Form No. 3355-801 Rev A マルチプロ 1250 ターフ・スプレーヤ モデル番号41177—シリアル番号 260000001 & Up 製品の登録は:www.Toro.
警告 カリフォルニア州 第 65 号 決 議 この製品のエンジンからの排気やその 成分はカリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされ ています。 図 1 重要 このエンジンにはスパーク・アレス タが装着されていません。カリフォルニア 州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの 機械を使用する場合には、法令によりス パーク・アレスタの装着が義務づけられて います。他の国や地域においても、法令に よりスパーク・アレスタの装着が義務づけ られている場合があります。 1. モデル番号 シリアル番号 この説明書では、危険についての注意を 促すための警告記号図 2を使用しており ます。死亡事故を含む重大な人身事故を 防止するための注意ですから必ずお守り ください。 このスパーク・アレスタはカナダ ICES-002 適合品です。 同梱されている エンジンのオーナーズマ ニュアル は、米国環境保護局(EPA)とカ リフォルニア排ガス規制、保守および製品 保証に関連してお届けするものです。新し いマニュアルが必要なった場合にはエンジ ンメーカーにご連絡をお願いします。 図 2 1.
ブーム蝶番スプリングを点 検する ............. 16 4 組み立てを完了する:製品 をよく知る ......... 17 製品の概要 ........................ 18 各部の名称と操作 ............19 仕様 ........................25 運転操作 .......................... 26 安全第一 .................. 26 初めて運転する前に ......... 26 始動前の点検 ............... 27 スプレーヤを運転する........ 28 慣らし運転期間 ............. 28 薬剤散布 .................. 29 真水タンクに水を入れる ...... 29 タンクに液剤を作る ......... 29 ブームの操作 ............... 30 散布 ...................... 31 散布作業のヒント ........... 31 作業後の洗浄 ............... 31 スプレープロ・モニタの基本設 定...
安全について 管理者の責任 • オペレータに対して適切な訓練を行 い、 オペレーターズマニュアル、エン ジンマニュアル、および機体に貼付さ れているラベル類すべての内容を十分 に理解させてください。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったり すると、人身事故につながります。事故を 防止するため、以下に示す安全上の注意や 安全注意標識のついている遵守事項は必ず お守りください。これは「注意」、「警 告」、「危険」など、人身の安全に関わる 注意事項を示しています。これらの注意を 怠ると死亡事故などの重大な人身事故が 発生することがあります。 • 特殊な場所(例えば斜面)のための作 業手順や安全確認規則を作り、全員が それを守って作業を行うよう徹底して ください。 マルチプロの運転、管理、保守に関わる 方々は、以下のような安全関連規格・規則 についての知識をお持ちになることをお 奨めします。(表記所在地より情報を入 手することができます。) • 引火性および可燃性 液体の取り扱い規則: ANSI/NFPA 30 • National Fire Protection Association: ANSI/NFPA
• 作業終了後は直ちに手足や露出部をよ く洗ってください。 • 作業には頑丈な靴を着用してくださ い。サンダルやテニスシューズ、ス ニーカーでの作業は避けてください。 だぶついた衣類やアクセサリは機械に からみつく危険があり、人身事故のも とですから着用しないでください。 • 使用しなかった薬液や薬剤容器は、 メーカーや地域の規則に従って適切に 廃棄してください。 • 薬剤や薬剤からの蒸気は危険です。絶 対に、タンクの中に入ったり、頭を入 れたり、タンクの上に顔をさらしたり しないでください。 • 安全メガネ、安全靴、長ズボンおよび ヘルメットの着用をおすすめします。 地域によってはこれらの着用が条例な どで義務付けられています。 • 暗くなったら、特に不案内な場所で暗 くなったら、運転を控えてください。 どうしても暗い場所で運転しなければ ならない場合は必ずヘッドライトを点 灯させ、安全に十分注意してくださ い。場合によっては補助ライトを取り 付けてください。 運転の前に • 本機をご使用になる前に必ずこのマ ニュアルをお読みになり、内容をよく 理解してください。 • 子供には絶対に運転させないでく
運転中に 道路を走行するための車両ではな い。右左折などの進路表示は常に 早めに行い、他車の注意を喚起す ること。その他交通ルールを守っ て運転する。 – 爆発性の物質が空気中に存在する所 では本機の電気系統や排気系統から の火花が爆発を引き起こす可能性 がある。爆発性のチリやガスが空 気中に含まれている所では絶対に 運転しない。 – 安全に確信が持てない時は 作業を 中止 して責任者に報告し、その指 示に従う。 • エンジン回転中や停止直後は、エンジン 本体やマフラーに触れないでください。 これらの部分は高温になっており、触 れると火傷を負う危険があります。 • 万一、機体が異常な振動をした場合は、 直ちにエンジンを停止し、機械の全動作 が停止するのを待ち、それから点検にか かってください。破損部は必ず修理交換 してから作業を行ってください。 • 運転席を離れる前に: 1. マシンの動作を完全に停止させる。 2. レンジ・セレクタを ニュートラル にセットし、駐車ブレーキを解除 する。 3. キーを OFF位置に回す。 4.
止距離も乾いているときの2倍から4倍 の長さが必要になります。また深い水 溜りに入ってブレーキがぬれると、乾 燥するまでブレーキが利かなくなりま す。水溜りを抜けたあとは速度を落と してブレーキテストをしてください。 ブレーキが利かなくなっていたら、ブ レーキ・ペダルを軽く踏み込んだま ま、しばらく低速で運転しましょう。 こうするとブレーキが早く乾きます。 • ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、 穴の近くなど路面が一定でない場所で は必ず減速してください。車体が揺れ ると重心が移動し、運転が不安定にな ります。 路面の急変化が起こるとハンドルが 突然回転し、手や腕にけがをする場 合がある。 斜面やラフな場所での運転 • 凹凸のある場所での走行や縁石を乗り 越えるときなどは減速する。 斜面では転倒しやすくなる上、斜面を登り きれないときにはエンジンが停止してしま う場合もあります。あわてると人身事故 を起こす危険があります。 • 下り坂で、特に荷を積んでいる場合に は、急加速や急ブレーキをしないでく ださい。 • 急斜面では絶対に横切り走行を行わな いでください。まっすぐ上るかまっす ぐ下るか、迂回す
必ずエンジンを停止し、駐車ブレーキ を掛け、始動スイッチからキーを抜い ておいてください。 が起こったら、数時間以内に外科手術を 受けないと壊疽 (えそ) を起こします。 • 大がかりな修理が必要になった時や補 助が必要な時は、Toro 正規代理店にご 相談ください。 • ボルト、ナット、ネジ類は十分に締め つけ、常に機械全体の安全を心掛けて ください。 • いつも最高の性能を維持するために、 必ずToroの純正部品をご使用くださ い。他社の部品やアクセサリを使用す ると危険な場合があります。スプレー ヤの改造を行うと、機械の挙動や性 能、耐久性などが変化し、そのために 事故が起きる可能性があります。この ような使い方をすると製品保証が適用 されなくなります。 • 火災防止のため、エンジンの周囲に、 余分なグリス、草や木の葉、ホコリな どが溜まらないようご注意ください。 • 燃料残量やオイル洩れやバッテリー液 などの点検には、絶対に火を使用しな いでください。 • エンジンを回転させながら調整を行わ なければならない時は、手足や頭や衣 服を可動部に近づけないように十分ご 注意ください。また、無用の人間
100-8458 1. 2. 3. 走行速度 低速走行にセットするにはアクセルの踏み込みを軽くして速 度リミッタを上に引く。 高速走行にセットするにはアクセルの踏み込みを深くして速 度リミッタを下に押す。 100-8454 1. 2. 100-8619 1. スプレー ON 2. 3. スプレー OFF 4. 100-8386 1. 2. 燃料 なし 3. 4.
0-8470 1. エンジン - 停止 5. 2. 3. 4. エンジン - 作動 エンジン - 始動 ヘッドライト 6. 7. 8. ニュートラルでのエンジン速 度ロック 入 ON OFF 107-8621 1. 2. 撹拌 ON 無段階調整 3. 撹拌 OFF 100-8489 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 106-5065 1. 2. ON タンク・ドレン 3. OFF 10 左ブーム センター・ブーム 右ブーム スプレー ON スプレー OFF ポンプ ON OFF 無段階調整, 散布水圧 上げる 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19.
106-5016 1. 2. 3. 警告 - オペレーターズマニュアルを読むこと 感電危険 ― 頭上の電線に注意せよ ブームが当たると危険 ― 周囲の人を十分に遠ざけること 107-8640 1. 警告 ― オペレーターズマニュアルを読むこと;タンクのすすぎ にはきれいな真水を使用すること 93-0688 1. 2. 警告 - オペレーターズマニュアルを読むこと 劇薬による火傷や吸入による危険 ― 手、皮膚、目、鼻の保 護をおこなうこと 106-1355 1. 警告 ― タンクに入らないこと 110-5143 1. 2. 3. 4. 警告 - オペレーターズマニュアルを読むこと 転倒危険 ― 凹凸地の走行や旋回時は減速すること 転落危険 ― 人を乗せないこと。手足を車両外に出さないこと エンジンの停止手順;ブレーキを踏み、レンジ・セレクタをニュー トラルにし、駐車ブレーキを掛け、ブレーキ・ペダルから足をは なし、キーを停止位置に回し、キーを抜き取る。 106-5051 1.
108-3307 108-3699 1. 2. 3. 4. 5. 108-3309 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 総面積 ブーム選択 速度 単位系 単位を選択 散布率 区画別面積 8. 9. 10. 11. 12. 13. 幅 走行距離 速度の基本設定 区画別散布量 散布総量 フローメータの基本設定 108-3252 1. 警告 - オペレーターズマ ニュアルを読むこと 2. ラグ・ナットを75-88 N•m (7.6-8.9 kg.m)にトルク締め すること 12 30A ヒューズ、左ブーム・ア 6. クチュエータ 30A ヒューズ、右ブーム・ア 7. クチュエータ 15A ヒューズ、泡マーカー 8. なし 9. 10.
104-8939 1. 2. 3. 4. エンジン・オイルの量(ディッ プスティック) エンジン・オイルのフィルタ トランスアクスル/油圧オイル 量(ディップスティック) トランスアクスル/油圧オイ ル・フィルタ 5. 油圧オイル・ストレーナ 9. 6. 7. ギアボックスのオイル量 ブレーキ・オイル 10. 11. 8. ベルト(ステアリング用と駆動 12. 用) 13 燃料(無鉛ガソリン) 13. グリス 燃料フィルタ バッテリー 14. 15. エア・クリーナ 16.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 ステップ 内容 数量 用途 90°フィッティング クイック・カップラ ホース・アダプタ 補給口ブラケット フランジ・ボルト、5/16 x 3/4 インチ 逆流防止ホース スプレープロ・モニタ スプレープロ用ステッカー ブラケット フランジヘッド・ボルト、3/4 インチ フランジ・ナット、1/4 インチ ノブ ワッシャ キャリッジ・ボルト 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 3 必要なパーツはありません。 – ブーム蝶番スプリングを点検します。 4 始動キー オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 登録カード 納品前検査証 1 1 1 1 1 1 1 実際に運転を始める前に、マニュア ルを読みトレーニング資料をご覧に なってください。 1 2 注 前後左右は通常の運転位置を基準にし て記述しています。 14 逆流防止補給口を取り付けます。 スプレープロのモニタを取り付けま す。
4. カップラについているレバーをアダプ タ側に倒してロックし、ヘアピンコッ ターで固定する(図 3)。 1 5. 90度エルボに逆流防止ホースを取り付 ける(図 3)。 逆流防止補給口を取り付ける 重要 タンクの中の液剤に届くような長 いホースを取り付けないでください。 この作業に必要なパーツ 1 90°フィッティング 1 クイック・カップラ 1 ホース・アダプタ 1 補給口ブラケット 1 1 フランジ・ボルト、5/16 x 3/4 インチ 逆流防止ホース 2 スプレープロのモニタを取り付ける この作業に必要なパーツ 手順 1. タンクに開けてあるネジ穴に合わせて 補給口ブラケットをセットし、フラン ジヘッド・ボルト(5/16 x 3/4 インチ) で固定する (図 3)。 1 スプレープロ・モニタ 1 スプレープロ用ステッカー 1 ブラケット 2 2 フランジヘッド・ボルト、3/4 インチ フランジ・ナット、1/4 インチ 2 2 2 ノブ ワッシャ キャリッジ・ボルト 手順 1. モニタに説明ステッカーを貼る (図 4)。 図 3 1. 2. 3.
図 7 1. スプレープロ・モニタ 3. 2. ブラケット 4. 2. モニタからのコネクタ 3 図 5 1. スプレーヤからのコネクタ フランジヘッド・ボルト, 1/4 x 3/4 in ノブ ブーム蝶番スプリングを点検する 3. キャリッジボルト、ゴム・ワッシャ、 ノブ各2個を、図 5および図 6のように 仮止めする。 必要なパーツはありません。 手順 注 キャリッジボルトとゴム・ワッシャ はブラケットの内側に、ノブは外側に 取り付けます。 重要 ブーム蝶番スプリングの調整を行わ ないままで散布システムを使用するとブー ム・アセンブリを破損する恐れがありま す。スプリングの長さを測定し、40mm以上 ある場合にはジャムナットを締めてスプ リングを縮めてください。 梱包上の都合により、ブーム・エクステン ションを前に倒して収納して出荷してい ます。ブームをこの位置に保持するため に、スプリングの締め付けをゆるくして あります。マシンをご使用になる前に、 必ずスプリングを正しい圧縮状態に調整 してください。 図 6 1. 2. キャリッジ・ボルト ゴム・ワッシャ 3. 4.
B. 長さが40mm以上あるスプリングは、 すべてジャムナットを締めて調整 する。 4 組み立てを完了する:製品をよく 知る この作業に必要なパーツ 1 1 1 始動キー オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル 1 パーツカタログ 1 オペレータのためのトレーニング資料 登録カード 納品前検査証 1 1 手順 1. マニュアルを読む。 図 8 1. ブーム蝶番スプリング 2. 2. オペレータ用トレーニング資料を見る。 ジャム・ナット 3. 日本のお客様は Toroへの返送はご不 要です。 4. 左右両方の蝶番の各スプリングについ て上記の手順を行う。 4. 安全な場所に書類を保管する。 5.
製品の概要 図 9 1. 2. 3. 左ブーム 右ブーム 移動走行用ブーム・ケーブル 4. 5. 6. ヘッドライト 真水タンク 燃料タンク 7. 8. 9. 薬剤タンク 逆流防止ホース取り付け口 タンクのふた 10. オペレータ乗車位置 攪拌コントロール・バルブ 右ブーム センター・ブーム 10. 11. 12. 左ブーム ブーム・コントロール・シリンダ バルブ・クラスタ 図 10 1. 2. 3. ペダル すすぎタンク 薬剤タンク 4. 5. 6. ポンプ バッテリー ポンプ水圧ダンプナ 7. 8. 9.
各部の名称と操作 図 11 1. 2. 3. ハンドル スプレープロ・モニタ 速度リミッタ 4. 5. 6. チョーク スプレーヤ制御部 レート固定スイッチ 7. 8. 9. 駐車ブレーキ マスター・ブーム・スイッチ レンジ・セレクタ 10. 11. 12.
ます。エンジンが始動したら、エンジン がスムーズに回転を続けられるように調 整してください。なるべく早くOFFに戻 すようにしてください。エンジンが温かい 時にはチョークは不要です。 レンジ・セレクタ 運転席左側にあり、走行時の速度レンジを 5つから選択します:前進3段、ニュートラ ル、それに後退です(図 15)。ニュートラ ル位置以外でエンジンを始動させることは できません。レンジの切換は、必ず完全に 停止した状態で行ってください。 図 13 1.
タ・モータが作動してエンジンが始動し、 その後にキーから手を放すと、キーは自動 的に Run 位置に動きます。エンジンを停止 するときはキーを Stop 位置に回します。 アワー・メータ アワー・メータ(図 15)は、エンジンの積 算運転時間を表示します。このメータは 始動スイッチをRun位置にしている時に積 算を行います。 図 16 1.
にバイパスする液量を調節するバルブで す。このバルブは2種類の方法で操作する ことができます:散布率スイッチを使う方 法と手動で操作する方法です。手動で操 作するには、バルブについている電線の コネクタを外し、バルブ上部についてい るレート調整ノブを手で回すことにより 水圧を調整します。 ポンプ・スイッチ 運転席右側、コントロール・パネルにあり ます(図 17)。前に押すとポンプが始動、 後ろに押すと停止します。 重要 ポンプ駆動部を保護するために、ポ ンプのスイッチを入れる時にはエンジンを ロー・アイドルにしてください。 散布率スイッチ 運転席右側のコントロール・パネルにあ ります図 17)。前に倒して保持すると散布 水圧が上昇し、後ろに倒して保持すると 水圧が下がります。 レート固定キー・スイッチ 運転席右側のコントロール・パネルにあり ます(図 17)。キーを左に回すと散布率ス イッチの操作が無効となり、誤ってスイッ チに触れて散布率を狂わせてしまう恐れが なくなります。キーを右に回すと、ロック 状態が解除され、散布率スイッチによる調 整ができるようになります。 図 18 1. 2.
水圧計 タンクの右側にあります(図 19)。散布シ ステムの水圧を psi とkPa で表示します。 ノズルを交換した場合には、必ずバイパ ス・バルブの調整が必要になりますが、そ のときにこの水圧計で水圧を見ながら調 整を行います。 逆流防止補給口 タンクの前方にあり、ネジ付きのフィッ ティングと90度の鋸歯フィッティングがつ いており、ここにホースをつないでタンク の中に水を入れます。この補給口にホース をつないで水を入れれば、タンク内の薬剤 が水道などに逆流することはありません。 図 19 1. 攪拌コントロール・バルブ 2.
モニタは、液晶ディスプレイ、選択ダイヤ ルと、基本設定を行うための4つのボタン で構成されています (図 20)。 スプレープロ(Spray Pro™)モニタ スプレープロのモニタは走行速度や散布率 など、スプレー作業に関連するデータを 表示します。散布率の制御を行う装置で はありません。 図 20 1. 2. 3. 4. 5. 液晶スクリーン 選択ダイヤル 総面積 速度 単位系 6. 7. 8. 9. 10. 散布率 走行距離 区画別面積 区画別散布量 散布総量 11. 12. 13. 14. 15. リセット; 基本設定用ボタン 基本設定;基本設定用ボタン 基本設定用ボタン;下げる 基本設定用ボタン;上げる ブーム選択 16. 17. 18. 19. 20.
仕様 セット・ボタンを押すと区画別散布量も リセットされます。 注 仕様および設計は予告なく変更される 場合があります。 • 走行距離 走行距離を表示します。表示単位は、 USとTURFではフィート、SIではメート ルです。リセットボタンでリセットす ることができます。 • 区画別散布量 散布した面積を積算表示します。表示 単位は、USではエーカー、SIではヘク タール、TURFでは平方フィートです。 リセットボタンでリセットでき、総面 積の積算には影響を与えません。リ セット・ボタンを押すと区画別散布面積 もリセットされます。 • 散布総量 散布した面積を積算表示します。表示 単位は、USではエーカー、SIではヘク タール、TURFでは平方フィートです。 リセットボタンでリセットできます。 基本設定ボタン モニタには以下のボタンがついています: • リセット ベース重量 934 kg 標準スプレー・システム搭 載時重量(液剤とオペレー タを含まず) 934 kg 標準スプレー・システム搭 載時重量(液剤とオペレー タを含む) 1,660 kg 最大車両重量(平坦地で) 1,888 kg
運転操作 照。補給するときは、ディップスティッ クで確認しながら少量ずつ入れる。入 れすぎないこと。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 4. ディップスティックをしっかり差し込 んで終了。 安全第一 このマニュアルに記載されている安全上の 注意やステッカーの表示内容を良く読んで ください。オペレータや周囲の人を事故か らまもる重要な情報が掲載されています。 タイヤ空気圧を点検する 8運転時間ごと又は運転開始前にタイヤ空 気圧を点検してください。適正圧は 124 kPa(1.25 kg/cm2)です。タイヤの磨耗状 態や痛み具合の点検も行ってください。 初めて運転する前に 燃料を補給する エンジン・オイルを点検する エンジンにはオイルを入れて出荷していま すが、初回運転の前と後に必ずエンジン・ オイルの量を確認してください。 ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物 質である。発火したり爆発したりする と、やけどや火災などを引き起こす。 1. 平らな場所に駐車する。 2.
燃料を補給中、静電気による火花がガソ リンに引火する危険がある。発火した り爆発したりすると、やけどや火災な どを引き起こす。 • ガソリン容器は車から十分に離し、 地面に直接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを 補給しない。車両のカーペットやプ ラスチック製の床材などが絶縁体と なって静電気の逃げ場がなくなるの で危険である。 図 22 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、 車輪を地面に接触させた状態で給油 を行う。 1. 燃料タンクのキャップ 3. 燃料タンクのキャップを取る。 • 機械を車に搭載したままで給油を行 わなければいけない場合には大型タ ンクのノズルからでなく、小型の容 器から給油する。 4. タンクの天井 (給油口の根元) から約 2.5cm下まで燃料を入れる。これは、温 度が上昇して燃料は膨張したときにあ ふれないように空間を確保するためで ある。入れすぎないこと。 • 大型タンクのノズルから直接給油し なければならない場合には、ノズル を燃料タンクの口に常時接触させた 状態で給油を行う。 5. 燃料タンクのキャップをしっかりとは める。 6.
上記のうち一つでも異常があれば、作業に 出発する前に整備士や上司にその旨を伝え てください。現場により、上記以外の項目 の点検を指示されることもあります。 スプレーヤを運転する エンジンの始動手順 1. 着席し、キーを差し込んで右回しに RUN 位置まで回す。 2. ブレーキを踏み込み、レンジ・セレク タを ニュートラルにセットする。 図 23 1. 2. 3. ポンプ・スイッチが OFF 位置にセット されていることを確認する。 速度リミッタ・ノブ 速度リミッタ・ボタン 3. 4. ロック・リング チョーク・コントロール 3. 微調整は、ノブを回して行う。 4. エンジンが冷えている時はチョークを 引く。 4. 希望する速度にセットされたら、速度 リミッタの根元にあるロック・ダイヤル を右に回して設定を固定する (図 23)。 ロックを解除する場合には、このダイ ヤルをゆるめる。 重要 エンジンが暖かいときにはチョー クを使用しないでください。 5. キーを キーをSTART 位置に回してエン ジンを始動させる。 5.
グは数時間程度の慣らしがけが必要で ある。 種類や形態の薬剤を使うことが可能な場 合は、そのような薬剤をお使いくださる ようにお願いいたします。 • エンジンの空ふかしをしない。 また、散布作業後は、必ず装置全体を十分 に洗浄してください。作業後の洗浄を確実 に行うことにより、寿命を延ばし、トラブ ルのない作業を続けることができます。 • 意識的に速度を変えながら走行する。 急発進や急停止をしない。 • 初期整備については「保守」の章を参 照する。 真水タンクに水を入れる 薬剤散布 薬剤タンクに薬液を作る前に、必ず真水を 用意してください。 マルチプロ・スプレーヤの運転は、薬剤を 作る、現場に散布する、タンク内部を洗浄 する、という3つの作業から成り立ってお り、この3つの作業を必ず連続して行っ ていただくことがスプレーヤの故障防止 上非常に重要です。つまり、前夜に薬液 を作って翌日に散布するというようなこ とをしてはいけません。このようなこと をすると、薬液が分離分解するなどして 効果が上がらない、散布装置を損傷する などの恐れがでてきます。 メイン・タンクの左前に付いています (図 24
3. タンクのふたを開ける。 ます。この昇降操作は、車両を停止させ て行ってください。 タンク上部の中央にあります (図 25)。 開けるには、ふたの前半分を左に回し て上に開きます。この状態でストレー ナを取り外すことができます。閉める 時には、ふたを閉じてから前半分を右 に回します。 ブーム位置を変更するには: 1. 平らな場所に停止する。 2. ブーム昇降スイッチを使ってブームを 下げる。各ブームが完全に散布位置に 降りるまで待つ。 3. ブームを上昇させる必要が出てきた ら、まず平らな場所に停車する。 4. ブーム昇降スイッチを使ってブームを 上げる。各ブームが完全に上昇して移 動走行用クレードルに収まり、シリン ダが完全に縮んでブームがX字型にたた まれるまで待つ。 重要 ブーム・アクチュエータ・シリンダ の破損を防止するために、移動走行を 開始する前に、各アクチュエータが完 全に引き込まれた状態になっているの を確認してください。 図 25 1. タンクのふた 2. 逆流防止補給口 4.
散布 散布作業のヒント 重要 タンク内部の薬剤の分散溶解を常に 確実に維持するために、タンク内部に薬液 がある間は常時攪拌を行ってください。攪 拌を行うためにはエンジンが作動(アイド ル以上の速度で回転)し、さらにポンプ が作動している必要があります。停車中 に攪拌を行う場合には、レンジ・セレク タをニュートラルにし、駐車ブレーキを かけ、アクセルを踏み込み、ポンプをON にし、ニュートラル・エンジン速度固定ス イッチをONにセットします。 • 二重散布にならないように注意して運 転する。 • ノズルの詰まりに注意する。詰まって いたり、損傷したノズルはすべて交換 する。 • 停止操作は、まずマスター・ブーム・ スイッチでスプレーを停止し、その後 に走行を停止する。停止したらニュー トラル・エンジン・ロックを使って撹 拌を続ける。 • 散布の開始操作は車両が走行中に行う 方が良い。 • 散布率表示を時々確認する;この表示 が大きく変わる場合、ノズルの散布能 力と走行速度が合わなくなっている可 能性やシステムが正常に働いていない 可能性がある。 注 以下の手順は、「タンクに薬剤を作 る」工程を終了し、ポ
法律や規則、メーカーの指示に従って 適切に処分する。 6. 攪拌バルブを ON にセットする。 7. ポンプのスイッチを ON にし、散布率ス イッチで水圧を上げる。 タンクのドレンを操作するハンドルは タンク上部にあります(図 27)。 8. マスター・ブーム・スイッチと個別ブー ム・スイッチを ON にする。 9. タンク内部の水が全部ノズルから放出 されるまでその場で散布を行う。 10.その間に、ノズルの散布パターンを点 検する。 11.散布が終了したら、マスター・ブーム・ レバーを OFF とし、ポンプ・スイッチ を OFF とし、エンジンを停止させる。 図 27 1. タンク・ドレン・ハンドル 12.上記3から11までの作業を少なくとも あと 2 回繰り返して、システム内部を 完全に洗浄する。 タンク・ドレン・ハンドルの使い方 A. ハンドルのベース部についているプ ラスチック製のナットをゆるめる。 B. T字型の握りを引くと排出し始める ので、引き具合で適当な排出量に 調整する。 13.
スプレープロ・モニタの基本設定 図 28 1. 2. 3. 4. 5. 液晶スクリーン 選択ダイヤル 総面積 速度 単位系 6. 7. 8. 9. 10. 散布率 走行距離 区画別面積 区画別散布量 散布総量 11. 12. 13. 14. 15. スプレープロのモニタには基本設定モード があり、必要に応じて基本設定を変更する ことができます。基本設定の変更ができ る項目は以下の通りです: リセット; 基本設定用ボタン 基本設定;基本設定用ボタン 基本設定用ボタン;下げる 基本設定用ボタン;上げる ブーム選択 16. 17. 18. 19. 20. 単位を選択 幅 速度の基本設定 フローメータの基本設定 LED 2. マスター・ブーム・スイッチを OFF に セットする。スプレープロ・モニタに HOLD という表示が出る。 • 単位系 3. ディスプレイに CAL HOLD と表示されて 赤いランプが点灯するまで 基本設定ボ タンを押し続ける。 • 速度 4. 選択ダイヤルを「総面積」位置に回す。 • フローメータ 5.
単位系を変更する • 水量がまったく同じであれば精度調 整は不要である。 • 水量に差がある場合には、以下の 調整を行う。 9. モニタの表示を総散布量のままにして おき、ディスプレイに CAL HOLD と表示 されて赤いランプが点灯するまで 基本 設定ボタンを押し続ける。 出荷時の設定はヤードポンド法(US)で す。必要に応じてメートル法(SI)やター フ慣用法(TURF)に変更可能です。 1. スプレーヤを停止し、駐車ブレーキを 掛ける。 2. マスター・ブーム・スイッチを OFF に セットする。スプレープロ・モニタに HOLD という表示が出る。 3. ディスプレイに CAL HOLD と表示されて 赤いランプが点灯するまで 基本設定ボ タンを押し続ける。 4. 選択ダイヤルを 「単位系」 位置に回 す。 5. 増減ボタンで選択する。 6. 赤いランプが消えるまで基本設定ボタン を押し続ける。車両を運転して基本設定 モードを終了させることもできます。 モニタの表示は、フローメータの基準 値の表示と総流量の表示が交互に表示 されるようになる。 10.
9. 表示が 0 になるまでリセット(基本設 定)ボタンを押し続ける。 10.スタートライン通過時にマスター・ブー ム・スイッチを ON として散布(距離の モニタ)を開始する。上記の要領で、 スタート位置からゴール位置までテス トコースを走行する。 11.スタートライン通過時にマスター・ブー ム・スイッチを OFF として散布(距離の モニタ)を停止する。 12.モニタに表示された距離を読む。 • 表示が 150 m であれば精度調整は不 要である。 • 表示が 150 m でない場合には、以下 の調整を行う。 13.駐車ブレーキを掛ける。 14.モニタの表示を「距離」のままにして おき、ディスプレイに CAL HOLD と表示 されて赤いランプが点灯するまで 基本 設定ボタンを押し続ける。 ブの調整を行う必要があります;これはど のブームを OFF にしても散布量が変わらな いようにするための調整です。 注 ノズルを変更した時には必ずこのブー ム・バイパス・バルブの調整を行う必要が あります。 この作業は平坦な広い場所で行ってくだ さい。 1. メイン・タンクに水を一杯に入れる。 2.
kg/cm2 の場合の最適値です。この水圧範囲 以外でノズルを使用する場合には、ダンプ ナの圧力設定を変更する必要があります。 ダンプナ 1~3 bar(1.4~3.2 kg/cm2) 0~1 bar(0~1 kg/cm2) 3 bar(3.2 kg/cm2)以上 1~3 bar(0~3.2 kg/cm2) スプレーヤを搬送する場合 図 29 1. ノズル 長距離を運ぶ場合にはトレーラを使用して ください。図 31に、車両前部のロープが けのポイントを示します。 ブーム・バイパス・バルブ 13.調整ができたら、このブームをON・OFF させて水圧が変化しないことを確認す る。 14.他のブームについても、上記手順11~ 13を行う。 15.車両を実際に運転し、各ブームの ON/OFF 操作を行ってみる。水圧がほぼ 一定に保持されていることを確認する。 ポンプ 図 31 タンクの前方に近い右側にあります (図 30)。 1.
1. フレームにロープなどの牽引索を取り 付ける。 2. レンジ・セレクタをニュートラルにセッ トし、駐車ブレーキを解除する。 3.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 最初の8運転時間後 • • • • 最初の50運転時間後 • エンジン・オイルを交換する。 使用するごとまたは毎日 ホイール・ナットのトルク締めを行う。 走行ベルトの張りを点検する。 ステアリング・ポンプのベルトを点検する。 油圧フィルタを交換する。 • エンジン・オイルの量を点検する。 • タイヤ空気圧 • 取水部ストレーナを洗浄する(水和剤を使用しているときにはよりひんぱんに)。 25運転時間ごと • エアクリーナのスポンジを清掃する(ホコリのひどい場所で使用する場合 はよりひんぱんに)。 50運転時間ごと • ポンプのグリスアップを行う。 • バッテリー・ケーブルの接続状態を点検する。 • バッテリー液の量を点検する。 100運転時間ごと • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 • ブーム蝶番のグリスアップを行う。 • エンジンの回転スクリーンを清掃する(ホコリのひどい場所で使用する場合 はよりひんぱんに)。 • エアクリーナのペーパー・エレメントを交換する(ホコリのひどい場所で使
整備間隔 整備手順 • • • • • 400運転時間ごと • • • • • • 800運転時間ごと 1年ごと アクチュエータ・ロッドのベアリングのグリスアップを行う。 エンジンマニュアルに記載されている1年整備をすべて行う。 燃料ラインを点検する。 一次走行クラッチの清掃と潤滑を行う。 ポンプのダイヤフラムを点検し、必要に応じて交換する(Toro正規代理店に 依頼する)。 ダンプナを点検し、必要に応じて交換する(Toro 正規代理店に依頼する)。 ポンプのチェック・バルブを点検し、必要に応じて交換する(Toro正規代理 店に依頼する)。 ポンプ・ドライブのギア・オイルを交換する。 ブーム・アクチュエータの油圧オイルに空気が混入していないか点検する。 ナイロン製ピボット・ブッシュの点検を行う。 バルブ・アセンブリのOリングを点検し、必要に応じて交換する。 • トランスアクスル/油圧オイルを交換する。 • 油圧フィルタを交換する。 • • • • • • • • • • • • アクチュエータ・ロッドのベアリングのグリスアップを行う。 エンジンマニュアルに記載されている1年整備をすべて行う。
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第 週 月 火 水 木 金 ブレーキと駐車ブレーキの作動状態を 点検する。 ギア・シフト/ニュートラルの操作 燃料残量 エンジン・オイルの量を点検する。 トランスアクスル・オイルの量 エア・クリーナのフィルタ エンジンの冷却フィン エンジンからの異常音 運転操作時の異常音 タイヤ空気圧 オイル漏れなどを点検する 計器類の動作を確認する アクセルの作動状態 取水部ストレーナを清掃する トーインの点検 グリスアップ 1 塗装傷のタッチアップ 1 車体を水洗いしたあとは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 40 土 日
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させること ができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずキーを抜きとり、念のために点火プラグのコードを外 しておくこと。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔 離すること。 図 32 整備個所 1. 2. 3. 4. エンジン・オイルの量(ディッ プスティック) エンジン・オイルのフィルタ トランスアクスル/油圧オイル 量(ディップスティック) トランスアクスル/油圧オイ ル・フィルタ 5. 油圧オイル・ストレーナ 9. 6. 7. ギアボックスのオイル量 ブレーキ・オイル 10. 11. 8. ベルト(ステアリング用と駆動 12. 用) 燃料(無鉛ガソリン) 13. グリス 燃料フィルタ バッテリー 14. 15. エア・クリーナ 16.
図 33 1. 車体前部のジャッキアップ・ポイント 車体後部のジャッキアップ・ポイントは 後フレームサポートのアングル溶接部の 間(図 34)です。 図 35 ホイールの各側に3ヶ所 1. グリス・ポイント 図 34 1. 車体後部のジャッキアップ・ポイント 潤滑 図 36 スプレーヤのグリスアップ ステアリング・ロッド 1. 100運転時間ごと、または1年に1回のうち 早く到達した方の時期に、全部のベアリン グとブッシュのグリスアップを行います。 グリス・ポイント グリスの種類:No.2リチウム系グリス 1. 異物を入れてしまわないよう、グリス ニップルをきれいに拭く。 2. グリス・ガンでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 グリスアップ箇所を以下に列挙しま す:図 35~図 41 図 37 ポンプ・ドライブ、各側に4ヶ所 1.
図 41 図 38 1. エンジン部の駆動アクスル、各側に4ヶ所 1. グリス・ポイント グリス・ポイント ブーム蝶番のグリスアップ 重要 ブームの蝶番を水洗いした場合に は、蝶番アセンブリから水と異物を完全に 除去し、新しいグリスを塗ってください。 グリスの種類:No.2リチウム系グリス 1. 異物を入れてしまわないよう、グリス・ フィッティングをきれいに拭く。 2. グリス・ガンでグリスを注入する図 42。 図 39 トランスミッション部の駆動アクスル、各側に5ヶ所 1. 1. グリス・ポイント 図 40 図 42 ポンプ(入れすぎないこと) 右ブーム 1. グリス・ポイント グリス・ニップル 3. はみ出したグリスはふき取る。 4.
アクチュエータ・ロッドのベアリン グのグリスアップ 400運転時間ごとまたは1年に1回、ブーム・ アクチュエータ・ロッドのベアリング側端 部にグリスを注入してください。 グリスの種類:No.2リチウム系グリス 1. ブームを散布位置にセットする。 2. ピボット・ピンからコッター・ピンを 抜き取る(図 43)。 図 44 右ブーム 1. ベアリングにグリスを塗る 6. ブームを持ち上げて、ピボットをアク チュエータ・ロッドに整列させる。ブー ムを支えながら、ブームのピボットと アクチュエータ・ロッドにピンを通す (図 43)。 7. ピンを入れた状態で、ブームから手を 離し、先ほど外したコッターを使って ピンを固定する。 8. 各アクチュエータ・ロッド・ベアリング について上記の作業を行う。 図 43 1. 2. 3. アクチュエータ 4. アクチュエータ・ロッド 5. ブーム・ピボット・ピンのハウ ジング コッター ピン エンジンの整備 吸気スクリーンを点検する 3.
注 ホコリのひどい場所で使用する場合は より頻繁に(数時間ごとに)エア・クリー ナの手入れを行ってください。 スポンジ・エレメントとペーパー・エレメントの 取り外し 1. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジ ンを停止し、キーを抜き取る。 2. 運転席背後のラッチを外して座席を前 に倒す。 3. エアクリーナを外したときエンジン内 部に異物が入らないよう、周辺をきれ いに拭く(図 45)。 図 46 1. スポンジ・エレメント 2. オイル 5. エレメントを軽く絞ってオイルを全体 にゆきわたらせる。 ペーパー・エレメントの点検 ペーパー・エレメントが破れていないか、 ゴム・シールが破損していないかなどを 点検してください(図 47)。汚れたり破損 したりしているエレメントは交換してく ださい。 重要 ペーパー・エレメントは水や石油な どで洗ったり、エア吹きしたりしないで ください。 図 45 1. 2. 3. 4. エア・クリーナのカバー ノブ カバー・ナット カバー 5. 6. 7. 8. スポンジ・エレメント ペーパー・エレメント ゴム製シール エア・クリーナのベース 4.
注 ゴム・シールがベースとカバーを 全周にわたって密閉していることを確 認してください。 4. エア・クリーナのカバーとノブを元通り に取り付ける (図 45)。 5. 座席を元に戻してラッチを掛ける。 エンジン・オイル エンジン・オイルとフィルタは 100 運転時 間ごとに交換します。 油量は 2.0 リットル(フィルタ共)です。 図 48 以下の条件を満たす高品質なエンジン・オ イルを使用してください: 1. • API 等級規格:SJ, JK, SL またはそれ以 上のクラス。 ディップスティック 2. 補給口キャップ 3.
3. フィルタ・アダプタのガスケットの表面 をきれいに拭く。 4. 新しいフィルタのガスケットにオイル を薄く塗る。 5. アダプタに新しいフィルタを取り付け る。ガスケットがアダプタに当たるま で手でねじ込み、そこから更に 1/2 回 転増し締めする (図 50)。 6. クランクケースに新しいオイルを入れ る;「エンジン・オイルの交換」の8 ~ 10を参照。 図 49 1. 7. 廃油はリサイクルセンターに持ち込む など適切な方法で処分する。 オイル・ドレン・プラグ 6. オイルが完全に抜けたら、プラグを元 通りに取り付け、13.6 N.m(1.4 kg.m) にトルク締めする。 7. 廃油はリサイクルセンターに持ち込む など適切な方法で処分する。 8. 所要量の約 80% のオイルを補給口から 入れる(図 48)。 9. オイルの量を点検する。 10.
2. プラグを 24.4~29.8 N.m(2.5~3.0 kg.m)にトルク締めする。 3. 点火コードを取り付ける(図 51)。 4. 座席を元に戻してラッチを掛ける。 燃料系統の整備 燃料フィルタの交換 燃料フィルタは100運転時間ごとに交換し てください。 図 51 1. 点火ワイヤ 2. 1. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジ ンを停止し、キーを抜き取る。 点火プラグ 2. 運転席背後のラッチを外して座席を前 に倒す。 点火プラグの点検 3. フィルタを固定しているホースを外し たときにホースから燃料がこぼれない ように入口側または出口側のホースに クランプを掛ける。 1. 中央の電極部(図 52)を観察する。 薄茶色や灰色になっていれば正常に燃 焼している。碍子が黒くなっているの は不完全燃焼である(エアクリーナの 汚れが原因であることが多い)。 4. フィルタの下にオイルを受ける容器を おく。 重要 点火プラグは清掃しないでくださ い。黒い付着物、電極の磨耗、油状の 被膜、欠けなどが見られたら新しいも のと交換してください。 5.
電気系統の整備 バッテリーの整備 警告 ヒューズの交換 カリフォルニア州 第 65 号 決 議 全部で2本のヒューズ・ブロックを使用 し、1本の未使用スロットがあります。 ヒューズは運転席下に取り付けてありま す (図 54)。 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛 が含まれており、カリフォルニア州では 発ガン性や先天性異常を引き起こす物質 とされています。取り扱い後は手をよく 洗ってください。 重要 スプレーヤのエンジンは、押しがけ をしないでください。 バッテリーはいつもきれいに、またフル充 電状態に保持してください。バッテリー やバッテリー・ボックスはペーパータオル で清掃します。端子部に腐食が発生した 場合には、重曹水(水4:重曹1)で清 掃します。清掃後は、腐食防止のために バッテリー端子にワセリンなどを塗布して ください。 電圧:12 V, 冷間クランキング電流 280 A @ (-32°C) バッテリーの取り外し 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ を掛け、ポンプとエンジンを停止し、 キーを抜き取る。 2.
付け、ボルトと蝶ネジで固定する。プ ラス端子にゴムカバーを取り付ける。 バッテリー・ケーブルの接続ルート が不適切であるとケーブルがショー トを起こして火花が発生する。それ によって水素ガスが爆発を起こし人 身事故に至る恐れがある。 4. バッテリーカバーを元どおりに取り付 けノブで固定する (図 55)。 電解液の量を点検する 電解液の量は50運転時間ごとに点検しま す。格納中は30日ごとに点検します。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマ イナス(黒)ケーブルから取り外 し、次にプラス(赤)ケーブルを 外す。 1. バッテリー・ボックスのノブ(図 55)を ゆるめ、カバーを外す。 2.
1. 車体からバッテリーを外す;「バッテ リーの取り外し」を参照 ジャッキアップされている車体は不 安定であり、外れると下にいる人間 に怪我を負わせる危険が高い。 2. 電解液の量を点検する;「電解液の量 を点検する」を参照。 3. 充電器に接続し、充電電流を 3~4 A に セットする。3~4 Aで4~8時間充電す る(12V)。充電しすぎないようにし てください。 • ジャッキアップした状態ではエン ジンを始動しない。 • 車両から降りる時は必ずキーを抜 いておく。 • ジャッキアップした車両には輪止 めを掛ける。 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリー に火気を近づけない。 3. タンクの前壁の下にあるホースを外す (図 56)。 4.
1. タンクに約300リットルの水を入れる。 2. 4 輪全部のタイヤ空気圧を点検する; 「タイヤ空気圧を点検する」を参照。 クラッチ内部にたまっているホコリが 宙に舞って眼を傷めたり、喉に入っ て呼吸困難を起こす可能性がある。 3. 車両を何度か前進後退させてAアームの 動きを軽くし、最後に少なくとも 3 m 前進して停止する。 安全ゴーグルやマスクなどの保護具 を着用して作業すること。 4. 前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中 央線間距離を測る;計測はアクスルの 高さで行う(図 59)。前輪の後ろで、 アクスルの高さで測定を行うには市販 または手製のトーイン測定器が必要と なる。前後の計測とも同じ道具を使用 し、アクスルの高さで正しく測定する こと(図 59)。 5. 図 58で◯で囲んで表示している部分の 可動部にToro 潤滑剤(Toro 代理店で購 入可能)をスプレーする。 前後の計測値が同じか、前での測定値 が0~6 mm 小さければよい。 図 58 6. クラッチ・カバーを元通りに取り付け てボルト(3本)で固定する。 7.
2. タンクの FULL マークまでオイルが入っ ているのを確認する (図 62)。 図 60 1. ジャム・ナット 2. タイロッド 6. 両方のタイ・ロッドを回して前タイヤを 内向きまたは外向きに調整する。 図 62 注 調整が終った時点で2本のタイロッ ドが同じ長さになっている必要があり ます。 7. 正しく調整できたら、タイ・ロッドの ジャム・ナットを締める。 8. ハンドルで右旋回と左旋回操作を行っ て、左右一杯までハンドルが切れるこ とを確認する。 1. FULL マーク 3. 液量が不足している場合には、まず補 給口周辺をきれいに拭き、適正量まで 液を補給する。入れすぎないこと。 ブレーキの点検 ブレーキは極めて重要な安全装置です。 以下の要領で100運転時間ごとに必ず点検 してください: ブレーキの整備 ブレーキ・オイルを点検する • ブレーキ・シューが磨耗や破損していな いか点検する。ライニング(パッド) の厚みが 1.
図 64 1. 2. 走行ベルト 1次クラッチ 3. 2次クラッチ 図 63 1. 2. 駐車ブレーキ・レバー ノブ 3. 固定ネジ 駆動ベルトの交換 1. 二次クラッチを回しながら二次クラッ チ部分でベルトを外す (図 64)。 2. ノブを回し、15~20 kg程度の力でブ レーキを作動させられるように調整す る。 2. 一次クラッチからベルトを外す。 3. 新しいベルトを一次クラッチに掛ける。 3. 固定ネジを締める。 4. 二次クラッチを回しながら二次クラッ チにベルトを掛ける。 ベルトの整備 ステアリング・ポンプ・ベルトの調整 走行ベルトの整備 初日の運転終了後に初回点検を行い、その 後は100 運転時間ごとに点検を行ってくだ さい。スパンの中央部を上から 22 N(2.5 kg)程度の力で押したときに 5 mm 程度の たわみが出るのが適正です。 走行ベルトの点検 初日の運転終了後に初回点検を行い、そ の後は200 運転時間ごとに点検を行って ください。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを 掛け、エンジンを停止し、キーを抜き 取る。 1.
図 66 1. ステアリング・ポンプのベルト 3. 2. ステアリング・ポンプ 2. 補給口 重要 このオイルの点検や給油に際して は、内部に異物を入れぬよう細心の注 意を払ってください。 図 65 1. ディップスティック ステアリング・ポンプの取り 付けボルト 3. ディップスティックを、チューブの根 元までもう一度しっかりと差し込む。 ディップスティックを引き抜いて油量 を点検する。 3. ポンプの位置を動かしてベルトに張り を出す;ベルトのスパンの中央部を上 から 22 N(2.5 kg) 程度の力で押した ときに 5 mm 程度のたわみが出たら、ク ランクシャフトに一番近いボルトから 順に本締めする。 4. ディップスティックの平たい部分の一 番上まで油量があれば適正である。少 なければ適正位置までオイルを補給す る;「トランスアクスル/油圧オイルの 交換」を参照のこと。 油圧系統の整備 5. ディップスティックをしっかり差し込 んで終了。 トランスアクスル/油圧オイルを点 検する トランスアクスル/油圧オイルの 交換 1.
重要 指定された銘柄のオイル以外は 使用しないでください。他のオイルを 使用するとシステムを損傷する可能性 があります。 12.エンジンを始動させて運転を行い、オ イルをシステム全体に行き渡らせる。 オイルの量を点検し、必要に応じて補 給する。 油圧フィルタの交換 8運転時間で初回交換を行い、その後は800 運転時間ごとに交換してください。 図 67 1. 油圧オイルのディップス ティック 2. Toro 純正フィルタ(P/N 54-0110)をご使 用ください。 ドレン・プラグ 重要 純正品以外のフィルタを使用すると 関連機器の保証が適用されなくなる場合が あります。 4. ストレーナについている油圧ホースと 90度フィッティングの向きを確認記憶 する。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ を掛け、ポンプとエンジンを停止し、 キーを抜き取る。 5. 油圧ホースと90度フィッティングを外 す(図 68)。 2. フィルタ容器の周辺をウェスできれい にぬぐう。 3. フィルタの下にオイルを受ける容器を おく。 4. フィルタを外す(図 69)。 図 68 1. 2.
7. ガスケットが取り付けプレートに当た るまで手で回して取り付け、そこから 更に1/2回転増し締めする。 8. エンジンを始動して2分間運転し、シ ステム内のエアをパージする。エンジ ンを停止し、タンクの油量を点検し、 オイル漏れがないか調べる。 散布系統の保守 ホースの点検 200運転時間ごとに、散布系統の各ホース を点検し、割れ、漏れその他の破損が発生 していないか調べてください。同時に、 接続部やフィッティングも点検してくだ さい。破損しているホースやフィッティ ングは交換してください。 図 70 1. 2. ポンプ・ドライブのギア・ボッ クス 補給管 3. ドレン・プラグ 3. 補給口プラグとドレン・プラグを取り (図 70)、排出されるオイルを容器で 回収する。 4. オイルが完全に抜けたらドレン・プラグ を取り付け、締めつける。 5.
の動きが 2.16~2.54 mm を超えている場合 には、油圧オイルの中にエアが混入してい るのでエアを抜いてください。 アクチュエータからのエア抜きについて は、サービスマニュアルを参照するか、 Toro 代理店に依頼してください。 ブーム・アクチュエータの緊急時 手動操作 注 前後左右は通常の運転位置を基準にし て記述しています。 図 71 1. アクチュエータ、右ブーム 2. 手動リリーフ・バルブ 注 機体の左右で反対向きになる関係 上、左ブーム・アクチュエータの手動リ リーフ・バルブはアクチュエータの前面 にあり、右ブーム・アクチュエータの手 動リリーフ・バルブはアクチュエータの 後面についています。 手動リリーフ・バルブを操作することに より、ブームが急に動いて自身や周囲の 人間にケガをさせる危険がある。 • 手動リリーフ・バルブはゆっくりと注 意深く操作すること。 • 周囲に人や障害物がないこと、また ブームの作動半径内に人がいないこ とを確認すること。 2.
2. フローメータのボディーについている リテーナ・キャップを取る (図 73)。 図 73 図 72 1. 2. 3. ピボット・ピン ボルト ナット 4. 5. 1. 2. ナイロン製ブッシュ ピボット・ブラケット 3. リテーナ・キャップ パドル・ホイール・アセンブリ フローメータのボディー 3. ボディーから、パドルホイール・アセン ブリを丁寧に取り出す。 4. センター・フレームからブーム&ピボッ ト・ブラケット・アセンブリを取り外す とナイロン製ブッシュが見える。 5. ナイロン・ブッシュを取り外し、ピボッ ト・ブラケットの前面および後面側から 見て点検する (図 72)。磨耗したり破損 したりしている場合は交換する。 6. ナイロン製ブッシュに少量のオイルを 塗り、ピボット・ブラケットに取り付 ける。 7. センター・フレームにブーム&ピボット・ ブラケット・アセンブリを取り付け、開 口部を整列させる (図 72)。 8. ピボット・ピンを取り付け、先ほど取り 外したボルトとナットで固定する。 4.
図 74 1. 取水部ストレーナ 2. タンクからホースを外す。 3. 取り付け穴からストレーナを取り出す。 4. 流水でストレーナを洗浄する。 5. 取り付け穴ストレーナを取りつける。 6.
保管 混合手順は、スタビライザの説明 書に従うこと。(4リットルあたり 30cc)アルコール系のスタビライザ (エタノール系やメタノール系)は 使用しないこと。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ を掛け、ポンプとエンジンを停止し、 キーを抜き取る。 2. エンジンのシリンダ・ヘッドや冷却フィ ン、ブロア・ハウジングをふくめた車両 全体を洗浄する。 注 スタビライザは、新しい燃料に 添加して常時使うのが最も効果的 です。 B. エンジンをかけて、コンディショナ 入りのガソリンを各部に循環させる (5分間)。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うこと ができます。ただし高圧洗浄器は使用 しないでください。高圧の水で洗浄す ると電気系統やグリス部へ水が浸入す る恐れがあります。また、コントロー ル・パネルやヘッドライド、エンジ ン、バッテリー部に大量の水をかけな いようにしてください。 3. 散布システムを洗浄する;洗浄, 59 ページを参照。 4. アルコール系でない不凍液をタンクに 入れて数分間循環させ;その後、でき るだけ完全に不凍液を排出する。 5.
重要 氷点下での凍結破損を防止するた め、バッテリーは必ずフル充電してく ださい。フル充電したバッテリーは周 囲温度約 4°C でほぼ 50 日間電圧を保 持します。保管場所の気温がそれより も高い場合には 30 日ごとに再充電し てください。 17.機体各部のゆるみを点検し、必要な締 め付けや交換、修理を行う。破損個所 はすべて修理する。 18.ホースを点検し、破損や亀裂の入って いるものは全て交換する。 19.ホースのフィッティングを確実に締め 付ける。 20.機体の塗装がはげていればタッチアッ プ修理をする。 ペイントは代理店で入手することがで きる。 21.汚れていない乾燥した場所で保管する。 22.保管中はキーを抜き取り、子どもなど の手の届かない場所で保管する。 23.
故障探究 問題 スタータがクランキングしな い。 考えられる原因 対策 1. レンジ・セレクタがニュート 1. ブレーキ・ペダルを踏み ラルに入っていない。 込み、レンジ・セレクタを ニュートラルにセットする。 2. 配線のゆるみ、腐食など。 2. 3. ヒューズが飛んでいる、ゆ 3. るい、など。 4. 4. バッテリーが上がってい る。 5. 安全装置の故障。 5. 6. スタータやスタータソレノ 6. イドの故障。 7. エンジン内部の焼き付き。 7. クランキングするが始動しな い。 始動するがすぐ止まる。 配線を点検修正する。 ヒューズを点検交換する。 バッテリーを充電または 交換する。 代理店に連絡する。 代理店に連絡する。 代理店に連絡する。 1. ガス欠 1. 良質の燃料を補給する。 2. 燃料に水が混入または燃 料が粗悪。 3. 燃料ラインが詰まってい る。 4. 点火コードが外れている。 5. 点火プラグの損傷や汚 れ。 6. 点火リレーの不良。 7. 点火装置の不良。 2. 燃料タンク内部を清掃して きれいな燃料を入れる。 3. 洗浄または交換する。 1.
問題 始動するがノッキングを起こ したり着火不良である。 考えられる原因 1. 燃料に水が混入または燃 1. 燃料タンク内部を清掃して きれいな燃料を入れる。 料が粗悪。 2. 点火コードがゆるい。 3. 点火プラグの損傷。 4. 配線のゆるみなど。 5. エンジンがオーバーヒー トしている。 アイドリングできない。 エンジンがオーバーヒートし ている。 対策 2. 点火コードを正しく取り付 ける。 3. 点火プラグを交換する。 4. 配線の接続状態を点検修 正する。 5. 参照;エンジンのオーバー ヒート 1. 燃料タンクの通気口が詰 まっている。 1. 燃料キャップを交換する。 2. 燃料に水が混入または燃 料が粗悪。 3. 点火プラグの損傷。 4. キャブレターのアイドル流 路が詰まっている。 5. アイドル調整ネジの調整 ミス。 6. 燃料ポンプの故障。 7. 圧縮不良 8. エアクリーナのエレメント が汚れている。 2. 燃料タンク内部を清掃して きれいな燃料を入れる。 3. 点火プラグを交換する。 4. 代理店に連絡する。 5. 代理店に連絡する。 6.
問題 エンジンのパワーが出ない 考えられる原因 対策 1. エンジン・オイルの量が不 1. オイルを適量に調整する。 適切。 2. エアクリーナのエレメント が汚れている。 3. 燃料に水が混入または燃 料が粗悪。 4. エンジンのオーバーヒー ト。 5. 点火プラグの損傷や汚 れ。 6. 燃料タンクの通気口が詰 まっている。 7. 圧縮不良 2. 洗浄または交換する。 1. エンジン固定ボルトがゆ るい。 1. 固定ボルトを締め付ける。 2. エンジン自体のトラブル。 2. 代理店に連絡する。 エンジンが咳き込むあるいは 止まって前進後退できない、 または速度がでない。 1. 駐車ブレーキが掛かって いる。 1. 駐車ブレーキを解除する。 前進も後退もできない。 1. レンジ・セレクタがニュート 1. ブレーキを踏み込み、レン ラルになっている。 ジ・セレクタを適正ギアに セットする。 異常振動・異常音 2. 駐車ブレーキが解除され ていない。 3. トランスミッションの故障。 4. コントロール・リンクの調 整不良。 5. 駆動シャフトかハブのキー が破損。 65 3.
問題 ブームから散布しない。 考えられる原因 対策 1. ブーム・バルブの配線不 良 1. バルブを手動でOFFに戻 す。配線を外して接点部 の点検清掃をする。 2. ヒューズが飛んでいる。 2. ヒューズを点検し、必要に 応じて交換する。 3. ホースを修正または交換 する。 4. 正しく調整する。 3. ホースが折れている。 4. ブーム・バイパス・バルブ の調整不良。 5. ブーム・バルブの破損。 6. 電気系統の故障。 5. 代理店に連絡する。 6. 代理店に連絡する。 散布がとまらない。 1. バルブの破損。 1. 散布中止、ポンプを止め、 エンジンを切る。ブーム・ バルブ下部のリテーナを 取り、内部のモータとステ ムを取り出す。部品を点 検し不良品を交換する。 ブーム・バルブから液洩れ する。 1. Oリングの劣化 1. 散布中止、ポンプを止め、 エンジンを切る。バルブ を取り出してOリングを交 換。 ブームを ON にすると水圧が 下がる。 1. ブーム・バイパス・バルブ の調整不良。 1. 正しく調整する。 2. バルブ内部に異物。 2.
問題 考えられる原因 コンソールが全く作動しない。 1. 電源ケーブルの断線また はゆるみ。 1. ケーブルを正しく接続す る。 2. モニタまたはケーブルの 破損。 2. 代理店に連絡する。 1. モニタ・ケーブルのゆる み。 1. ケーブルを正しく接続す る。 速度表示がいつも0、あるい は不安定 対策 2. 速度センサーの精度調整 2. 速度センサーの基本設定 不良。 を行う。 3. 速度センサーの破損。 3. 代理店に連絡する。 面積表示が不正確。 1. ブームの長さが正しく入 力されていない。 1. ブームの正しい長さを入 力する。 2. 速度センサーの精度調整 2. 速度センサーの基本設定 不良。 を行う。 3. 速度センサーの破損。 3. 代理店に連絡する。 距離表示が不正確。 散布率(単位面積あたり散布 量)または総散布量が表示 されない。 総散布量の表示が不正確。 1. 速度センサーの精度調整 1. 速度センサーの基本設定 不良。 を行う。 2. 速度センサーの破損。 2. 代理店に連絡する。 1. モニタ・ケーブルのゆる み。 1.
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Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の 合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または 製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか 早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品 質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」の修理を行 います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃が含ま れます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 • • タイン、点火プラグ、キャスタホイール、タイヤ、フィルタ、ベル ト、スプレーヤの一部構成機器たとえばダイヤフラム、ノズル、 チェック・バルブなどを言います。 外的な要因によって生じた損害。外的な要因とは、天候、格納条 件、汚染、弊社が認めていない冷却液や潤滑剤、添加剤の使 用などが含まれます。 通常の使用にともなう「汚れや傷」。通常の使用に伴う「汚れや 傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、ステッカー類、窓などに 発生する汚れ