Form No. 3368-697 Rev A Groundsmaster ® 5900 お よ び 5910 ロータリーモア 31598— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 31598 31599— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 31599 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 整備について、またToro 純正部品についてな ど、分からないことはお気軽に弊社代理店また はToro カスタマー・サービスにおたずねくだ さい。お問い合わせの際には、必ず製品のモデ ル番号とシリアル番号をお知らせください。モ デル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り 付け位置を図1に示します。いまのうちに番号 をメモしておきましょう。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 ディーゼルエンジンの排気やその成分はカ リフォルニア州では発ガン性や先天性異 常を引き起こす物質とされています。 連邦、国、地域の法令等により、この機械のエ ンジンについてスパーク・アレスタの使用が義 務づけられている場合があるため、マフラー・ アセンブリ内にスパーク・アレスタを取り付け てあります。 Toro 純正スパーク・アレスタはUSDA 米国林野 庁の認定品です。 重要 このエンジンのマフラーにはスパーク・ アレスタが装着されています。カリフォルニア 州の森林地帯・潅木地帯・
カッティングユニット間にミスマッチ がないか点検する ..................34 ミラーの調整 .......................35 ヘッドライトの調整 ..................35 エンジンの始動と停止 ................36 インタロックスイッチの動作を点検す る ...............................36 緊急時の牽引移動 ....................36 ジャッキアップ・ポイント.............37 ロープ掛けのポイント ................38 運転の特性 .........................38 ファンの逆転操作 ....................39 ヒント .............................39 保守 ...................................41 推奨される定期整備作業 ................41 定期整備ステッカー ..................42 整備前に行う作業.............
安全について 油圧系統の整備 .......................59 油圧オイルを点検する ................59 油圧フィルタ整備インジケータを点 検する(装備されている車両の場 合) .............................60 油圧オイルとフィルタの交換 ...........61 油圧ラインとホースの点検.............61 油圧システムのテストポート ...........61 刈り込みデッキの保守 ..................62 前カッティングユニットを立て る ...............................62 前カッティングユニットを降ろ す ...............................62 カッティングユニットのピッチの調 整 ...............................63 キャスタアームのブッシュの整 備 ...............................64 キャスタホイールとベアリングの整 備 ...............................
◊ ヒッチの取り付けや積荷の重量分配 の不適切。 • エンジンを掛ける前には、PTO を解除し、シ フトをニュートラルにし、駐車ブレーキを 掛けてください。エンジンは、必ず運転席 に座って始動してください。シートベルト 装備車では必ずシートベルトを着用してく ださい。 • 「安全な斜面」はあり得ません。芝生の斜 面での作業には特に注意が必要です。転倒 を防ぐため: – 斜面では急停止・急発進しない。 – 法面の走行や小さな旋回は低速で行って ください。 – 隆起や穴、隠れた障害物がないか常に 注意しましょう。 – 斜面を横切りながらの作業は、そのよう な作業のために設計された芝刈機以外で は絶対行わないでください。 • 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠 らないようにしましょう。 • 大型の機械の取り扱いには十分に注意して ください。 – 急な旋回をしない。バックする時には安 全に十分注意する。 – オペレーターズマニュアル に指示がある 場合には、カウンタウェイトやホイール ウェイトを取り付けてください。 • 道路付近で作業するときや道路を横断する ときは通行に注意しましょう。 • 移動走行を行うとき
• • • • • • • • • • • • 保守整備と格納保管 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 以下の場合には、アタッチメントの駆動を 停止し、エンジンを止め、キーを抜き取っ てください: – 詰まりを取り除くとき; – 機械の点検・清掃・整備作業などを行 うとき – 異物をはね飛ばしたとき。機械に損傷が ないか点検し、必要があれば修理を行っ てください。点検修理が終わるまでは作 業を再開しないでください。すべてのス ピンドルプーリのナットを 130 - 150 ft-lb (176 - 203 Nm = 18 - 21 kg.m) にトルク締め、また、すべてのブレード ボルトをし、85 - 110 ft-lb (115 - 149 Nm = 12 - 15 kg.
• • • • • • テニスシューズやスニーカーでの作業は避 けてください。 スケーブルを外してください。取り付ける ときにはプラスケーブルから接続します。 ブレードの点検を行うときには安全に十分 注意してください。ブレードを取り扱う時 には必ず手袋を着用し、安全に十分注意し てください。悪くなったブレードは必ず交 換してください。絶対に曲げ伸ばしや溶接 で修理しないでください。 可動部に手足を近づけないよう注意してく ださい。エンジンを駆動させたままで調整 を行うのは可能な限り避けてください。 バッテリーの充電は、火花や火気のない換気 の良い場所で行ってください。バッテリー と充電器の接続 や切り離しを行うときは、 充電器をコンセントから抜いておいてくだ さい。また、安全な服装を心がけ、 工具は 確実に絶縁されたものを使ってください。 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検して ください。油圧を掛ける前に、油圧ラインの 接続やホースの状態を確認してください。 油圧のピンホール・リークやノズルからは 作動油が高圧で噴出していますから、手な どを近づけないでください。リークの点検 には新聞紙やボール
• この機械を、他の車両の牽引車両として使 用しないでください。 • 大がかりな修理が必要になった時、補助が 必要な時には Toro 正規代理店にご相談く ださい。 • 他のアタッチメントを使用する際には、別 の注意が必要です。アタッチメントによっ てマシンの安定性が変わりますからご注意 ください。 • 常に最高の性能で安全にお使いいただくた め、交換部品やアクセサリは Toro 純正品を お求めください。他社の部品やアクセサリ を御使用になると危険な場合があり、製品 保証を受けられなくなる場合がありますの でおやめください。 • 芝刈り作業中以外にはブレードを回転させ ないでください。 • 外気温度が摂氏 43 度を超える環境で使用す る場合には、特殊な装備が必要となる場合 がありますので代理店にご相談ください。 音力レベル • エンジンを 1350 rpm 未満の速度で運転しな いでください。 この機械は、音力レベルが 105 dBA であること が確認されています; ただしこの数値には不 確定値(K)1 dBA が含まれています。 保守整備と格納保管 音力レベルの確認は、EC規則 11
全身 実測は、EC規則 836 に定める手順に則って実 施されています。 振動レベルの実測値 = 0.33 m/s2 不確定値(K) = 0.5 m/s2 安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やす い位置に安全ラベルや指示ラベ ルを貼付しています。破損した りはがれたりした場合は新しい ラベルを貼付してください。 114-0134 1. PTO解除 2. PTO接続 3. オペレーターズマニュアル を読むこと 4. 5. 6. エンジン: 停止 エンジン: 作動/予熱 エンジン: 始動 114-0846 114-0849 1. 2. 3. 4. 5. 1. Operators Manual を読むこと;エンジンを始動するには、走行 ペダルをニュートラルにし、ブレーキを掛け、スロットルスイッ チをローにセットし、始動キーを予熱位置に回す。インフォセ ンター上の Wait to Start (お待ちください)の表示が消えた ら、始動キーを Start 位置に回す。 2.
114-0845 1. チルトステアリングレバー 2. ホーン(警笛) 114-0135 1. 2. カッティングユニット上昇:左 カッティングユニット上昇: 中央 3. カッティングユニット上昇:右 114-0848 1. 2. 3. 4. 5. 114-0844 1. 方向指示器:左 2. 方向指示器:右 3. オペレーターズマニュアル 4. ブレーキをロックするには、 ブレーキペダルにラッチを 掛け、ペダルを踏み込んで 駐車ブレーキノブを引く。 5. 駐車ブレーキを解除するに は、ノブを押し込む。 6. 駐車ブレーキ を読むこと 10 高速レンジ トランスミッション 低速レンジ 高速アイドル 中速アイドル 6. 7. 8. 9. 10.
4-0847 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 115-5459 1. 感電の危険:カバーを外したままで使用しないこと。 114-0133 1. ヘッドライト 7. フローデバイダ:入 2. ON 8. フローデバイダ:切 3. OFF 9. カッティングユニット下降:左 4. ヘッドライトのスイッチの位 10. カッティングユニット下降: 置 中央 5. クルーズコントロール:入 11. カッティングユニット下降:右 6. クルーズコントロール:切 106-6754 1. 2.
93-7818 1. 警告:ブレード・ボルト/ナットは115 - 149 Nm (11.8 - 15.2 kg.m)にトルク締めする;トルク締めの方法については オペ レーターズマニュアル を読むこと。 110-6007 1. ヒューズについては オペレーターズマニュアル を読むこと。 93–7275 1. オペレーターズマニュアル を読むこと: エンジン始動補助 剤の使用禁止。 114-0163 1. ヒューズに関する詳しい情 報は オペレーターズマニュ アル を参照のこと。 2. キャブ, 60A ヒューズ 3. コントローラ, 60A ヒューズ 4. 主電源, 60A ヒューズ 114-0975 1.
114-0922 114-4883 114-0922 1. 1. ベルトの掛け方 106-6753 114-0974 1. ベルトの掛け方 1. 2. ベルトの掛け方 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 ブレードによる手足切断の危険:可動部に近づかないこと 117–2754 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.
93-6674 1. 手を挟まれる危険: 整備作業前にマニュアルを読むこと。 114-0864 1. 刈高調整 93-6687 1. ここに乗らないこと。 114-0865 1. 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 2. 爆発の危険オペレーターズ マニュアル を読むこと。 4. 刈高 調整 警告: 表面が熱い。触れな いこと。 警告: オペレーターズマ ニュアル を読むこと。 114-9600 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 93-6686 1. 2. 油圧オイル オペレーターズマニュアル を読むこと 。 117–2718 100-6578 1.
115-5509 (モデル 31599 のみ) 115-5489 (モデル 31599 のみ) 1. 警告:キャブの窓を開けて運転する場合には聴覚保護具 を着用すること。 2. フードを開ける前に、後方のドアを閉めること。 バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 5. オペレーターズマニュアル 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 必要なパーツはありません。 – サイドデッキの出荷用ストラップとブレー スを除去します 2 R.H.
1 サイドデッキの出荷用ストラップと ブレースを除去する 必要なパーツはありません。 手順 サイドデッキを出荷用に固定しているストラッ プとブレースを外します。 2 前デッキウイングレットを降ろす 図3 1. 2. 3. この作業に必要なパーツ 1 R.H.デッキカバー:右 1 デッキカバー:左 2 V ベルト ウイングレット ヒンジピン ストップボルト 4. 5. 6. 偏芯ナット 上の穴 デッキ取り付け部 4. 前後のストップボルトを、上の穴と偏芯ナッ トに通す。ストップボルトがヒンジピンの タブに嵌っていることを確認する。 5. ストップボルトを固定するナットを取り付 ける(本締めはまだしない)。 6. 左側のウイングレットにも同じ作業を行う。 手順 1. 前後のストップボルトを右ウイングレット デッキの取り付け部に固定しているナット を取り外す(図 3)。 2.
7. 以下の手順でウイングレットのベルトを取 り付ける: • まず、ウイングレットのスピンドルプー リから前デッキのスピンドルプーリにベ ルトを掛ける(図 5)。 • ラチェットレンチのようなものを使っ て、アイドラプーリをプーリから引き離 す(図 5)。 • ウイングレットのスピンドルプーリへ ベルトを回し掛け、そして前デッキの、 上側のスピンドルプーリにベルトを掛け る。 図6 1. 2. • アイドラプーリを戻してベルトにテン ションが掛かるようにする。 カバー ゴム製のラッチ 3. 4. 前中央デッキカバーのタブ 取り付け用フック 3 前中央デッキの水平調整を行う 必要なパーツはありません。 手順 「運転操作」の「刈高を調整する」を参照し てください。 図5 1. ウイングレットのスピンドル プーリ 2. 前デッキのスピンドルプーリ 3. 1. それぞれの外側スピンドルについているブ レードを手で回して前後方向に向ける。 アイドラプーリ・アセンブリ 2.
4 ウイングレットデッキを前中央デッ キに合わせる 必要なパーツはありません。 手順 図8 以下の手順でウイングレットデッキを前中央 デッキの高さに合わせる。 1. 偏芯カムのノッチ • 各ウイングレットのブレードを手で回して 左右方向に向ける。 • 偏芯カムのボルトとナットを 110 ft-lb (149 N-m = 15 kg.m)にトルク締めする。 • 偏芯スペーサ(2枚)をウイングレットに 固定しているボルトとナットをゆるめる (図 7)。 • 前側の偏芯カムを、う印グレーリーフスポッ トとのピボットブラケットの内側スロット にちょうど接触するように調整する。 • 偏芯カムのボルトとナットを 110 ft-lb (149 N-m = 15 kg.m)にトルク締めする。 • 反対側のウイングレットにも同じ作業を行 う。「保守」の章の「カッティングユニッ トのピッチの調整」を参照。 5 タイヤ空気圧を点検する 必要なパーツはありません。 手順 運転を行う前に、全部のタイヤの空気圧を調 整してください。前タイヤの適正空気圧は 50 psi (345 kPa = 3.
製品の概要 各部の名称と操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 この機械の運転音は、オペレータの耳の位置で 85 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け る と 聴 覚 に障害を起こす可能性がある。 図9 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 走行ペダル 走行ペダル(図 10)は前進走行と後退走行を制 御します。ペダル前部を踏み込むと前進、後部 を踏み込むと後退です。走行速度はペダルの踏 み込み具合で調整します。刈り込みを行ってい ない時(負荷が掛かっていない時)には、ペダ ルを一杯に踏み込むと最高走行速度になります す(スロットルはハイアイドル位置)。 6 液量を点検する 必要なパーツはありません。 ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位 置に戻り、走行を停止します。 手順 ブレーキ・ペダル 1.
えは、停車状態または超低速(時速 4km 以下) 走行状態で行ってください。 重 要 エ ン ジ ン を 1350 rpm 未 満 の 速 度 で 運 転 し ないでください。 ホーンボタン 昇降スイッチ 押すと警笛がなります(図 10)。 昇降スイッチ(図 11)で、カッティングユニッ トの昇降を行います。スイッチの前側を押すと カッティングユニットが下降し、後側を押すと カッティングユニットが上昇します。 駐車ブレーキのラッチ コンソール左側のノブが、駐車ブレーキをロッ クするためのノブです(図 10)。駐車ブレー キを掛けるには、ロック用ラッチピンで2枚の ペダルを連結し、両方のペダルを踏み込んで、 駐車ブレーキ用ノブを引きます。駐車ブレーキ を解除するには、ラッチが落ちるまで2枚のペ ダルを踏み込みます。 注 高速走行レンジではデッキが降下しません。 また、エンジンが作動中であってもオペレータ が着席していないとデッキの昇降はできませ ん。 キースイッチ 始動キー(図 11)には3つの位置があります: Stop, Run/Preheat, Start です。 図 10 1. 2.
注 走行アシスト機能は前進刈り込み中のみ有効 です。後退刈り込み中や高速走行中は、走行ア シスト機能は無効になります。 クルーズコントロールスイッチ クルーズコントロールスイッチ(図 11)はマ シンの走行速度を一定に保持します。スイッチ 後部を押すとクルーズコントロール機能は解除 され、スイッチ中央部はクルーズコントロール スイッチが ON になり、スイッチ前部で希望す る走行速度を設定します。 注 ブレーキペダルを踏み込むか走行ペダルを 後退側に軽く踏み込むかするとクルーズコント ロールは解除されます。 図 12 ライト・スイッチ 1. 2. 3. スイッチ(図 11)の下側を押すとライトが点 灯します。スイッチの上側を押すとライトが 消灯します。 体重調整ゲージ 体重調整レバー 前後調整レバー 4. 5.
キャブ関係の制御装置 モ デ ル 31599 の み ワイパースイッチ スイッチ(図 13)の前部を押すとワイパーが 作動し、後部を押すと停止します。 エアコンスイッチ スイッチ(図 13)の前部を押すとエアコンが 作動し、後部を押すと停止します。 図 14 ファン・コントロール 1.
冷却水温度インジケータ エンジンの冷却液の温度を表示します (図 16)。 駐車ブレーキインジケータ 駐車ブレーキが掛かっていることを示します (図 16)。 PTO イ ン ジ ケ ー タ PTO が接続状態のときに点灯します(図 16)。 ファン逆転インジケータ ファンが逆転状態のときに点灯します (図 16)。ファンの回転速度は、油圧オイル の温度、エアインテークの温度、エンジン冷却 液の温度によって変わり、必要時応じて自動で 逆転します。逆転は、エンジン冷却液または油 圧オイルの温度が所定の温度を超えたときに自 動的に行われ、フード後部のスクリーンにた まったごみを吹き飛ばします。 図 15 1. 2. 3. 画面1 画面2 音声アラーム 4. 異常表示画面 5.
図 16 1. 冷却水温度インジケータ 2. 燃料インジケータ 3. PTO インジケータ 4. 5. エアインテークヒーターイ ンジケータ 駐車ブレーキインジケータ 図 17 6. 7. 8. ファン逆転インジケータ 走行アシストインジケータ クルーズコントロールイン ジケータ 9. 積算稼働時間インジケータ 1. 2. タコメータ 油圧オイル温度 3. 4. バッテリー電圧 整備時期 タコメータ 10.
すみやかに、かつ安全に運転を中止し、エンジ ンを停止してください(図 18)。 Check Engine - この表示(Check Engine)がで たら、何らかの整備上の問題が疑われますか らできるだけ早く整備場へ行って点検を受け てください。 図 19 アドバイスの例 1. アドバイス画面 クルーズコントロールをセットするには 図 18 異常表示の例 1. 走行速度を上げる デッキをフロートさせるには 異常表示画面 デッキ下降させてください アドバイス デッキを下降させるには マシンの機能の使用方法について、手順などを 表示します(図 19)。 1. 着席している必要があります 2. 低速レンジにセットする 3. 駐車ブレーキを掛ける 電気系統の異常 1. High/Low レンジスイッチが故障しています 2. コントローラのファームウェアが本機のも のではありません 3. ヒューズが飛んでいます 4. HHDT ready(HHDT準備完了) エンジン 1. エンジン速度を下げてください 2.
PTO を 接 続 す る に は 走行アシスト関係 1. エンジンの異常を直してください 2. エンジンをウォームアップしてください 3. 油圧オイルの温度が上がるまで待ってくだ さい 4. デッキ下降させてください 5. 低速レンジに入れてください 6. 着席している必要があります 1. 低速レンジに入れてください 2. 着席している必要があります 走行力が低下しています:原因は、 1. 整備が必要です 2. エンジンか油圧オイルのオーバーヒート 3. 走行ペダルのセンサーの調整が必要です 高速レンジにするには 4. 未使用1 1. 2. 3. 4. 5. 6. 5. 未使用2 クルーズを解除してください PTOを解除してください デッキを上昇させてください 中央デッキを上昇させてください 右デッキを上昇させてください 走行速度を遅くしてください 6. 未使用3 低速レンジにするには 1. クルーズを解除してください 2. 走行速度を遅くしてください 始動するには 1. 2. 3. 4. 5. 6.
仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあります。 刈幅 全体 488 cm 前カッティングユニット 234 cm 左右カッティングユニット 145 cm 前と左又は右カッティングユニット 361 cm カッティングユニット降下時 505 cm カッティングユニット上昇時(移動走行) 251 cm ROPS を含む 226 cm ROPSを含まない 152 cm キャブ搭載 236 cm 全幅 全高 445 cm 全長 24 cm 最低地上高(機体中心線において) ホイールトレッド(タイヤの中心まで) 前 160 cm 後 142 cm ホイールトレッド(タイヤの外側まで) 前 193 cm 後 168 cm ホイールベース 193 cm 純重量(カッティングユニットを含む) キャブなし 2706 kg キャブ搭載 2929 kg アタッチメントやアクセサリ メーカーが認定する Toro 様々なアタッチメン トやアクセサリでお仕事の幅をさらに広げてく ださい。アタッチメントやアクセサリについて の情報は、 正規ディーラー またはデ
運転操作 重要 ディーゼル燃料の代わりに灯油やガソリ ンを使わないでください。この注意を守らな いとエンジンが破損します。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 警告 注意 燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。 また気化した燃料に長期間ふれると身体に重 篤な症状や疾病を引き起こす。 この機械の運転音は、オペレータの耳の位置 で 85 dBA と な り 、 長 時 間 使 用 し つ づ け る と 聴 覚に障害を起こす可能性がある。 • 燃料蒸気を長時間吸わないようにする。 運転に際しては聴覚保護具を使用すること。 • ノズルや容器の口に顔を近づけない。 エンジン・オイルの量を点検する • 燃料蒸気が目や肌に触れないようにする エンジンを始動させる前に、必ずエンジン・ オイルの量を点検してください。点検手順は 「エンジンの保守」の「オイルの量の点検」 を参照してください。 バイオディーゼル燃料対応 この機械はバイオディーゼル燃料を混合した B20燃料(バイオディーゼル燃料が20%、通常 軽油が80%)を使用することができます。た だし、通常軽油は硫黄分の少ない、または極
タイヤ空気圧を点検する • 機械を車に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には大型タンクのノズル からでなく、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなけれ ばならない場合には、ノズルを燃料タンク の口に常時接触させた状態で給油を行う。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 前タイヤの適正空気圧は 50 psi (345 kPa = 3.5 kg/cm2)、後タイヤは 30 psi (207 kPa = 2.
取り付けブラケットの下の穴に取り付けると、 刈高を高くすることができます。 4. キャスタシャフトを前キャスタアームに押 し込む。シムを取り付け(最初についてい たように)、残りのスペーサをシャフトに 取り付ける。テンショニングキャップを取 り付けてアセンブリを固定する(図 23)。 前カッティングユニット 1. エンジンを始動し、カッティングユニット を上昇させて刈高の調整ができるようにす る。カッティングユニットを上昇させたら エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. キャスタホイールのアクスルをキャスタ フォークの上穴または下穴にセット(全部 のキャスタフォークで同じ穴に統一)す る。刈高と使用する穴との関係はチャート (図 22)にて確認する。 図 23 1. 2. 3. キャスタアームの刈高設定 穴 2. キャスタフォークの刈高設 定穴 3. 4. 5. アクスル取り付け穴(上穴) キャスタホイール 5. 刈高チェーンをカッティングユニット後部 に固定しているヘアピンコッターとクレビ スピンを取り外す(図 24)。 図 22 1.
6. ヘアピンコッターとクレビスピンを使っ て、希望する刈高穴(図 25)に、刈高 チェーンを取り付ける。 る。刈高と使用する穴との関係はチャート (図 27)にて確認する。 図 27 図 25 注 刈高が 64 mm 以上の場合は、ホイール とフォークの間に刈りかすがたまるのを防 止するために、アクスルボルトをキャスタ フォークの下穴にセットしてください。刈 高を 64 mm 以上に設定して刈り込み中にホ イールとフォークの間に刈りかすがたまっ てきた場合には、走行方向を逆にして刈り かすを振り落としてください。 注 刈高 51 mm 以下で使用するときには、ス キッド、ゲージホイール、ローラを一番高 い穴にセットしてください。 7. 刈高を 102 - 153 mm にセットするには、 デッキハンガーブラケットを刈高キャスタ アームに固定している取り付けボルトを外 し、デッキハンガーブラケットを刈高キャ スタアームの下穴に付け替える(図 26)。 3.
ローラを調整する ように)、残りのスペーサをシャフトに取 り付ける。テンショニングキャップを取り 付けてアセンブリを固定する。 1. ローラのシャフトをデッキのブラケット に固定しているネジとナットを取り外す (図 30)。 スキッドの調整 刈高 64 mm 以上にて使用する場合には、ス キッドを下位置に取り付け、それ以上の刈高で 使用する場合には、上位置に取り付けます。 注 スキッドが磨耗してしまった場合には、ス キッドを裏返して左右をを入れ替えて取り付け て利用することができます。これにより、1枚 のスキッドをより長く使うことができます。 1. 各スキッドの前にあるねじをゆるめる (図 29)。 図 30 1. ゲージホイール 2. ねじとナット 2. ブラケットの下穴からシャフトを抜き出 し、ローラを上穴に合わせてシャフトを取 り付ける(図 31)。 図 29 1. スキッド 2. 各スキッドからフランジヘッドボルトと ナットを外す(図 29)。 3.
ゲージホイールを調整する 2. 一番外側のスピンドルについて、前キャス タフォークの 1/8 インチシムを増減して刈 高をマッチさせる。 1. ゲージホイールを カッティングユニットの ブラケットに固定しているボルトとナット を外す(図 30)。 3. 床面からブレードの刃先までの距離を測 定する。 2. ローラとスペーサをブラケットの上穴に合 わせてセットし、これらをボルトとナッ トで固定する。 4. ブレードを 180°回転させ、床面からブ レードの刃先までの距離を測定する。 カッティングユニット間にミスマッ チがないか点検する 5. ブレードの後端が前端よりも 7.5 mm 高 ければ適正である。I調整が必要な場合に は、後キャスタフォークのシム(3 mm 厚) で行う。 各ターフのコンディションは同じでなく、また トラクションユニットのカウンタバランスの 設定も様々ですので、本格作業を開始する前 に試験刈りを行って、刈りあがりを確認する ことをお奨めします。 カッティングユニット間の刈高をマッチング させる 1.
アームの下側についているシム(3 mm)を1 枚抜き取る(図 32 および 図 33)。 5. 前カッティングユニットの外側ブレードの 刈高に比べて左右カッティングユニット の内側ブレードの刈高が低すぎる場合に は、その左(右)カッティングユニットの 前内側キャスタアームの下側についてい るシム(3 mm)を1枚追加する(図 32 と 図 33)。 各ブレードについて、床面から刃 先までの距離を左右でもう一度測定し、左 右のカッティングユニットの外側ブレード 同士、および左右のカッティングユニット の内側ブレードと前カッティングユニット の対応する外側ブレードの値を比較する。 6. 内側ブレードの刈高がまだ高すぎる場合に は、その左(右)カッティングユニットの 前内側キャスタアームの下側シム(3 mm) さら に そのカッティング をもう1枚追加し、さ ユニットの前外側キャスタアームの下側に シム(3 mm)を1枚追加する。 図 33 1. 2. 左前外側キャスタアーム 左前内側キャスタアーム 3. 4. 右前内側キャスタアーム 左前外側キャスタアーム ミラーの調整 7.
インタロックスイッチの動作を点 検する 終了後のナットの締め付けは、調整を保持 できる程度に軽くする。 2. 平らな金属板をヘッドライトの正面に当 てる。 注意 3. 金属板に磁石式の傾斜計を取り付ける。金 属板を当てたままの状態で、ヘッドライ トが3度下方に向くように調整し、ナット を締め付ける。 インタロックスイッチは安全装置であり、これ を取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない こと。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を 点検し、不具合があれば作業前に交換修 理する。 4. もう一方のヘッドライトにも同じ作業を 行う。 エンジンの始動と停止 本機には、電気系統にインタロックスイッチ が組み込まれています。インタロックスイッ チは、オペレータが座席にいないのに走行ペ ダルが踏まれた場合にエンジンを停止させま す。ただし、エンジンが作動した後は、走行 ペダルがニュートラルで、駐車ブレーキが掛 かっていれば、運転席を離れてもエンジンは停 止しません。 1.
としてください。牽引または押して機体を移 動させる場合には、必ずバイパスバルブを開 く必要があります。 1. フードを開け、ポンプの側面についている バイパスバルブを探し出す(図 35)。 バーヒートしたりすると油圧装置に致命的 な破損が発生しますから慎重に作業して ください。 重要 機械を後ろに押して移動させる場合に は、4輪駆動マニホルドのチェック・バルブ もバイパスさせる必要があります。チェッ クバルブをバイパスするには、ホース・ ア セ ン ブ リ ( ホ ー ス Part No. 95-8843, カ ッ プ ラ フ ィ ッ テ ィ ン グ No. 95-0985 [2 個 ], 油 圧 フ ィ ッ テ ィ ン グ No. 340-77 [2 個 ] ) で 後 退 油 圧 テ ス ト ポ ー ト ( 図 35 と 36) )に 接 続 し 、 後 退 4 輪 駆 動 油 圧 ポ ー ト 図 36 36) )に つ な ぐ 必 要 が あ り ま す 。 ( 図 36 図 36 1. 2. 後退4輪駆動油圧テスト ポート(G2 ポート) 後退走行油圧テストポート (MA ポート) 3.
運転の特性 この芝刈機はHST(ハイドロスタティック・ト ランスミッション)を採用しており、一般の 芝管理用機械とは異なった特性をもっていま す。よく練習してから運転してください。運転 に当たって理解しておくべきことは、トラク ションユニット、カッティングユニットやそ の他のアタッチメントは、トランスミッショ ンによって相互に連動しており、エンジン速 度やカッティングユニットのブレードあるい はその他のアタッチメントに掛かる負荷の大 きさが走行にも影響を与えること、そしてブ レーキを有効に使うことです。 図 38 1.
ファンの逆転操作 レーキをゆっくり、スリップが止まる所まで踏 み込んでやると、谷側の走行力が増加し、安定 した走行ができるようになります。 ファンの回転速度は、油圧オイルの温度、エア インテークの温度、エンジン冷却液の温度に よって変わます。逆転は、エンジン冷却液また は油圧オイルの温度が所定の温度を超えたと きにのみ自動的に行われます。この逆転によ り、フード後部のスクリーンにたまったごみ を吹き飛ばします(図 42)。 斜面の通行には最大の注意を払ってください。 シートベルトを必ず着用してください。また、 転倒事故を防止するために、法面での速度の出 しすぎや急旋回に十分注意してください。そし て、下り坂では、機体を安定させるためにカッ ティングユニットを下げてください。 G010392 警告 この芝刈機では、草地で作業中にブレードに 当たっ た異物は、地面に打ち込まれてその運 動エネルギー を急速に失うよう設計されてい る。しかし、注意不足や地 面の刈凹凸の状 態、不規則な跳ね返り、ガードやカ バーの不 備などの悪条件が重なると、カッティング ユ ニットから異物が飛び出す場合がでてくる。 • 人
り、刈り上がりの質が悪くなります。ピッチを 小さく(7.6 mm以下)すると、刈り込みに必要 なパワーは大きくなりますが、クリップが小さ くなり、刈り上がりの質が向上します。 たての草は強い直射日光に当たるとダメージ を受けます。 定期的に刈り込む 通常のシーズン条件では、4~5日に1回の刈 り込みが必要になるでしょう。しかし、草の 生長速度は色々な条 件によって左右され、一 定ではありません。例えば寒冷な地域では春 から初夏にかけての芝草の成長期に最も頻繁 な刈り込みが必要となり、成長速度の落ちる 夏には8 ~10日に1度ぐらいの間隔になると 思われます。悪天候などで定期的に刈り込む ことができずに草丈が伸びてしまった場合に は、刈り高を高くして1回刈り、2~3日 後に 刈り高を通常に戻してもう一度刈るようにす るときれいに仕上がります。 移動走行 長距離を移動する場合、不整地を移動する場 合、トレーラなどで搬送する場合には、ラッチ でカッティングユニットを固定してください。 図 44 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 10 時間 • • • • ホイール・ナットのトルク締めを行う。 走行ベルトの張りを点検する。 コンプレッサベルトの張りを点検する。 ブレードボルトのトルクの点検 使用開始後最初の 250 時間 • バルブのすきま調整を行う • フロント・デファレンシャルのオイルを交換する。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • • タイヤ空気圧を点検する。 キャスタアームのブッシュにグリスを補給する。 エンジン・オイルの量を点検してください。 燃料・水セパレータの水抜きを行なう 冷却液の量 油圧オイルの量を点検する。 刈り込みブレードの状態の点検 インタロックの動作を点検する 50運転時間ごと • • • • • • • • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 エアクリーナのカバーを外し、中にたまっているごみを捨てる;フィルタは外さない。 バッテリーの状態の点検 ブレード駆動ベルトを点検する。 油圧フィルタ整備インジケータを点検する(2ヶ所) ブレードボルトのトルクの点検
注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。 定期整備ステッカー 図 45 42
整備前に行う作業 内側ウイングデッキカバー 取り外し 1. 平らな床にウイングデッキを降下させる。 2. カバーのラッチを外す。 3. ベルトカバーがついている場合には、これ を固定しているボルトを外す。 4. 取り付け用のポストから、後側のエッジと 内側のエッジ部を外す(図 46)。 図 48 1. 昇降アームとローラの間からカバーを取り出す。 取り付け 1. 平らな床にウイングデッキを降下させる。 2. 昇降アームとローラの間にカバーを入れる。 3. トラクションユニットから逃げるようにカ バーを差込みながら、カバーの外側のエッ ジを、デッキの前後のブラケットの下に入 れる。 4. デッキの取り付け用ポストの穴にカバーの 穴を揃え、カバーを押し込んで固定する。 図 46 1. 取り付け用ポスト 5. ベルトカバーがついていた場合には、これ を取り付けてボルトを入れる。 5. カバーを持ち上げながら、トラクション ユニット側に約2.5cmほど引き出すと、 外側カバーのエッジがデッキから外れる (図 47)。 6. デッキカバーのラッチを掛ける。 図 47 1. カバーを内側に約 2.
潤滑 グリスアップ箇所を以下に列挙します: トラクションユニット ベアリングとブッシュのグリスアッ プ • インパクトアーム(2ヶ所)(図 49) • 前デッキの昇降シリンダのピボット(2ヶ 所)(図 49) • 左右デッキの昇降シリンダのピボット(2ヶ 所)(図 49) • ステアリングシリンダのボールジョイント (4ヶ所)(図 50) • タイロッドのボールジョイント (2ヶ所) (図 50) • キングピンのブッシュ(2ヶ所)(図 50) • 後アクスルピボットのブッシュ(1ヶ所) (図 51) • ブレーキシャフトのピボットのベアリング (1ヶ所)(図 52) 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—キャスタ アームのブッシュにグリスを補 給する。 50運転時間ごと—各グリス注入 部のグリスアップを行う。 定期的に、全部のベアリングとブッシュにNo.
図 50 図 53 前昇降アセンブリ • 昇降アームのブッシュ(2ヶ所)(図 54) • 昇降アームのボールジョイント (2ヶ所) (図 54) • 前デッキの昇降シリンダのピボット(2ヶ 所)(図 54) 図 51 図 54 図 52 前カッティングユニット 左右のカッティングユニット(各ユニットに つき) • キャスタフォークのシャフトのベアリング (2ヶ所)(図 53) • キャスタフォークのシャフトのブッシュ (4ヶ所)(図 55) • スピンドルシャフトのベアリング(5ヶ所; スピンドルハウジングにある)(図 53) • スピンドルシャフトのベアリング(各3ヶ 所;スピンドルハウジングにある)(図 55) • アイドラアームのピボットのブッシュ(3ヶ 所;アイドラピボットのシャフトにある) (図 53) • アイドラアームのピボットのブッシュ(2ヶ 所;アイドラピボットのシャフトにある) (図 55) 45
エンジンの整備 エアクリーナの保守 • エア・クリーナ本体にリーク原因となる傷が ないか点検してください。破損していれば 交換してください。吸気部全体について、 リーク、破損、ホースのゆるみなどを点検 してください。 • エアクリーナのフィルタの整備は、インジ ケータが赤色になってから行ってください。 早めに整備を行っても意味がありません。む しろフィルタを外したときにエンジン内部に 異物を入れてしまう危険が大きくなります。 • 本体とカバーがシールでしっかり密着して いるのを確認してください。 エアクリーナのカバーの整備 図 55 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—エアクリーナのカ バーを外し、中にたまっている ごみを捨てる;フィルタは外さ ない。 左右の昇降アセンブリ(各ユニットにつき) • メイン昇降アームのブッシュ(3ヶ所) (図 56) エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がな いか点検してください。ボディーが破損してい る場合は交換してください。 • 昇降シリンダのブッシュ(1ヶ所)(図 56) • エアクリーナのフィルタの整備は、インジケー タ(図 57)が赤色になってから行っ
トレット・バルブを外し、内部を清掃して 元通りに取り付ける。 フィルタに傷がついていないかを点検する。 特にフィルタとボディーの密着部に注意す る。破損しているフ ィルタは使用しない。 外さ な い こ と (図 58)。 安全フィルタは外 6. ゴム製のアウトレットバルブ(図 57)が下 向き(後ろから見たとき、時計の5:00と7:00 の間になるように)カバーを取り付ける。 ラッチをしっかりと掛ける。 エンジン・オイルについて エンジン・オイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—エンジ ン・オイルの量を点検してくだ さい。 エンジンにはオイルを入れて出荷しています が、初回運転の前後に必ずエンジン・オイルの 量を確認してください。 図 57 1. エア・クリーナのインジケー タ 2. エア・クリーナのラッチ 3. エアクリーナのボディ 4. エアクリーナの主フィルタ 油量は約 8.04 リットル(フィルタ共)です。 5.
図 61 1. 2. オイルフィルタ(図 59)を外す。新しい フィルタのシールに薄くエンジン・オイル 締め す ぎ な い よ う に を塗って取り付 ける。締 注意すること。 図 59 1. オイルフィルタ 2. エンジン・オイルのドレン・プラグ ディップスティック 3. 不足している場合(Low マークよりも下) は、補給管についているキャップ(図 60) を取り、Full 位置までオイルを補給する。 入れすぎないこと。 3. エンジンオイルを入れる。「エンジンオイ ルを点検する」を参照。 バルブのすきま調整 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 250 時間—バルブ のすきま調整を行う 2000運転時間ごと—バルブのす きま調整を行う 調整手順については、このマシンに付属してい る エンジンマニュアル をご参照ください。 図 60 1. エンジン・オイル・キャップ 4. オイルキャップとディップスティックを取 り付ける。 エンジンオイルの交換 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと—エンジンオイルと フィルタの交換を行う。 1.
燃料系統の整備 燃料・水セパレータの水抜き 1. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく (図 62)。 2. ドレンプラグを開き、ポンプを作動させて、 たまっている異物を容器に出す(図 62)。 燃料システムの整備 危険 軽油は条件次第で簡単に引火・爆発する。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補 mm下 下の レ 給 す る 時 は 、 タ ン ク 上 面 か ら 約 25 mm ベルを超えて給油しない。これは、温度が 上昇して燃料が膨張したときにあふれない ように空間を確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 • 安全で汚れのない認可された容器で保存し、 容器には必ずキャップをはめること。 燃料タンク 図 62 1. 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと—燃料タンクを空 にして内部を清掃する。 2. 3.
10.水セパレータの底部に水センサー(電気コ ネクタ)を接続する。 11.ベントプラグはまだゆるめたまま、プライ マポンプを操作して燃料によってベントプ ラグ内部の空気を追い出す。ベントプラグ を閉じ、エンジンを始動し、漏れがないこ とを確認する。必要に応じ、エンジンを停 止して修正する。 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 500運転時間ごと—燃料フィルタのエ レメントを交換する 図 64 1. 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭 く(図 63)。 1. 2. 燃料フィルタ バンジョーフィッティング 3. 4. 水セパレータ プライミングポンプ 6. 水セパレータのプライミングポンプを操作 して、バンジョーフィッティングから空気 の混じらない燃料がでてくるまで燃料をく み上げる(図 64)。 7. バンジョーフィッティングを締め付ける。 8. プライミングポンプを押し下げて右に回し て収納する。 9. エンジンを始動し、燃料フィルタヘッドの 周囲に漏れがないか点検する。 図 63 1. 燃料フィルタのヘッド 2. フィルタ 2.
電気系統の整備 警告 補助アクセサリを取り付ける場合、電源とし て利用してよいのは、トラクションユニット 68) )ま た は キ ャ ブ の の ヒ ュ ー ズ ブ ロ ッ ク ( 図 68 70) )の み で あ る 。 ど ち ヒ ュ ー ズ ブ ロ ッ ク ( 図 70 ら の 場 所 か ら で も 最 大 10 A を 利 用 す る こ と Toro代 代理 店 に ご 相 が 可 能 で あ る 。 必 要 に 応 じ Toro 談ください。 注 ヒューズを取り外す前に、キーが抜き取って あることを確認してください。 ヒューズ トラクションユニットのヒューズ(図 68) は、パワーセンターコンソールにあります (図 67)。 図 67 1. パワーセンターコンソール 2. ノブ 図 65 図 66 図 68 51 1. ヒューズ 2. ヒューズ 3.
ジン、インフォセンター、およびコントロー ラの接続を外してください。 キャブ用のヒューズは、キャブのヘッドライ ナについているヒューズ・ボックスの中にあり ます(図 70)。 注 50 運転時間ごとまたは1週間に1度、バッテ リーを点検してください。端子や周囲が汚れて いると自然放電しますので、バッテリーが汚れ ないようにしてください。洗浄する場合は、ま ず重曹と水で全体を洗います。次に真水ですす ぎ、。腐食防止のために両方の端子部にワセ リン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗っ てください。 救援バッテリーによる始動・バッ テリーの充電 救援用のバッテリーを使ってエンジンを始動さ せる場合やバッテリーを外部から充電する場合 には、救援用プラス端子を利用することができ ます(図 68)。救援用プラス端子は、パワーセン ターコンソールの前部にあります(図 67)。 図 69 走行ペダルのキャリブレーション 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと—走行ペダルの キャリブレーション 代理店に連絡するか、サービスマニュアルを参 照してください。 図 70 1.
走行系統の整備 走行ペダルの角度を調整する オペレータの好みに合わせて、走行ペダルの角 度を調整することができます。 1. 走行ペダルの左側をブラケットに固定し ているナットとボルト(各2)をゆるめる (図 71)。 図 72 1. 点検プラグ兼ドレン・プラグ(時計の 3 時の位置) 2. プラネタリ(図 72)についている点検プラ グとブレーキハウジング(図 73)について いる点検プラグを取る。それぞれの点検プ ラグの高さから3mm以内の高さまでオイルが 入っていれば適正である。 図 71 1. 走行ペダル 2. 取り付けナットとボルト(各 2) 2. 走行ペダルを希望の角度に調整しナットで 固定する(図 71)。 図 73 プラネタリギアオイルの点検 1. 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと—プラネタリギア オイル量の点検 ドレン・プラグ 2. 点検プラグ 3. 必要に応じて、プラネタリまたはブレーキ ハウジングにオイルを補給する。プラグを 取り付ける。 4.
図 74 1. 点検プラグ兼ドレン・プラグ(一番低い位置) 2. ハブの下に容器を置き、プラグを外してオ イルを抜く。 図 75 3. ホイールの反対側では、ブレーキハウジン グ下に容器を置く(図 73)。 1. 4. ハウジングの下からプラグを外し、オイル を回収する。 中心線から中心線までの 距離 2. タイロッドクランプ 2. 調整は、まずタイロッド両端のクランプを ゆるめる(図 75)。 5. オイルが完全に抜けたら、ハウジングにプ ラグを取り付ける。 3. タイロッドの端部を回して前タイヤを内向 きまたは外向きに調整する。 6. およそ 500 cc の高品質 SAE 85W-140 ギア オイルを、ブレーキハウジングとプラネタ リに入れる(このとき、点検プラグの位置 は、時計の 3 時または 9 時の位置とする。 プラグを取り付ける。 4. 正しく調整できたら、タイロッドのクラン プを締める。 7.
冷却系統の整備 1. ラジエターと補助タンクのふた(図 76) を注意深く開ける。 注意 注意 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエ ター部分に触れたりすると大火傷をする恐れ がある。 • エンジンが熱いうちはラジエターのふたを 開けないこと。キャップを開ける時には、 15分 分 必 ず 、 ラ ジ エ タ ー が 十 分 に 冷 え る ま で 15 ぐらい待ってから行うこと。 • ラジエターや周囲の高温部分に触れないよ うに注意すること。 エンジン停止直後にラジエターのキャップ を開けると、高温高圧の冷却液が吹き出し てやけどを負う恐れがある。 • エンジン回転中はラジエターのふたを 開けないこと。 • キャップを開けるときはウェスなどを使 い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっく りと開けること。 2.
ブレーキの整備 エンジンの冷却システムの整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと—冷却系統のホー スを点検する。 ブレーキの調整 2年ごと—冷却系統の内部を洗浄 し新しい冷却液に交換する。 ブレーキペダルの踏み込みの「あそび」が 25mm を超えたり、ブレーキが効率よく作動しないと 感じられたら、ブレーキの調整を行ってくださ い。遊びとは、ブレーキ・ペダルを踏み込ん でから抵抗を感じるまでのペダルの行きしろ を言います。 エンジンルーム、およびラジエターやオイル クーラの周囲にたまっているごみは毎日取り 除 い て く だ さ い 。 非常にほこりの多い条件下 で使用している場合には、清掃回数を適宜増 やしてください。 1. 左右のペダルが独立に動けるように、ブレー キ・ペダルのロックピンを外す。 1. エンジンを止め、フードを開ける。エンジ ンの周囲を丁寧に清掃する。 2. あそびを小さくするには、以下の容量でブ レーキケーブルの長さを調整します: 2. ラッチ(図 77)を回して、オイル・クーラ をフレームから外す。 A.
ベルトの整備 ブレード駆動ベルトの交換 オルタネータベルトの整備 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—ブレード駆動ベル トを点検する。 1000運転時間ごと—ブレード駆 動ベルトの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間—走行ベ ルトの張りを点検する。 ブレードを駆動しているベルトはスプリング 付きのアイドラで張りを調整されており、非常 に耐久性が高く、長期間にわたって使用するこ とができます。しかし長期間のうちに必ず磨耗 が現れてきます。磨耗の兆候としては:ベルト 回転中にキシリ音が発生する、刈り込み中のブ レードがスリップする、ベルトの縁がほつれて いる、焼けた跡がある、割れがある、などで す。これらの兆候を発見したらベルトを交換し てください。 1000運転時間ごと—走行ベルト の張りを点検する。 整備手順については、このマシンに付属してい る エンジンマニュアル をご参照ください。 コンプレッサベルトの整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 10 時間—コン プレッサベルトの張りを点検 する。 前カッティングユニット 1000運転時間ごと—コンプレッ サベルトの張
114-0922 図 82 7. アイドラプーリのストップねじを調整し、 ジャムナットを閉める。 左右の刈り込みデッキ 注 下側ベルトを外すために、まず上側ベルトを 外す必要があります。 1. カッティングユニットを床まで降下させる。 カッティングユニットからベルト・カバー を外して脇に置く。 図 80 1. 2. アイドラのストップねじ アイドラプーリ 3. 2.5 - 4.0 mm 2. 油圧モータをカッティングユニットに固定 しているボルトを外す(図 81)。カッティ ングユニットからモータを外し、カッティ ングユニットの上に置く。 4. 油圧モータをカッティングユニットに固定 しているボルトを外す(図 81)。カッティ ングユニットからモータを外し、カッティ ングユニットの上に置く。 3. ラチェットレンチのようなものを使って、 アイドラプーリ(図 83)を駆動ベルトから 離してベルトの張りをなくし、プーリから ベルトを外す。 図 81 1. 油圧モータ 2. 取り付けボルト 5. スピンドル・プーリとアイドラ・プーリから 古いベルトを外す。 図 83 6.
4. スピンドルプーリとアイドラプーリから古 いベルトを外す。 油圧系統の整備 5. 新しいベルトを、スピンドルプーリとアイド ラプーリ・アセンブリに回しかける(図 84 と 図 85)。 油圧オイルを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—油圧オイ ルの量を点検する。 油圧オイルタンクに約 71.
油圧フィルタ整備インジケータを 点検する(装備されている車両の 場合) 2. 機体右側のアクセスカバーを開くと油圧タ ンクのキャップがある(図 86)。 3. 油圧オイルタンクの注油口周辺をきれいに 拭き、キ ャップ(図 86)を外す。給油口か らキャップを取る。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—油圧フィルタ整備 インジケータを点検する(2ヶ 所) 注 各フィルタの取り付け部の上部に油圧フィ ルタ整備インジケータ(図 88)がついている 場合には、50運転時間ごとにこれを点検して、 フィルタに詰まりが発生しているかどうかを調 べます。 インジケータの黄色の棒(図 89)が 赤いゾーンに入っていたら、フィルタを交換 すべき時期です。 注 インジケータの点検は、エンジンを高速ア イドルで回転させ、常温(作業温度)で行っ てください。 図 86 1. 油圧オイル・タンクのキャップ 4. 補給口の首からディップスティックを抜 き、ウ ェスできれいに拭う。もう一度首に 差し込んで引き抜き、オイルの量を点検す る。オイルの量が安全範囲にあれば適正で ある(図 87)。 図 88 1.
油圧オイルとフィルタの交換 重要 指定された銘柄のオイル以外は使用し ないでください。他のオイルを使用すると システムを損傷する可能性があります。 整 備 間 隔 : 1000運転時間ごと—油圧オイルと フィルタを交換する。 8. タンクにキャップを取り付ける。エンジンを 始動し、全部の油圧装置を操作して内部に オイルを行き渡らせる。また、オイル漏れ がないか点検して、エンジンを停止する。 通常の使用条件の場合は100運転時間ごとに油圧 オイルフィルタ(2つあります)を交換してくだ さい。オイルが汚染されてしまった場合は油圧 系統全体を洗浄する必要がありますので、Toro 代理店にご連絡ください。汚染されたオイルは 乳液状になったり黒ずんだ色なったりします。 9. 油量を点検し、足りなければディップス 入れ ティックの FULLマークまで補給する。入 すぎないこと。 Toro 交換フィルタ(左用は Part No.
刈り込みデッキの保守 前カッティングユニットを立てる 注 通常の整備に特に必要はありませんが、前 カッティングユニットは立てた状態で整備する ことができます。前カッティングユニットを立 てる場合には以下の手順で行います: 1. エンジンを始動し、前カッティングユニット を床から少し浮かせて駐車ブレーキを掛けて エンジンを止める。始動キーを抜き取る。 2. カッティングユニットのダンパ・アセンブ リを固定しているリテーナクリップを抜い てアセンブリを外す(図 91)。 図 92 1. 2. 刈高チェーン クレビスピン 3. ヘアピンコッター 4. エンジンを始動し、前カッティングユニッ トをゆっくりと上昇させ、エンジンを停止 する。始動キーを抜き取る。 5. デッキの後部と機体の間に 5 x 10 cm 程度 の角材を入れる(図 93)。 図 91 1. ダンパ・アセンブリ 2. リテーナクリップ 図 93 1. 3. 刈高チェーンをカッティングユニット後部 に固定しているヘアピンコッターとクレビ スピンを取り外す(図 92)。 角材 前カッティングユニットを降ろす 1.
注 刈高チェーンのナットを均等に締め付け (またはゆるめ)て、デッキが左右に水平 になるように調整する。 3. カッティングユニット後部に刈高チェーン を接続する。 4. ダンパアセンブリを接続し、リテーナクリッ プで固定する。 6. もう一組のナットについては、カッティ ングユニットの後部の高さを上下してカッ ティングユニットのピッチを調整するのに 使用する。 カッティングユニットのピッチの調 整 7. ジャムナットを締めつける。 カッティングユニットのピッチの測定 カッティングユニットのピッチとは、ブレード を前後方向に向けたときのブレードの前後にお ける床からの高さの差を言います。Toro では、 ブレードのピッチを 7.5 mm に調整することを 推奨しています。 これは、ブレードを前後に向 けて先端の高さを比べたとき、前よりも後ろの 方が 7.5 mm 高くなっている状態を言います。 1. 作業場の平らな場所に駐車する。 2. カッティングユニットを希望の刈高にセッ トする。 3.
図 97 1. テンショニングキャップ スペーサ シム 4. 5. 2. ブッシュ 5. 新しいブッシュの内外面にグリスを塗る。 ハンマーと平らな板を使って、新しいブッ シュをチューブに叩き込む。 6. キャスタスピンドルの磨耗状態を点検し、 必要に応じて交換する。 7. チューブとブッシュにキャスタシャフト を押し込む。スラストワッシャとスペーサ を、シャフトにはめる。シャフト上部にテ ンショニングキャップを取り付けて全部の パーツを固定する。 図 96 1. 2. 3.
ブレードの保守 2. ホイールのハブからベアリングを外して、ベ アリングスペーサを床に落とす(図 98)。 ホイール・ハブの反対側にあるベアリング を取る。 ブレードの変形を調べる 3. ベアリング、スペーサ、ホイール・ハブの内 側の状態を点検する。磨耗したり破損した りしている部品は交換する。 機械を何かに衝突させてしまった場合には、 機械に損傷がないか点検し、必要があれば修理 を行ってください。点検修理が終わるまでは作 業を再開しないでください。すべてのスピンド ル・プーリ・ナットを 176~203 Nm(18~20 kg.m)にトルク締めする。 1. 平らな場所に駐車する。カッティングユニッ トを下降させ、駐車ブレーキを掛け、走行 ベダルをニュートラルとし、PTO スイッチ が OFF になっているのを確認し、エンジン を停止させ、キーを抜き取る。 カッティン グユニットが落下しないように支持ブロッ クでサポートする。 2. ブレードを手で回して前後方向に向ける (図 99)。カッティングユニットの天井か ら各ブレードの前端の切っ先までの距離を 測る。この距離を記録する。 4.
のシャフトからブレード・ボルト、芝削り防 止カップ、ブレードを取り外す(図 100)。 3. ブレード、芝削り防止カップ、ブレード・ ボルトを取り付け、各ブレード・ボルトを 85~110 ft.-lb(115~149 N•m = 11.8~ 15.2 kg.
カッティングユニットのミスマッチ を修正する ひとつのカッティングユニットブレード間で ミスマッチがあると、刈り後が段差ができてし まいます。全部のブレードが同じ高さで回転す るように調整することでこの問題を回避する ことができます。 図 101 1. 2. 刃先 湾曲部 3. 4. 1. 長さ 1m の水準器を使って、作業場に平ら な場所を探しだす。 磨耗や割れの発生 ひび 2. 刈高を一番高い位置に設定する;「刈高の 調整」を参照のこと。 3. 全部のブレードの切っ先を丁寧に点検する。 切っ先が鈍くなっていたり欠けていたりし た場合には研磨する。研磨は刃先の上面だ けに行い、刃の元々の角度を変えないよう に十分注意する(図 102)。ブレードの左右 を均等に削れば、バランスを狂わすことな く研磨を行うことができる。 3. 平らな床の上にカッティングユニットを 降下させる。カッティングユニットからカ バーを外す。 4.
その他の保守整備 キャブのエア・フィルタの清掃 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと—キャブのエア・ フィルタを清掃する。 (ほこ りのひどい場所で使用する場合 には、より頻繁に点検し、破れ や汚れに応じて早期に交換して ください。) スパークアレスタマフラーの整備 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと—スパークアレスタ マフラーの整備 250 運転時間ごとに、マフラーにたまったカー ボンの除去を行ってください。 1. キャブ内とキャブ後部のエア・フィルタに ついているつまみねじを外して、格子を取 り外す(図 103)。 1. マフラーの下側の掃除穴からパイプ・プラ グを抜き出す。 注意 マフラーが熱くなっていると火傷を負うお それがある。 マフラーの周囲で作業を行うときには注意 すること。 2. エンジンを掛ける。木片や金属の板で通常 の排気口 を塞いで排気が掃除穴から噴出 すようにする。カーボンが排出されなくな るまで待つ。 3 2 注意 1 G009265 掃除穴の真後ろに立たないこと。 必ず安全めがねを着用すること。 3.
エアコン用コイルの清掃 エアコンのコンデンサのスクリー ンの清掃 整 備 間 隔 : 250運転時間ごと—エアコン用コイル を清掃する。 (悪条件下では より頻繁に整備を行う)。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—エアコン用スク リーンを清掃する。 (悪条件下 ではより頻繁に整備を行う)。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. ファン取り付け部にファンとコンデンサを 固定しているねじ(4本)を外す(図 104)。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 2. ファンマウントの後部についているラッチ を上に回して横向きにする(図 105)。 3. コンデンサカバーから注意深くファンを取 り出す。 図 105 1. キャビンのルーフ(屋根) コンデンサ・カバー ワッシャ 4. ナット 5. 6. 7. 2. エアコン・スクリーン 3. エアコンコイルからスクリーンを引き出す (図 105)。 図 104 1. 2. 3. ラッチ ファン ねじ エアコン用コンデンサ(凝 縮器) 4. スクリーンを圧縮空気でていねいに洗浄す る(図 105)。 5.
保管 9. エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口 を防水テープでふさぐ。 シーズン終了後の格納準備 10.冷却水(エチレングリコール不凍液と水と のの 50/50 混合液)の量を点検し、凍結を 考慮して必要に応じて補給する。 トラクションユニット 1. トラクションユニット、カッティングユニッ ト、エンジンをていねいに洗浄する。 重要 インフォセンターの近くの洗浄には高 圧の水を使用しないでください。 2. タイヤ空気圧を点検する;「運転操作」の 「タイヤ空気圧を点検する」を参照。 3. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、 必要な締め付けを行う。 4. グリス注入部やピボット部全部をグリスアッ プする。余分のグリスやオイルはふき取る。 5. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをか け、タッチアップする。金属部の変形を修 理する。 6. バッテリーとケーブルに以下の作業を行う: A. バッテリー端子からケーブルを外す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を 重曹水とブラシで洗浄する。 C.
図面 油 圧 回 路 図 ( 2 枚 中 1 枚 目 ) (Rev.
油 圧 回 路 図 ( 2 枚 中 2 枚 目 ) (Rev.
電 気 回 路 図 - (G011817) (Rev.
電 気 回 路 図 - (G011818) (Rev.
1818 1819 1817 1817 1818 SEE DWG. # g01 SEE DWG. # g01 LINE06 SEE DWG. # g01 LINE07 SEE DWG. # g01 LINE09 SEE DWG. # g01 LINE05 LINE04 LINE01 LINE02 SEE DWG. # g01 1817 R/W BK/W BK PK A B C 120OHM CAN+ CAN- R/W 54-G 54-H BK/W 1F2 30 A VIO 1F4 30 A CUMMINSCONTROLLER OR R MAXI#2 08-B BK LINE39 08-A R LINE38 SEE DWG.
ENGINE DIAGNOSTIC GND +12VDC CAN+ CAN- CANtrak2600 INFOCENTER RS485A RS485B GROUND PWR+ RS232 TX+ RS232 TXRS232RXRS232RX+ CANCAN+ BK SWITCHEDO/P NOTUSED 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 T/BK PK R/W R/W BK/W BK/W R/W BK/W CAN+ CAN- A B C 120OHM BK GN/BK T/BK R OR/BK CANtrak2600 COMMUNICATIONPOR T BK A B C D TX (-) A B C E F RX LOOP-BACKCONNECT OR T CANDIAGNOSTIC CAP CONNECT OR GY BK (-) HOURMETER CONNECT OR PK R/W BK/W LINE19 LINE20 R LINE12 R LINE13 PK LINE14 T LINE15 BK LI
電 気 回 路 図 - (G011821) (Rev.
電 気 回 路 図 - (G011822) (Rev.
電 気 回 路 図 - (G011823) (Rev.
電 気 回 路 図 - (G011824) (Rev.
電 気 回 路 図 - (G011825) (Rev.
電 気 回 路 図 - (G011826) (Rev.
電 気 回 路 図 - (G011827) (Rev.
BN VIO OR BN -1 VIO -2 OR -7 OR -8 BK -5 BK -6 RESIST OR BLOWERF AN OR/BK -3 OR BK/W -4 BK/W FREEZE SWITCH PWR OR/BK R BK W BINARY SWITCH AIR CONDITIONING (PRESSURE SWITCH) BK/W P05-H W P05-G BU CONDENSER F AN BK 56-E W AIR CONDITIONER CLUTCH 56-D BU WINDSHIELD WASHER PUMP BK BU SHEET 1 LINE40 GN R GN R W/BK BU BK P11-1 P11-2 P11-3 P11-4 P11-5 VIO PWR W/BK GN R BK BU BN BK LOW SPEED HIGH SPEED PARK INTERMITTENT GROUND WINDSHIELD WIPER BEACON GND R/W
メモ: 85
メモ: 86
メモ: 87
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 部品 Toro® 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠陥に 対して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く到達した時点までの 品質保証を共同で実施いたします。この保証はエアレータを除くすべての 製品に適用されます(エアレータに関する保証については該当製品の保証 書をご覧下さい)。 この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で 「製品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、 運賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 定期整備に必要な部品類(「部品」)は、その部品の交換時期が到来するま で保証されます。この保証によって交換された部品は製品の当初保証期間 中、保証の対象となり、取り外された製品は弊社の所有となります。 部品や アセンブリを交換するか修理するかの判断は弊社が行います。場合によ り、弊社は再製造部