Form No. 3425-187 Rev B Groundsmaster® 4500-D お よ び 4700-D ロ ー タ リ ー モ ア シリ ア ル 番 号 403365001 以 上 モ デ ル 番 号 30881—シ シリ ア ル 番 号 403365001 以 上 モ デ ル 番 号 30882—シ 製品の登録は www.Toro.com.
整備について、また純正部品についてなど、分からな いことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービス におたずねください。お問い合わせの際には、必ず製 品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 は、モデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り 付け位置機械の右前フレーム部材を示します。いまの うちに番号をメモしておきましょう。 この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 トロの純正スパークアレスタは、USDA森林局の適 合品です。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 詳細については、マシンに同梱されているエンジンメー カーからの情報をご参照ください。 警告 g036837 図1 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警
目次 始業点検表 ..................................................50 整備前に行う作業 ................................................ 51 保守作業時の安全確保 ..................................51 整備作業のための準備 ..................................51 マシンを持ち上げる........................................51 フードを開ける ..............................................52 油圧昇降部にアクセスするには ........................53 潤滑 ..................................................................... 53 ベアリングとブッシュのグリスアップ ....................53 エンジンの整備 ................
安全について 刈り込みブレードについての安全事 項............................................................75 ブレード回転面の管理 ....................................75 ブレードの取り外しと取り付け ...........................76 ブレードの点検と研磨.....................................77 保管 ........................................................................ 78 シーズン終了後の格納準備 .............................78 このマシンは、 ANSI B71.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-7818 93-7818 decal107-1971 1. 107–1971 警告ブレードボルト/ナットは115-149 N·m11.8-15.2 kg.m = 85-110 ft-lbにトルク締めするトルク締めの方法については オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal98-4387 98-4387 decal107-1972 1. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 107-1972 1. 物が飛び出す危険 マルチングバッフルを取り付けて使用す るときにはハイリフトブレードを使用しないで通常のブレード を使用すること。 decal106-6754 106-6754 1. 警告高温部に触れないこと。 2. ファンによる手足切断危険、およびベルトによる巻き込まれ の危険可動部に近づかないこと。 decal112-5297 112-5297 1. 2.
decal117-4766 117-4766 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 decal117-4763 117-4763 1. 駐車ブレーキの掛け方左 2. 駐車ブレーキの解除のし 右のペダルをピンでつな 方 ロックピンを外し、ペダ ぐ 駐車ブレーキペダルを踏 ルを踏んで解除する。 み込んで、つま先ペダル を掛ける。 decal120-4159 120-4159 1. OFF 2. ライト 3. ON decal117-4764 117-4764 1. 2. 手や指の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべての ガード類を正しく取り付けて使用すること。 3. 足の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべてのガー ド類を正しく取り付けて使用すること。 decal117-4765 117-4765 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 始動補助剤の使用禁止 6 高 9. 走行制御 ライトスイッチの場所 10. 低 11. PTO 5. 高速 12.
decal121-3887 121-3887 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal120-8947 120-8947 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 4. ROPS を立てて運転する 時はシートベルトを着用す ること。 2. ROPS を下げた状態で は、ROPS による安全保 護は機能しない。 5. ROPS を降ろして運転する 時はシートベルトを着用し ないこと。 3. ROPS を立てれば転倒時 の保護が機能する。 6. decal136-2931 136-2931 グランドマスター 4500 のみ 旋回操作はゆっくり行うこ と。 decal121-3884 121-3884 1. エンジン 停止 2. エンジン予熱 3. エンジン 始動 7 1. デッキ上昇。 2. クルーズコントロールをセッ トする。 3.
decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります decal127-3700 127-3700 グランドマスター 4700 のみ 爆発の危険 火気厳禁、禁煙厳守のこと 3. 劇薬につき火傷の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと。 5. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 6. バッテリーに人を近づけないこと。 7. 保護メガネ等着用のこと爆発性ガスにつき失明等の危険 あり。 1. 上昇左カッティングユニット 2. 上昇中央カッティングユニッ 5. クルーズコントロールを解 ト 除する。 8. バッテリー液で失明や火傷の危険あり。 3. 上昇右カッティングユニット 9. 液が目に入ったら直ちに真水で洗眼し医師の手当てを受 けること。 4. クルーズコントロールをセッ トする。 1. 2. 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄禁止。 decal125-4605 125-4605 1. 電動シート10 A 2. 作業ランプ10 A 3. エンジン10A 4. 電源ポート10 A 5.
decal133-8062 133-8062 decal121-3627 121-3627 1. 刈高設定 decal127-6447 127-6447 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認められる 法面の最大角度がデカルに記載されています。斜面で運転する場合の条件や注意点について、また、特殊な天候や場所条件のも とでこの機械を使用することができるかどうかを判断する方法について、 オペレーターズマニュアル で確認してください。同じ斜面上で あっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。使用する 3. 転倒の危険傾斜が16°を超 える斜面に乗り入れないこ と。 4. 下り斜面を走行運転すると 6. きにはカッティングユニットを 下げ、必ずシートベルトを着 用すること。 前に全員がトレーニングを 受けること。 2. 警告牽引については オペ レーターズマニュアル を読 むこと。 5. 9 警告斜面に駐車しないこと平 7.
decal127-6448 127-6448 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認められる 法面の最大角度がデカルに記載されています。斜面で運転する場合の条件や注意点について、また、特殊な天候や場所条件のも とでこの機械を使用することができるかどうかを判断する方法について、 オペレーターズマニュアル で確認してください。同じ斜面上で あっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。使用する 3. 転倒の危険傾斜が21°を超 える斜面に乗り入れないこ と。 4. 下り斜面を走行運転すると 6. きにはカッティングユニットを 下げ、必ずシートベルトを着 用すること。 前に全員がトレーニングを 受けること。 2. 警告牽引については オペ レーターズマニュアル を読 むこと。 5. 10 警告斜面に駐車しないこと平 7.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 警告デカル 1 警告ステッカーを貼り替えますCE諸国 用のみ 。 2 フードラッチブラケット リベット ワッシャ ねじ ¼" x 2" ロックナット ¼" 1 2 1 1 1 フードラッチを取り付けるCE諸国用のみ 3 必要なパーツはありません。 – ローラスクレーパオプションの調整 4 必要なパーツはありません。 – マルチングバッフルオプションを取り付 けます。 5 必要なパーツはありません。 – マシンの準備を行います。 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にご覧ください。 エンジンマニュアル 1 整備の詳細についてはマニュアルを参照。 オペレータのためのトレーニング資料 1 ご使用前にご覧ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 2 警告ステッカーの貼り替え フードラッチを取り付ける CE 規 制 に 適 合 さ せ る 場 合 の み CE 規 制 に 適 合
2. フードラッチブラケットをフードに固定しているリ ベット2本を外す図 3。 g012630 図5 1. 8. g012628 図3 1. フードラッチブラケット 2. リベット 3. フードからフードラッチブラケットを外す。 4. CEロックブラケットとフードラッチブラケットの穴を 整列させてフードにセットする図 4。 フードラッチ フードラッチブラケットのもう一つのアームにボルト を取り付けてラッチをロックする図 6。ボルトをしっ かりと締め付けるが、ナットは締め付けない。 注 ロックブラケットをフード側にフードに当てて取 り付けます。ロックブラケットアームについている ボルトとナットは外さないでください。 g012631 図6 g012629 図4 1. CE 用ロックブラケット 2. ボルトとナット 5. フードの内側にある穴に、ワッシャを整列させる。 6. ブラケットとワッシャをフードにリベットで固定す る図 4。 7. フードラッチブラケットにフックをかける図 5。 12 1. ボルト 2. ナット 3.
3 4 ローラスクレーパを調整する マルチングバッフルを取り付 ける オプション オプション 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 後ローラスクレーパオプションは、スクレーパとローラ との間に 0.5-1 mm の平行な隙間があるときに最も効 率よく機能します。 1. グリスフィッティングと取り付けねじをゆるめる 図 7。 1. チェンバの後壁および左側面の壁についている取 り付け穴を十分に清掃して異物を取り除く。 2. 後部の取り付け穴にマルチングバッフルを取り付 け、フランジヘッドボルト 5 本で固定する図 8。 g011346 図7 1. ローラスクレーパ 2. 取り付けねじ 2. 3. 3. グリスフィッティング スクレーパを上下に移動させてロッドとローラとの 隙間が 0.5-1 mm になるように調整する。 g031579 図8 グリスフィッティングとねじを取り付けて、交互に 41 N·m4.2 kg.m = 30 ft-lb にトルク締めする。 1. 3. マルチングバッフル 2.
製品の概要 5 各部の名称と操作 マシンの準備を行う 必要なパーツはありません。 手順 1. 平らな場所に駐車する。 2. カッティングユニットを下降させる。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. エンジンを止め、キーを抜き取る。 5. 運転前にタイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧 を点検する (ページ 25)を参照。 g009979 図9 重要 マシンの性能を適切に発揮させ、また質の 高い刈り込みを実現するために、すべてのタイヤ の空気圧を正しく維持してください。タイヤ空気圧 は規定値以下にしないで下さい。 6. 7. 9. エンジンを作動させる前に、冷却系統を点検す る 油圧オイルの量を点検する (ページ 71)を参 照。 10. 運転前に機械のグリスアップを行う ベアリングと ブッシュのグリスアップ (ページ 53)を参照。この 作業を怠るとマシンに急激な磨耗が発生します から注意してください。 4. 走行ペダル 5. チルト調整ペダル 3.
みながら、つま先ペダルを踏み込みます。ブレーキを 解除するには、駐車ブレーキラッチが解除される左右 どちらかのペダルを踏み込みます。 できます。スイッチの端を押し下げてそのまま保持す ると、エンジンは自動的にハイアイドルまたはローア イドルになります。 チルト調整ペダル PTO ス イ ッ チ このペダルを踏み込み、ハンドルを適当な位置に調整 します 調整ができたらペダルから足を離すと調整が 固定されます 図 9 。 キースイッチ PTOスイッチ押し込んだ状態作動と引き出した状態停 止の2つの位置があります。PTO ボタンを引くとカッティ ングユニットのブレードが回転を開始します。PTO ボタ ンを押し込むとカッティングユニットのブレードが回転を 停止します。図 10 キースイッチ図 10には3つの位置があります OFF、 ON/PREHEAT 、STARTです。 ハイ・ロー速度コントロール このスイッチ図 10で、芝刈り作業用と移動走行用の モードの切り換えを行います。速度レンジハイとローの 切り換えは、デッキを上昇させ、PTO とクルーズコント ロールを解除し、走行ベダルをニュートラル位置
アームレスト調整ノブ ノブを回してアームレストの角度を調整することがで きます 図 13 。 背もたれ調整レバー 背もたれの角度を調整するレバーです図 13。 体重調整ゲージ 適正に調整できると、インジケータに表示が出ます図 13。運転席の高さも調整できますサスペンションを緑色 の範囲で調整してください。 体重調整レバー g036845 体重に合わせてこのレバーで調整します図 13。レ バーを引き上げると空気圧が高くなり、押し下げると 低くなります。体重ゲージが緑色の範囲に入れば、 調整は適切です。 図 12 1. 電源ソケット 2.
• 右ボタン右向き矢印が表示されたとき、その先にあ るメニュー項目を見るために使用します。 • ブザーカッティングユニットを下降させるときや、故 障発見時などに音が鳴ります。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
診断 ー メニュー項目 内容 概要 ー メニュー項目 内容 Left Cutting Unit左カッティン グユニット エンジン動作関係メニューお よびその内容の詳細について は、サービスマニュアルを参照 するか、弊社ディストリビュータ にお問い合わせください Model モデル マシンのモデル番号を表示し ます。 SN マシンのシリアル番号を表示 します。 S/W Rev マスターコントローラのソフトウェ アの改訂番号を表示します。 Center Cutting Unit 中央カッ ティングユニット Left Cutting Unit左カッティン グユニット Traction 走行 保護 項 目 Protected Menus保 Hi/Low レンジ PTO インフォセンターの「設定」メニューで変更可能な項目 は6つありますオートアイドル、刈り込み時最大速度、 移動時最大速度、スマートパワー、カッティングユニッ トのカウンタバランス、および旋回モードです。これら の設定は、「パスワード保護メニュー」にあります。 Engineエンジン Cruiseクルーズ 設定 ー メニュー項
2. 3. PIN コードを入力せずに「パスワード保護メ ニュー」を閲覧・設定変更できるようにするには、 右ボタンで Protect Settings を OFF にします。 PIN コードを入力しないと保護メニューを閲覧・設 定変更できないようにするには、左ボタンで ONを 選択し、PIN コードを設定し、キーをOFF にして からもう一度 ON にしてください。 の設 定 方 法 オ ー ト ア イ ド ル Auto Idleの 1. 2. 設定メニューSettings Menuにて下へスクロール すると「オートアイドルAuto Idle」があります。 右ボタンを使って、オートアイドル時間を、OFF, 8S, 10S, 15S, 20S, および 30S から選択します。 刈り込み最高速度の設定方法 1. 2. g028522 3. 図 16 4. 3. 4.
3.
仕様 g198614 図 17 22
各マシンの主な仕様 仕様一覧 内容 4500-D 図 17 記 号 4700-D 図 17 記 号 刈幅 280 cm D 380 cm F カッティングユニット降下 時 286 cm E 391 cm G カッティングユニット上昇 時移動走行 224 cm A 224 cm A 前 224 cm B 224 cm B 後 141 cm M 141 cm M 226 cm C 226 cm C カッティングユニット降下 時 370 cm H 370 cm H カッティングユニット上昇 時移動走行 370 cm L 370 cm L 全幅 トレッド を含 む 高 さ ROPSを 全長 地上高 15 cm ホイールベース 171 cm 15 cm K 171 cm K 純重量 カッティングユニットを含み、 油脂類を含まない 1937 kg 2277 kg 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 カッティングユニットの仕様 仕様一覧 長さ 86.4 cm 幅 86.
運転操作 エンジンオイルの量を点検する 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点 検してください手順は エンジンオイルの量を点検する (ページ 56)を参照してください。 運転の前に 冷却系統を点検する エンジンを始動させる前に、冷却系統を点検してくだ さい手順は 冷却系統を点検する (ページ 24)を参照 してください。 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 油圧システムを点検する 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 エンジンを始動させる前に、油圧系統を点検してくだ さい手順は 油圧オイルの量を点検する (ページ 71)を 参照してください。 • 安全な運転操作、各部の操ン方法や安全標識など に十分慣れておきましょう 燃料・水セパレータの水抜き • • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 水セパレータの水抜きと
燃料を補給する イ オ ウ 含 有 率 超低イオウ<15ppm 燃料表 ディーゼル燃料の仕様 地域 ASTM D975 No. 1-D S15 USA No. 2-D S15 EN 590 EU 諸国 ISO 8217 DMX 米国外 JIS K2204 Grade No.
重要 マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い 刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧 を推奨値に維持してください。タイヤ空気圧は規定値 以下に下げてはならない。 運転を行う前に、全部のタイヤの空気圧を調整してく ださい。 g033359 図 21 後輪 警告 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落から人身事 故につながる恐れがある。 各ラグナットを適正トルクにトルク締めする。 g001055 図 19 を調 整 す る ROPSを 警告 ホイールナットのトルクを点検 する 転倒事故の際の負傷や死亡を防止するため に ROPS は 必 ず 立 て た 位 置 に ロ ッ ク し て お き 、 運 転時にはシートベルトを着用すること。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 1 時間 また、運転席がラッチで固定されていることを確 認すること。 使用開始後最初の 10 時間 200運転時間ごと 警告 図 20と図 21に示す順序で、ラグナットを 115-136N·m 10.5-13.0kg.
重要 また、運転席がラッチで固定されていることを 確認すること。 3. まず前から調整を始めるので、ボルトを外す。 g011344 図 24 g201853 図 22 を立 て る ROPSを 1. 刈高ブラケット 2. 刈高プレート 3. スペーサ 4. チェンバを支えておきながらスペーサを取り外 す 図 24 。 5. 希望の刈り高にチェンバを合わせ、その刈り高の 穴とスロットにスペーサを通す図 25。 g201855 図 25 g201854 図 23 刈り高の調整 重要 このカッティングユニットは、リール式のカッティ ン グ ユ ニ ッ ト よ り も 、 実 際 の 刈 高 が 6 mm 程 度 低 く な ることがあります。したがって、リールモアと同じ刈高 で刈り込みたい場合には、リール式のユニットよりも 刈 高 を 6 mm 程 度 高 く 設 定 す る こ と が 必 要 に な る 場 合があります。 2. プレートとスペーサを整列させる。 7. ボルトを仮止め指締めする。 8.
ブレードの選択 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを取り 外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、 不具合があれば作業前に交換修理する。 標準コンビネーションセイル 草の状態に関係なく、非常に効率よく草を立たせ、刈 りかすをきれいに分散させる。立ち上げをより強くある いは弱く、また排出速度をより強くあるいは弱くしたい 場合には、他のブレードの使用を考える。 インタロックスイッチは、オペレータが座席から立ち上 がっているのに走行ペダルが踏まれた場合にマシンを 停止させます。走行ペダルがニュートラル位置にある 時にはオペレータが座席を離れてもエンジンは停止しま せん。PTOスイッチがOFFになっていて走行ペダルを 踏み込んでいなければ、立ち上がってもエンジンは停 止しませんが、運転席を離れる場合には、エンジンを 停止させる習慣をつけるようにしてください。 1. 2.
アクセサリの選択 アングルセイルブレード ハイリフトパラレルセイル ブレード マルチングバッ マルチングバッフル ローラスクレーパ 寒地型の芝草を少なくと も週 3 回刈る 草丈の1/3 以上を切 り込まない場合 に刈りかすの分散をきれ いにする ハ イ リ フ ト ・ パ ラ ローラに刈りかすがこび りつく、刈りかすが広く平 らにかたまって残るなど の場合にはいつでも使用 してよいスクレーパを使う とかえってこびりつきがひ どくなる場合がある。 フルと同時に使用しない こと) 芝生の刈り込み 刈高 19-44 mm ほとんどの場合に推奨 密度の低いまたはまば ら な草地で使用可能 芝生の刈り込み 刈高 50-64 mm 密度の高いまたはよく 繁 茂した草地に推奨 密度の低いまたはま ば らな草地に推奨 芝生の刈り込み 刈高 70-100 mm よく茂った草地で使用 可 能 ほとんどの場合に推奨 落ち葉のマルチング マルチングバッフルの使 用を推奨 不許可 コンビネーションセイルま たはアングルセイルとの み使用可能 長所 低い刈高で刈りかすを均 等に分散。バンカーや
運転中に 運転中の安全確認 安全に関する一般的な注意 • • • • • • • • • • • • • • • • • • オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責 任があり、オペレータやユーザーの注意によって物 損事故や人身事故を防止することができます。 作業にふさわしい服装をする目の保護具、すべりに くく安全な靴、聴覚保護具を着用してください。長 い髪は束ねてください。装飾品は身に着けないで ください。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周 囲から人やペットを十分に遠ざけてください。 運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明の もとで行ってください。 ぬれた芝の刈り込みは避けてください。接地力が落 ちてスリップする危険が高くなります。 エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュート ラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを 確認し、運転席に着席してください。 カッティングユニットに手足を近づけないでくださ い。また排出口の近くにも絶対に人を近づけないで ください。 バックするときには、足元と後方
重要 機体の点検を行う前に、エンジンが十分に 冷えていることを必ず確認してください。 斜面では、運転速度を落としてください。 斜面での作業に自信が持てない時は、作業を行 わないでください。 隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない 障害に警戒を怠らないでください。不整地では機体 が転倒する可能性があります。深い芝生に隠れて 障害物が見えないことがあります。 斜面で停止や速度変更をしなくて済むように、十分 に低速で走行してください。 タイヤが走行力を維持していても転倒する場合が あります。 ぬれた芝の上での運転は避けてください。ブレーキ の機能に関係なく、タイヤが走行力を失う可能性 があります。 斜面での発進・停止・旋回は避けてください。 斜面では動作も運転操作もゆっくりと行うことが原 則です。走行速度や走行方向を突然変えないで ください。 段差、溝、盛り土、水などの近くに乗り入れない でください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地 面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常 に危険です。必ず安全距離車幅の2倍を確保して ください。 • • • • • • • • • エンジンの停止手順 重要 高
ディーゼル微粒子フィルタ DPF の 再 生 つねに DPF のことを頭に入れて機械の操作や保守整 備を行ってください。通常は、ハイアイドルフルスロット ルでエンジンを使用していれば、DPF の再生に十分な 排気温度が得られます。 DPF は排気系統の一部です。DPF には酸化促進触媒 が入っていて有害ガスを減少させ、すすフィルタが排気 に含まれているすすを取り除きます。 重要 エンジンを低速で回している時間が長いと、すす フィルタにすすがたまります。アイドリングや低速回転 での使用をできるだけ短くしましょう。 すすがたまってくると、DPF を高温にして再生を行いま す。溜っているすすを高温によって燃焼させて灰にし、 すすフィルタの詰まりを取り除き、排気ガスが DPF を 通り抜けられるようにします。 DPF へ の す す の 蓄 積 • すすの蓄積具合は、DPF のバック圧をコンピュータで 監視することによって行っています。バック圧が高くな りすぎると、通常のエンジンの作動中にすすフィルタ の中ですすを燃焼させることができなくなります。すす を DPF にためないようにするには、以下のような注
DPF へ の 灰 の 蓄 積 • 軽い灰は排気管から放出されますが、重い灰は フィルタ内部に残ります。 • 灰は、再生の結果としてできるものです。よって、 機械の稼働時間が長くなるにつれ、放出されない 灰が蓄積してきます。 • すすの蓄積量が所定量に達すると、エンジンのコン ピュータからインフォセンターへ、エンジン不具合 情報が送信されます。 • この不具合警告は、DPF の整備が必要であること を示しています。 • 警告などを表示するとともに、コンピュータは、灰 の蓄積レベルに合わせてエンジンの出力を落とし ます。 • DPF 内のすすの蓄積量は、エンジンのコンピュータ が計算しています。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル レベル 1 エン ジン警告 不具合コード エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし コンピュータはエンジン パワーを 85に下げる DPF の整備を行う ディー ゼル酸化触媒 DOC とす すフィルタ
DPF の 再 生 の 種 類 マ シ ン が 稼 働 中 に 実 行 さ れ る DPF 再 生 の 種 類 再生の種類 DPF 再 生 の 条 件 DPF 再 生 動 作 の 内 容 パッシブ マシンの通常運転中エンジン高速回転中または高負 荷回転中に行われる。 • パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 • パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有 害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 DPF のパッシブ再生 (ページ 36)を参照。 アシスト エンジンを低速運転した、低負荷で運転した、また は DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知 することが原因で実行される。 • アシスト再生はインフォセンターに表示されない。 • アシスト再生中は、エンジンのコンピュータがエン ジンの設定を調整して排気温度を高める。 DPF のアシスト再生 (ページ 36)を参照。 リセット 100 運転時間ごとに実行される また、アシスト再生によってもすすの量を十分に減ら すことができない時にも実行される。 インフォセンターに排気高温アイコン された場合には、再生が進行中
DPF 再 生 メ ニ ュ ー へ の ア ク セ ス テクニカルメニュー 重要 日常の刈り込みをスムーズに進めるために、す す の 蓄 積 が 100% に な る 前 に 再 生 を し て お き た い 場 合があると思われます。前回の再生 リセット、駐車、 ま た は リ カ バ リ 終 了 か ら 50 運 転 時 間 以 上 が 経 過 し て いればこれが可能です。 DPF 再 生 メ ニ ュ ー へ の ア ク セ ス 1. 整備Serviceメニューから、中央ボタンで下へ スクロールして DPF REGENERATION メニューに 入る 図 31 。 これには、整備士Technicianメニューで現在までの 経過時間と現時点でのすすの蓄積レベルを確認を確 認します。 DPF Regeneration メニューで、中央ボタンを押して整 備士 TECHNICIAN オプションに移動し、右ボタンで中 に入る 図 33 。 g227667 図 31 2.
DPF の パ ッ シ ブ 再 生 DPF 稼 働 記 録 表 (cont'd.) • 状態 内容 Normal DPF は通常稼働状態パッシブ再生 Assist Regen エンジンコンピュータがアシスト再生を実 行中 Reset Stby • パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として 行われます。 • DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能 エンジンコンピュー タがアシスト再生を 試みているが以下 の内のひとつが原 因で実行できない 状態 な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用して ください。 DPF の ア シ ス ト 再 生 再生禁止設定が ON になっている • 排気温度が低すぎ て再生できない Reset Regen エンジンコンピュータがリセット再生を実 行中 Parked Stby エンジンコンピュータからオペレータに対し て駐車再生を要求中 Parked Regen オペレータから駐車再生の要求があり、 その処理中 Recov. Stby エンジンコンピュータからオペレータに対 してリカバリ再生を要求中 Recov.
• DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用して ください。 • リセット再生中は、インフォセンターにアイコンが表 示されます。 • リセット再生中は、出来うる限りエンジンを止めたり エンジンの速度を落としたりしないでください。 重要 可能な限り、リセット再生が終了するまで 待ち、その後にエンジンを停止するようにしてくだ さい。 定期的リセット再生 過去 100 運転時間以内に、再生リセット、駐車、リカ バリが終了できなかった場合、エンジンコンピュータは リセット再生を試みます。 g227304 図 38 再生禁止の設定 2.
駐車再生とリカバリ再生 • 駐車再生やリカバリ再生が必要になると、インフォ センターに再生要求アイコン図 42が表示されます。 g224394 図 40 g224404 図 42 注 排気温度が低すぎる場合には、インフォセンター上 にアドバイス NO.
DPF 稼 働 記 録 表 が ロ ッ ク さ れ る 場 合 エンジンコンピュータがリカバリ再生を要求してい る、またはリカバリ再生の処理中である時には、駐 車再生 PARKED REGEN を選択することはできませ ん。駐車再生はロックされ、施錠アイコン図 49がイ ンフォセンターの右下に表示されます。 • g224398 図 45 重 要 PTO を 使 用 す る に は 、 駐 車 再 生 を 行 う 必 要 ペー が あ り ま す 駐 車 再 生 や リ カ バ リ 再 生 の 準 備 (ペ と 駐 車 再 生 や リ カ バ リ 再 生 の 実 施 (ペ ペー ジ ジ 39)と を参 照 。 40)を 注 ホーム画面に PTO 無効アイコンが表示されま す 図 46 。 g224625 図 49 エンジンコンピュータがリカバリ再生を要求してい いないのに、リカバリ再生 RECOVERY を選択する ことはできません。リカバリ再生はロックされ、施 錠アイコン図 50がインフォセンターの右下に表示 されます。 • g224415 図 46 リカバリ再生のメッセージ リカバリ再
駐車再生やリカバリ再生の実施 注意 になる。 DPF 再 生 中 の 排 気 は 高 温 お よ そ 600°Cに 高温の排気は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 • 絶対に締め切った場所でエンジンを運転しな いこと。 • 排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。 • 高温になっている排気系統各部に触れないこ と。 • 排気管の近くに立たないこと。 重要 エンジンの速度設定を上げたり、駐車ブレーキを 解 除 し た り す る と 、 DPF 再 生 は キ ャ ン セ ル さ れ ま す 。 1. g224414 DPF Regeneration メニューで、中央ボタンを押 して駐車再生開始 PARKED REGEN START また はリカバリ再生開始RECOVERY REGEN START オ プションに移動し図 51、右ボタンで再生を開始 する 図 51 。 g227678 図 52 3.
g224406 g224406 図 56 7. g224626 エンジンコンピュータがエンジンの状態と不具合情 報をチェックする。インフォセンターに、以下の表 にあるようなメッセージが表示される場合がある メッセージの確認と修正操作の一覧表 g224630 図 54 5. インフォセンターの画面に、再生開始中INITIATING DPF REGEN と表示される図 55。 修 正 操 作 再生メニューを中止し、マシンを通常通りに運転する。 前回の再生から 50 運転時間以上経過すれば再生が実施可 能 最後の再生からの経過時間 (ページ 35)を参照。 g224411 修 正 操 作 エンジンの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 g227681 図 55 6.
メ ッ セ ー ジ の 確 認 と 修 正 操 作 の 一 覧 表 (cont'd.) 修 正 操 作 エンジンをローアイドル速度にする。 g224392 修 正 操 作 エンジンコンピュータの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 8. 図 58 インフォセンターはホーム画面となり、再生実 施中は画面右下に再生実施中アイコン図 57が 表示される。 注 再生に失敗した場合は、インフォセンターに アドバイス No. 184図 58が表示される。左ボタ ンを押してホーム画面に戻る。 g224403 図 57 注 DPF 再生中は、インフォセンターに高温排気 アイコン 9. が表示されます。 駐車再生やリカバリ再生が終了すると、インフォ センターにアトバイスNO.
マシンの運転特性を理解する 駐車再生やリカバリ再生をキャンセルするには 駐車再生やリカバリ再生をキャンセルするには、キャ ンセル設定を行います。 1.
エンジン冷却ファンの操作 クルーズコントロールの使用 方法 冷却ファンは、通常はマシンが自動制御しています。 後部スクリーンに付着したごみを、ファンの逆転で吹き 飛ばすことができます。通常の運転中は、ファンの回 転速度は油圧オイルとエンジン冷却液の温度によって 変わり、必要に応じて自動で逆転してスクリーンにた まったごみを吹き飛ばします。逆転は、エンジン冷却 液または油圧オイルの温度が所定の温度を超えたとき に自動的に行われます。 クルーズコントロールスイッチは、ペダルを固定して希 望走行速度を維持します。スイッチ後部を押すとクルー ズコントロール機能は解除され、スイッチ中央部はク ルーズコントロールスイッチが ON になり、スイッチ前 部で希望する走行速度を設定します。 注 ブレーキペダルを踏み込むか走行ペダルを後退側 に軽く踏み込むかするとクルーズコントロールは解除 されます。 インフォセンターの左右の2つのボタンを2秒間同時に長 押しすると、ファンの手動逆転を行うことができます。 後スクリーンの詰まりに気づいたときや、整備場に進入 する前などにこの手動逆転モードをお使いください。 移動走行用
ヒント 刈り込み後の見映えの問題を解決す るには 運転操作 • • • 見映えのトラブルシューティングガイド Aftercut Appearance Troubleshooting Guideを参照してくださ い www.Toro.
レードの先端とチェンバとの間に適切なすき間を確保 してください。 運転終了後に 刈り込み終了後の整備 運転終了後の安全確認 刈り込み作業が終わったら、ノズルを付けないホース で機体を十分に水洗いしてくださいシール部やベアリン グへの浸水を防止するため。ラジエターおよびオイル クーラに刈りかすやごみが付着していたらきれいに取り 除いてください。洗車が終わったら、トラクションユニッ トおよびカッティングユニット各部およびブレードの磨耗・ 損傷などの点検を行ってください。 • 火災防止のため、カッティングユニット、マフラー、 エンジンの周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜 まらないようご注意ください。オイルや燃料がこぼ れた場合はふき取ってください。 • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジン が十分冷えていることを確認してください。 • 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブを 閉じておいてください。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火
カッティングユニットの固定 1. PTOが解除されていることを確認する。 2. 平らな場所に駐車する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. カッティングユニットを一番上まで上昇させる。 5. 左右のカッティングユニットの昇降アームのキャリ アシャフトにランヤードを取り付ける図 65。 g225485 図 66 1. 補強プレートのスロットロー 2. ラサポート ランヤードの輪 トレーラへの積み込み g225483 図 65 1. キャリアシャフトの溝左右 の昇降アーム 2. ランヤードの輪 6. キャリアシャフトの溝にランヤードの輪を掛ける。 溝に完全に掛けること図 65。 7. マシンの反対側のカッティングユニットにも、ス テップ 5と6の作業を行う。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. カッティングユニットを降ろした状態で、ランヤード の輪を、ローラサポートの補強プレートのスロット に差し込む 図 66 。 • 車体が落下しないように確実に固定してください。 1.
ロープ掛けのポイント 注 国家規格などに適合しているベルトなどで機体の四 隅を固定するようにしてください。。 • フレームの左右それぞれの側、運転台の脇 • 後バンパー上 g036666 g225685 図 67 1. 2. g208989 図 68 バイパスバルブ 各バルブを左に 3 回転させるとバルブが開いてオ イルが内部でバイパスされるようになる。 注 3回転以上は回さないこと。オイルをバイパス させることにより、トランスミッ ションを破損するこ となく低速で機体を移動できる ようになります。 3. 前進にて牽引移動を行う。 重要 後退方向に移動させなければならない場 を参 照 し て 合 は 、 後 退 牽 引 キ ッ ト P/N 136-3620を ください。 4. エンジンを始動する前にバイパスバルブを閉じる。 5. 閉じたバルブは、70 N·m7.2 kg.
保守 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 重 要 保 守 整 備 の た め に エ ン ジ ン に 排 気 ダ ク ト を 取 り 付 け て を 運 転 す る 場 合 に は 、 再 生 禁 止 inhibit regen 設 定 を にし て く だ さ い 再 生 禁 止 の 設 定 (ペ ペー ジ 37)を を参 照 。 ONに 注 www.Toro.
整備間隔 6000運転時間ごと 長期保管前 2年ごと 整備手順 • DPF のすすフィルタを分解、清掃、再組み立てする。 またはエンジンの不具合表示 が SPN 3251 FMI 0、 SPN 3720 FMI 0または SPN 3720 FMI 16 の場合は、すすフィルタ を清掃する。 • • • • • 燃料タンクを空にして内部を清掃します。 タイヤ空気圧を点検する。 全部のボルトナット類を点検する。 グリス注入部やピボット部全部をグリスアップする。 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。 • 油圧ホースを交換する。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 点検項目 月 火 水 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検す
第週 月 点検項目 火 水 木 金 土 日 塗装傷のタッチアップを行う。 1 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2 車体を水洗いしたときは整 整備 間 隔 に 関 係 な く 直 ち に グリスアップする。 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 整備前に行う作業 保守作業時の安全確保 調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行っ てください – 平らな場所に駐車する。 – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 – カッティングユニットを停止させる。 – カッティングユニットを下降させる。 – 走行ペダルがニュートラルになっていることを 確認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 – すべての動作が停止するのを待つ。 – 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 可能な限り、エン
フードを開ける 図 72のようにフードを開けてスイッチにアクセスでき るようにする。 g036670 図 70 機 体 後 部 アクスルの中央図 71 機体左右のギアケース脇のアクスルの下に規定の支持 能力のあるジャッキスタンドを置く。 重要 タイロッド部分でジャッキアップしたり吊ったり しないでください。 g036674 図 72 g036671 図 71 52
潤滑 油圧昇降部にアクセスするに は ベアリングとブッシュのグリス アップ 図 73のように座席を倒せば油圧昇降部にアクセスでき るようになります。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 洗浄後も同様。 グ リ ス の 種 類 リチウム系2号グリス グリスアップ箇所は以下の通りです • 図 74に示す、ブレーキシャフトのピボットのベアリ ング 5ヶ所 g009704 図 74 • 図 75に示す、後アクスルピボットのブッシュ2ヶ所 g036706 図 73 g009705 図 75 53
図 76に示す、ステアリングシリンダのボールジョイ ント 2ヶ所 • • 図 78に示す、スピンドルシャフトのベアリングカッ ティングユニット 1 台に 2 ヶ所 注 どちらでも使いやすい方のフィッティングを使って 構いません。スピンドルハウジングの底カッティング ユニットの下から少量のグリスがはみ出てくるまで ポンプでグリスを注入してください。 g009708 図 78 g009706 図 76 1.
エンジンの整備 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めキー を抜き取った状態で行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 g198631 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検 してください。破損していれば交換してください。吸 気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみ などを点検してください。 エアクリーナのフィルタの整備は、インジケータ図 80が 赤色になってから行ってください。早めに整備を行って も意味がありません。むしろフィルタを外したときにエン ジン内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。 g009709 図 80 1. エアクリーナのインジケータ 重要 本体とカバーが正しく、しっかりと密着しているの を確認してください。 1.
る場合は、オイルが燃料で薄められている可能性が あります。 油 量 が FULL マ ー ク よ り 上 に あ る 場 合 は 、 エ ン ジ ン オ イルを交換してください。 エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、その 日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうち です。既にエンジンを始動してしまった場合には、一旦 エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間 程度待ってください。油量がディップスティックのADD マークにある場合は、FULLマークまで補給してくださ オイ ル を 入 れ す ぎ な い よ う に 注 意 し て く だ さ い 。 い。オ 重要 エンジンオイルの量がディップスティックの上限 マークと下限マークの間にあるように管理してください。 多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響が出ます。 g009712 エンジンオイルの量を点検する図 83を参照。 図 82 1. 2.
エンジンオイルの量 とす デ ィ ー ゼ ル 酸 化 触 媒 DOCと すフィルタの整備 約 5.7 リットルフィルタ含む。 整 備 間 隔 : 6000運転時間ごと—DPF のすすフィルタを 分解、清掃、再組み立てする。 ま たはエンジンの不具合表示が SPN 3251 FMI 0、 SPN 3720 FMI 0または SPN 3720 FMI 16 の場合は、すすフィ ルタを清掃する。 エンジンオイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 250運転時間ごと エ ン ジ ン オ イ ル の 容 量 : 約 5.7 リットルフィルタ含む 1. エンジンを始動し、約5分間のウォームアップを 行ってオイルを温める。 2. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エン ジンを停止し、キーを抜き取る。 3.
燃料系統の整備 水セパレータからの水抜き 整備間隔: 使用するごとまたは毎日—燃料フィルタ/水セ パレータから水や異物を流し出す。 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火 したり爆発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこぼさぬ よう、補給に際しては漏斗などの器具を使用す る。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 6-13 mm 程 度 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料が膨張 したときにあふれないように空間を確保する ためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 図 87に示すようにして、燃料フィルタ/水セパレータ から水を流し出す。 燃料タンクの内部清掃 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと—燃料タンクを空にして内 部を清掃します。 長期保管前—燃料タンクを空にして内部を清掃 します。 上記の定期整備以外に、燃料系統が汚染された
燃料フィルタのキャニスタの交換 燃料フィルタの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと—燃料フィルタのキャニス タは所定時期に交換してください。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 図 88に示すように燃料フィルタを交換する。 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く図 89。 g028799 図 89 1. 燃料フィルタのヘッド 2. 燃料フィルタ 2. フィルタを外してフィルタヘッドの取り付け部をき れいに拭く 図 89 。 3. フィルタのガスケットにきれいなエンジンオイルを 塗る詳細についてはエンジンマニュアルを参照。 4. ドライフィルタキャニスタを、ガスケットが取り付 け部に当るまで手でねじ込み、そこからさらに½ 回転締め付ける。 5.
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 g036687 図 90 1. フィッティング 燃料供給 チューブ 4. ゴム製ブッシュ 2. ホースクランプ 5. スクリーン 3. 燃料供給ホース 2. フィッティングからホースを取り外す図 90。 3. 燃料タンクから燃料供給チューブを取り出す図 90 。 燃料供給チューブの端部のスクリーンにたまって いるごみていねいに取り除く図 90。 5.
バッテリーの充電と接続 1. 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切であ るとケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケーブルから取り外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケーブルから取り付け、それからマイ ナス 黒 ケーブルを取り付ける。 運転席のコンソールパネルのラッチを外して持 ち上げる 図 91 。 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が発 生する。それによって水素ガスが爆発を起こ し人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属を接触させないよ うに注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 g009985 図 91 1. 運転席のコンソールパネル 2.
6. 赤い ケーブルをバッテリーの 端子に、 黒いケー ブル はバッテリーの 端子に固定する図 92 7. ボルトとナットでケーブルを固定する。 注 プラス端子が電極に十分にはまり込んでいる こと、ケーブルの配線に無理がないことを確認 する。ケーブルとバッテリーカバーを接触させ ないこと。 8. 腐食防止のために両方の端子部にワセリンGrafo 112XスキンオーバーグリスP/N 505-47またはグ リスを薄く塗る。 9. プラス端子にゴムカバーを取り付ける。 10. コンソールパネルを閉じ、ラッチを掛ける。 ヒューズの搭載位置 マシン本体用のヒューズボックスは右側の収納ボックス の中に配置されています。 g009985 図 94 1. 2. ラッチ 2. 右側収納ボックス 必要に応じてヒューズを交換する図 95。 decal125-4605 図 93 1. 右側の物入れのカバーのラッチを外してベルト カバーを外し図 94、ヒューズブロックを露出さ せる 図 95 。 g010255 図 95 1. 3.
走行系統の整備 g028798 図 97 1. g225611 図 96 後ホイールに輪止めを掛け、機体前部を床から 浮かせ、前アクスルフレーム部をジャッキスタン ドで支える。 5. どちらか一方でもホイールが動く場合は、代理 店に連絡してリビルドしてもらう ギ ア オ イ ル の 種 類 高品質の SAE 85W-140 ギアオイル プラネタリドライブとホイールとの間にガタがあっては なりません ホイールを軸方向に押し引きしたときにホ イールが動く場合はガタがあります。 2. もう1個のホイールにもステップ3の点検を行う。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと オイル漏れを発見した場 合はすぐに点検する。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、カッティングユニットを降下させ、エンジンを 停止し、キーを抜き取る。 4. プラネタリギアオイルの点検 プラネタリドライブ端部のガタ の点検 1. 前駆動輪 1.
g225606 図 99 1. 3. 4. 点検プラグの穴 2. g225609 図 100 点検プラグ オイル量が不足している場合には、12 時の位置 にある補給プラグを外し、所定レベルである 3 時 の位置の高さになるまでオイルを補給する。 1. ドレンプラグの穴 3. 点検プラグ 2. 補給プラグ 4. ドレンプラグ 3. 各プラグについている O リングに磨耗や破損が ないか点検する。 4. 注 必要に応じて O リングを交換してください。 5. 各プラグを取り付ける。 6. マシンの反対側のプラネタリギアアセンブリにも、 ステップ 1-5 の作業を行う。 プラネタリハブの下にオイル回収容器を置き、 6 時の位置にあるドレンプラグを外してオイルを 抜く 図 100 。 補給用、点検用、ドレン用の各プラグについてい る O リングに磨耗や破損がないか点検する。 注 必要に応じて O リングを交換してください。 5. 6.
重 要 650ml が 入 り 終 わ る 前 に 一 杯 に な っ て し 時間 ほ ど 待 つ か 、 一 度 プ ラ グ ま っ た 場 合 は 、 1時 を は め て マ シ ン を 3m ほ ど 移 動 さ せ る と 、 ブ レ ー キシステムにオイルがまわって残り量を補給す ることができるようになります。そのようにして全 量を入れてください。 後アクスルとギアボックスから のオイルもれの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 後アクスルと後アクスルギアボックスから潤滑油が漏れ ていないか目視で点検する。 g225610 図 102 1. 補給プラグの穴プラネタリ ハウジング 2. 補給プラグ g036704 図 104 2. 補給プラグと点検プラグを取り付ける。 3. プラネタリハウジングとブレーキハウジングをきれ いに拭く 図 103 。 後アクスルオイルの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 後アクスルには SAE 85W-140 ギアオイルを入れて出 荷しています。容量は2.
後アクスルギアボックスのオ イルの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと ギアボックスには SAE 85W-140 ギアオイルを入れて出 荷しています。容量は0.5 リットルです。オイル漏れ の目視点検は毎日行ってください。 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. ギアボックスの左側から点検・補給用プラグを 抜き、穴の高さまで潤滑油があることを確認す る 図 107 。 g009716 図 105 1. 点検プラグ 2. 補給プラグ 注 油量が足りなければ穴の下部まで補給する。 後アクスルのオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと プ ラ ネ タ リ ギ ア オ イ ル の 種 類 高品質の SAE 85W140 ギアオイル ア ク ス ル の 容 積 2.4 リットル 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2.
後輪のトーインの点検 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距 離を測るアクスルの高さ位置で計測 図 108。 注 前での測定値が、後ろでの測定値より 3 mm 小さければ合格とする。 g009169 図 108 1. 機体前方 2. タイヤの後ろでの測定値よ りも 3 mm 小さい 3. 3. 中心線から中心線までの 距離 調整が必要な場合は、タイロッドのボールジョイ ントのコッターピンとナットを外す図 109。アクス ルケースサポートからタイロッドのボールジョイ ントを外す。 g009718 図 109 1. タイロッドクランプ 2. タイロッドのボールジョイント 4. タイロッド両側のクランプをゆるめる図 109。 5. 外したボールジョイントを内側または外側に1回転 させ、ロッドの自由側のクランプを締め付ける。 6.
冷却系統の整備 冷却系統に関する安全確保 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 • マシンを運転するときには、必ず所定のカバーを取 り付けておくこと。 • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけな いように注意すること。 • 保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜 き取っておくこと。 g009702 図 110 1. 冷却系統を点検する 3. ラジエター内部の液量を点検する。ラジエターは 補給口の首の部分まで、補助タンクはFULLマー クまであれば適正です図 110。 4.
冷却系統の清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—エンジン部、オ イルクーラ、ラジエターを清掃する 汚れが激しければより頻繁な清掃が 必要 。 このマシンには、油圧駆動式のファンが搭載されてお り、必要に応じて自動的に手動でも可能オイルクーラ/ ラジエターのファンを逆転させてスクリーンにたまったご みを吹き飛ばします。この機能により、オイルクーラ/ラ ジエターの清掃に必要な時間は短縮されますが、清 掃の必要がなくなるわけではありません。必ず、定期 的にオイルクーラ/ラジエターを点検し、必要に応じて 清掃してください。 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. 後部スクリーンのラッチを外してスクリーンを開 く 図 111 。 g020509 図 112 注 蝶番のピンを抜くとスクリーンを外すことが できます。 3. 1.
ブレーキの整備 ベルトの整備 ブレーキの調整 オルタネータベルトの整備 ブレーキペダルの遊びが 25 mm以上となったり、ブレー キの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行っ てください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでか ら抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと プーリとプーリとの中間部を 約4.5 kg の力で押した時 に、10 mm 程度のたわみがあれば適正です。 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 たわみが10 mmでない場合には、オルタネータ取り付 けボルトをゆるめ図 114、 2. 左右のペダルのロックをはずして、各ペダルがそ れぞれ自由に動くようにする。 トのたわみが適切に調整されたことを確認する。 3. 行きしろを小さくするにはブレーキを締める 1. A. 注 適当な張りに調整してボルトを締めてください。ベル ブレーキケーブル図 113の端にある前ナッ ト をゆるめる。 g020537 図 114 g009721 1.
油圧系統の整備 高粘度インデックス 低流動点アンチウェア油圧作 動 液 , ISO VG 46 物性: 粘度, ASTM D445 油圧系統に関する安全確保 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受けてください。万一、油圧オイルが 体内に入った場合には、この種の労働災害に経 験のある施設で数時間以内に外科手術を受ける 必要がある。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実 に解放する。 粘性インデックス ASTM D2270 流動点 ASTM D97 産業規格 cSt @ 40°C 44-50 cSt @ 100°C 7.9-9.
油圧オイルの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗 浄する必要がありますので、Toro の正規代理店にご連 絡ください。汚染されたオイルは乳液状になったり黒 ずんだ色なったりします。 g198718 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、カッティングユニットを降下させ、エンジンを 停止し、キーを抜き取る。 2. フードを上げる。 3. 油圧オイルタンクの底部からケースリターンライン を外し、流れ出すオイルを大型の容器に受ける。 4. オイルが全部流れ出たらホースを元通りに接続 する。 5. 油圧オイルタンクに油圧オイルを入れる 油圧オイ ルの量を点検する (ページ 71) を参照。 重要 指定された銘柄のオイル以外は使用しな いでください。他のオイルを使用するとシステム を損傷する可能性があります。 g031863 図 115 72 6. タンクにキャップを取り付ける。 7.
油圧フィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと トロの純正交換フィルタをお使いください後部用カッ ティングユニット用は P/N 94-2621、前部用チャージ 用は P/N 75-1310 です。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1. g036709 運転席を倒してデッキの油圧オイルフィルタにアク セスする 油圧昇降部にアクセスするには (ページ 53)を参照。 g201858 図 116 2. 図 117のようにして、油圧昇降部のチャージ油 圧フィルタを交換する。 g031621 図 117 3. 運転席を元に戻して固定する。 4. 機体右側にある戻りオイル用フィルタを交換す る 図 117 。 5.
カッティングユニットの保守 カッティングユニットを取り付 ける カッティングユニットを取り外す 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、カッティングユニットを降下させ、エンジンを 停止し、キーを抜き取る。 2. カッティングユニットから油圧モータを外す 図 118。異物がつかないように、スピンドル上部に はカバーを掛けておく。 1. カッティングユニットをマシンの前に置く。 2. カッティングユニットのキャリアフレームを昇降アー ムのピボットピンにセットする図 119。カッティン グユニットをピンに取り付けるリンチピングランド マスター 4500またはリテーナナットグランドマス ター 4700を使用する。 3. カッティングユニットに油圧モータを取り付ける図 118。Oリングを忘れずに、また、損傷させない よう注意して取り付ける。 4.
ブレードの保守 前ローラの組み立て 1. 第一のベアリングをローラハウジングに押し込む 図 120。アウターレースのみを押すか、インナー レースとアウターレースを均等に押すかする。 2. スペーサを入れる図 120。 3. 第二のベアリングをローラハウジングに押し込む 図 120。インナーレースがスペーサに接触する まで、インナーレースとアウターレースを均等に 押す。 4. ローラアセンブリをカッティングユニットのフレー ムに組み付ける。 5. ローラアセンブリとカッティングユニットのローラ 取り付けブラケットとの間の隙間が 1.5 mm 未満 となっていることを確認する。隙間が 1.5 mm を 超えている場合には、直径 ⅝" のワッシャを必要 なだけはさんで隙間を埋める。 刈り込みブレードについての 安全事項 磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中 にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。 重 要 ロ ー ラ ア セ ン ブ リ 取 り 付 け 時 に 1.
4. ソケットヘッドボルト/スペーサとフランジナットを 固定する。 注 ソケットヘッドボルトとスペーサとは、カッティン グユニットのフレームの内側に落ちないようにねじ 山用の接着剤で接着しています。 5. 12時位置での高さを測定し、必要に応じて調整 を行う。 6. 左右の刈り高ブラケットの両方ともに調整が必要 か、片方のみの調整でよいか判断する。 注 3 時位置または 9 時位置が、新しい前位置 の高さよりも 1.6-6.0 mm 高い場合には、その側 での調整は不要である。反対側の高さを調整 して、正しい側の高さ ±2.2 mm の範囲になる ようにする。 g011353 図 121 5. 6. 印の付いている端部を3時の位置と9時の位置に 向けて図 121それぞれ高さを測定する。 12時位置での測定値を、刈り高の設定値と比較 する。差が 0.7 mm 以内であれば適正とする。3 時および 9 時位置での高さが、12時位置での高 さよりも 1.6-6.0 mm 高く、3 時および 9 時位置で の高さの差が 2.
4. ブレード、芝削り防止カップ、ボルトを取り付け てボルトを115-149 N·m11.8-15.2 kg.m = 85-110 ft-lbにトルク締めする。 重要 ブレードの立っている側 セール部 がカッティ ングデッキの天井を向くのが正しい取り付け方で す。 注 デッキが何かに衝突した場合には、全部の スピンドルプーリ・ナットを115-149 N·m11.8-15.2 kg.
保管 レードボルトで固定する ブレードの取り外しと取り 付け (ページ 76)を参照。 シーズン終了後の格納準備 トラクションユニット 1. 必ずエンジンを止め、キーを抜き取る。機械各 部の動きが完全に停止し、機体の温度が十分に 下がるのを待つ。 2. トラクションユニット、刈り込みデッキ、エンジンを ていねいに洗浄する。 3. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検す る (ページ 25)を参照。 4. ボルト・ナット類にゆるみがないか点検し、必要な 締め付けを行う。 5. グリス注入部やピボット部全部をグリスアップす る。余分のグリスやオイルはふき取る。 6. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッ チアップする。金属部の変形を修理する。 7. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う 8. A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重 曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン Grafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 D.
刈り込みデッキ 刈り込みデッキをトラクションユニットから外した場合 は、必ずスピンドルの上部にスピンドルプラグを取り付 けて、ほこりや水の浸入を防止してください。 g036712 図 126 1. スピンドルプラグ 2.
メモ
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トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取
号決 議 に よ る 警 告 カ リ フ ォ ル ニ ア 州 第 65号 この警告は何? 以下のような警告ラベルが張られた製品を見かけることがあるでしょう 警 告 ガンおよび先天性障害の恐れ —www.p65Warnings.ca.gov.