Form No. 3424-450 Rev A Groundsmaster® 4300-D ト ラ ク シ ョ ンユニット シリ ア ル 番 号 403270001 以 上 モ デ ル 番 号 30864—シ 製品の登録は www.Toro.com.
デル番号とシリアル番号はフレームの左側、フットレス トの下に取り付けた銘板に表示されています。いまの うちに番号をメモしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 モデル番号 シリアル番号 重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 警告 この説明書では、危険についての注意を促すための 警告記号図 1を使用しております。これらは死亡事故 を含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら、必ずお守りください。 カリフォルニア州 号
目次 エンジンオイルについて ..................................46 ディーゼル酸化触媒DOCとすすフィルタの整 備............................................................47 燃料系統の整備 ................................................... 48 燃料フィルタの整備........................................48 燃料システムの整備 ......................................48 ウォーターセパレータの整備 ............................48 燃料供給チューブの整備 ................................48 電気系統の整備 ................................................... 49 電気系統に関する安全確保.............................
安全について • ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられて いない時は、運転しないでください。 この機械は、EN ISO 5395:2013 規格およびANSI B71.
decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 decal117-0169 117-0169 decal110-0986 110-0986 1. 駐車ブレーキの操作方法ブレーキペダルと駐車ブレーキ ペダルを踏み込む。 2. ブレーキの操作方法ブレーキペダルを踏み込む 3. 前進走行走行ペダルを踏み込む 1. 2. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 電源ソケット 10A 3. 4. ヘッドライト 10A 電源 10A 5. エンジン始動 15A 6. オプションのエアライドシートサスペンション20A 7. コンピュータによるエンジン管理回路 C7.5A 8. コンピュータによるエンジン管理回路 B7.5A 9. コンピュータによるエンジン管理回路 A7.5A 4. PTO 許可モード 5.
decal120-4158 120-4158 1. オペレーターズマニュアル 3. エンジン 予熱 4. エンジン停止 を読むこと。 2. エンジン 始動 decal133-8062 133-8062 decal125-8754 125-8754 1. ヘッドライト 2. 入 3. PTO 4. 切 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. を読むこと 。 6. 低速 7. カッティングユニット下降 8. カッティングユニット上昇 9. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decalbatterysymbols 1. 6. 5.
decal125-2927 125-2927 1. 保守関係の情報については オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal104-1086 104-1086 1.
decal133-2930 133-2930 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。必ず講習を受け てから運転すること。 4. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと高速でターンしない こと下り坂では必ずカッティングユニットを下げておくことシート ベルトを着用すること。 2. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 5. 警告斜面に駐車しないことマシンから離れる場合には、平ら な場所で、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ、キー を抜き取ること。 3. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 6.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 2 3 必要なパーツはありません。 – コントロールアームの位置を調整します。 必要なパーツはありません。 – 出荷用のブロックとピンを取り除きます。 必要なパーツはありません。 – ローラスクレーパオプションの調整 4 必要なパーツはありません。 – マルチングバッフルオプションを取り付 けます。 5 必要なパーツはありません。 – マシンの準備を行います。 その他の付属品 内容 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル 数量 用途 1 1 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 コントロールアームの位置を 調整する 必要なパーツはありません。 手順 運転しやすいように、コントロールアームの位置を調 整することができます。 1. コントロールアームをリテーナブラケットに固定し ている2本のボルトをゆるめる図 2。 g031681 図2 1. コントロールアーム 2. リテーナブラケット 2. 9 3.
2 3 出荷用のブロックとピンを取 り除く ローラスクレーパを調整する オプション 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 1. カッティングユニットについている出荷用ブロッ クを外して廃棄する。 2. カッティングユニットのサスペンションアームにつ いている出荷用のピンを取り外して廃棄する。 手順 後ローラスクレーパオプションは、スクレーパとローラ との間に 0.5-1 mm の平行な隙間があるときに最も効 率よく機能します。 1. 注 出荷用のピンは輸送中にカッティングユニット を安定させ保護するためのものですから、使用 前に必ず取り外してください。 グリスフィッティングと取り付けねじをゆるめる 図 3。 g031578 図3 10 1. ローラスクレーパ 2. 取り付けねじ 3. グリスフィッティング 2. スクレーパを上下に移動させてロッドとローラとの 隙間が 0.5-1 mm になるように調整する。 3. グリスフィッティングとねじを取り付けて、交互に 41N·m4.2kg.
4 5 マルチングバッフルを取り付 ける マシンの準備を行う 必要なパーツはありません。 オプション タイヤ空気圧を点検する 必要なパーツはありません。 運転前にタイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検 する (ページ 22)を参照。 手順 重要 マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い 刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧 を正しく維持してください。タイヤ空気圧は規定値以下 1. チェンバの後壁および左側面の壁についている取 り付け穴を十分に清掃して異物を取り除く。 2. 後部の取り付け穴にマルチングバッフルを取り付 け、フランジヘッドボルト 5 本で固定する図 4。 にしないで下さい。 液量を点検する 1. エンジンを作動させる前エンジンオイルの量を点 検する エンジンオイルの量を点検する (ページ 46)を参照。 2. エンジンを作動させる前に、油圧オイルの量を 点検する 油圧オイルの量を点検する (ページ 54) を参照。 3.
製品の概要 各部の名称と操作 走行ペダル 走行ペダル(図 5)は前進走行と後退走行を制御しま す。ペダル前部を踏み込むと前進、後部を踏み込む と後退です。走行速度はペダルの踏み込み具合で調 整します。スロットルが FAST 位置にあり、負荷が掛 かっていない状態でペダルを一杯に踏み込むと最高速 度となります。 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に戻 り、走行を停止します。 g003955 図5 刈り込み速度リミッタ 刈り込み速度リミッタ図 5を上位置にセットすると、事前 にセットしてある刈り込み速度での走行になり、カッティ ングデッキが回転できるようになります。スペーサ1枚 で、速度が 0.8km/h 変化します。ボルトの上側のス ペーサの数が増えるほど、速度が遅くなります。移動 走行を行う時は、刈り込み速度リミッタを下位置に下げ て解除すると全速力での走行が可能になります。 1. 走行ペダル 2. 刈り込み速度リミッタ 5. 駐車ブレーキ 3. スペーサ 6. チルト調整ペダル 4.
カッティングユニット操作レバー このレバー図 6で、カッティングユニットの昇降動作を行 うほか、カッティングユニットが刈り込みモードになってい るときには、カッティングユニットの回転と停止も行いま す。PTO と刈り込み速度リミッタが有効な状態で、カッ ティングユニットが下降状態のときにこのレバーを ON にすると、カッティングユニットは回転を開始します。 ヘッドライトスイッチ ヘッドライトスイッチを下げるとヘッドライトが点灯します 図 6。 g004133 禁止 ス イ ッ チ 回 転 許 可 /禁 図8 回転許可/禁止スイッチ図 6はジョイスティックと連動し、 デッキの回転と停止を制御します。刈り込み/移動走行 切り替えレバーが移動走行位置にセットされている時 は、デッキを下降させることはできません。 1.
• 中央ボタンメニューを下向きにスクロールするとき に使います。 • 右ボタン右向き矢印が表示されたとき、その先にあ るメニュー項目を見るために使用します。 • イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
れます。各メニューにおいてどのような内容が表示され るかは、以下の表をご覧ください。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
PTO PTO回路を作動させるための 入力、許可、出力の状態を表 示します Engine Runエンジン作動 エンジンを始動させるための入 力、許可、出力の状態を表示 します 設定 ー メニュー項目 内容 Units 単位 インフォセンターで使用する単 位ヤードポンド法またはメート ル法を選択できます Language言語 インフォセンターの表示に使う 言語を選択することができます* LCD Backlightバックライト LCD 表示の明るさを調整します LCD Contrastコントラスト LCD 表示のコントラストを調整 します。 Protected Menus保護項目 許可された人が PIN コードを入 力してアクセスできます。 保護設定 保護設定の内容を変更するこ とができます。 Counterbalanceカウンタバラ ンス デッキに供給されるカウンタバ ランスの大きさを設定します 1.
注 キーを OFF 位置にし、もう一度ONにすると、保護 メニューがロックされます。 「保護メニュー」の設定内容を閲覧・変更することが できます。「保護メニュー」にアクセスしたら、下へ スクロールして「設定を保護」Protect Settingsへ進 みます。右ボタンを使って設定を変更します。Protect Settings設定を保護をOFFにすると、PIN コードを入 力しなくても、保護メニューの内容を閲覧・変更するこ とができるようになります。「設定を保護」をONにす ると、保護されている内容は表示されなくなり、これ らを閲覧・変更するには PIN コードの入力が必要とな ります。PIN コードを入力した時は、キースイッチを OFF にし、もう一度キーを ON にすると、このパス ワードが記憶されます。 「パスワード保護メニュー」を閲覧・ 設定変更するには 1. 「保護メニュー」から下へスクロールして「設定 を保護」Protect Settingsへ進みます。 2.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 g193881 図 12 18
内容 図 12 記 号 寸法または重量 全高 A 217 cm ホイールトレッドタイヤの中心から中心まで後輪 B 185 cm 全幅 移動走行位置 C 231cm 全幅 刈り込み位置 D 247 cm ホイールベース E 152cm 全長 移動走行位置 F 315cm 全長 刈り込み位置 G 315cm 燃料タンク容量 51 リ ッ ト ル 移動走行速度 0-16 km/h 刈込速度 0-13 km/h 純重量刈り込みデッキと油脂類を含む 1492kg カッティングユニットの仕様 長さ 86.4 cm 幅 86.4 cm 高さ 24.4 cm キャリアマウントまで 26.7 cm 刈高 18 mm のとき 34.9 cm 刈高 102 mm のとき 重量 88kg アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳 細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください弊社のウェブサイト www.Toro.
運転操作 燃料を補給する 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 燃料タンク容量 運転の前に 燃 料 タ ン ク 容 量 53 リットル 燃料についての仕様 運転前の安全確認 重要 超低イオウ軽油以外の燃料は使用しないでくださ 排ガ ス 酸 化 触 媒 を い 。 イ オ ウ 分 の 多 い 燃 料 は 、 DOC排 劣化させ、運転トラブルを発生させ、エンジンの各 機器の寿命を縮めます。 以下の注意を守らないと、エンジンを破損させる場 合があります。 安全に関する一般的な注意 • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 • 絶対に、ディーゼル燃料の代わりに灯油やガソリン を使わないでください。 • 安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識など に十分慣れておきましょう • 絶対に、灯油やガソリンをディーゼル燃料に混入 しないでください。 • • エンジンの緊急停止方法に慣れ
燃料を補給する 気温が -7° 以上の季節には夏用燃料を使用する方が、 燃料ポンプの寿命を延ばします。 バイオディーゼルの使用について この機械はバイオディーゼル燃料を混合したB20燃料 バイオディーゼル燃料が20、通常軽油が80 を使用す ることができます。 イ オ ウ 含 有 率 超低イオウ<15ppm g194207 バ イ オ デ ィ ー ゼ ル 燃 料 の 仕 様 ASTM D6751 または EN14214 ブ レ ン ド 燃 料 の 仕 様 ASTM D975、EN590 または JIS K2204 重要 ただし、混合されている軽油のイオウ含有量は 極低レベルである必要があります。 以下の注意を守ってお使いください。 • 着色したターフを汚す可能性があります。 • 寒い地方ではB5バイオディーゼル燃料が5またはそ れ以下の製品を使用すること。 • 時間経過による劣化がありうるので、シール部分、 ホース、ガスケットなど燃料に直接接する部分をま めに点検してください。 • バイオディーゼル混合燃料に切り替えてからしば らくの間は燃料フィルタが目詰まりを起こす可能性 がありま
油圧システムを点検する 刈り高の調整 エンジンを始動させる前に、油圧系統を点検してくだ さい手順は 油圧ラインとホースの点検 (ページ 57)を 参照してください。 重要 この刈り込みデッキは、リール式のカッティングユ ニットよりも、実際の刈高が 6 mm 程度低くなることがあ ります。したがって、リールモアと同じ刈高で刈り込み た い 場 合 に は 、 リ ー ル 式 の ユ ニ ッ ト よ り も 刈 高 を 6 mm 程度高く設定することが必要になる場合があります。 燃料・水セパレータの水抜き 重要 後デッキに作業を行う場合には、トラクタか ら外して行う方がずっと簡単です。サイドワインダ を装 備 し て い る 場 合 に は 、 カ ッ テ ィ ン グ Sidewinder®を デッキを右側にスライドさせ、後カッティングデッキを外 し、機体の右側に引き出すのが最も簡単です。 水セパレータの水抜きと異物の除去を行う ウォーター セパレータの整備 (ページ 48)を参照。 タイヤ空気圧を点検する 1.
8. 各サイドについて、ステップ - の作業を行う。 9. 全部のボルト3本を 41 N·m 4.2 kg.m = 30 ft-lbに トルク締めする。必ず、前のボルトを先に締め ること。 注 クランキングする場合はインタロックスイッチ が故障している。必ず運転前に修理を済ませる ようにする。 ブレーキの慣らし掛けを行う 注 刈高を大きく変更する場合38 mm 以上、例え ば、31 mm から 70 mm に変更する場合には、 一度に変更せずに二段階に分けて変更しないとう まく変更できないことがあります。 駐車ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、 実際の使用前にブレーキの「慣らし掛け」をおこなっ てください。前進走行速度を、6.
カウンタバランスの設定を変 更する プが点灯してメッセージがあることを知らせます。故障 メッセージが表示された場合にはランプが点滅し、その 故障が解消されるまで点滅を続けます。 コンディションに合わせてカッティングユニットのカウンタ バランスユニットを浮かす力を調整することができます。 g021272 平らな場所に駐車し、カッティングデッキを下降さ せ、エンジンキーをOFF 位置にし、駐車ブレー キを掛ける。 2. 始動スイッチを RUN 位置に回す。 3. インフォセンターの「設定メニュー」にて、 下へスクロールすると「カウンタバランス Counterbalance」があります。 4. 右ボタンで「カウンタバランス」を選択し、低、 中、高の3種類から設定を選んでください。 注 調整が終わったら試運転を行い、新しい設定 で希望通りの刈り込みができていることを確認し てください。設定の変更によって刈高が変化する 場合があります。 図 17 1. 1.
運転中に – 平らな場所に停車してください。 – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させ る。 運転中の安全確認 – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 安全に関する一般的な注意 • • • • • • • • • • • • • • • • • – すべての動作が停止するのを待つ。 オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責 任があり、オペレータやユーザーの注意によって物 損事故や人身事故を防止することができます。 作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボ ン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護具 を着用してください。長い髪は束ねてください。垂 れ下がるような装飾品は身に着けないでください。 この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってく ださい。運転中は運転操作に集中してください注意 散漫は事故の大きな原因となります。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周 囲から人やペットを十分に遠ざけてください。 運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明の もとで行っ
隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えな い障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒 してください。深い芝生に隠れて障害物が見えな いことがあります。不整地では機体が転倒する可 能性があります。 ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると 滑って制御できなくなる危険があります。駆動力を 失うと、スリップを起こしたりブレーキや舵取りがで きなくなる恐れがあります。 段差、溝、盛り土、水などの近では安全に十二分 の注意を払ってください。万一車輪が段差や溝に 落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に 転倒し、非常に危険です。必ず安全距離を確保 してください。 斜面に入る前に、安全の判断をしてください。乗用 の刈り込み機械で斜面を刈り込むことに危険が感じ られる場合は歩行型の機械をお使いください。 斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表 面まで下げておいてください。斜面上でカッティン グユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れ があります。 集草装置などのアタッチメントを取り付けての作業に は十分な注意を払ってください。アタッチメントによっ てマシンの安定性が変わり、安全限界が変わる場 合があ
蓄積量が一定レベルになると、DPF フィルタの再生 が必要であることをコンピュータが知らせてきます。 ルでエンジンを使用していれば、DPF の再生に十分な 排気温度が得られます。 • 重要 エンジンを低速で回している時間が長いと、すす フィルタにすすがたまります。アイドリングや低速回転 での使用をできるだけ短くしましょう。 • DPF の再生とは、DPF を高温にして内部のすすを 燃焼させて灰にすることを言います。 • DPF へ の す す の 蓄 積 • 再生メッセージを表示するとともに、コンピュータ は、すすの蓄積レベルに合わせてエンジンの出 力を落とします。 マシンを使用するにつれて、DPF 内部のすすフィル タにすすが蓄積してきます。DPF 内のすすの蓄積 具合は、エンジンのコンピュータが監視しています。 エンジン警告メッセージ すすの蓄積に関して 表示レベル レベル 1 エンジ ン警告 不具合コード g213866 エンジン出力レート 推奨される対応 コンピュータはエンジンパ ワーを 85 に下げる できるだけ早く停車再生を行 う 駐車再生とリカバリ再生 (ページ
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル 不具合コード レベル 1 エン ジン警告 エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし コンピュータはエンジン パワーを 85に下げる.
マ シ ン を 駐 車 さ せ て 実 行 す る 必 要 の あ る DPF 再 生 の 種 類 (cont'd.
LAST REGEN で、最後の再生リセット、駐車、リカバ リ後に何時間エンジンを使用したかを確認する。 g227360 図 26 .
す す の 蓄 積 レ ベ ル 表 (cont'd.
が表示されます。ボタン 3 を押して再生禁止設定を OFF にしてリセット再生を許可してください。 g224692 図 29 リセット再生では、エンジンからの排気温度が高くなりま す。立ち木の周囲、背の高い草地、植込みの内部な ど、排気が高温になると問題が発生しやすい場所を刈り 込む時には再生禁止設定を行っておくことができます。 重要 エンジンを一度停止すると、エンジン再起動時に は 、 再 生 禁 止 設 定 は 解 除 さ れ て OFF に な り ま す 。 1. DPF Regeneration メニューで、中央ボタンを押し て再生禁止 INHIBIT REGEN オプションに移動し、 右ボタンで中に入る図 30。 g224394 図 32 注 排気温度が低すぎる場合には、インフォセンター上 にアドバイス NO. 186 が表示されますのでエンジンをフ ルスロットルにしてください図 33。 g224395 図 33 注 リセット再生が終了すると、インフォセンターの排 g227304 図 30 気高温アイコン 2.
g224398 図 37 重 要 PTO を 使 用 す る に は 、 駐 車 再 生 を 行 う 必 要 ペー が あ り ま す 駐 車 再 生 や リ カ バ リ 再 生 の 準 備 (ペ と 駐 車 再 生 や リ カ バ リ 再 生 の 実 施 (ペ ペー ジ ジ 34)と を参 照 。 34)を 注 ホーム画面に PTO 無効アイコンが表示されま す 図 38 。 g224404 図 34 • 駐車再生やリカバリ再生は自動的には実行されま せんので、インフォセンターを操作して手動で行う 必要があります。 駐車再生のメッセージ g224415 駐車再生が必要になると、インフォセンターに以下の メッセージが表示されます。 • 図 38 エンジン警告 SPN 3720, FMI 16図 35 リカバリ再生のメッセージ リカバリ再生が必要になると、エンジンコンピュータから インフォセンターに以下のメッセージが表示されます • エンジン警告 SPN 3719, FMI 0図 39 g213863 図 35 • 駐車再生が必要です アドバイス番号188図 36 注 このアド
駐車再生やリカバリ再生の実施 DPF 稼 働 記 録 表 が ロ ッ ク さ れ る 場 合 エンジンコンピュータがリカバリ再生を要求してい る、またはリカバリ再生の処理中である時には、駐 車再生 PARKED REGEN を選択することはできませ ん。駐車再生はロックされ、施錠アイコン図 41がイ ンフォセンターの右下に表示されます。 • 注意 になる。 DPF 再 生 中 の 排 気 は 高 温 お よ そ 600°Cに 高温の排気は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 g224625 絶対に締め切った場所でエンジンを運転しな いこと。 • 排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。 • 高温になっている排気系統各部に触れないこ と。 • 排気管の近くに立たないこと。 重要 エンジンの速度設定を上げたり、駐車ブレーキを 解 除 し た り す る と 、 DPF 再 生 は キ ャ ン セ ル さ れ ま す 。 図 41 1.
g224414 g224626 g227678 g224630 図 44 3. 図 46 チェックリストDPF checklist画面で、駐車ブレー キが掛かっていること、エンジン速度が低速アイ ドルセットされていることを確認する図 45。 5. インフォセンターの画面に、再生開始中INITIATING DPF REGEN と表示される図 47。 g224411 g227681 図 47 6. g224407 g227679 図 45 4.
メ ッ セ ー ジ の 確 認 と 修 正 操 作 の 一 覧 表 (cont'd.) g224406 修 正 操 作 エンジンをローアイドル速度にする。 g224406 図 48 7. エンジンコンピュータがエンジンの状態と不具合情 報をチェックする。インフォセンターに、以下の表 にあるようなメッセージが表示される場合がある 修 正 操 作 エンジンコンピュータの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 メッセージの確認と修正操作の一覧表 8. インフォセンターはホーム画面となり、再生実 施中は画面右下に再生実施中アイコン図 49が 表示される。 修 正 操 作 再生メニューを中止し、マシンを通常通りに運転する。 前回の再生から 50 運転時間以上経過すれば再生が実施可 能 最後の再生からの経過時間 (ページ 29)を参照。 g224403 図 49 注 DPF 再生中は、インフォセンターに高温排気 修 正 操 作 エンジンの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 アイコン 9.
g227305 図 52 g224392 図 50 2. 注 再生に失敗した場合は、インフォセンターに アドバイス No. 184図 50が表示される。左ボタ ンを押してホーム画面に戻る。 中央ボタンを押して下へスクロールし、駐車再生 キャンセル PARKED REGEN CANCEL (図 52) ま たはリカバリ再生キャンセル RECOVERY REGEN CANCEL を選ぶ図 53。 g227306 図 53 g224393 図 51 3. 駐車再生やリカバリ再生をキャンセルするには ヒント 駐車再生やリカバリ再生をキャンセルするには、キャ ンセル設定を行います。 1.
条件に合った適切な刈り高を選択する 運転終了後に 一度に切り取る長さは 25 mm 以内に抑えましょう。草 丈の1/3 以上は刈り取らないのが原則です。成長期の 密生している芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上 げる必要があるかもしれません。 運転終了後の安全確認 • 火災防止のため、カッティングユニット、マフラー、 エンジンの周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜 まらないようご注意ください。オイルや燃料がこぼ れた場合はふき取ってください。 • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジン が十分冷えていることを確認してください。 • 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブ装 着車ではバルブを閉じておいてください。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や 燃料容器を保管格納しないでください。 • 各部品が良好な状態にあること、ボルトナット類、 特にブレード取り付け用のボルト類に問題がないか 常
g003995 図 56 1. g004555 図 55 1. 機体後部のロープ掛けポイント 2. 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブ装 着車ではバルブを閉じておいてください。 • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには 安全に十分注意してください。 • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用 してください。 • 車体が落下しないように確実に固定してください。 3. 牽引移動を開始する。 4. 緊急移動が終了したらバイパスバルブを閉じる。 バルブを 11 N-m (7.2 kg.m=8 ft-lbにトルク締め する。 重要 エンジンを掛ける前に、必ずバイパスバル ブが閉じていることを確認してください。バイパス バルブを開いたままでエンジンを回転させるとトラ ンスミッションがオーバーヒートします。 緊急時の牽引移動 緊急時には、油圧ポンプについているバイパスバルブ を開いて本機を前進方向に牽引または押して移動す ることができます。 重 要 牽 引 ま た は 押 し て 移 動 す る 時 の 速 度 は 、 3-4.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 重 要 保 守 整 備 の た め に エ ン ジ ン に 排 気 ダ ク ト を 取 り 付 け て を 運 転 す る 場 合 に は 、 再 生 禁 止 inhibit regen 設 定 を にし て く だ さ い 再 生 禁 止 の 設 定 (ペ ペー ジ 31)を を参 照 。 ONに 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットを 94-122 N·m(6.2-9.0 kg.m = 70-90 ft-lb)にトルク締めする。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットを 94-122 N·m(6.2-9.0 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作を点検する。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検 燃料・水セパレータの水抜き エアフィルタの状態インジケータの表示を確認する ラジエターとスクリーンの汚れ エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検する 油圧フィルタ整備インジケータを点検する。2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する. 刈高の調整具合を点検する 刈り込みブレードの状態を点検する。 グリスアップ必要個所の点検 3 塗装傷のタッチアップ 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3. 車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 注 www.Toro.
整備前に行う作業 車体をジャッキで持ち上げる 場合 保守作業時の安全確保 • ジャッキアップ用のポイント 調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行っ てください 機 体 の 前 側 各前輪の内側のアクスルチューブの下 にある四角いパッド図 57。 • – 平らな場所に駐車する。 – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 – カッティングユニットを停止させる。 – カッティングユニットを下降させる。 – 走行ペダルがニュートラルになっていることを 確認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 – すべての動作が停止するのを待つ。 – 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 • 可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はし ないでください。可動部に近づかないでください。 • 必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実 に支えてください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛 かっている場合があり
潤滑 • カッティングユニットのキャリアフレームのピボット各 1 ー 図 60 ベアリングとブッシュのグリス アップ 通常の使用条件では、ここに掲載されている時間間隔 で、全てのフィッティングおよびブッシュにリチウム系 No.
• アクスルステアリングのピボット1ヶ所ー 図 63 • カッティングユニットのスピンドルシャフトのベアリン グユニット2台に1ヶ所ー 図 66 注 どちらでも使いやすい方のフィッティングを使って 構いません。スピンドルハウジングの底カッティング ユニットの下から少量のグリスがはみ出てくるまで ポンプでグリスを注入してください。 g004169 図 63 • ステアリングシリンダのボールジョイント2ヶ所と後 アクスル1ヶ所ー 図 64 g008906 図 66 • 後ローラのベアリング各ユニットに2ヶ所ー 図 67 g008907 図 67 g011614 図 64 • 注 角ローラマウントにあるグリス溝と、角ローラ シャフトのグリス穴とを合わせてください。溝と穴を あわせやすいように、ローラシャフトの片側の端部 に合印がついています。 ブレーキペダル1ヵ所 — 図 65 g011615 図 65 44
エンジンの整備 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めキー を抜き取った状態で行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 g194209 エアクリーナの整備 吸気部全体について、リーク、破損、ホースのゆる みなどを点検してください。破損しているエアフィルタ は使用しないでください。 エアクリーナのフィルタの整備は、インジケータが赤色 になってから行ってください。早めに整備を行っても意 味がありません。むしろフィルタを外したときにエンジン 内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。 重要 アウトレットバルブが下向き 後ろから見たとき、 時 計 の 5:00 と 7:00 の 間 に な る よ う に カ バ ー を 取 り 付 け、ボディと密着させてください。。 g031351 図 68 45
エンジンオイルについて オイルの仕様 以下の条件を満たす、低灰分low-ashの高品質エンジ ンオイルを使用してください • API 規格 CJ-4 またはそれ以上 • ACEA 規格 E6 g194204 • JASO 規格 DH-2 重 要 API CJ-4 以 上 、 ACEA E6 ま た は JASO DH-2 の オ イ ル を 使 用 し な い と DPF が 詰 ま っ て エ ン ジ ン を 破 損します。 以下の粘度のエンジンオイルを使用してください • 推奨オイルSAE 15W-40-18℃0°F) • 他に使用可能なオイルSAE 10W-30 または 5W-30 全温度帯 Toro のプレミアムエンジンオイル 15W-40 または 10W-30を代理店にてお求めいただくことができます。 パーツカタログ でパーツ番号をご確認ください。 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回 運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してく ださい。 g031256 図 69 重要 エンジンオイルの
とす デ ィ ー ゼ ル 酸 化 触 媒 DOCと すフィルタの整備 整 備 間 隔 : 6000運転時間ごと—DPF のすすフィルタを 分解、清掃、再組み立てする。 ま たはエンジンの不具合表示が SPN 3251 FMI 0、 SPN 3720 FMI 0または SPN 3720 FMI 16 の場合は、すすフィ ルタを清掃する。 g194203 エンジンの不具合として CHECK ENGINE SPN 3251 FMI 0、CHECK ENGINE SPN 3720 FMI 0 またはCHECK ENGINE SPN 3720 FMI 16がインフォセンターに表示される場合 には図 71、各表示の指示に従ってすすフィルタを清 掃してください g214715 g213864 g213863 図 71 g031400 図 70 4. クランクケースにオイルを入れる 47 1. DPF のディーゼル酸化触媒DOCとすすフィルタの 分解手順は、サービスマニュアル を参照のこと。 2.
燃料系統の整備 ウォーターセパレータの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 燃料フィルタの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと—燃料フィルタを交換す る。 1. 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く図 72。 g194210 g021576 図 72 1. 燃料フィルタのヘッド 2. 燃料フィルタ 2. フィルタを外してフィルタヘッドの取り付け部をき れいに拭く 図 72 。 3. フィルタのガスケットにきれいなエンジンオイルを 塗る。さらに詳しい情報については、 エンジンマ ニュアル をご覧ください。 4. ドライフィルタキャニスタを、ガスケットが取り付 け部に当るまで手でねじ込み、そこからさらに½ 回転締め付ける。 5.
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 バッテリーの整備 decal117-0169 図 75 50 運転時間ごとに、以下の要領でバッテリーの整備 を行ってください。 • バッテリーの状態の点検 • バッテリーを洗浄する必要に応じ。 注 洗浄する場合は、まず重曹と水で全体を洗い ます。次に真水ですすぎます。 バッテリーケーブルの接続状態を点検する。 • ヒューズの搭載位置 全部で8本のヒューズを使用しています。ヒューズブ ロックは、コントロールアームのアクセスパネルの裏 側にあります図 74。各ヒューズの
走行系統の整備 7. 走行ドライブのニュートラル調 整 後輪のトーインの調整 走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすようでし たら調整が必要です。調整が必要な場合は、以下の 要領で行います 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを下降 させ、エンジンを停止させる。 2. 機体をジャッキアップして全部の車輪を床から浮か す 車体をジャッキで持ち上げる場合 (ページ 42)を 参照。落下事故防止のために、ジャッキスタンド や支持ブロックなどを使って機体をサポートする。 3. ハイドロスタットの右側にあるトラクション調整カム のロックナットをゆるめる図 76。 試験運転で調整クリーピングがなくなっている こと を確認する。 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向ける。 2. 各タイロッド図 77の端についているジャムナット をゆるめる。 注 タイロッド外側に溝が切ってあるところのねじ は左ねじですから注意してください。 g004136 図 77 1. レンチ用のスロット 2. タイロッド レンチ用スロットを利用して、タイロッドを回転 させる。 4.
冷却系統の整備 注 タンク側面についている2本のマークの間にあ れば適正である。 冷却系統に関する安全確保 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 マシンを運転するときには、必ず所定のカバーを取 り付けておくこと。 • • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけな いように注意すること。 • 保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜 き取っておくこと。 g021866 図 78 1. 冷却系統を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—毎日の作業前 に、補助タンクで冷却液の量を点検 し、スクリーンとオイルクーラとラジ エターにたまったごみを除去してくだ さい。 補助タンク 2.
ブレーキの整備 駐車ブレーキの調整 ブレーキペダルの「遊び」図 82が 2.5 cm以上となっ たり、強く踏み込まないとブレーキの効きが悪いと感じ られるようになったら、調整を行ってください。遊びと は、ブレーキペダルを踏み込んでから抵抗を感じるま でのペダルの行きしろを言います。 g003974 図 80 1. 6. オイルクーラのラッチ 2. オイルクーラ オイルクーラとラジエターの裏表を図 81圧縮空 気で丁寧に清掃する。 g026816 図 82 1. 遊び 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッシュギ アのガタを利用してドラムを前後にゆすり、ドラムが何 にも接触していないことを確認してください。 1. 遊びを減らすブレーキを締めるには、ブレーキ ケーブルのねじ山の前ナットをゆるめ、後ろの ナットを締める図 83。 g004137 図 81 1. ラジエター g031689 図 83 7. オイルクーラを元に戻し、ラッチで確実に固定 する。 1. 8. スクリーンを閉じ、ラッチを掛ける。 2.
ベルトの整備 駐車ブレーキのラッチの調整 駐車ブレーキがかからない、ラッチがかからない状態 になったらブレーキ爪の調整が必要です。 1. オルタネータベルトの整備 駐車ブレーキのツメをフレームに固定しているね じ2本をゆるめる図 84。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと プーリとプーリとの中間部を 約4.5 kg の力で押した時 に、10 mm 程度のたわみがあれば適正です。 たわみが10 mmでない場合には、オルタネータ取り付 けボルトをゆるめ図 85、 注 適当な張りに調整してボルトを締めてください。ベル トのたわみが適切に調整されたことを確認する。 g031690 図 84 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキのツメ 2. ブレーキの戻り止め 4. ねじ 2本 g020537 2. 図 85 ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かるまで駐 車ブレーキペダルを前に踏み込む(図 84). 3. ねじを 2 本とも締めて調整を固定する。 4. ブレーキペダルを踏み込んで駐車ブレーキを解 除する。 5. 調整を確認し、必要に応じて再調整する。 1.
油圧系統の整備 プレミアム生分解油圧オイル — Mobil EAL EnviroSyn 46H 油圧系統に関する安全確保 重 要 Mobil EAL EnviroSyn 46H は 、 ト ロ 社 が こ の 製 品への使用を認めた唯一の合成生分解オイルです。こ のオイルは、トロ社の油圧装置で使用しているエラスト マーに悪影響を与えず、また広範囲な温度帯での使用 が可能です。このオイルは通常の鉱物性オイルと互換 性がありますが、十分な生分解性を確保し、オイルそ のものの性能を十分に発揮させるためには、通常オイ ルと混合せず、完全に入れ替えて使用することが望ま れます。この生分解オイルは、モービル代理店にて 19 リッ ト ル 缶 で お 求 め に な れ ま す 。 リ ッ ト ル 缶 ま た は 208リ • • • • • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受けてください。万一、油圧オイルが 体内に入った場合には、この種の労働災害に経 験のある施設で数時間以内に外科手術を受ける 必要がある。 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、お
油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗 浄する必要がありますので弊社代理店にご連絡くださ い。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ 色なったりします。 1. キーを OFF 位置に回し、フードを開く。 2. タンク図 87の下についているフィッティングの下 に、オイルを受ける大型の容器を置く。 g031604 g004139 図 87 1. 3. 4. 5. g031605 図 86 6. 7. 8. 9. ホース フィッティングからホースを外し、流れ出すオイル を容器に受ける。 オイルが全部流れ出たらホースを元通りに接続 する。 油圧オイルタンクに約 56.7 リットルの油圧オイ ルを入れる 油圧オイルの量を点検する (ページ 54)を参照。.
検したとき、表示が緑色の領域にあれば交換は不要 です。表示が赤色の領域に入ったら、油圧フィルタを 交換してください。 g031625 g004132 図 88 1. 油圧フィルタ整備インジケータ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1. 平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを下降さ せ、キーをOFF 位置にし、駐車ブレーキを掛 け、キーを抜き取る。 2. 油圧フィルタをふたつとも交換する図 89。 g031621 図 89 56 3. キーを ON 位置に回し、エンジンを始動し、約 2 分間運転して内部のエアをパージする。 4.
カッティングユニットの保守 油圧ラインとホースの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 カッティングユニットの取り外し 異常を発見したら必ず運転を行う前に修理してください。 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷 や変形がないか接続部が確実に締まっている かを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確 実に解放する。 • 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受ける。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを床ま で下降させ、エンジンキーをOFF 位置にし、駐 車ブレーキを掛ける。 2. カッティングユニットから油圧モータを外す図 90。 異物がつかないように、スピンドル上部にはカ バーを掛けておく。 g011351 図 90 油圧システムの圧力試験 1.
前ローラの組み立て カッティングユニットをトラクショ ンユニットに取り付ける 1. 平らな場所に駐車し、キーをOFF位置に回す。 2. カッティングデッキをトラクションユニットの前に 置く。 1. 第一のベアリングをローラハウジングに押し込む 図 92。アウターレースのみを押すか、インナー レースとアウターレースを均等に押すかする。 2. スペーサを入れる図 92。 3. 第二のベアリングをローラハウジングに入れる図 92 このときは、インナーレースがスペーサに接 触するまで、インナーレースとアウターレースを 均等に押す。 3. デッキのキャリアフレームを昇降アームのピボット ピンに入れ、リンチピンで固定する図 91。 4. デッキに油圧モータを取り付ける図 90。Oリング を忘れずに、また、損傷させないよう注意して 取り付ける。 4. ローラアセンブリをカッティングユニットのフレー ムに組み付ける。 スピンドルにグリスを注入する。 5. ローラアセンブリとカッティングユニットのローラ取 り付けブラケットとの間の隙間が 1.
ブレードの保守 刈り込みブレードについての 安全事項 磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中 にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。 • ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検 すること。 • ブレードを点検する時には安全に十分注意してくだ さい。ブレードをウェスでくるむか、安全手袋をは め、十分に注意して取り扱ってください。ブレードは 研磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶 接したりしないでください。 g011353 図 93 5. 印の付いている端部を3時の位置と9時の位置に 向けて図 93それぞれ高さを測定する。 6. 12時位置での測定値を、刈り高の設定値と比較 する。差が 0.7 mm 以内であれば適正とする。 3 時および9 時位置での高さが、12時位置での 高さよりも 1.6-6.0 mm 高く、3 時および9 時位 置での相互の高さの差が 1.6-6.
4. 5. 6. 7. 8. 9. ソケットヘッドボルト/スペーサとフランジナットを 固定する。 ドボルトで固定する図 95。各ブレードボルトを 115-149 N·m11.8-15.2 kg.m = 85-110 ft-lbにトル ク締めする。 注 ソケットヘッドボルトとスペーサとは、デッキフ レームの内側に落ちないようにねじ山用の接着 剤で接着しています。 12時位置での高さを測定し、必要に応じて調整 を行う。 左右の刈り高ブラケットの両方ともに調整が必要 か、片方のみの調整でよいか判断する。3 時位 置または 9 時位置が、新しい前位置の高さよりも 1.6-6.0 mm 高い場合には、その側での調整は 不要である。反対側の高さを調整して、正しい側 の高さ1.6-6.0 mmの範囲になるようにする。 ステップ 1-3 を繰り返して、左右の刈高ブラケット を調整する。 キャリッジボルトとフランジナットを固定する。 もう一度、12時、3時、9時位置で高さの測定を 行って確認する。 ブレードの点検と研磨 1.
保管 注 ブレードの左右を均等に削れば、バランスを 狂わすことなく研磨を行うことができる。 格納保管の準備 トラクションユニットの整備 1. g006926 図 97 1. 7. 2. この角度を変えないように研磨すること 3. ブレードが真っ直ぐか曲がっているかを点検する には、平らな面において端部を観察する。 4. 注 ブレードを平面に置いたとき、両端部が中心 部よりもわずかに下がっており、刃部がブレード のヒール部かかと、後部よりも下がっているのが 正しい形状である。このような形状であれば、切 り口がきれいな刈り上がりとなり、エンジンのパ ワー消費も最小限ですむ。逆に、両端部が中央 部よりも高くなっていたり、刃部がヒール部よりも 高くなっている場合、そのブレードは変形してい るので交換すること。 8. 5. 6. ブレードを取り付ける時は、セイル立ち上がって いる部分がカッティングデッキの天井を向くように 取り付け、芝削り防止カップをつけてブレードボル トで固定する。各ブレードボルトを 115-150 N·m 12-15 kg.
カッティングユニットの格納保 管 カッティングユニットをトラクションユニットから外した場 合は、必ずスピンドルの上部にスピンドルプラグを取り 付けて、ほこりや水の浸入を防止してください。 62
メモ
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欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取
号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが張られた製品を見かけることがあるでしょう WARNING: Cancer and Reproductive Harm—www.p65Warnings.ca.gov.