Form No. 3418-565 Rev D フローデバイダ キット Groundsmaster® 4500-D, 4700-D ト ラ ク シ ョ ン ユ ニ ッ ト 用 モ デ ル 番 号 31527 取り付け要領 安全について 安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal132-6104 132-6104 1. 4WD ロック 2. 4WD ロック解除 decal132-6185 132-6185 1. 4WD ロック 10 A © 2020—The Toro® Company 8111 Lyndale Avenue South Bloomington, MN 55420 製品の登録は www.Toro.com.
取り付け 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 8 数量 内容 用途 必要なパーツはありません。 – マシンの準備を行います。 必要なパーツはありません。 – 油圧ラインを取り外します。 プラグ バルブ コイル 12V コイルナット フローデバイダマニホルド 高圧側ホース マニホルドのチューブ 走行モータチューブ デバイダチューブ タンクホース ボルト フランジナット ヒューズ 10 A ヒューズ用ステッカー トグルスイッチ ワイヤハーネス 4WD 動作説明デカル ワイヤハーネス リレー タップねじ 1 2 2 2 1 1 1 1 1 1 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 必要なパーツはありません。 – フローデバイダマニホルドアセンブリに コイルを取り付けます4WD スイッチ取り 付けの場合のみ。 油圧機器を取り付ける ヒューズを取り付ける4WD スイッチを取 り付ける場合のみ。 スイッチを取り付けます。 ワイヤハーネスを機体に接続します4WD スイッチを取り付ける場合のみ。 取り付けを完了します。
1 7. バッテリー端子からプラスケーブルを取り外すそれ ぞれの車両の オペレーターズマニュアルを参照。 8. 図 1のように右側コンソールカバーを取り外す。 マシンの準備を行う 必要なパーツはありません。 手順 注 機体の底部にアクセスする場合にはホイストなどを 使用することをお奨めします。 重要 油圧ホース、チューブ、機器などの開口部に は、内部に異物を入れないように必ずキャップやプラ グなどをつけて保護してください。 1. 平らな場所に停車し、駐車ブレーキを掛け、走行 ベダルがニュートラル位置にあることを確認する。 2. PTO ボタンがOFF 位置にあることを確認する。 3. エンジンを止め、キーを抜き取り、機体が冷え るまで待つ。 注意 g204998 図1 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 1. 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止 し、キーを抜いておくこと。 4.
2 油圧ラインを取り外す 必要なパーツはありません。 高圧側ホースを取り外す 1. 高圧側ホースの前側端部に合わせてオイル回収 容器を置く 図 2 。 g021282 図3 側面図の図 1. ボルト 6. チューブブラケット 2. シャーシブラケット 3. 4. デバイダチューブ ナット 7. 8. 高圧側ホース 上 9. 前進 5. クランプ 3. 高圧側ホースの後側端部を油圧ポンプのフィッ ティングから外し、高圧側ホースを取り外す図 2 と 図 3を参照。 4. ポンプとデバイダチューブに仮キャップを取り付 ける。 g021275 図2 底面図の図 1. 走行モータ 7. クロスチューブ走行用後部 マニホルド 2. T 字フィッティング 8. 油圧ポンプ 3. デバイダチューブ 9. 後走行チューブ 4. 高圧側ホース 10. クランプ 5. 油圧フィルタのチューブ 11. チューブブラケット 6. 走行用後部マニホルド 12. 前進 2.
タンクホースを外す チューブブラケットとクランプを取り外す 1. デバイダチューブをチューブブラケットに固定し ているボルトとナットを外してクランプを取り外す 図 3または図 2 。 2. チューブブラケットをシャーシブラケットに固定し ているボルト2本とナット2個を取り外す図 3ま たは図 2 。 重 要 こ の 作 業 は 、 4WD ス イ ッ チ を 取 り 付 け る 場 合 に 必要な作業です。 1. タンクホースの前方のストレート端部に合わせて オイル回収容器を置く。 2. タンクホースの前側端部を油圧オイルタンクの フィッティングから外し、タンクのフィッティングに キャップをはめ、ホースから抜けてくる油圧オイ ルを容器に回収する。 注 チューブブラケット、クランプ、金具は廃棄 してください。 デバイダチューブを取り外す 1. デバイダチューブのフィッティングから後走行 チューブ用のチューブナットを取り外す。 2.
3 フローデバイダマニホルドアセ ンブリにコイルを取り付ける 4WD ス イ ッ チ の み この作業に必要なパーツ 1 プラグ 2 バルブ 2 コイル 12V 2 コイルナット 手順 重要 マニホルドはスイッチなしで組み立てた状態で出 荷 さ れ て い ま す 。 以 下 の 作 業 は 、 4WD ス イ ッ チ を 取 り付ける場合に必要な作業です。 1. 2. g230515 図5 マニホルドの CV1 ポートとCV2 ポートについてい るバルブ2個を外す。 図 5のように、フローデバイダマニホルドに必要 パーツを取り付ける。 1. コイルナット 4. 既存のオリフィス外した状 態 2. コイル 12V 5. プラグ 3. バルブ 6. 新しいオリフィス 3. コイルナットを 6.8-9.5 N.m0.7-1.0 kg.m = 5-7 ft-lbにトルク締めする。 4. ロックナットを34 N·m (10.4 kg.m=25 ft-lbにトル ク締めする。 5.
後走行チューブと高圧側ホースを取 り付ける 4 1. 油圧機器を取り付ける 後走行チューブの前側のチューブナットを、フ ローデバイダマニホルドのエルボフィッティングに 合わせて取り付ける図 7と図 8。 この作業に必要なパーツ 1 フローデバイダマニホルド 1 高圧側ホース 1 マニホルドのチューブ 1 走行モータチューブ 1 デバイダチューブ 1 タンクホース 2 ボルト 2 フランジナット フローデバイダマニホルドを取り付ける 1. フローデバイダマニホルドの各ホースを、シャー シブラケットの穴に合わせて取り付ける。 注 45º フィッティングが下向きで機体後部を向い ていることを確認してください。 g205002 図7 右前タイヤ 4. コイル4WD スイッチを取り 付ける場合のみ 2. フランジナット 5. フローデバイダマニホルド 3. シャーシブラケット 6. ボルト 2. 走行モータチューブ 7. 油圧ポンプ 2. デバイダチューブ 8. 後走行チューブ 3. 油圧フィルタのチューブ 9.
クロスチューブを取り付ける 1. 後走行マニホルドのフィッティングに取り付けて あるキャップを外す。 2. クロスマニホルドチューブのチューブナットを、後 走行マニホルドのフィッティングとフローデバイダ のマニホルドに合わせる図 9。 g205014 図8 1. フローデバイダマニホルド 2. 高圧側ホースデバイダ側の 5. フィッティング 油圧ポンプ 3. 後走行チューブ前側フィッ ティング 前進 4. 6. 高圧側ホースポンプ側の フィッティング g205016 3. 油圧ポンプの仮キャップを取り外す。 4. 高圧ホースのストレート端部の一方を油圧ポンプ のフィッティングに取り付ける図 8。 5. フローデバイダマニホルドから仮キャップを取り 外す。 6. 高圧ホースのもう一方のストレート端部を、フロー デバイダマニホルド側部にあるフィッティングに 取り付ける 図 8 。 7. 図9 1. 後走行マニホルド 4. フローデバイダマニホルド 2. クロスマニホルドチューブ 後走行マニホルドのフィッ ティング 5. 前進 3.
フィルタチューブとデバイダチューブ を取りつける 1. 走行モータチューブを取り付ける 1. クロスチューブを取り外す (ページ 4)で保管した 油圧フィルタチューブを用意する。油圧フィルタ 用のチューブナットを、クロスマニホルドのチュー ブに図 10のように取り付ける。 走行モータチューブのナットを走行モータとフロー デバイダマニホルドの各フィッティングに合わせて 取り付ける 図 11 。 g205018 図 11 1. 走行モータ 2. T 字フィッティング 3. 2. g205017 図 10 1. デバイダチューブフローデ バイダのフィッティング 5. デバイダチューブクロスマ ニホルドチューブのフィッ ティング 2. 油圧フィルタのチューブフィ ルタベースのフィッティング 6. 油圧フィルタのチューブク ロスマニホルドチューブの フィッティング 3. フローデバイダマニホルド 7. 前進 4. クロスマニホルドチューブ 2. 油圧フィルタのチューブのナットをクロスマニホ ルドのチューブのフィッティングに取り付け、 51-63 N·m5.1-6.
タンクホースを取り付ける 5 重 要 こ の 作 業 は 、 4WD ス イ ッ チ を 取 り 付 け る 場 合 に 必要な作業です。 1. ヒューズを取り付ける バルクヘッドのフィッティングに嵌めてあったキャッ プを外して、そこにタンクホースの角度付き端部 を接続する。 4WD ス イ ッ チ の み この作業に必要なパーツ 1 ヒューズ 10 A 1 ヒューズ用ステッカー 手順 重 要 こ の 作 業 は 、 4WD ス イ ッ チ を 取 り 付 け る 場 合 に 必要な作業です。 1. ヒューズボックスの C4 スロットにヒューズを取 り付ける 図 13 。 注 すでに何かのヒューズが入っている場合に は、そのヒューズを空いている補助スロットに移 動させてください。 g205309 図 12 底面図 1. 油圧タンクのフィッティング 2. タンクホース 3. バルクヘッドフィッティング 注 角度付き端部とホースは、機体右側に向けて フレームと直角にして、コイルようのスペースを 確保してください。 2.
g034547 図 15 g206710 1. 図 14 C4 スロットのヒューズ用デカル 1. C5 補助スロット 直径 13 mm 3. 25 mm 2. 13 mm穴の中心からハイ ロー切り替えスイッチの右 端までの距離 2. C4 補助スロットとデカル 2. 穴の上から 4WD 機能説明デカルを貼り付ける 図 16 。 6 スイッチ この作業に必要なパーツ 1 トグルスイッチ 1 ワイヤハーネス 1 4WD 動作説明デカル 手順 1. センターコンソールに直径 13 mm の穴を開け る穴あけ位置については図 15を参照。 重要 穴を開ける時に、コンソールの内側にある 部品や電気コードを傷つけないように十分注意 してください。 g205310 図 16 3.
g273505 図 17 取り付け済みのスイッチの向き 1. 端子 1後方 2. 端子 2中央 4. 5. 3. 端子 3前方 以下の赤色線を固定する BYPASS ENGAGE SWITCH 2 というラベルの線はオーバーライドス イッチの中央端子 2 に固定する図 17と図 18。 g035968 図 19 BYPASS ENGAGE SWITCH 1 というラベルの灰 色の線はオーバーライドスイッチの後部端子 1 に 固定する図 17と図 18。 1. 7. 重要 スイッチの配線を間違うと油圧システムを破 損する可能性があります。配線が正しいことを 輪駆 動 の 試 運 転 (ペ ペー ジ 必 ず 確 認 し て く だ さ い 4輪 を参 照 。 16)を トグルスイッチ 2. センターコンソールの後部 スイッチとワイヤハーネスとを、センターコンソー ルに通し、穴から引き上げる図 20。 g035969 図 20 1. g273521 センターコンソールの後部 2. トグルスイッチ 図 18 1. スプリングによって後方に 付勢されている 5.
g205030 図 22 ツールボックスのふたは図示していない 右側ツールボックスの入り 口 2. フレームの開口部 1. 3. 4. 既存のワイヤハーネス 5. 右側コンソールの後部 新しいワイヤハーネス g274109 図 21 六角ロックナット ワッシャ15/32" 1. 2. 3. 六角ロックナット 4. トグルスイッチ 2. コンソール内部の新しいワイヤハーネスを、既存 のハーネスに固定する。 3. 右側ツールボックスに、端子プラグとアイレット接 続部を引き込む図 23。 7 ワイヤハーネスを機体に接続 する 4WD ス イ ッ チ の み この作業に必要なパーツ 1 ワイヤハーネス 1 リレー g205036 図 23 タップねじ 1 手順 右側ツールボックスの入り 口 2. 新しいワイヤハーネス 重 要 こ の 作 業 は 、 4WD ス イ ッ チ を 取 り 付 け る 場 合 に 必要な作業です。 4. 1. 1.
認してください。スロットと電線とが正しく対応して いることを、マルチメータで確認してください。 g205033 図 26 1. 座席台の底部 2. リレー g205031 図 24 1. 補助スロット 2. 補助電源線 5. 3. 8. リレーコネクタを 図 27 のようにリレーに押し込む。 新しいワイヤハーネスの端 子 アイレット接続部を、図 25 のようにアース端子に 取り付ける。 g205034 図 27 1. リレー 2. リレー用コネクタ 9. g205032 図 25 6. 7. 座席のラッチを外すマシンの オペレーターズマ ニュアル を参照。 キットに付属しているタッピングねじを使って、リ レーをリレーマウントに図 26のように取り付ける。 14 3.
g205039 図 30 下から見た図 1. g205054 図 28 下方のフローデバイダマニ ホルドへ続くワイヤハーネ ス 2. フレームに沿って配設した ワイヤハーネス 1. 10. 3. 3ウェイマニホルドまで来た ワイヤハーネス 12. 空いているソケット 2. 既存のプラグ 新しいワイヤハーネスの角度付きプラグを3ウェイ マニホルドのコイルに接続する図 31。 4. 3ウェイマニホルドの位置下 フレームの下 3ウェイマニホルドからコイルを取り外す図 29。 g205040 図 31 底面図 1. 図 29 下から見た図 13. 既存のワイヤハーネスか 3. 3ウェイマニホルド らのコイル 2. 3ウェイマニホルドの接続部 4. 機体前方 1. 11. 角度付きプラグ 3. 3ウェイマニホルド 2.
オイル漏れがないか点検する 警告 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に 重大な損傷を引き起こす。 • 油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷 や変形がないか接続部が確実に締まっている かを確認する。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確 実に解放する。 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに 専門医の治療を受ける。 g205041 図 32 下から見た図 1. 機体右側 2. 機体前方 8 取り付けを完了する 1. 全部のフィッティングと油圧接続部を点検し、締 め付けを行う。 2. 油圧ポンプについているバイパスバルブが通常 運転位置にセットされていることを確認する オー ナーズマニュアル のマシンを牽引して移動する場 合の手順を参照のこと。 3. 油圧オイルの量を点検し、必要に応じて補給す るマシンの オペレーターズマニュアル を参照。 4.
運転操作 運転のヒント フローデバイダキットは、油圧オイルの流れを前後の 車輪に均等に分配するものです。これには、前輪・後 輪がともに空転して走行力を失いそうになることが必 要になります。 以下の情報を参考にして、フローデバイダの機能を十 分に発揮させてください。 • フローデバイダキットは低速レンジのみで使用する ものです。高速レンジでは使用できませんからご 注意ください。 • 前後のタイヤが共に空転する場合には、ブレーキ を使用すると良いでしょう。空転している側のブレー キを軽く踏み込んでやると、まだ走行力を発揮して いる方のタイヤのトルクが増加します。 このフローデバイダキットは、油圧オイルの流れを前 後の車輪に均等に分配するものです。これには、前 輪・後輪がともに空転して走行力を失いそうになること が必要になります。 注 フローデバイダが動作中は走行力が高くなり、特に 旋回中の車輪の動きが強くなります。具体的にどのよう に運転感覚が変わるかを理解するために、ターフを傷 つけないように注意しながら操作を練習してください。 取り付け方法が 2 つありますが、それぞれ動作が少し 異なります •
メモ
組込宣言書 The Toro Company, 8111 Lyndale Ave.