Form No. 3414-586 Rev C Groundsmaster® 4500-D お よ び 4700-D ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト シリ ア ル 番 号 400991183 以 上 モ デ ル 番 号 30881—シ シリ ア ル 番 号 401026701 以 上 モ デ ル 番 号 30882—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 におたずねください。お問い合わせの際には、必ず製 品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 は、モデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り 付け位置機械の右前フレーム部材を示します。いまの うちに番号をメモしておきましょう。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの 排気には発癌性や先天性異常などの原因とな る物質が含まれているとされております。 トロの純正スパークアレスタは、USDA森林局の適 合品です。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第44
目次 保守 ........................................................................ 44 推奨される定期整備作業 ...................................... 44 始業点検表 ..................................................45 定期整備ステッカー .......................................46 整備前に行う作業 ................................................ 46 保守作業開始前の安全確認 ............................46 整備作業のための準備 ..................................47 マシンを持ち上げる........................................47 フードを開ける ..............................................
安全について 刈り込みデッキの取り付け...............................67 前ローラの整備.............................................68 ブレードの保守.................................................69 刈り込みブレードについての安全事 項............................................................69 ブレード回転面の管理 ....................................69 ブレードの取り外しと取り付け ...........................70 ブレードの点検と研磨.....................................70 保管 ........................................................................ 72 シーズン終了後の格納準備 ..........................
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-6681 93-6681 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険 可動部に近づかない こと。 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 decal93-7818 3. 警告高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 93-7818 1. 警告ブレードボルト/ナットは115149N·m11.815.2kg.m = 85110ft-lbにトルク締めするトルク締めの方法についてはオペ レーターズマニュアル を読むこと。 decal98-4387 98-4387 1. decal112-5297 112-5297 警告 聴覚保護具を着用のこと。 1. 2. 1. 警告高温部に触れないこと。 2.
decal117-4766 117-4766 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 decal117-4763 117-4763 1. 駐車ブレーキの掛け方左 2. 駐車ブレーキの解除のし 右のペダルをピンでつな 方 ロックピンを外し、ペダ ぐ 駐車ブレーキペダルを踏 ルを踏んで解除する。 み込んで、つま先ペダル を掛ける。 decal120-4159 120-4159 1. OFF 2. ライト 3. ON decal117-4764 117-4764 1. 2. 手や指の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべての ガード類を正しく取り付けて使用すること。 3. 足の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべてのガー ド類を正しく取り付けて使用すること。 decal117-4765 117-4765 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 始動補助剤の使用禁止 6 高 9. 走行制御 ライトスイッチの場所 10. 低 11. PTO 5. 高速 12.
decal121-3887 121-3887 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal120-8947 120-8947 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 4. ROPS を立てて運転する 時はシートベルトを着用す ること。 2. ROPS を下げた状態で は、ROPS による安全保 護は機能しない。 5. ROPS を降ろして運転する 時はシートベルトを着用し ないこと。 3. ROPS を立てれば転倒時 の保護が機能する。 6. decal136-2931 136-2931 グランドマスター 4500 のみ 旋回操作はゆっくり行うこ と。 decal121-3884 121-3884 1. エンジン 停止 2. エンジン予熱 3. エンジン 始動 7 1. デッキ上昇。 2. クルーズコントロールをセッ トする。 3.
decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります decal127-3700 127-3700 グランドマスター 4700 のみ 1. 左デッキ上昇 4. クルーズコントロールをセッ トする。 2. 中央デッキ上昇 5. クルーズコントロールを解 除する。 3. 右デッキ上昇 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 3. 劇薬につき火傷の危険あり 4. 保護メガネ等着用のこと。 5. オペレーターズマニュアル を読むこと 。 6. バッテリーに人を近づけないこと。 7. 保護メガネ等着用のこと爆発性ガスにつき失明等の危険 あり。 8. バッテリー液で失明や火傷の危険あり。 9. 液が目に入ったら直ちに真水で洗眼し医師の手当てを受 けること。 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄禁止。 decal125-4605 125-4605 1. 電動シート10A 2. 作業用ライト10A 3. エンジン10A 4. 電源ポート10A 5. インフォセンター2A 6.
decal121-3627 121-3627 1. 刈高設定 decal127-6447 127-6447 4500 シリーズのマシンを CE* 基準に適合させる場合に P/N 112-5297 の上から貼り付ける* 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認められる法 面の最大角度がデカルに記載されています。この機械を運転する人は、斜面で運転する場合の注意点や、その場合の天候条件、場所の 条件などについて、また、この機械を使用できるかどうかを判断する方法について、オペレーターズマニュアルで確認してください。同じ斜 面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面まで下げておいてく ださい。斜面上でカッティングユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れがあります。 1. 警告 オペレーターズマニュア 3. 転倒の危険傾斜が16度以上 5.
decal127-6448 127-6448 4700 シリーズのマシンを CE* 基準に適合させる場合に P/N 112-5297 の上から貼り付ける* 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認められる法 面の最大角度がデカルに記載されています。この機械を運転する人は、斜面で運転する場合の注意点や、その場合の天候条件、場所の 条件などについて、また、この機械を使用できるかどうかを判断する方法について、オペレーターズマニュアルで確認してください。同じ斜 面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面まで下げておいてく ださい。斜面上でカッティングユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れがあります。 1. 警告 オペレーターズマニュア 3. 転倒の危険傾斜が21度以上 5.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 1 警告表示ステッカー 1 警告ステッカーを貼り替えますCE諸国 用のみ 。 2 フードラッチブラケット リベット ワッシャ ねじ ¼ x 2 インチ ロックナット¼ インチ 1 2 1 1 1 フードラッチを取り付けるCE諸国用のみ 3 必要なパーツはありません。 – ローラスクレーパオプションの調整。 4 必要なパーツはありません。 – マルチングバッフルオプションを取り付 けます。 5 必要なパーツはありません。 – マシンの準備を行います。 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にご覧ください。 エンジンマニュアル 1 エンジン関係の情報を調べるための資料です。.
2. フードラッチブラケットをフードに固定しているリ ベット2本を外す図 3。フードからフードラッチブ ラケットを外す。 g012630 図5 1. 7. g012628 図3 1. 3. フードラッチブラケット 2. フードラッチ フードラッチブラケットのもう一つのアームにボルト を差し込んでラッチをロックする図 6。ボルトをしっ かりと締め付けるが、ナットは締め付けない。 リベット CEロックブラケットとフードラッチブラケットの穴を 整列させてフードにセットする図 4。 注 ロックブラケットをフード側にフードに当てて取 り付けます。ロックブラケットアームについている ボルトとナットは外さないでください。 g012631 図6 g012629 図4 1. CE 用ロックブラケット 2. ボルトとナット 4. フードの内側にある穴に、ワッシャを整列させる。 5. ブラケットとワッシャをフードにリベットで固定す る図 4。 6. フードラッチブラケットにフックをかける図 5。 12 1. ボルト 2. ナット 3.
3 4 ローラスクレーパ オプション の マ ル チ ン グ バ ッ フ ル オ プ シ ョ 調整 ン の取り付け 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 後ローラスクレーパオプションは、スクレーパとローラと の間に 0.51mm の平行な隙間があるときに最も効率よ く機能するように設計されています。 1. 1. チェンバの後壁および左側面の壁についている取 り付け穴を十分に清掃して異物を取り除く。 2. 後部の取り付け穴にマルチングバッフルを取り付 け、フランジヘッドボルト 5 本で固定する図 8。 グリスフィッティングと取り付けねじをゆるめる 図 7。 g011346 図7 1. ローラスクレーパ 2. 取り付けねじ 3. グリスフィッティング g011347 2. 3. 図8 スクレーパを上下に移動させてロッドとローラとの 隙間が 0.51mm になるように調整する。 1. グリスフィッティングを取り付けて、交互に 41N·m にトルク締めする。 3.
製品の概要 5 各部の名称と操作 マシンの準備を行う 必要なパーツはありません。 タイヤ空気圧を点検する 運転前にタイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検 する (ページ 25)を参照。 重要 マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い 刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧 を正しく維持してください。タイヤ空気圧は規定値以下 g009979 図9 にしないで下さい。 液量を点検する 1. エンジンを初めて作動させる前に、後アクスル オイルの量を点検する 後アクスルオイルの点 検 (ページ 59) を参照。 2. エンジンを作動させる前エンジンオイルの量を点 検する エンジンオイルの量を点検する (ページ 51)を参照。 3. エンジンを作動させる前に、油圧オイルの量を 点検する 油圧オイルの量を点検する (ページ 64) を参照。 4. エンジンを作動させる前に、冷却系統を点検す る 冷却系統を点検する (ページ 62)を参照。 1. ブレーキペダル 4. 走行ペダル 2. ペダルロックのラッチ 5. チルト調整ペダル 3.
みながら、つま先ペダルを踏み込みます。ブレーキを 解除するには、駐車ブレーキラッチが解除される左右 どちらかのペダルを踏み込みます。 できます。スイッチの端を押し下げてそのまま保持す ると、エンジンは自動的にハイアイドルまたはローア イドルになります。 チルト調整ペダル PTO ス イ ッ チ このペダルを踏み込み、ハンドルを適当な位置に調整 します 調整ができたらペダルから足を離すと調整が 固定されます 図 9 。 PTOスイッチ押し込んだ状態作動と引き出した状態停 止の2つの位置があります。PTO ボタンを引くと刈り込 みデッキのブレードが回転を開始します。PTO ボタンを 押し込むブレードの回転が止まります図 10。 キースイッチ ハイ・ロー速度コントロール キースイッチ図 10には3つの位置があります OFF、 ON/PREHEAT 、STARTです。 このスイッチ図 10で、芝刈り作業用と移動走行用の モードの切り換えを行います。速度レンジハイとローの 切り換えは、デッキを上昇させ、PTO とクルーズコント ロールを解除し、走行ベダルをニュートラル位置にセッ トし、低速走行状態で行
アームレスト調整ノブ ノブを回してアームレストの角度を調整することがで きます 図 13 。 背もたれ調整レバー 背もたれの角度を調整するレバーです図 13。 体重調整ゲージ 適正に調整できると、インジケータに表示が出ます図 13。運転席の高さも調整できますサスペンションを緑色 の範囲で調整してください。 体重調整レバー g036845 体重調整用のレバーです図 13。レバーを引き上げる と空気圧が高くなり、押し下げると低くなります。体重 ゲージが緑色の範囲に入れば、調整は適切です。 図 12 1. 電源ソケット 2. バッグホルダー バッグホルダー バッグホルダーは物入れにお使いください図 12。 座席調整 座席調整レバー 運転席横の調整レバーを外側に引いて運転席を希望 の位置にスライドさせ、その位置でレバーから手を離 すと運転席が固定されます図 13。 g024916 図 13 体重調整ゲージ 4. 背もたれ調整レバー 2. 体重調整レバー 5. アームレスト調整ノブ 3. 座席調整レバー 1.
の使 い 方 イ ン フ ォ セ ン タ ー LCDの インフォセンターのアイコン 定期 整 SERVICE DUE定 備時期です インフォセンター LCD は、マシンの運転状態、不具合 診断など、マシンに関わる様々な情報を表示します図 14。インフォセンターには初期画面スプラッシュ画面と メイン画面があります。インフォセンターのどのボタンで も、押せば初期画面とメイン画面とをいつでも切り替え ることができ、また、矢印ボタンで選択することによっ て、希望する項目の内容を確認することができます。 定期整備時期であることを示します 次の整備までの時間 整備時間をリセット。 エンジンの回転数rpmを表示します Info icon 最高移動走行速度の設定 高速 低速 ファンが逆転中 g020650 図 14 • 静止再生を実施する必要があります。 1. インジケータランプ 3. 中央ボタン 2. 右ボタン 4.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.) イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.) エンジンを掛ける。 表示されているモードに切り換えてく ださい. 表示記号を組み合わ せた文章が表示されま す。以下に文章の例を 示します PTOが ON。 クルーズコントロールが ON。 マシンをニュートラルにセットしてくだ さい。. エンジンを止める。 エンジンの始動許可がおりません。 エンジン エンジンをシャットダウンします. キースイッチ 冷却液が過熱しています。 刈り込みデッキ下降中。 油圧オイルが過熱しています。 刈り込みデッキ上昇中。 DPFの粒子蓄積表示DPF ディーゼル 粒子フィルタの整備については、保守 の章を参照してください。 PIN コード 油圧オイルの温度 着席するか駐車ブレーキをかけてく ださい.
メニューの使い方 Settings 設 定 メニュー項目 内容 Units 単位 インフォセンターで使用する単 位ヤードポンド法またはメート ル法を選択できます。 Language言語 インフォセンターの表示に使う 言語を選択することができます* LCD Backlightバックライト LCD 表示の明るさを調整しま す。 LCD Contrastコントラスト LCD 表示のコントラストを調整 します。 Protected Menus保護項目 許可された人が PIN コードを入 力してアクセスできます。 保護設定 保護設定の内容を変更するこ とができます。 Auto Idleオートアイドル 診断メニューでは、マシンに 現在発生している不具合の診 断が表示されます。どのコン トロール装置がONになってお り、どれがOFFになっているか が表示されますから、故障探 究を手早く行うことができます。 マシンを運転しない状態から自 動的にアイドリングに移行する までの時間の長さを設定しま す。 Mow Speed刈込速度 刈り込み時ローレンジの最高 速度を設定します。 Trans
保護 項 目 Protected Menus保 3. インフォセンターの「設定」メニューで変更可能な項目 は6つありますオートアイドル、刈り込み時最大速度、 移動時最大速度、スマートパワー、デッキのカウンタ バランス、および旋回モードです。これらの設定は、 「パスワード保護メニュー」にあります。 4. インフォセンターの赤ランプが点灯するまで待 ちます。 アクセス制限付きメニューへのアクセス 注 出荷時に設定されている デフォルト PIN は 0000 または 1234 です。 PIN を変更後、PIN を忘れてしまった場合には、弊社 ディストリビュータにご相談ください。 1.
移動時最高速度の設定方法 1. 「設定メニュー」で、下へスクロールしていくと 「移動速度」がありますから、ここで右ボタン を押します。 2. 最高速度設定を上げるには右ボタンで選択します 50%100% の間で5%ずつ増。 3. 最高速度設定を下げるには右ボタンで選択します 50%100% の間で5%ずつ減。 4. 設定が終了したら左ボタンを押します。 ス マ ー ト パ ワ ー の ON/OFF 1. 「設定メニュー」にて、下へスクロールすると 「スマートパワーSmart Power」があります。 2. 右ボタンで、ON と OFFの切り替えを行います。 3. 設定が終了したら左ボタンを押します。 カウンタバランスの設定 1. 「設定メニュー」で、下へスクロールしていく と「カウンタバランス」がありますから、ここで 右ボタンを押します。 2.
仕様 g198614 図 17 22
各マシンの主な仕様 名称 4500-D 図 17 記 号 4700-D 図 17 記 号 刈幅 280cm D 380cm F デッキを降下させた状態 286cm E 391cm G デッキを上昇させた状態 移動走行 224cm A 224cm A 前 224cm B 224cm B 後 141cm M 141cm M 226cm C 226cm C デッキを降下させた状態 370cm H 370cm H デッキを上昇させた状態 移動走行 370cm L 370cm L 全幅 トレッド を含 む 高 さ ROPSを 全長 地上高 15cm ホイールベース 171cm 純重量* 刈り込みデッキと油脂 類を含む 1,937kg 15cm K 171cm K 2,277kg 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 芝刈りデッキの仕様 長さ 86.4cm 幅 86.4cm 24.4cm キャリアマウントまで 高さ 26.7cm 刈高 18mm のとき 34.
運転操作 エンジンオイルの量を点検する 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点 検してください手順は エンジンオイルの量を点検する (ページ 51)を参照してください。 運転の前に 冷却系統を点検する エンジンを始動させる前に、冷却系統を点検してくだ さい手順は 冷却系統を点検する (ページ 62)を参照 してください。 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 油圧システムを点検する 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 エンジンを始動させる前に、油圧系統を点検してくだ さい手順は 油圧ラインとホースの点検 (ページ 67)を 参照してください。 • 安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識など に十分慣れておきましょう 燃料・水セパレータの水抜き • • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 水セパレータの水抜きと
燃料を補給する イ オ ウ 含 有 率 超低イオウ<15ppm 燃料表 ディーゼル燃料の仕様 地域 ASTM D975 No. 1-D S15 USA No. 2-D S15 EN 590 EU 諸国 ISO 8217 DMX 米国外 JIS K2204 Grade No.
警告 適切なトルク締めを怠ると車輪の脱落から人身事 故につながる恐れがある。 各ラグナットを適正トルクにトルク締めする。 ROPS 横 転 保 護 バ ー を 調 整 する 警告 g001055 図 19 転倒事故の際の負傷や死亡を防止するため に ROPS は 必 ず 立 て た 位 置 に ロ ッ ク し て お き 、 運 転時にはシートベルトを着用すること。 ホイールナットのトルクを点検 する また、運転席がラッチで固定されていることを確 認すること。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 1 時間 警告 使用開始後最初の 10 時間 ROPS を 下 げ る と 横 転 に 対 す る 保 護 効 果 は な く なる。 200運転時間ごと 図 20と図 21に示す順序で、ラグナットを 115136N·m 10.513.0kg.
g011344 図 24 g201853 図 22 を立 て る ROPSを 1. 刈高ブラケット 2. 刈高プレート 3. スペーサ 4. チェンバを支えておきながらスペーサを取り外 す 図 24 。 5. 希望の刈り高にチェンバを合わせ、その刈り高の 穴とスロットにスペーサを通す図 25。 g201855 図 25 g201854 図 23 刈り高の調整 重要 この刈り込みデッキは、リール式のカッティングユ ニットよりも、実際の刈高が 6mm 程度低くなることがあ ります。したがって、リールモアと同じ刈高で刈り込み た い 場 合 に は 、 リ ー ル 式 の ユ ニ ッ ト よ り も 刈 高 を 6mm 程度高く設定することが必要になる場合があります。 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. 図 24のように、各刈り高ブラケットを刈り高プレー ト前と右と左に固定しているボルトをゆるめる。 3.
ブレードの選択 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを取り 外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、 不具合があれば作業前に交換修理する。 標準コンビネーションセイル 草の状態に関係なく、非常に効率よく草を立たせ、刈 りかすをきれいに分散させる。立ち上げをより強くある いは弱く、また排出速度をより強くあるいは弱くしたい 場合には、他のブレードの使用を考える。 インタロックスイッチは、オペレータが座席から立ち上 がっているのに走行ペダルが踏まれた場合にマシンを 停止させます。走行ペダルがニュートラル位置にある 時にはオペレータが座席を離れてもエンジンは停止しま せん。PTOスイッチがOFFになっていて走行ペダルを 踏み込んでいなければ、立ち上がってもエンジンは停 止しませんが、運転席を離れる場合には、エンジンを 停止させる習慣をつけるようにしてください。 1. 2. 3.
アクセサリの選択 アングルセイルブレード ハイリフトパラレルセイル ブレード マルチングバッ マルチングバッフル ローラスクレーパ 寒地型の芝草を少なくと も週 3 回刈る 草丈の1/3 以上を切 り込まない場合 に刈りかすの分散をきれ いにする ハ イ リ フ ト ・ パ ラ ローラに刈りかすがこび りつく、刈りかすが広く平 らにかたまって残るなど の場合にはいつでも使用 してよいスクレーパを使う とかえってこびりつきがひ どくなる場合がある。 フルと同時に使用しない こと) 芝生の刈り込み 刈高 19 44mm ほとんどの場合に推奨 密度の低いまたはまば ら な草地で使用可能 芝生の刈り込み 刈高 50 64mm 密度の高いまたはよく 繁 茂した草地に推奨 密度の低いまたはま ば らな草地に推奨 芝生の刈り込み 刈高 70 100mm よく茂った草地で使用 可 能 ほとんどの場合に推奨 落ち葉のマルチング マルチングバッフルの使 用を推奨 不許可 コンビネーションセイルま たはアングルセイルとの み使用可能 長所 低い刈高で刈りかすを均 等に分散。バンカーや フェア
運転中に • • • 運転中の安全確認 安全に関する一般的な注意 • • • • • • • • • • • • • • • • • オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責 任があり、オペレータやユーザーの注意によって物 損事故や人身事故を防止することができます。 作業にふさわしい服装をする目の保護具、すべりに くく安全な靴、聴覚保護具を着用してください。長 い髪は束ねてください。装飾品は身に着けないで ください。 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周 囲から人やペットを十分に遠ざけてください。 運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明の もとで行ってください。 ぬれた芝の刈り込みは避けてください。接地力が落 ちてスリップする危険が高くなります。 エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュート ラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを 確認し、運転席に着席してください。 カッティングユニットに手足を近づけないでくださ い。また排出口の近くにも絶対に人を近づけないで ください。 バックするときには、足
の温度を下げることができます。これを怠るとターボ チャージャにトラブルが発生する可能性があります。 斜面で停止や速度変更をしなくて済むように、十分 に低速で走行してください。 タイヤが走行力を維持していても転倒する場合が あります。 ぬれた芝の上での運転は避けてください。ブレーキ の機能に関係なく、タイヤが走行力を失う可能性 があります。 斜面での発進・停止・旋回は避けてください。 斜面では動作も運転操作もゆっくりと行うことが原 則です。走行速度や走行方向を突然変えないで ください。 段差、溝、盛り土、水などの近くに乗り入れない でください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地 面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常 に危険です。必ず安全距離車幅の2倍を確保して ください。 • • • • • • 注 駐車中は必ず、刈り込みデッキを床面まで降下さ せてください。これにより、油圧系統の負荷がなくな り、各部やパーツの磨耗が少なくなるだけでなく、刈 り込みデッキが不意に落下するなどの事故を防ぐこ とができます。 1. スロットルコントロールを低速位置とする。 2.
りすぎると、通常のエンジンの作動中にすすフィルタ の中ですすを燃焼させることができなくなります。すす を DPF にためないようにするには、以下のような注意 が必要です • 注意 DPF の 駐 車 再 生 中 や リ カ バ リ ー 再 生 中 の 排 気 は にな る 。 高 温 の 排 気 高 温 お よ そ 600°C (1112°F)に は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 エンジンが作動している間は常に DPF のパッシブ 再生が行われていますので、エンジンは可能な限 りフルスロットルで使用して再生を促進するように してください。 • 絶対に締め切った場所でエンジンを運転しな いこと。 • バック圧が上昇して高くなりすぎると、より強力な再 生アシスト再生やリセット再生が開始され、エンジン コンピュータがインフォセンターにそれを表示します。 • 排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。 • 高温になっている排気系統各部に触れないこ と。 • アシスト再生やリセット再生が終了するまで待ち、 その後にエンジンを停止するようにしてください。 • 排気管の近くに立たないこと。
DPF へ の 灰 の 蓄 積 • 軽い灰は排気管から放出されますが、重い灰は フィルタ内部に残ります。 • 灰は、再生の結果としてできるものです。よって、 機械の稼働時間が長くなるにつれ、放出されない 灰が蓄積してきます。 • すすの蓄積量が所定量に達すると、エンジンのコン ピュータからインフォセンターへ、灰の蓄積に関す るアドバイスまたは警告情報が送信されます。 • このアドバイスや警告は、DPF の整備が必要であ ることを示しています。 • 警告などを表示するとともに、コンピュータは、灰 の蓄積レベルに合わせてエンジンの出力を落とし ます。 • DPF 内のすすの蓄積量は、エンジンのコンピュータ が計算しています。 イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル アドバイスまたは不具合コード レベル 1システ ムアドバイス エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし 100% インフォセンターにアドバイ ス番号 #179 が表示された
DPF の 再 生 の 種 類 マ シ ン が 稼 働 中 に 実 行 さ れ る DPF 再 生 の 種 類 再生の種類 DPF 再 生 の 条 件 DPF 再 生 動 作 の 内 容 パッシブ マシンの通常運転中エンジン高速回転中または高負 荷回転中に行われる。 パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有 害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 DPF のパッシブ再生 (ページ 35)を参照。 アシスト エンジンの低速運転、低負荷運転を行うこと、DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知すること が原因で実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイ が表示された場合には、アシスト再 コン 生が進行中。 アシスト再生中は、コンピュータが吸気スロットルを 調整して排気温度を高める。 DPF のアシスト再生 (ページ 35)を参照。 リセット アシスト再生によってもすすの量を十分に減らすこと ができない時にのみ実行される。 インフォセンターにアシストまたはリセット再生アイコン センサー読み値の基準をリセ
リセット再生 DPF の パ ッ シ ブ 再 生 • パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として 行われます。 • パッシブ再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 DPF の ア シ ス ト 再 生 g214711 図 33 アシスト/リセット再生アイコン g214711 図 32 アシスト/リセット再生アイコン • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 32。 • コンピュータが吸気スロットルを調整してエンジンの 排気温度を高めます。 • インフォセンターに、アシスト/リセット再生アイコン が表示されます図 33。 • コンピュータが吸気スロットルと燃料噴射とを調整し てエンジンの排気温度を高めます。 重要 アシスト再生やリセット再生のアイコンが表示 される時には、マシンからの排気の温度が通常よ りも高くなる可能性があります。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで使用してください。 • DPF の再生を促進させるために、エンジンは可能 • アシスト再
駐車再生 駐車再生の実行 注 保護メニューのロック解除方法 アクセス制限付きメ ニューへのアクセス (ページ 20)を参照。 1. 保護メニューにアクセスし、サブメニューのロッ クを解除する図 36 アクセス制限付きメニューへ のアクセス (ページ 20)を参照。 g214713 図 34 駐車再生要求アイコン g028523 図 36 • インフォセンターに、駐車再生要求アイコンが表 示されます 図 34 。 • 駐車再生が必要になると、インフォセンターにエン ジン警告 SPN 3719, FMI 16図 35 が表示され、エ ンジン出力が 85% にダウンします。 2.
g212138 g211986 図 38 4. 図 40 Initiating DPF Regen DPF 再生開始Are you sure?というメッセージが表示されるので、中央ボ タンを押す 図 39 。 6. スロットルコントロールを低速アイドル位置にセッ トして、中央ボタンを押す図 41。 g212372 図 41 g212125 図 39 7. 5. 冷却液の温度が 60°C (140°F) 未満の場合に is running and above 60C/140F” は、Insure エンジン作動と冷却水を確認と表示される図 40。 駐車再生が開始されると、以下のメッセージが 表示される A.
g212405 g213424 図 42 B. 図 44 • Waiting on 待機中というメッセージが表 示される 図 43 。 再生不許可の場合には DPF Regen Not Allowed と表示される図 45。左ボタンを 押してホーム画面に戻る。 重要 再生実行条件のすべてを満たして いない場合や、前回の再生からの経過 時 間 が 50 時 間 未 満 の 場 合 は 再 生 不 許 可 と な っ て DPF Regen Not Allowed と 表示されます。 g212406 図 43 C. 再生を行うかどうかをコンピュータが判断す る。判断結果は、インフォセンターにメッセー ジで表示される • 再生許可の場合には Regen Initiated 再 生を開始しましたと表示。再生が終了す るまで、最大 30 分間が必要。終了ま で待つ 図 44 。 g212410 図 45 8.
エンジン低温—待て エンジン適温—待て リカバリ再生に要する時間は 4 時間程度です。 • リカバリ再生は、弊社正規代理店の整備士が行い ます。弊社正規代理店に連絡してください。 マシンの運転特性を理解する この芝刈機はHSTハイドロスタティックトランスミッショ ンを採用しており、一般の芝管理用機械とは異なった 特性をもっています。よく練習してから運転してくださ い。運転に当たっては、トラクションユニットおよび刈 り込みデッキやその他のインプレメントを効率よく作動 させていただくために気をつけるべき点があります。 特に、トランスミッションの原理、エンジン速度と負荷 との関係、ブレードやその他のインプレメントに掛かる 負荷の大きさ、ならびにブレーキの効果的な使用方法 をよく理解してください。 エンジン高温—再生中~% 終了 9.
クルーズコントロールの使用 方法 ンの回転速度は油圧オイルとエンジン冷却液の温度に よって変わり、必要に応じて自動で逆転してスクリー ンにたまったごみを吹き飛ばします。逆転は、エンジ ン冷却液または油圧オイルの温度が所定の温度を超 えたときに自動的に行われます。 クルーズコントロールスイッチは、ペダルを固定して希 望走行速度を維持します。スイッチ後部を押すとクルー ズコントロール機能は解除され、スイッチ中央部はク ルーズコントロールスイッチが ON になり、スイッチ前 部で希望する走行速度を設定します。 インフォセンターの左右の2つのボタンを2秒間同時に長 押しすると、ファンの手動逆転を行うことができます。 後スクリーンの詰まりに気づいたときや、整備場に進入 する前などにこの手動逆転モードをお使いください。 注 ブレーキペダルを踏み込むか走行ペダルを後退側 に軽く踏み込むかするとクルーズコントロールは解除 されます。 移動走行用ラッチの使用方法 グ ラ ン ド マ ス タ ー 4700 の み 長距離を移動する場合や不整地を移動する場合、ト レーラなどで搬送する場合、機体を格納する場合に は、搬送用
ヒント 刈り込み後の見映えの問題を解決す るには 運転操作 • • • 見映えのトラブルシューティングガイド Aftercut Appearance Troubleshooting Guideを参照してくださ い www.Toro.
レードの先端とチェンバとの間に適切なすき間を確保 してください。 運転終了後に 刈り込み終了後の整備 運転終了後の安全確認 刈り込み作業が終わったら、ノズルを付けないホース で機体を十分に水洗いしてくださいシール部やベアリン グへの浸水を防止するため。ラジエターおよびオイル クーラに刈りかすやごみが付着していたらきれいに取 り除いてください。洗車が終わったら、トラクションユ ニット、刈り込みデッキ各部、およびブレードの磨耗・ 損傷などの点検を行ってください。 • 火災防止のため、カッティングユニット、マフラー、 エンジンの周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜 まらないようご注意ください。オイルや燃料がこぼ れた場合はふき取ってください。 • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジン が十分冷えていることを確認してください。 • 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブを 閉じておいてください。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花
ロープ掛けのポイント 注 国家規格などに適合しているベルトなどで機体の四 隅を固定するようにしてください。。 • フレームの左右それぞれの側、運転台の脇 • 後バンパー上 g036666 g208989 図 51 g020510 図 50 1. 3. バイパスバルブ 2個 エンジンを始動する前にバイパスバルブを閉じ る。閉じたバルブは、70N·m7.2kg.
保守 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 注 www.Toro.
整備間隔 6000運転時間ごと 長期保管前 1年ごと 整備手順 • DPF のすすフィルタを分解、清掃、再組立する。 またはエンジンの不具合表示が SPN 3720 FMI 16、SPN 3720 FMI 0またはSPN 3720 FMI 16 の場合は、すすフィルタを清掃する。 • • • • • 燃料タンクを空にして内部を清掃します。 タイヤ空気圧を点検する。 全部のボルトナット類を点検する。 グリス注入部やピボット部全部をグリスアップする。 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。 • 燃料ラインとその接続状態を点検する。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 点検項目 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音
重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 定期整備ステッカー decal125-4606 図 53 整備前に行う作業 – カッティングユニットを下降させる。 – 走行ペダルがニュートラルになっていることを 確認する。 保守作業開始前の安全確認 • – 駐車ブレーキを掛ける。 調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行っ てください – 平らな場所に駐車する。 – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 – カッティングユニットを停止させる。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 – すべての動作が停止するのを待つ。 – 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。 46
機 体 後 部 アクスルの中央図 55 カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れ る場合、ロック装置がある場合には、必ずユニッ トをロックしてください。 • • 可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はし ないでください。可動部に近づかないでください。 • 必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実 に支えてください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛 かっている場合があります。取り外しには十分注意 してください。 機体左右のギアケース脇のアクスルの下に規定の支持 能力のあるジャッキスタンドを置く。 重要 タイロッド部分でジャッキアップしたり吊ったり しないでください。 整備作業のための準備 1. PTOが解除されていることを確認する。 2. 平らな場所に駐車する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. 必要に応じてカッティングユニットを下降させる。 5. エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待 つ。 6. キーをSTOP位置に回して抜き取る。 7.
フードを開ける 油圧昇降部にアクセスするに は 図 56のようにフードを開けてスイッチにアクセスでき るようにする。 図 57のように座席を倒せば油圧昇降部にアクセスでき るようになります。 g036674 g036706 図 56 図 57 48
潤滑 図 60に示す、ステアリングシリンダのボールジョイ ント 2ヶ所 • ベアリングとブッシュのグリス アップ 整備間隔: 50運転時間ごと 洗浄後は毎回すぐに実行。 グ リ ス の 種 類 リチウム系2号グリス グリスアップ箇所は以下の通りです • 図 58に示す、ブレーキシャフトのピボットのベアリ ング 5ヶ所 g009706 g009704 図 60 図 58 1.
• エンジンの整備 図 62に示す、刈り込みデッキのスピンドルシャフ トのベアリングデッキ1台に2ヶ所 注 どちらでも使いやすい方のフィッティングを使って 構いません。スピンドルハウジングの底デッキの 下から少量のグリスがはみ出てくるまでポンプでグ リスを注入してください。 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて 行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検 してください。破損していれば交換してください。吸 気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみ などを点検してください。 エアクリーナのフィルタの整備は、インジケータ図 64が 赤色になってから行ってください。早めに整備を行って も意味がありません。むしろフィルタを外したときにエン ジン内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。 g009708 図 62 • 図 62に示す、刈り込みデッキのキャリアアームの ブッシュデッキ1 台に
g198631 g009712 図 66 1. 2.
エンジンオイルの量 油 量 が FULL マ ー ク よ り 上 に あ る 場 合 は 、 エ ン ジ ン オ イルを交換してください。 約 5.7 リットルフィルタ含む。 エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、その 日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうち です。既にエンジンを始動してしまった場合には、一旦 エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間 程度待ってください。油量がディップスティックのADD マークにある場合は、FULLマークまで補給してくださ オイ ル を 入 れ す ぎ な い よ う に 注 意 し て く だ さ い 。 い。オ エンジンオイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 250運転時間ごと 重要 エンジンオイルの量がディップスティックの上限 マークと下限マークの間にあるように管理してください。 多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響が出ます。 1. 平らな場所に駐車する。 2. エンジンオイルの量を確認する図 67。 1.
とす 燃 料 系 統 の 整 備 デ ィ ー ゼ ル 酸 化 触 媒 DOCと すフィルタの整備 危険 整 備 間 隔 : 6000運転時間ごと またはエンジンの不具合 表示が SPN 3720 FMI 16、SPN 3720 FMI 0または SPN 3720 FMI 16 の場合 は、すすフィルタを清掃する。 • 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火 したり爆発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこぼさぬ よう、補給に際しては漏斗などの器具を使用す る。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料 タ ン ク の 首 の 根 元 か ら 613mm 程 度 下 ま で と する。これは、温度が上昇して燃料が膨張 したときにあふれないように空間を確保する ためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 エンジンの不具合として CHECK ENGINE SPN 3251 FMI 0、 CHECK ENGINE SPN 3720 FMI 0 または CHECK ENGINE SPN 37
ウォーターセパレータの整備 燃料フィルタの整備 整備間隔: 使用するごとまたは毎日—燃料フィルタ/水セ パレータから水や異物を流し出す。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く図 72。 400運転時間ごと—燃料フィルタのキャニスタは 所定時期に交換してください。 図 71 のように水セパレータの整備を行う。 g198661 g028799 図 72 1. 燃料フィルタのヘッド 2. 燃料フィルタ 2. フィルタを外してフィルタヘッドの取り付け部をき れいに拭く 図 72 。 3. フィルタのガスケットにきれいなエンジンオイルを 塗る詳細についてはエンジンマニュアルを参照。 4. ドライフィルタキャニスタを、ガスケットが取り付 け部に当るまで手でねじ込み、そこからさらに 1/2回転締め付ける。 5.
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 g036687 図 73 1. フィッティング 燃料供給 チューブ 4. ゴム製ブッシュ 2. ホースクランプ 5. スクリーン 3. 燃料供給ホース 2. フィッティングからホースを取り外す図 73。 3. 燃料タンクから燃料供給チューブを取り出す図 73 。 燃料供給チューブの端部のスクリーンにたまって いるごみていねいに取り除く図 73。 5.
バッテリーの充電と接続 1. 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切であ るとケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケーブルから取り外す。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケーブルから取り付け、それからマイ ナス 黒 ケーブルを取り付ける。 運転席のコンソールパネルのラッチを外して持 ち上げる 図 74 。 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が発 生する。それによって水素ガスが爆発を起こ し人身事故に至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属を接触させないよ うに注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 g009985 図 74 1. 運転席のコンソールパネル 2.
6. 赤い ケーブルをバッテリーの 端子に、 黒いケー ブル はバッテリーの 端子に固定する図 75 7. ボルトとナットでケーブルを固定する。 注 プラス端子が電極に十分にはまり込んでいる こと、ケーブルの配線に無理がないことを確認 する。ケーブルとバッテリーカバーを接触させ ないこと。 8. 腐食防止のために両方の端子部にワセリンGrafo 112XスキンオーバーグリスP/N 505-47またはグ リスを薄く塗る。 9. プラス端子にゴムカバーを取り付ける。 10. コンソールパネルを閉じ、ラッチを掛ける。 ヒューズの搭載位置 マシン本体用のヒューズボックスは右側の収納ボックス の中に配置されています。 g009985 図 77 1. 2. ラッチ 2. 右側収納ボックス 必要に応じてヒューズを交換する図 78。 decal125-4605 図 76 1. 右側の物入れのカバーのラッチを外してベルト カバーを外し図 77、ヒューズブロックを露出さ せる 図 78 。 g010255 図 78 1. 3.
走行系統の整備 プラネタリギアオイルの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと オイル漏れを発見した場 合はすぐに点検する。 プラネタリドライブ端部のガタ の点検 400運転時間ごと 交換には高品質の SAE 85W140 ギアオイルを使用する 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. プラネタリドライブとホイールとの間にガタがあっては なりません ホイールを軸方向に押し引きしたときにホ イールが動く場合はガタがあります。 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. 後ホイールに輪止めを掛け、機体前部を床から 浮かせ、前アクスルフレーム部をジャッキスタン ドで支える。 平らな場所で、ひとつのチェックプラグが時計 の12時の位置、もう一つが3時の位置になるよ うに駐車し図 80、駐車ブレーキを掛け、刈り込 みデッキを降下させ、エンジンを停止し、キー を抜き取る。 危険 ジャッキに載っている車体は不安定であり、 万一外れると下にいる人間に怪我を負わせる 危険が大きい。 3.
プラネタリギアオイルの交換 を は め て マ シ ン を 3m ほ ど 移 動 さ せ る と 、 ブ レ ー キシステムにオイルがまわって残り量を補給す ることができるようになります。そのようにして全 量を入れてください。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと または1年に1回のうち早く到 達した方の時期 。 使用するオイルは SAE 85W140 のギアオイルです 1. 平らな場所で、ひとつのチェックプラグが最も低 い位置6時にくるように駐車し図 81、駐車ブレー キを掛け、刈り込みデッキを降下させ、エンジン を停止し、キーを抜き取る。 7. プラグを取り付ける。 8. 反対側のプラネタリギアアセンブリも同様に作 業する。 後アクスルとギアボックスから のオイルもれの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 後アクスルと後アクスルギアボックスから潤滑油が漏れ ていないか目視で点検する。 g008862 図 81 1. 2. 3.
後アクスルギアボックスのオ イルの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと ギアボックスには SAE 85W-140 ギアオイルを入れて出 荷しています。容量は0.5 リットルです。オイル漏れ の目視点検は毎日行ってください。 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. ギアボックスの左側から点検・補給用プラグを 抜き、穴の高さまで潤滑油があることを確認す る 図 86 。 g009716 図 84 1. 点検プラグ 2. 補給プラグ 注 油量が足りなければ穴の下部まで補給する。 後アクスルのオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと プ ラ ネ タ リ ギ ア オ イ ル の 種 類 高品質の SAE 85W140 ギアオイル ア ク ス ル の 容 積 2.4 リットル 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2.
後輪のトーインの点検 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. 後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距 離を測るアクスルの高さ位置で計測 図 87。 注 前での測定値が、後ろでの測定値より 3mm 小さければ合格とする。 g009169 図 87 1. 機体前方 2. タイヤの後ろでの測定値よ りも 3mm 小さい 3. 3. 中心線から中心線までの 距離 調整が必要な場合は、タイロッドのボールジョ イ ントのコッターピンとナットを外す図 88。アク スルケースサポートからタイロッドのボールジョイ ントを外す。 g009718 図 88 1. タイロッドクランプ 2. タイロッドのボールジョイント 4. タイロッド両側のクランプをゆるめる図 88。 5. 外したボールジョイントを内側または外側に1回転 させ、ロッドの自由側のクランプを締め付ける。 6.
冷却系統の整備 冷却系統に関する安全確保 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす 冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 冷却系統を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 g009702 図 89 冷 却 液 の タ イ プ 水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液 1. 補助タンク 冷 却 液 容 量 8.5 リットル 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 3. ラジエター内部の液量を点検する。ラジエターは 補給口の首の部分まで、補助タンクはFULLマー クまであれば適正です図 89。 2. ラジエターキャップを注意深く外す。 4.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ブレーキペダルの遊びが 25mm以上となったり、ブレー キの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行っ てください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでか ら抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 g198662 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. 左右のペダルのロックをはずして、各ペダルがそ れぞれ自由に動くようにする。 3. 行きしろを小さくするにはブレーキを締める 図 90 1. 4. A. 後部スクリーンのラッチ ブレーキケーブル図 92の端にある前ナッ ト をゆるめる。 オイルクーラとラジエターの裏表を圧縮空気で丁 寧に清掃する図 91。 注 前側から清掃を始め、車体後方に向けてごみ を吹き飛ばす。その後、今度は後ろ側から前側 に向かって吹きつけて清掃する。何度か繰り返し てごみやよごれを完全に除去する。 g009721 図 92 1. g020509 図 91 1.
ベルトの整備 油圧系統の整備 オルタネータベルトの整備 油圧系統に関する安全確保 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 注 適当な張りに調整してボルトを締めてください。ベル • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 トのたわみが適切に調整されたことを確認する。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実 に解放する。 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専 門医の治療を受けてください。万一、油圧オイ ルが体内に入った場合には、この種の労働災害 に経験のある施設で数時間以内に外科手術を受 ける必要がある。 プーリとプーリとの中間部を 約4.
高粘度インデックス 低流動点アンチウェア油圧作 動 液 , ISO VG 46 物性: 粘度, ASTM D445 粘性インデックス ASTM D2270 流動点 ASTM D97 産業規格 cSt @ 40°C 44 50 cSt @ 100°C 7.99.
油圧オイルの交換 油圧フィルタの交換 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 200 時間 800運転時間ごと オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗 浄する必要がありますので弊社代理店にご連絡くださ い。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ 色なったりします。 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. フードを上げる。 3. 油圧オイルタンクの底部からケースリターンライン を外し、流れ出すオイルを大型の容器に受ける。 4. オイルが全部流れ出たらホースを元通りに接続 する。 5. 油圧オイルタンクに油圧オイルを入れる 油圧オイ ルの量を点検する (ページ 64) を参照。 トロの純正交換フィルタをお使いください後部用刈り 込みデッキ用は P/N 94-2621、前部用チャージ用は P/N 75-1310 です。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 1.
芝刈りデッキの保守 刈り込みデッキの取り外し 1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、刈り込みデッキを降下させ、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. デッキから油圧モータを外す図 97。異物がつ かないように、スピンドル上部にはカバーを掛 けておく。 g036709 g011351 図 97 1. 3. モータ取り付けねじ デッキのキャリアフレームを昇降アームのピボッ トピンに固定しているリンチピングランドマスター 4500またはリテーナナットグランドマスター 4700を 外す 図 98 。 g031621 図 96 3. 運転席を元に戻して固定する。 4. 機体右側にある戻りオイル用フィルタを交換す る 図 96 。 5. エンジンを始動して 2 分間運転し、システム内の エアをパージする。エンジンを停止させ、オイル 漏れがないか点検する。 g011352 図 98 油圧ラインとホースの点検 1. リンチピン 2. 昇降アームのピボットピン 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 4.
るリンチピングランドマスター 4500またはリテーナ ナットグランドマスター 4700を使用する。 3. デッキに油圧モータを取り付ける図 97。Oリング を忘れずに、また、損傷させないよう注意して 取り付ける。 4. スピンドルにグリスを注入する。 5. 重 要 ロ ー ラ ア セ ン ブ リ 取 り 付 け 時 に 1.5mm を 超える隙間を残すと、ベアリングの側面に負荷 がかかってベアリングが早期に破損する可能性 があります。 前ローラの整備 6. 前ローラに磨耗や過剰なガタ、固着などが発生して いないか点検してください。これらの症状が見られた ら、ローラの整備を行うか、必要部材の交換を行っ てください。 前ローラの分解 1. ローラ取り付けボルトを外す図 99。 2. ローラハウジングの端部からポンチを差し込み、 ベアリングのインナーレースを均等に叩き込ん で、ベアリングを反対側にたたき出す。インナー レースのリップが 1.5mm 突き出れば適正である。 g011356 図 99 1. 前ローラ 3. ベアリング 2. 取り付けボルト 4.
ブレードの保守 刈り込みブレードについての 安全事項 磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中 にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。 • ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検 すること。 • ブレードを点検する時には安全に十分注意してくだ さい。ブレードをウェスでくるむか、安全手袋をは め、十分に注意して取り扱ってください。ブレードは 研磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶 接したりしないでください。 g011353 図 100 6. 印の付いている端部を3時の位置と9時の位置に 向けて図 100それぞれ高さを測定する。 7. 12時位置での測定値を、刈り高の設定値と比較 する。差が 0.7mm 以内であれば適正とする。3 時および9 時位置での高さが、12時位置での高 さよりも 1.66.0mm 高く、3 時および9 時位置で の高さの差が 2.
重要 ブレードの立ち上がり側がデッキの天井を 向くのが正しい取り付け方です。 注 ソケットヘッドボルトとスペーサとは、デッキフ レームの内側に落ちないようにねじ山用の接着 剤で接着しています。 5. 12時位置での高さを測定し、必要に応じて調整 を行う。 6. 左右の刈り高ブラケットの両方ともに調整が必要 か、片方のみの調整でよいか判断する。 注 デッキが何かに衝突した場合には、全部のス ピンドルプーリナットを115149N·m11.815.2kg.m = 85150ft-lbにトルク締めしてください。 ブレードの点検と研磨 注 3 時位置または 9 時位置が、新しい前位置の 高さよりも 1.66.0mm 高い場合には、その側での 調整は不要である。反対側の高さを調整して、正 しい側の高さ ±2.2mm の範囲になるようにする。 7. 上記14を繰り返して左右の刈り高ブラケットに必 要な調整を行う。 8. キャリッジボルトとフランジナットを固定する。 9.
レードボルトで固定する ブレードの取り外しと取り 付け (ページ 70)を参照。 g004653 図 103 1. 刃先 3. 磨耗や割れの発生 2. 立ち上がり部分 4. ひび 3. すべてのブレードの刃先を点検し、刃先が丸くなっ ていたり打ち傷がある場合には研磨する図 104。 注 研磨は刃先の上面だけに行い、刃の元々の 角度を変えないように十分注意する図 104。両 方の刃先から等量を削るとブレードのバランスを 維持することができます。 g000276 図 104 1. この角度を変えないように研磨すること.
保管 刈り込みデッキ 刈り込みデッキをトラクションユニットから外した場合 は、必ずスピンドルの上部にスピンドルプラグを取り付 けて、ほこりや水の浸入を防止してください。 シーズン終了後の格納準備 トラクションユニット 1. トラクションユニット、刈り込みデッキ、エンジンを ていねいに洗浄する。 2. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検す る (ページ 14)を参照。 3. ボルト・ナット類にゆるみがないか点検し、必要な 締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアップす る。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッ チアップする。金属部の変形を修理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う 7. A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重 曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン Grafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 D.
メモ
メモ
欧州におけるプライバシー保護に関するお知らせ トロが収集する情報について トロ・ワランティー・カンパニートロは、あなたのプライバシーを尊重します。この製品について保証要求が出された場合や、製品のリコールが行われた場合に あなたに連絡することができるように、トロと直接、またはトロの代理店を通じて、あなたの個人情報の一部をトロに提供していただくようお願いいたします。 トロの製品保証システムは、米国内に設置されたサーバーに情報を保存するため、個人情報の保護についてあなたの国とまったく同じ内容の法律 が適用されるとは限りません。 あなたがご自分の個人情報を提供なさることにより、あなたは、その情報がこの「お知らせ」に記載された内容に従って処理されることに同意したこ とになります。 トロによる情報の利用 トロでは、製品保証のための処理ならびに製品にリコールが発生した場合など、あなたに連絡をすることが必要になった場合のために、あなたの個人情報を 利用します。また、トロが上記の業務を遂行するために必要となる活動のために、弊社の提携会社、代理店などのビジネスパートナーに情報を開示する場 合があります。弊社があなたの個人情報を他
トロの品質保証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • • 通常の使用にともなう音、振動、磨耗、損耗および劣化。 通常の使用に伴う「汚れや傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、 ステッカー類、窓などに発生する汚れや傷を含みます。 部品 定期整備に必要な部品類「部品」は、その部品の交換時期が到来するまで 保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、