Form No. 3391-319 Rev A 輪駆 動 マ ル Groundsmaster® 360 4輪 チパーパス・マシン シリ ア ル 番 号 315000001 以 上 モ デ ル 番 号 31223—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。 詳細については、DOC シート規格適合証明書をご 覧ください。 サービスにおたずねください。お問い合わせの際に は、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知ら せください。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻 印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうち に番号をメモしておきましょう。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、ディーゼルエンジン の排気には発癌性や先天性異常などの原因と なる物質が含まれているとされております。 地域によっては、この機械の使用に当たり、本機の エンジンにスパークアレスタを取り付けることが義 務付けられております。スパークアレスタはオプ ションとして販売されています。ご入用の場合は、 弊社正規代理店よりお買い求めください。 図1 1.
目次 燃料系統の整備 .....................................................37 ウォーターセパレータの整備 ............................37 燃料系統からのエア抜き ....................................37 燃料インジェクタからのエア抜き ......................38 燃料タンクの清掃 ...............................................38 燃料ラインとその接続........................................39 電気系統の整備 .....................................................39 ヒューズの点検 ..................................................39 バッテリーの整備 ...............................................39 バッテリーの保管 ..
安全について 運転の前に • この機械は、EN ISO 5395:2013 規格およびANSI B71.
• 有毒な一酸化炭素ガスが溜まるような閉め切っ た場所ではエンジンを運転しないでください。 • 作業は日中または十分な照明のもとで行って ください。 • エンジンを掛ける前には、アタッチメントのク ラッチをすべて外し、ギアシフトをニュート ラルにしてください。 • 横転 保 護 バ ー の 使 用 と 保 守 整 備 ROPS横 • ROPS横転保護バーは効果の高い重要な安全装置 です。運転する時は常にROPSを完全に立てた状 態にし、必ずシートベルトと共にお使いくださ い。 • 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜面で の作業には特に注意が必要です。転倒を防ぐため どうしても必要な場合以外にはROPSを降ろさな いでください。ROPSを降ろした状態ではシート ベルトを使用しないでください。 • ROPS を折りたたんでしまうと、転倒時に安全保 護ができなくなることを十分認識してください。 – 斜面では急停止・急発進しない – 斜面の走行中や小さな旋回をする時は十分に 減速する • 緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう、 練習しておいてください。 – 隆起や穴、隠れた障害
搬送する場合 • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすと きには安全に十分注意してください。 • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使 用してください。 • 荷台に載せたら、ストラップ、チェーン、ケー ブル、ロープなどで機体を確実に固定してくだ さい。機体の前後に取り付けた固定ロープは、 どちらも、機体を外側に引っ張るように配置し てください。 ローラが溝などに落ちて機体が転倒すると、最 悪の場合、死亡事故などの重大な事故となる 危険があります。 乗用芝刈り機を安全にお使いい ただくために TORO からのお願い 以下の注意事項は上記規格には含まれていません が、トロの芝刈り機を初めとする製品を安全に使 用していただくために必ずお守りいただきたい事 項です。 • エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質であ る一 酸化炭素が含まれている。屋内や締め切っ た場所ではエンジンを運転しないこと。 • エンジン回転中は、機械の可動部、カッティン グデッキの裏側や排出口に手足や髪、衣服を近 づけないでください。 • マシンには、使用中に熱くなる部分があります ので、これらの部分に触れな
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 117-3276 1. 冷却液の噴出に注意。 2. 爆発の危険オペレーターズ 4. マニュアル を読むこと。 3. 警告表面が熱い。触れな いこと。 警告 — オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 メーカー純正マーク 1. 117-3272 芝刈機メーカーが正規に使用しているブレードであること を示す。 1. 117-4766 106-2353 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと横転保護装置 ROPSを使用しないと万一横転した場合に人身事故になる 危険がある ROPS 使用時にはシートベルトを着用するこ と ROPS を使用していないときにはシートベルトをしないこと。 1.
117–2718 117-3270 1. 警告 表面が熱い。触れないこと。 2. ベルトに巻き込まれて大けがをする危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 117-3273 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 6. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 2. 警告講習を受けてから運転すること。 7. 警告 車両を離れるときは駐車ブレーキをロックし、エンジン を停止し、キーを抜くこと。 3. 警告 運転席に着席しているときにはシートベルトを着用する こと。 8. 転倒の危険 下り坂ではカッティングユニットを下降させること旋 回する時は速度を落とすこと高速でターンしないこと。 4. 手足のけがや切断の危険整備作業前にエンジンのキーを抜き 取り、マニュアルを読むこと可動部に近づかないこと。 9. 手足や指の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべての ガード類を正しく取り付けて使用すること。 5.
バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 117-3233 4輪駆動モデル 1. ヒューズに関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を 参照のこと。 2. 4 輪操舵ソレノイド 7.5 A 3. PTO 許可、4 輪操舵ランプ、デッキ上昇、デッキのフロー ト 7.5 A 4. グロー・インジケータ、燃料RUNソレノイド、診断ランプ、 始動 7.5 A 5. 6. ヘッドライト、デッキ・アクチュエータ、PTO 10 A ライト 15 A 7. 8. オペレータ・プレゼンススイッチ 10 A 電源ソケット、ライト 15 A 9. エンジン 10 A ホイールトルクについての規定 2. 参照 オペレーターズマニュアル 。 115-0492 キャブ無しモデル 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10.
120-0259 107-2916 1. 整備作業前にはエンジンキーを抜き取 り、 オペレーターズマニュアル を読む こと。 2. 異物が飛び出す危険デフレクタを上位 置にセットして、あるいは取り付けない で運転しないこと 必ず正しく取り付け て運転すること作業中は周囲に人を近 づけないこと。 10 3.
7-3277 4 輪駆動、キャブ無しモデル デッキ下降 6. 2 輪操舵 2. デッキ上昇 7. 4 輪操舵 3. エンジン 停止 8. 高速 4. エンジン 作動 9. 無段階調整 5. エンジン 始動 10. 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 用途 駆動シャフト ねじ, 5/16 x 1–3/4 インチ ロックナット, 5/16 インチ ロールピン, 3/16 x 1-1/2 インチ リテーナピン グリスフィッティング ワッシャヘッドねじ, 5/16 x 7/8 インチ 1 4 4 2 2 2 2 3 4 必要なパーツはありません。 – ROPS横転保護バーを立てます。 必要なパーツはありません。 – タイヤ空気圧を点検する。 5 必要なパーツはありません。 – 油圧オイル、エンジンオイル、冷却液の 量を点検します。 1 2 オプションの刈り込みデッキまたはQAS に駆動シャフトを取りつけます オプションの刈り込みデッキを取りつける のに使用します。 その他の付属品 内容 数量 用途 オペレーターズマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 エンジンマニュアル 1 ご使用前にお読みください。 パーツカタログ 1 パーツ番号を調べるための資料です。 オペレータのためのトレーニング資料 1
注 残りのキャップスクリュ、ロックナッ ト、ロールピンは、駆動シャフトの反対 側の端部をアタッチメントのギアボック スのシャフトに固定するのに使用するた めに保管する。 7. PTO 駆動シャフトについているグリス注入か らグリスアップを行う。 駆動シャフトの反対側の端部をアタッチメン トのギアボックスのシャフトに固定し終わっ たら、ワイヤハーネスの電気コネクタをPTO ソレノイドバルブのコイルのコネクタに接続 する 図 3 。 8. G018339 1 図3 1. 2 ワイヤハーネスの電気コネクタ 3. PTO駆動シャフトを機体前部の下に置く。駆 動シャフトのスリップシャフトヨーク図 4がト ランスミッションのPTOシャフトを向いてい ることを確認する。 刈り込みデッキ オプション の取り 付け用金具類 1 この作業に必要なパーツ 2 G018340 トランスミッションの駆動 シャフト 2. キャップスクリュ 3. PTO シャフト 4. リテーナピン 2 グリスフィッティング 2 ワッシャヘッドねじ, 5/16 x 7/8 インチ 手順 5 1.
注 バーを下げなければならない時は、固定 ピンに掛かっている力を除くためにバーを前 に押した状態でピンを抜き取り、フードの上 にバーを落とさないようにゆっくりと慎重に バーを降ろしてピンで固定します。 図5 1. ROPS 2. 3. ヘアピンコッター ピン 4 タイヤ空気圧を点検する 必要なパーツはありません。 手順 タイヤは空気圧を高めに設定して出荷しています。 運転前に正しいレベルに下げてください。キャブ を搭載していない場合、前タイヤの適正空気圧は 103 kPa1.05 kg/cm2 = 15 psi、後タイヤは 172 kPa1.76 kg/cm2 = 15 psiまで下げてください。キャブを搭載し ている場合は、前後のタイヤとも 172 kPa1.76 kg/cm2 = 15 psi に統一してください。 5 液量を点検する 必要なパーツはありません。 手順 1. 運転の前に油圧オイルの量を確認する。「油 圧オイルの量の確認」を参照。保守の章 14 2. エンジンを始動する前にエンジンオイルの量 を確認する「保守」の章の「エンジンオイル の量の点検」を参照。 3.
製品の概要 駐車ブレーキ 実際にエンジンを始動して作業を始める前に、各部 分の操作方法をよく知っておいてください。 駐車ブレーキを掛けるには、ブレーキペダルを踏 み込み、ペダルの上部についているラッチを踏み 込みます図 6。駐車ブレーキを解除するには、ロッ ク機構からラッチが外れて落ちるまでペダルを踏 み込みます。 走行ペダル チルト調整ペダル 走行ペダル(図 6)は前進走行と後退走行を制御しま す。ペダル前部を踏み込むと前進、後部を踏み込 むと後退です。走行速度はペダルの踏み込み具合 で調整します。スロットルが FAST 位置にあり負荷 が掛かっていない状態でペダルを一杯に踏み込む と最高速度となります。 ハンドルを手前に寄せたい場合には、ペダルを踏 み込み、ステアリングタワーを手前に引き寄せ、 ちょうど良い位置になったら、ペダルから足を離 します図 6。ハンドルを手元から遠くへ移動させ たい場合には、ペダルを踏み込み、希望位置まで ハンドルを前に押し出し、ラッチがかかったらペ ダルから足を離します。 各部の名称と操作 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に 戻り、走行を停止します
スロットルレバー こった場合には、直ちにエンジンを停止し油圧低 下の原因を調べてください。必ず修理してから運 転を再開してください。 エンジンの回転速度を制御します図 7。Slow 側にす るとエンジンの速度が低下します。レバーを SLOW 方向へ動かすとエンジン速度が遅くなります スロッ トルは、PTOの速度とエンジン回転数をコントロー ルしますスロットルで決まったエンジン回転数を ベースに走行ペダルで走行速度を変えられます。ア タッチメントを駆動する場合には、エンジンを必ず フルスロットルで駆動してください。 燃料計 燃料計図 8は、燃料タンクに残っている燃料の量を 表示します。 スイ ッ チ PTOス PTOスイッチはアタッチメントの作動と停止を行い ます 図 7 。 輪駆 動 モ デ ル に 操 舵 セ レ ク タ ・ ス イ ッ チ 4輪 のみ装備 スイッチの後部を押すと 4 輪操舵となり、前部を 押すと 2 輪操舵になります図 7。 アワーメータ 図8 エンジンの積算運転時間を表示します図 7。キーが RUN 位置にある時に作動します。表示時間を目安に して定期整備の計画を立ててく
運転操作 アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントやアクセ サリがそろっており、マシンの機能をさらに広げ ることができます。 詳細は弊社の正規サービス ディーラ、または代理店へお問い合わせください。 www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとア クセサリをご覧になることができます。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 この機械の運転音は、オペレータの耳の位置で 80 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け る と 聴 覚 に 障害を起こす可能性がある。 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 燃料を補給する 硫黄分の少ない微量500 ppm 未満、または極微量15 ppm 未満の新しい軽油またはバイオディーゼル燃 料以外は使用しないでください。セタン値が 40以 上のものをお使いください。燃料の劣化を避ける ため、180日以内に使いきれる程度の量を購入す るようにしてください。 燃 料 タ ン ク 容 量 51.
• バイオディーゼル混合燃料は塗装部を傷める可 能性がある。 • 寒い地方ではB5バイオディーゼル燃料が5または それ以下の製品を使用すること。 • 時間経過による劣化がありうるので、シール部 分、ホース、ガスケットなど燃料に直接接する 部分をまめに点検すること。 • バイオディーゼル混合燃料に切り替えてからし ばらくの間は燃料フィルタが目詰まりを起こ す可能性があります。 • バイオディーゼル燃料についてのより詳細な情 報は代理店におたずねください。 燃料を補給する 1. 平らな場所に駐車する。 2. エンジンを止め、駐車ブレーキを掛ける。 3.
重要 また、運転席がラッチで固定されている ことを確認すること。 警告 転倒事故の際の負傷や死亡を防止するため に ROPS は 必 ず 立 て た 位 置 に ロ ッ ク し て お き 、 運転時にはシートベルトを着用すること。 4. ROPS を立てるには、機体の左右でヘアピン コッターを抜き、ピンを外す(図 10)。 5.
2. 走行ペダルがニュートラル位置にあるのを確 認する。 3. 駐車ブレーキを掛け、 8. エンジンと油圧系統が十分に暖まるまで、ス ロットルレバーを Fast と Slow の中間にセッ トしたままで待つ。 重要 エンジンを初めて始動した時、エンジン やトランスミッション、ホイールモータなど のオーバーホールを行った後などは、ウォー ム ア ッ プ 後 、 ス ロ ッ ト ル レ バ ー を Slow 位 置 分間 の 時 間 を 取 っ て 前 進 後 退 に セ ッ ト し 、 12分 動作の確認を行ってください。また、昇降レ レバ ー を 操 作 し て 各 部 の 作 動 状 態 バ ー や PTOレ を確認する。以上の点検の後、エンジンを停 止させ、オイルの量、漏れや各部のゆるみや 不具合などがないか、さらに点検する。 4. PTO スイッチをOFF 位置とする (図 11)。 注意 機体の点検を行う前に、機械の可動部がす べて完全に停止していることを必ず確認 すること。 図 11 1. PTOスイッチ 3. グロープラグランプ 始動スイッチ 4.
輪駆 動 モ デ ス テ ア リ ン グ の 選 択 4輪 ルのみ 注 2 輪駆動から 4 輪駆動への切り換えを何度も行っ ているうちに正しい整列が得られなくなった場合 には、「保守」の章の「ステアリングの整列の修 正」を参照してください。 ターフへのダメージを最小限にしつつトリミング 性能を最大限に発揮するために、刈り込みは常に 4 輪操舵モードで行ってください。そして、道路 を走行するときや現場から現場へ移動する場合に は、必要に応じて 2 輪操舵モードにすることをお 奨めします。 停止 走行を停止するには、走行ペダルから足を離します ペダルはニュートラルに戻ります。 機体からを離れるときには必ず駐車ブレーキを掛け てください。また、忘れずに始動キーを抜き取っ てください。 注意 置きっぱなしの機械を子供などがいたずらで運 転すると大きな事故になる恐れがある。 機械から離れる時には、たとえ数分間であって も必ず駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。 刈り込みデッキやアタッチメント オプション の操作 刈り込みデッキ アタッチメント の上昇と下降 図 13 デッキ昇降スイッチ図 14は、デッキア
刈り高を調整する 高ストップピンを外し「刈高の調整」を参照、ピン を 15 cm の刈高位置に差し込みます図 16。 刈高の調整範囲は、25-158mm で、ストップピンの 取り付け穴を変更することにより、6mm 刻みで調 整することができます。 PTO を 入 れ る PTO スイッチは、芝刈りブレードなどのアタッチメ ントを ON/OFF するスイッチです。 1. 2. 1. エンジンが冷えている場合には、PTO の操作 を行う前に 510分間程度のウォームアップを 行う。 エンジンが回転している状態で、デッキ昇降 スイッチの後側を押し、デッキが完全に上昇 したら 直 ち に レ バ ー か ら 手 を 離 す (図 16)。 2. 走行ペダルがニュートラル位置にあること、 および、エンジンがフルスロットルで回転し ていることを確認する。 ストップピンについているロールピンを回し てピンと刈高設定穴のスロットとが整列した ところでピンを抜き取る (図 16)。 3.
インタロックシステム トラル位置にする。エンジンを始動させてみ るクランキングしなければ正常。 注意 診断ランプについて インタロックスイッチは安全装置であり これを 取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 輪駆 動 の み 4輪 このマシンには故障診断用ランプが付いており、電 子コントローラが電気系統の異常を探知するとそれ を知らせます。故障診断ランプはコントロールパネ ルの下についています図 17。電子コントローラが 正常に機能している場合は、始動スイッチをONに すると診断ランプが3秒間点灯し、その後に消灯し ます。マシンの作動が停止すると、ランプが点灯 し、キーを他の位置に回すまでこの状態が続きま す。電子コントローラが電気系に異常を発見する と、診断ランプは点滅します。故障状態が解消し、 キーを OFF 位置に戻すと、ランプは消灯してシステ ムは自動的にリセットされます。 インタロックシステムのしくみ 安全のために、以下の条件がそろわないとエンジン を始動
故 障 診 断 用 ACE デ ィ ス プ レ イ 輪駆 動 の み 4輪 このマシンでは、電子コントローラがほとんどの機 械機能を制御しています。コントローラは、入力側 のスイッチシートスイッチや始動スイッチなどが果 たすべき機能をチェックし、それに基づいて出力 回路を操作し、機械の運転に必要なソレノイドや リレーを作動させます。 コントローラが機械を制御するためには、各入力・ 出力スイッチが正しく接続・機能している必要が あります。 故障診断用ACEディスプレイオーバーレイと共に使 用は、この機能電気系をチェックする装置です。必 要に応じToro代理店にご相談ください。 インタロックスイッチの動作を点 検する g018321 図 18 輪駆 動 の み 4輪 1. インタロックスイッチは、走行ペダルが「ニュート ラル」位置、およびPTOが「解除」状態でない限 りエンジンが始動クランキングもできないように する安全装置です。また、走行ペダルが踏まれた 状態でオペレータが座席を離れるとエンジンを停 止させます。 4.
また、スイッチの機能そのものに異常がないかど うか点検してください。 出力に異常がないのに正常に動かない場合は電気系 には問題がなく、それ以外油圧系に問題の原因があ ると考えられます。必要な修理を行ってください。 ACE は入力スイッチが閉じられると、対応す るLEDを点灯させてそれを知らせる。 7. 8.
座席のサスペンション調整 座席を調整する デラックスシート の場合 スムースで快適な乗り心地になるよう、サスペン ションを調整することができます。一番運転しや すい位置にセットしてください。 運転席に座らずに、座席前部にあるノブを、オペ レータの体重に合わせてセットします(図 20)。 図 22 図 21 1. サスペンション調整ノブ 2. 前後調整レバー 4. アームレスト調整ノブ 2. 体重調整レバー 5. 腰部サポート調整ノブ 3. 背当てロックレバー 1.
3. 座席が確実に固定されているのを確認するた め、前後にゆすってみる。 ロックレバーから手を離しすと背もたれはロック されます。 注 運転中は、ロックレバーを操作しないで ください。 注 ロックされた後、背もたれが「動く」ようでは いけません。 腰部サポートの調整 運転席を倒すには 腰部サポートはすわり心地を向上させ、ドライバー の作業をやりやすくします。 油圧システムなど、座席下に配置されている機器 へアクセスするには、運転席を前に倒す必要があ ります。 快適な乗り心地になるよう、背もたれの下部を調 整することができます。 1.
機体を手で押して移動する 機体をトラックなどに載せるとき 故障、燃料切れなどの際には、機体を手で押して移 動することができます。この操作の前に必ず、二つ の油圧バイパスバルブを両方とも開いてください。 トレーラやトラックへの積み込みは十分に注意して 行ってください。積み込みに使用する歩み板は、タ イヤ幅のものを2本使用するのでなく、わだちの幅 よりも十分に広い1枚ものの板を使用することをお 奨めします図 26。トラクタのフレームの後ろ下部分 左右の後輪の間を後方に延長すると、マシンが後ろ にのけぞるのを防止することができます。幅広の歩 み板を使用すると、万一の時、このフレーム部分で 機体の転落を防止することができます。一枚ものの 歩み板を使えない場合には、板を3枚使って、一枚 ものと同じ機能を持たせてください。 重要 機体は必ず手で押すようにし、距離はできる だけ短くしてください。牽引すると油圧回路が破損 する恐れがあります。 機体を押して移動するには 1. PTO を解除し、駐車ブレーキを掛け、キー を OFF にする。 2.
図 26 1. トレーラ 3. 15度を超えないこと 2. 車幅の歩み板 4. 車幅の歩み板横から見た 図 移動走行 警告 灯火類、低速走行車両の表示、リフレクタな どを装備せずに公道を横切ったり公道上を走 行するのは事故やけがの原因となる危険行為 である。 公道を走行する場合には、必ずそれぞれの地域 で定められている車両条件 表示、灯火など を満 たすような装備を行ってください。 図 27 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 10 時間 • 走行ベルトの張りを点検する。 • エアコンのコンプレッサのベルトの張りを点検する(キャブ付きモデル)。 • ホイールナットのトルク締めを行う。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 使用開始後最初の 200 時間 • 油圧オイルとフィルタを交換する。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • 安全装置のテスト インタロックスイッチの動作を点検する。 エンジンオイルの量を点検してください。 冷却水の量を点検する。 ラジエターは圧縮空気を吹き付けて清掃してください(水で清掃しないこと)。 油圧オイルの量を点検する。 アタッチメントの清掃を行う。 50運転時間ごと • ベアリングとブッシュのグリスアップ • バッテリーケーブルの接続状態を点検する。 • タイヤ空気圧を点検する。 100運転時間ごと • 走行ベルトの張りを点検する。 • エアコンのコンプレッサのベルトの張りを点検する(キャブ付きモデル)。 150運転
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 インタロックの動作を点検する 駐車ブレーキを点検する。 燃料残量を点検する 油圧オイルの量を点検する。 エンジンオイルの量を点検 する 冷却液の量を点検する 燃料・水セパレータを点検す る 油圧フィルタのインジケータ の表示を確認する3 。 ラジエターとスクリーンの汚 れ具合を点検する エンジンからの異常音がない か点検する 1 。 運転操作時に異音がないか 点検する 油圧ホースに損傷がないか 点検する オイル類が漏れていないか 点検する タイヤ空気圧を点検する 計器の動作を確認する。 各グリス注入部のグリスアッ プを行う 2 。 塗装傷のタッチアップ塗装を 行う 1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. 車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 3.
注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 図 28 定期整備ステッカー 整備前に行う作業 フードの支え棒の使い方 1. フードラッチを外す。 2. フレームチューブの下に支え棒が入る高さま でフードを持ち上げる図 29。 3. フードを静かに下げながら、フレームチュー ブの下に支え棒をセットする。 4. フードを元に戻すには、まずフードを少し持ち 上げ、フレームチューブから支え棒を外し、 その後、フードを静かに下ろす。 5. 1 図 29 フードラッチをしっかりと掛ける。 1.
潤滑 プを行います。悪条件下ホコリの多い環境では毎 回グリスアップしてください。ベアリングやブッ シュの内部に異物が入ると急激に磨耗が進行しま す。車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直 ちにグリスアップしてください。 ベアリングとブッシュのグリスアッ プ 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッ ティングをきれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.
注 後ステアリング・リンクのグリスフィッティン グにアクセスするためには、収納ボックス部を取 り外す必要があります。 なります。4箇所のキングピン・アセンブリのすべ てにおいて、アクスルケース/ブッシュアセンブリ の上下両方からグリスがはみ出てくるまで注入を 続ける必要があります。 注 機体をジャッキアップして床から浮かせると、 上下のキングピンにグリスがより良く回るように g028816 図 31 注 機械を洗浄するときにベアリングを傷めないよう に注意が必要です。機体が熱いうちの水洗いは避け てください。また、高圧の水をベアリングやシール に当てないでください。 34
エンジンの整備 破損 し て い る フ ィ ル タ は 使 用 し な 注意する。破 い。フィルタをボディー内部にしっかり取り付 ける。エレメントの外側のリムをしっかり押 フィ ル さえて確実にボ ディーに密着させる。フ タの真ん中の柔らかい部分を持たないこと。 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 4. エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点 検してください。破損していれば交換してくださ い。吸気部全体について、リーク、破損、ホースや クランプのゆるみなどがないか点検してください。 カバーについている異物逃がしポートを清掃 する。カバーについているゴム製のアウト レットバルブを外し、内部を清掃して元通り に取り付ける。 5. アウトレットバルブが下向き後ろから見たと き、時計の5:00と7:00の間になるようにカバー を取り付ける。 6.
図 34 1. 図 33 1. 4. 5. ディップスティック 2. オイルフィルタ スロットルの調整 ディップスティックを引き抜いて、オイルの 量を点検する。FULL マークまであればよい。 1. スロットルレバーを、一番前の位置まで倒し、 そこから引き戻して、高速側から約 3 mm ほ ど手前にある高速アイドル位置ディテントに セットする。 2.
燃料系統の整備 注 ディーゼル燃料の選択については「燃料を補給す る」を参照してください。 危険 軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火し たり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補 給する時は、補給管の下までとする。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 ウォーターセパレータの整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 水セパレータ図 36の水抜きは毎日おこなって異物を 除去してください。400運転時間ごとにフィルタの キャニスタを交換してください。 図 35 1. スロットルケーブル 3. 速度コントロールレバー 2. 高速ねじ 4. ケーブルのジャムナット 3. 4. 1. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく。 2.
新車を初めて始動する時 • • 燃料切れでエンジンが停止した後に再始動する時 燃料系統の整備作業、例えばフィルタ交換、セ パレータの洗浄などを行った後 • 1. 平らな場所に駐車し、燃料タンクに半分以上 の燃料が残っていることを確認する。 2. フードを上げ、支持棒で支える。 3. 燃料噴射ポンプ図 37についているエア抜きネ ジを、12mmのレンチを使って開く。 図 38 1. 燃料インジェクタ 2. 始動キーを ON 位置に回し、接続部から流れ 出る燃料が泡立たなくなるのを待つ。エアが 抜けて燃料のみが流れ出てくるようになった らキーをOFFに戻す。 3. パイプをしっかり締め付ける。 4. 残りのノズルについても上記 1 3 の手順でエ アを抜く。 燃料タンクの清掃 整 備 間 隔 : 2年ごと 図 37 1. 4. 5.
燃料ラインとその接続 電気系統の整備 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 重要 電気系統の整備を行うときは必ずバッテリー ケーブルを取り外してください。その際、ショー トを防止するため、必ずマイナス ケーブルを先に 取り外してください。 400 運転時間ごと又は年に回のうち早い方の時期に 点検を行ってください。劣化状態を調べ、破損や割 れ、ゆるみが発生していないかを調べてください。 ヒューズの点検 マシンが作動しなくなったり、電気系統に問題があ る場合にはヒューズを点検してください。ヒューズ を1本ずつ順に取り出し、切れていないかどうかを 目視で確認します。ヒューズを交換する場合には、 必ず 同じタイプ、同じ電流定格のヒューズを使って これを守らないと電気系統を破損させてし くださいこ ま う 恐 れ が あ り ま す 各ヒューズの役割と電流定格 についてはヒューズボックスの隣に貼り付けてあ るステッカーを参照。 トラクションユニットのヒューズは座席の下にあ ります(図 39)。 1 25 10 25 10 25 15 10 10 g014186 図 39 1.
走行系統の整備 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと タイヤ空気圧は空気バルブで測定し、50運転時間 ごと、または1ヶ月に回のうち早い方の時期に点 検してください。 前後のタイヤとも規定値に調整して運転してくださ い。前タイヤの適正空気圧は 103 kPa1.05 kg/cm2 = 15 psi、後タイヤは 172 kPa1.75 kg/cm2 = 15 psi に統一す る。キャブを搭載している場合は、前後のタイヤと も 172 kPa1.
冷却系統の整備 3. 補助タンクのキャップを取り付けて終了。 危険 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエ ター部分に触れたりすると大火傷をする恐れ がある。 • エンジンが熱いうちはラジエターのふたを 分間 ほ ど 開 け な い こ と 。 エ ン ジ ン 停 止 後 、 15分 まって、ラジエターキャップが十分に冷え てから取り外すようにすること。 • ラジエターや周囲の高温部分に触れないよ うに注意すること。 図 41 危険 1.
3. ラジエターのファン側から低圧3.45 bar程度の 水洗 圧縮空気を吹き付けてゴミを吹き飛ばす水 い し な い こ と 。次に、機体前側から吹き、さ らにもう一度ファン側から吹いて清掃する。 4. ラジエター本体がきれいになったらベース部 とフレーム部を清掃し、溝にたまっているゴ ミを取る。エンジンルームとブレーキリンク も清掃・確認しておくようにする。 5. カバーを閉じ、フランジナットで固定する。 6. フードを閉じる。 ブレーキの整備 ブレーキの調整 ブレーキペダルの遊びが 25mm以上となったり、 ブレーキの効きが悪いと感じられるようになった ら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキペ ダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダル の行きしろを言います。 注 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッ シュ ギアのガタ を利用してドラムを前後にゆす り、ドラムが何にも接触していないことを確認し てください。 注 ラジエターの表面の清掃には水を使用し ないでください。水を使用するとラジエター に粉塵が固くこびりつき、ラジエターの冷却 能力が低下します。 1.
ベルトの整備 駐車ブレーキの調整 駐車ブレーキが掛からなくなったら、ブレーキの ツメの調整が必要です。 1. オルタネータベルトの点検 駐車ブレーキのツメをフレームに固定してい るネジ2本をゆるめる(図 44)。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 使用開始後最初の 10 時間 1. フードを上げ、支持棒で支える。 2. オルタネータ側プーリとクランクシャフト側 プーリ間の中央部でオルタネータベルト(図 45)を指で10 kg程度の力で押してベルトの張 りを点検する。 2 4 1 3 図 44 1. ブレーキケーブル 3. 駐車ブレーキのツメ 2. ネジ 2本 4. ブレーキの戻り止め 2. ブレーキのツメが戻り止めに完全に掛かるま で駐車ブレーキペダルを前に踏み込む(図 44). 3. ネジを 2 本とも締めて調整を固定する。 4. ブレーキペダルを踏み込んで駐車ブレーキを 解除する。 5. 図 45 1. オルタネータ 2. ボルト 試運転で調整の確認を行い、必要に応じて再 調整する。 3.
制御系統の整備 走行ドライブのニュートラル調整 注 最近に油圧オイルの交換や走行モータ、ホースの 交換などを行った場合には、この調整作業を行う 前に、油圧システム内部に入り込んでいるエアを パージする必要があります。パージ作業は、マシ ンを前進方向および後退方向に数分間運転すれば 完了しますパージ作業後、必要に応じて油圧オイ ルを補給してください。 本機が体が平らな床面にあるときに、走行ペダル から足をはなしても機体が動きだすようでしたら 調整が必要です。調整が必要な場合は、以下の要 領で行います 図 46 1. トランスミッションコントロール・ロッド 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、 アタッチメントを床面まで降下させる。 2.
油圧系統の整備 油圧オイル溜めに 17 リットルの高品質のトラクタ 用トランスミッションオイルを満たして出荷してい ます。推奨オイルの銘柄を以下に示します 油圧 ト ラ ク タ オ イ ル (19 Toro プ レ ミ ア ム ・ ト ラ ン ス ミ ッ シ ョ ン /油 リットル缶または208 リットル缶。パーツカタログまたは代 理店でパーツ番号をご確認ください。 他に使用可能なオイルトロのオイルが入手できな い場合は、Mobil® 424 油圧作動液を使用すること ができます。 注 不適切なオイルの使用による損害については弊社 は責任を持ちかねます。 図 47 1. 走行ペダル 3. 1.5 mm 2. ストップボルトとジャムナッ ト 前進用 4. ストップボルトとジャムナッ ト 後退用 4. ストップボルトを一番内側位置に走行ペダル から一番遠くにセットする。 5. 手を使って走行ペダルを軽く押し、前進一杯位 置に止まるまで押し下げる。できるだけ軽い力 で、走行ペダルを前進一杯位置に保持する。 6.
図 48 ディップスティック 1. 油圧オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 200 時間 図 49 800運転時間ごと 1. PTOを解除し、走行ペダルから足を離して ニュートラル位置とし、駐車ブレーキを掛け る。 2. スロットルレバーを Slow 位置にセットし、エ ンジンを停止し、キーを抜き取り、各部が完全 に停止したのを確認してから運転席を降りる。 3. 油圧オイルタンクとトランスミッションケー スの下にオイルを受ける大型の容器を置き、 それぞれのドレンプラグを外してタンク内の オイルを完全に排出、回収する(図 49)。 0 46 1. トランスミッションのケース ドレンプラグ 2. フィルタ 3. 油圧オイルタンクのドレン プラグ 4. 油圧オイルフィルタの取り付け部周辺をきれ いに拭いてフィルタを取り外す(図 49) 5. すぐに新しいオイルフィルタを取り付ける。 6. 油圧オイルタンクとトランスミッションのド レンプラグを取り付ける。 7. タンクの所定位置までオイルを入れる約1.
洗浄 保管 ごみの投棄について エンジン エンジンオイル、バッテリー、油圧オイル、冷却液 は環境汚染物質です。これらの物質は、それぞれの 地区の法律などに従って適切に処分してください。 1. エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグを はめる。 2. オイルフィルタを外して捨てる。新しいフィ ルタを取り付ける。 3. エンジンに、推奨されているモーターオイル を所定量3.8リットル入れる。の「エンジンオ イルの交換」を参照。 4. エンジンを始動し、約2分間のアイドル運転を 行う。 5. 燃料タンク、燃料ライン、ポンプ、セパレー タから燃料を抜き取る。 燃料タンクの内部 をきれいな燃料で洗浄し、ラインを元通りに 接続する。 6. エアクリーナをきれいに清掃する。 7. エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を 防水テープでふさぐ。 8. オイルタンクと燃料タンクのフタが締まって いるのを確認する。 機体 1.
B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を 重曹水とブラシで洗浄する。 C. 腐食防止のために両方の端子部にワセリ ンGrafo 112X: P/N 505-47を薄く塗る。 D.
メモ 49
メモ 50
米国外のディストリビュータ一覧表 国 電話番号 36 27 539 640 852 2155 2163 82 32 551 2076 ディストリビュータ 輸入販売代理 店 Maquiver S.A. Maruyama Mfg. Co. Inc. Mountfield a.s. コロンビア 日本 チェコ共和国 プエルトリコ 787 788 8383 Mountfield a.s. スロバキア Ceres S.A. コスタリカ 506 239 1138 Munditol S.A. アルゼンチン CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co.
Toro 一 般 業 務 用 機 器 の 品 質 保 証 年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品「製品」と呼びますの材質上または製造上の欠陥に対 して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時点までの品 質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての製品 に適用されますエアレータに関する保証については該当製品の保証書をご覧 下さい。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」 の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃 が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店 ディストリビュータ又はディーラー に対して、お客様から連絡をして頂くことが 必要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問があ る場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercia