Form No. 3406-855 Rev B Groundsmaster® 4300-D ト ラ ク シ ョ ンユニット シリ ア ル 番 号 316000501 以 上 モ デ ル 番 号 30864—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 モデル番号 シリアル番号 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの 排気には発癌性や先天性異常などの原因とな る物質が含まれているとされております。 この説明書では、危険についての注意を促すための 警告記号図 1を使用しております。これらは死亡事故 を含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら、必ずお守りください。 g000502 図1 1.
目次 ベアリングとブッシュのグリスアップ ....................40 エンジンの整備 .................................................... 42 エンジンの安全事項.......................................42 エアクリーナの整備........................................42 エンジンオイルについて ..................................43 ディーゼル酸化触媒DOCとすすフィルタの整 備............................................................45 燃料系統の整備 ................................................... 45 燃料フィルタの整備........................................45 ウォーターセパレータの整備 ............................
安全について 注意 聴覚保護を行わずにこの機械を長時間運転し続け ると聴覚に異常をきたす恐れがあります。 この機械は、EN ISO 5395:2013 規格およびANSI B71.4-2012 規格に適合しています。 運転が長時間にわたる場合には必ず適切な聴覚 保護具を着用するようにしてください。 安全に関する一般的な注意 振動レベル この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする 能力があります。重大な人身事故を防ぐため、すべ ての注意事項を厳守してください。 腕および手 この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者 本人や周囲の人間に危険な場合があります。 • 右手の振動レベルの実測値 = 2.1 m/s2 エンジンを始動する前に必ずこの オペレーターズマ ニュアル をお読みになり内容をよく理解してくださ 左手の振動レベルの実測値 = 2.4 m/s2 いこの製品を使用する人すべてが製品を良く知り、 警告の内容を理解してください。 不確定値K = 1.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-6681 93-6681 1. ファンによる手足の切断の危険 可動部に近づかないこと。 decal106-6755 106-6755 decal93-6689 93-6689 1. 警告 人を乗せないこと。 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal93-7272 93-7272 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 decal110-0986 110-0986 decal93-7818 93-7818 1. 1. 駐車ブレーキの操作方法ブレーキペダルと駐車ブレーキ ペダルを踏み込む。 2. ブレーキの操作方法ブレーキペダルを踏み込む 3. 前進走行走行ペダルを踏み込む 4.
decal117-2718 117-2718 decal117-4764 117-4764 1. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 2. 手や指の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべての ガード類を正しく取り付けて使用すること。 3. 足の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべてのガー ド類を正しく取り付けて使用すること。 decal117-0169 117-0169 1. 2. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 電源ソケット 10A 3. 4. ヘッドライト—10 A 電源 10A 5. エンジン始動 15A 6. エアライドシートサスペンションオプション 20A 7. コンピュータによるエンジン管理回路 C 7.5A 8. コンピュータによるエンジン管理回路 B 7.5A 9. コンピュータによるエンジン管理回路 A 7.5A decal120-4158 120-4158 1. オペレーターズマニュアル 3. エンジン 予熱 4. エンジン停止 を読むこと。 2.
decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. を読むこと 。 6. バッテリーに人を近づけな いこと。 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 decal125-8754 125-8754 1. ヘッドライト 2. 入 3. PTO 4. 切 6. 低速 7. カッティングユニット下降 8. カッティングユニット上昇 9. オペレーターズマニュアル を読むこと。 5. 高速 decal125-2927 125-2927 1.
decal104-1086 104-1086 1. 刈高 decal133-2930 133-2930 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。必ず講習を受け てから運転すること。 4. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと高速でターンしない こと下り坂では必ずカッティングユニットを下げておくことシート ベルトを着用すること。 2. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 5. 警告斜面に駐車しないことマシンから離れる場合には、平ら な場所で、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ、キー を抜き取ること。 3. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 6.
decal133-2931 133-2931 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。必ず講習を受け てから運転すること。 4. 転倒の危険 15度以上の斜面は横切らない。また、15度以 上の斜面は下らないこと。必ずシートベルトを着用して運転 すること。 2. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 5. 警告斜面に駐車しないことマシンから離れる場合には、平ら な場所で、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ、キー を抜き取ること。 3. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 6.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 2 3 必要なパーツはありません。 – コントロールアームの位置を調整します。 必要なパーツはありません。 – 出荷用のブロックとピンを取り除きます。 必要なパーツはありません。 – ローラスクレーパオプションの調整。 4 必要なパーツはありません。 – マルチングバッフルオプションを取り付 けます 5 必要なパーツはありません。 – マシンの準備を行います。 その他の付属品 内容 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 数量 用途 1 1 1 1 ご使用前にご覧ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 コントロールアームの位置を 調整する 必要なパーツはありません。 手順 コントロールアームの位置は調整することができます。 1. コントロールアームをリテーナブラケットに固定し ている2本のボルトをゆるめる図 2。 g031681 図2 1.
3. 2 グリスフィッティングとねじを取り付けて、交互に 41N·m4.2kg.m = 30ft-lb にトルク締めする。 4 出荷用のブロックとピンを取 り除く マルチングバッフル オプショ ン の取り付け 必要なパーツはありません。 手順 必要なパーツはありません。 1. カッティングデッキについている出荷用のブロック を取り外して廃棄する。 2. 刈り込みデッキのサスペンションアームについて いる出荷用のピンを取り外して廃棄する。 手順 注 出荷用のピンは輸送中にデッキを安定させ保 護するためのものですから、使用前に必ず取 り外してください。 1. チェンバの後壁および左側面の壁についている取 り付け穴を十分に清掃して異物を取り除く。 2. 後部の取り付け穴にマルチングバッフルを取り付 け、フランジヘッドボルト 5 本で固定する図 4。 3 ローラスクレーパ オプション の 調整 必要なパーツはありません。 手順 g011347 図4 後ローラスクレーパオプションは、スクレーパとローラと の間に 0.
製品の概要 5 各部の名称と操作 マシンの準備を行う 駐車ブレーキ 必要なパーツはありません。 駐車ブレーキ図 5を掛けるには、ブレーキペダルを踏 み込み、ペダルの上部についているラッチを踏み込み ます。ブレーキを解除するには、ラッチが落ちるまで ペダルを踏み込みます。 タイヤ空気圧を点検する 運転前にタイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検 する (ページ 21)を参照。 重要 マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い 刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧 を正しく維持してください。タイヤ空気圧は規定値以下 にしないで下さい。 液量を点検する 1. エンジンを作動させる前エンジンオイルの量を点 検する エンジンオイルの量を点検する (ページ 20)を参照。 2. エンジンを作動させる前に、油圧オイルの量を点 検する 油圧システムを点検する (ページ 20) を 参照。 3.
ブレーキペダル 禁止 ス イ ッ チ 回 転 許 可 /禁 ブレーキペダル図 5を踏み込むと車両は停止します。 回転許可/禁止スイッチ図 6はジョイスティックと連動し、 デッキの回転と停止を制御します。刈り込み/移動走行 切り替えレバーが移動走行位置にセットされている時 は、デッキを下降させることはできません。 チルト調整ペダル ハンドルを手前に寄せたい場合には、ペダル図 5を踏 み込み、ステアリングタワーを手前に引き寄せ、ちょう ど良い位置になったら、ペダルから足を離します。 インフォセンター インフォセンターLCDディスプレイは、マシンの運転状 態、故障診断などの情報を表示します図 6。 エンジン速度スイッチ 油圧フィルタ整備インジケータ エンジン速度スイッチ図 6は、2つのエンジン速度モード を切り換えます。スイッチを軽くたたくと、エンジン速度 を100rpmずつ増加または減少させることができます。 スイッチを長押しする方向により、エンジンは自動的に ハイアイドルまたはローアイドルになります。 エンジン通常の温度で回転中はこのインジケータ図 7の 表示が緑色の領域にあります。表示が赤色
座席調整ノブ 座席調整レバー図 9で、運転席の前後位置の調整を 行えます。体重調整ノブで、オペレータの体重に合わ せて調整を行えます。適正位置に調整されると体重 ゲージインジケータに表示が出ます。高さ調整ノブで、 オペレータの慎重に合わせて調整を行えます。 • 中央ボタンメニューを下向きにスクロールするとき に使います。 • 右ボタン右向き矢印が表示されたとき、その先にあ るメニュー項目を見るために使用します。 注 各ボタンの機能はメニューの内容によって、変わ ります。各ボタンについて、その時の機能がアイコ ンで表示されます。 インフォセンターのアイコン 定期 整 SERVICE DUE定 備時期です 定期整備時期であることを示します Engine rpm/status—エンジンの回転 数rpmを表示します アワーメータ 情報アイコン g003954 図9 1. 体重調整ゲージ 3. 高さ調整ノブ 2. 体重調整ノブ 4.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.) イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
保護 項 目 Protected Menus保 Diagnostics 診 断 機 能 メニュー項目 内容 カッティングユニット カッティングユニットを上昇・下 降させるための入力、許可、 出力の状態を表示します。 インフォセンターの「設定」メニューで変更可能な項目 は2つありますオートアイドル待ち時間およびカウンタバ ランスです。これらの設定を保護するには、Protected パスワード保護メニューを使います。 Hi/Low レンジ 移動走行モードで運転を行うた めの入力、許可、出力の状態 を表示します。 注 納品時のパスワードは、代理店にて設定してい ます。 PTO PTO回路を作動させるための 入力、許可、出力の状態を表 示します。 Engine Runエンジン作動 エンジンを始動させるための入 力、許可、出力の状態を表示 します。 アクセス制限付きメニューへのアクセ ス 注 出荷時に設定されている デフォルト PIN は 0000 または 1234 です。 PIN を変更後、PIN を忘れてしまった場合には、弊社 ディストリビュータにご相談ください。 Settings 設
「パスワード保護メニュー」を閲覧・ 設定変更するには 1. 「保護メニュー」から下へスクロールして「設定 を保護」Protect Settingsへ進みます。 2. PIN コードを入力せずに「パスワード保護メ ニュー」を閲覧・設定変更できるようにするには、 右ボタンで Protect Settings を OFF にします。 3. PIN コードを入力しないと「パスワード保護メ ニュー」を閲覧・設定変更できないようにするに は、左ボタンで設定を ONに変更し、PIN コードを 設定し、エンジン始動キーをOFF にしてからもう 一度 ON にしてください。 カウンタバランスの設定 1. 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると「カ ウンタバランスCounterbalance」があります。 2. 右ボタンで「カウンタバランス」を選択し、低、 中、高の3種類から設定を選んでください。 g028522 図 12 オートアイドルの設定方法 3. 4.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 移動走行時の幅: 226cm 刈幅 229cm 長さ 320cm 高さ 218 cm 燃料タンク容量 51 リットル 移動走行速度 0 16km/h 刈込速度 0 13 km/h 純重量* * 刈り込みデッキと油脂類を含みます。 1492kg カッティングユニットの仕様 長さ 86.4cm 幅 86.4cm 高さ 24.4cm キャリアマウントまで 26.7cm 刈高 18mm のとき 34.9cm 刈高 100mm のとき 重量 88kg アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳 細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 燃料についての安全事項 危険 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状 態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 箱型トレーラに本機を搭載した状態では、絶対 に本機への燃料補給をしてはならない。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に入 れ、子供の手の届かない場所で保管する。 180 日 分 以 上 の 買 い 置 き は 避 け る 。 • 必ず適切な排気システムが取り付けられてい てそれが正常に作動する状態で使用してくださ い。 運転の前に 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • 本機をご使用になる前に、必ずこのマニュアルを お読みになり、操作方法などを十分に理解して ください。 • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナ
エンジンオイルの量を点検する 燃料表 ディーゼル燃料の仕様 エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点 検してください手順は エンジンオイルの量を点検する (ページ 20)を参照してください。 地域 ASTM D975 No. 1-D S15 USA No. 2-D S15 冷却系統を点検する エンジンを始動させる前に、冷却系統を点検してくだ さい手順は 冷却系統を点検する (ページ 49)を参照 してください。 EN 590 EU 諸国 ISO 8217 DMX 米国外 JIS K2204 Grade No.
燃料タンク容量 タイヤ空気圧を点検する 燃 料 タ ン ク 容 量 53 リットル 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 燃料を補給する 適正圧は前・後輪とも0.831.03bar0.841.
刈り高の調整 9. 重要 この刈り込みデッキは、リール式のカッティングユ ニットよりも、実際の刈高が 6mm 程度低くなることがあ ります。したがって、リールモアと同じ刈高で刈り込み た い 場 合 に は 、 リ ー ル 式 の ユ ニ ッ ト よ り も 刈 高 を 6mm 程度高く設定することが必要になる場合があります。 注 刈高を大きく変更する場合38mm 以上、例え ば、31mm から 70mm に変更する場合には、一 度に変更せずに二段階に分けて変更しないとうま く変更できないことがあります。 重要 後デッキに作業を行う場合には、トラクタか ら外して行う方がずっと簡単です。サイドワインダ を装 備 し て い る 場 合 に は 、 カ ッ テ ィ ン グ Sidewinder®を デッキを右側にスライドさせ、後カッティングデッキを外 し、機体の右側に引き出すのが最も簡単です。 1. デッキを降下させ、エンジンを止め、スイッチ からキーを抜き取る。 2. 図 15のように、各刈り高ブラケットを刈り高プレー ト前と右と左に固定しているボルトをゆるめる。 3.
カウンタバランスの設定を変 更する ださい。前進走行速度を、6.4km/h 後退速度と同じ に セットします。8枚のスペーサをすべて刈り込み速度コ ントロールの上部に移動します。エンジンをハイアイド ルにセットし、刈込速度コントロールを入れた状態で、 ブレーキを15秒間踏み込みます。同様に、全速力で 後退走行した状態でブレーキを15秒間踏み込みます。 これを5回繰り返します。前進1回、後退1回の後、1 分間の休憩をはさんでください。慣らし掛け終了後に ブレーキの調整が必要になる場合があります 駐車ブ レーキの調整 (ページ 51)を参照。 ターフのコンディションは場所によって同じでなく、時 期によっても変化しますのでカウンタバランスの設定 デッキを持ち上げようとする力も変更することができるよ うになっています。 ブレードの選択 標準コンビネーションセイル 1. 平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを下降さ せ、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けて キーを抜き取る。 2.
アクセサリの選択 オプションの機器構成 アングルセイルブレード ハイリフト平行セールブ レード ( マルチングバッフ マルチングバッフル ローラスクレーパ 寒地型の芝草を少なく とも週 3 回刈る 草丈の 1/3 以上を切 り込まな い 場合に刈りかすの分 散をきれいにする。 ローラに刈りかすがこび りつく、刈りかすが広く平 らにかたまって残るなど の場合にはいつでも使用 してよい。場合により、 刈りかすの塊が 増える場 合がある ルと同時に使用しないこ と) 芝生の刈り込み 刈高 19 44mm ほとんどの場合に推奨 密度の低いまたはまば ら な草地で使用可能 芝生の刈り込み 刈高 50 64mm 密度の高いまたはよく 繁 茂した草地に推奨 密度の低いまたはま ば らな草地に推奨 芝生の刈り込み 刈高 70 100mm よく茂った草地で使用 可 能 ほとんどの場合に推奨 ハイリ フト・ブレード と共用できない 落ち葉のマルチング マルチングバッフルの使 用を推奨 使用禁止 コンビネーションセイルま たはアングルセイルとの み使用可能 長所 低い刈高で刈りか すを均
運転中に • 運転中の安全確認 • 安全に関する一般的な注意 • • • • • • • • • • • • • • • • • オペレータやユーザーは、自分自身と他人の安全 および物損などに対するに責任があり、オペレー タやユーザーの注意によって様々な事故を防止す ることができます。 作業にふさわしい服装をする安全めがね、すべりに くく安全な靴を着用してください。長い髪は束ねてく ださい。装飾品は身に着けないでください。 作業場所を良く観察し、安全かつ適切に作業する にはどのようなアクセサリやアタッチメントが必要 かを判断してください。 可動部に手足などを近づけないよう注意してくだ さい。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 刈りかすの排出口を、人やペットの方に向けないで ください。 どうしても必要な時以外は、バックしながらの刈り 込みは行わないでください。バックしながらの刈り 込まざるを得ない場合は、必ず後方の安全、特に 子供がいないことを確認し、刈り込み中も安全確 認を怠らないようにしてください。子供が作業場 所に入ってきた場合には、十分
• 斜面を通行する時には、必ず全部のカッティングユ ニットを降下させてください。 5. カッティングユニットの前部が芝刈りの境界内に 入ったところでカッティングユニットを降下させる。 • 斜面では旋回操作は避けてください。どうしても旋 回しなければならない場合は、ゆっくりと大きく、可 能であれば谷側に、旋回してください。 6. ブレードが高速回転を維持して刈りかすが連続的 に排出され、きれいな切り口で芝草がカットされ るように気を付けて走行する。 • アタッチメントを搭載すると機械の安定性が変化しま すから、運転には特に注意してください。この オペ レーターズマニュアル に記載されている、斜面での 運転方法を守ってください。 注 刈り込みを急ぎすぎるとカットの質が低下しま す。刈り込み速度を下げるか、刈り込みの幅を 狭くしてエンジンの高回転を維持してください。 エンジンの始動と停止 重要 エンジンを始めて始動するとき、燃料切れによっ てエンジンが停止したとき、燃料系統の整備作業を 行った後では、自動的に、燃料系統からのエア抜きが 行われます。 エンジンの始動手順 1.
重要 エンジンを低速で回している時間が長いと、すす フィルタにすすがたまります。アイドリングや低速回転 での使用をできるだけ短くしましょう。 ディーゼル微粒子フィルタ DPF の 再 生 DPF は排気系統の一部です。DPF には酸化促進触媒 が入っていて有害ガスを減少させ、すすフィルタが排気 に含まれているすすを取り除きます。 注意 DPF の 駐 車 再 生 中 や リ カ バ リ ー 再 生 中 の 排 気 は にな る 。 高 温 の 排 気 高 温 お よ そ 600°C (1112°F)に は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 すすがたまってくると、DPF を高温にして再生を行いま す。溜っているすすを高温によって燃焼させて灰にし、 すすフィルタの詰まりを取り除き、排気ガスが DPF を 通り抜けられるようにします。 すすの蓄積具合は、DPF のバック圧をコンピュータで 監視することによって行っています。バック圧が高くな りすぎると、通常のエンジンの作動中にすすフィルタ の中ですすを燃焼させることができなくなります。すす を DPF にためないようにするには、以下のような注意 が必要です •
DPF へ の 灰 の 蓄 積 • 軽い灰は排気管から放出されますが、重い灰は フィルタ内部に残ります。 • 灰は、再生の結果としてできるものです。よって、 機械の稼働時間が長くなるにつれ、放出されない 灰が蓄積してきます。 • すすの蓄積量が所定量に達すると、エンジンのコン ピュータからインフォセンターへ、灰の蓄積に関す るアドバイスまたは警告情報が送信されます。 • このアドバイスや警告は、DPF の整備が必要であ ることを示しています。 • 警告などを表示するとともに、コンピュータは、灰 の蓄積レベルに合わせてエンジンの出力を落とし ます。 • DPF 内のすすの蓄積量は、エンジンのコンピュータ が計算しています。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル アドバイスまたは不具合コード レベル 1システ ムアドバイス エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし 100% インフォセンターにアドバイ ス番号 #179 が表示された
DPF の 再 生 の 種 類 マ シ ン が 稼 働 中 に 実 行 さ れ る DPF 再 生 の 種 類 再生の種類 DPF 再 生 の 条 件 DPF 再 生 動 作 の 内 容 パッシブ マシンの通常運転中エンジン高速回転中または高負 荷回転中に行われる。 パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有 害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 DPF のパッシブ再生 (ページ 30)を参照。 アシスト エンジンの低速運転、低負荷運転を行うこと、DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知すること が原因で実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイ が表示された場合には、アシスト再 コン 生が進行中。 アシスト再生中は、コンピュータが吸気スロットルを 調整して排気温度を高める。 DPF のアシスト再生 (ページ 30)を参照。 リセット アシスト再生によってもすすの量を十分に減らすこと ができない時にのみ実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイコン センサー読み値の基準をリセ
リセット再生 DPF の パ ッ シ ブ 再 生 • パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として 行われます。 • パッシブ再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 DPF の ア シ ス ト 再 生 g214711 図 25 アシスト/リセット再生アイコン g214711 図 24 アシスト/リセット再生アイコン • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 24。 • コンピュータが吸気スロットルを調整してエンジンの 排気温度を高めます。 • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 25。 • コンピュータが吸気スロットルと燃料噴射とを調整し てエンジンの排気温度を高めます。 重要 アシスト再生やリセット再生のアイコンが表示 される時には、マシンからの排気の温度が通常よ りも高くなる可能性があります。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 • アシスト再
駐車再生 駐車再生の実行 注 保護メニューのロック解除方法 アクセス制限付きメ ニューへのアクセス (ページ 16)を参照。 1. 保護メニューにアクセスし、サブメニューのロッ クを解除する図 28 アクセス制限付きメニューへ のアクセス (ページ 16)を参照。 g214713 図 26 駐車再生要求アイコン g028523 図 28 • インフォセンターに、駐車再生要求アイコンが表 示されます 図 26 。 • 駐車再生が必要になると、インフォセンターにエン ジン警告 SPN 3719, FMI 16図 27 が表示され、エ ンジン出力が 85% にダウンします。 2.
g212138 g211986 図 30 4. 図 32 Initiating DPF Regen DPF 再生開始Are you sure?というメッセージが表示されるので、中央ボ タンを押す 図 31 。 6. スロットルコントロールを低速アイドル位置にセッ トして、中央ボタンを押す図 33。 g212372 図 33 g212125 図 31 7. 5. 冷却液の温度が 60°C (140°F) 未満の場合に is running and above 60C/140F” は、Insure エンジン作動と冷却水を確認と表示される図 32。 駐車再生が開始されると、以下のメッセージが 表示される A.
g212405 g213424 図 34 B. 図 36 • Waiting on 待機中というメッセージが表 示される 図 35 。 再生不許可の場合には DPF Regen Not Allowed と表示される図 37。左ボタンを 押してホーム画面に戻る。 重要 再生実行条件のすべてを満たして いない場合や、前回の再生からの経過 時 間 が 50 時 間 未 満 の 場 合 は 再 生 不 許 可 と な っ て DPF Regen Not Allowed と 表示されます。 g212406 図 35 C. 再生を行うかどうかをコンピュータが判断す る。判断結果は、インフォセンターにメッセー ジで表示される • 再生許可の場合には Regen Initiated 再 生を開始しましたと表示。再生が終了す るまで、最大 30 分間が必要。終了ま で待つ 図 36 。 g212410 図 37 8.
エンジン低温—待て エンジン適温—待て リカバリ再生に要する時間は 4 時間程度です。 • リカバリ再生は、弊社正規代理店の整備士が行い ます。弊社正規代理店に連絡してください。 ヒント 運転操作に慣れる エンジン高温—再生中~% 終了 9.
りしたら、元通りに修正し、ブレードとチェンバの壁との 間に十分なすきまを確保してください。 刈り込み作業後のデッキのハウジン グの点検 • 牽引される側の機械には絶対に子供などを乗せな いでください。 • 牽引は低速で行い、停止距離を十分にとってくだ さい。 ロープ掛けのポイント きれいな刈りあがりを維持するために、刈り込みデッキ の裏側をきれいに洗浄してください。刈りかすがこびりつ くと、刈り込みの性能が十分に発揮されなくなります。 機 体 の 前 側 各前輪の内側、アクスルチューブの下 にある四角いパッド図 40。 • 移動走行を行うとき 芝刈りが終ったらリール回転スイッチを「停止」とし、 カッティングデッキを上昇させてから移動を開始します。 刈り込み/移動走行切り替えレバーを移動走行にセットし てください。狭い場所を通り抜ける時、カッティングデッ キをぶつけて損傷しないよう十分注意してください。斜 面の通行には最大の注意を払ってください。また、転 倒事故を防止するために、速度の出しすぎや急旋回に 十分注意してください。下り坂ではハンドリングを安定 させるためにカッティングデッキを下降
緊急時の牽引移動 緊急時には、油圧ポンプについているバイパスバルブ を開いて本機を前進方向に牽引または押して移動す ることができます。 重要 トランスミッションを保護するために、牽引または 押 し て 移 動 す る 時 の 速 度 は 、 3-4.8 km/h 未 満 と し て く ださい。本機を押して或いは引いて移動させる場合に は、必ずバイパスバルブを開く必要があります。 1. ハイドロスタットの左側にあるバイパスバルブ図 42のボルトを、11.5回転させると内部で油圧オ イルのバイパスが形成される。 注 これによってオイルがバイパスされ、トランス ミッションを破損することなく機械を押して移動 できるようになります。 g003995 図 42 1. 2. バイパスバルブ エンジンを掛ける時にはバルブを元通りに閉め る。ただし、バルブの締め付けトルクが 711N·m 0.71.1kg.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットを 94~122N·m(6.2~9.0kg.m = 70~90ft-lb)にトルク締めする。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットを 94~122N·m(6.2~9.0kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作を点検する。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検 燃料・水セパレータの水抜き エアフィルタの状態インジケータの表示を確認する ラジエターとスクリーンの汚れ エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検する。 油圧フィルタ整備インジケータを点検する。2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する. 刈高の調整具合を点検する。 バッテリーの状態を点検する。 グリスアップ個所の点検 3 塗装傷のタッチアップ修理を行う。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3.
定期整備ステッカー decal125-2927 図 43 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ず始動キーを抜いてください。 整備前に行う作業 避けられない場合は、手足その他の身体部分や着 衣を機械の可動部分、排出部、刈り込みデッキの 下などに近づけないように十分注意してください。 保守作業開始前の安全確認 • • • • • 各部品が良好な状態にあること、ボルトナット類、 特にブレード取り付け用のボルト類に問題がない か常に点検してください。読めなくなったステッカー は貼り替えてください。 適切な訓練を受けていない人には絶対に機械の整 備をさせないでください。 調整、清掃、修理などの前に以下を行ってください 1. 平らな場所に移動する。 2. 駆動系統をOFFにする。 3. カッティングユニットを下降させる。 4. 走行ペダルをニュートラルにする。 5. 駐車ブレーキを掛ける。 6. スロットルスイッチを低速アイドル位置にセット する。 7. エンジンを止め、キーを抜き取る。 8.
潤滑 車体をジャッキで持ち上げる 場合 ベアリングとブッシュのグリス アップ ジャッキアップ用のポイント 機 体 の 前 側 各前輪の内側のアクスルチューブの下 にある四角いパッド図 44。 • 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グ リスを注入します。また、機体を水洗いした後は直 ちにグリスアップを行う。 グリスアップ箇所は以下の通りです • ポンプ駆動シャフトのUジョイント3ヶ所 図 45 g031850 図 44 1.
g004169 図 50 • g011613 図 47 • ステアリングシリンダのボールジョイント2ヶ所と後ア クスル 1ヶ所 図 51 昇降アームのピボット各アームに1ヶ所 図 48 g004157 図 48 • 後アクスルのタイロッド2ヶ所 図 49 g011614 図 51 • ブレーキペダル1ヶ所(図 52)。 g011615 図 52 • 注 どちらでも使いやすい方のフィッティングを使って 構いません。スピンドルハウジングの底デッキの下 にありますから少量のグリスがはみ出てくるまでポ ンプでグリスを注入してください。 g003987 図 49 • カッティングユニットのスピンドルシャフトのベアリン グ各カッティングユニットに2ヶ所 図 53 アクスルのステアリングピボット1ヶ所 図 50 41
エンジンの整備 エンジンの安全事項 エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて行っ てください エアクリーナの整備 g008906 吸気部全体について、リーク、破損、ホースのゆる みなどを点検してください。破損しているエアフィルタ は使用しないでください。 図 53 • 後ローラのベアリング各カッティングユニットに2ヶ 所 図 54 エアクリーナのフィルタの整備は、インジケータが赤色 になってから行ってください。早めに整備を行っても意 味がありません。むしろフィルタを外したときにエンジン 内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。 重要 本体とカバーが正しく、しっかりと密着しているの を確認してください。 g008907 図 54 注 角ローラマウントにあるグリス溝と、角ローラ シャフトのグリス穴とを合わせてください。溝と穴を あわせやすいように、ローラシャフトの片側の端部 に合印がついています。 42
エンジンオイルについて オイルの仕様 以下の条件を満たす、低灰分low-ashの高品質エンジ ンオイルを使用してください g031560 • API 規格 CJ-4 またはそれ以上 • ACEA 規格 E6 • JASO 規格 DH-2 重 要 API CJ-4 以 上 、 ACEA E6 ま た は JASO DH-2 の オ イ ル を 使 用 し な い と DPF が 詰 ま っ て エ ン ジ ン を 破 損します。 以下の粘度のエンジンオイルを使用してください • 推奨オイルSAE 15W-40-18℃0°F) • 他に使用可能なオイルSAE 10W-30 または 5W-30 全温度帯 Toro のプレミアムエンジンオイル 15W-40 または 10W-30を代理店にてお求めいただくことができます。 パーツカタログでパーツ番号をご確認ください。 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回 運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してく ださい。 重要 エンジンオイルの量は毎日点検してください。 油 量
エンジンオイルの量 約 5.
とす 燃 料 系 統 の 整 備 デ ィ ー ゼ ル 酸 化 触 媒 DOCと すフィルタの整備 燃料フィルタの整備 整 備 間 隔 : 6000運転時間ごと またはエンジンの不具合 表示が SPN 3720 FMI 16、SPN 3720 FMI 0または SPN 3720 FMI 16 の場合 は、すすフィルタを清掃する。 • 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 燃料フィルタは400運転時間ごとに交換します。 インフォセンターにADVISORY 179 が表示された場合 は、DPF のディーゼル酸化触媒DOCとすすフィル タの整備時期が近づいています。 1. 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く図 60。 g213865 図 58 • エンジンの不具合として CHECK ENGINE SPN 3251 FMI 0、 CHECK ENGINE SPN 3720 FMI 0 または CHECK ENGINE SPN 3720 FMI 16がインフォセンターに表示さ れる場合には図 59、各表示の指示に従ってすす フィルタを清掃してください g021576 図 60 1. 1.
ウォーターセパレータの整備 燃料システムの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと—燃料フィルタのキャニス タは所定時期に交換してください。 燃料タンクの内部清掃 使用するごとまたは毎日—水セパレータの水抜 きと異物の除去。 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 長期保管前 燃料系統が汚染された時や、マシンを長期にわたっ て格納する場合はタンクを空にして内部を清掃してく ださい。タンクの清掃にはきれいな燃料を使用してく ださい。 燃料ラインとその接続の点検 劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを調べ てください。 g031561 燃料供給チューブについて 燃料タンク内部にある燃料供給チューブには、燃料系 統に異物が入るのを防止するスクリーンがついていま す。必要に応じて、このチューブを外してスクリーンを 清掃してください。 g031662 図 61 46
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • バッテリー液は毒性があり、皮膚に付くとやけどを引 き起こします。皮膚、目、衣服に付着させないよう 注意してください。バッテリーに関わる作業を行うと きには、顔や目や衣服をきちんと保護してください。 • g021219 図 62 バッテリーからは爆発性のガスが発生します。バッ テリーにタバコの火、火花などの火気を近づけな いでください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 • 電装品の近くの洗浄には高圧の水を使用しないで ください。 1.
走行系統の整備 バッテリーを充電する 警告 走行ドライブのニュートラル調 整 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づ けない。 走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすようでし たら調整が必要です。調整が必要な場合は、以下の 要領で行います 重要 バッテリーは常時フル充電状態に維持する。特に 氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。 1. 1. 平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを下降さ せ、エンジンキーをOFF 位置にして抜き取る。 2. 機体をジャッキアップして全部の車輪を床から浮 かす。落下事故防止のために、ジャッキスタンド や支持ブロックなどを使って機体をサポートする。 3. ハイドロスタットの右側にあるトラクション調整カム のロックナットをゆるめる図 65。 バッテリーの外側と端子部をきれいに洗浄する。 注 充電する時は、先に、充電器からの配線を バッテリーに接続し、その後に充電器のコンセン トを入れるようにする。 2. バッテリーのプラス端子とマイナス端子を間違え ないように注意する。 3.
冷却系統の整備 後輪のトーインの調整 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向ける。 2. 各タイロッド図 66の端についているジャムナット をゆるめる。 冷却系統に関する安全確保 注意 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 • エンジンが熱いうちはラジエターのふたを開け ないこと。キャップを開ける時には、必ず、ラ 分ぐ ら い 待 っ ジ エ タ ー が 十 分 に 冷 え る ま で 15分 てから行うこと。 • ラジエターや周囲の高温部分に触れないよう に注意すること。 注 タイロッド外側に溝が切ってあるところのねじ は左ねじですから注意してください。 危険 冷却液を飲み込むと危険である。 • 冷却液を飲んではならない。 • 冷却液は子供やペットが触れない場所に保管 すること。 冷却系統を点検する g031686 図 66 1. レンチ用のスロット 2. タイロッド 3.
1. 液量の点検は補助タンクで行う(図 67)。 注 タンク側面についている2本のマークの間にあ れば適正である。 g021866 図 67 1. g004138 図 68 補助タンク 1. 2. 冷却液が不足している場合には、補助タンクに 入れ す ぎ な い こ と 。 補給する。入 3. 補助タンクのキャップを取り付けて終了。 4. 後部スクリーンのラッチ 2. 後部スクリーン ラジエターとオイルクーラの裏表図 69を圧縮空 気で丁寧に清掃する。 冷却系統の清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—スクリーンとラジ エター・オイルクーラを毎日清掃して くださいほこりの多い場所で使用す るときはさらに間隔を詰めて清掃し てください 。 100運転時間ごと—冷却系統のホースを点検す る。 2年ごと—冷却系統の内部を洗浄し新しい冷却液 に交換する。 スクリーンとラジエター・オイルクーラを毎日清掃してく ださいほこりの多い場所で使用するときはさらに間隔を 詰めて清掃してください。 1. キーを OFF 位置に回してキーを抜き取る。 2.
ブレーキの整備 駐車ブレーキラッチの調整 駐車ブレーキがかからない、ラッチがかからない状態 になったらブレーキ爪の調整が必要です。 駐車ブレーキの調整 1. ブレーキペダルの「遊び」図 70が 2.5cm以上となった り、強く踏み込まないとブレーキの効きが悪いと感じ られるようになったら、調整を行ってください。遊びと は、ブレーキペダルを踏み込んでから抵抗を感じるま でのペダルの行きしろを言います。 駐車ブレーキのツメをフレームに固定しているね じ2本をゆるめる図 72。 g026816 図 70 g031690 1. 図 72 遊び 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッシュギ アのガタを利用してドラムを前後にゆすり、ドラムが何 にも接触していないことを確認してください。 1. 遊びを減らすブレーキを締めるには、ブレーキ ケーブルのねじ山の前ナットをゆるめ、後ろの ナットを締める図 71。 g031689 図 71 1. ブレーキケーブル 2. 前ナット 2.
ベルトの整備 油圧系統の整備 オルタネータベルトの整備 油圧系統に関する安全確保 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間 警告 100運転時間ごと 1. 2. 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。 プーリとプーリとの中間部を 40N約4.
高粘度インデックス 低流動点アンチウェア油圧作 動 液 , ISO VG 46 物性: 粘度, ASTM D445 cSt @ 40°C 44 50 cSt @ 100°C 7.9 8.
油圧オイルの交換 油圧フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと インジケータに油圧オイルフィルタの交換時期が表示さ れます図 76。エンジン回転中にこのインジケータを点 検したとき、表示が緑色の領域にあれば交換は不要 です。表示が赤色の領域に入ったら、油圧フィルタを 交換してください。 オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗 浄する必要がありますので、Toro 代理店にご連絡く ださい。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ず んだ色になったりします。 1. エンジンを止め、フードを開いて油圧オイルの温 度が下がるのを待つ。 2. タンク図 75の下についているフィッティングの下 に、オイルを受ける大型の容器を置く。 g031683 図 76 1. 油圧フィルタ整備インジケータ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを下降さ せ、エンジンキーをOFF 位置にし、駐車ブレー キを掛け、キーを抜き取る。 2.
機能 ソレノイド g031625 g031621 図 77 3. キーを ON 位置に回し、エンジンを始動し、約2 分間運転して内部のエアをパージする。 4.
刈り込みデッキの保守 トラクションユニットへのカッ ティングデッキの取り付け カッティングデッキの取り外し 1. 2. 平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを床まで下 降させ、エンジンキーをOFF 位置にし、駐車ブ レーキを掛ける。 デッキから油圧モータを外す図 78。異物がつ かないように、スピンドル上部にはカバーを掛 けておく。 1. 平らな場所に駐車し、キーをOFF位置に回す。 2. 刈り込みデッキをトラクションユニットの前に置く。 3. デッキのキャリアフレームを昇降アームのピボット ピンに入れ、リンチピンで固定する図 79。 4. デッキに油圧モータを取り付ける図 78。Oリング を忘れずに、また、損傷させないよう注意して 取り付ける。 5. スピンドルにグリスを注入する。 前ローラの整備 前ローラに磨耗や過剰なガタ、固着などが発生して いないか点検してください。これらの症状が見られた ら、ローラの整備を行うか、必要部材の交換を行っ てください。 前ローラの分解 g011351 図 78 1. 3. モータ取り付けねじ 1.
保管 前ローラの組み立て 1. 第一のベアリングをローラハウジングに押し込む 図 80。アウターレースのみを押すか、インナー レースとアウターレースを均等に押すかする。 2. スペーサを入れる図 80。 3. 第二のベアリングをローラハウジングに入れる図 80 このときは、インナーレースがスペーサに接 触するまで、インナーレースとアウターレースを 均等に押す。 4. 格納保管の準備 トラクションユニットの整備 1. 2. ローラアセンブリをデッキフレームに組み付ける。 3. 重 要 ロ ー ラ ア セ ン ブ リ 取 り 付 け 時 に 1.5mm を 超える隙間を残すと、ベアリングの側面に負荷 がかかってベアリングが早期に破損する可能性 があります。 5. 6. 4. 5. ローラアセンブリとローラ取り付けブラケットとの 間の隙間が 1.5mm 未満となっていることを確認 する。隙間が 1.5mm を超えている場合には、 直径 15mm のワッシャを必要なだけはさんで隙 間を埋めること。 6.
カッティングデッキを格納保管 する場合 カッティングデッキをトラクションユニットから外した場合 は、必ずスピンドルの上部にスピンドルプラグを取り付 けて、ほこりや水の浸入を防止してください。 58
欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、