を引き起こしま す。万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ち に専門医の治療を受けてください。 全身 振動レベルの実測値 = 0.33 m/s2 不確定値(K) = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 108-5278 1. 参照: オペレーターズマニュアル 。 110-8973 ( CE 用 : 110-8869 の 上 か ら 貼 付 す る * ) * この安全ステッカーには、ヨーロッパの芝刈り機安全規格 EN 836:1997 に適合するために必要な、斜面での運転に関する注意事項が記載されています。 ここに記載されている斜面の角度は、この規格で記述され、また要求されている控 93-7272 1. えめな角度です。 ファンによる切傷や手足の切断の危険: 可動部に近づか ないこと。 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと; 必ず、講習 を受けてから運転すること。 2. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 3. 転倒の危険: 15度より急な斜面で運転しないこと; 斜面で使 用する時にはカッティングデッキを下げておくこと; シートベ ルトを着用すること。 4.
117–0169 1. 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 3. 4. ヘッドライト: 10 A 電源: 10 A 5. エンジン始動: 15 A 6. エアライド・シート・サスペンション(オプション): 20 A 7. コンピュータによるエンジン管理回路 C: 7.5 A 8. コンピュータによるエンジン管理回路 B: 7.5 A 1. ヘッドライト 2. 入 3. PTO 9. コンピュータによるエンジン管理回路 A: 7.5 A 4. 切 5. 高速 電源ソケット: 10 A 117–0170 6. 無段階調整(スロットル) 7. 低速 8. カッティングユニット下降 9. カッティングユニット上昇 10. オペレーターズマニュアル を読むこと。 93-6681 1. ファンによる手足の切断の危険: 可動部に近づかないこと。 117–2385 1. オペレーターズマニュアル 3. エンジン: 予熱 4. エンジン: 停止 を読むこと 。 2. エンジン: 始動 106-6754 93-6689 1.
110-0986 106-6755 1. 駐車ブレーキの操作方法;ブレーキペダルと駐車ブレーキペ ダルを踏み込む 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 警告: 表面が熱い。触れな いこと。 2. ブレーキの操作方法:ブレーキペダルを踏み込む 2. 爆発の危険オペレーターズ マニュアル を読むこと。 4. 警告: オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 3. 前進走行;走行ペダルを踏み込む 4. リール回転許可モード 5. 移動走行モード 117-0168 1.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 6 7 数量 用途 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を調整します。 必要なパーツはありません。 – ステップの高さを調整します。 必要なパーツはありません。 – コントロールアームの位置を調整します。 必要なパーツはありません。 – 出荷用のブロックとピンを取り除きます。 条件に よる リアウェイトを取り付ける(ご注文は Toro 代理店へ) リア・ウェイト(必要数はマシン構成によ り異なる) 1 1 1 1 フードラッチ・アセンブリ ワッシャ スロットル・ストップ 固定ネジ CE規格適合用フードラッチを取り付けます CE規格適合用スロットルストップを取り 付けます その他の付属品 内容 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ CE 認証証明書 オペレータのためのトレーニング資料 数量 用途 1 1 1 1 1 ご使用前にご覧ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 ステップの高さを調整
図2 1. ステップ 2. ステップのブラケット 2. 希望の高さに合わせてステップをブラケット に付け直す。 3. 機体の反対側でも同じ作業を行う。 図3 1. コントロールアーム 2. リテーナブラケット 2. 3 3. ボルト(2本) コントロールアームを希望位置に動かし、ボ ルトを締めて固定する。 4 コントロールアームの位置を調 整する 出荷用のブロックとピンを取り除く 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 オペレータが運転しやすいように、コントロール アームの位置を調整することができます。 1. コントロールアームをリテーナブラケットに固 定している2本のボルトをゆるめる(図 3)。 13 1. カッティングデッキについている出荷用のブ ロックを取り外して廃棄する。 2.
5 リアウェイトを取り付ける この作業に必要なパーツ 条件に よる リア・ウェイト(必要数はマシン構成により異なる) 手順 グランドマスター4300-D トラクションユニットは所定のリア・ウェイトを搭載し、また、使用条件に合わせ て後輪に 41 kg の塩化カルシウム・バラストを搭載することにより、CEN安全規格EN836: 1997、ISO規格 5395: 1990 および ANSI 規格B71.
図4 1. 2. 走行マニホルド スペーサ 3. 4. ボルト ワッシャ 5. ウェイト 6. 7. キャリッジボルト ナット • 走行マニホルドをバンパーの下に固定しているボルト、ワッシャ、ナット(各3個)を外す(図 4a)。 • 定められた数のウェイトバンバーの上および/または下にセットする。 • 先ほど取り外したボルト、ワッシャ、ナット(各3個)を使ってウェイトと走行マニホルドを、バン パーに固定する(図 4b)。 下側 に 取り付ける場合には、スペーサを使用しない(図 4c)。 注 2 個以上のウェイトをバンパーの下 • キャリッジボルトとナット(各2本)を使って、ウェイトの外側の端部をバンパーに固定する(図 4c)。 6 CE規 規格 適 合 用 フ ー ド ラ ッ チ を 取 り CE 付ける この作業に必要なパーツ 1 フードラッチ・アセンブリ 1 ワッシャ 手順 1. ラッチを外してフードを開ける。 2. フードの左側についているゴム製のハトメを 取り外す(図 5)。 図5 1. 3.
図6 1. 2. フードラッチ ナット 3. 4. ゴムワッシャ 金属ワッシャ 図7 1. 4. フードの外側から、ラッチのフック側をフー ドの穴に通す。ゴム製のシールワッシャが、 フードの外側に付くようにすること。 5. フードの内側から、ラッチに金属ワッシャを通 し、ラッチをナットで固定する。ロックをか けたときに、ラッチがフレームのキャッチに 確実にはまることを確認する。フードのラッ チを操作するときには、付属のフードラッチ 用キーを使用する。 7 CE規 規格 適 合 用 ス ロ ッ ト ル ス ト ッ プ CE を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 スロットル・ストップ 1 固定ネジ 手順 1. スロットル・ストップについている固定ねじ をゆるめる。 (図 7). 2. スロットル・ストップをハイ・アイドル・ね じまで動かす(図 7)。スロットル・ストッ プの面取りされている端部が外側を向くよう にする。 16 スロットル・ストップ 2. 固定ネジ 3. エンジンを始動し、5~10分間回転させる。 4.
製品の概要 各部の名称と操作 座席調整ノブ 座席調整レバー(図 8)は、運転席の前後位置の調 整を行います。座席調整ノブは、オペレータの体 重に合わせて調整を行います。調整のできたとこ ろで体重ゲージインジケータに表示が出ます。身 長調整ノブは、オペレータの身長に合わせて調整 を行います。 図9 1. 走行ペダル 4. ブレーキペダル 2. 3. 刈り込み速度リミッタ スペーサ 5. 駐車ブレーキ 6. チルト調整ペダル 刈り込み速度リミッタ 図8 1. 体重調整ゲージ 3. 身長調整ノブ 2. 体重調整ノブ 4. 調整レバー(前後) 刈り込み速度リミッタ(図 9)を上位置にセットす ると、事前にセットしてある刈り込み速度での走行 になり、カッティングデッキが回転できるようにな ります。刈り込み速度の調整はスペーサで行い、ス ペーサ1枚で、走行速度が約 0.
5 6 態のときにこのレバーをONにすると、デッキは回 転を開始します。 7 8 4 9 グロープラグインジケータ 10 グロープラグが予熱を行っている時にこのランプ (図 10)が点灯します。 3 エンジンオイル圧警告灯 このランプ (図 10) は、エンジンオイルの圧力が 異常に低下すると点灯します。 2 充電インジケータ 1 充電インジケータ(図 10)は、充電系統に異常が 発生すると点灯します。 G003956 図 10 回転許可/禁止スイッチ 1. スロットルコントロール 6. エンジン冷却液温度計 2. 回転許可/禁止スイッチ 7. エンジンオイル圧警告灯 3. 4. グロープラグインジケータ 冷却水温警告灯 8. 充電インジケータ 9. 始動キー 5. 故障診断ランプ 10.
図 12 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 燃料計 図 14 燃料計(図 13)は、燃料タンクに残っている燃料 の量を表示します。 1. ヘッドライトスイッチ 電源ソケット 電源ソケットから、電動機器用に12 Vの電源をとる ことができます(図 15)。 図 13 1. 燃料タンクのキャップ 2. 燃料計 図 15 1.
仕様 運転操作 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 移動走行時の幅: 226 cm 刈幅 229 cm 長さ 320 cm 高さ 218 cm Net 重量* 1,412 kg 燃料タンク容量 51 リットル 移動走行速度 0–16 km/h 刈込速度 0–13 km/h 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には、必ずカッティング デッキを床まで降下させ、駐車ブレーキを掛 け、キーを抜き取っておくこと。 * カッティングデッキと油脂類を 含む。 エンジンオイルの量を点検する エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初 回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認し てください。 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.
6. オイルキャップとディップスティックを取り 付け、フードを閉じる。 冷却系統を点検する 通気スクリーン、オイルクーラ、ラジエター正面に たまっているごみを毎日清掃してください。非常 にホコリの多い条件で使用しているときには、よ り頻繁に清掃してください。「保守」の「冷却系 統の清掃」を参照してください。 ラジエターの冷却液はは水とエチレングリコール不 凍液の50/50 混合液です。毎日、エンジンを掛ける 前に、補助タンクにある冷却液の量を点検してくだ さい。冷却システムの容量は 9.5 リットルです。 注意 エンジン停止直後にラジエターのキャップを開 けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけ どを負う恐れがある。 図 16 1. 4. ディップスティック • エンジン回転中はラジエターのふたを開け ないこと。 ディップスティックをもう一度引き抜いて、 オイルの量を点検する。 • キャップを開けるときはウェスなどを使 い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくり と開けること。 FULL マークまであればよい。 5.
3.
-37°C--45°C 流動点, ASTM D97 産業規格: ヴィッカース I-286-S (品質レベル), ヴィッカース M-2950-S(品質レベル), デニソン HF-0 重 要 ISO VG 46 は 、 広 い 温 度 範 囲 で 優 れ た 性 能 を 発 49°C) ) 揮 し ま す 。 通 常 の 外 気 温 が 高 い ( 18 °℃- 49°C 熱 帯 地 方 で は 、 ISO VG 68 オ イ ル の ほ う が 適 切 と 思われます。 プレミアム生分解油圧オイル — Mobil EAL EnviroSyn 46H 重 要 Mobil EAL EnviroSyn 46H は 、 ト ロ 社 が こ の 製 品への使用を認めた唯一の合成生分解オイルです。 このオイルは、トロ社の油圧装置で使用しているエ ラストマーに悪影響を与えず、また広範囲な温度帯 での使用が可能です。このオイルは通常の鉱物性オ イルと互換性がありますが、十分な生分解性を確保 し、オイルそのものの性能を十分に発揮させるた めには、通常オイルと混合せず、完全に入れ替え て使用することが望まれます。この生分解オ
5. ディップスティック(キャップ)を取り付け る。 ホイールナットのトルクを点検する 1-4時 10時 運転開始から1-4 1-4時間後に1回と10 10時間後にもう1回、 ホイールナットのトルク締めを行う; トルク値は 94-122 N.m(9.7-12.4 kg.m = 70–90 ft-lb)。その 250運 後は250 250運転時間ごとに締め付けを行ってください。 警告 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落や破損か ら人身事故につながる恐れがある。 燃料系統からのエア抜き 以下の場合には、エンジンを始動する前に燃料シス テムのエア抜きを実施する必要があります: 図 21 • 新車を初めて始動する時 1. • 燃料切れでエンジンが停止した後に再始動する時 • 燃料系統の整備作業、例えばフィルタ交換、セ 4. 始動キーを ON 位置に回す。電動燃料ポンプが 作動を開始し、エア抜きネジの周囲からエア が漏れ出てくるのが確認される。ネジの周囲 から泡立たない燃料が出てくるようになるま で、キーを ON 位置に保持しておく。 5.
スタータモータは15秒間以上連続で作動させ ないようにすること。エンジンが始動した ら、キーから手を離す。予熱が不足している 場合には、キーを一旦 OFF 位置に戻し、もう 一度 On/Preheat 位置に回す。必要に応じてこ の操作を繰り返す。 4. エンジンが温まるまで、低速で暖機運転する。 (1.0-1.5 kg.m = 5-8 ft-lb)を超えないよ うにすること。バルブを閉じて規定値にトル ク締めする。 重要 バイパスバルブを開いたままでエンジ ンを回転させるとトランスミッションがオー バーヒートします。 ジャッキアップポイント エンジンの停止手順 1. 2.
位置に戻すと、ランプは消灯してシステムは自動 的にリセットされます。 ランプの点滅は以下のどちらかを知らせています: • 出力回路の1つがショートしている。 • 出力回路の1つが断線している。 このような場合には、診断ディスプレイを使って 異常のある出力回路を探します;「インタロック スイッチの点検」の項(このページ)を参照して ください。 始動スイッチをON位置にしても診断ランプが点灯し ない時は、電子コントローラが作動していないこと を示しています。考えられる原因としては: • ループバックがはずれている。 • ランプが切れている • ヒューズが飛んでいる。 • 電子コントローラの不良。 図 24 1. 車両前部のロープ掛けポイント 結線部、ヒューズ、ランプを点検してください。 ループバックコネクタが確実に接続されているか確 認してください。 • 後:車両の左右側それぞれの後フレーム(図 25) 図 25 1. 図 26 車両後部のロープ掛けポイント 1.
故障診断用ACEディスプレイは、この機能(電気 系)をチェックする装置です。 インタロックスイッチの動作を点 検する インタロックスイッチは、走行ペダルがニュートラ ル位置、リール回転スイッチが停止(回転禁止)位 置、リールコントロールレバーがニュートラル位置 の時にのみエンジンの始動を許可します。また、走 行ペダルが踏まれた状態でオペレータが座席を離 れるとエンジンを停止させます。 図 28 注意 インタロックスイッチは安全装置であり、これ を取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 1. • インタロックスイッチをいたずらしない。 6. • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 平らな場所に駐車し、カッティングデッキを 降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキ を掛ける。 2. コントロールアームの側面にあるパネルを外 す。 3.
5. ACE 故障診断ディスプレイのコネクタをハー ネスのコネクタに接続する。 注 ACEディスプレイの表面にのせるオーバーレ イの種類を間違えないでください。 6. 7.
いこと、また、セール部分にまったく欠落がない ことが大切です。 デッキのコンディションを確認しましょう デッキのチェンバ(ブレードのある空間)を良いコ ンディションに維持してください。チェンバの内 部が曲がっていたりしたら、元通りに修正し、ブ レードとチェンバの壁との間に十分なすきまを確 保してください。 作業後の洗浄と点検 きれいな刈りあがりを維持するために、カッティン グ・デッキの裏側をきれいに洗浄してください。刈 りカスがこびりついたままで作業すると、刈り込み の性能が十分に発揮されなくなります。 移動走行 芝刈りが終ったらリール回転スイッチを「停止」と し、カッティングデッキを上昇させてから移動を開 始します。刈り込み/移動走行切り替えレバーを移動 走行にセットしてください。狭い場所を通り抜ける 時、カッティングデッキをぶつけて損傷しないよう 十分注意してください。斜面の通行には最大の注意 を払ってください。また、転倒事故を防止するため に、法面での速度の出しすぎや急旋回に十分注意し てください。下り坂ではハンドリングを安定させる ためにカッティングデッキを下降させてください。 29
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットを 94-122 Nm(9.7-12.4 kg.m=70-90 ft-lb)にトルク締めする。 使用開始後最初の 8 時間 • オルタネータベルトの磨耗と張りの点検を行う。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットを 94-122 Nm(9.7-12.4 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作 ブレーキの動作 エンジンオイルの量を点検 燃料・水セパレータの水抜き エアフィルタのインジケータの表示。 ラジエターとスクリーンの汚れ。 エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検 エアフィルタのインジケータの表示2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作 刈高の調整状態を点検する ブレードのコンディションを点検する グリスアップ個所の点検 3 塗装傷のタッチアップ修理を行う。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3.
定期整備ステッカー 図 29 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 潤滑 • 昇降アームのシリンダ(各アームに2ヶ所)(図 31) ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 50運 通常の使用では50 50 運転 時 間 ご と に一般用2号リチ ウムグリスによる潤滑を行います。車体を水洗い 直ち に グリスアッ したときは整備間隔に関係なく直 プしてください。 グリスアップ箇所は以下の通りです: • ポンプ駆動シャフトのUジョイント(3ヶ所) 図 31 (図 30) • 昇降アームのピボット(各アームに1ヶ所)(図 31) • カッティングユニットのキャリア・フレームの ピボット(各1)(図 32) 図 30 32
図 35 • ステアリング・シリンダのボール・ジョイント 図 32 (2ヶ所)と後アクスル(1ヶ所)(図 36) • 昇降アームのピボット(各アームに1ヶ所)(図 33) 図 33 G011614 • 後アクスルのタイロッド(2ヶ所)(図 34) 図 36 • ブレーキペダル(1ヶ所)(図 37)。 G011615 図 37 図 34 • アクスルのステアリングピボット(1ヶ所)(図 35) 33
エンジンの整備 フィ ル さえて確実にボ ディーに密着させる。フ タの真ん中の柔らかい部分を持たないこと。 エアクリーナの整備 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。破損していれば交換してくださ い。吸気部全体について、リーク、破損、ホースの ゆるみなどを点検してください。 エアクリーナの整備はインジケータ(図 38)が赤 色になってから行ってください。早めに整備を行っ ても意味がありません。むしろフィルタを外した ときにエンジン内部に異物を入れてしまう危険が 大きくなります。 重要 本体とカバーがシールでしっかり密着してい るのを確認してください。 1. エアクリーナのカバーをボディーに固定して いるラッチを外す(図 38)。 図 39 1. 2. 3. エアクリーナのカバー エアクリーナのフィルタ エアクリーナのインジケータ 4. カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。カバーについているゴム製のアウト レットバルブを外し、内部を清掃して元通り に取り付ける。 5.
2. オイルが抜けたらドレンプラグを取り付ける。 3. オイルフィルタ(図 41)を外す。 図 42 1. スロットルケーブルのピボッ ト 2. インジェクションポンプのレ バーアーム 新しいフィルタのシールにきれいなエンジン オイルを薄く塗る。 5. アダプタに新しいフィルタを取り付ける。ガ スケットがアダプタに当たるまで手でねじ込 み、そこから更に 1/2 回転増し締めする。 4. スロットルケーブルを引いてたるみをなくし た状態にし、スロットルケーブルコネクタを 締め付ける。 5. エンジンオイルを入れる。の「エンジンオイ ルを点検する」を参照。 スロットルの調整 1. スロットルレバーを、一番前の位置まで倒 し、そこから引き戻して、スロットの端から 約 3 mm ほど手前にセットする 2.
燃料系統の整備 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火し たり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃 料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6-13 mm 程 度 下 ま でとする。これは、温度が上昇して燃料が 膨張したときにあふれないように空間を確 保するためである。 図 43 1. 燃料フィルタ・水セパレータ 3. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐ う。 4. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに 拭く。 5. ガスケットに薄くオイルを塗る。 燃料タンクの内部清掃 6. ガスケットが取り付け部に当るまで手でねじ 込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 7.
電気系統の整備 重要 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を 行う時には、バッテリーから2本のケーブルを両方 とも、電子コントロール・モジュールからのワイヤ ハーネスを2本とも、そしてオルタネータからの ターミナルコネクタを外してください。 バッテリーの整備 警告 図 44 1. カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 燃料インジェクタ 2. 始動キーを ON 位置に回し、接続部から流れ 出る燃料が泡立たなくなるのを待つ。エアが 抜けて燃料のみが流れ出てくるようになった らキーをOFFに戻す。 3. パイプをしっかり締め付ける。 4.
走行系統の整備 走行ドライブのニュートラル調整 走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすよう でしたら調整が必要です。調整が必要な場合は、 以下の要領で行います: 1. 平らな場所に駐車し、カッティングデッキを 下降させ、エンジンを停止させる。 2. 機体をジャッキアップして全部の車輪を床か ら浮かす。落下事故防止のために、ジャッ キ・スタンドや支持ブロックなどを使って機 体をサポートする。 3. ハイドロスタットの右側にあるトラクション調 整カムのロックナットをゆるめる(図 47)。 図 45 1. ヒューズブロック 図 46 図 47 1. ロックナット 2. トラクション調整カム 警告 トラクション調整カムの最終調整は、エン ジンを回転させながら行う必要がある。危 険を伴う作業であるから、 マフラーなどの高温部分や回転部、可動 部に顔や手足を近づけぬよう十分注意す ること。 38 4. エンジンを始動し、車輪の回転が止まるとこ ろまでカムを回す。 5. ロックナットを締めて調整を固定する。 6.
冷却系統の整備 後輪のトーインの調整 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向け る。 2. 各タイロッド(図 48)の端についているジャ ムナットをゆるめる。 冷却部の清掃 吸気スクリーン、オイルクーラ、ラジエターは毎日 清掃してください(悪条件下で使用している場合 はより頻繁に)。 注 タイロッド外側に溝が切ってあるところの ネジは左ネジですから注意してください。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. エンジン部を丁寧に清掃する。 3. クランプをゆるめ、後スクリーンを開く(図 49)。 図 48 1. 2. ジャムナット タイロッド 3. レンチ用のスロット 3. レンチ用スロットを利用して、タイロッドを 回転させる。 4. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間 距離を測る(アクスルの高さ位置で計測)。 後ホイールの前側で測定した距離が、後側で の測定よりも 6 mm 小さければ適正である。 5. 図 49 1. 必要に応じてこの調整操作を繰り返す。 39 後部スクリーンのラッチ 2. 後部スクリーン 4.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ブレーキペダルの遊びが 25 mm以上となったり、 ブレーキの効きが悪いと感じられるようになった ら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキペ ダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダル の行きしろを言います。 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッ シュ(ギアのガタ)を利用してドラムを前後にゆす り、ドラムが何にも接触していないことを確認し てください。 1. 図 50 1. 6. オイルクーラ 2. 遊びを減らす(ブレーキを締める)には、ブ レーキケーブルのネジ山の前ナットをゆるめ、 後ろのナットを締める (図 52)。 1 オイルクーラのラッチ 2 オイルクーラとラジエターの裏表を(図 51) 圧縮空気で丁寧に清掃する。 図 52 1. ブレーキケーブル 2. 前ナット 2. 後ナットを締めてケーブルを後方に移動させ て、ホイールがロックする前のブレーキペダル の遊びが 12.7 - 19 mm なるように調整する。 3.
ベルトの整備 初日の運転が終了したらオルタネータベルトの状 態と張りの点検調整を行い、その後は100運転時間 ごとに点検調整します。 オルタネータベルトのテンション 調整 2 4 1 3 1. フードを開ける。 2. オルタネータ側プーリとクランクシャフト側 プーリ間の中央部でオルタネータベルト(図 54)を指で10 kg程度の力で押してベルトの張 りを点検する。 図 53 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキのツメ 2. ネジ(2本) 4. ブレーキの戻り止め 2. ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かるま で駐車ブレーキペダルを前に踏み込む(図 53). 3. ネジを 2 本とも締めて調整を固定する。 4. ブレーキペダルを踏み込んで駐車ブレーキを 解除する。 5. 試運転で調整の確認を行い、必要に応じて再 調整する。 図 54 1. 2. ブレース オルタネータベルト 3. ピボットボルト ベルトのたわみが 11 mm あれば適正とする。 たわみの量が適正でない場合は手順 3 へ進 む。適正であれば調整は不要である。 41 3.
油圧系統の整備 油圧フィルタの交換 インジケータに油圧オイルフィルタの交換時期が表 示されます(図 56)。エンジン回転中にこのイン ジケータを点検したとき、表示が緑色の領域にあれ ば交換は不要です。表示が赤色の領域に入ったら、 油圧フィルタを交換してください。 油圧オイルの交換 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。 オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体 を洗浄する必要がありますので、Toro 代理店にご 連絡ください。汚染されたオイルは乳液状になっ たり黒ずんだ色なったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. タンク(図 55)の下についているフィッティ ングの下に、オイルを受ける大型の容器を置 く。 図 56 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器 の保証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングデッキを 下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレー キを掛けてキーを抜き取る。 2.
警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体 に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに 傷や変形がないか接続部が確実に締まって いるかを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作 動油が高圧で噴出しているので、絶対に手 などを近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を 確実に解放する。 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受ける。 図 58 1. 油圧フィルタ 3. フィルタを外す。 4. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイルを 薄く塗る。 5. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 6. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタ を手でねじ込み、そこからさらに1/2回転締 め付ける。 7. もう1つのフィルタについても、同じ要領で 作業を行う。 8. エンジンを始動して2分間運転し、システム 内のエアをパージする。 9.
保管 トラクションユニットの整備 1. トラクションユニット、カッティングデッキ、 エンジンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気圧 を 83-103 kPa(0.84-1.05 kg/cm2=12-15 psi) に調整する。 3. 始動キーを RUN 位置に回す; ただしエンジン を始動させないこと。 ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必 要な締め付けを行う。 4. 故障診断ランプが点滅し、現在のカウンタバ ランス設定を点滅回数によって表示する。3 種 類の設定を行うことが可能です。 グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、 タッチアップする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う: 図 60 5. 6. 7.
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