Form No. 3418-800 Rev A 輪駆 動 マ ル Groundsmaster® 360 4輪 チパーパス・マシン シリ ア ル 番 号 401380001 以 上 モ デ ル 番 号 31200—シ シリ ア ル 番 号 401380001 以 上 モ デ ル 番 号 31202—シ 製品の登録は www.Toro.com.
重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの 排気には発癌性や先天性異常などの原因とな る物質が含まれているとされております。 g235835 トロの純正スパークアレスタは、USDA森林局の適 合品です。 図1 1.
目次 エアクリーナの整備........................................50 エンジンオイルについて ..................................51 ディーゼル酸化触媒DOCとすすフィルタの整 備............................................................52 燃料系統の整備 ................................................... 53 ウォーターセパレータの整備 ............................53 エンジン側燃料フィルタの整備..........................54 燃料ラインとその接続の点検 ...........................54 燃料供給チューブのスクリーンの清 掃............................................................54 電気系統の整備 .....................................
安全について • ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられて いない時は、運転しないでください。 この機械は、ANSI B71.
decal117-4766 117-4766 1. ファンによる切傷や手足の切断の危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 decal117-3270 117-3270 1. 警告 表面が熱い。触れないこと。 2. ベルトに巻き込まれて大けがをする危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 decal98-4387 98-4387 1. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 decal117-3272 decal120-6604 117-3272 1. 120-6604 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと横転保護装置 ROPSを使用しないと万一横転した場合に人身事故になる 危険がある ROPS 使用時にはシートベルトを着用するこ と ROPS を使用していないときにはシートベルトをしないこと。 decal106-2353 106-2353 1. 電気ソケット 5 1. 異物が飛び出して人にあたる危険 人を近づけないこと。 2.
decal117-2718 117-2718 decal107-2908 107-2908 1. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 2. 飛来物危険デフレクタを上位置にセットして、あるいは取り付 けないで運転しないこと 必ず正しく取り付けて運転すること。 3. ブレードによる手足切断の危険可動部に近づかないこと decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 106-9206 1. ホイールトルクの規定値 2. 参照 オペレーターズマニュアル 。 2. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. decal117-3233 117-3233 1. ヒューズに関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を 参照のこと。 2. 4 輪操舵ソレノイド 7.5A 3.
decal117-3273 117-3273 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 6. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 2. 警告講習を受けてから運転すること。 7. 警告車両を離れるときは駐車ブレーキを掛け、エンジンを停 止し、キーを抜くこと。 3. 警告 運転席に着席しているときにはシートベルトを着用する こと。 8. 転倒の危険 下り坂ではカッティングユニットを下降させること旋 回する時は速度を落とすこと高速でターンしないこと。 4. 手足のけがや切断の危険整備作業前にキーを抜き取り、マ ニュアルを読むこと可動部に近づかないこと。 9. 手足や指の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべての ガード類を正しく取り付けて使用すること。 5. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 decal107-2916 107-2916 1. 整備作業前にはキーを抜き取り、 オペ レーターズマニュアル を読むこと。 2.
decal121-8378 121-8378 キャブ付きモデルのみ 1. ファン OFF 5. 外気 2. ファン ON 最大 室内空気 エアコン OFF エアコン ON 3. 冷気 6. 7. 4. 暖気 8. decal125-9248 125–9248 キャブ付きモデルのみ 1. デッキ昇降 5. 高速 2. エンジン 停止 6. 低速 3. エンジン 作動 7. 2 輪操舵 4. エンジン 始動 8.
decal132-3600 132-3600 キャブ付きモデルのみ 作業ランプ20A 1. ヒューズに関する詳しい情 報は オペレーターズマニュ アル を参照のこと。 5. 2. 3. ヘッドライト25A 凝縮器ファンとエアコンク ラッチ 30A ファン 25A 6. 補助電源15A 7. キャブ照明15A 8. ワイパー15A 4. decal130-0594 130-0594 キャブ付きモデルのみ 1. decal125-9688 125-9688 キャブ付きモデルのみ 1. 2. ワイパーOFF ワイパー 3. 4. 警告 オペレーターズマニュアル を読むことキャブ内では必ず シートベルトと聴覚保護具を着用すること。 ワイパーON ウインドウォッシャー液 decal130-0611 130-0611 キャブ付きモデルのみ 1. 警告 1) ピンを抜き、2) ドアを押し上げて、 3) 車両の外へ出る decal132-6552 132-6552 ROPS 付き 2 輪駆動と ROPS 付き 4 輪駆動モデルのみ 1.
decal120-0250 120-0250 decal132-6553 132-6553 キャブ付きモデルのみ 1. 1. 低速走行車両標識 刈高 decal131-1946 131–1946 軽油 1. 2. エンジンオイル 油圧作動液 5. 駐車ブレーキ 3. エンジンの冷却液 6. 整備の詳細については オペレーターズマニュアル を読むこと。 4.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 PTO駆動シャフト ボルト 5/16 x 1¾" ロックナット 5/16" ロールピン3/16 x 1½" リテーナピン グリスフィッティング ワッシャヘッドねじ (5/16 x ⅞") 1 4 4 2 2 2 2 3 4 必要なパーツはありません。 – ROPSを調整します。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を点検する。 5 必要なパーツはありません。 – 油圧オイル、エンジンオイル、冷却液の 量を点検します。 1 2 オプションのデッキまたはQASにPTO シャフトを取りつけます.
1 オプションの刈り込みデッキま に PTOシ シャ フ ト を 取 た は QASに りつける. この作業に必要なパーツ 1 PTO駆動シャフト 4 ボルト 5/16 x 1¾" 4 ロックナット 5/16" 2 ロールピン 3/16 x 1½" g018339 図3 1. 3. 手順 ワイヤハーネスのコネクタ PTO駆動シャフトを機体前部の下に置く。駆動 シャフトのスリップシャフトヨークをトランスミッショ ンの駆動シャフトに向けること図 4。 注 PTO 駆動シャフトの取り付けは、マシンをホイスト で吊り上げて行うと楽に行えます。 1.
ロックナットを 20-25 N·m 2.0-2.6 kg.m=175-225 in-lbにトルク締めする。 D. 7. PTO駆動シャフトのグリス注入部にグリスを注 入する。 8. 駆動シャフトの反対側の端部をアタッチメントのギ アボックスのシャフトに固定し終わったら、ワイヤ ハーネスの電気コネクタをPTOソレノイドバルブの コイルのコネクタに接続する図 3。 2 オプションの刈り込みデッキ取 り付け用金具類を使用する g014166 図5 1. ROPS 2. 3.
3. 製品の概要 エンジンを作動させる前に、冷却系統を点検す る 冷却系統を点検する (ページ 57)を参照。 各部の名称と操作 実際にエンジンを始動して作業を始める前に、各部分 の操作方法をよく知っておいてください。 走行ペダル 走行ペダル(図 6)は前進走行と後退走行を制御しま す。ペダル前部を踏み込むと前進、後部を踏み込む と後退です。走行速度はペダルの踏み込み具合で調 整します。スロットルが FAST 位置にあり、負荷が掛 かっていない状態でペダルを一杯に踏み込むと最高速 度となります。 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に戻 り、走行を停止します。 g197397 図6 1. 駐車ブレーキ 3. チルト調整ペダル 2. ブレーキペダル 4.
駐車ブレーキ ラル位置にし、駐車ブレーキを掛けてください。そして そのまま、エンジン温度が安全レベルに下がるまで数 分間待ってください。エンジンを止め、冷却系統を点検 ペー ジ 57) を 参 照 。 す る 冷 却 系 統 を 点 検 す る (ペ 駐車ブレーキを掛けるには、ブレーキペダルを踏み込 み、ペダルの上部についているラッチを踏み込みます 図 6。ブレーキを解除するには、ラッチが落ちるまで ペダルを踏み込みます。 の使 い 方 イ ン フ ォ セ ン タ ー LCDの キースイッチ インフォセンター LCD は、マシンの運転状態、不具合 診断など、マシンに関わる様々な情報を表示します図 8。インフォセンターには初期画面スプラッシュ画面とメ イン画面があります。インフォセンターのどのボタンで も、押せば初期画面とメイン画面とをいつでも切り替え ることができ、また、矢印ボタンで選択することによっ て、希望する項目の内容を確認することができます。 キースイッチには 3 つの位置があります OFF、 ON/PREHEAT 、STARTです図 7。 g026098 図7 1.
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.) イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア イ コ ン (cont'd.
• エアコンを使用する場合は室内空気循環にセット してください。 • ヒーターやファンを使用する場合は外気導入にセッ トしてください。 ファンコントロールのノブ ノブを回してファンの回転速度を調整します図 9。 温度コントロールのノブ ノブを回してキャブ内の温度を調整します図 9。 ワイパースイッチ g014170 図 11 ワイパーのON/OFFを行います 図 9。 1. 燃料計 2.
Service 整 備 Model マシンのモデル番号を表示し ます。 メニュー項目 内容 Hours運転時間 マシン、エンジン、リール、お よびPTOが使用されていた時 間およびマシンが移動走行して いた時間と定期整備までの時 間が記録されており、これらを 確認することができます SN マシンのシリアル番号を表示 します。 Machine Controller Revisionコ ントローラ改訂番号 マスターコントローラのソフトウェ アの改訂番号を表示します。 インフォセンターの改定番号 インフォセンターのソフトウェア の改訂番号を表示します。 マシンに発生した様々な事象 の回数を表示します CAN Bus マシン内部の通信状態を表示 します。 Counts 回数 Diagnostics 診 断 機 能 メニュー項目 内容 保護 項 目 Protected Menus保 PTO PTO回路を作動させるための 入力、許可、出力の状態を表 示します Engine Runエンジン作動 エンジンを始動させるための入 力、許可、出力の状態を表示 します インフォセンター
2. g028522 図 13 3. パスワードを入力するには、中央ボタンを何度か 押して最初の桁へ入力します。その後に右ボタン を押すと次の桁へ移動します図 13B と図 13C。 これを繰り返して最後の桁まで入力を終えたら、 もう一度右ボタンを押します。 4.
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 g198083 図 14 図 14 記号 寸法または重量 高さ ROPS を立てた状態 C 202 cm 高さ ROPS を下げた状態 G 140 cm 高さ キャブ搭載 D 225 cm 全長 F 276 cm 全幅 B 138 cm ホイールベース E 155 cm ホイールトレッドタイヤの中心から中心まで後輪 A 112 cm 内容 地上高 15 cm 20
運転操作 デッキを含めた重量 ROPS 付 き 4 輪駆動モデル キャブ付き モデル ROPS 付 き 2 輪駆動モデル 刈り込みデッ キなし 1,152kg 1,435kg 1,130kg 72" 側方排出 デッキ 1,363kg 1,645kg 1,341kg 72" ベース デッキ 1,341kg 1,623kg 1,319kg 62" ベース デッキ 1,324kg 1,606 kg 1,302 kg 100" 後方排 出デッキ 1,510kg 1,793kg 1,489kg 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 運転の前に 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 • 安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識など に十分慣れておきましょう • • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。
燃料を補給する イ オ ウ 含 有 率 超低イオウ<15ppm バ イ オ デ ィ ー ゼ ル 燃 料 の 仕 様 ASTM D6751 または EN14214 燃料についての仕様 ブ レ ン ド 燃 料 の 仕 様 ASTM D975、EN590 または JIS K2204 重要 超低イオウ軽油以外の燃料は使用しないでくださ 排ガ ス 酸 化 触 媒 を い 。 イ オ ウ 分 の 多 い 燃 料 は 、 DOC排 劣化させ、運転トラブルを発生させ、エンジンの各 機器の寿命を縮めます。 以下の注意を守らないと、エンジンを破損させる場 合があります。 • 絶対に、ディーゼル燃料の代わりに灯油やガソリン を使わないでください。 • 絶対に、灯油やガソリンをディーゼル燃料に混入 しないでください。 • 絶対に、内面に亜鉛メッキされている容器で燃料を 保管しないでください。 • 燃料用添加剤を使用しないでください。 重要 ただし、混合されている軽油のイオウ含有量は 極低レベルである必要があります。 以下の注意を守ってお使いください。 ディーゼル燃料 セ タ ン 値 45 以上 • 着色したターフを汚
安全インタロックシステムの使 用方法 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを取り 外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、 不具合があれば作業前に交換修理する。 インタロックシステムのしくみ 安全のために、以下の条件がそろわないとエンジンを 始動できないようになっています • 運転席に座っているか駐車ブレーキが掛かってい る。 • PTOが解除されている。 • 走行ペダルがニュートラル位置にある。.
5. 運転席に着席せず、駐車ブレーキを解除し、 PTO を OFF にセットし、走行ペダルをニュートラ ル位置にする。エンジンを始動させてみるクラン キングしなければ正常。 座席を調整する 標準座席の 場合 g004489 図 17 座席の前後位置調整 1. 運転席は前後にスライド調整することができます。体 格に合わせて運転しやすい位置を選んでセットしてく ださい。 1. 座席サスペンション調整ノブ 2.
たり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒 し、非常に危険です。 • 刈り込み中以外は必ずブレードの回転を止めてお いてください。 • 異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じ たときにはまずマシンを停止し、キーを抜き取り、 各部の動きが完全に止まってからよく点検してくだ さい。異常を発見したら、作業を再開する前にす べて修理してください。 • 旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、 減速し周囲に十分な注意を払ってください。常に道 を譲る心掛けを。 • 刈高を変更する時は、必ずカッティングユニットを停 止させ、エンジンを止めてください運転席で刈高を 変更できる場合はこの限りでありません。 • 排気ガスが充満するような締め切った場所では絶対 にエンジンを運転しないでください。 • エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れないで ください。 • 運転位置を離れる前に集草バッグを空にする場合 や詰まりを除去する場合も g014265 図 19 1.
• • トロが取り付けたキャブは ROPS を兼ねています。 運転時には必ずシートベルトを着用してください。 折 り た た み 式 ROPS 搭 載 機 • ROPSは立てた状態にセットし、必ずシートベルト • • • • と共にお使いください。 ROPS横転保護バーはマシンと一体で使用する重 要な安全装置です。運転するときには必ずROPS 横転保護バーを運転位置に立て、シートベルトを 着用してください。 どうしても必要なわずかの時間以外には ROPS を 降ろさないでください。。ROPS を下げた状態で乗 車する時にはシートベルトをしないでください。 ROPS を折りたたんでしまうと、転倒時に安全保護 ができなくなることを十分認識してください。 作業場所を必ず事前に確認してください。法面、 段差、水などがある現場では、必ず ROPS を立 てて運転してください。 • 斜面に入る前に、安全の判断をしてください。乗用 の刈り込み機械で斜面を刈り込むことに危険が感じ られる場合は歩行型の機械をお使いください。 • 斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表 面まで下げておいてください。斜面上
g026090 図 21 1. インフォセンター 2. PTOスイッチ 6. 図 20 ピン 3. ROPS立てた状態 2. ヘアピンコッター 4. ROPS下げた状態 2. バーを降ろす(図 20). 3. ピン2本を取り付け、ヘアピンコッターで固定す る 図 20 。 7. 保護バーを立てるには、ヘアピンコッターを外し て、ピン2本を抜き取る図 20。 5. 横転保護バーを立て、ピン2本で固定し、ピンが 外れないようにヘアピンコッターで固定する図 20。 4. 始動キー キーを右に、RUN 位置まで回す。 グロープラグ表示が消えたら、キーを START 位 置に回す。エンジンが始動したら、キーから手を 離す。 重要 スタータモータを 15 秒間以上連続で使用す るとオーバーヒートする危険があります 注 燃料系統から燃料を一度完全に抜いた後に は、一度の始動操作でエンジンが始動できない 場合があります。 重要 また、運転席がラッチで固定されていること を確認すること。 4.
注 キーをつけたままで放置すると、燃料ポン プやアクセサリが作動してバッテリー上がりを起 こす恐れがあります。 ランプが点滅した場合には、ハンドルをゆっくりと操作し て直進走行状態にすれば、ランプは点滅状態から点 灯状態に変ります。緑色のランプが点灯状態になれ ば、2 輪操舵状態です。 注意 注 車輪を整列させる時のハンドル操作が急激すぎると 正しく整列できない可能性があります。 子供や外部者が本機を操作しようとして思わ ぬけがや事故に発展する恐れがある。 輪操 舵 か ら 4輪 輪操 舵 へ の 切 り 換 え 2輪 機械から離れる時には、たとえわずかな間 であっても必ず駐車ブレーキを掛け、キー を抜き取る。 切り換えスイッチ図 22の後側を押します。この時、前 輪が直進状態に揃っていない場合には、緑色のランプ が点滅して、4 輪操舵状態が維持されたままとなり、 4 輪が直進状態に揃った時点で切り換えが行われま す。ランプが点滅した場合には、ハンドルをゆっくりと 操作して直進走行状態にすれば、ランプは点滅状態か ら消灯状態に変ります。スイッチのランプが消灯状態 OFFになれば、4 輪操舵状態で
重要 デッキ アタッチメント が完全に上昇したら、スイッ チから手を離してください。スイッチを押しつづけると 油圧系統が破損します。 す。2 列目の穴は、それぞれ 1 列目プラス 6 mm の刈り高となります。3 列目の穴は、それぞれ 1 列目プラス 12 mmの刈り高となります。一番 下の列の穴は、それぞれ 3 列目プラス 18 mm の刈り高となります。刈高 158 mm だけは例外 で、2列目のはずれにあります。この穴にセット すると 刈高 158 mm となります 6 mm アップには なりません 。 注 デッキアタッチメントを上昇位置にロックするには、 上昇位置からさらに 15 cm 上昇させ、刈高ストップピン を抜いて、ピンを刈高 15 cm の穴に通します 刈り高の 調整 (ページ 29)を参照。 の接 続 方 法 PTOの PTOスイッチは刈り込み刃ブレードまたは他のアタッ チメントの作動と停止を行います。 1. エンジンが冷えている場合には、PTO の操作を 行う前に 5-10分間程度のウォームアップを行う。 2.
ディーゼル微粒子フィルタ DPF の 再 生 • DPF は排気系統の一部です。DPF には酸化促進触媒 が入っていて有害ガスを減少させ、すすフィルタが排気 に含まれているすすを取り除きます。 つねに DPF のことを頭に入れて機械の操作や保守整 備を行ってください。通常は、ハイアイドルフルスロット ルでエンジンを使用していれば、DPF の再生に十分な 排気温度が得られます。 すすがたまってくると、DPF を高温にして再生を行いま す。溜っているすすを高温によって燃焼させて灰にし、 すすフィルタの詰まりを取り除き、排気ガスが DPF を 通り抜けられるようにします。 重要 エンジンを低速で回している時間が長いと、すす フィルタにすすがたまります。アイドリングや低速回転 での使用をできるだけ短くしましょう。 すすの蓄積具合は、DPF のバック圧をコンピュータで 監視することによって行っています。バック圧が高くな りすぎると、通常のエンジンの作動中にすすフィルタ の中ですすを燃焼させることができなくなります。すす を DPF にためないようにするには、以下のような注意 が必要です DPF へ の す
イ ン フ ォ セ ン タ ー の ア ド バ イ ス お よ び エ ン ジ ン 警 告 メ ッ セ ー ジ — Ash Accumulation 表示レベル レベル 1 エン ジン警告 不具合コード エンジン速度を落とす エンジン出力レート 推奨される対応 なし コンピュータはエンジン パワーを 85に下げる.
DPF の 再 生 の 種 類 マ シ ン が 稼 働 中 に 実 行 さ れ る DPF 再 生 の 種 類 再生の種類 DPF 再 生 の 条 件 DPF 再 生 動 作 の 内 容 パッシブ マシンの通常運転中エンジン高速回転中または高負 荷回転中に行われる。 • パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 • パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有 害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 DPF のパッシブ再生 (ページ 34)を参照。 アシスト エンジンを低速運転した、低負荷で運転した、また は DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知 することが原因で実行される。 • アシスト再生はインフォセンターに表示されない。 • アシスト再生中は、エンジンのコンピュータがエン ジンの設定を調整して排気温度を高める。 DPF のアシスト再生 (ページ 34)を参照。 リセット 100 運転時間ごとに実行される また、アシスト再生によってもすすの量を十分に減ら すことができない時にも実行される。 インフォセンターに排気高温アイコン された場合には、再生が進行中
DPF 再 生 メ ニ ュ ー へ の ア ク セ ス テクニカルメニュー 重要 日常の刈り込みをスムーズに進めるために、す す の 蓄 積 が 100% に な る 前 に 再 生 を し て お き た い 場 合があると思われます。前回の再生 リセット、駐車、 ま た は リ カ バ リ 終 了 か ら 50 運 転 時 間 以 上 が 経 過 し て いればこれが可能です。 DPF 再 生 メ ニ ュ ー へ の ア ク セ ス 1. 整備Serviceメニューから、中央ボタンで下へ スクロールして DPF REGENERATION メニューに 入る 図 31 。 これには、整備士Technicianメニューで現在までの 経過時間と現時点でのすすの蓄積レベルを確認を確 認します。 DPF Regeneration メニューで、中央ボタンを押して整 備士 TECHNICIAN オプションに移動し、右ボタンで中 に入る 図 33 。 g227667 図 31 2.
DPF の パ ッ シ ブ 再 生 DPF 稼 働 記 録 表 (cont'd.) • 状態 内容 Normal DPF は通常稼働状態パッシブ再生 Assist Regen エンジンコンピュータがアシスト再生を実 行中 Reset Stby • パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として 行われます。 • DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能 エンジンコンピュー タがアシスト再生を 試みているが以下 の内のひとつが原 因で実行できない 状態 な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用して ください。 DPF の ア シ ス ト 再 生 再生禁止設定が ON になっている • 排気温度が低すぎ て再生できない Reset Regen エンジンコンピュータがリセット再生を実 行中 Parked Stby エンジンコンピュータからオペレータに対し て駐車再生を要求中 Parked Regen オペレータから駐車再生の要求があり、 その処理中 Recov. Stby エンジンコンピュータからオペレータに対 してリカバリ再生を要求中 Recov.
• DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能 な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用して ください。 • リセット再生中は、インフォセンターにアイコンが表 示されます。 • リセット再生中は、出来うる限りエンジンを止めたり エンジンの速度を落としたりしないでください。 重要 可能な限り、リセット再生が終了するまで 待ち、その後にエンジンを停止するようにしてくだ さい。 定期的リセット再生 過去 100 運転時間以内に、再生リセット、駐車、リカ バリが終了できなかった場合、エンジンコンピュータは リセット再生を試みます。 g227304 図 38 再生禁止の設定 2.
g224404 図 42 g224394 図 40 • 注 排気温度が低すぎる場合には、インフォセンター上 にアドバイス NO.
DPF 稼 働 記 録 表 が ロ ッ ク さ れ る 場 合 エンジンコンピュータがリカバリ再生を要求してい る、またはリカバリ再生の処理中である時には、駐 車再生 PARKED REGEN を選択することはできませ ん。駐車再生はロックされ、施錠アイコン図 49がイ ンフォセンターの右下に表示されます。 • g224398 図 45 重 要 PTO を 使 用 す る に は 、 駐 車 再 生 を 行 う 必 要 ペー が あ り ま す 駐 車 再 生 や リ カ バ リ 再 生 の 準 備 (ペ と 駐 車 再 生 や リ カ バ リ 再 生 の 実 施 (ペ ペー ジ ジ 37)と を参 照 。 38)を 注 ホーム画面に PTO 無効アイコンが表示されま す 図 46 。 g224625 図 49 エンジンコンピュータがリカバリ再生を要求してい いないのに、リカバリ再生 RECOVERY を選択する ことはできません。リカバリ再生はロックされ、施 錠アイコン図 50がインフォセンターの右下に表示 されます。 • g224415 図 46 リカバリ再生のメッセージ リカバリ再
駐車再生やリカバリ再生の実施 注意 になる。 DPF 再 生 中 の 排 気 は 高 温 お よ そ 600°Cに 高温の排気は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。 • 絶対に締め切った場所でエンジンを運転しな いこと。 • 排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。 • 高温になっている排気系統各部に触れないこ と。 • 排気管の近くに立たないこと。 重要 エンジンの速度設定を上げたり、駐車ブレーキを 解 除 し た り す る と 、 DPF 再 生 は キ ャ ン セ ル さ れ ま す 。 1. g224414 DPF Regeneration メニューで、中央ボタンを押 して駐車再生開始 PARKED REGEN START また はリカバリ再生開始RECOVERY REGEN START オ プションに移動し図 51、右ボタンで再生を開始 する 図 51 。 g227678 図 52 3.
g224406 g224406 図 56 7. g224626 エンジンコンピュータがエンジンの状態と不具合情 報をチェックする。インフォセンターに、以下の表 にあるようなメッセージが表示される場合がある メッセージの確認と修正操作の一覧表 g224630 図 54 5. インフォセンターの画面に、再生開始中INITIATING DPF REGEN と表示される図 55。 修 正 操 作 再生メニューを中止し、マシンを通常通りに運転する。 前回の再生から 50 運転時間以上経過すれば再生が実施可 能 最後の再生からの経過時間 (ページ 33)を参照。 g224411 修 正 操 作 エンジンの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 g227681 図 55 6.
メ ッ セ ー ジ の 確 認 と 修 正 操 作 の 一 覧 表 (cont'd.) 修 正 操 作 エンジンをローアイドル速度にする。 g224392 修 正 操 作 エンジンコンピュータの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 8. 図 58 インフォセンターはホーム画面となり、再生実 施中は画面右下に再生実施中アイコン図 57が 表示される。 注 再生に失敗した場合は、インフォセンターに アドバイス No. 184図 58が表示される。左ボタ ンを押してホーム画面に戻る。 g224403 図 57 注 DPF 再生中は、インフォセンターに高温排気 アイコン 9. が表示されます。 駐車再生やリカバリ再生が終了すると、インフォ センターにアトバイスNO.
駐車再生やリカバリ再生をキャンセルするには 刈り込み速度について 駐車再生やリカバリ再生をキャンセルするには、キャ ンセル設定を行います。 遅めの速度で刈り込むとカットの質が向上します。カッ ティングユニットへの負荷が大きくなったら走行ペダル の踏み込みを浅くして走行速度を遅くし、走行に掛か る負荷を下げてください。 1. DPF 再生メニューにアクセスする図 60。 刈り込みの方向を変える 刈り込みの方向を変えるようにしましょう同じルートで長 期間刈り込むとターフにタイヤマークがついてしまいま す。また、刈りかすの飛散方向も変わるので自然分解 が促進され、栄養的にも有利です。 低く刈りすぎない いままで使っていた芝刈り機よりも広い刈り幅で刈る場 合には、以前の刈り高より少し高目の設定で刈って、 以前と同じ刈高に仕上がるか、凹凸面を削らないか、 確認してください。 g227305 図 60 2.
通常運転への復帰 また病気にもかかりやすくなります。刈り込みブレード に磨耗や破損が発生していないか毎回点検してくださ い。必要に応じてブレードを研磨してください。ブレード が破損したり磨耗したりした場合には、直ちに交換して くださいトロの純正ブレードを使ってください。デッキの マニュアルの「ブレードの整備」を参照。 1. 注 バイパスバルブを締めすぎないように注意 してください。 2.
g014264 図 63 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 10 時間 • オルタネータベルトの張りを点検する。 • ホイールナットのトルク締めを行う。 使用開始後最初の 200 時間 • 油圧オイルとフィルタを交換する。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • 安全装置のテスト エアクリーナのインジケータを点検する。 エンジンオイルの量を点検する。 水セパレータから水や異物を流し出す。 冷却液の量を点検する。 ラジエターは圧縮空気を吹き付けて清掃してください(水で清掃しないこと)。.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 第週 点検項目 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検す る。 ブレーキの動作を確認する。 エンジンオイルの量を点検す る。 冷却液の量を点検する。 燃料・水セパレータの水を抜 く。 エアフィルタ、ダストカップ、 バルブを点検する。 エンジンから異常音がないか 点検する。 2 ラジエターとスクリーンの汚れ 運転操作時に異常音がない か点検する。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗損傷を点 検する。 オイル漏れがないか点検す る。 燃料残量を点検する。 タイヤ空気圧を点検する 計器類の動作を確認する.
要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜いておくこと。 整備前に行う作業 整備作業のための準備 1. PTOが解除されていることを確認する。 2. 平らな場所に駐車する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. 必要に応じて刈り込みデッキやアタッチメントを 下降させる。 – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 5. エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待 つ。 – カッティングユニットを停止させる。 6. キーをSTOP位置に回して抜き取る。 – カッティングユニットを下降させる。 7.
フードの支え棒の使い方 1. フードラッチを外す。 2. フレームチューブの下に支え棒が入る高さまで フードを持ち上げる図 64。 3. フードを静かに下げながら、フレームチューブの 下に支え棒をセットする。 4. フードを元に戻すには、まずフードを少し持ち上 げ、フレームチューブから支え棒を外し、その 後、フードを静かに下ろす。 5. ラッチをしっかりと掛ける。 g015806 図 64 1.
潤滑 ベアリングとブッシュのグリスアップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと ベアリングとブッシュにグリスを補給するほこりのひどい場所で使用する場合はより ひんぱんに 。 定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グリスを注入します。車体を水洗いしたときは整備間隔に関 係なく直ちにグリスアップしてください。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティングをきれいに拭く図 65。 2. グリスガンでグリスを注入する。 3.
注 後部ステアリングリンクのグリスフィッティングにアクセスするには、物入れを外してください。 注 機体を床から浮かせると、上下のキングピンにグリスがより良く回るようになります。4箇所のキングピンア センブリのすべてにおいて、アクスルケース/ブッシュアセンブリの上下両方からグリスがはみ出てくるまで 注入を続けてください 図 66 。 g026734 図 66 注 ベアリングの寿命は、機体を水洗いすの仕方で長くも短くもなります。機体が熱いうちの水洗いは避けてく ださい。また、高圧の水をベアリングやシールに当てないでください。 49
エンジンの整備 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めキー を抜き取った状態で行ってください • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—エアクリーナのイ ンジケータを点検する。 400運転時間ごと—エアクリーナの清掃を行って くださいインジケータが赤になったらその時点 で、運転条件の悪いところでは整備間隔が短く なります 。 エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検 してください。破損していれば交換してください。吸 気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみ などを点検してください。 エアクリーナのフィルタの整備は、インジケータが赤色 になってから行ってください図 67。早めに整備を行って も意味がありません。むしろフィルタを外したときにエン ジン内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。 g009709 図 67 1.
です。既にエンジンを始動してしまった場合には、一旦 エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間 程度待ってください。油量がディップスティックのADD マークにある場合は、FULLマークまで補給してくださ オイ ル を 入 れ す ぎ な い よ う に 注 意 し て く だ さ い 。 い。オ 重要 エンジンオイルの量がディップスティックの上限 マークと下限マークの間にあるように管理してください。 多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響が出ます。 g011505 図 69 1. 2. 1. 平らな場所に駐車する。 2.
g214715 g213864 g213863 図 73 1. DPF のディーゼル酸化触媒DOCとすすフィ ルタの分解手順は、 サービスマニュアル を 参照のこと。 2. DPF のディーゼル酸化触媒DOCとすすフィル タの交換用パーツや整備については、サー ビスマニュアルを参照するか、弊社ディスト リビュータに問い合わせる。 3. きれいなDPFに交換した後には、弊社ディ ストリビュータに依頼してエンジンのECUをリ セットする。 g033165 図 71 4.
燃料系統の整備 注 適切な燃料の選択については 燃料についての仕様 (ページ 22) を参照のこと。 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火 したり爆発したりすると、やけどや火災などを引 き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状 態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補給す る時は、補給管の下までとする。 • 燃料の取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 ウォーターセパレータの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 400運転時間ごと 図 74 のように水セパレータの整備を行う。 g031412 図 74 53
エンジン側燃料フィルタの整備 電 気 系 統 の 整 備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 1. 重要 電気系統の整備を行うときは必ずバッテリーケー ブルを取り外してください。その際、ショートを防止 するため、必ずマイナス ケーブルを先に取り外してく ださい。 フィルタヘッドの周囲をきれいに拭く図 75。 電気系統に関する安全確保 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 g033866 図 75 2.
バッテリーの整備 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと バッテリーの上面をきれいに保持してください。高温環 境下で保管すると涼しい場所での使用に比べてバッテ リーは早く放電します バッテリー上部はアンモニア水または重曹水に浸したブ ラシで定期的に清掃してください清掃後は表面を水で流 して下さい 清掃中はセルキャップを外さないでください g198812 図 76 1.
走行系統の整備 バッテリーの保管 本機を30 日以上にわたって使用しない場合は、バッテ リーを取り外して充電しておいてください。充電終了後 は、機体に取り付けて保存しても、機体から外したまま で保存しても構いません。機体に取り付けて保存する 場合は、ケーブルを外しておいてください。温度が高い とバッテリーは早く放電しますので、涼しい場所を選ん で保管してください。バッテリーを凍結させないために は、完全充電しておくことが大切です。完全充電した バッテリー液の比重は 1.265-1.299 になる タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 前後のタイヤとも規定値に調整して運転してくださ い。前タイヤの適正空気圧は 103kPa1.05kg/cm2 = 15psi、後タイヤは 172kPa1.75kg/cm2 = 15psi に統一 する。キャブを搭載している場合は、前後のタイヤと も 172kPa1.
冷却系統の整備 ラジエターの清掃 冷却系統に関する安全確保 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 悪条件下で使用 している場合はラジエターの清掃回 数を増やす。 • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす冷却液は子供や ペットが触れない場所に保管すること。 • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター 部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。 エンジンをオーバーヒートさせないよう、ラジエターは常 にきれいに維持してください。 注 オーバーヒートのためにデッキアタッチメントやエン ジンが停止した場合には、まずラジエター部分にごみ がたまっていないかを点検してください。 – エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 – キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温 の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。 • マシンを運転するときには、必ず所定のカバーを取 り付けておくこと。 • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけな いように注意すること。 • 保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜 き取っておくこと。 1
ブレーキの整備 駐車ブレーキの調整 駐車ブレーキが掛からなくなったら、ブレーキのツメの 調整が必要です。 ブレーキの調整 1. ブレーキペダルの遊びが 25 mm以上となったり、ブレー キの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行っ てください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでか ら抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。 駐車ブレーキのツメをフレームに固定しているね じ2本をゆるめる図 84。 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッシュギ アのガタを利用してドラムを前後にゆすり、ドラムが何 にも接触していないことを確認してください。 1. 遊びを減らすブレーキを締めるには、ブレーキ ケーブルのねじ山の前ナットをゆるめ、後ろの ナットを締める図 83。 g011617 図 84 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキの爪 2. ねじ 2本 4. ブレーキの戻り止め g011616 図 83 1. 2. 3. ブレーキケーブル 2. 2. ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かるまで駐 車ブレーキペダルを前に踏み込む図 84。 3.
ベルトの整備 制御系統の整備 オルタネータベルトの点検 走行ドライブのニュートラル調 整 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 10 時間 100運転時間ごと 注 最近に油圧オイルの交換や走行モータ、ホースの交 換などを行った場合には、この調整作業を行う前に、 油圧システム内部に入り込んでいるエアをパージする 必要があります。パージ作業は、マシンを前進方向お よび後退方向に数分間運転すれば完了します。パージ 作業後、必要に応じて油圧オイルを補給してください。 100 運転時間ごとにベルト図 85の劣化状態および張り 具合を点検してください。 1. プーリとプーリとの中間部を 40N約4.4kg の力 で押した時に、10 mm 程度のたわみがあれば 適正です。 2. たわみが10 mmでない場合には、オルタネータ 取り付けボルトをゆるめる図 85。オルタネータベ ルトの張りを調整し、ボルトを締め付ける。ベル トのたわみが適切に調整されたことを確認する。 注 本機が体が平らな床面にあるときに、走行ペダル から足をはなしても機体が動きだすようでしたら調整が 必要です。 1.
g014893 図 87 1. 走行ペダル 3. 1.5 mm 2. ストップボルトとジャムナッ ト 前進用 4. g026002 ストップボルトとジャムナッ ト 後退用 図 86 1. トランスミッション・コントロールロッド • • 4. 左後輪が逆転している場合は、ロッドをゆっ くりと左に回し前から見て、左後輪の回転が 止まるかあるいは最小限になるまでロッドを 長くしていく。 スロットルをFAST位置とする。タイヤが回転しな い、あるいはごくわずかだけバック回転している ことを確認する。必要に応じて調整する。 ジャムナットを締めつける。 6. 右後タイヤについても同じ作業を行う調整は右側 トランスミッション・コントロールロッドで行う。 7. エンジンを止め、ジャッキスタンドを外し、機体を 床に下ろす。 8. 試験運転で調整クリーピングがなくなっている こと を確認する。 最高走行速度の調整 1. 平らな場所に駐車し、PTO を解除し、走行ペ ダルをニュートラル位置にセットし、駐車ブレー キを掛ける。 2.
油圧系統の整備 6. オイルの量がディップスティックのノッチ範囲より少 なければ、適切な高品質油圧オイルを補給する。 タンクに入れすぎないように注意してください。 油圧系統に関する安全確保 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受けてください。万一、油圧オイルが 体内に入った場合には、この種の労働災害に経 験のある施設で数時間以内に外科手術を受ける 必要がある。 • • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 • • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 もう一度首まで完全にねじ込んでから抜き、オイ ルの量を点検する図 88。 7. ディップスティックを元に戻し、キャップを取り付け て手で軽く締め付ける。 8.
キャブの保守 ウォッシャー液タンクに液を入 れる 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 46)を参照。 2. フードを上げ、支持棒で支える図 90。 g014393 図 89 1. 2. トランスミッションケースの ドレンプラグ 3. 油圧オイルタンクのドレン プラグ g028438 図 90 ウォッシャー液ボトルとウォッシャー液のマーク フィルタ 油圧オイルフィルタ取り付け部の周辺をウェスで きれいに拭き、フィルタを外す (図 89)。 3. 必要に応じてウォッシャー液をボトルに補充する。 5. すぐに新しいオイルフィルタを取り付ける。 4. フードを閉じる。 6. タンクとトランスミッションケースにドレンプラグを 取り付ける。 7. オイルを適正レベルまで補給する 油圧システムを 点検する (ページ 61)を参照。 8. エンジンを始動し、オイル漏れがないか点検す る。エンジンを約5分間運転した後、エンジンを 停止する。 9. 2分後、油圧オイルの量を点検する 油圧システ ムを点検する (ページ 61)を参照。 4.
エアコンのコイルの清掃 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 悪条件下で使用している 場合はエアコンコイルの清掃回数を 増やす。 1. 整備前の準備を行う 整備作業のための準備 (ページ 46)を参照。 2. エアコン用スクリーンのタブ4個図 93を外してス クリーンを取り外す。 g028378 図 91 1. フィルタ 2. 格子 3. ねじ g033067 図 93 1. 3. スクリーン 2. タブ 4個 ファン用のプラグとコードをソケットから外す図 94 。 g028379 図 92 1. フィルタ 2. 格子 2. 3. g033068 ねじ 図 94 フィルタをエアで吹いて清掃するオイル分を含ま ないエアで清掃すること。 重要 破れている場合や汚れがひどい場合はフィ 1. ノブ 2個 3. ファンパネル 2. ファン 2個 4. プラグとコード2 4. ファンパネルアセンブリとファンをキャブの上部に 固定しているノブ2個ボルトを外してアセンブリを 外す 図 94 。 5. 低圧のエア 2.76bar2.
6. ファンパネルアセンブリとファンをキャブ上部に取 り付けるステップ 4 で外したノブ 2 個を使う。 7. ステップ3で外したコードを元通りに接続する。 8. エアコンスクリーンをキャブ上部の開口部に元通 りにに取り付け、タブ4個で固定する。 洗浄 キャ ブ の 清 掃 Cabキ 重要 キャブのシール部分とライト部分に注意してくださ 。圧 力 洗 浄 機 を 使 用 す る 場 合 は 、 洗 浄 機 の ノ い 図 95。 ズ ル を キ ャ ブ か ら 少 な く と も 60cm 離 し て 洗 浄 し て く だ さ い。キャブのシール部分、ライト、後部のオーバーハ ングに高圧洗浄機の水を直接吹き付けないでください。 g034330 図 95 1. シール 3. 洗浄機のノズルを 60cm 以 上離してください。 2. ライト 4.
保管 エンジンの整備 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグをはめ る。 2. エンジンオイルとフィルタの交換を行う エンジンオ イルとフィルタの交換 (ページ 51)を参照。 3. 所定品質の新しいエンジンオイルを入れる エンジ ンオイルの量 (ページ 51)を参照。 4. エンジンを始動し、約2分間のアイドル運転を 行う。 5. 燃料タンク、燃料ライン、ポンプ、セパレータか ら燃料を抜き取る。 燃料タンクの内部をきれいな 燃料で洗浄し、ラインを元通りに接続する。 6. エアクリーナをきれいに清掃する。 7. エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を防水 性のマスキングテープでふさぐ。 8. オイルタンクと燃料タンクのフタが締まっているの を確認する。 マシンの準備を行う 1.
メモ
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