Form No. 3376-515 Rev B Groundsmaster® 4300-D ト ラ ク シ ョ ンユニット シリ ア ル 番 号 313000001 以 上 モ デ ル 番 号 30864—シ 製品の登録は www.Toro.com.
警告 モデル番号 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの 排気には発癌性や先天性異常などの原因とな る物質が含まれているとされております。 シリアル番号 この説明書では、危険についての注意を促すための 警告記号図 1を使用しております。死亡事故を含む重 大な人身事故を防止するための注意ですから必ずお 守りください。 地域によっては、この機械の使用に当たり、本機のエ ンジンにスパークアレスタを取り付けることが義務付け られておりますので、この機械のマフラー・アセンブリに はスパークアレスタが内蔵されています。 g000502 図1 1.
目次 ヒューズ.......................................................42 走行系統の整備 ................................................... 43 走行ドライブのニュートラル調整 ........................43 後輪のトーインの調整 ....................................44 冷却系統の整備 ................................................... 44 冷却部の清掃...............................................44 ブレーキの整備 .................................................... 45 ブレーキの調整.............................................45 駐車ブレーキの調整 .........................................
安全について 運転の前に 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人 身事故につながります。事故を防止するため、以下 に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵 守事項は必ずお守りください。これは「注意」、「警 告」、「危険」など、人身の安全に関わる注意事項 を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの 重大な人身事故が発生することがあります。 • 作業には頑丈な靴と長ズボン、および聴覚保護具 を着用してください。長い髪、だぶついた衣服、 装飾品などは可動部に巻き込まれる危険がありま す。また、裸足やサンダルで機械を運転しないで ください。 • 機械にはね飛ばされて危険なものが落ちていない か、作業場所をよく確認しましょう。 • 警 告 燃料は引火性が極めて高い。以下の注意を必 ず守ってください。 安全な運転のために – 燃料は専用の容器に保管する。 以下の注意事項はCEN規格EN 836:1997,ISO規格 5395:1990 およびANSI規格B71.
• 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らない ようにしましょう。 機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故となりま す。稲光が見えたり雷が聞こえるような場合には機 械を運転しないで安全な場所に避難してください。 • 道路付近で作業するときや道路を横断するときは 通行に注意しましょう。 トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには 安全に十分注意してください。 • 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障 害物の近くでは安全に十分注意してください。 – マニュアルに指示があれば、カウンタバランス やホイールバランスを使用すること。 • • • 芝面以外の場所を走行するときはブレードの回転 を止めてください。 • アタッチメントを使用するときは、排出方向に気を付 け、人に向けないようにしてください。また作業中 は機械に人を近づけないでください。 • • • 保守整備と格納保管 ガードが破損したり、正しく取り付けられていない 状態のままで運転しないでください。インタロック装 置は絶対に取り外さないこと、また、正しく調整し てお使いください。 エンジンのガバナの設定を変えた
いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 • 斜面でエンストしたり、坂を登りきれなくなったりした 時は、絶対にターンしないでください。必ずバック で、ゆっくりと下がって下さい。 乗用芝刈り機を安全にお使い い た だ く た め に TORO か ら の お願い • 人や動物が突然目の前に現れたら直ちにリール停 止注意力の分散、アップダウン、カッティングユ ニットから飛びだす異物など思わぬ危険がありま す。周囲に人がいなくなるまでは作業を再開しな いでください。 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含まれ ていませんが、Toroの芝刈り機を安全に使用していた だくために必ずお守りいただきたい事項です。 保守整備と格納保管 この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする能 力があります。重傷事故や死亡事故を防ぐため、すべ ての注意事項を厳守してください。 • 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検してくださ い。油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続やホー スの状態を確認してください。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作
音圧レベルの確認は、EC規則 836 に定める手順に 則って実施されています。 振動レベル 腕および手 右手の振動レベルの実測値 = 2.4 m/s2 左手の振動レベルの実測値 = 2.1 m/s2 不確定値K = 1.18 m/s2 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実施され ています。 全身 振動レベルの実測値 = 0.9 m/s2 不確定値K = 0.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-7272 93-7272 1. decal117-2718 117–2718 ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 r:\decal110-8869 110-8869 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 必ず講習を受け てから運転すること。 2. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 3. 転倒の危険 旋回する時は速度を落とすこと高速でターンしな いこと下り坂ではカッティングユニットを下降させることROPS 横転保護バーとシートベルトを使うこと。ROPS を立てて運転 中は必ずシートベルトを着用すること。 4. 警告 ― 斜面に駐車しないこと平らな場所で、駐車ブレーキ を掛け、カッティングデッキを下降させ、エンジンを停止さ せ、マシンから離れる場合にはキーを抜き取ること 5.
decal93-6681 93-6681 1. ファンによる手足の切断の危険 可動部に近づかないこと。 decal120-4158 120–4158 1. オペレーターズマニュアル 3. エンジン 予熱 4. エンジン 停止 を読むこと。 2. エンジン 始動 decal106-6754 106-6754 decal93-6689 93-6689 1. 1. 警告高温部に触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 警告 人を乗せないこと。 decal110-0986 110-0986 1. 駐車ブレーキの操作方法ブレーキペダルと駐車ブレーキ ペダルを踏み込む。 2. ブレーキの操作方法ブレーキペダルを踏み込む 3. 前進走行走行ペダルを踏み込む 4. PTO 許可モード 5. 移動走行モードPTO 不許可 decal125-8754 125–8754 decal106-6755 1. ヘッドライト 2. 入 3. PTO 4. 切 6. 低速 7.
decal125-2927 125–2927 1. 保守関係の情報については オペレーターズマニュアル を読むこと。 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. を読むこと 。 バッテリーに人を近づけな いこと。 7. 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり 6.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 3 4 用途 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を調整します。 必要なパーツはありません。 – ステップの高さを調整します。 必要なパーツはありません。 – コントロールアームの位置を調整します。 必要なパーツはありません。 – 出荷用のブロックとピンを取り除きます。 その他の付属品 内容 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 数量 用途 1 1 1 1 ご使用前にご覧ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 2 1 ステップの高さを調整する タイヤ空気圧を調整する 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 オペレータが乗り降りしやすいように、ステップの高さを 調整することができます。 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。運 転前に正しいレベルに下げてください。適正圧は前・後 輪とも0.831.03barです。 1.
g003959 図2 1. ステップ 2. g004152 ステップのブラケット 2. 希望の高さに合わせてステップをブラケットに付け 直す。 3. 機体の反対側でも同じ作業を行う。 図3 1. コントロールアーム 2. リテーナブラケット 2. 3 3. ボルト 2本 コントロールアームを希望位置に動かし、ボル トを締めて固定する。 4 コントロールアームの位置を 調整する 出荷用のブロックとピンを取 り除く 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 オペレータが運転しやすいように、コントロールアーム の位置を調整することができます。 1. コントロールアームをリテーナブラケットに固定し ている2本のボルトをゆるめる図 3。 12 1. カッティングデッキについている出荷用のブロック を取り外して廃棄する。 2.
製品の概要 駐車ブレーキ 駐車ブレーキ図 5を掛けるには、ブレーキペダルを踏 み込み、ペダルの上部についているラッチを踏み込み ます。ブレーキを解除するには、ラッチが落ちるまで ペダルを踏み込みます。 各部の名称と操作 座席調整ノブ 座席調整レバー図 4は、運転席の前後位置の調整を 行います。座席調整ノブは、オペレータの体重に合わ せて調整を行います。調整のできたところで体重ゲー ジインジケータに表示が出ます。身長調整ノブは、オ ペレータの身長に合わせて調整を行います。 g003955 図5 g003954 図4 1. 走行ペダル 4. ブレーキペダル 刈り込み速度リミッタ 5. 駐車ブレーキ スペーサ 6. チルト調整ペダル 1. 体重調整ゲージ 3. 身長調整ノブ 2. 2. 体重調整ノブ 4. 調整レバー前後 3.
油圧フィルタの目詰まりインジケータ エンジン通常の温度で回転中はこのインジケータ(図 7) の表示が緑色の領域にあります。表示が赤色の領域 に入ったら、油圧フィルタを交換してください。 g021208 図6 1. 昇降コントロールレバー 4. 回転許可/禁止スイッチ 2. キースイッチ 5. エンジン速度スイッチ 3. インフォセンター 6. ヘッドライトスイッチ g004132 図7 キースイッチ 1.
の使 い 方 イ ン フ ォ セ ン タ ー LCDの インフォセンターのアイコン 定期 整 SERVICE DUE定 備時期です インフォセンター LCD は、マシンの運転状態、不具合 診断など、マシンに関わる様々な情報を表示します図 9。インフォセンターには初期画面スプラッシュ画面とメ イン画面があります。インフォセンターのどのボタンで も、押せば初期画面とメイン画面とをいつでも切り替え ることができ、また、矢印ボタンで選択することによっ て、希望する項目の内容を確認することができます。 定期整備時期であることを示します Engine rpm/status—エンジンの回転 数rpmを表示します アワーメータ 情報アイコン 高速 低速 燃料レベル 静止再生を実施する必要があります g020650 グロープラグが作動中 図9 • 1. インジケータランプ 3. 中央ボタン 2. 右ボタン 4.
タンを押します。ボタンを押すとメインメニューが表示さ れます。各メニューにおいてどのような内容が表示され るかは、以下の表をご覧ください。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
アクセス制限付きメニューへのアクセ ス Settings 設 定 メニュー項目 内容 Units 単位 インフォセンターで表示される 項目の単位を選択することがで きます。ヤードポンド系または メートル系から選択します。 Language言語 インフォセンターの表示に使う 言語を選択することができます *。 LCD Backlightバックライト LCD 表示の明るさを調整しま す。 LCD Contrastコントラスト LCD 表示のコントラストを調整 します。 Protected Menus保護項目 許可された人が PIN コードを入 力してアクセスできます。 Counterbalanceカウンタバラ ンス デッキに供給されるカウンタバ ランスの大きさを設定します。 オートアイドル マシンの運転操作をしていない 状態から自動的にアイドリング に移行するまでの時間の長さ を設定します。 注 出荷時に設定されている デフォルト PIN は 0000 または 1234 です。 PIN を変更後、PIN を忘れてしまった場合には、弊社 ディストリビュータにご相談ください。 1.
4.
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつで もエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には、必ずカッティングデッ キを床まで降下させ、駐車ブレーキを掛け、キー を抜き取っておくこと。 g021866 エンジンオイルの量を点検する 図 12 1. エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点 検してください手順は エンジンオイルの量を点検する (ページ 39)を参照してください。 冷却系統を点検する 通気スクリーン、オイルクーラ、ラジエター正面にた まっているごみを毎日清掃してください。非常にほこり の多い条件で使用しているときには、より頻繁に清掃し てください。「保守」の「冷却系統の清掃」を参照 してください。 キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 1. 3.
燃 料 表 (cont'd.) 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに引 火する危険がある。発火したり爆発したりすると、 やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置 いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の床材 などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなく なるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければ いけない場合には大型タンクのノズルからでな く、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなければな らない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常 時接触させた状態で給油を行う。 JIS K2204 Grade No.
高粘度インデックス 低流動点アンチウェア油圧 作 動 液 , ISO VG 46 (cont'd.) 流動点, ASTM D97 産業規格 -37°C -45°C ヴィッカース I-286-S 品 質レベル , ヴィッカース M-2950-S 品質レベル , デニソン HF-0 g021210 図 13 1. 重 要 ISO VG 46 マ ル チ グ レ ー ド オ イ ル は 、 広 い 温 度 範囲で優れた性能を発揮します。通常の外気温が高 い 18 ℃- 49 ℃ 熱 帯 地 方 で は 、 ISO VG 68 オ イ ル の ほ うが適切と思われます。 燃料タンクのキャップ 4. 補給管の根元の高さまで軽油を入れる。 5.
3. 刈り込み 補給口の首からディップスティックを抜き、きれい なウェスでていねいに拭う。もう一度首に差し込 んで引き抜き、オイルの量を点検する。FULL 位 置まであればよい。入れすぎはよくない。 注 エンジンに過大な負荷を掛けるような刈り込みをす ると、より多くの DPF 再生が必要になります。 4. 不足であれば、適正量まで補給する。 1. 作業現場へ移動する。 5. ディップスティックキャップを取り付ける。 2. 可能な場合は必ずエンジンをハイアイドルにする。 3. PTOを入れる。 4. 走行ペダルをゆっくりと前進方向に踏み込んで刈 り込み場所に乗り入れる。 5. カッティングユニットの前部が芝刈りの境界内に 入ったところでカッティングユニットを降下させる。 6.
重要 エンジンを低速で回している時間が長いと、すす フィルタにすすがたまります。アイドリングや低速回転 での使用をできるだけ短くしましょう。 DPF へ の す す の 蓄 積 • マシンを使用するにつれて、DPF 内部のすすフィル タにすすが蓄積してきます。DPF 内のすすの蓄積 具合は、エンジンのコンピュータが監視しています。 • 蓄積量が一定レベルになると、DPF フィルタの再生 が必要であることをコンピュータが知らせてきます。 注意 DPF の 駐 車 再 生 中 や リ カ バ リ ー 再 生 中 の 排 気 は にな る 。 高 温 の 排 気 高 温 お よ そ 600°C (1112°F)に は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 • 絶対に締め切った場所でエンジンを運転しな いこと。 • 排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。 • DPF の再生とは、DPF を高温にして内部のすすを 燃焼させて灰にすることを言います。 • 再生メッセージを表示するとともに、コンピュータ は、すすの蓄積レベルに合わせてエンジンの出 力を落とします。 高温になっている排気系統各部に触れないこ と
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル アドバイスまたは不具合コード レベル 1システ ムアドバイス エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし 100% インフォセンターにアドバイ ス番号 #179 が表示された ことを整備士に知らせる。 なし コンピュータはエンジン パワーを 85に下げる DPF の整備を行う ディー ゼル酸化触媒 DOC とす すフィルタの整備 (ペー ジ 40)を参照。 なし コンピュータはエンジン パワーを 50%に下げる DPF の整備を行う ディー ゼル酸化触媒 DOC とす すフィルタの整備 (ペー ジ 40)を参照。 エンジン速度が MAX トルク + 200rpm コンピュータはエンジン パワーを 50%に下げる DPF の整備を行う ディー ゼル酸化触媒 DOC とす すフィルタの整備 (ペー ジ 40)を参照。 g213865 図 17 アドバイス番号 #179 レベル 2 エン ジン警告
DPF の 再 生 の 種 類 マ シ ン が 稼 働 中 に 実 行 さ れ る DPF 再 生 の 種 類 再生の種類 DPF 再 生 の 条 件 DPF 再 生 動 作 の 内 容 パッシブ マシンの通常運転中エンジン高速回転中または高負 荷回転中に行われる。 パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有 害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 DPF のパッシブ再生 (ページ 26)を参照。 アシスト エンジンの低速運転、低負荷運転を行うこと、DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知すること が原因で実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイ が表示された場合には、アシスト再 コン 生が進行中。 アシスト再生中は、コンピュータが吸気スロットルを 調整して排気温度を高める。 DPF のアシスト再生 (ページ 26)を参照。 リセット アシスト再生によってもすすの量を十分に減らすこと ができない時にのみ実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイコン センサー読み値の基準をリセ
リセット再生 DPF の パ ッ シ ブ 再 生 • パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として 行われます。 • パッシブ再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 DPF の ア シ ス ト 再 生 g214711 図 22 アシスト/リセット再生アイコン g214711 図 21 アシスト/リセット再生アイコン • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 21。 • コンピュータが吸気スロットルを調整してエンジンの 排気温度を高めます。 • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 22。 • コンピュータが吸気スロットルと燃料噴射とを調整し てエンジンの排気温度を高めます。 重要 アシスト再生やリセット再生のアイコンが表示 される時には、マシンからの排気の温度が通常よ りも高くなる可能性があります。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 • アシスト再
駐車再生 駐車再生の実行 注 保護メニューのロック解除方法 アクセス制限付きメ ニューへのアクセス (ページ 17)を参照。 1. 保護メニューにアクセスし、サブメニューのロッ クを解除する図 25 アクセス制限付きメニューへ のアクセス (ページ 17)を参照。 g214713 図 23 駐車再生要求アイコン g028523 図 25 • インフォセンターに、駐車再生要求アイコンが表 示されます 図 23 。 • 駐車再生が必要になると、インフォセンターにエン ジン警告 SPN 3719, FMI 16図 24 が表示され、エ ンジン出力が 85% にダウンします。 2.
g212138 g211986 図 27 4. 図 29 Initiating DPF Regen DPF 再生開始Are you sure?というメッセージが表示されるので、中央ボ タンを押す 図 28 。 6. スロットルコントロールを低速アイドル位置にセッ トして、中央ボタンを押す図 30。 g212372 図 30 g212125 図 28 7. 5. 冷却液の温度が 60°C (140°F) 未満の場合に is running and above 60C/140F” は、Insure エンジン作動と冷却水を確認と表示される図 29。 駐車再生が開始されると、以下のメッセージが 表示される A.
g212405 g213424 図 31 B. 図 33 • Waiting on 待機中というメッセージが表 示される 図 32 。 再生不許可の場合には DPF Regen Not Allowed と表示される図 34。左ボタンを 押してホーム画面に戻る。 重要 再生実行条件のすべてを満たして いない場合や、前回の再生からの経過 時 間 が 50 時 間 未 満 の 場 合 は 再 生 不 許 可 と な っ て DPF Regen Not Allowed と 表示されます。 g212406 図 32 C. 再生を行うかどうかをコンピュータが判断す る。判断結果は、インフォセンターにメッセー ジで表示される • 再生許可の場合には Regen Initiated 再 生を開始しましたと表示。再生が終了す るまで、最大 30 分間が必要。終了ま で待つ 図 33 。 g212410 図 34 8.
エンジン低温—待て エンジン適温—待て リカバリ再生に要する時間は 4 時間程度です。 • リカバリ再生は、弊社正規代理店の整備士が行い ます。弊社正規代理店に連絡してください。 緊急時の牽引移動 緊急時には、油圧ポンプについているバイパスバルブ を開いて本機を前進方向に牽引または押して移動す ることができます。 エンジン高温—再生中~% 終了 9. • 重要 トランスミッションを保護するために、牽引または 押 し て 移 動 す る 時 の 速 度 は 、 3-4.8 km/h と し て く だ さ い。本機を押して或いは引いて移動させる場合には、 必ずバイパスバルブを開く必要があります。 駐車再生が終了すると、インフォセンターに Regen Complete と表示される。左ボタンを押し てホーム画面に戻る図 35。 1. バイパスバルブはハイドロスタットの左側にある 図 37。バイパスバルブを右または左1.
g004555 図 40 g004554 図 38 1. 1. 診断ランプについて 後後アクスルの四角いアクスルチューブ • このマシンには故障診断用ランプが付いており、電気 系統の異常を探知するとそれを知らせます。故障診断 ランプはインフォセンター表示画面の上についています 図 41。マシンが適切に作動している場合には、キース イッチをON位置にすると、コントローラの診断ランプが 短時間点灯し、ランプが正常に作動していることを示し ます。アドバイスメッセージが表示されると、ランプが 点灯してメッセージがあることを知らせます。故障メッ セージが表示された場合にはランプが点滅し、その故 障が解消されるまで点滅を続けます。. ロープ掛けのポイント 前各前輪の内側、アクスルチューブの下にある四 角いパッド(図 39) • 車両後部のロープ掛けポイント 車体前部のジャッキアップポイント g004558 図 39 1. g021272 図 41 車両前部のロープ掛けポイント 1. • 後 車両の左右側それぞれの後フレーム (図 40).
カウンタバランスの設定を変 更する 線とスイッチ自身に異常がないかをテスターで調 べる。不良個所は一カ所とは限らないからすべ て修理する。 注 インフォセンターは、出力のチェックソレノイドやリ レーに通電があるかどうかを行うこともできます。これ らにより、故障の原因が電気系にあるのか油圧系にあ るのかを容易に判断することができます。 ターフのコンディションは場所によって同じでなく、時 期によっても変化しますのでカウンタバランスの設定 デッキを持ち上げようとする力も変更することができるよ うになっています。 1. 平らな場所に駐車し、カッティングデッキを下降 させ、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛 けてキーを抜き取る。 2. インフォセンターの「設定メニュー」にて、 下へスクロールすると「カウンタバランス Counterbalance」があります。 3. 出力機能のチェック手順 1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下さ せ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。 2.
警告システム す。刈り込み/移動走行切り替えレバーを移動走行 にセットしてください。狭い場所を通り抜ける時、カッ ティングデッキをぶつけて損傷しないよう十分注意して ください。斜面の通行には最大の注意を払ってくださ い。また、転倒事故を防止するために、法面での速度 の出しすぎや急旋回に十分注意してください。下り坂 ではハンドリングを安定させるためにカッティングデッ キを下降させてください。 作業中に警告灯が点灯したら、直ちに機械を停止し原 因を確認してください。異常を放置したまま作業を続け ると本機に重大な損傷を招く可能性があります。 芝刈り エンジンを始動し、スロットルをFAST 位置としてエンジ ンの回転を最高にします。リール回転スイッチを「回 転」にし、ジョイスティックでカッティングデッキの制御 を行います。走行ペダルを前進側に踏み込めば刈り 込みが始まります。 注 高負荷で運転した後は、エンジンを停止させる前 に5 分間程度のアイドリング時間をとってください。こ れを怠るとターボチャージャにトラブルが発生する場 合があります。 刈り込みは芝が乾いている時に 刈り込みは、朝露を避けて遅めの午前
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 1 時間 • ホイールナットを 95~122 N·m(9.5~12.2 kg.m)にトルク締めする。 使用開始後最初の 10 時間 • ホイールナットを 94~122 N·m(9.5~12.2 kg.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 月 点検項目 火 水 木 金 インタロックの動作を点検する。 ブレーキの動作 エンジンオイルの量を点検 燃料・水セパレータの水抜き エアフィルタのインジケータの表示。 ラジエターとスクリーンの汚れ エンジンからの異常音がないか点検する。1 運転操作時の異常音 油圧オイルの量を点検 エアフィルタのインジケータの表示2 油圧ホースの磨耗損傷を点検 オイル漏れなど タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する. 刈高の調整状態を点検する ブレードのコンディションを点検する グリスアップ個所の点検 3 塗装傷のタッチアップ修理を行う。 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3.
定期整備ステッカー decal125-2927 図 42 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 潤滑 • 昇降アームのシリンダ各アームに2ヶ所 図 44 ベアリングとブッシュのグリス アップ 運転 時 間 ご と に一般用2号リチウム 通常の使用では50運 グリスによる潤滑を行います。車体を水洗いしたときは 直ち に グリスアップしてください。 整備間隔に関係なく直 グリスアップ箇所は以下の通りです g011612 • ポンプ駆動シャフトのUジョイント3ヶ所 図 43 図 44 g003962 図 43 36 • 昇降アームのピボット各アームに1ヶ所 図 44 • カッティングユニットのキャリアフレームのピボット 各1 図 45
g004169 図 48 • g011613 図 45 • ステアリングシリンダのボールジョイント2ヶ所と後ア クスル 1ヶ所 図 49 昇降アームのピボット各アームに1ヶ所 図 46 g004157 図 46 • 後アクスルのタイロッド2ヶ所 図 47 g011614 図 49 • ブレーキペダル1ヶ所(図 50)。 g011615 図 50 • 注 どちらのニップルからグリスを注入してもかまい ません。スピンドルハウジングの底デッキの下に ありますから少量のグリスがはみ出てくるまでポン プでグリスを注入してください。 g003987 図 47 • カッティングユニットのスピンドルシャフトのベアリン グ各カッティングユニットに2ヶ所 図 51 アクスルのステアリングピボット1ヶ所 図 48 37
エンジンの整備 エアクリーナの整備 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検 してください。破損していれば交換してください。吸 気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみ などを点検してください。 エアクリーナの整備はインジケータ図 53が赤色になっ てから行ってください。早めに整備を行っても意味があ りません。むしろフィルタを外したときにエンジン内部に 異物を入れてしまう危険が大きくなります。 g008906 図 51 • 後ローラのベアリング各カッティングユニットに2ヶ 所 図 52 重要 本体とカバーがシールでしっかり密着しているの を確認してください。 1. エアクリーナのカバーをボディーに固定している ラッチを外す(図 53)。 g008907 図 52 注 ローラマウントのグリス注入用溝と、ローラシャ フト端部のグリス注入穴をそろえて注入してくださ い。ローラシャフトの片方の端部に合わせマークが ついていますので、これを利用するとよいでしょう。 g021217 図 53 1. エアクリーナのカバー 2. エアクリーナカバーのラッチ 2. 3.
エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回 運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してく ださい。 重要 エンジンオイルの量は毎日点検してください。 油 量 が デ ィ ッ プ ス テ ィ ッ ク の FULL マ ー ク よ り 上 に あ る場合は、オイルが燃料で薄められている可能性が あります。 油 量 が FULL マ ー ク よ り 上 に あ る 場 合 は 、 エ ン ジ ン オ イルを交換してください。 g021218 図 54 1. 2. エアクリーナのカバー エアクリーナのフィルタ 3. エアクリーナのインジケータ 4. カバーについている異物逃がしポートを清掃す る。カバーについているゴム製のアウトレットバル ブを外し、内部を清掃して元通りに取り付ける。 5. アウトレットバルブが下向き後ろから見たとき、 時計の5:00と7:00の間になるようにカバーを取 り付ける。 6.
エンジンオイルの量 とす デ ィ ー ゼ ル 酸 化 触 媒 DOCと すフィルタの整備 約 5.2 リットルフィルタ含む。 整 備 間 隔 : 6000運転時間ごと またはエンジンの不具合 表示が SPN 3720 FMI 16、SPN 3720 FMI 0または SPN 3720 FMI 16 の場合 は、すすフィルタを清掃する。 エンジンオイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 250運転時間ごと 1.
燃料系統の整備 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火 したり爆発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状 態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 613mm 程 度 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料が膨張 したときにあふれないように空間を確保する ためである。 • • g007367 図 59 1. 燃料フィルタ・水セパレータ 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 3. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐう。 4. フィルタ容器を外して取り付け部をきれいに拭く。 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 5. ガスケットに薄くオイルを塗る。 6. ガスケットが取り付け部に当るまで手でねじ込 み、そこからさらに1/2回転締め付ける。 7.
4. 5.
走行系統の整備 走行ドライブのニュートラル調 整 走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすようでし たら調整が必要です。調整が必要な場合は、以下の 要領で行います 1. 平らな場所に駐車し、カッティングデッキを下降 させ、エンジンを停止させる。 2. 機体をジャッキアップして全部の車輪を床から浮 かす。落下事故防止のために、ジャッキスタンド や支持ブロックなどを使って機体をサポートする。 3. ハイドロスタットの右側にあるトラクション調整カム のロックナットをゆるめる図 63。 g021219 図 61 1. ヒューズブロック decal117-0169 図 62 g004147 図 63 1. ロックナット 2. トラクション調整カム 警告 トラクション調整カムの最終調整は、エンジン を回転させながら行う必要がある。危険を伴 う作業であるから、 マフラーなどの高温部分や回転部、可動部に 顔や手足を近づけぬよう十分注意すること。 43 4. エンジンを始動し、車輪の回転が止まるところ までカムを回す。 5. ロックナットを締めて調整を固定する。 6.
冷却系統の整備 後輪のトーインの調整 1. ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向ける。 2. 各タイロッド のそれぞれの端部についているジャム ナットをゆるめる。図 64 冷却部の清掃 スクリーンとラジエター・オイルクーラを毎日清掃してく ださいほこりの多い場所で使用するときはさらに間隔を 詰めて清掃してください。 注 タイロッド外側に溝が切ってあるところのねじ は左ねじですから注意してください。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. エンジン部を丁寧に清掃する。 3. クランプをゆるめ、後スクリーンを開く図 65。 g004136 図 64 1. ジャムナット 2. タイロッド 3. 4. 5. 3. レンチ用のスロット レンチ用スロットを利用して、タイロッドを回転 させる。 g004138 図 65 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距 離を測るアクスルの高さ位置で計測。後ホイール の前側で測定した距離が、後側での測定よりも 6mm 小さければ適正である。 1. 4.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ブレーキペダルの遊びが 25 mm以上となったり、ブレー キの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行っ てください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでか ら抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッシュギ アのガタを利用してドラムを前後にゆすり、ドラムが何 にも接触していないことを確認してください。 1. 遊びを減らすブレーキを締めるには、ブレーキ ケーブルのねじ山の前ナットをゆるめ、後ろの ナットを締める図 67。 g022306 図 66 1. 5. ラジエター・オイルクーラのスクリーン スクリーンを閉じ、ラッチを掛ける。 g011616 図 67 1. ブレーキケーブル 2. 前ナット 2. 後ナットを締めてケーブルを後方に移動させて、 ホイールがロックする前のブレーキペダルの遊び が 12.719 mm なるように調整する。 3.
ベルトの整備 オルタネータベルトの整備 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間 100運転時間ごと 100 運転時間ごとにベルト図 69の劣化状態および張り 具合を点検してください。 g011617 1. プーリとプーリとの中間部を 40N約4.5 kg の力 で押した時に、10 mm 程度のたわみがあれば 適正です。 2. たわみが10mmでない場合には、オルタネータ 取り付けボルトをゆるめる図 69。適当な張りに 調整してボルトを締める。ベルトのたわみが適切 に調整されたことを確認する。 図 68 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキのツメ 2. ネジ 2本 4. ブレーキの戻り止め 2. ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かる まで駐車ブレーキペダルを前に踏み込む (図 68). 3. ねじを 2 本とも締めて調整を固定する。 4. ブレーキペダルを踏み込んで駐車ブレーキを解 除する。 5. 試運転で調整の確認を行い、必要に応じて再 調整する。 g020537 図 69 1. 46 取り付けボルト 2.
油圧系統の整備 油圧フィルタの交換 インジケータに油圧オイルフィルタの交換時期が表示さ れます図 71。エンジン回転中にこのインジケータを点 検したとき、表示が緑色の領域にあれば交換は不要 です。表示が赤色の領域に入ったら、油圧フィルタを 交換してください。 油圧オイルの交換 通常は 800 運転時間ごとにオイルを交換します。オイ ルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗浄 する必要がありますので、Toro 代理店にご連絡くださ い。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ 色なったりします。 1. エンジンを止め、フードを開ける。 2. タンク図 70の下についているフィッティングの下 に、オイルを受ける大型の容器を置く。 g004132 図 71 1. 油圧フィルタの目詰まりインジケータ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 g004139 図 70 1. ホース 3. フィッティングからホースを外し、流れ出すオイル を容器に受ける。 4. オイルが全部流れ出たらホースを元通りに接続 する。 5.
油圧ラインとホースの点検 毎日、油圧ホースと油圧ラインを点検し、漏れ、折 れ、サポートのゆるみ、磨耗や腐食があれば交換して ください。異常を発見したら必ず運転を行う前に修理 してください。 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷 や変形がないか接続部が確実に締まっている かを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 g004150 図 73 1. 油圧フィルタ 3. フィルタを外す。 • 4. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイルを薄く 塗る。 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確 実に解放する。 • 5. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受ける。 6. ガスケットが取り付け部に当るまでフィルタを手で ねじ込み、そこからさらに½回転締め付ける。 油圧システムのテストポート 7.
保管 トラクションユニットの整備 1. トラクションユニット、カッティングデッキ、エンジ ンをていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気圧を 0.831.03bar に調整する。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な 締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアップす る。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッ チアップする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重 曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン Grafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 D. 電極板の劣化を防止するため、60日ごとに 24時間かけてゆっくりと充電する。 エンジンの整備 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグをはめ る。 2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイルフィ ルタを取り付ける。 3.
図面 g011593 油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期