Form No. 3401-529 Rev D オペレータ エンクロージャキット Groundsmaster® 360 マ ル チ パ ー パ ス マ シ ン モ デ ル 番 号 31220 取り付け要領 安全について 安全ラベルと指示ラベル このエンクロージャを取り付ける前に、 取り付け手順書 の説明を十分に理解してください。 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや 指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 エンクロージャの取り付けに際して機体を浮かせる必要 があるときには、適切な支持台、ホイスト、ジャッキな どを使用してください。まず、機体がコンクリートなどの しっかりした床の上に駐車してください。エンクロージャ がしっかり保持されていないと、動いたり落下する危険 があり、重大な人身事故の原因となります。 ボルト、ナット、ねじ類は十分に締めつけ、常に機械 全体の安全を心掛けてください。 decal98-4387 98-4387 1.
手順 4 5 6 7 数量 内容 エンクロージャ 平ワッシャ ⅜" ロックナット ⅜" 後上マウント ボタンヘッドボルト5/16" ワッシャ 5/16" ボルト ¾ x 4" ロックナット ¾" ウォッシャ液タンク ウォッシャ液タンク用ブラケット ウォッシャ液タンク用ブラケットヤンマー ワイヤハーネス 延長ワイヤハーネス キャリッジボルト⅜ x 2" キャリッジボルト⅜ x ¾" フランジナット ⅜" ボルト ¼ x ¾" フランジナット ( ¼" ) ヤンマー用ホースブラケット ボルト 5/16 x 2" フランジナット ヒーターホースアセンブリ キャリッジボルト5/16" ロックナット 5/16" 字フィッティング ホースクランプ1½" ホースクランプ 1" ニップル ⅝" 1 4 4 1 3 3 2 2 1 1 1 1 1 2 4 6 5 5 1 1 1 1 1 1 1 2 2 1 必要なパーツはありません。 – 2 用途 エンクロージャを取り付けます. ウォッシャー液タンクとハーネスを取り 付けます。 ヒーターホースを取り付けます.
1 車両の準備を行う B. リテーナピンをキャリアフレームに接続してい るショルダ付きねじを外す図 1。 C. キャリアフレームとプルリンクから、リテーナ ピンを注意深く抜き取る図 1。 この作業に必要なパーツ 1 タップねじ 1 右後アイソレータマウント 1 左後アイソレータマウント 2 ボルト ½ x 4" 2 ロックナット ½" 2 ボルト ¾ x 1¾" 2 ロックナット ¾" 4 平ワッシャ ⅜" 4 ロックナット ⅜" 2 打ち抜きプラグ 1. プルリンクデッキ上昇時 5. 3 ボタンヘッドボルト5/16" 2. ショルダ付きねじ 6. クレビスピン ワッシャ 5/16" 3. リテーナピン 7. 調整クレビス 4. トーションスプリング 3 g017279 図1 手順 7. 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エ エンジンが完 ンジンを停止し、キーを抜き取る。エ 全に冷えるのを待つ。 2. 機体からエンジンカバーを外す。 3.
警告 万 一 エ ン ジ ン を 始 動 し て PTO シ ャ フ ト を 回 転 させてしまうと大きな人身事故やマシンの損 傷事故につながる恐れがある。 PTO 駆 動 シ ャ フ ト が カ ッ テ ィ ン グ デ ッ キ に 接 続 さ れ て い な い 時 に エ ン ジ ン を 始 動 し て PTO ス イッチを操作しないこと。 9. 以下の要領で、刈り込みデッキのギアボックスか ら、PTO 駆動シャフトの端部にあるヨークを外す A. ヨークとギアボックスのシャフトからロールピ ンを取り外す図 3。 g017248 図4 1. g012230 図3 1. 駆動シャフト 2. キャップスクリュとロックナッ 4. ト 3. 刈高ピン 12. ROPS ピンを内側から差し込んだ状態で、ROPS ピボットボルトを外して廃棄する図 5。 13. 右後部アイソレータマウントを 図 5 のように向け て図は右側、新しいボルト½ x 4"とワッシャ½"を 外側から内側に向けてヘッドの下に取り付ける。 ロールピン ギアボックス B.
15. アイソレータ後部を、ROPS に取り付ける六角 ヘッドボルト¾ x 1¾"1本、ワッシャ¾"、ロックナッ ト¾"を使用して図 5のように取り付ける。 16. 同じ手順で、左後アイソレータ・マウントも取り 付ける。 ホースの通り道を確保する クボタエ ンジン搭載機のみ 1. 図 6 に示す寸法にしたがって、シートの後ろにあ るプラスチックのコーナー部を加工して、エンク ロージャからくるホースとワイヤハーネスが通れ る隙間をつくる。ノッチは両方とも幅 50 mm、高 さ 32 mm とする。 重要 燃料タンクや油圧オイルタンクを削り込んで しまわないように注意してください。 g014580 図7 1. フランジヘッドボルト 2. 収納部サポートブラケット 運転席後ろのプラスチック 2. プッシュナット必要に応じ 3. 物入れを外す。 4. 加工が終了したら、物入れを元通りに取り付け る。 2 g017252 図6 図は完成状態 1. 3. 前マウントを取り付ける 切り落としたコーナー部 この作業に必要なパーツ 2.
3 フロアマットを取り付ける この作業に必要なパーツ フロアマット 1 手順 1. g014584 図8 1. 前カバー 2. プッシュナット必要に応じ 2. 3. ブレーキペダルの上からフロアマットを被せ、マッ トについているスリットを使って、走行ペダルを取 り囲むようにマットを敷く図 10。 フランジヘッドボルト 前マウントをフロアプレートに固定するボルト⅜ x 1¾"2本、ワッシャ⅜"4枚、ロックナット⅜"2個 を使用する。 前マウントは、図 9のようにセットする。 3. 前カバーを前アクスルに固定するフランジヘッ ドボルトを使用する。 g017251 図 10 1. g017250 図9 1. 前マウント 2. ボルト、ワッシャ、ロック ナット 6 フロアマット 2. マットの後端部をシートベースの下に引き込み、 マットがどちらのペダルにも干渉しないように、 位置を調整する。 3.
4 エンクロージャを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 エンクロージャ 4 平ワッシャ ⅜" 4 ロックナット ⅜" 1 後上マウント 3 ボタンヘッドボルト5/16" 3 ワッシャ 5/16" 2 ボルト ¾ x 4" 2 ロックナット ¾" g033077 図 11 1. 3. 以下の手順で、エンクロージャについている左右 のドアを外す • まず、エンクロージャのフレームに取り付け られているガススプリングがドアと一緒に外 れてくるように、ガススプリングのフレーム側 を外す。 • ガススプリングを外すには、オレンジ色のタブ を親指で押し、ロッキングピンが立ち上がった ら引き抜く。 • 各ドアは、前後に軽く回転させながら、真っ 直ぐに上に持ち上げて外すこと。 3. ロックナット 2. ROPS プレート 手順 1.
外れた台木前側2本、後側1本は保管しておい て、エンクロージャを取り外した際の格納台と して使用するとよい。 6. エンクロージャを車両の上に吊り上げ、ROPS バーがエンクロージャの中に入るようにゆっくりと 車体上に降ろす。 11. エンクロージャの外側から、金属タンクの通気ラ イン先ほど外したものの真っ直ぐな端部を、後パ ネルの左下側にあるゴム製グロメットに通すよう に押し込む。 12. ゴム製のラインが、ゴム製のアイソレーションマウ ントよりも上に出るようになり、ベントラインの開 口端ブレーキがエンクロージャの外側で下向きに なり、水や異物が浸入できないようにゴム製ライ ンを調整する図 14。 重要 クボタエンジン搭載機では、ホースやワイ ヤハーネスがエンクロージャに挟まれたりせず に、運転席後部に作った穴から適切に配設され るように注意してください。 ヤンマーエンジン搭載機では、ホースを電装セン ターの左側に沿って配設する。センターを前に倒 すと作業がしやすくなります。 7.
2. 5 キャリッジボルト ⅜ x ¾" 4本とフランジナットを 使って、ウォッシャ液タンクをブラケット固定す る 図 16 。 ウォッシャー液タンクとハーネ スを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ウォッシャ液タンク 1 ウォッシャ液タンク用ブラケット 1 ウォッシャ液タンク用ブラケットヤンマー 1 ワイヤハーネス 1 延長ワイヤハーネス 2 キャリッジボルト ⅜ x 2" 4 キャリッジボルト⅜ x ¾" 6 フランジナット ⅜" 5 ボルト ¼ x ¾" 5 フランジナット ( ¼" ) g033041 図 16 1. キャリッジボルト⅜ x ¾" 2. ウォッシャ液タンク 3. フランジナット ウォッシャ液タンクを取り付ける ウォッシャ液タンクを取り付ける ヤンマーエンジン搭載機のみ クボタエンジン搭載機のみ 1. ボルト⅜ x 2"2本とフランジナットを使って、ウォッ シャ液タンクをフレーム右側に取り付ける図 15。 1.
3. ウオッシャーブラケットの上穴を、¼" ボルトと ¼" ロックナットで固定する。ナットが外側にくるよう にすること。 ワイヤハーネスを接続する 1. バッテリーのプラス端子のナットを外して、図 18 のように、Battery Positive と書かれた赤いケー ブルのリング端子をボルトに取り付け、ナットで 元通りに締め付ける。 2. バッテリーのマイナス端子のナットを外し、Battery Negative と書かれた黒いケーブルのリング端子を ボルトに取り付け、ナットで元通りに締め付ける。 g017259 図 19 1. 3-端子ソケット 2. エンクロージャからきてい るホース 注 ヤンマーエンジン搭載機では、ハーネスはエ ンジンの反対側を通すことが必要です。バッテ リーとキャブとの間に、キット付属の 460 mm の 延長ハーネスを使用してください。 5. エンクロージャの紫色の線イネーブルワイヤを、ト ラクションユニットのワイヤハーネスに接続する。 A. クボタエンジン搭載機のエンクロージャ用イ ネーブルワイヤは、エンジンルームの左側 にある緑色の線です。 B.
6 ヒーターホースを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ヤンマー用ホースブラケット 1 ボルト 5/16 x 2" 1 フランジナット 1 ヒーターホースアセンブリ 1 キャリッジボルト 5/16" 1 ロックナット 5/16" 1 字フィッティング 2 ホースクランプ 1½" 2 ホースクランプ 1" 1 ニップル ⅝" g033039 図 21 1. フランジナット5/16" 2. ホースブラケット 3. ボルト5/16 x 2" ホースが機械の可動部、高温部、鋭利な部分を 確実に避けるようにすること。 長いホースをフレームの外側、冷却液補助タン クの下へ通し、そこからクロスチューブの周囲を 通って最後にブラケットに向かうように配設する。 短い方のホースを、フレームの内側に通し、長い ホースに合流してクロスチューブの内側に配設す る。ホースを折り曲げてしまわないよう、急な曲 げを作らないように注意すること。 ヒータ用ハーネスを取り付ける ヤン マーエンジン搭載車 1. 3. 図 20に示された位置に、穴直径 8.7 mmを開 ける。 4.
10. ホースクランプ1½" 2 個を使って固定する。 16. 17. g033075 図 22 1. 長いホース 3. 字フィッティング 2. ホースクランプ 4. ラジエターの下ホース 11. 付属品のニップル⅝"のねじ山部分にテフロンテー プを巻き、ウォーターポンプのプラグを外し、プラ グの代わりにニップルを取り付ける。 12.
注意 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジ エター部分に触れたりすると大火傷をする恐 れがある。 • エンジンが高温のうちは、ラジエターの プラグを抜かないこと。プラグを抜く時に は、必ず、ラジエターが十分に冷えるま 分ぐ ら い 待 っ て か ら 行 う こ と 。 で 15分 • ラジエターや周囲の高温部分に触れない ように注意すること。 5. ラジエターの下ホースの下に受け容器をおく。 6. ドレンプラグを抜き取り、排出されるラジエター 液を容器に回収する。 g017262 図 26 7. 下ラジエターホースを直線部分の中央で切断し、 冷却系統に残っている冷却液を回収する。 8. T-字フィッティングを取り付けるバーブ鋸歯を 図 25のように下に向けること。 12. 9. ホースクランプ1½" 2 個を使って固定する。長い 方のホースをバーブに取り付けて小さい1"ホース クランプで固定する。 長いホースと短いホースをケーブルタイで固定す るホースが折れないように、また高音部や可動 部、鋭利な部分に触れないようにすること。 13.
16. ラジエターキャップを外して冷却液を入れる。ラ ジエター液の仕様についてはトラクションユニット の オペレーターズマニュアル を参照。キャップを 取り付ける。 17. スイッチパネルについている温度コントロールノ ブを HOT 位置にセットし、エンジンを始動してコ ンソールに入っていくヒーターホースが暖かくなっ てくることを確認する。暖かくなってこない場合に は、コンソーススイッチのノブを中間位置にセット してもう一度確認する。 運転操作 コンソールの機能 コンソールの機能は 図 28にまとめてあります。各ス イッチのすぐ上に、押しボタンリセット式の回路ブレー カがついています。もし、これらのブレーカのボタン が飛び出してきたら、数分間待ってから、ボタンをも う一度押し込んでください。もしも、またボタンが飛び 出してくるようであれば、その機能の使用を中止して 原因を究明してください。 これでも暖かくならない場合には、冷却液を追 加する必要があるだろう。エンジン停止後、温 度が十分に下がるのを待ってからキャップを開 けること。 18.
保守 各締結部の点検と再締め付け 8運転時間後に各締結部の点検および締め付けを行っ てください。その後も、各部にゆるみがでていないか定 期的に点検し必要に応じて締め付けを行ってください。 エンクロージャの洗浄 マイルドな石鹸または洗剤を使って手洗いし、こびりつ いているごみやほこりを落としてください。圧力洗浄器 は使用しないようにしてくださいエンクロージャ内部に水 やごみを入れてしまうことが予想され、コンソール部に 漏電などを起こす恐れがあります。 6. 上部後マウントをROPS周囲に固定しているボタ ンヘッドボルト5/16"3本とスチールワッシャ5/16"3 枚を外し、マウントを下方に倒すように回転させ て外す。ボルトとワッシャは保管図 13。 7. エンクロージャの4すみにあってゴム製のアイソ レータに取り付けられているロックナット⅜"4個と 平ワッシャ⅜"を取り外して保管する。アイソレータ は車両側に残しておく。 8. エンクロージャを取り外す時にハンドルを壊してし まわないように、ステアリングハンドルを 運 転 席 に 向 か っ て 一杯に倒す。 9.
刈り込みデッキの取り付け D. 1. 機体のキャリアフレームの下に、刈り込みデッ キを押し入れる。 2. リングピン4本とクレビスピンを使って、昇降チェー ンをデッキの調整クレビスに固定する図 29。 ヨークとギアボックスを接続しているロック ナットを締め付ける 図 30 。ロックナットを 175-225 in-lb20-25 N·m=2.0-2.6 kg.mにト ルク締めする。 4. エンジンを掛け、刈り込みデッキを完全に上昇さ せる。エンジンを止め、キーを抜き取る。 5. プルリンクをキャリアフレームに合わせて、リンク をリテーナピンで接続する図 29。リテーナピン は、ショルダねじでフレームに固定する図 29。 6. 希望の刈高に合わせて、刈高ブラケットに刈高ピ ンを取りつける図 31。 g017279 図 29 1. プルリンクデッキ上昇時 5. デッキ昇降チェーン 2. ショルダ付きねじ 6. クレビスピン 3. リテーナピン 7. 調整クレビス 4. トーションスプリング 3.
図面 g017289 エ ン ク ロ ー ジ ャ 側 ワ イ ヤ ハ ー ネ ス (Rev.
g017290 車 両 側 ワ イ ヤ ハ ー ネ ス (Rev.
メモ